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JP5740631B2 - 遊技台 - Google Patents

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JP5740631B2 JP2011071325A JP2011071325A JP5740631B2 JP 5740631 B2 JP5740631 B2 JP 5740631B2 JP 2011071325 A JP2011071325 A JP 2011071325A JP 2011071325 A JP2011071325 A JP 2011071325A JP 5740631 B2 JP5740631 B2 JP 5740631B2
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Description

本発明は、回胴遊技機(スロットマシン)や弾球遊技機(パチンコ機)に代表される遊技台に関する。
近年の遊技台においては、多種多様なゲーム性が市場に提供されており、例えば、液晶表示装置や装飾物などを用いて遊技者に対して演出を行うことにより、遊技者の興趣を高めるようにした遊技台が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−200302号公報
しかしながら、従来の遊技台では、装飾物などによる迫力が遊技者に伝わりにくく、演出効果を高めるには限界があった。
本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたものであって、従来の遊技台よりも迫力のある演出を行うことができる遊技台を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技台は、遊技領域が設けられた遊技盤と、前記遊技盤の前方に設けられ、前記遊技領域を少なくとも臨む透過領域と、前記遊技盤を支持する遊技枠と、前記遊技枠に設けられ、該遊技枠を装飾する装飾手段と、前記透過領域へ光を照射可能な複数の発光手段と、を備えた遊技台であって、前記遊技盤は、遊技球が通過可能な通路が設けられ、前記透過領域における複数の領域には、方向変化手段が少なくとも設けられており、前記方向変化手段は、前記複数の発光手段により照射された光の進行方向を、前方へ変化可能な手段であり、前記装飾手段の少なくとも一の端部は、前記方向変化手段の前方に突出し、前記装飾手段は、第一の装飾部を含み、前記遊技盤は、該遊技盤を装飾する第二の装飾部を備え、前記第一の装飾部は、該第一の装飾部を照らす第一の発光装置を有し、前記第二の装飾部は、該第二の装飾部を照らす第二の発光装置を有し、前記第二の装飾部の一部は、前記通路を一部覆うように突出しており、前記第二の発光装置は、前記第二の装飾部に覆われる前記遊技盤の内部に設けられている、ことを特徴とする遊技台である。
また、本発明に係る遊技台は、遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技盤を支持する遊技枠と、前記遊技盤の前方に設けられ、前記遊技領域を少なくとも臨む透過領域と、前記遊技枠に設けられ、該遊技枠を装飾する装飾手段と、前記装飾手段を照らす第一の発光手段と、前記透過領域へ光を照射可能な第二の発光手段と、を備えた遊技台であって、前記透過領域における複数の領域には、方向変化手段が少なくとも設けられており、前記方向変化手段は、前記第二の発光手段より照射された光の進行方向を、前方へ変化可能な手段であり、前記遊技盤は、ワープ通路を備え、前記ワープ通路は、前記遊技領域を流下する遊技球をワープ入口からワープ出口に導く通路であり、前記ワープ通路は、内部を移動する遊技球が外部から視認可能となる透過部を有し、前記装飾手段の少なくとも一の端部は、前記方向変化手段の前方に突出し、前記透過部の一部を覆うように配置され、前記装飾手段は、第一の装飾部を含み、前記遊技盤は、該遊技盤を装飾する第二の装飾部を備え、前記第一の装飾部は、該第一の装飾部を照らす第三の発光手段を有し、前記第二の装飾部は、該第二の装飾部を照らす第四の発光手段を有し、前記第二の装飾部の一部は、前記ワープ通路を一部覆うように突出しており、前記第四の発光手段は、前記第二の装飾部に覆われる前記遊技盤の内部に設けられている、ことを特徴とする遊技台である。
本発明に係る遊技台によれば、従来の遊技台よりも迫力のある演出を行うことができる。
