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JP5932488B2 - 電圧監視モジュール及び電圧監視システム - Google Patents

電圧監視モジュール及び電圧監視システム Download PDF

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Description

本発明は電圧監視モジュール及び電圧監視システムに関し、例えば組電池の電圧監視モジュール及び電圧監視システムに関する。
近年、ハイブリッドカーや電気自動車の普及が進み、電力から動力を得るために電池を搭載した車両が増えている。このような車両では、高電圧を得るために、多数の電池セルが直列接続されて構成された組電池が一般的に用いられる。組電池の電池セルの電圧は、ガソリン車のガソリンと同様に、車両の使用状況に応じて上下する。そのため、電池セルの状態をモニタリングするために、電圧を監視するシステムが必須である。
電池セルの電圧を監視する電圧監視モジュールが既に提案されている(特許文献1)。この電圧監視モジュールでは、断線発生時に保護ダイオードに流れる電流によって生じる電圧降下を利用して、断線を検出する機能を有する。このような一般的な電圧監視モジュールでは、直列接続された電池セルのそれぞれと電圧監視モジュールとの間の断線を、電池セルごとに逐次検査する。電圧監視モジュールの構成及び断線検出方法については、後に詳述する。
特開2009−257923号公報
上述のような電圧監視モジュールでは、直列接続された電池セルのそれぞれと電圧監視モジュールとの間の断線を、電池セルごとに逐次検査する。そのため、断線検出動作を電池セルの個数分だけ繰り返す必要がある。そのため、直列接続される電池セルの個数が多い場合には、断線検出に要する時間が延伸してしまい、電池セルの電圧測定頻度が減少してしまう。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態では、電圧監視モジュールは、直列接続されたm(mは2以上の整数)個の電池セルの高電位側端子と接続されるm個の入力端子と、前記m個の電池セルのうちで最下位の電池セルの低電位側端子の電圧が入力されるグランド端子と、隣接する2個の前記入力端子間に接続され、高電位側から数えてk番目(kは2以上m以下の整数)の前記入力端子の電圧が高電位側から数えて(k−1)番目の前記入力端子の電圧よりも大きくなった場合に電流を流し、所定の電圧降下を発生させる(m−1)個の電圧制御回路と、前記m個の電池セルの高電位側端子と前記m個の入力端子のそれぞれの間の断線を検出する断線検出回路と、を備え、前記断線検出回路は、前記m個の入力端子と前記グランド端子との間に挿入され、前記m個の入力端子のそれぞれと前記グランド端子との間に流れるm本の電流の流れを制御する活性化回路と、第1の端子が高電位側から数えて2番目からm番目の前記入力端子のそれぞれと接続され、第2の端子から信号を出力し、制御端子が高電位側から数えて1番目から(m−1)番目の前記入力端子のそれぞれと接続され、前記制御端子に印加される電圧が所定の値よりも小さい場合にオンとなる(m−1)個の第1のスイッチと、前記(m−1)個の第1のスイッチの前記第2の端子のそれぞれと接続される記憶部と、を備える。
一実施の形態によれば、短時間で断線検出を行うことができる電圧監視モジュール及び電圧監視システムを提供することができる。
電気自動車などに電源を供給する組電池の出力電圧を監視する電圧監視システムVMSの構成を示すブロック図である。 電圧監視モジュールVMM1〜VMMn及びセルモニタ部CMUの接続関係を示す電圧監視システムVMSの要部のブロック図である。 電圧監視モジュールVMM1の構成を示すブロック図である。 断線B1が発生していない場合の断線検出動作における電圧監視モジュール500の電流の流れを示す回路図である。 断線B1が発生している場合の断線検出動作における電圧監視モジュール500の電流の流れを示す回路図である。 実施の形態1にかかる電圧監視モジュール100の要部の構成を示す回路図である。 電圧監視モジュール100の断線検出動作を示すフローチャートである。 断線B1が発生している状態で断線検出回路10がオンとなった場合の電圧監視モジュール100の電流の流れを示す回路図である。 断線B1が発生している状態で断線検出回路10がオンとなった場合の電圧監視モジュール100の断線検出動作を示すタイミングチャートである。 断線B1が発生していない状態で断線検出回路10がオンとなった場合の電圧監視モジュール100の電流の流れを示す回路図である。 断線B1が発生していない状態で断線検出回路10がオンとなった場合の電圧監視モジュール100の断線検出動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1にかかる電圧監視モジュール100の断線検出動作時間を模式的に示す図である。 一般的な電圧監視モジュール500の断線検出動作時間を模式的に示す図である。 実施の形態2にかかる電圧監視モジュール200の要部の構成を示す回路図である。 電圧監視モジュール200の断線検出動作を示すフローチャートである。 断線Bmが発生している状態で断線検出回路20がオンとなった場合の電圧監視モジュール200の電流の流れを示す回路図である。 断線Bmが発生している状態で断線検出回路20がオンとなった場合の電圧監視モジュール200の断線検出動作を示すタイミングチャートである。 断線Bmが発生していない状態で断線検出回路20がオンとなった場合の電圧監視モジュール200の電流の流れを示す回路図である。 断線Bmが発生していない状態で断線検出回路20がオンとなった場合の電圧監視モジュール200の断線検出動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態3にかかる電圧監視モジュール300の要部の構成を示す回路図である。 電圧監視モジュール300の自己診断動作を示すフローチャートである。 断線検出回路にリーク故障L1が発生している場合の電圧監視モジュール300の回路図である。 実施の形態4にかかる電圧監視モジュール400の要部の構成を示す回路図である。 電圧監視モジュール400の自己診断動作を示すフローチャートである。 断線検出回路40にオープン故障OPが発生している場合の電圧監視モジュール400の回路図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面においては、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略される。
まず、実施の形態を理解するための前提として、電気自動車などに電源を供給する組電池の出力電圧を監視する電圧監視システムについて説明する。まず、図1を参照して、電気自動車などに電源を供給する組電池の出力電圧を監視する電圧監視システムVMSの構成の概要について説明する。図1は、電気自動車などに電源を供給する組電池の出力電圧を監視する電圧監視システムVMSの構成を示すブロック図である。電圧監視システムVMSは、電圧監視モジュールVMM1〜VMMn(nは、2以上の整数)、絶縁素子INS1及びINS2、セルモニタ部(Cell Monitoring Unit)CMU及び電池管理部(Battery Management Unit)BMUを有する。セルモニタ部CMU及び電池管理部BMUは、例えばマイクロコンピュータ(以下、MCU:Micro Computing Unit)で構成される。
電圧監視システムVMSは、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnにより、組電池assyの電圧を監視する。組電池assyは、直列接続されたn個の電池モジュールEM1〜EMnを有する。電池モジュールEM1〜EMnのそれぞれは、直列接続されたm個(mは、2以上の整数)の電池セルを有する。すなわち、組電池assyでは、(m×n)個の電池セルが直列に接続される。これにより、組電池assyは高い出力電圧を得ることができる。
セルモニタ部CMUは、絶縁素子INS2を介して電圧監視モジュールVMMnの通信入力端子と接続され、絶縁素子INS1を介して電圧監視モジュールVMM1の通信出力端子と接続される。絶縁素子INS1及びINS2は、例えばフォトカプラなどが用いられ、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnとセルモニタ部CMUとを電気的に分離する。これにより、故障などの際に組電池assyからセルモニタ部CMUへ高電圧が印加されることによる、セルモニタ部CMUの破損を防止することができる。
セルモニタ部CMUは電池管理部BMUと更に接続される。セルモニタ部CMUは、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnによる電圧監視結果から各電池セルの出力電圧を算出し、電池管理部BMUに通知する。また、セルモニタ部CMUは、電池管理部BMUからの指令に応じ、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnの動作を制御する。電池管理部BMUは、エンジンコントロール部(Engine Control Unit)ECUと更に接続される。電池管理部BMUは、セルモニタ部CMUから通知された各電池セルの出力電圧及びエンジンコントロール部ECUからの指令に応じて、電圧監視システムVMSの動作を制御する。また、電池管理部BMUは、電圧監視システムVMSや組電池assyの状態に関する情報などを、エンジンコントロール部ECUへ通知する。セルモニタ部CMU及び電池管理部BMUの動作については、後述の電圧監視システムVMSの動作の説明において詳述する。
次いで、図2を参照して、電圧監視モジュールVMM1〜VMMn及びセルモニタ部CMUの接続関係について説明する。図2は、電圧監視モジュールVMM1〜VMMn及びセルモニタ部CMUの接続関係を示す電圧監視システムVMSの要部のブロック図である。電圧監視モジュールVMM1〜VMMnは、それぞれ電池モジュールEM1〜EMnと接続され、電池モジュールEM1〜EMnから受ける電圧を監視する。電圧監視モジュールVMM1〜VMMnはデイジーチェーンとして構成され、電圧監視モジュールVMM2〜VMMnの通信回路の出力が、それぞれ電圧監視モジュールVMM1〜VMM(n−1)の通信回路の入力と接続される。
