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JP5815620B2 - ロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の後輪のホイールアライメントを調整するために伸縮するアクチュエータに設けられ、そのアクチュエータの伸縮を抑止するロック装置に関する。
前記アクチュエータは、モータと送りねじ機構によって伸縮する。そして、これらモータと送りねじ機構とを接続する動力伝達経路に、駆動力の逆伝達を阻止するロック装置を設けることが、提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、従来のソレノイドによるピン挿入タイプのロック機構を説明する模式図である。
図5に示すように、ソレノイドによるシフトロック機構100は、ソレノイドピン101が回転体102の溝103に挿入されることでソレノイド相手部品の位置を規制するように使われるのが一般的である。
シフトロック機構100は、アクチュエータのギア(図示省略)などの回転体102をロックする機構として採用した場合、ソレノイドピン101を回転体102の溝103に挿入することでアクチュエータのストロークを規制することができる。
一方、摩擦ブレーキのようにピン端面を回転物に押し当て、その摩擦力でストロークを規制するフリクションブレーキタイプのロック機構がある。
図6は、従来のフリクションブレーキタイプのロック機構を説明する模式図である。
図6に示すように、フリクションブレーキタイプのロック機構110は、ピン111のピン端面111aを回転物112に、適当なバネ力で押し当て、その摩擦力でストロークを規制する。
特開2009−173192号公報
特許文献1では、ソレノイドと回転体とがスリップすることがないため、車両の後輪の転舵位置を確実に保持することができる。図5のシフトロック機構100についても同様に、ソレノイドピン101が回転体102の溝103に挿入されることでソレノイド相手部品の位置を規制することができる。しかしながら、回転体102が回転している際にソレノイドの機能喪失や断線等が発生した場合、回転体102の慣性をソレノイドピン101直接受けるため、これに耐えうるピン強度を保有する必要がある。かかるピン強度の確保はコスト増や設計自由度の低下を招くことになる。
一方、図6のフリクションブレーキタイプのロック機構110では、上記したような回転時の失陥や断線等が発生した場合であってもピンに対する衝撃力は小さい。しかしながら、フリクションブレーキタイプのロック機構110は、ピン挿入タイプのシフトロック機構100に比べて回転を規制する力がはるかに小さい。そのため、摩擦力ではロックできないような回転物の場合は、ピン挿入タイプのシフトロック機構100を用いる必要があり、しかも強度確保のためにピン径を大きくせざるを得ないという制約があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、回転体の回転抑制時の衝撃が小さくて破損し難く、後輪の転舵位置の保持力の高いロック装置を提供することとする。
本発明は、モータと送りねじ機構を用いて伸縮し車両の後輪のホイールアライメントを調整するアクチュエータに搭載され、前記モータの回動に伴って回転する回転体の回転を抑止するロック装置であって、前記回転体の側面に備わって前記回転体と共に回転する外周面を有し、当該外周面にソレノイドピンを受けるレシーバと、先端を、前記レシーバの外周面に圧接可能な前記ソレノイドピンと、を備え、前記レシーバは、前記外周面に、前記ソレノイドピンの先端の幅より大きい凹部と、当該凹部から突出する凸部とを有し、前記凸部の勾配は、前記テーパ面の勾配よりも大きく、前記ソレノイドピンは、先端にテーパ面を有し、前記テーパ面は、先端が前記凹部に当接した状態で前記凸部の角部が接触する高さ以上であることを特徴としている。
このような構成によれば、レシーバは、ソレノイドピンの先端の幅より大きい凹部を有し、かつ、ソレノイドピンのテーパ面は、先端が凹部に当接した状態で凸部の角部が接触する高さ以上であることで、回転体の回転抑制時、まず、ソレノイドピン先端が、凹部に圧接して摩擦力を作用させた後、テーパ面が、凸部に当接して抗回転力を発生させることができる。この摩擦力の作用による回転体の回転力の抑制は、衝撃力が小さい利点がある。
また、凸部の勾配が、テーパ面の勾配よりも大きいことで、テーパ面と凸部とを確実に接触させることができ、接触点の垂直抗力の接線方向成分を抗回転力として作用させることができる。
また、発生する垂直抗力の接線方向成分を抗回転力とし、回転体の回転を規制する。これにより、摩擦力の作用による回転力抑制よりも大きな抗回転力を有することができる。一方でソレノイド失陥・断線等のピン強度についてはソレノイドピンのテーパ面によってピン軸方向と軸直角方向に分解されるため、ソレノイドピンに働く衝撃を緩和させることが可能である。すなわち、テーパ面が凸部と接触することで接触点の垂直抗力の接線方向成分を抗回転力として作用させ、抗回転力と衝撃強度要件を両立させることができる。
また、本発明では、前記凸部の角部は、Rを有することが好ましい。
このような構成によれば、凸部の角部及びテーパ面を保護することができる。また、凸部の角部がR形状でない場合、凸部にソレノイドピンが乗り上げる際にソレノイドピンが跳ね上がってしまい、両者の接触時間が短くなる。接触時間が短くなることで、摩擦力の付加時間が短くなり、回転体の回転規制が低下する。凸部の角部が、Rを有することで、ソレノイドピン跳ね上げを抑制することができ、フリクション付加状態の時間を増大させることができる。よってより短時間で回転体の回転を規制することができる。
また、本発明では、前記テーパ面の先端は、Rを有することが好ましい。
このような構成によれば、凸部の角部及びテーパ面を保護することができる。また、回転体の回転抑制時、ソレノイドピン先端をより円滑に凹部に圧接させることができる。
また、本発明では、前記凸部の勾配は、前記テーパ面の勾配よりも大きいことが好ましい。
このような構成によれば、テーパ面と凸部とを確実に接触させることができ、接触点の垂直抗力の接線方向成分を抗回転力として作用させることができる。
また、本発明では、前記凹部は、前記ソレノイドピンの先端が摩擦しながら摺動する摺動面を備えることが好ましい。
このような構成によれば、回転体の回転抑制時、ソレノイドピン先端が、凹部に圧接して摩擦力を作用させることができる。
本発明によれば、回転体の回転抑制時の衝撃が小さくて破損し難く、後輪の転舵位置の保持力の高いロック装置を提供できる。
本発明の実施形態に係るロック装置が組み込まれたアクチュエータが搭載された車両の一部分の縦断面図である。 本発明の実施形態に係るロック装置が組み込まれたアクチュエータの縦断面図である。 本発明の実施形態に係るロック装置の構成を示す斜視図である。 図3のA−A矢視断面図である。 従来のソレノイドによるピン挿入タイプのロック機構を説明する模式図である。 従来のフリクションブレーキタイプのロック機構を説明する模式図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るロック装置が組み込まれたアクチュエータ(RTC(リアトーコントロール)機構)7が搭載された車両(四輪操舵車両)1の一部であるリヤサスペンション2周辺の縦断面図である。
図1に示すように、リヤサスペンション2は、後輪3を回転自在に支持するナックル4と、ナックル4を上下動可能に車体に連結するアッパーアーム5とロアアーム6と、後輪3のトー角やキャンバ角等のホイールアライメントを制御(調整・変更)するアクチュエータ7と、後輪3の上下動を緩衝するダンパ8とを有している。
アクチュエータ7は、基端がゴムブッシュジョイント9を介して車体に連結され、先端がゴムブッシュジョイント10を介してナックル4の後部(又は後下部)に連結されている。
アクチュエータ7を伸長駆動すると、ナックル4の後部(又は後下部)が車幅方向外側に押されて後輪3のトー角がトーイン方向に変化し(キャンバ角は小さくなる方向に変化し)、アクチュエータ7を収縮駆動すると、ナックル4の後部(又は後下部)が車幅方向内側に引かれて後輪3のトー角がトーアウト方向に変化する(キャンバ角は大きくなる方向に変化する)。これにより、ステアリングホイールの操作による前輪の操舵に加えて、車速やステアリングホイールの操舵角に応じて後輪3のトー角(とキャンバ角)を制御することで、車両1の直進安定性能や旋回性能を高めることができる。
図2は、本発明の実施形態に係るロック装置30が組み込まれたアクチュエータ7の縦断面図である。
アクチュエータ7は、車体側に連結されるゴムブッシュジョイント9が一体に設けられたハウジング11と、ナックル4側に連結されるゴムブッシュジョイント10が一体に設けられたロッド12とを有している。ロッド12が、ハウジング11から出たり入ったりすることで、アクチュエータ7は伸縮する。ハウジング11には、駆動源となるブラシ付きのモータ13と、減速機17と、送りねじ機構20と、ロック装置21とが設けられている。
モータ13は、回転軸14に直結している。モータ13は、回転軸14を回転させることができる。回転軸14は、減速機17に連結している。減速機17は、複数(図2の例では2つ)のギア15、16を有している。ギア15は、回転軸14に直結しており、回転軸14と同じ回転速度で回転する。ギア(回転体)16は、ギア15より、直径(歯先円直径)が大きくなっている。すなわち、ギア(回転体)16は、減速機17を構成する複数のギア15、16の中で最も直径(歯先円直径)が大きくなっている。ギア16は、ギア15に接続しており、ギア15の回転運動を自らに伝え、自身も回転運動する。ギア16の回転速度は、ギア15の回転速度より遅くなる。このように、減速機17は、ギア15(回転軸14)から入力した回転速度を、減速して、ギア16から出力することができる。
減速機17は、送りねじ機構20に接続している。送りねじ機構20は、回転部18と、直動部19とを有している。回転部18と直動部19には、それぞれ、ねじが切られており、それぞれのねじが、互いに螺合している。回転部18は、ギア16に直結しており、ギア16と同じ回転速度で回転する。一方、直動部19は、共回りで回転しないように制限されている。これらにより、回転部18が回転運動をすると、直動部19はそれに伴って直線運動をする。直動部19には、ロッド12が直結しており、直動部19の直線運動といっしょに、ロッド12も直線運動する。この直線運動により、ロッド12はハウジング11から出たり入ったりして、アクチュエータ7は伸縮することができる。
ロック装置30は、ギア(回転体)16の近傍に配置されている。ロック装置30は、先端にテーパ面31aを備えるソレノイドピン31と、ソレノイドピン31を直線運動させるアクチュエータ(ソレノイド)32と、ギア(回転体)16の回転を抑制するソレノイドピン31を受ける受け専用部品であるレシーバ33と、を有している。
図3は、ロック装置30の構成を示す斜視図である。図4は、図3のA−A矢視断面図である。
図3及び図4に示すように、レシーバ33は、円筒本体33aと、その外周面33bに形成された凹部である溝33cと、溝33cに所定ピッチで形成された凸部33dと、を備える。凸部33dの角部にはRが設けられている(図4参照)。なお、外周面33bが溝33cの底面であると見做せば、外周面33bに凸部33dが形成されていると表現することができ、逆に外周面33bが凸部33dの上面であると見做せば、外周面33bに溝33cが形成されていると表現することができる。
ここで、互いに隣接する凸部33dと凸部33d間の距離、すなわち溝33c(凹部)の周方向距離は、ソレノイドピン31の先端のピン幅よりも大きい。このため、ギア(回転体)16の回転抑制開始時には、ソレノイドピン31の先端が溝33c(凹部)の表面に当接(圧接)した状態(フリクション付加状態)を所定時間経た後に、ソレノイドピン31のテーパ面31aが凸部33d角部に当接することになる。本実施形態では、外周面33bの溝33c(凹部)に対して、例えば4〜24個設けることで、上記凸部33dと凸部33dとの間の距離を、ソレノイドピン31の先端のピン幅よりも大きくしている。換言すれば、溝33c(凹部)の表面を摩擦摺動面としており、凸部33dの表面も摩擦摺動面としている。なお、凸部33dの個数を変えることで、フリクション付加状態の時間を調整することができる。
また、レシーバ33は、円筒本体33aの内周面33eにボルト締結部33fと、補強用の突起部33gと、を備え、ボルト締結部33fは、ギア(回転体)16の横にボルト34により固定される。なお、ギア(回転体)16の歯部の記載は省略している。レシーバ33は、ギア(回転体)16に固定され、ギア(回転体)16と一体となって回転し、またギア(回転体)16の回転抑制時には共に回転が抑止される。
図4に示すように、ソレノイドピン31は、先端にテーパ面31aを備える。テーパ面31aの高さ(テーパ面31aのレシーバ33の外周面33b方向への高さ)は、先端がレシーバ33の溝33c(凹部)に当接した状態で凸部33dと接触する高さ以上に設定される。テーパ面31aの先端部の角部31bにはRが設けられている。
ソレノイドピン31の先端とテーパ面31aは、レシーバ33の外周面33bに対向している。ソレノイドピン31の先端は、アクチュエータ(ソレノイド)32によって直線運動し、レシーバ33の外周面33bへ向かって移動して外周面33bの溝33c(凹部)及び凸部33dに圧接したり、外周面33bから離れて遠ざかる方向に移動したりする。そして、ソレノイドピン31の先端がレシーバ33の外周面33bの溝33c(凹部)に圧接すること、さらにテーパ面31aが凸部33dの角部に当接することで、レシーバ33が固定されたギア(回転体)16の回転運動を抑止し、アクチュエータ7の伸縮を抑止することができる。また、アクチュエータ(ソレノイド)32は、電流オンで電流が流れると、ソレノイドピン31のテーパ面31aを、レシーバ33の外周面33bから離してロックを解除する。
アクチュエータ(ソレノイド)32は、電流オフで電流が流れないと、ソレノイドピン31の先端をレシーバ33の外周面33bの溝33c(凹部)に圧接し、その後テーパ面31aを凸部33dの角部に当接してギア(回転体)16をロックする。アクチュエータ(ソレノイド)32(ロック装置21)は、いわゆる、ノーマリーロックの仕様になっている。
車両のイグニションスイッチがオン状態のときに、アクチュエータ(ソレノイド)32に電流が流されて電流オン状態を保持し、ロックを解除して、車両1の後輪3のホイールアライメントの調整を可能にする。一方、イグニションスイッチがオフ状態のときには、アクチュエータ(ソレノイド)32に電流を流さずに電流オフ状態として、ソレノイドピン31の先端はレシーバ33の外周面33bの溝33c(凹部)に圧接し、その後テーパ面31aは凸部33dの角部に当接してギア(回転体)16をロックする。また、車両1、特に、アクチュエータ7等に異常が発生した場合には、アクチュエータ(ソレノイド)32を電流オフ状態にしてギア(回転体)16をロックする。そして、異常により、アクチュエータ(ソレノイド)32に通電できなくなった場合にも、フェールセーフにロックされる。
以下、上述のように構成されたロック装置30の作用効果について説明する。
図4に示すように、レシーバ33の外周面33bには、溝33c(凹部)が形成され、溝33c(凹部)には凸部33dが所定のピッチで形成されている。
互いに隣接する凸部33dと凸部33d間の距離、すなわち溝33c(凹部)の周方向距離は、ソレノイドピン31の先端のピン幅よりも大きくなっている。また、テーパ面31aのレシーバ33の外周面33b方向への高さは、先端がレシーバ33の溝33c(凹部)に当接した状態で凸部33dと接触する高さ以上に設定されている。さらに、テーパ面31aの先端部の角部31bと凸部33dの角部にはRが設けられている。
これらのことから、ギア(回転体)16の回転抑制開始時には、ソレノイドピン31の先端がまず溝33c(凹部)に嵌まって圧接し、ソレノイドピン31の先端と溝33cとに摩擦力が発生するフリクション付加状態となる。このフリクション付加状態は、凸部33dと凸部33d間の距離が、ソレノイドピン31の先端のピン幅よりも大きくなっていることで所定時間続くことになる。そして、フリクション付加状態が所定時間経過した後に、ソレノイドピン31の先端が凸部33dの角部に当接することになる。
なお、ソレノイドピン31が溝33c(凹部)に挿入されるタイミングによって、溝33c(凹部)とソレノイドピン31との相対的な位置関係が変わるので、フリクション付加状態の時間は一定ではない。
図4に示すように、回転方向が反時計周りの方向にギア(回転体)16が回転しているとすると、フリクション付加状態経過後に、ソレノイドピン31のテーパ面31aが回転方向の反対側の凸部33dの角部に当接する。この当接箇所が作用点35となり、凸部33dの角部には、作用点35からテーパ面31aに垂直な方向に垂直抗力が作用する(図4実線矢印参照)。そして、作用点35におけるテーパ面31aは、凸部33dのテーパ勾配がテーパ面31aのテーパ勾配より高いので、凸部33dとテーパ面31aを確実に接触させることができる。テーパ面31aは、作用点35で凸部33dと接触することで、作用点35の垂直抗力の接線方向成分(図4破線矢印参照)を抗回転力として作用させることができる。
このように、発生する垂直抗力の接線方向成分を抗回転力とし、レシーバ33を介してギア(回転体)16の回転を規制することで、図6に示す摩擦ブレーキタイプよりも大きな抗回転力を有することができる。一方でソレノイド失陥・断線等のピン強度についてはソレノイドピン31のテーパ面31aによってピン軸方向と軸直角方向に分解されるため、ソレノイドピン31に働く衝撃を緩和させることが可能である。
図3及び図4に示すように、レシーバ33は、円筒本体33aと、その外周面33bに形成された凹部である溝33cと、溝33cに所定ピッチで形成された凸部33dと、を備える。凸部33dの角部にはRが設けられている(図4参照)。なお、外周面33bが溝33c底面であると見做せば、外周面33bに凸部33dが形成されていると表現することができ、逆に外周面33bが凸部33d上面であると見做せば、外周面33bに溝33cが形成されていると表現することができる。
ここで、互いに隣接する凸部33dと凸部33d間の距離、すなわち溝33c(凹部)の周方向距離は、ソレノイドピン31の先端のピン幅よりも大きい。このため、ギア(回転体)16の回転抑制開始時には、ソレノイドピン31の先端が溝33c(凹部)に当接(圧接)した状態(フリクション付加状態)を所定時間経た後に、ソレノイドピン31のテーパ面31aが凸部33d角部に当接することになる。本実施形態では、外周面33bの溝33c(凹部)に対して、例えば4〜24個設けることで、上記凸部33dと凸部33d間の距離を、ソレノイドピン31の先端のピン幅よりも大きくしている。なお、凸部33dの個数を変えることで、フリクション付加状態の時間を調整することができる。
また、レシーバ33は、円筒本体33aの内周面33eにボルト締結部33fと、補強用の突起部33gと、を備え、ボルト締結部33fは、ギア(回転体)16の横にボルト34により固定される。なお、ギア(回転体)16の歯部の記載は省略している。レシーバ33は、ギア(回転体)16に固定され、ギア(回転体)16と一体となって回転し、またギア(回転体)16の回転抑制時には共に回転が抑止される。
以上説明したように、ロック装置30は、ギア(回転体)16の側面に取り付けられてギア(回転体)16と共に回転する外周面33bを有し、外周面33bにソレノイドピン31を受けるレシーバ33と、先端を、レシーバ33の外周面33bに圧接可能なソレノイドピン31と、を備え、レシーバ33は、外周面33bに、ソレノイドピン31の先端の幅より大きい溝33c(凹部)と、溝33c(凹部)から突出する凸部33dとを有し、ソレノイドピン31は、先端にテーパ面31aを有し、テーパ面31aは、先端が溝33c(凹部)に当接した状態で凸部33dの角部が接触する高さ以上である。
この構成により、ギア(回転体)16の回転抑制時、まず、ソレノイドピン先端が、溝33c(凹部)に圧接して摩擦力を作用させた後、テーパ面が、凸部33dに当接して抗回転力を発生させることができる。この摩擦力の作用による回転体の回転力の抑制は、衝撃力が小さい利点がある。また、発生する垂直抗力の接線方向成分を抗回転力とし、ギア(回転体)16の回転を規制する。これにより、摩擦力の作用による回転力抑制よりも大きな抗回転力を有することができる。一方でソレノイド失陥・断線等のピン強度についてはソレノイドピン31のテーパ面31aによってピン軸方向と軸直角方向に分解されるため、ソレノイドピンに働く衝撃を緩和させることが可能である。テーパ面31aが凸部33dと接触することで接触点の垂直抗力の接線方向成分を抗回転力として作用させ、抗回転力と衝撃強度要件を両立させることができる。
また、本実施形態では、凸部33dの角部は、Rを有することで、凸部33dの角部及びテーパ面31aを保護することができる。また、ソレノイドピン31跳ね上げを抑制することができ、フリクション付加状態の時間を増大させることができる。よってより短時間でギア(回転体)16の回転を規制することができる。
また、本実施形態では、テーパ面31aの先端は、Rを有することで、凸部33dの角部及びテーパ面31aを保護することができる。また、回転体の回転抑制時、ソレノイドピン先端をより円滑に溝33c(凹部)に圧接させることができる。
また、本実施形態では、凸部33dの勾配は、テーパ面31aの勾配よりも大きいことで、テーパ面31aと凸部33dとを確実に接触させることができ、接触点の垂直抗力の接線方向成分を抗回転力として作用させることができる。
以上、本実施形態に係るロック装置30について、図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
適宜変更可能であることは言うまでもない。
1 車両(四輪操舵車両)
2 リヤサスペンション
3 後輪
4 ナックル
5 アッパーアーム
6 ロアアーム
7 アクチュエータ(RTC(リアトーコントロール)機構)
8 ダンパ
9、10 ゴムブッシュジョイント
16 ギア(回転体)
30 ロック装置
31 ソレノイドピン
31a テーパ面
33 レシーバ
33b 外周面
33c 溝(凹部)
33d 凸部
35 作用点

Claims (4)

  1. モータと送りねじ機構を用いて伸縮し車両の後輪のホイールアライメントを調整するアクチュエータに搭載され、前記モータの回動に伴って回転する回転体の回転を抑止するロック装置であって、
    前記回転体の側面に備わって前記回転体と共に回転する外周面を有し、当該外周面にソレノイドピンを受けるレシーバと、
    先端を、前記レシーバの外周面に圧接可能な前記ソレノイドピンと、を備え、
    前記レシーバは、
    前記外周面に、前記ソレノイドピンの先端の幅より大きい凹部と、当該凹部から突出する凸部とを有し、
    前記凸部の勾配は、前記テーパ面の勾配よりも大きく、
    前記ソレノイドピンは、
    先端にテーパ面を有し、前記テーパ面は、先端が前記凹部に当接した状態で前記凸部の角部が接触する高さ以上であることを特徴とするロック装置。
  2. 前記凸部の角部は、Rを有することを特徴とする請求項1に記載のロック装置。
  3. 前記テーパ面の先端は、Rを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロック装置。
  4. 前記凹部は、前記ソレノイドピンの先端が摩擦しながら摺動する摺動面を備えることを特徴とする請求項1に記載のロック装置。
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