JP6701631B2 - 表示装置、表示装置の制御方法、表示システム、及び、プログラム - Google Patents
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Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、表示装置を使用者に合わせて設定する際の、使用者の負担を軽減することを目的とする。
本発明によれば、設定情報に基づき表示装置の表示に係る設定を行えるので、使用者に合わせた設定を、速やかに行うことができる。
本発明によれば、撮像画像を利用して、表示装置の表示に係る設定を行えるので、使用者に合わせた設定を、速やかに行うことができる。
本発明によれば、識別情報として生体情報を用いることで使用者を識別が可能であり、使用者の生体情報に含まれる特徴の一部を含むことで情報量を削減し、身体的な特徴に応じた簡易な設定が可能になる。
本発明によれば、身体的な特徴に応じた簡易な設定が可能になる。
本発明によれば、撮像画像から抽出される画像を利用して、表示装置の表示に係る設定を行うことができる。
本発明によれば、撮像画像から抽出される画像を利用して簡易に認証を実行し、表示装置の表示に係る設定を行うことができる。
本発明によれば、生体情報と、撮像画像から抽出される画像に係る情報とを利用して、表示装置の表示に係る設定を行うことができる。また、複数の情報を組み合わせることによって、より多くの設定情報を使い分けることが可能となる。
本発明によれば、生体情報と、撮像画像から抽出される画像に係る情報とを組み合わせることによって、より多くの設定を使い分けることが可能となる。
本発明によれば、生体情報と、撮像画像から抽出される画像に係る情報とを組み合わせることによって、より多くの設定を使い分けることが可能となる。
本発明によれば、複数の情報を利用して2段階で設定情報を特定することができ、より多くの設定を効率よく使い分けることが可能となる。
本発明によれば、単独で生体の個体識別が可能な情報を含まない情報を利用して、予め記憶した設定を選択し、表示装置の表示に係る設定を行える。
本発明によれば、建物を含む撮像画像、識別用の非生物の物体を撮像した撮像画像、或いは、移動する物体を撮影した複数の撮像画像を利用して、予め記憶した設定を選択し、表示装置の表示に係る設定を行える。
本発明によれば、表示部の表示に対し設定が反映されない間、使用者の違和感を軽減できる。
本発明によれば、画像の表示位置及び表示サイズを、使用者に合わせて段階的に設定できる。
本発明によれば、画像の表示位置を使用者に合わせて設定できる。
本発明によれば、表示部に表示する文字の言語を、使用者に合わせて設定できる。
本発明によれば、設定情報と識別情報とを外部の装置に送信し、或いは、外部の装置から受信できる。これにより、設定情報と識別情報とを容易に取得して記憶でき、外部の装置と設定情報及び識別情報を共有できる。
本発明によれば、設定情報に基づき表示装置の表示に係る設定を行えるので、使用者に合わせた設定を、速やかに行うことができる。また、設定情報と識別情報とを表示装置間で送受信するので、設定情報と識別情報とを、複数の表示装置間で共有できる。
本発明によれば、設定情報に基づき表示装置の表示に係る設定を行えるので、使用者に合わせた設定を、速やかに行うことができる。
本発明によれば、設定情報に基づき表示装置の表示に係る設定を行えるので、使用者に合わせた設定を、速やかに行うことができる。
なお、以下の説明では、頭部装着型表示装置100によって使用者が視認する虚像を便宜的に「表示画像」とも呼ぶ。また、画像データに基づいて生成された画像光を射出することを「画像を表示する」ともいう。
図1には、表示システム2が備える複数の頭部装着型表示装置100を、それぞれ、頭部装着型表示装置100A、100Bとする。以下では、頭部装着型表示装置100A、100Bを区別する必要のない場合、頭部装着型表示装置100と記載する。
すなわち、表示システム2は、頭部装着型表示装置100Aが頭部装着型表示装置100Bと通信可能であれば、その構成は特に限定されない。また、通信システム1は、表示システム2が備える頭部装着型表示装置100A、100Bと、サーバー5との通信が可能な構成であればよい。
頭部装着型表示装置100は、使用者の頭部に装着された状態で使用者に虚像を視認させる画像表示部20と、画像表示部20を制御する制御装置10と、を備えている。制御装置10は、使用者が頭部装着型表示装置100を操作するコントローラーとしても機能する。
調光板20Aは、右光学像表示部26及び左光学像表示部28に対し着脱可能としてもよく、複数種類の調光板20Aを交換して装着可能としてもよいし、省略してもよい。
第1カメラ61の撮像方向すなわち画角は、頭部装着型表示装置100の表側方向、換言すれば、頭部装着型表示装置100を装着した状態における使用者の視界方向の少なくとも一部の外景を撮像する方向である。また、第1カメラ61の画角の広さは適宜設定可能であるが、第1カメラ61の撮像範囲が、使用者が右光学像表示部26、左光学像表示部28を通して視認する外界を含む範囲であることが好ましい。さらに、調光板20Aを通した使用者の視界の全体を撮像できるように第1カメラ61の撮像範囲が設定されているとより好ましい。
画像表示部20の左表示駆動部24は、LED等の光源と拡散板とを有する左バックライト222と、左バックライト222の拡散板から発せられる光の光路上に配置される透過型の左LCD242とを備える。また、画像表示部20の左表示駆動部24は、及び左LCD242を透過した画像光Lを導くレンズ群等を備えた左投写光学系252を備える。
左投写光学系252は、左LCD242から射出された画像光Lを並行状態の光束にするコリメートレンズによって構成される。コリメートレンズにより並行状態の光束にされた画像光Lは、左導光板262に入射される。左導光板262は、画像光Lを反射する複数の反射面が形成されたプリズムであり、画像光Lは、左導光板262の内部において複数回の反射を経て左眼LE側に導かれる。そして、左眼LEの眼前に位置するハーフミラー262Aで反射した画像光Lは左眼LEに向けて左光学像表示部28から射出され、この画像光Lが左眼LEの網膜に像を結び、使用者に画像を視認させる。