パチンコ機を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 パチンコ機を背面側から見た外観図である。 遊技盤を正面から見た正面図である。 パチンコ機を正面から見た正面図である。 (a)パチンコ機の上部を左側から見た左側面図である。(b)パチンコ機の上部を右側から見た右側面図である。(c)パチンコ機の左側を上部から見た平面図である。(d)パチンコ機の右側を上部から見た平面図である。 (a)図4におけるA−A線に沿う断面図であり、右装飾部の長手方向の断面を示したものである。(b)、(c)右装飾部の変形例を示した断面図である。 変形例1に係るパチンコ機の遊技盤を正面から見た正面図である。 変形例2に係るパチンコ機の遊技盤を正面から見た正面図である。 変形例3に係るパチンコ機の遊技盤を正面から見た正面図である。 変形例4に係るパチンコ機の遊技盤を正面から見た正面図である。 変形例5に係るパチンコ機の遊技盤を正面から見た正面図である。 変形例6に係るパチンコ機の遊技盤を正面から見た正面図である。 変形例7に係るパチンコ機の遊技盤を正面から見た正面図である。 (a)変形例7に係るパチンコ機の透明板部材を正面から見た正面図である。(b)(a)におけるB−B線に沿った断面図である。 パチロットを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 図15において符号Aで示す部位の部分拡大図である。 図16の正面図である。 (a)図17におけるA−A線に沿った断面図である。(b)(a)の変形例を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態1に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の実施形態1に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、を備える。外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。本体104は、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を円形状の開口部とした扉部材である。なお、この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や、後述する装飾ランプ300(302、304、306)が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する不図示の前面枠扉開放センサを備える。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー(図示省略)と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、を備える。また、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源管理部を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図3は、遊技盤200を正面から見た正面図である。遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。図示は省略するが、この演出装置206には、装飾図柄や演出に用いる様々な表示を行うための液晶表示装置、普通図柄(普図)の表示を行うための普通図柄表示装置、特別図柄(特図)の表示を行うための特別図柄表示装置、保留している普図変動遊技の数を示すための普通図柄保留ランプ、保留している特図変動遊技の数を示すための特別図柄保留ランプなどを配設している。
この演出装置206の左右には、外レール202に案内されて遊技領域124に打ち出された球が流下(通過)可能な2つの左遊技球通路208および右遊技球通路210を設けている。また、これらの遊技球通路208、210には、入賞口(一般入賞口、可変入賞口など)、始動口(普図始動口、特図始動口など)、複数の遊技釘214などを配設しているとともに、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口216を設けている。
このパチンコ機100では、遊技者が上皿126に貯留している球を、発射レールの発射位置に供給し、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動することによって、外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、左右の遊技球通路208、210のいずれかの通路を通過しつつ、遊技釘214等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口や始動口に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなくアウト口216に到達する。
<装飾ランプ>
図4は、図1のパチンコ機100を正面側から見た正面図である。また、図5(a)は、パチンコ機100の上部を左側から見た左側面図であり、同図(b)は、パチンコ機100の上部を右側から見た右側面図であり、同図(c)は、パチンコ機100の左側を上部から見た平面図であり、同図(d)は、パチンコ機100の右側を上部から見た平面図である。
上述の装飾ランプ300は、図1、図4および図5に示すように、前面枠扉106の正面視左上から右上に亘って、円形状の透明板部材118の外縁に沿うように形成されており、正面視左上の左装飾部302、正面視中央の中央装飾部304、正面視右上の右装飾部306の3つの部位に大まかに分けて考えることができる。
