JP6984362B2 - インレットおよび非接触通信媒体 - Google Patents
インレットおよび非接触通信媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6984362B2 JP6984362B2 JP2017232502A JP2017232502A JP6984362B2 JP 6984362 B2 JP6984362 B2 JP 6984362B2 JP 2017232502 A JP2017232502 A JP 2017232502A JP 2017232502 A JP2017232502 A JP 2017232502A JP 6984362 B2 JP6984362 B2 JP 6984362B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chip
- contact communication
- communication medium
- antenna pattern
- inlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Description
インレットのICチップ側の面には、ICチップが電気的に接続された一対のICチップ接続用電極を備えており、
一対のICチップ接続用電極は、その裏面に形成されたアンテナパターンの両端部とそれぞれベースフィルムを貫通して電気的に接続されており、
ICチップ接続用電極の一方の端部には、その端部からアンテナパターンに平行に延設されたICチップ側のキャパシタ形成用電極を備えており、
ICチップ接続用電極のもう一方の端部と電気的に接続されたアンテナパターンの端部からは、ICチップ側のキャパシタ形成用電極に重なる様にアンテナパターン側のキャパシタ形成用電極が備えられていることを特徴とする非接触通信媒体のインレットである。
インレットの前記アンテナパターンが備えられた面には、少なくとも、接着層を介して裏面用紙が備えられており、
インレットの前記ICチップが備えられた面には、少なくとも、接着層を介してICチップの凸部を平坦化する開口部を備えた中間紙と、更にその上に接着層を介して昇華型プリント用受像用紙と、が備えられていることを特徴とする非接触通信媒体である。
本発明のインレットは、ベースフィルムの一方の面にアンテナパターンを備え、もう一方の面に入力容量0pFのICチップを備えた非接触通信媒体のインレットである。
図1は、本発明の非接触通信媒体4を、ICチップ3が実装された側から見た上面図の一例を示すものである。裏面にはアンテナパターン2が備えられており、それを破線で示している。また、3つの切断線、A−A´、B−B´、C−C´、を示している。
図2(a)に示す様に、本発明の非接触通信媒体に使用されるインレット4は、ベースフィルム1の一方の面にアンテナパターン2を備え、もう一方の面に入力容量0pFのICチップ3を備えている。ICチップ3は、ベアチップフリップチップ実装後、封止用樹脂で封止されていても構わない。また、パッケージモジュールやチップサイズパッケージであっても良い。
図2(b)に示す様に、インレット4のICチップ3を備えた面には、その裏面に形成されたアンテナパターン2の両端部と各々電気的に接続された一対のICチップ接続電極5を備えている。ICチップは、その一対のICチップ接続電極5に電気的に接続され、実装されている。
図2(c)に示す様に、ICチップ接続電極5の一方の端部には、キャパシタ形成用電極6を備えている。キャパシタ形成用電極6の裏面には、ベースフィルム1を介してキャパシタ形成用電極6に重なる様に形成されたキャパシタ形成用電極6´が備えられて、キャパシタを形成している。このキャパシタの静電容量は、キャパシタ形成用電極6とキャパシタ形成用電極6´の重なる面積によって静電容量を変更することができる。双方の電極の線幅、長さ、双方の相対的な配置、などを変えることによって静電容量を調整することができる。
本発明のインレット4は、従来の製造方法を使用して製造することができる。
まず、ベースフィルム1の一方の面にアンテナパターン2を作製し、もう一方の面にICチップ接続電極5およびキャパシタ形成用電極6を形成する。
本発明の非接触通信媒体は、本発明のインレットの表裏面に紙ベースの層を積層してなる非接触通信媒体である。
接着層9は特に限定されない。紙ベースの層とインレット4および紙ベースの層同士を良好に接着可能なものであれば良い。更には、アルミニウム箔や銅箔などの金属箔およびICチップ3との接着性に優れた接着剤であれば好適に使用することができる。
ICチップの凸部を平坦化する開口部11は、ICチップ3のべースフィルム1の平面に平行な面における外形に合せて、その形状と寸法が設定され、中間紙8に形成されている。中間紙8の厚さは、ICチップ3の凸部の高さを平坦化できる厚さに設定する。
また、昇華型プリント用受像用紙8は、その表面に塩化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂層が塗布されていることが好ましい。塩化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂層は、昇華型プリント用受像用紙としての機能を発揮するための層である。
また、昇華型プリント用受像用紙8の材料としては特に限定されない。各種の紙および紙ベースの材料を使用することができる。
裏面用紙7は、紙ベースの材料であれば特に限定されない。
共振周波数値が高すぎるため本発明のキャパシタパターンで調整しても、
13.56MHz近傍を狙うことができなくなり、通信不良となる。
3ターン以上ではインダクタンス値が高すぎ、
カード単体での共振周波数値が低くなることでカードを重ねた際に、
共振周波数値が13.56MHzより低くなり、通信不良となるためである。
本発明の非接触通信媒体の製造は、本発明のインレット4の表裏面に紙ベースの層を、接着層を介して積層する事によって、実施することができる。
2・・・アンテナパターン
3・・・ICチップ
4・・・インレット
5・・・ICチップ接続電極
6・・・キャパシタ形成用電極
7・・・裏面用紙
8・・・中間紙
9・・・昇華型プリント用受像用紙
10・・・非接触通信媒体
11・・・接着層
12・・・開口部
Claims (7)
- ベースフィルムの一方の面にアンテナパターンを備え、もう一方の面に入力容量0pFのICチップを備えた非接触通信媒体のインレットであって、
インレットのICチップ側の面には、ICチップが電気的に接続された一対のICチップ接続用電極を備えており、
一対のICチップ接続用電極は、その裏面に形成されたアンテナパターンの両端部とそれぞれベースフィルムを貫通して電気的に接続されており、
ICチップ接続用電極の一方の端部には、その端部からアンテナパターンに平行に延設されたICチップ側のキャパシタ形成用電極を備えており、