セルモニタ部CMUは、絶縁素子INS2を介して、電圧監視モジュールVMMnに制御信号を出力する。なお、電圧監視モジュールVMM1〜VMM(n−1)に対する制御信号は、デイジーチェーン構成を利用して、電圧監視モジュールVMM1〜VMM(n−1)に伝達される。これにより、セルモニタ部CMUは、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnの動作を制御する。電圧監視モジュールVMM1〜VMMnは、セルモニタ部CMUからの制御信号に応じ、絶縁素子INS1を介して、監視結果をセルモニタ部CMUへ出力する。なお、電圧監視モジュールVMM2〜VMMnからの監視結果は、デイジーチェーン構成を利用して、セルモニタ部CMUに伝達される。
次いで、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnのそれぞれの構成について説明する。なお、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnは、それぞれ同様の構成を有する。よって、代表例として、電圧監視モジュールVMM1の構成について、図3を参照して説明する。図3は、電圧監視モジュールVMM1の構成を示すブロック図である。電圧監視モジュールVMM1は、電源回路VMM_S、通信回路VMM_C、電圧測定回路VMC、セルバランス回路CB1〜CBm(mは2以上の整数)、電源端子VCC、入力端子V_1〜V_(m+1)、セルバランス入力端子VB1〜VBm、通信入力端子Tin及び通信出力端子Toutを有する。
電池モジュールEM1は、高電圧側から順に、電池セルEC1〜ECmが直列接続されている。電圧監視モジュールVMM1は、電源端子VCCが電池セルEC1の高電圧側と接続される。電池セルECmの低電圧側は、入力端子V_(m+1)と接続される。入力端子の電圧は、電圧監視モジュールVMM1内で分岐され、電圧測定回路VMC及び通信回路VMM_Cにグランド電圧として供給される。これにより、電圧監視モジュールVMM1には、電池モジュールEM1の出力電圧が電源電圧として供給される。電源回路VMM_Sは、電源端子VCCを介して、電池セルEC1からの電源供給を受ける。電源回路VMM_Sは、通信回路VMM_C及び電圧測定回路VMCに電源を供給する。
電圧測定回路VMCは、選択回路VMC_SEL、A/Dコンバータ(Analog to Digital Converter:ADC)VMC_ADC、レジスタVMC_REG及び制御回路VMC_CONを有する。選択回路VMC_SELは、スイッチSWa_1〜SWa_m及びSWb_1〜SWb_mを有する。スイッチSWa_1〜SWa_m及びSWb_1〜SWb_mは、制御回路VMC_CONからの制御信号によりオン/オフする。jを1〜mの整数とすると、電池セルECjの電圧を測定する場合には、スイッチSWa_j及びSWb_jが同時にオンとなる。これにより、電池セルECjの高電位側端子からの電圧が、入力端子V_jを介して、高電位側電圧VHとしてA/DコンバータVMC_ADCに供給される。同様に、電池セルECjの低電位側端子からの電圧が、入力端子V_(j+1)を介して、低電位側電圧VLとしてA/DコンバータVMC_ADCに供給される。
A/DコンバータVMC_ADCは、高電位側電圧VHと低電位側電圧VLの値をデジタル値である電圧値に変換する。そして、デジタル値である電圧値をレジスタVMC_REGに出力する。レジスタVMC_REGは、A/DコンバータVMC_ADCから出力された電圧値を記憶する。制御回路は、スイッチSWa_1〜SWa_m及びSWb_1〜SWb_mを順にオンにする動作を、所定の時間(例えば10msec)ごとに繰り返す。これにより、レジスタVMC_REGには、所定の時間ごとに、入力端子V_j及びV_(j+1)に供給される電圧の値が上書きされる。
通信回路VMM_Cは、通信入力端子Tinを介して、セルモニタ部CMUからの指令及び他の電圧監視モジュールVMM2〜VMMnからの出力を受ける。そして、通信回路VMM_Cは、セルモニタ部CMUからの指令を、制御回路VMC_CONに転送する。なお、通信回路VMM_Cは、電圧監視モジュールVMM2〜VMMnからの出力を、セルモニタ部CMUにそのまま転送する。
セルバランス回路CBjと外付け抵抗R_jとは、セルバランス入力端子VBjを介して、それぞれ入力端子V_jと入力端子V_(j+1)との間に接続される。セルバランス回路CBjがオンとなることにより、入力端子V_jと入力端子V_(j+1)との間が導通する。制御回路VMC_CONがセルバランス回路CB1〜CBmのオン/オフを制御することにより、電池セルEC1〜ECmのそれぞれを選択的に放電させる。
続いて、図1を参照して、電圧監視システムVMSの動作について説明する。まず、電池セルの出力電圧監視動作について説明する。電圧監視システムVMSは、セルモニタ部CMUからの電圧監視動作開始指令に応じ、電池セルの出力電圧監視動作を開始する。例えば、エンジンコントロール部ECUは電気自動車のパワーオンを検出し、電池管理部BMUへ電圧監視システムVMSの起動指令を発する。電池管理部BMUは、電圧監視システムVMSの起動指令に応じ、セルモニタ部CMUに電圧監視モジュールVMM1〜VMMnの起動指令を発する。セルモニタ部CMUは、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnの起動指令に応じ、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnへ電圧監視動作開始指令を発する。
図3を参照して、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnの動作について説明する。 電圧監視動作開始指令を受けた電圧監視モジュールVMM1〜VMMnはそれぞれ同様の動作を行うので、以下では、電圧監視モジュールVMM1の動作を代表例として説明する。電圧監視モジュールVMM1は、セルモニタ部CMUからの電圧監視動作開始指令に応じ、電圧監視動作を開始する。具体的には、通信回路VMM_Cは、セルモニタ部CMUからの電圧監視動作開始指令を、電圧測定回路VMCの制御回路VMC_CONに転送する。制御回路VMC_CONは、電圧監視動作開始指令に応じ、スイッチSWa_j及びSWb_jをオンにする。これにより、入力端子V_j及びV_(j+1)は、それぞれA/DコンバータVMC_ADCと接続される。A/DコンバータVMC_ADCは、接続された入力端子V_j及びV_(j+1)に供給される電圧の大きさを、デジタル値である電圧値に変換し、電圧値をレジスタVMC_REGに書き込む。
この例では、制御回路VMC_CONは、所定の時間内にスイッチSWa_1〜SWa_m及びSWb_1〜SWb_mを順にオンにする。すなわち、所定時間内に、m回のスイッチング動作を繰り返す。所定の時間は、例えば10msecである。この場合、電圧監視モジュールVMM1は、所定の時間(10msec)ごとに、入力端子V_j及びV_(j+1)のそれぞれに供給される電圧の値を測定し、レジスタVMC_REGに逐次上書きすることとなる。電圧監視モジュールVMM1は、セルモニタ部CMUからの指令がない限り、上述の電圧監視動作を継続して行う。
電気自動車の制御を行うために電池セルの出力電圧の値を参照する場合には、セルモニタ部CMUは、電池管理部BMUからの指令に応じ、電圧値出力指令を電圧監視モジュールVMM1に発する。電圧監視モジュールVMM1は、電圧値出力指令に応じ、指定された入力端子の電圧値を、セルモニタ部CMUに出力する。具体的には、通信回路VMM_Cは、セルモニタ部CMUからの電圧値出力指令を、電圧測定回路VMCの制御回路VMC_CONに転送する。制御回路VMC_CONは、電圧値出力指令に応じ、レジスタVMC_REGに出力指令を発する。この際、制御回路VMC_CONは、レジスタVMC_REGに対し、いずれの入力端子の電圧値を出力するかを指定する。レジスタVMC_REGは、制御回路VMC_CONからの出力指令に応じ、出力指令を受けた時点における指定された入力端子の電圧値を、通信回路VMM_Cを介して、セルモニタ部CMUに出力する。
セルモニタ部CMUは、電圧監視モジュールVMM1から受け取った入力端子V_j及びV_(j+1)の電圧値から、電池セルECjの出力電圧を算出する。例えば、セルモニタ部CMUは、入力端子V_1と入力端子V_2との間の電圧の差から、電池セルEC1の出力電圧を算出することができる。その後、セルモニタ部CMUは、電池管理部BMUの求めに応じて、算出した電池セルの出力電圧を、電池管理部BMUに通知する。
なお、電気自動車がパワーオフとなる場合には、エンジンコントロール部ECUは電気自動車のパワーオフを検出し、電池管理部BMUへ電圧監視システムVMSの停止指令を発する。電池管理部BMUは、電圧監視システムVMSの停止指令に応じ、セルモニタ部CMUに電圧監視モジュールVMM1〜VMMnの停止指令を発する。セルモニタ部CMUは、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnの停止指令に応じ、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnへ電圧監視動作停止指令を発する。電圧監視モジュールVMM1は、セルモニタ部CMUからの電圧監視動作停止指令に応じ、電圧監視動作を停止する。具体的には、通信回路VMM_Cは、セルモニタ部CMUからの電圧監視動作停止指令を、電圧測定回路VMCの制御回路VMC_CONに転送する。制御回路VMC_CONは、電圧監視動作停止指令に応じ、スイッチSWa_1〜SWa_m及びSWb_1〜SWb_mを全てオフにする。これにより、電圧監視動作が停止する。
以上では、電池セルの電圧監視動作について説明した。しかし、電圧監視システムVMSは、例えば電気自動車などに搭載されるので、電気自動車の使用状況などに応じた動作を行う必要がある。よって、以下では、電気自動車の使用状況に応じた電圧監視システムVMSの動作を説明する。
電気自動車を継続的に使用するためには、電気スタンドなどにおいて組電池assyの充電を行う必要がある。組電池assyを充電する場合は、エンジンコントロール部ECUが、例えば充電プラグの接続などの運転者の操作を検知し、組電池assyを充電するための充電指令を電池管理部BMUに発する。電池管理部BMUは、エンジンコントロール部ECUからの充電指令に応じ、リレーREL1及びREL2を開ける。これにより、組電池assyとインバータINVとは、電気的に切断される。この状態で、例えば充電プラグを介して組電池assyに外部充電電圧CHARGEが供給されることにより、組電池assyが充電される。