なお、左投写光学系252と左導光板262とを総称して「導光部」とも呼ぶ。この導光部は、画像光を用いて使用者の眼前に虚像を形成する限りにおいて任意の方式を用いることができ、例えば、回折格子を用いても良いし、半透過反射膜を用いても良い。
また、図示はしないが、右導光板261は、ハーフミラー261Aを備える。ハーフミラー261Aの構成は、図3のハーフミラー262Aと左右対称である。
図4に示すように、頭部装着型表示装置100は、インターフェイス125を介して外部機器OAに接続される。インターフェイス125は、制御装置10に対して、コンテンツの供給元となる種々の外部機器OAを接続するためのインターフェイスである。インターフェイス125としては、例えば、USBインターフェイス、マイクロUSBインターフェイス、メモリーカード用インターフェイス等の有線接続に対応したインターフェイスを用いることができる。
外部機器OAは、頭部装着型表示装置100に画像を供給する画像供給装置として用いられ、例えば、パーソナルコンピューター(PC)や携帯電話端末、ゲーム端末等が用いられる。
操作部111は、使用者による操作を検出する。操作部111は、図1に示した決定キー11、表示切替キー13、トラックパッド14、輝度切替キー15、方向キー16、メニューキー17及び電源スイッチ18の各部を備える。
本実施形態では、入力部として第1カメラ61を用い、画像として処理可能な生体情報を処理する例を示す。頭部装着型表示装置100は、指紋、掌紋、掌線、網膜の血管パターン、顔の撮像画像、全身の撮像画像等の生体情報そのものから、生体的な特徴である1つ又は複数の特徴情報を抽出し、抽出した特徴情報を使用する。例えば、生体情報が掌線である場合、特徴情報には、掌線の始点及び終点の位置座標、長さ比、曲率といった生体情報の特徴を表す複数の情報が含まれる。本実施形態では、手の絶対長、指の長さ比、掌線、及び、掌線を生体情報として利用する例を示す。
図5は、本実施形態で記憶部120が記憶する使用者情報テーブルの具体的な例を示す模式図である。図5(A)は、使用者情報テーブル120Aを示し、図5(B)は使用者情報テーブル120Aの情報を補完する掌線情報テーブル120Bを示す。使用者情報テーブル120Aに掌線情報テーブル120Bを加えたものが本実施形態の使用者情報テーブルに相当する。
手の絶対長情報には、使用者の手の長手方向の長さと、短手向の長さ(単位:cm)とが含まれる。手の長手方向の長さは、例えば、手首から中指までの長さであり、短手方向の長さは、例えば、掌の幅である。また、指の長さ比は、手の長手方向の長さを基準とした指の長さである。指の長さ比は、使用者の各指の長さ比を登録してもよいし、例えば、人差し指の長さ比だけを登録してもよい。
掌線の始点及び終点座標は、原点を基準とした掌線の開始座標及び終了座標である。原点は、任意の位置に設定することができる。例えば、使用者の手を撮影した撮影画像の左上を原点としてもよいし、撮影画像から所定サイズで検出した使用者の手の領域の左上を原点としてもよい。また、掌線の長さ比は、手の長手方向の長さを基準にした掌線の長さであり、曲率は、例えば、1つの掌線の中で曲率が最大の値である。
登録生体情報として使用する生体情報は、図5(A)に挙げたものに限られず、眼間距離、瞳の色、顔の撮像画像等、簡易に計測可能な生体情報を簡易生体情報として使用者情報テーブル120Aに登録してもよい。
外部機器OAが、通信部117に無線接続された場合には、制御部140は、コンテンツデータを通信部117より取得して、画像表示部20に画像を表示するための制御を行う。一方、外部機器OAが、インターフェイス125に有線接続された場合には、制御部140は、コンテンツデータをインターフェイス125より取得して、画像表示部20に画像を表示するための制御を行う。よって、通信部117及びインターフェイス125を、以下総称してデータ取得部DAと呼ぶ。
データ取得部DAは、外部機器OAからコンテンツデータを取得する。データ取得部DAは、頭部装着型表示装置100が表示する画像のデータ(以下、「表示画像データ」という)を、外部機器OAから取得する。
なお、画像処理部160は、必要に応じて、画像データに対して、解像度変換処理や、輝度、彩度の調整といった種々の色調補正処理、キーストーン補正処理等の画像処理を実行してもよい。
また、表示制御部170は、右LCD制御部211と左LCD制御部212とに対する制御信号のそれぞれを、送信部51及び52を介して送信する。また、表示制御部170は、右バックライト制御部201と左バックライト制御部202とに対する制御信号のそれぞれを送信する。
生体情報検出部181は、情報登録モードでは、第1カメラ61の撮像画像から、使用者の生体情報を抽出する。設定情報検出部182は、情報登録モードでは、第2カメラ62の撮像画像や、9軸センサー66の測定値に基づいて、設定情報を算出する。なお、情報登録モードで使用者情報テーブルに登録された生体情報を登録生体情報と呼ぶ。
使用者は、画像表示部20に表示されたシルエット画像Sを視認しながら、自身の手がシルエット画像に合致するように手の位置を調整する。図7(B)には、表示領域Tに表示されたシルエット画像Sに合致するように、使用者の手Rの位置調整を行う様子を示す。使用者は、手Rの位置を調整すると、もう一方の手で操作部111を操作して、手Rの画像の撮像を指示する。生体情報検出部181は、操作部111の操作が入力されると、第1カメラ61に、使用者の手Rの画像を撮像させる(ステップS2)。第1カメラ61の撮像画像は、生体情報検出部181に入力される。
生体情報検出部181は、検出した使用者の手領域の撮像画像から、使用者の生体情報を抽出する(ステップS3)。生体情報検出部181は、手領域の撮像画像から、生体情報として、手の絶対長情報、指の長さ比情報と、掌線情報とをそれぞれ検出する。
例えば、画像表示部20が表示する画像の明るさを調整する場合、設定情報検出部182は、表示制御部170を制御して、明るさを調整するためのテスト画像を、画像表示部20により表示させる。使用者は、画像表示部20が表示する画像を視認しながら、操作部111の輝度切替キー15を操作して、テスト画像の明るさを増減させる操作を入力する。設定情報検出部182は、操作部111から入力された操作に従って表示制御部170を制御し、画像表示部20が表示するテスト画像の明るさを調整する。また、設定情報検出部182は、決定キー11の操作を受け付けると、画像表示部20が表示するテスト画像の明るさ、すなわち、右バックライト221及び左バックライト222の輝度情報を記憶部120に記憶させる。