装飾ランプ300は、前面枠扉106を基端として手前方向(遊技者側)に突出形成されており、その突出量が、正面視左上から右上に向かうほど、すなわち、左装飾部302、中央装飾部304、右装飾部306の順番で徐々に大きくなるように成形されている。このため、パチンコ機100の正面視右側の座席に座った遊技者などが遊技領域124を覗き見ることを困難にすることができ、遊技の妨げとなる行為を防ぎ、遊技者に不快感を与えることがない。また、図示はしないが、装飾ランプ300の内部にはLEDなどの光源が配置されており、装飾ランプ300の内部から外部に向けて光を出射できるように構成している。
また、装飾ランプ300の右装飾部306は、図4に良く示されるように、透明板部材118の一部を覆うように前面枠扉106の外側から内側に向けて(遊技者が座る座席の方向に向かって)突出形成されている。このため、右装飾部306は、前面枠扉106が閉められた状態においては、背面側に位置する遊技領域124の一部を覆うように配置され、本実施形態では、遊技領域124に形成された右遊技球通路210の一部を覆うように配置されている。なお、右装飾部306は、手前方向、かつ遊技者が座る座席の方向に向かって突出形成されているため、遊技者に迫力感を伝えることができる場合がある。
また、装飾ランプ300は、背面に位置する遊技領域124が正面から視認可能な透明または半透明の材料(例えば、プラスチック)で成形されている。このため、装飾ランプ300の右装飾部306が、右遊技球通路210の一部を覆うように配置されていても、遊技者は、右装飾部306の背面を通過する球の動きを視認することは可能であり、遊技の妨げとなることはなく、遊技の公平性を確保することができる。
なお、ここでは装飾ランプ300全体が透明または半透明の材料で成形されている例を示したが、右装飾部306の背面を通過する球の動きを視認できれば足りるため、右装飾部306における右遊技球通路210との重なり部分のみが透明または半透明の材料で成形されていてもよい。さらに、右装飾部306の表面に鏡面処理を施して遊技者が右装飾部306に映るように構成し、特定の角度から遊技者の様子が把握できるようにすれば、不正行為などを未然に防止できる場合がある。
図6(a)は、図4におけるA−A線に沿う断面図であり、右装飾部306の長手方向の断面を示したものである。
右装飾部306は前面枠扉106に固定されているとともに、透明板部材118の一部を覆う突出部分は、透明板部材118の表面と接触または近接するように透明板部材118側に向けて突出されている。このように、右装飾部306を透明板部材118と接触または近接するように配置すれば、右装飾部306に透明板部材118側からの外力がかかることを防止することができ、装飾ランプ300の劣化や破損を防止できる場合がある。また、右装飾部306と透明板部材118との間の隙間に不正器具などを挿入してパチンコ機100の内部に細工をするような不正行為を未然に防止できる場合がある。
また、同図(b)、(c)は右装飾部の変形例を示した断面図である。同図(b)では、右装飾部306における透明板部材118側および前面枠扉106側の部位に凹部を形成し、右装飾部306と、透明板部材118および前面枠扉106との間に、内側空間を形成している。このような構成とすれば、右装飾部306が熱などの外的要因によって変形した場合でも、当該変形の影響が透明板部材118および前面枠扉106に及ぶことを防止することができ、透明板部材118および前面枠扉106の耐久性を高めることができる場合がある。また、右装飾部306と透明板部材118との間の隙間に不正器具などを挿入してパチンコ機100の内部に細工をするような不正行為を未然に防止できる場合がある。
一方、同図(c)では、右装飾部306と透明板部材118との間に隙間を設けている。このような構成とすれば、右装飾部306が熱などの外的要因によって変形した場合でも、当該変形の影響が透明板部材118に及ぶことを防止することができ、透明板部材118の耐久性を高めることができる場合がある。
<変形例1>
次に、図7を用いて、変形例1に係るパチンコ機について説明する。この変形例1に係るパチンコ機は、上述のパチンコ機100が備える遊技盤200に替えて、1つの遊技球通路350が形成された遊技盤352を備えるとともに、右装飾部306を不透明な材料で成形している。以降、上述のパチンコ機100と同一の部分については、図において同一の符号を付し、その説明は省略する。
この例では、右装飾部306は、前面枠扉106が閉められた状態においては、背面側に位置する遊技盤352の遊技領域の一部(演出装置260の一部)を覆うように配置されるが、右装飾部306で覆われる遊技領域352には遊技球通路350が配置されていない。つまり、右装飾部306は、遊技領域352の一部を覆うが遊技球通路350を覆わない位置に配置されている。このような構成とすれば、遊技領域の一部を視認不能とすることによって遊技者の興趣を高めることができる上に、遊技球通路を通過する球の視認を妨げることがないため、遊技の公平性を確保することができる場合がある。
<変形例2>