一般に、電池セルなどの二次電池が過充電又は過放電されると、電池セルの寿命が短くなることが知られている。また、組電池assyのように複数の電池セルが直列接続された構成では、電池セルの製造ばらつきなどにより、同様の充放電動作を行わせても電圧のばらつきなどが生じる。このようなばらつきが生じたまま、組電池assyの充放電動作を繰り返すと、特定の電池セルのみの劣化、過充電又は過放電が発生する。その結果、組電池assy全体の短寿命化及び故障発生の原因となる。このため、直列接続された電池セルを用いる場合には、各電池セルの電圧のバランス(いわゆるセルバランス)を維持する必要がある。
以下では、電気スタンドなどにおける充電時の電圧監視システムVMSの電池セルの動作について説明する。なお、電池セルの出力電圧監視動作及び電池セルの出力電圧の算出方法については、上述と同様であるので、適宜説明を省略する。
まず、電池管理部BMUは、エンジンコントロール部ECUからの充電指令に応じ、セルモニタ部CMUに出力電圧測定指令を発する。セルモニタ部CMUは、電池管理部BMUからの出力電圧測定指令に応じ、組電池assyを構成する全ての電池セルの出力電圧を算出し、電池管理部BMUに通知する。電池管理部BMUは、組電池assyの中で最も出力電圧が低い電池セルを特定する。ここでは、説明を簡略化するため、電池モジュールEM1の電池セルEC1が、組電池assyの中で最も出力電圧が低い電池セルであるとする。
その後、電池管理部BMUは、セルバランス動作指令をセルモニタ部CMUに発する。セルモニタ部CMUは、セルバランス動作指令に応じて、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnに放電指令を発する。以下では、電圧監視モジュールVMM1の動作を代表例として説明する。電圧監視モジュールVMM1では、電圧測定回路VMCの制御回路VMC_CONが、通信回路VMM_Cを介して、放電指令を受ける。制御回路VMC_CONは、放電指令に応じ、セルバランス回路CB2〜CBmをオンにする。これにより、電池セルEC2〜ECmが放電される。
セルモニタ部CMUは、放電中の電池セルEC2〜ECmの出力電圧値を逐次算出する。そして、各電池セルの出力電圧が電池セルEC1の出力電圧まで降下した場合に、該当する電池セルの放電動作を停止させる放電停止指令を発する。以下では、放電により、電池セルEC2の出力電圧が電池セルEC1の出力電圧まで降下した場合について説明する。まず、セルモニタ部CMUは、電池セルEC2の出力電圧が電池セルEC1の出力電圧まで降下したことを検出する。そして、電圧監視モジュールVMM1に電池セルEC2の放電停止指令を発する。
電圧監視モジュールVMM1の制御回路VMC_CONは、通信回路VMM_Cを介して、電池セルEC2の放電停止指令を受ける。制御回路VMC_CONは、電池セルEC2の放電停止指令に応じて、セルバランス回路CB2をオフにする。これにより、電池セルEC2の放電は停止し、電池セルEC2の出力電圧は電池セルEC1の出力電圧と同じになる。セルモニタ部CMUが同様の動作を行うことにより、電池モジュールEM1の電池セルEC3〜ECm及び電池モジュールEM2〜EMnの各電池セルの出力電圧も、電池セルEC1の出力電圧と同じになる。これにより、電池モジュールEM2〜EMnの各電池セルの出力電圧が均一化され、セルモニタ部CMUはセルバランス動作を終了する。セルモニタ部CMUは、セルバランス動作終了を、電池管理部BMUに通知する。
電池管理部BMUは、セルバランス動作終了の通知に応じ、充電プラグと接続される受電部(不図示)に、充電開始の指令を発する。これにより、組電池assyに外部充電電圧CHARGEが供給され、組電池assyの充電が開始する。
セルモニタ部CMUは、充電中の各電池セルの出力電圧を監視する。そして、いずれかの電池セルの出力電圧が充電上限電圧に到達したならば、過充電警報を電池管理部BMUに通知する。電池管理部BMUは、過充電警報の通知に応じ、受電部に充電停止の指令を発する。これにより、外部充電電圧CHARGEの供給が遮断され、充電は停止する。充電上限電圧は、電池セルの過充電の発生を確実に防止するため、過充電時の電圧レベルから十分なマージンを有する、過充電時の閾値電圧レベルよりも小さい電圧値を設定することが望ましい。
なお、電池モジュールEM1〜EMnの各電池セルの充電特性には、ばらつきがある。このため、充電後の各電池セルの電圧値には、ばらつきが生じる。よって、各電池セルの電圧値のばらつきを把握するため、セルモニタ部CMUは各電池セルの出力電圧を測定する。そして、各電池セルの出力電圧のばらつきが、規定範囲内に収まっているか否かを判定する。そして、判定結果を電池管理部BMUに通知する。
各電池セルの出力電圧のばらつきが規定範囲内に収まっていない場合には、電池管理部BMUは、セルバランス動作の開始をセルモニタ部CMUに指令する。そしてセルバランス動作終了後、電池管理部BMUは、充電開始を受電部に指令する。一方、各電池セルの出力電圧のばらつきが規定範囲内に収まっている場合には、電池管理部BMUは、エンジンコントロール部ECUに充電完了を通知する。エンジンコントロール部ECUは、運転席に設けられた表示装置などに、組電池assyの充電が完了したことを表示する。以上のように、電圧監視システムVMSが電池セルの出力電圧を監視することにより、過充電を防止し、かつ良好なセルバランスを維持した状態で、組電池assyをフル充電状態まで充電することができる。
次いで、電気自動車を加速させる場合について説明する。電気自動車を加速させる場合には、エンジンコントロール部ECUが、例えばアクセルペダルの踏みこみなどの運転者の操作を検知して、電気自動車を加速させるための加速指令をインバータINV及び電池管理部BMUに発する。インバータINVは、エンジンコントロール部ECUからの加速指令に応じ、動作モードが直流→交流変換モードに切り替わる。電池管理部BMUは、エンジンコントロール部ECUからの加速指令に応じ、リレーREL1及びREL2を閉じる。これにより、組電池assyからインバータINVに直流電圧が供給される。インバータINVは、直流電圧を交流電圧に変換し、モータジェネレータMGに供給する。モータジェネレータMGは、交流電圧の供給を受けることにより、駆動力を発生させる。モータジェネレータMGで発生した駆動力が、ドライブシャフトなどを介して駆動輪に伝達されることにより、電気自動車は加速する。
電気自動車が加速する場合には、電池セルに蓄えられた電力が消費され、電池セルの出力電圧は降下してゆく。従って、電池セルの過放電を防止する措置が必要である。そのため、電圧監視システムVMSは、走行時の各電池セルの出力電圧を常時監視する。そして、例えばいずれかの電池セルの電圧が警告レベル電圧を下回った場合には、セルモニタ部CMUは電池管理部BMUに電圧降下警報を発する。電池管理部BMUは、電圧降下警報に応じて、組電池assyの充電残量低下警報をエンジンコントロール部ECUに発する。エンジンコントロール部ECUは、運転席に設けられた表示装置などに、組電池assyの充電残量低下警報を表示し、運転者に電池セルの過放電が生じる恐れがあることを報知する。これにより、電圧監視システムVMSは、走行停止などの過放電防止措置を取ることを、運転者に促すことができる。
なお、組電池assyの充電残量低下警報が放置され、その後も走行が続けられた場合には、電池セルの出力電圧はさらに低下する。よって、電池セルの過放電を防止するため、各電池セルの放電を停止する必要がある。例えばいずれかの電池セルの電圧が緊急停止レベル電圧を下回った場合には、セルモニタ部CMUは電池管理部BMUに緊急停止警報を発する。緊急停止レベル電圧は、電池セルの過放電の発生を確実に防止するため、過放電時の電圧レベルから十分なマージンを有する、過放電の閾値電圧レベルよりも大きい電圧値を設定することが望ましい。
電池管理部BMUは、セルモニタ部CMUからの緊急停止警報に応じ、緊急停止動作を発動する。具体的には、電池管理部BMUは、リレーREL1及びREL2を開け、組電池assyからインバータINVへの電源供給を遮断する。これにより、電池セルの出力電圧降下が停止する。また、電池管理部BMUは、エンジンコントロール部ECUに、緊急停止動作の実行を通知する。エンジンコントロール部ECUは、運転席に設けられた表示装置などに、緊急停止動作が発動されたことを表示する。これにより、電池セルの過放電の発生を確実に防止することができる。
次いで、電気自動車を減速させる場合について説明する。電気自動車を減速させる場合には、エンジンコントロール部ECUが、例えばブレーキペダルの踏みこみなどの運転者の操作を検知し、電気自動車を減速させるための減速指令をインバータINV及び電池管理部BMUに発する。インバータINVは、エンジンコントロール部ECUからの減速指令に応じ、動作モードが交流→直流変換モードに切り替わる。電池管理部BMUは、エンジンコントロール部ECUからの減速指令に応じ、リレーREL1及びREL2を閉じる。モータジェネレータMGは、ドライブシャフトなどを介して伝達されるタイヤの回転力により、発電を行う。発電により生じる回転抵抗は、ドライブシャフトなどを介して、制動力として駆動輪に伝達される。これにより、電気自動車は減速する。この制動手法は、一般に回生ブレーキ動作と称される。回生ブレーキ動作により生じた交流電圧は、インバータINVに供給される。インバータINVは、モータジェネレータMGからの交流電圧を直流電圧に変換し、組電池assyに供給する。これにより、組電池assyは、回生ブレーキ動作で回収された電圧により充電される。
回生ブレーキ動作時には組電池assyが充電されるので、各電池セルの出力電圧は上昇する。よって、電池セルの過充電を防止する措置が必要である。そのため、電圧監視システムVMSは、走行時の各電池セルの出力電圧を常時監視する。セルモニタ部CMUは、回生ブレーキ動作開始時の各電池セルの出力電圧が充電上限電圧以下であるか否かを判定する。充電上限電圧よりも大きな出力電圧を有する電池セルが存在する場合には、セルモニタ部CMUは過充電警報を電池管理部BMUに発する。電池管理部BMUは、過充電警報に応じてリレーREL1及びREL2を開け、組電池assyが充電されることを防止する。
また、回生ブレーキ動作による充電中においても、セルモニタ部CMUは、電池セルの出力電圧の監視を継続する。そして、出力電圧が充電上限電圧に到達した電池セルが発見された場合には、セルモニタ部CMUは過充電警報を電池管理部BMUに発する。電池管理部BMUは、過充電警報に応じてリレーREL1及びREL2を開け、組電池assyが充電されることを防止する。これにより、組電池assyの過充電を防止できる。
上述では、電池セルの電圧が正常に検出できることを前提として、電圧監視システムVMSの動作を説明したが、実際には電池セルの出力電圧を正常に検出できない場合が有る。例えば、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnと組電池assyとの間の配線が断線してしまうと、断線箇所の電圧が異常降下又は異常上昇してしまい、セルモニタ部CMUは正常な電圧算出ができなくなる。このような断線が発生した場合には、電圧監視システムVMSの目的である電池セルの出力電圧の監視ができなくなるため、断線故障を検出することが求められる。
そのため、セルモニタ部CMUには、出力電圧の値の適正範囲が予め記憶されている。算出した電池セルの出力電圧値が適正範囲から逸脱している場合には、セルモニタ部CMUは断線故障が発生したものと判定する。そして、セルモニタ部CMUは、断線故障の発生を電池管理部BMUに通知する。電池管理部BMUは、断線故障発生の通知に応じ、リレーREL1及びREL2開けて、インバータINVと組電池assyの接続を切断する。これにより、システムに更なる障害が発生することを防止する。また、電池管理部BMUは、断線故障の発生をエンジンコントロール部ECUに通知する。エンジンコントロール部ECUは、運転席に設けられた表示装置などに断線故障の発生を表示し、運転者に故障発生を報知する。以上のように、電圧監視システムVMSは、断線故障の発生を検出することも可能である。
なお、電圧監視システムVMSの構成及び動作は例示に過ぎない。従って、例えば、セルモニタ部CMU及び電池管理部BMUは、1つの回路ブロックに統合することが可能である。また、セルモニタ部CMUと電池管理部BMUが分担する機能の全部又は一部を相互に代替することが可能である。さらに、セルモニタ部CMU、電池管理部BMU及びエンジンコントロール部ECUは、1つの回路ブロックに統合することが可能である。また、エンジンコントロール部ECUは、セルモニタ部CMU及び電池管理部BMUの機能の全部又は一部を代替することが可能である。
上述の断線による問題を回避するため、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnでは、断線の発生の有無を検出する機能が求められる。ここで、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnの変形例である電圧監視モジュール500の断線検出動作について説明する。
以下、電圧監視モジュール500の断線検出動作を、電池セルEC1の高電位側端子と入力端子V_1との間に断線B1が発生している場合と、断線B1が発生していない場合と、に分けて説明する。初めに、電池セルEC1の高電位側端子と入力端子V_1との間で断線が発生していない場合について説明する。図4は、断線が発生していない場合の断線検出動作における電圧監視モジュール500の電流の流れを示す回路図である。電圧監視モジュール500は、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnの変形例であり、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnに保護ダイオードD1〜Dm、断線検出用の電流源501及び502、スイッチSW51及びSW52を追加した構成を有する。図4の電圧測定回路VMC5は、電圧監視モジュールVMM1〜VMMnの電圧測定回路VMCに相当する。なお、図4では、説明の簡略化のため、電圧監視モジュール500の構成及び動作を理解するために必要な構成を表示している。具体的には、図4では電源回路VMM_Sを省略し、入力端子V_1〜V_3、保護ダイオードD1及びD2、セルバランス入力端子VB1及びVB2に関わる回路素子、回路ブロックのみを表示している。また、制御回路VMC_CONから選択回路VMC_SEL及びセルバランス回路への制御信号の表示を省略している。
まず、制御回路VMC_CONは、スイッチSW51及びSW52、選択回路VMC_SELのスイッチSWa_1及びSWb_1をオンにし、その他のスイッチをオフにする。電池セルEC1の高電位側端子と入力端子V_1との間には、断線B1が発生していないので、入力端子V_1の電圧は入力端子V_2よりも高い。よって、A/DコンバータVMC_ADCの高電位側電圧VH(入力端子V1の電圧)は、低電位側電圧VLよりも高くなる(入力端子V2の電圧)。VH>VLならば電池セルEC1の電圧を正しく検出できているので、この場合は、断線は発生していないものとして判定できる。
続いて、電池セルEC1の高電位側端子と入力端子V_1との間で断線B1が発生している場合について説明する。図5は、断線が発生している場合の断線検出動作における電圧監視モジュール500の電流の流れを示す回路図である。なお、図5は、図4と同様に簡略化されている。
電池セルEC1の高電位側端子と入力端子V_1との間には、断線B1が発生している。そのため、入力端子V_1の電圧が、入力端子V_2よりも低下してしまう。すると、保護ダイオードD1に電流が流れ始める。この際、保護ダイオードD1では、電圧降下VFが生じる。よって、A/DコンバータVMC_ADCの高電位側電圧VH(入力端子V1の電圧)は、入力端子V_2の電圧から電圧降下VFを減じた電圧となる。そのため、断線が無い場合と比べて、高電位側電圧VHと低電位側電圧VLとの間の大小関係が逆転する(VH<VL)。この場合は、電池セルEC1の電圧を正しく検出できず、断線B1が生じているものとして判定できる。
電圧監視モジュール500は、以上のように、断線B1を検出することが可能である。同様に、選択回路VMC_SELのスイッチSWa_2及びSWb_2をオンにし、その他のスイッチをオフにすることで、電池セルEC2の高電位側端子と入力端子V_2との間の断線B2の有無を検出することができる。つまり、オンにするスイッチを順次変えることで、電池セルEC1〜ECmと入力端子V_1〜V_mとの間の断線B1〜Bmの有無を、それぞれ検出することができる。
つまり、電圧監視モジュール500では、断線B1〜Bmの有無を全て判定しようとすると、m回スイッチを切り替えて、m回の検出動作を行う必要がある。このため、断線検出に多大な時間を要する。そのため、断線検出動作と電池セルの電圧測定とを繰り返し行う場合などは、断線動作検出のために、電池セルの電圧測定が行えない期間が長くなってしまう。
実施の形態1
以下、実施の形態1にかかる電圧監視モジュール100について説明する。電圧監視モジュール100は、図1〜3に示す電圧監視モジュールVMM1〜VMMnのそれぞれに相当する。図6は、実施の形態1にかかる電圧監視モジュール100の要部の構成を示す回路図である。電圧監視モジュール100では、電圧測定回路VMC1が電圧監視モジュールVMM1〜VMMnの電圧測定回路VMCに相当する。なお、図6では、説明の簡略化のため、電圧監視モジュール100の構成及び動作を理解するために必要な構成を表示している。
電圧監視モジュール100は、図3に示す電圧監視モジュールVMM1と比べ、電圧測定回路VMC1に保護ダイオードD1〜Dm及び断線検出回路10が追加された構成を有する。なお、図6では、レジスタVMC_REG、通信回路VMM_C、制御回路VMC_CONについては、表示を省略している。
図6では、説明の簡略化のため、保護ダイオードD1〜D3のみを表示している。保護ダイオードD1〜Dmのアノードは、それぞれ入力端子V_2〜V_m+1と接続される。保護ダイオードD1〜Dmのカソードは、それぞれ入力端子V_1〜V_mと接続される。これにより、入力端子V_1〜V_mに過電圧が印加された場合、保護ダイオードD1〜Dmが降伏することで、電圧監視モジュール100への過電圧の印加を防止する。
断線検出回路10は、PMOSトランジスタP_1〜P_m−1、抵抗Ra_1〜Ra_m−1、検出制御回路11、レジスタ12、活性化回路13を有する。図6では、説明の簡略化のため、NMOSトランジスタN_1及びN_2、PMOSトランジスタP_1及びP_2、抵抗Ra_1及びRa_2、検出制御回路11、活性化回路13、レジスタ12のみを表示している。
PMOSトランジスタP_1〜P_m−1のソースは、それぞれ入力端子V_2〜V_mと接続される。PMOSトランジスタP_1〜P_m−1のドレインは、それぞれ抵抗Ra_1〜Ra_m−1を介して、グランド端子VSSと接続される。また、PMOSトランジスタP_1〜P_m−1のドレイン(ノードOUT_1〜OUT_m−1)は、レジスタ12と接続される。PMOSトランジスタP_1〜P_m−1のゲートは、それぞれNMOSトランジスタN_1〜N_m−1のドレインと接続される。以下、PMOSトランジスタP_1〜P_m−1のゲートに印加される電圧をVg_1〜Vg_m−1とする。
活性化回路13は、NMOSトランジスタN_1〜N_m−1、NMOSトランジスタN_a及びN_b、電流源14を有する。NMOSトランジスタN_1〜N_m−1のドレインは、それぞれ入力端子V_1〜V_m−1と接続される。NMOSトランジスタN_1〜N_m−1のソースは、それぞれグランド端子VSSと接続される。電流源14は、電源回路VMM1とNMOSトランジスタN_bのドレインとの間に接続され、電流Iを出力する。NMOSトランジスタN_bのドレインは、NMOSトランジスタN_bのゲート及びNMOSトランジスタN_1〜N_m−1のゲートと接続される。NMOSトランジスタN_bのソースは、グランド端子VSSと接続される。すなわち、NMOSトランジスタN_b及びNMOSトランジスタN_1〜N_m−1は、カレントミラー回路を構成する。NMOSトランジスタN_aのドレインは、NMOSトランジスタN_1〜N_m−1及びN_bのゲートと接続される。NMOSトランジスタN_aのソースは、グランド端子VSSと接続される。
検出制御回路11は、制御信号S1により、活性化回路13のオン/オフを制御する。NMOSトランジスタN_aのゲートには、検出制御回路11から制御信号S1が印加される。レジスタ12は、PMOSトランジスタP_1〜P_m−1と抵抗Ra_1〜Ra_m−1との間のそれぞれの接続ノード(ノードOUT_1〜OUT_m−1)から出力される信号のレベルを記憶する。電圧監視モジュール100のその他の構成は、図1〜3に示す電圧監視モジュールVMM1〜VMMnと同様であるので、説明を省略する。
なお、電圧監視モジュール100と電池モジュールEC1との間には、抵抗Rf1〜Rfm、容量C1〜Cmからなるフィルタ回路FILが挿入される。
続いて、電圧監視モジュール100の断線検出動作について説明する。図7は、電圧監視モジュール100の断線検出動作を示すフローチャートである。まず、検出制御回路11は、制御信号S1のレベルをハイからローに切り替える(図7のステップS11)。これにより、活性化回路13のNMOSトランジスタN_1〜N_m−1がオンとなる(図7のステップS12)。具体的には、制御信号S1がハイからローに切り替わることにより、NMOSトランジスタN_aはオフとなる。そのため、NMOSトランジスタN_1〜N_m−1のゲートはハイとなり、NMOSトランジスタN_1〜N_m−1はオンとなる。
以下では、電圧監視モジュール100の断線検出動作を、断線B1が発生している場合と、断線B1が発生していない場合と、に分けて説明する。初めに、電池セルEC1の高電位側端子と入力端子V_1との間で断線B1が発生した場合について説明する。図8は、断線B1が発生している状態で断線検出回路10がオンとなった場合の電圧監視モジュール100の電流の流れを示す回路図である。図9は、断線B1が発生している状態で断線検出回路10がオンとなった場合の電圧監視モジュール100の断線検出動作を示すタイミングチャートである。
電池セルEC1の高電位側端子と入力端子V_1との間には、断線B1が発生している。そのため、入力端子V_1の電圧が、入力端子V_2よりも低下してしまう。すると、保護ダイオードD1に電流が流れ始める。NMOSトランジスタN_1は、NMOSトランジスタN_bとカレントミラーを構成しているので、保護ダイオードD1及びNMOSトランジスタN_1には、電流Iが流れる。
このとき、保護ダイオードD1では、入力端子V_2の電圧に対して、電圧降下VFが生じる。つまり、保護ダイオードD1は、電圧制御回路として機能する。よって、入力端子V_2の電圧をV2とすると、電圧(V2−VF)が、PMOSトランジスタP_1のゲートに印加される。ここで、PMOSトランジスタP_1の閾値電圧Vthが、Vth>(V2−VF)となるように、保護ダイオードD1及びNMOSトランジスタN_1のオン抵抗が、予め設定される。これにより、断線B1が生じた場合には、PMOSトランジスタP_1はオンとなり、PMOSトランジスタP_1及び抵抗Ra_1に電流が流れる。よって、PMOSトランジスタP_1と抵抗Ra_1との間の接続ノード(ノードOUT_1)のレベルはハイとなる(図7のステップS13)。従って、断線B1が発生している場合には、レジスタ12にはハイ、すなわち「1」が書き込まれる(図7のステップS14)。
続いて、電池セルEC1の高電位側端子と入力端子V_1との間で断線が発生していない場合について説明する。図10は、断線B1が発生していない状態で断線検出回路10がオンとなった場合の電圧監視モジュール100の電流の流れを示す回路図である。図11は、断線B1が発生していない状態で断線検出回路10がオンとなった場合の電圧監視モジュール100の断線検出動作を示すタイミングチャートである。
電池セルEC1の高電位側端子と入力端子V_1との間には、断線B1が発生していない。この場合、入力端子V_1の電圧は入力端子V_2よりも高いので、保護ダイオードD1には電流は流れない。NMOSトランジスタN_1はNMOSトランジスタN_bとカレントミラーを構成しているので、入力端子V_1からNMOSトランジスタN_1へ向けて、電流Iが流れる。
このとき、入力端子V_1の電圧をV1とすると、電圧V1がPMOSトランジスタP_1のゲートに印加される。ここで、PMOSトランジスタP_1の閾値電圧Vthが、Vth<V1となるように、保護ダイオードD1及びNMOSトランジスタN_1のオン抵抗が、予め設定される。これにより、断線B1が生じていない場合には、PMOSトランジスタP_1はオフとなり、PMOSトランジスタP_1及び抵抗Ra_1に電流は流れない。よって、PMOSトランジスタP_1と抵抗Ra_1との間の接続ノード(ノードOUT_1)のレベルはプルダウンされ、ローとなる(図7のステップS13)。従って、断線B1が発生していない場合には、レジスタ12にはロー、すなわち「0」が書き込まれる(図7のステップS15)。
以上のように、電池セルEC1の高電位側端子と入力端子V_1との間の断線B1の発生の有無を、レジスタに書き込まれる値で判定することができる。
同様に、電池セルEC2〜ECm−1の高電位側端子と入力端子V_2〜V_m−1との間の断線B2〜Bm−1が発生している場合には、PMOSトランジスタP_2〜P_m−1と抵抗Ra_1〜Ra_m−1との間の接続ノードのそれぞれのレベルがハイとなる。従って、断線B2〜Bm−1が発生している場合には、レジスタ12にはハイ、すなわち「1」が書き込まれる。
断線B2〜Bm−1が発生していない場合には、PMOSトランジスタP_2〜P_m−1と抵抗Ra_1〜Ra_m−1との間の接続ノードのそれぞれのレベルがローとなる。従って、断線B2〜Bm−1が発生していない場合には、レジスタ12にはロー、すなわち「0」が書き込まれる。
つまり、断線検出回路10をオンにすることで、電池セルEC1〜ECm−1の高電位側端子と入力端子V_1〜V_m−1との間の断線B1〜Bm−1の発生の有無を、同時に判定することが可能となる。
図12Aは、実施の形態1にかかる電圧監視モジュール100の断線検出動作時間を模式的に示す図である。電圧監視モジュール100では、電池セルEC1〜ECmの電圧測定期間111に対し、断線検出動作期間112で断線B1〜Bm−1の有無を同時に判定する。そのため、電池セルEC1〜ECmの電圧測定期間111に比べて、断線検出動作期間112を大幅に短縮することができる。
また、図12Bは、上述の一般的な電圧監視モジュール500の断線検出動作時間を模式的に示す図である。電圧監視モジュール500は、電池セルEC1〜ECmの電圧測定期間113に対し、断線検出動作期間114で断線B1〜Bmの有無を順に判定する。そのため、電池セルEC1〜ECmの電圧測定期間113と同程度の長さの断線検出動作期間114が必要となる。
よって、電圧監視モジュール100は、断線検出動作期間112で断線B1〜Bm−1の有無を同時に判定するため、一般的な電圧監視モジュール500に比べて、断線検出動作期間を大幅に削減することが可能となる。
実施の形態2
次に、実施の形態2にかかる電圧監視モジュール200について説明する。電圧監視モジュール200は、実施の形態1にかかる電圧監視モジュール100の変形例である。図13は、実施の形態2にかかる電圧監視モジュール200の要部の構成を示す回路図である。電圧監視モジュール200では、電圧測定回路VMC2が電圧監視モジュール100の電圧測定回路VMC1に相当する。なお、図13では、説明の簡略化のため、電圧監視モジュール200の構成及び動作を理解するために必要な構成を表示している。具体的には、図13では、入力端子V_m〜V_m+1にかかわる回路素子、回路ブロックのみを表示している。
電圧監視モジュール200は、電圧監視モジュールの断線検出回路10を断線検出回路20に置換した構成を有する。断線検出回路20は、断線検出回路10に、PMOSトランジスタP_m、Pb_1及びPb_2、抵抗Ra_m、インバータINV1を追加し、活性化回路13を活性化回路23に置換した構成を有する。活性化回路23は、活性化回路13にNMOSトランジスタN_mを追加した構成を有する。
PMOSトランジスタPb_1のソースは、入力端子V_mと接続される。PMOSトランジスタPb_1のドレインは、活性化回路23のNMOSトランジスタN_mのドレインと接続される。NMOSトランジスタN_mのソースは、グランド端子VSSと接続される。NMOSトランジスタN_mのゲートは、活性化回路23のNMOSトランジスタN_aのドレインと接続される。
PMOSトランジスタPb_2のソースは、入力端子V_mと接続される。PMOSトランジスタPb_2のソースはグランド端子VSSと接続される。PMOSトランジスタPb_1及びPb_2のゲートは、PMOSトランジスタPb_2のソースと接続され、カレントミラーを構成する。
PMOSトランジスタP_mのソースは、入力端子V_mと接続される。PMOSトランジスタP_mのドレインは、抵抗Ra_mを介して、グランド端子VSSと接続される。また、PMOSトランジスタP_mのドレインは、インバータINV1を介して、レジスタ12と接続される。以下、インバータINV1の出力電圧をOUT_mとする。PMOSトランジスタP_mのゲートは、PMOSトランジスタPb_2のドレインと接続される。以下、PMOSトランジスタP_mのゲートに印加される電圧をVg_mとする。
断線検出回路20のその他の構成は、断線検出回路10と同様であるので、説明を省略する。
続いて、電圧監視モジュール200の動作について説明する。図14は、電圧監視モジュール200の断線検出動作を示すフローチャートである。まず、制御回路20は、ステップS11と同様に、制御信号S1のレベルをハイからローに切り替える(図14のステップS21)。これにより、活性化回路23のNMOSトランジスタN_mがオンとなる(図14のステップS22)。具体的には、制御信号S1がハイからローに切り替わることにより、NMOSトランジスタN_aはオフとなる。そのため、NMOSトランジスタN_mのゲートはハイとなり、NMOSトランジスタN_mはオンとなる。
以下では、電圧監視モジュール200の断線検出動作を、断線Bmが発生している場合と、断線Bmが発生していない場合と、に分けて説明する。初めに、電池セルECmの高電位側端子と入力端子V_mとの間で断線が発生した場合について説明する。図15は、断線Bmが発生している状態で断線検出回路20がオンとなった場合の電圧監視モジュール200の電流の流れを示す回路図である。図16は、断線Bmが発生している状態で断線検出回路20がオンとなった場合の電圧監視モジュール200の断線検出動作を示すタイミングチャートである。
電池セルECmの高電位側端子と入力端子V_mとの間には、断線Bmが発生している。そのため、断線検出回路20は、全体にわたって電池セルECmの低電位側端子、すなわち、グランド端子VSSと同電位となる。そのため、PMOSトランジスタP_mと抵抗Ra_mとの間の接続ノードのレベルはローとなる(図14のステップS23)。よって、レジスタ12には、インバータINV1を介してハイ、すなわち「1」が書き込まれる。(図14のステップS24)
続いて、電池セルECmの高電位側端子と入力端子V_mとの間で断線が発生していない場合について説明する。図17は、断線が発生していない状態で断線検出回路20がオンとなった場合の電圧監視モジュール200の電流の流れを示す回路図である。図18は、断線が発生していない状態で断線検出回路20がオンとなった場合の電圧監視モジュール200の断線検出動作を示すタイミングチャートである。
電池セルECmの高電位側端子と入力端子V_mとの間には、断線Bmが発生していない。この場合、入力端子V_mの電圧は入力端子V_m+1よりも高い。NMOSトランジスタN_mはNMOSトランジスタN_bとカレントミラーを構成しているので、入力端子V_mからPMOSトランジスタPb_2へ向けて、電流Iが流れる。
このとき、入力端子V_mの電圧をVmとすると、電圧VmがPMOSトランジスタP_mのゲートに印加される。ここで、PMOSトランジスタP_mの閾値電圧Vthは、Vth<Vmである。これにより、断線Bmが生じていない場合には、PMOSトランジスタP_mはオンとなり、PMOSトランジスタP_m及び抵抗Ra_mに電流が流れる。よって、PMOSトランジスタP_mと抵抗Ra_mとの間の接続ノードのレベルはハイとなる(図14のステップS23)。よって、レジスタ12には、インバータINV1を介してロー、すなわち「0」が書き込まれる(図14のステップS25)。
以上のように、電池セルECmの高電位側端子と入力端子V_mとの間の断線Bmの発生の有無を、レジスタ12に書き込まれる値で判定することができる。
つまり、断線検出回路20をオンにすることで、断線B1〜Bm−1だけでなく、電池セルECmの高電位側端子と入力端子V_mとの間の断線Bmの発生の有無を、同時に判定することが可能となる。
よって、電圧監視モジュール200は、断線検出動作期間112で断線B1〜Bmの有無を同時に判定するため、一般的な電圧監視モジュール500に比べて、断線検出動作期間を大幅に削減することが可能となる。さらに、電圧監視モジュール200は、断線Bmの検出が可能であるので、電圧監視モジュール100に比べてより広範囲の断線検出を行うことが可能である。
実施の形態3
次に、実施の形態3にかかる電圧監視モジュール300について説明する。電圧監視モジュール300は、実施の形態1にかかる電圧監視モジュール100の変形例である。電圧監視モジュール300は、電圧監視モジュール100に比べて、断線検出回路の自己診断機能を有する点で相違する。
図19は、実施の形態3にかかる電圧監視モジュール300の要部の構成を示す回路図である。なお、図19では、説明の簡略化のため、電圧監視モジュール300の構成及び動作を理解するために必要な構成を表示している。具体的には、図19では、入力端子V_1〜V_3にかかわる回路素子、回路ブロックのみを表示している。電圧監視モジュール300では、電圧測定回路VMC3が電圧監視モジュール100の電圧測定回路VMC1に相当する。
電圧監視モジュール300は、電圧監視モジュールの断線検出回路10を断線検出回路30に置換した構成を有する。断線検出回路30は、断線検出回路10の検出制御回路11及び活性化回路13をそれぞれ検出制御回路31及び活性化回路33に置換した構成を有する。活性化回路33は、スイッチSW及び電流源15を追加した構成を有する。
スイッチSWは、NMOSトランジスタN_bのドレインと電流源14及び15との間に挿入される。スイッチSWは、検出制御回路31からの制御信号S2に応じて、電流源14又は15を、NMOSトランジスタN_bのドレインと接続する。電流源15は、電流源14と比べて、大きな値の電流を出力する。例えば、電流源14の電流値は0.1mAであり、電流源15の電流値は1mAである。以降では、電流源14に流れる電流をI1とし、電流源15に流れる電流をI2(I2>I1)とする。
続いて、電圧監視モジュール300の動作について説明する。電圧監視モジュール300の電流源14を用いて断線検出動作を行う。まず、検出制御回路31は、制御信号S1のレベルをハイからローに切り替える。これにより、電圧監視モジュール100と同様に、活性化回路33のNMOSトランジスタN_1〜N_m−1がオンになる。また、検出制御回路31は、制御信号S2により、電流源14をNMOSトランジスタN_bのドレインと接続する。この場合、電圧監視モジュール300は、電圧監視モジュール100と同様の断線検出動作を行う。すなわち、断線が検出された場合にはレジスタ12にハイが入力され、断線が検出されない場合にはレジスタ12にローが入力される。電圧監視モジュール200の断線検出動作は、電圧監視モジュール100と同様であるので説明を省略する。
電圧監視モジュール300は、断線検出動作に加えて、断線検出回路30の自己診断動作を行う。図20は、電圧監視モジュール300の自己診断動作を示すフローチャートである。具体的には、制御信号S1のレベルがロー、すなわち活性化回路33のNMOSトランジスタN_1〜N_m−1がオンの状態(図20のステップS31)で、検出制御回路31は、制御信号S2により、電流源15をNMOSトランジスタN_bのドレインと接続する(図20のステップS32)。検出制御回路31は、例えば制御信号S2をLOWからHIGHに切り替えることにより、電流源15をNMOSトランジスタN_bのドレインと接続する。
電流源15の電流値I2は、断線B1〜Bm−1が発生していない場合でも、PMOSトランジスタP_1〜Pm−1をオンにすることができる値に設定されている。従って、断線検出回路30に故障が無い限り、PMOSトランジスタP_1〜Pm−1はオンとなり、レジスタ12にはハイ、すなわち「1」が書き込まれる。
ところが、断線検出回路30に故障が生じている場合には、レジスタ12にロー、すなわち「0」が書き込まれる事態が生じる。図21は、断線検出回路にリーク故障L1が発生している場合の電圧監視モジュール300の回路図である。この場合、リーク故障L1により、抵抗Ra_1の両端子間が短絡し、レジスタ12には、OUT_1としてローが入力されてしまう。すなわち、リーク故障L1が存在することにより、PMOSトランジスタP_1がオンとなっても、レジスタ12には、OUT_1としてローが入力されてしまう(図20のステップS33、S34)。
この場合、断線検出動作において断線B1が存在し、PMOSトランジスタP_1がオンとなっても、レジスタ12にはOUT_1としてローが入力される。その結果、リーク故障L1が存在する場合には、断線B1の存在を検出することができない。同様に、抵抗Ra_1の両端子間を短絡させるリーク故障L1〜Lm−1が存在する場合には、それぞれ断線B2〜Bm−1を検出することができない。
一方、レジスタ12にローが入力されない場合には、リーク故障L1〜Lm−1が無く、断線検出回路30は正常であると判定可能である(図20のステップS33、S35)。
以上のように、自己診断動作において、PMOSトランジスタP_1〜P_m−1が本来オンとなる電流を供給した場合に、レジスタ12に入力する信号のレベルがローになるものが有るか否かを検出することで、リーク故障の有無を検出できる。
よって、電圧監視モジュール300によれば、断線検出回路30の故障発生の有無を更に検出することが可能となり、より優れた不具合検出能力を有する電圧監視モジュールを提供することができる。
実施の形態4
次に、実施の形態4にかかる電圧監視モジュール400について説明する。電圧監視モジュール400は、実施の形態2にかかる電圧監視モジュール200の変形例である。電圧監視モジュール400は、電圧監視モジュール200に比べて、断線検出回路の自己診断機能を有する点で相違する。
図22は、実施の形態4にかかる電圧監視モジュール400の要部の構成を示す回路図である。なお、図22では、説明の簡略化のため、電圧監視モジュール400の構成及び動作を理解するために必要な構成を表示している。具体的には、図22では、入力端子V_m〜V_m+1、セルバランス入力端子VBmにかかわる回路素子、回路ブロックのみを表示している。電圧監視モジュール400では、電圧測定回路VMC4が電圧監視モジュール100の電圧測定回路VMC1に相当する。
電圧監視モジュール400は、電圧監視モジュールの断線検出回路20を断線検出回路40に置換した構成を有する。断線検出回路40は、断線検出回路20の検出制御回路11及び活性化回路23を、それぞれ検出制御回路41及び活性化回路43に置換した構成を有する。
活性化回路43は、活性化回路23にスイッチSW及び電流源15を追加した構成を有する。スイッチSWは、実施の形態3にかかる活性化回路33と同様に、NMOSトランジスタN_bのドレインと電流源14及び15との間に挿入される。スイッチSWは、検出制御回路41からの制御信号S2に応じて、電流源14又は15を、NMOSトランジスタN_bのドレインと接続する。電流源15は、実施の形態3にかかる活性化回路33と同様に、電流源14と比べて、大きな値の電流を出力する。例えば、電流源14の電流値は0.1mAであり、電流源15の電流値は1mAである。以降では、電流源14に流れる電流をI1とし、電流源15に流れる電流をI2(I2>I1)とする。
続いて、電圧監視モジュール400の動作について説明する。電圧監視モジュール400の電流源14を用いて断線検出動作を行う。まず、検出制御回路41は、制御信号S1のレベルをハイからローに切り替える。これにより、電圧監視モジュール100と同様に、活性化回路43のNMOSトランジスタN_mがオンになる。また、検出制御回路41は、制御信号S2により、電流源14をNMOSトランジスタN_bのドレインと接続する。この場合、電圧監視モジュール400は、電圧監視モジュール200と同様の断線検出動作を行う。すなわち、断線が検出された場合にはレジスタ12にハイが入力され、断線が検出されない場合にはレジスタ12にローが入力される。電圧監視モジュール400の断線検出動作は、電圧監視モジュール200と同様であるので説明を省略する。
電圧監視モジュール400は、断線検出動作に加えて、断線検出回路40の自己診断動作を行う。断線検出回路40の自己診断動作について、以下ではPMOSトランジスタPb_2のオープン故障OPを例に説明する。図23は、電圧監視モジュール400の自己診断動作を示すフローチャートである。具体的には、制御信号S1のレベルがロー、すなわちNMOSトランジスタN_1〜N_mがオンの状態(図23のステップS41)で、検出制御回路41は、制御信号S2により、電流源15をNMOSトランジスタN_bのドレインと接続する(図23のステップS42)。
電流源15の電流値I2は、断線B1〜Bmが発生していない場合でも、PMOSトランジスタP_1〜Pmをオンにすることができる値に設定されている。従って、断線検出回路40に故障が無い限り、PMOSトランジスタPmはオンとなり、レジスタ12にはハイ、すなわち「1」が書き込まれる。
ところが、PMOSトランジスタPb_2のオープン故障OPが生じている場合には、レジスタ12にロー、すなわち「0」が書き込まれる事態が生じる。図24は、断線検出回路40にオープン故障OPが発生している場合の電圧監視モジュール400の回路図である。この場合、PMOSトランジスタPb_2のオープン故障OPにより、PMOSトランジスタP_mのゲート電圧(Vg_m)がLOWとなってしまい、レジスタ12にはローが入力されてしまう。すなわち、PMOSトランジスタPb_2のオープン故障OPが存在することにより、レジスタ12にはOUT_mとしてローが入力されてしまう。
この場合、断線検出動作において断線Bmが存在したとしても、PMOSトランジスタPb_2のオープン故障OPのために、レジスタ12にはOUT_mとしてローが入力される(図23のステップS43、S44)。その結果、PMOSトランジスタPb_2のオープン故障OPが存在する場合には、断線Bmの存在を検出することができない。
一方、レジスタ12にローが入力されない場合には、PMOSトランジスタPb_2のオープン故障OPが無く、断線検出回路40は正常であると判定可能である(図23のステップS43、S45)。
以上のように、自己診断動作において、PMOSトランジスタPb_2のオープン故障OPの有無を更に検出することが可能となる。
よって、電圧監視モジュール400によれば、断線検出回路40において、リーク故障L1〜Lm−1のみならず、PMOSトランジスタPb_2のオープン故障OPを更に検出することが可能となり、より優れた故障検出能力を有する電圧監視モジュールを提供することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述の断線検出回路ではMOSトランジスタも用いる例について説明したが、適宜他のトランジスタを用いることも可能である。
また、検出制御回路の動作は、電圧監視モジュール外部のセルモニタ部CMUからの信号により制御することが可能である。例えば、セルモニタ部CMUは、検出制御回路に対して、電線検出動作及び自己診断動作の両方又は一方の実行を指令することが可能である。
また、電圧監視モジュールで断線が検出された場合には、断線検出結果を、セルモニタ部CMUを経由して、電池管理部BMU及びエンジンコントロール部ECUに通知することが可能である。この際、断線により電池セルの電圧がモニタできなくなるので、電池管理部BMU又はエンジンコントロール部ECUは、リレーREL1及び2又はインバータINVを制御することにより、電池セルの充電を停止することも可能である。
上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)直列接続されたm(mは2以上の整数)個の電池セルの高電位側端子と接続されるm個の入力端子と、前記m個の電池セルのうちで最下位の電池セルの低電位側端子の電圧が入力されるグランド端子と、前記m個の入力端子のうちで隣接する2個の前記入力端子間に接続され、高電位側から数えてk番目(kは2以上m以下の整数)の前記入力端子の電圧が高電位側から数えて(k−1)番目の前記入力端子の電圧よりも大きくなった場合に電流を流し、所定の電圧降下を発生させる(m−1)個の電圧制御回路と、前記直列接続されたm個の電池セルの高電位側端子と前記m個の入力端子のそれぞれの間の断線を検出する断線検出回路と、を備え、前記断線検出回路は、前記m個の入力端子と前記グランド端子との間に挿入され、前記m個の入力端子のそれぞれと前記グランド端子との間に流れるm本の電流の流れを制御する活性化回路と、第1の端子が高電位側から数えて2番目からm番目の前記入力端子のそれぞれと接続され、第2の端子から信号を出力し、制御端子が高電位側から数えて1番目から(m−1)番目の前記入力端子のそれぞれと接続され、前記制御端子に印加される電圧が所定の値よりも小さい場合にオンとなる(m−1)個の第1のスイッチと、前記m個の第1のスイッチの前記第2の端子のそれぞれと接続される記憶部と、を備える、電圧監視モジュール。
(付記2)前記活性化回路は、前記m個の入力端子のそれぞれと前記グランド端子との間に流れるm本の電流を一括して流し、又は遮断する、付記1に記載の電圧監視モジュール。
(付記3)前記電圧制御回路は、アノードが高電位側から数えてk番目の前記入力端子と接続され、カソードが高電位側から数えて(k−1)番目の前記入力端子と接続されるダイオードである、付記1に記載の電圧監視モジュール。
(付記4)前記第1のスイッチは、前記第1の端子が高電位側から数えてk番目の前記入力端子のそれぞれと接続され、前記第2の端子が前記記憶部と接続され、前記制御端子に印加される電圧が閾値電圧よりも小さい場合に電流が流れるトランジスタである、付記1に記載の電圧監視モジュール。
(付記5)前記(m−1)個の前記第1のスイッチのそれぞれと前記グランド端子との間に接続される(m−1)個の第1の抵抗を更に備える、付記4に記載の電圧監視モジュール。
(付記6)前記第1のスイッチの前記第2の端子は、前記(m−1)個の第1の抵抗のいずれかを介して前記グランド端子と接続される、付記5に記載の電圧監視モジュール。
(付記7)前記断線検出回路は、前記活性化回路の前記m本の電流の流れの制御動作を制御する検出制御回路を更に備える、付記1に記載の電圧監視モジュール。
(付記8)前記活性化回路は、高電位側から数えて1番目から(m−1)番目の前記入力端子のそれぞれと前記グランド端子との間に接続され、同論理でオン/オフする(m−1)個の第2のスイッチを備える、付記7に記載の電圧監視モジュール。
(付記9)前記第2のスイッチは、一端が高電位側から数えて1番目から(m−1)番目の前記入力端子のそれぞれと接続され、他端が前記グランド端子と接続され、制御端子に印加される電圧に応じて電流が流れるトランジスタである、付記8に記載の電圧監視モジュール。
(付記10)前記活性化回路は、第1の電流源と、前記第1の電流源と縦列接続され、前記(m−1)個の第2のスイッチを構成するトランジスタと同論理で動作する第1のトランジスタと、前記(m−1)個の第2のスイッチを構成するトランジスタの前記制御端子及び前記第1のトランジスタの制御端子と、前記グランド端子と、の間に接続される第2のトランジスタと、を更に備える、付記9に記載の電圧監視モジュール。
(付記11)前記検出制御回路は、前記活性化回路の前記m本の電流の流れの制御動作を制御する第1の制御信号を前記活性化回路に出力する、付記10に記載の電圧監視モジュール。
(付記12)前記第1の制御信号は、前記第2のトランジスタの制御端子に印加される、付記11に記載の電圧監視モジュール。
(付記13)一端が高電位側から数えてm番目の前記入力端子と接続された第3のスイッチと、前記第3のスイッチの他端と前記グランド端子との間に接続された第2の抵抗と、一端が高電位側から数えてm番目の前記入力端子と接続された第3のトランジスタと、高電位側から数えてm番目の前記入力端子とグランド端子との間に接続される第4のトランジスタと、入力が前記第3のスイッチと前記第2の抵抗の間のノードと接続され、出力が前記記憶部と接続されるインバータと、を備え、前記活性化回路は、一端が前記第3のトランジスタの他端と前記第3及び第4のトランジスタの前記制御端子と接続され、他端が前記グランド端子と接続され、前記第2のスイッチと同論理でオン/オフする第4のスイッチを更に備える、付記12に記載の電圧監視モジュール。
(付記14)前記第4のスイッチは、一端が前記第3のトランジスタの他端と前記第3及び第4のトランジスタの前記制御端子と接続され、他端が前記グランド端子と接続され、制御端子が前記第1のトランジスタの前記制御端子と接続されるトランジスタである、付記13に記載の電圧監視モジュール。
(付記15)前記活性化回路は、第2の電流源と、前記検出制御回路からの第2の制御信号に応じて、前記第1のトランジスタに前記第1の電流源又は前記第2の電流源を接続する第5のスイッチと、を更に備える、付記1に記載の電圧監視モジュール。
(付記16)前記第2の電流源は、前記第2の電流源が前記第1のトランジスタと接続されたときに、高電位側から数えて1番目から(m−1)番目の前記電池セルの前記高電位側端子と高電位側から数えて1番目から(m−1)番目の前記入力端子とのそれぞれの間に断線が無い場合に、前記第1のスイッチをオンにする電流を出力する、付記15に記載の電圧監視モジュール。
(付記17)前記検出制御回路は、前記第2のトランジスタをオフにした状態で、前記第2の電流源と前記第1のトランジスタとを接続し、前記断線検出回路は、前記(m−1)個の第1のスイッチの前記第2の端子から前記記憶部に入力される信号の中でローのものが有る場合に、当該断線検出回路の故障を検出することを特徴とする、付記16に記載の電圧監視モジュール。
(付記18)前記活性化回路は、第2の電流源と、前記検出制御回路からの第2の制御信号に応じて、前記第1のトランジスタに前記第1の電流源又は前記第2の電流源を接続する第5のスイッチと、を更に備える、付記13に記載の電圧監視モジュール。
(付記19)前記第2の電流源は、前記第2の電流源が前記第1のトランジスタと接続されたときに、前記m個の電池セルの前記高電位側端子と前記m個の入力端子とのそれぞれの間に断線が無い場合に、前記第1のスイッチ及び前記第3のスイッチをオンにする電流を出力する、付記18に記載の電圧監視モジュール。
(付記20)前記検出制御回路は、前記第2のトランジスタをオフにした状態で、前記第2の電流源と前記第1のトランジスタとを接続し、前記断線検出回路は、前記(m−1)個の第1のスイッチの前記第2の端子から前記記憶部に入力される信号と前記第3のスイッチと前記第2の抵抗の間のノードから前記インバータを介して前記記憶部に入力される信号との中で、ローのものが有る場合に、当該断線検出回路の故障を検出することを特徴とする、付記19に記載の電圧監視モジュール。
(付記21)付記12に記載の電圧監視モジュールと、電圧監視モジュールを制御するセルモニタ部と、を備え、前記セルモニタ部は、前記検出制御回路に前記第2のトランジスタをオフにすることにより、高電位側から数えて1番目から(m−1)番目の前記電池セルの前記高電位側端子と高電位側から数えて1番目から(m−1)番目の前記入力端子とのそれぞれの間の断線の有無を検出させる、電圧監視システム。
(付記22)付記13に記載の電圧監視モジュールと、電圧監視モジュールを制御するセルモニタ部と、を備え、前記セルモニタ部は、前記検出制御回路に前記第2のトランジスタをオフにすることにより、前記m個の電池セルの前記高電位側端子と前記m個の入力端子とのそれぞれの間の断線の有無を検出させる、電圧監視システム。
(付記23)付記18に記載の電圧監視モジュールと、電圧監視モジュールを制御するセルモニタ部と、を備え、前記セルモニタ部は、前記検出制御回路に前記第2のトランジスタをオフにすることにより、前記m個の電池セルの前記高電位側端子と前記m個の入力端子とのそれぞれの間の断線の有無を検出させる、電圧監視システム。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
10、20、30、40 断線検出回路
11、31、41 検出制御回路
12 レジスタ
13、33、43 活性化回路
14、15 電流源
100、200、300、400 電圧監視モジュール
111、113 電圧測定期間
112、114 断線検出動作期間
501、502 電流源
assy 組電池
BMU 電池管理部
CB1〜CBm セルバランス回路
CHARGE 外部充電電圧
CMU セルモニタ部
D1〜Dm 保護ダイオード
EC1〜ECm 電池セル
ECU エンジンコントロール部
EM1〜EMn 電池モジュール
INS1、INS2 絶縁素子
INV、INV1 インバータ
MG モータジェネレータ
N_1〜N_m、N_a、N_b NMOSトランジスタ
P_1〜P_m、Pb_1、Pb_2 PMOSトランジスタ
Ra_1〜Ra_m 抵抗
REL1、REL2 リレー
S1、S2 制御信号
SW、SW51、SW52 スイッチ
SWa_1〜SWa_m、SWb_1〜SWb_m スイッチ
Tin 通信入力端子
Tout 通信出力端子
V_1〜V_m+1 入力端子
VB1〜VBm セルバランス入力端子
VCC 電源端子
VF 電圧降下
VH 高電位側電圧
VL 低電位側電圧
VMC、VMC1〜VMC4 電圧測定回路
VMC_ADC A/Dコンバータ
VMC_CON 制御回路
VMC_REG レジスタ
VMC_SEL 選択回路
VMM_C 通信回路
VMM_S 電源回路
VMM1〜VMMn 電圧監視モジュール
VMS 電圧監視システム
VSS グランド端子

Claims (18)

  1. 直列接続されたm(mは2以上の整数)個の電池セルの高電位側端子と接続されるm個の入力端子と、
    前記m個の電池セルのうちで最下位の電池セルの低電位側端子の電圧が入力されるグランド端子と、
    前記m個の入力端子のうちで隣接する2個の前記入力端子間に接続され、高電位側から数えてk番目(kは2以上m以下の整数)の前記入力端子の電圧が高電位側から数えて(k−1)番目の前記入力端子の電圧よりも大きくなった場合に電流を流し、所定の電圧降下を発生させる(m−1)個の電圧制御回路と、
    前記直列接続されたm個の電池セルの高電位側端子と前記m個の入力端子のそれぞれの間の断線を検出する断線検出回路と、を備え、
    前記断線検出回路は、
    前記m個の入力端子と前記グランド端子との間に挿入され、前記m個の入力端子のそれぞれと前記グランド端子との間に流れるm本の電流の流れを制御する活性化回路と、
    第1の端子が高電位側から数えて2番目からm番目の前記入力端子のそれぞれと接続され、第2の端子から信号を出力し、制御端子が高電位側から数えて1番目から(m−1)番目の前記入力端子のそれぞれと接続され、前記制御端子に印加される電圧が所定の値よりも小さい場合にオンとなる(m−1)個の第1のスイッチと、
    前記(m−1)個の第1のスイッチの前記第2の端子のそれぞれと接続される記憶部と、
    前記活性化回路の前記m本の電流の流れの制御動作を制御する検出制御回路と、を備え、
    前記活性化回路は、高電位側から数えて1番目から(m−1)番目の前記入力端子のそれぞれと前記グランド端子との間に接続され、同論理でオン/オフする(m−1)個の第2のスイッチを備える、
    電圧監視モジュール。
  2. 前記活性化回路は、前記m個の入力端子のそれぞれと前記グランド端子との間に流れるm本の電流を一括して流し、又は遮断する、
    請求項1に記載の電圧監視モジュール。
  3. 前記電圧制御回路は、アノードが高電位側から数えてk番目の前記入力端子と接続され、カソードが高電位側から数えて(k−1)番目の前記入力端子と接続されるダイオードである、
    請求項1に記載の電圧監視モジュール。
  4. 前記第1のスイッチは、前記第1の端子が高電位側から数えてk番目の前記入力端子のそれぞれと接続され、前記第2の端子が前記記憶部と接続され、前記制御端子に印加される電圧が閾値電圧よりも小さい場合に電流が流れるトランジスタである、
    請求項1に記載の電圧監視モジュール。
  5. 前記断線検出回路は、前記(m−1)個の前記第1のスイッチのそれぞれと前記グランド端子との間に接続される(m−1)個の第1の抵抗を更に備える、
    請求項4に記載の電圧監視モジュール。
  6. 前記第1のスイッチの前記第2の端子は、前記(m−1)個の第1の抵抗のいずれかを介して前記グランド端子と接続される、
    請求項5に記載の電圧監視モジュール。
  7. 前記第2のスイッチは、
    一端が高電位側から数えて1番目から(m−1)番目の前記入力端子のそれぞれと接続され、他端が前記グランド端子と接続され、制御端子に印加される電圧に応じて電流が流れるトランジスタである、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電圧監視モジュール。
  8. 前記活性化回路は、
    第1の電流源と、
    前記第1の電流源と縦列接続され、前記(m−1)個の第2のスイッチを構成するトランジスタと同論理で動作する第1のトランジスタと、
    前記(m−1)個の第2のスイッチを構成するトランジスタの前記制御端子及び前記第1のトランジスタの制御端子と、前記グランド端子と、の間に接続される第2のトランジスタと、を更に備える、
    請求項に記載の電圧監視モジュール。
  9. 前記検出制御回路は、前記活性化回路の前記m本の電流の流れの制御動作を制御する第1の制御信号を前記活性化回路に出力する、
    請求項に記載の電圧監視モジュール。
  10. 前記第1の制御信号は、前記第2のトランジスタの制御端子に印加される、
    請求項に記載の電圧監視モジュール。
  11. 前記断線検出回路は、
    一端が高電位側から数えてm番目の前記入力端子と接続された第3のスイッチと、
    前記第3のスイッチの他端と前記グランド端子との間に接続された第2の抵抗と、
    一端が高電位側から数えてm番目の前記入力端子と接続された第3のトランジスタと、
    高電位側から数えてm番目の前記入力端子と前記グランド端子との間に接続される第4のトランジスタと、
    入力が前記第3のスイッチと前記第2の抵抗の間のノードと接続され、出力が前記記憶部と接続されるインバータと、を更に備え、
    前記活性化回路は、
    一端が前記第3のトランジスタの他端と前記第3及び第4のトランジスタの前記制御端子と接続され、他端が前記グランド端子と接続され、前記第2のスイッチと同論理でオン/オフする第4のスイッチを更に備える、
    請求項10に記載の電圧監視モジュール。
  12. 前記第4のスイッチは、一端が前記第3のトランジスタの他端と前記第3及び第4のトランジスタの前記制御端子と接続され、他端が前記グランド端子と接続され、制御端子が前記第1のトランジスタの前記制御端子と接続されるトランジスタである、
    請求項11に記載の電圧監視モジュール。
  13. 前記活性化回路は、
    第2の電流源と、
    前記検出制御回路からの第2の制御信号に応じて、前記第1のトランジスタに前記第1の電流源又は前記第2の電流源を接続する第5のスイッチと、を更に備える、
    請求項12に記載の電圧監視モジュール。
  14. 前記第2の電流源は、前記第2の電流源が前記第1のトランジスタと接続されたときに、高電位側から数えて1番目から(m−1)番目の前記電池セルの前記高電位側端子と高電位側から数えて1番目から(m−1)番目の前記入力端子とのそれぞれの間に断線が無い場合に、前記第1のスイッチをオンにする電流を出力する、
    請求項13に記載の電圧監視モジュール。
  15. 前記検出制御回路は、
    前記第2のトランジスタをオフにした状態で、前記第2の電流源と前記第1のトランジスタとを接続し、
    前記断線検出回路は、前記(m−1)個の第1のスイッチの前記第2の端子から前記記憶部に入力される信号の中でローのものが有る場合に、当該断線検出回路の故障を検出することを特徴とする、
    請求項14に記載の電圧監視モジュール。
  16. 前記活性化回路は、
    第2の電流源と、
    前記検出制御回路からの第2の制御信号に応じて、前記第1のトランジスタに前記第1の電流源又は前記第2の電流源を接続する第5のスイッチと、を更に備える、
    請求項11に記載の電圧監視モジュール。
  17. 前記第2の電流源は、前記第2の電流源が前記第1のトランジスタと接続されたときに、前記m個の電池セルの前記高電位側端子と前記m個の入力端子とのそれぞれの間に断線が無い場合に、前記第1のスイッチ及び前記第3のスイッチをオンにする電流を出力する、
    請求項16に記載の電圧監視モジュール。
  18. 請求項10に記載の電圧監視モジュールと、
    電圧監視モジュールを制御するセルモニタ部と、を備え、
    前記セルモニタ部は、前記検出制御回路に前記第2のトランジスタをオフにすることにより、高電位側から数えて1番目から(m−1)番目の前記電池セルの前記高電位側端子と高電位側から数えて1番目から(m−1)番目の前記入力端子とのそれぞれの間の断線の有無を検出させる、
    電圧監視システム。
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