ICチップ接続用電極のもう一方の端部と電気的に接続されたアンテナパターンの端部からは、ICチップ側のキャパシタ形成用電極に重なる様にアンテナパターン側のキャパシタ形成用電極が備えられていることを特徴とする非接触通信媒体のインレット。 - 請求項1に記載の前記インレットの表裏面に紙ベースの層を積層してなる非接触通信媒体において、
インレットの前記アンテナパターンが備えられた面には、少なくとも、接着層を介して裏面用紙が備えられており、
インレットの前記ICチップが備えられた面には、少なくとも、接着層を介してICチップの凸部を挿入し平坦化する開口部を備えた中間紙と、更にその上に接着層を介して昇華型プリント用受像用紙と、が備えられていることを特徴とする非接触通信媒体。 - 前記キャパシタ形成用電極の線幅は、前記アンテナパターンの線幅の0.3〜3.0倍であることを特徴とする請求項2に記載の非接触通信媒体。
- 前記アンテナパターンの巻数は、1ターン〜3ターンであることを特徴とする請求項2または3に記載の非接触通信媒体。
- 前記受像用紙には、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂層が備えられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の非接触通信媒体。
- 前記非接触通信媒体を10枚以上重ねた時の共振周波数が10MHz〜30MHzであることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の非接触通信媒体。
- 前記アンテナパターンと前記ICチップ接続電極および前記キャパシタ形成用電極が、厚さ5μm〜15μmのアルミニウム箔であることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の非接触通信媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017232502A JP6984362B2 (ja) | 2017-12-04 | 2017-12-04 | インレットおよび非接触通信媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017232502A JP6984362B2 (ja) | 2017-12-04 | 2017-12-04 | インレットおよび非接触通信媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019102991A JP2019102991A (ja) | 2019-06-24 |
JP6984362B2 true JP6984362B2 (ja) | 2021-12-17 |
Family
ID=66977278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017232502A Active JP6984362B2 (ja) | 2017-12-04 | 2017-12-04 | インレットおよび非接触通信媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6984362B2 (ja) |
-
2017
- 2017-12-04 JP JP2017232502A patent/JP6984362B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019102991A (ja) | 2019-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4052111B2 (ja) | 無線情報記憶媒体 | |
US7126482B2 (en) | RFID tag and its manufacturing method | |
EP1416581B1 (en) | Non-contact communication medium | |
JP4653440B2 (ja) | Rfidタグおよびその製造方法 | |
EP1073009B1 (en) | IC card | |
JP2005129019A (ja) | Icカード | |
JP2001010264A (ja) | 非接触型icカードとそのアンテナ特性調整方法 | |
KR20080064728A (ko) | Ic칩 실장용 접속체, 안테나 회로, ic인렛, ic태그및 정전용량 조정방법 | |
JP3953775B2 (ja) | 非接触データキャリア用多面付け基材と多面付けされた非接触データキャリア | |
JP4562892B2 (ja) | 非接触式データキャリア装置とブースターアンテナ部用配線部材 | |
JP6984362B2 (ja) | インレットおよび非接触通信媒体 | |
JP4899277B2 (ja) | 非接触通信カード | |
JP5637004B2 (ja) | 半導体集積回路モジュール、無線通信モジュール及び無線通信デバイス | |
JP5975259B2 (ja) | 非接触式ic実装基板及び非接触式icカード | |
JP2017091152A (ja) | アンテナシート、非接触情報記録媒体および非接触情報記録媒体の製造方法 | |
JP4997007B2 (ja) | Rf−idメディア及びその製造方法 | |
JP2010028351A (ja) | ブースターアンテナ及び非接触情報媒体 | |
JP2007048183A (ja) | 非接触icタグラベル | |
JP2012094948A (ja) | 非接触通信記録媒体用インレット及びその製造方法及び非接触通信記録媒体 | |
JP6554899B2 (ja) | 非接触通信インレイ | |
JP5746543B2 (ja) | 非接触通信媒体 | |
JP2015230536A (ja) | Icカード | |
JP2004364143A (ja) | アンテナシート、icカード及びコンデンサの形成方法 | |
JP2004032547A (ja) | アンテナ基板およびその製造方法 | |
JP4023764B2 (ja) | 非接触型データ受送信体用アンテナ体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201118 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210922 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211026 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211108 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6984362 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |