JP6051789B2 - 使い捨ておむつ及びシート部材の製造方法 - Google Patents
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Description
具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有する。
本発明の使い捨ておむつは,液透過性のトップシート1と,液不透過性のバックシート2と,トップシート1及びバックシート2の間に介在する吸収体3と,吸収体3の幅方向の左右両端側に吸収体3の長さ方向に沿って形成された一対の立体ギャザー4と,を有する。
ここで,立体ギャザー4は,第1シート部41と,第2シート部42と,第1シート部41及び第2シート部42の間に配置された第3シート部43と,を含んで構成される。
また,立体ギャザー4には,第1シート部41及び第3シート部43を接合する複数の仮止部Aが,長さ方向に沿って一又は複数の列をなして設けられている。
さらに,第1シート部41,第2シート部42,及び第3シート部43を接合する複数の本止部Bが,長さ方向に沿って一又は複数の列をなして設けられている。
この場合に,本発明の使い捨ておむつは,第1シート部41,第2シート部42,及び第3シート部43が重なった重畳領域45において,仮止部A及び本止部Bの列が,少なくとも2列ずつ設けられていることが好ましい。
さらに,仮止部Aの列と本止部Bの列のうち,立体ギャザー伸縮部材44に近い位置に形成されている列は,仮止部Aの列であり,重畳領域45の幅方向外側の先端縁に近い位置に形成されている列は,本止部Bの列であることが好ましい。
本発明の製造方法は,第1シート部41,第2シート部42,及び第1シート部41と第2シート部42の間に配置された第3シート部43を含むシート部材の製造方法に関する。例えば,第2の側面に係る製造方法は,上述した第1の側面に係る使い捨ておむつの立体ギャザー用のシート部材として用いられる。
本発明の製造方法では,第1の方向に沿って一又は複数の列をなして設けられる複数の仮止部Aによって,第1シート部41と第3シート部43を接合する工程を行う。また,本発明の製造方法では,第1の方向に沿って一又は複数の列をなして設けられる複数の本止部Bによって,第1シート部41,第2シート部42,及び第3シート部43を接合する工程と,を行う。この製造方法において,仮止部Aの列と本止部Bの列は,第1の方向と直交する第2の方向に間隔を置いて設けられる。なお,本発明では,まず,第1シート部41と第3シート部43を接合する工程を行い,その後,第1シート部41,第2シート部42,及び第3シート部43を接合する工程を行うことが好ましい。
なお,本願明細書において,「A〜B」とは,「A以上B以下」であることを意味する。
また,本願明細書において,「長さ方向」というときは,縦長に形成された吸収体の長さ方向であって,使い捨ておむつの前身頃と後身頃を結ぶ方向(図1の上下方向)を意味する。また,「幅方向」とは,縦長に形成された吸収体の幅方向であって,前記長さ方向に平面的に直交する方向(図1の左右方向)を意味する。また,「厚み方向」とは,使い捨ておむつを構成するシート部材が重なる方向であって,長さ方向及び幅方向と立体的に直交する方向(図2の上下方向)を意味する。
本発明は,基本的に,トップシート1と,バックシート2と,これらのシートの間に介在する吸収体3と,吸収体3の幅方向両側に配置され長さ方向に沿って延びる左右一対の立体ギャザー4と,を備える使い捨ておむつ100に適用可能である。トップシート1は液透過性であり,バックシート2は液不透過性である。着用者により排泄された尿などの液体は,トップシート1を透過して,吸収体3によって吸収保持され,バックシート2により外部への漏出が防止されている。また,左右一対の立体ギャザー4は,長さ方向の両端部がトップシート1の表面に固定されており,長さ方向中央部分においてトップシート1に固定されない自由端を有する。立体ギャザー4の自由端には,長さ方向に沿って一又は複数の弾性伸縮部材が伸長状態で固定されている。このため,弾性伸縮部材が収縮すると立体ギャザー4の自由端が,着用者の肌に当接する方向に向かって起立する。立体ギャザー4が起立することで,使い捨ておむつ100と着用者の密着性が向上するとともに,吸収体3によって吸収しきれなかった尿などの横漏れを防止できる。このように,立体ギャザー4は,尿漏れを防ぐための防漏壁としても機能する。本発明は,公知のタイプの使い捨ておむつ100に適用可能であり,例えば,パンツ型のおむつやテープ型のおむつに適用できる。
以下,図面を用いて,本発明の使い捨ておむつ100の各部の構成について具体的に説明する。
吸収性本体7は,使い捨ておむつ100の着用時において,着用者の股下に位置し,着用者が排泄した尿などの液体を吸収保持するための部材である。図1に示されるように,吸収性本体7は,前身頃外装体8及び後身頃外装体9に接合される長さ方向両端の辺を一対の短辺とし,幅方向両端の辺を一対の長辺とした縦長の略矩形状で形成されている。
本実施形態において,吸収性本体7は,トップシート1と,バックシート2と,吸収体3と,一対の立体ギャザー4と,一対の脚部周りギャザー5と,カバーシート6を備える。
図2は,図1に示されたX−X線における使い捨ておむつ100の断面図の概要を示している。なお,図2では,吸収性本体7を構成する各種シート部材を分かり易く示すために,各種シート部材に概念的な厚みをもたせて描画しているが,本来,各種シート部材は,極薄の素材であり,図2に示すほどの厚みは有していない。以下,図面を参照して,吸収性本体7の各部の構成について説明する。
トップシート1は,着用者の股下部の肌に直接接し,尿などの液体を吸収体3に透過させるためのシート状の部材である。このため,トップシート1は,柔軟性が高い液透過性材料で構成される。トップシート1は,吸収体3を肌当接面側から被覆するように配置される。トップシート1と吸収体3は,ホットメルト接着剤等の公知の接着剤によって固定すればよい。
バックシート2は,トップシート1を透過し吸収体3に吸収された液体が,外部に漏出することを防止するためのシート状の部材である。このため,バックシート2は,液不透過性材料によって構成される。バックシート2は,吸収体3を肌非当接面側から被覆するように配置される。バックシート2と吸収体3は,ホットメルト接着剤等の公知の接着剤によって固定すればよい。
吸収体3は,尿などの液体を吸収し,吸収した液体を保持するための部材である。吸収体3は,液透過性のトップシート1と,液不透過性のバックシート2の間に配置される。吸収体3は,トップシート1を透過した液体を吸収する機能を有し,吸収性材料により構成される。吸収体3を構成する吸収性材料には,公知の材料を採用することができる。吸収性材料としては,例えば,フラッフパルプ,高吸収性ポリマー,又は親水性シートを用いることとしても良い。また,吸収性材料には,フラッフパルプ,高吸収性ポリマー,又は親水性シートのうち1種類を単独で用いてもよいし,2種類以上を併用することとしてもよい。吸収性材料は,通常,単層又は複数層のマット状に形成され,用いられる。また,吸収体3は,トップシート2とバックシート2の間の領域に封入される。トップシート1とバックシート2は,吸収体31の周囲を囲うようして,互いに接合されることが好ましい。すなわち,トップシート1とバックシート2は,吸収体3の幅方向と長さ方向の縁に沿って,吸収体3を封入するように,互いに接合される。
立体ギャザー4は,吸収体3の両側縁部に沿って起立し,着用者が排泄した尿の横漏れを防止するための部材である。立体ギャザー4は,吸収体3の両側縁に沿って一対形成されるものであってもよいし,ニ対以上形成されてもよい。立体ギャザー4は,起立した状態(弾性伸縮部材が収縮した状態)において尿の防漏壁となるため,トップシート1を透過しなかった尿や,吸収体3により吸収しきれなった尿が,使い捨ておむつの脚部周り開口部などから漏出する事態を防止できる。