また、設定情報検出部182は、表示制御部170を制御して、利き眼や、色彩情報、使用言語の入力を促す表示データを画像表示部20に表示させ、操作部111の操作を受け付ける。例えば、設定情報検出部182は、表示制御部170を制御して、画像表示部20に、「あなたの利き眼は右目ですか」、「使用言語は日本語ですか」といったメッセージを含むテキスト及び/または画像を表示させる。設定情報検出部182は、操作部111で受け付ける操作に基づいて使用者の利き眼や使用言語を判定し、対応する使用者IDの設定情報として使用者情報テーブルに登録する。
設定部183は、入力された生体情報(以下、入力生体情報という)と、使用者情報テーブルに登録された登録生体情報とを照合して、入力生体情報に一致する登録生体情報が使用者情報テーブルに登録されているか否かを判定する、照合処理を行う。
設定部183は、照合処理を行う際に、照合処理に使用する生体情報を間引く間引き処理を行う。設定部183は、入力生体情報と、登録生体情報との両方に対して、同一の間引き処理を行う。
また、設定部183は、照合に使用する特徴情報の種類を間引くことで、照合処理の負荷を軽減してもよい。
例えば、図5(A)に示す使用者情報テーブルには、掌線情報として、始点座標及び終点座標と、長さ比と、曲率とが登録されている。設定部183は、使用者情報テーブルに登録された複数の掌線情報の中から、照合に使用する掌線情報の種類を1又は複数選択する。例えば、設定部183は、掌線情報の中から掌線の長さ比を照合に使用する特徴情報として選択する。設定部183は、入力生体情報の中から掌線情報を選択すると、選択した掌線情報の始点座標及び終点座標に座標が最も近い掌線情報を使用者情報テーブルから取り出す。設定部183は、取り出した掌線情報の長さ比と、入力生体情報から選択した掌線情報の長さ比とを比較して照合を行う。
また、記憶部120には、各区分に対応する補正係数が記憶される。また、設定部183は、入力生体情報に対応する登録生体情報から区分を示す情報を読み出すと、読み出した区分の情報に基づいて、記憶部120から区分に対応する補正係数を読み出す。設定部183は、読み出した補正係数を位置検出部185に出力する。これにより、画像の表示位置及び表示サイズの少なくともいずれかを、設定情報に対応して複数段階に変更することが可能になる。
対象検出部184は、取得した撮像画像データを解析し、撮像画像データに写っている対象物を検出する。対象物とは、第1カメラ61の撮像方向すなわち使用者の視線方向に存在する物体又は人である。
位置検出部185は、対象物の画像について、表示領域に対する位置を検出すると、この位置を、設定部183から渡された補正係数に基づいて補正する。
位置検出部185は、対象物の画像について、表示領域に対する表示位置と表示サイズとを検出すると、検出した表示位置及び表示サイズを、設定部183から渡された補正係数に基づいて補正する。これにより、画像表示部20が表示する画像と、外景における対象物とが使用者に見える場合に、使用者が知覚する表示画像と対象物の像の大きさが所定の状態となるように、画像を表示できる。さらに、眼間距離や、眼と光学素子の相対距離、光学素子の角度等の使用者の身体的な特徴に応じて、使用者が知覚する表示画像と対象物の像の大きさが所定の状態となるように、画像を表示できる。
情報表示制御部186は、対象検出部184が検出した対象物について、位置検出部185が補正係数に基づいて補正した表示位置及び/又は表示サイズ等に基づき、表示データの表示位置や、表示サイズを決定する。また、情報表示制御部186は、例えば表示データがテキストデータである場合、文字の表示位置や表示サイズに加え、表示色、字体、太字やイタリック等の文字装飾の有無等を設定する。また、情報表示制御部186は、例えば表示データが画像データである場合、画像の表示位置や表示サイズに加え、表示色、透明度等を設定する。
また、入力された使用言語として、英語が設定されていた場合、情報表示制御部186は、表示データとしてのテキストデータを英語に翻訳し、翻訳した英語のテキストデータを表示データとして表示制御部170に出力する。表示データは、画像表示部20により、表示される。
また、インターフェイス25は、第1カメラ61、第2カメラ62、振動センサー65及び9軸センサー66のインターフェイスである。振動センサー65による振動の検出結果や、9軸センサー66による加速度(3軸)、角速度(3軸)、地磁気(3軸)の検出結果は、インターフェイス25を介して制御装置10の制御部140に送られる。
図8のステップS11の処理は、図6のフローチャートで説明したステップS1の処理に相当し、ステップS12はステップS1(図6)に相当し、ステップS13はステップS3(図6)に相当する。
設定部183は、生体情報検出部181から入力生体情報が入力されると、照合処理に使用する生体情報を選択する(ステップS14)。なお、この処理フローでは、設定部183は、掌線情報を使用して照合処理を行うとする。設定部183は、入力生体情報に含まれる複数の掌線情報の中から、照合に使用する1又は複数の掌線情報を選択する。これにより、照合に使用する掌線情報が間引きされる。設定部183は、入力生体情報から掌線情報を選択すると、選択した掌線情報の始点座標及び終点座標に最も座標が近い掌線情報を使用者情報テーブルから読み出して、照合処理を行う(ステップS15)。設定部183は、使用者情報テーブルから取り出した掌線情報の長さ比及び/又は曲率と、入力生体情報から選択した掌線情報の長さ比及び/又は曲率との照合を行う。設定部183は、選択したすべての掌線情報について照合処理を行う(ステップS16)。照合処理により長さ比及び/又は曲率の一致度がしきい値よりも低い、すなわち、一致しないと判定されると(ステップS16/NO)、設定部183は、画像表示部20が表示するシルエット画像Sに、ガイド表示を追加表示させる(ステップS17)。設定部183は、照合処理において、一致度が高いと判定された掌線情報の掌線を、追加ガイド表示としてシルエット画像Sに追加させる(図9参照)。
位置検出部185は、対象検出部184が撮像画像から検出した対象物の画像について、表示領域に対する位置とサイズとを検出する。位置検出部185は、表示領域に対する位置とサイズとを検出すると、検出した位置及びサイズを、設定部183から渡された補正係数に基づいて補正する(ステップS19)。情報表示制御部186は、対象検出部184が検出した対象物について、位置検出部185が補正係数に基づいて補正した位置及び/又はサイズ等に基づき、表示データの表示位置を決定する。その後、情報表示制御部186は、表示データを表示制御部170に出力し、画像表示部20により表示を実行させる。
第1の通信態様として、頭部装着型表示装置100A、及び、頭部装着型表示装置100Bが、それぞれ、データをサーバー5に送信する態様が挙げられる。頭部装着型表示装置100Aは、記憶部120に記憶する使用者情報テーブル120A、及び、掌線情報テーブル120Bを、サーバー5に送信する。また、頭部装着型表示装置100Bは、記憶部120に記憶する使用者情報テーブル120A、及び、掌線情報テーブル120Bを、サーバー5に送信する。
サーバー5は、頭部装着型表示装置100A、100Bのそれぞれから送信される使用者情報テーブル120A、及び、掌線情報テーブル120Bのデータを記憶する。ここで、サーバー5は、頭部装着型表示装置100A、100Bのそれぞれから送信されるテーブルを集約して、表示システム2の使用者情報テーブルを構成できる。
使用者情報テーブル5Aは、頭部装着型表示装置100A、100Bから受信した記憶部120のデータを集約したテーブルである。また、掌線情報テーブル5Bは、頭部装着型表示装置100A、100Bから受信した掌線情報テーブル120Bを集約したテーブルである。
図10(A)、(B)の例では、使用者IDが「1」となっているデータ(レコード)が2つある。これは、一人の使用者が2つの頭部装着型表示装置100A、100Bのそれぞれで生体情報を登録したことを示す。
また、画像表示部20は、外景を透過し、外景とともに視認できるように画像を表示し、情報表示制御部186は、画像の表示位置及び表示サイズの少なくともいずれかを、設定情報に対応して複数段階に変更する。このため、画像表示部20における画像の表示位置及び表示サイズを、使用者に合わせて段階的に設定できる。
また、頭部装着型表示装置100は、通信部117を備え、情報表示制御部186は、記憶部120に記憶する使用者情報テーブル120A及び掌線情報テーブル120Bをサーバー5に送信する。また、頭部装着型表示装置100は、通信部117で使用者情報テーブル5A及び掌線情報テーブル5Bを受信し、記憶部120に記憶してもよい。この場合、使用者情報テーブル120A及び掌線情報テーブル120Bを他の頭部装着型表示装置100と共有できる。また、他の装置で登録された情報を含む使用者情報テーブル5A及び掌線情報テーブル5Bに基づき、使用者に合わせた表示の設定を行うことができる。
図11は、本発明を適用した第2実施形態における頭部装着型表示装置100の動作を示すフローチャートである。第2実施形態では、生体情報(掌線情報)を用いた認証に成功した場合に、使用者に対し確認を求める動作について説明する。
本第2実施形態の頭部装着型表示装置100の構成は、上記第1実施形態と共通であるため、共通する構成部には同符号を付して図示及び説明を省略する。また、図11のフローチャートにおいて、図8の動作と共通する処理には、同ステップ番号を付して説明を省略する。
設定部183は、入力生体情報に含まれる複数の掌線情報の中から、照合に使用する1又は複数の掌線情報を選択し、選択した掌線情報の始点座標及び終点座標に最も座標が近い掌線情報を使用者情報テーブルから読み出して、照合処理を行う(ステップS15)。設定部183は、使用者情報テーブルから取り出した掌線情報の長さ比及び/又は曲率と、入力生体情報から選択した掌線情報の長さ比及び/又は曲率との照合を行う。設定部183は、選択したすべての掌線情報について照合処理を行う(ステップS16)。
図12(A)に示すメッセージM1は、使用者IDを提示して、設定を行うことに対する使用者の指示入力を求める内容である。メッセージM1は、指示入力の選択肢として、承諾を指示する「1」、認証のやり直しを指示する「2」、掌線情報の新規登録を指示する「3」の3通りの指示入力が可能である。
図12(B)に示すメッセージM2は、使用者IDに対応する使用者名を提示して、指示入力を求める内容である。メッセージM2では、メッセージM1と同様に3通りの指示入力を求める。設定部183は、メッセージM1、M2を、例えば画像表示部20に表示することによって出力する。
設定部183は、読み出した設定情報に基づいて、表示データの表示位置又はサイズを補正する補正係数を算出する。設定部183は、眼間距離と、輻輳角と、眼と光学素子の相対距離と、光学素子の角度との少なくとも1つに基づいて、表示データの表示位置又はサイズを補正する補正係数を算出する。設定部183は、補正係数を算出すると、算出した補正係数を位置検出部185に出力する。
また、ステップS23で、新規登録を指示する入力操作が行われたと判定した場合、設定部183は、情報登録モードに移行し(ステップS24)、図6の動作を実行する。
図11に示す第2実施形態の動作において、使用者が行う入力操作は、トラックパッド14に対するタッチ操作であってもよい。また、使用者の音声をマイク63により集音して音声処理部187が認識することにより、使用者が音声による入力を行える構成としてもよい。また、使用者が手指、手、腕、足など身体を動かし、この動きを第1カメラ61及び第2カメラ62の撮像画像をもとに制御部140がジェスチャーとして検出することで、ジェスチャー入力を行える構成としてもよい。このように、頭部装着型表示装置100に対して、制御装置10の操作による入力、音声入力、及びジェスチャー入力が可能である。これらの入力は、第1及び第2実施形態に限らず、後述する各実施形態において採用することもできる。
図13は、本発明を適用した第3実施形態における頭部装着型表示装置100の動作を示すフローチャートである。第3実施形態では、生体情報(掌線情報)の照合結果に対応する設定情報に基づく設定を行うまでの間、画像表示部20における表示を片眼表示とする動作について説明する。
第3実施形態の頭部装着型表示装置100の構成は、上記第1実施形態と共通であるため、共通する構成部には同符号を付して図示及び説明を省略する。また、図13のフローチャートにおいて、図8の動作と共通する処理には、同ステップ番号を付して説明を省略する。
設定部183は、使用者特定モードの動作を開始すると、ステップS11でシルエット画像Sを画像表示部20により表示させる動作の前に、画像表示部20の表示を片眼表示に切り替える(ステップS31)。設定部183は、画像処理部160及び/又は表示制御部170を制御して、右表示駆動部22及び左表示駆動部24のうちいずれか一方による表示を停止させる。
右表示駆動部22と左表示駆動部24のどちらの表示を停止するかは、予め設定されてもよいし、使用者が選択した側としてもよい。
このように、右表示駆動部22または左表示駆動部24のいずれかの表示を停止した状態は、使用者が片眼で表示画像を視認する、片眼(片目)表示の状態といえる。これに対し、右表示駆動部22及び左表示駆動部24の両方を、停止させていない状態は、使用者が両眼で表示画像を視認する、両眼(両目)表示の状態といえる。画像表示部20は、制御部140の制御により、片眼表示と両眼表示とを切り替えて実行できる。
設定部183は、ステップS18で、設定情報を使用者情報テーブル120Aから読み出した後に、読み出した設定情報に従って表示位置を補正し、両眼表示(両目表示)に切り替える(ステップS32)。ここで、設定部183は、右表示駆動部22及び左表示駆動部24のうちステップS31で表示を停止した側に対する表示を開始して、画像表示部20を両眼表示に切り替えさせる。両眼表示に切り替えるタイミングは、設定情報を使用者情報テーブル120Aから読み出した後であれば制限はないが、後述するように、読み出した設定情報に従って表示位置を補正した後であることが好ましい。また、設定情報が表示位置以外の表示の属性または設定項目の情報を含む場合、表示位置の補正だけでなく、これらの情報に基づく表示の補正が行われた後で両眼表示に切り替えると、より好ましい。
制御部140は、表示データの表示位置を決定する処理、及び、画像表示部20における表示状態を片眼表示から両眼表示に切り替える処理のうち、どちらを先に実行してもよい。制御部140が、表示位置を決定する処理を先に実行し、その後に画像表示部20の表示を両眼表示に切り替える場合、好適な位置で両眼の表示を開始できるため、好ましい。
図14は、本発明を適用した第4実施形態における頭部装着型表示装置100の動作を示すフローチャートである。第4実施形態では、生体情報(掌線情報)の照合に失敗した場合に、使用者の入力操作に応じて新規登録などを実行する例について説明する。
第4実施形態の頭部装着型表示装置100の構成は、上記第1実施形態と共通であるため、共通する構成部には同符号を付して図示及び説明を省略する。また、図14のフローチャートにおいて、図8の動作と共通する処理には、同ステップ番号を付して説明を省略する。
この照合処理により一致すると判定した場合(ステップS16/YES)、設定部183は、図8を参照して説明した動作と同様に、ステップS18〜S19の処理を実行する。
図16は、第5実施形態における頭部装着型表示装置100の動作を示すフローチャートである。また、図17は第5実施形態の頭部装着型表示装置100が、使用者情報テーブル120Aに代えて記憶部120に記憶する使用者情報テーブル120Cの構成例を示す図である。図18は、第5実施形態の頭部装着型表示装置100で認証に使用できる画像の例を示す図であり、(A)は操作の軌跡の画像を用いる例を示し、(B)は可搬の物体の画像を用いる例を示し、(C)は建造物の画像を用いる例を示す。
第5実施形態の頭部装着型表示装置100において、上記第1実施形態と共通する構成部には同符号を付して図示及び説明を省略する。
すなわち、図6のステップS1でシルエット画像を表示する処理に代えて、画像の位置の指標となる基準線SP(図18)を表示し、ステップS2で撮像を実行し、ステップS3で撮像画像からサイズと特徴量とを含む登録画像情報を算出する。そして、ステップS4で設定情報を算出し、ステップS5で、設定情報を登録画像情報に対応づけて記憶すればよい。
図18(C)は、不動産などの可搬でない物体や風景の画像を認証に用いる例を示す。図18(C)では建物が基準線SPに重なるように、使用者が移動すればよい。この場合、制御部140は、撮像画像から建物あるいは風景の画像O3を抽出し、サイズ及び特徴量を算出する。
その他の例としては、例えば、数字やコードが印刷されたIDカード、自動車や自転車等の乗り物あるいは移動体、衣服や装飾品等、第1カメラ61または第2カメラ62で撮像可能なものであればよい。
このように、第5実施形態で認証に使用される画像は、手等の物体の動きや、可搬型であるか可搬でないかを問わず物体の画像を用いることができ、特定の1つの物体に限らず複数の物体で構成される風景の画像であってもよい。
図16のステップS51の処理は、図6のステップS1、或いは図8のステップS11と同様の処理であり、シルエット画像Sに代えて基準線SPが表示される。第5実施形態では認証に用いる画像のサイズや形状が様々であるため、例えば図18に示した基準線SPのように中央位置を示す基準線SPを用いると効率がよい。
設定部183は、生体情報検出部181から画像情報が入力されると、照合処理に使用する画像情報を選択する(ステップS54)。設定部183は、生体情報検出部181が抽出した画像情報の中から、照合に使用する1又は複数の画像情報を選択する(ステップS55)。これにより、照合に使用する画像情報が間引きされる。設定部183は、認証に用いる画像情報を選択すると、選択した画像情報のサイズ、特徴量、テキストやコード等が一致または近似する登録画像情報を、使用者情報テーブル120Cから読み出して、照合処理を行う(ステップS56)。複数の画像情報を認証用の画像情報として選択した場合、ステップS56で、設定部183は、選択したすべての画像情報について照合処理を行ってもよい。