次に、図8を用いて、変形例2に係るパチンコ機について説明する。この変形例2に係るパチンコ機は、上述のパチンコ機100が備える右装飾部306の突出量を少なくした青色半透明の右装飾部356を備えるとともに、この右装飾部356の突出方向(長手方向)の遊技盤358上に、右装飾部356と対向、かつ近接する位置に、レンズカット加工を施した白色半透明の盤面装飾部360を配設している。なお、ここでは盤面装飾部360にレンズカット加工を施しているが、当該加工を施さないようにすれば、加工に要する費用を削減できる場合がある。
右装飾部356における盤面装飾部360と対向する側の端部は、遊技盤358に形成された遊技球通路362の一部を覆うように突出されている一方で、盤面装飾部360における右装飾部356と対向する側の端部は、遊技球通路362の外縁に沿って遊技球通路362から突出されることなく配置されている。すなわち、右装飾部356と盤面装飾部360との間の間隔は、遊技球通路362の幅よりも少しだけ狭くされており、遊技球通路362を通過する球の一部を右装飾部356と盤面装飾部360との間の隙間から視認可能な構成としている。また、図示はしないが、右装飾部356や盤面装飾部360の内部にはLEDなどの光源が配置されており、右装飾部356や盤面装飾部360の内部から外部に向けて光を出射できるように構成している。
この変形例2に係るパチンコ機によれば、前面枠扉に設けた装飾ランプによる第一の光を用いた演出に加えて、遊技盤に設けた盤面装飾部による第二の光を用いた演出を行うことができる上に、互いを対向させて配置しているため、色や配光特性が異なる2種類の光が混じり合うなど、従来に無い斬新な演出を行うことができる場合がある。また、遊技球通路362を通過する球の一部を右装飾部356と盤面装飾部360との間の隙間から視認可能にするとともに、遊技球通路362を通過する球に装飾ランプによる光と盤面装飾部による光の2種類の光を出射することができるため、遊技者による球の見え方を変化させることができ、遊技者の興趣を高めることができる場合がある。
この変形例2では、右装飾部356と盤面装飾部360を近接する位置に配置し、両者の間に所定の隙間を設けているため、両者を水平方向から観察した場合には両者が離れて見える。しかしながら、例えば、パチンコ機で遊技を行っている遊技者が椅子に座った状態でパチンコ機を下から上に見上げる方向で右装飾部356と盤面装飾部360を観察した場合には両者が一体的に見えるような配置や形状としている。このため、遊技者には色や配光特性が異なる2種類の光が連なって観察されることになり、遊技者の興趣を高めることができる場合がある。
なお、ここでは、遊技者の目線に合わせて右装飾部356と盤面装飾部360の配置や形状を設計する例について説明したが、例えば、これに替えて(または、これに加えて)、パチンコ機が設置される遊技店の店員や、遊技者以外の客などの目線に合わせて右装飾部356と盤面装飾部360の配置や形状を設計してもよい。具体的には、例えば、遊技店の店員がパチンコ機を上から下に見下げる方向で右装飾部356と盤面装飾部360を観察した場合に両者が一体的に見えるような配置や形状としてもよいし、客がパチンコ機を右側または左側から覗きこんだときに右装飾部356と盤面装飾部360を観察した場合に両者が一体的に見えるような配置や形状としてもよい。さらに、遊技者、店員、および客のうちの複数、または全ての者が右装飾部356と盤面装飾部360が一体的に見えるように右装飾部356と盤面装飾部360の配置や形状を設計してもよい。また、後述する他の変形例についても同様のことが言える。
<変形例3>
次に、図9を用いて、変形例3に係るパチンコ機について説明する。上述の変形例2では、盤面装飾部360における右装飾部356と対向する側の端部が、遊技球通路362から突出されないように盤面装飾部360を配置したが、この変形例3に係るパチンコ機のように、盤面装飾部360における右装飾部356と対向する側の端部を遊技球通路362上に突出させ、盤面装飾部360によって遊技球通路362の一部を覆うようにしてもよい。
このような構成とすれば、右装飾部356および盤面装飾部360の突出部分によって、遊技球通路362を通過する球の見え方を変化させることができ、遊技者の興趣を高めることができる場合がある。なお、盤面装飾部360の突出部分の裏面(遊技球通路362と対向する面)はレンズカット加工を施さずに平滑面に加工すれば、遊技球通路362を通過する球が盤面装飾部360の突出部分に衝突した場合でも、球の動きを必要以上に変化させることがない上に、遊技球通路362や球に向けて出射させる光量を増大させて演出効果を高めることができる場合がある。
<変形例4>
次に、図10を用いて、変形例4に係るパチンコ機について説明する。上述の変形例3では、盤面装飾部360における右装飾部356と対向する側の端部の大部分を右装飾部356に対向させる例を示したが、この変形例4に係るパチンコ機のように、盤面装飾部370における右装飾部356と対向する側の端部の一部を右装飾部356に対向させてもよい。
このような構成としても、右装飾部356および盤面装飾部370の突出部分によって、遊技球通路362を通過する球の見え方を変化させることができ、遊技者の興趣を高めることができる場合がある。また、前面枠扉に設けた装飾ランプによる第一の光を用いた演出に加えて、遊技盤に設けた盤面装飾部による第二の光を用いた演出を行うことができる上に、互いを対向させて配置しているため、色や配光特性が異なる2種類の光が混じり合うなど、従来に無い斬新な演出を行うことができる場合がある。また、遊技球通路362を通過する球の一部を右装飾部356と盤面装飾部370との間の隙間から視認認可能にするとともに、遊技球通路362を通過する球に装飾ランプによる光と盤面装飾部による光の2種類の光を出射することができるため、遊技者による球の見え方を変化させることができ、遊技者の興趣を高めることができる場合がある。