また,第3の折返部52において折り返されたサイドシート4aの一部は,トップシート1とバックシート2を挟み込むように,トップシート1の表面(肌当接面)上に固定される。さらに,サイドシート4aは,トップシート1との固定線より幅方向内側にも延在しており,この延在している部分が,立体ギャザー4の起立部分を構成する。サイドシート4aは,起立部分において,吸収体3の幅方向内方に向かって折り返され,第2の折返部47を形成する。第2の折返部47に折り返されたシート部分は,さらに,第1の折返部46において,上方に向かって,起立部分を構成するシート部材の間に折り返される。これにより,起立部分に,シート部材が3重となる重畳領域45が形成される。重畳領域45においては,幅方向内側に位置する第1シート部41と,幅方向外側に位置する第2シート部42と,第1シート部41と第2シート部42の間に位置する第3シート部43が形成されている。そして,サイドシート4aの起立部分には,使い捨ておむつの長さ方向に沿った伸長状態で,幅方向に間隔を置いて,複数の立体ギャザー伸縮部材44が配置される。これにより,サイドシート4aは,立体ギャザー伸縮部材44の収縮力を利用して起立し,立体ギャザー4を形成する。
本発明において,上記構造を有する立体ギャザー4は,第1シート部41,第2シート部42,及び第3シート部43が所定のパターンで接合されている。特に,立体ギャザー4は,第1シート部41,第2シート部42,及び第3シート部43が重なる重畳領域45に,各種シート部の接合部を有する。以下,立体ギャザーの接合パターンの例を説明する。
図3において,「白い円」は,第1シート部41と第3シート部43とを接合する仮止部A,及び仮止部Aと共に形成される第1捨て打ち部A´を示している。また,また,「黒い円」は,第1シート部41,第2シート部42,及び第3シート部43を接合する本止部B,及び本止部Bと共に形成される第2捨て打ち部B´を意味している。
図3に示されるように,第1シート部41,第2シート部42,及び第3シート部43が重なる重畳領域45には,各シート部41〜43を接合する本止部Bが,複数形成されている。本実施形態において,本止部Bのそれぞれは,ドット状に形成されている。なお,本願明細書では,各シート部41〜43を接合する一点一点を,本止部Bとしている。複数の本止部Bは,おむつの長さ方向(図3の上下方向)に沿って,複数の列をなして形成されている。ある列において,複数の本止部Bは,長さ方向に一定間隔を置いて形成される。ある列に存在する複数の本止部B同士の間隔は,例えば,2mm〜12mm,4mm〜10mm,又は6mm〜8mmとすればよい。そして,この複数の本止部Bのなす列は,おむつの幅方向(図3の左右方向)に間隔を置いて,複数形成されている。図3に示されたパターンでは,図3(c)に示されるように,本止部Bの列は,重畳領域45において,幅方向内側から順に,列B1,列B2,列B3,及び列B4の4列で形成されている。
図4は,立体ギャザー4を構成するサイドシート4aを接合するパターンについて,図3に示したパターンとは異なるパターンの例を示している。図4(a)と図4(b)は,サイドシート4aの断面図(a)と,サイドシート4aの平面図(b)を対応させて並べて示している。また,図4(c)は,図4(b)に示された破線の枠内を拡大して示した拡大図である。図4においても,「白い円」は,第1シート部41と第3シート部43とを接合する仮止部A,及び仮止部Aと共に形成される第1捨て打ち部A´を示している。また,また,「黒い円」は,第1シート部41,第2シート部42,及び第3シート部43を接合する本止部B,及び本止部Bと共に形成される第2捨て打ち部B´を示している。
第1の共通点は,複数の仮止部Aの列と,複数の本止部Bの列が,幅方向に間隔を置いて設けられている点である。
また,第2の共通点は,複数の仮止部Aの列と本止部Bの列の中で,立体ギャザー伸縮部材44に最も近い位置に形成される列が,仮止部Aの列となり,重畳領域45の外側縁45aに最も近い位置に形成される列が,本止部Bの列となっている点である。
また,第3の共通点は,重畳領域45には,少なくとも2つの仮止部Aの列が形成されており,これら仮止部Aの列の間の領域には,少なくとも2つの本止部Bの列が形成されている点である。
また,第4の共通点は,幅方向の外側に位置する仮止部Aの列と重畳領域45の外側縁45aの間の領域には,少なくとも1つの本止部Bの列が形成されている点である。
また,第5の共通点は,仮止部Aの2つの列の間の領域よりも,仮止部Aの列と重畳領域45の外側縁45aの間の領域の方が,仮止部A及び本止部Bが密に形成されている点である。
さらに,第6の共通点は,2つの仮止部Aの列の間の領域において列をなす複数の本止部Bの長さ方向の間隔は,仮止部Aの列と重畳領域45の外側縁45aの間の領域において列をなす本止部Bの長さ方向の間隔よりも,大きいピッチとなっている点である。
このような共通点を有することにより,図3に示されたパターンと,図4に示されたパターンは,共に,3重に重なるシート部を接合する際のズレを抑制し,しかもシート部間の接合強度を高めることができる。
第1の差異点は,図4に示されたパターンでは,本止部Bの列が,幅方向内側から順に,列B1,列B2,列B3の3列しか形成されていない点である。すなわち,図4のパターンは,仮止部Aの列A1と列A2の間に,本止部Bの列B1と列B2が位置する点では,図3のパターンに共通するが,仮止部Aの列A2と重畳領域45の外側縁45aの間には,本止部Bの列B3のみが位置している点で異なっている。このため,仮止部Aの列と本止部Bの列の中で,重畳領域45の外側縁45aに最も近い位置に形成される列は,本止部Bの列B3となる。
また,第2の差異点は,図4に示されたパターンでは,本止部Bと共に形成される第2捨て打ち部B´の列が,1列しか形成されていない点である。すなわち,図3のパターンでは,第2捨て打ち部B´の列が,重畳領域45以外の領域に2列形成されているが,図4のパターンでは,第2捨て打ち部B´の列が,重畳領域45以外の領域に1列のみ形成されている。
続いて,図5及び図6を参照して,図2に示された立体ギャザーとは異なる構造の実施形態について説明する。図5及び図6は,図2と同様に,吸収性本体を幅方向に切断した状態を示す断面図である。
本発明において,立体ギャザー4は,第1シート部41と第2シート部42の間に,第3シート部43を配置して構成されている。ここで,第1シート部41と第3シート部43は,複数の仮止部Aによって接合される。また,第1シート部41,第2シート部42,及び第3シート部43は,複数の本止部Bによって接合される。
これらの条件を満たすものであれば,本発明に含まれる立体ギャザーは,図2に示された実施形態だけでなく,例えば以下の図5及び図6に示された構造とすることもできる。
すなわち,上記図2に示された実施形態では,左右一対の立体ギャザー4のそれぞれを,一枚のサイドシート4aによって形成しており,幅方向に見て,第1シート部41が最も内側に位置し,第2シート部42が最も外側に位置し,第3シート部43がこれらの中間に位置した構造となっていたが,本発明はこの実施形態に限定されない。
カバーシート6は,バックシート2を補強し,かつ,その手触りを良くするための部材である。図2に示されるように,カバーシート6は,バックシート2の衣類と対向する側に貼り合わせられる。カバーシート6は,サイドシート4aの一部に重畳して貼り合わせられるものであってもよい。カバーシート6を構成する材料としては,織布や不織布が用いられる。特に,カバーシート6を構成する材料として,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステルのような熱可塑性樹脂からなる不織布又は湿式不織布を用いることが好ましい。
図1に示されるように,前身頃外装体8及び後身頃外装体9は,使い捨ておむつの装着時において着用者の腹部及び背部に接触するとともに,前身頃外装体8及び後身頃外装体9の間に位置する吸収性本体7を,吊持するための部材である。
続いて,図7を参照して,上記使い捨ておむつ100に含まれる立体ギャザー4を構成するシート部材を製造する工程について説明する。ここでは,特に,図2に示された実施形態の立体ギャザー4を構成するシート部材の製造方法について説明を行う。
なお,本願明細書において,「原サイドシート」等というときは,製造工程を経て,使い捨ておむつとなったときに,サイドシート等となる原材料を意味する。
41…第1シート部 42…第2シート部 43…第3シート部 44…立体ギャザー伸縮部材 45…重畳領域 45a…外側縁 46…第1の折返部 47…第2の折返部 51…脚部周りギャザー伸縮部材 52…第3の折返部
81…サイドシール部 91…サイドシール部
A…仮止部 A´…第1捨て打ち部
B…本止部 B´…第2捨て打ち部
100…使い捨ておむつ
Claims (5)
- 液透過性のトップシート(1)と,
液不透過性のバックシート(2)と,
前記トップシート(1)及びバックシート(2)の間に介在する吸収体(3)と,
前記吸収体(3)の幅方向の左右両端側に,前記吸収体(3)の長さ方向に沿って形成された一対の立体ギャザー(4)と,
を有する使い捨ておむつであって,
前記立体ギャザー(4)は,
第1シート部(41)と,
第2シート部(42)と,
前記第1シート部(41)及び前記第2シート部(42)の間に配置された第3シート部(43)と,を含んで構成され,
前記第1シート部(41),前記第2シート部(42),及び前記第3シート部(43)のうちの前記第1シート部(41)及び前記第3シート部(43)のみを接合する複数の仮止部(A)が,前記長さ方向に沿って複数の列をなして設けられており,
前記第1シート部(41),前記第2シート部(42),及び前記第3シート部(43)を接合する複数の本止部(B)が,前記長さ方向に沿って複数の列をなして設けられており,
前記第1シート部(41),前記第2シート部(42),及び前記第3シート部(43)が重なった重畳領域(45)において,前記仮止部(A)及び前記本止部(B)の列は,少なくとも2列ずつ設けられており,
前記重畳領域(45)において,少なくとも2列設けられた前記仮止部(A)の列の間には,少なくとも1列の前記本止部(B)の列が位置しており,かつ,少なくとも2列設けられた前記本止部(B)の列の間には,少なくとも1列の前記仮止部(A)の列が位置している
使い捨ておむつ。 - 前記一対の立体ギャザー(4)は,
幅方向内側の先端部分に,一又は複数の立体ギャザー伸縮部材(44)が,前記長さ方向に沿って配置されており,
前記仮止部(A)の列と前記本止部(B)の列のうち,
前記立体ギャザー伸縮部材(44)に近い位置に形成されている列は,仮止部(A)の列であり,
前記重畳領域(45)の幅方向外側の先端縁に近い位置に形成されている列は,本止部(B)の列である
請求項1に記載の使い捨ておむつ。 - 前記第1シート部(41),前記第2シート部(42),及び前記第3シート部(43)は,坪量が8g/m2以上25g/m2以下の不織布で構成されている
請求項1又は請求項2に記載の使い捨ておむつ。 - 第1シート部(41),第2シート部(42),及び前記第1シート部(41)と前記第2シート部(42)の間に配置された第3シート部(43)を含むシート部材の製造方法であって,
前記第1シート部(41)と前記第3シート部(43)とを重ねた状態で圧接することにより,第1の方向に沿って一又は複数の列をなして設けられる複数の仮止部(A)を形成し,当該仮止部(A)において前記第1シート部(41)と前記第3シート部(43)を接合する第1工程と,
前記第1工程の後,前記第1シート部(41)及び前記第3シート部(43)にさらに前記第2シート部(42)を重ねた状態で圧接することにより,前記第1の方向に沿って一又は複数の列をなして設けられる複数の本止部(B)を形成し,当該本止部(B)において前記第1シート部(41),前記第2シート部(42),及び前記第3シート部(43)を接合する第2工程と,を行い,
前記仮止部(A)の列と前記本止部(B)の列は,前記第1の方向と直交する第2の方向に間隔を置いて設けられる
シート部材の製造方法。 - 前記第1シート部(41),前記第2シート部(42),及び前記第3シート部(43)が重なった重畳領域(45)において,前記仮止部(A)及び前記本止部(B)の列は,少なくとも2列ずつ設けられており,
前記重畳領域(45)において,少なくとも2列設けられた前記仮止部(A)の列の間には,少なくとも1列の前記本止部(B)の列が位置しており,かつ,少なくとも2列設けられた前記本止部(B)の列の間には,少なくとも1列の前記仮止部(A)の列が位置している
請求項4に記載のシート部材の製造方法。
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