位置検出部185は、対象検出部184が撮像画像から検出した対象物の画像について、表示領域に対する位置とサイズとを検出する。位置検出部185は、表示領域に対する位置とサイズとを検出すると、検出した位置及びサイズを、設定部183から渡された補正係数に基づいて補正する(ステップS60)。情報表示制御部186は、対象検出部184が検出した対象物について、位置検出部185が補正係数に基づいて補正した位置及び/又はサイズ等に基づき、表示データの表示位置を決定する。その後、情報表示制御部186は、表示データを表示制御部170に出力し、画像表示部20により表示を実行させる。
別の表現をすれば、画像情報としては、撮像画像に写る物体の外形あるいは輪郭を抽出することにより得られる物体の形状、撮像画像に写る物体の色、複数の撮像画像から得られる物体の形状の変化、複数の撮像画像から得られる物体の位置の軌跡などが挙げられる。
図19は、第6実施形態における頭部装着型表示装置100の動作を示すフローチャートである。また、図20は第5実施形態の頭部装着型表示装置100が、使用者情報テーブル120Aに代えて記憶部120に記憶する使用者情報テーブル120Dの構成例を示す図である。第6実施形態の頭部装着型表示装置100において、上記第1実施形態と共通する構成部には同符号を付して図示及び説明を省略する。
本第6実施形態では、第5実施形態で説明した生体情報以外の情報と、第1から第4実施形態で説明した生体情報とを組み合わせて、認証に利用する例を説明する。
第6実施形態の認証において参照するテーブルは、図20に示すように、生体情報と画像情報との組み合わせに対応付けて、設定情報を登録した構成である。
図20に例示する使用者情報テーブル120Dは、同一の登録画像情報を、異なる登録生体情報に対応付けてもよい構成となっているのに対し、生体情報は使用者IDに対し一意で対応付けられる。従って、第6実施形態では、第1識別情報として生体情報を照合することが、より好ましい。この例について以下、説明する。
設定部183は、使用者情報テーブルから取り出した掌線情報の長さ比及び/又は曲率と、入力生体情報から選択した掌線情報の長さ比及び/又は曲率との照合を行う。設定部183は、選択したすべての掌線情報について照合処理を行う(ステップS77)。照合処理により長さ比及び/又は曲率の一致度がしきい値よりも低い、すなわち、一致しないと判定されると(ステップS77/NO)、設定部183は、認証が成功しなかったことを示すエラーメッセージを出力して(ステップS78)、ステップS73に戻る。ここで、設定部183は、画像表示部20が表示するシルエット画像Sに、ガイド表示を追加表示させてもよい。ガイド画像については図8のステップS17について説明した通りである。
位置検出部185は、対象検出部184が撮像画像から検出した対象物の画像について、表示領域に対する位置とサイズとを検出する。位置検出部185は、表示領域に対する位置とサイズとを検出すると、検出した位置及びサイズを、設定部183から渡された補正係数に基づいて補正する(ステップS60)。情報表示制御部186は、対象検出部184が検出した対象物について、位置検出部185が補正係数に基づいて補正した位置及び/又はサイズ等に基づき、表示データの表示位置を決定する。その後、情報表示制御部186は、表示データを表示制御部170に出力し、画像表示部20により表示を実行させる。
この構成では、使用者が、自身の生体情報に対応付けて記憶された複数の設定情報を使い分けることができる。例えば、掌線情報により認証を行った後で、第1カメラ61により、ランニングシューズを撮像する場合と、建物を撮像する場合と、氏名のサインに沿って手を動かす場合とで、異なる設定情報を呼び出して設定できる。従って、頭部装着型表示装置100を使用する用途、状況、場所等に応じて設定情報を切り替えることができる。
そして、生体情報と画像情報とを利用して2段階で設定情報を特定するので、より多くの設定を記憶し、効率よく設定情報を選択して利用できる。
詳細には、第1識別情報としての入力生体情報が入力され、設定部183は、入力生体情報を選択して照合処理を行う(ステップS72〜S77)。その後、第2識別情報としての画像情報が入力され、画像情報に基づく照合が行われ(ステップS83〜S86)、設定情報が使用者情報テーブル120Dから読み出される(ステップS87)。
本発明の実施態様は、図19に示した動作を実行する構成に限定されない。例えば、設定部183は、ステップS75の動作の前に、ステップS83〜S86と同様に第2識別情報の取得及び使用者情報テーブル120Dとの照合を行ってもよい。その後、設定部183は、ステップS72〜S77の動作を行って第1識別情報を用いた照合を行い、この照合の結果に基づき、ステップS87で設定情報を読み出してもよい。この場合も、第6実施形態で説明した構成と同様の効果を得ることができる。
第1実施形態では、識別情報としての生体情報を用いた認証を行って、生体情報に対応付けて記憶した設定情報を利用し、表示を制御する例を説明した。また、第2実施形態では、識別情報を用いた認証に成功した場合に、使用者に対し確認を求める動作について説明した。第3実施形態では、識別情報に基づいて特定した設定情報に基づく設定を行うまでの間、画像表示部20における表示を片眼表示とする動作について説明した。また、第4実施形態では、識別情報としての生体情報の照合に失敗した場合に、使用者の入力操作に応じて新規登録などを実行する例について説明した。また、第5実施形態では、頭部装着型表示装置100が、識別情報として、生体情報以外の情報、例えば一般的な画像を利用して認証を行い、記憶した設定情報を特定し、画像表示部20の表示を制御する例について説明した。また、第6実施形態では、第5実施形態で説明した生体情報以外の情報と、第1から第4実施形態で説明した生体情報とを組み合わせて、認証に利用する例を説明した。また、第5、第6実施形態で、記憶部120に記憶する使用者情報テーブルの例として、生体情報と画像情報との組み合わせに対応付けて、設定情報を登録した構成を示した。
本発明は、各実施形態で説明した構成を組み合わせて実行することが可能である。例えば、第5、第6実施形態において説明したように、識別情報として、生体情報以外の情報を利用する構成において、第3実施形態で説明したように、設定情報に基づき画像表示部20の表示を制御するまでの間、片眼表示を行ってもよい。また、例えば、第3、第5〜第6実施形態の構成において、第2実施形態で説明したように、認証に成功した場合に使用者に対し確認を求める動作を行ってもよい。また、例えば、第3、第5〜第6実施形態の構成において、第4実施形態で説明したように、識別情報の照合に失敗した場合に、使用者の入力操作に応じて新規登録などを実行してもよい。さらに、本発明を適用する実施態様は、上記に例示する以外の実施形態の構成の組合せとすることも可能であり、その選択は制限されない。
また、例えば、画像表示部20に代えて、例えば帽子のように装着する画像表示部等の他の方式の画像表示部を採用してもよく、使用者の左眼に対応して画像を表示する表示部と、使用者の右眼に対応して画像を表示する表示部とを備えていればよい。また、本発明の表示装置は、例えば、自動車や飛行機等の車両に搭載されるヘッドマウントディスプレイとして構成されてもよい。また、例えば、ヘルメット等の身体防護具に内蔵されたヘッドマウントディスプレイとして構成されてもよいし、自動車のフロントガラスに用いられるヘッドアップディスプレイ(Head-up Display;HUD)であってもよい。
また、制御装置10と画像表示部20とをより長いケーブルにより接続した場合に、制御装置10として、ノート型コンピューター、タブレット型コンピューター又はデスクトップ型コンピューターを用いてもよい。また、制御装置10として、ゲーム機や携帯型電話機やスマートフォンや携帯型メディアプレーヤーを含む携帯型電子機器、その他の専用機器等を用いてもよい。
また、設定情報として、使用者の背丈、体重、性別等の身体的な特徴を使用者情報テーブル120Aに登録しておき、画像表示部20の表示領域における表示位置/又は表示サイズを、使用者の身体的な特徴に基づいて補正してもよい。
Claims (20)
- 使用者の頭部に装着され、前記使用者の右眼及び左眼に対応して画像を表示する両眼表示と、前記使用者の右眼及び左眼のいずれかに対応して画像を表示する片眼表示とを切り替えて実行可能な頭部装着型の表示部を備える表示装置であって、
前記表示部の表示位置を調整するための表示位置調整情報、前記使用者の眼間距離、および前記使用者に適する輻輳角を含む設定情報を、前記使用者を識別する識別情報に対応付けて記憶する記憶部と、
前記識別情報を入力する入力部と、
入力した前記識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶された前記設定情報に基づいて、前記表示部における表示位置を決定し、前記表示部の表示を前記使用者に合わせて設定して制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記表示部の表示を片眼表示に切り替えてから、前記入力部により入力する前記識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶された前記設定情報を取得し、取得した前記設定情報に含まれる前記表示位置調整情報に基づいて前記表示部の表示位置を決定して表示を制御し、その後に前記表示部を両眼表示に切り替える、
ことを特徴とする表示装置。 - 撮像部を備え、
前記入力部は、前記撮像部の撮像画像に基づく前記識別情報を入力し、
前記制御部は、前記記憶部に記憶した前記識別情報のうち、前記入力部が入力する前記識別情報に対応する前記識別情報を特定し、特定した前記識別情報に対応付けて記憶された前記設定情報に基づいて、前記表示部の表示を制御する、ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。 - 前記識別情報は、前記使用者の生体情報に含まれる特徴の一部を含む、ことを特徴とする請求項1または2記載の表示装置。
- 前記制御部は、前記入力部により前記識別情報として入力される生体情報の特徴の一部と、前記記憶部が記憶する前記生体情報の特徴の一部とを照合して、前記設定情報を特定する、ことを特徴とする請求項3記載の表示装置。
- 前記識別情報は、前記撮像部の撮像画像から抽出される画像に係る画像情報を含む、ことを特徴とする請求項2記載の表示装置。
- 前記制御部は、前記入力部により入力される前記識別情報に含まれる前記画像情報と、前記記憶部が記憶する前記画像情報とを照合することにより、前記設定情報を特定する、ことを特徴とする請求項5記載の表示装置。
- 前記識別情報は、前記使用者の生体情報に含まれる特徴の一部を含む第1識別情報、及び、前記画像情報で構成される第2識別情報を含み、
前記記憶部は、前記第1識別情報と、前記第2識別情報と、前記設定情報とを対応付けて記憶する、ことを特徴とする請求項5または6記載の表示装置。 - 前記制御部は、前記入力部により入力される前記識別情報に含まれる前記第1識別情報及び前記第2識別情報に基づいて、前記記憶部に記憶された前記設定情報を特定する、ことを特徴とする請求項7記載の表示装置。
- 前記制御部は、前記入力部により入力される前記識別情報に含まれる前記第1識別情報及び前記第2識別情報の組合せに対応付けて前記記憶部に記憶された前記設定情報を特定する、ことを特徴とする請求項8記載の表示装置。
- 前記制御部は、前記入力部により入力される前記識別情報に含まれる前記第1識別情報及び前記第2識別情報のいずれか一方に基づいて、前記記憶部に記憶された前記設定情報から複数の前記設定情報を選択し、
選択した前記設定情報のうち、前記入力部により入力される前記識別情報に含まれる前記第1識別情報及び前記第2識別情報のうちの他方に対応する前記設定情報を特定する、ことを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の表示装置。 - 前記画像情報は、前記撮像画像から抽出または検出可能な情報であって、それ単独で生体の個体識別が可能な情報を含まない非生体固有情報である、ことを特徴とする請求項5から10のいずれかに記載の表示装置。
- 前記画像情報は、建物を含む前記撮像画像から建物の形状を含む情報を抽出した外景情報、識別用の非生物の物体を撮像した前記撮像画像から抽出される識別用物体情報、及び、移動する物体を撮影した複数の前記撮像画像から抽出される物体の軌跡に係る軌跡情報のいずれかを含むこと、を特徴とする請求項11記載の表示装置。
- 前記設定情報は、前記使用者の眼と前記表示部が備える光学素子との相対位置、前記光学素子の角度、前記使用者の利き眼、前記使用者の色覚に関する色彩情報、前記表示部が表示する画像の明るさ、および、前記使用者が使用する使用言語を含む、ことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の表示装置。
- 前記表示部は、外景を透過し、前記外景とともに視認できるように画像を表示し、
前記制御部は、前記画像の表示位置及び表示サイズの少なくともいずれかを、前記設定情報に対応して複数段階に変更することを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の表示装置。 - 前記表示部は、外景を透過し、前記外景とともに視認できるように画像光を前記使用者の眼に入射する光学素子と、
前記使用者の視線方向の対象物を検出する対象検出部と、
前記表示部の表示領域に対する前記対象物の位置を検出する位置検出部と、を備え、
前記制御部は、前記位置検出部で検出した前記対象物の位置、及び、前記光学素子と前記使用者の瞳孔の位置との位置関係に応じて、前記光学素子による前記画像の表示位置を変更する、ことを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の表示装置。 - 前記設定情報は、言語の設定に関する情報を含み、
前記制御部は、前記表示部に、文字を含むコンテンツを表示する場合に、前記設定情報に対応した言語の文字を前記表示部に表示させる、ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の表示装置。 - 通信部を備え、
前記制御部は、前記記憶部に記憶する前記設定情報と前記識別情報とを対応付けて、前記通信部により外部の装置に送信し、
前記通信部により前記設定情報と前記識別情報とを受信し、受信した前記設定情報と前記識別情報とを対応付けて前記記憶部に記憶すること、
を特徴とする請求項1から16のいずれかに記載の表示装置。 - 使用者の頭部に装着され、前記使用者の右眼及び左眼に対応して画像を表示する両眼表示と、前記使用者の右眼及び左眼のいずれかに対応して画像を表示する片眼表示とを切り替えて実行可能な頭部装着型の表示部をそれぞれ備える複数の表示装置を備え、
前記表示装置は、
前記表示部の表示位置を調整するための表示位置調整情報、前記使用者の眼間距離、および前記使用者に適する輻輳角を含む設定情報を、前記使用者を識別する識別情報に対応付けて記憶する記憶部と、
前記識別情報を入力する入力部と、
入力した前記識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶された前記設定情報に基づいて、前記表示部における表示位置を決定し、前記表示部の表示を前記使用者に合わせて設定して制御する制御部と、
他の前記表示装置と通信する通信部と、を備え、
前記制御部は、前記記憶部に記憶する前記設定情報と前記識別情報とを対応付けて、前記通信部により送信し、
前記通信部により前記設定情報と前記識別情報とを受信し、受信した前記設定情報と前記識別情報とを対応付けて前記記憶部に記憶し、
前記表示部の表示を片眼表示に切り替えてから、前記入力部により入力する前記識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶された前記設定情報を取得し、取得した前記設定情報に含まれる前記表示位置調整情報に基づいて前記表示部の表示位置を決定して表示を制御し、その後に前記表示部を両眼表示に切り替えること、
を特徴とする表示システム。 - 使用者の頭部に装着され、前記使用者の右眼及び左眼に対応して画像を表示する両眼表示と、前記使用者の右眼及び左眼のいずれかに対応して画像を表示する片眼表示とを切り替えて実行可能な頭部装着型の表示部を備える表示装置の制御方法であって、
識別情報を入力するステップと、
前記表示部の表示位置を調整するための表示位置調整情報、前記使用者の眼間距離、および前記使用者に適する輻輳角を含む設定情報を、前記使用者を識別する識別情報に対応付けて記憶する記憶部を参照して、入力した前記識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶された前記設定情報に基づいて、前記表示部の表示を前記使用者に合わせて設定して制御する制御ステップと、を含み、
前記制御ステップにおいて、前記表示部の表示を片眼表示に切り替えてから、入力された前記識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶された前記設定情報を取得し、取得した前記設定情報に含まれる前記表示位置調整情報に基づいて前記表示部の表示位置を決定して表示を制御し、その後に前記表示部を両眼表示に切り替える、
ことを特徴とする表示装置の制御方法。 - 使用者の頭部に装着され、前記使用者の右眼及び左眼に対応して画像を表示する両眼表示と、前記使用者の右眼及び左眼のいずれかに対応して画像を表示する片眼表示とを切り替えて実行可能な頭部装着型の表示部を備える表示装置を制御するコンピューターが実行可能なプログラムであって、
コンピューターを、
識別情報を入力する入力部と、
前記表示部の表示位置を調整するための表示位置調整情報、前記使用者の眼間距離、および前記使用者に適する輻輳角を含む設定情報を、前記使用者を識別する識別情報に対応付けて記憶する記憶部を参照して、入力した前記識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶された前記設定情報に基づいて、前記表示部における表示位置を決定し、前記表示部の表示を前記使用者に合わせて設定して制御する制御部であって、前記表示部の表示を片眼表示に切り替えてから、前記入力部により入力する前記識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶された前記設定情報を取得し、取得した前記設定情報に含まれる前記表示位置調整情報に基づいて前記表示部の表示位置を決定して表示を制御し、その後に前記表示部を両眼表示に切り替える制御部と、
して機能させるためのプログラム。
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