<変形例5>
次に、図11を用いて、変形例5に係るパチンコ機について説明する。この変形例5に係るパチンコ機は、上述のパチンコ機100の遊技盤200および装飾ランプ300に替えて、遊技盤390と装飾ランプ392を備える。遊技盤390は、球を上部のワープ入口382aから下部のワープ出口382bに導くための半透明部材(通過する球を外部から視認可能な部材)からなるワープ通路382、および球の進入を妨げるために鉛直方向に配置された外レール384を有して構成されている。
また、装飾ランプ392は、上述の右装飾部306に替えて、右装飾部396を備える。右装飾部396の一部(突出部)396aは、前面枠扉106が閉められた状態においては、背面側に位置する遊技領域390の一部を覆うように配置され、この例では、遊技領域390に形成されたワープ通路382と外レール384の一部を覆うように配置されている。また、右装飾部396の突出部396aは、ワープ通路382を覆う部分によってワープ通路382を通過する球が正面から視認不能とならないように、先端に向かって徐々に細くなる先細り形状に成形されている。
なお、突出部396の先端の形状は先細り形状に限定されず、例えば、先端部を矩形状に加工したりラウンド加工したりしてもよい。また、突出部は、先端に向かって幅が広くなる拡径形状でもよく、この場合も、突出部の先端部を矩形状に加工したりラウンド加工したりしてもよい。また、遊技盤を流下する球が正面から視認不能となったり、遊技盤に配置された液晶表示装置の表示が見にくくなったりしなければ、突出部が液晶表示装置の一部を覆うような配置や形状としてもよい。他の変形例についても同様である。
この変形例5によれば、右装飾部396の突出部396aがワープ通路382を通過する球の視認を妨げることがないため、遊技の公平性を確保することができる場合がある。また、右装飾部396は、手前方向、かつ遊技者が座る座席の方向に向かって突出形成されるとともに、先細り形状に成形されているため、遊技者に迫力感を伝えることができる場合がある。特に、右装飾部396の突出部396aは、遊技に関する情報を表示するための液晶表示装置(遊技領域390の中央近傍)に向けて突出形成されているため、右装飾部396の先端部が、液晶表示装置を眺める遊技者の視界に入りやすく、自然と遊技者の注目を集めることができる。この結果、遊技中の遊技者に対して常に迫力感を与えることができ、遊技者の興趣を高めることができる場合がある。
なお、右装飾部396の突出部396aを透明または半透明の材料で成形すれば、ワープ通路382を覆う部分によってワープ通路382を通過する球が正面から視認不能とならず、遊技の公平性も担保することができるため、右装飾部396の突出部396aの形状は特に限定されない。
<変形例6>
次に、図12を用いて、変形例6に係るパチンコ機について説明する。上述の変形例5では、右装飾部396の突出部396aを、先端に向かって徐々に細くなる先細り形状に成形したが、この変形例6に係るパチンコ機のように、当該突出部396aの先端を透明部材や半透明部材で覆ってもよい。
このような構成とすれば、強度の低い部位を保護することができ、右装飾部396の耐久性を高めることができるとともに、遊技者等が接触して傷を負うような事態を未然に防止できる場合がある。また、右装飾部396は、手前方向、かつ遊技者が座る座席の方向に向かって突出形成されるとともに、先細り形状に成形され、さらに、他の部材で覆われているため、遊技者に迫力感を伝えることができる場合がある。
また、この変形例6では、突出部396aの先端を球の最大直径よりも細い径を有する先細り形状としているため、突出部396aの先端部をワープ通路382を覆うように配置しても、突出部396aの先端部が球全体を覆ってしまうようなことがなく、ワープ通路382を通過する遊技球の少なくとも一部を正面から視認することができる。したがって、突出部396aの先端部を構成する材料は、透明部材や半透明部材に限定されず、不透明の材料などを適用することができ、上述の変形例5に比べて、素材の選択の幅を広げることができる場合がある。
<変形例7>
次に、図13〜図14を用いて、変形例7に係るパチンコ機について説明する。この変形例7に係るパチンコ機は、上述のパチンコ機100の透明板部材118に替えて、図14(b)に示すような透明板部材400を備える。
前面枠扉402は、透明板部材400を4つの方向から照明するための4つのLED402a〜402dを備えており、正面視左上のLED402aと正面視右下のLED402cが対向する位置に配置され、正面視左下のLED402bと正面視右上のLED402dが対向する位置に配置されている。また、正面視左上のLED402aは、装飾ランプ404の左装飾部406の内部に収容・配置され、正面視右上のLED402dは、装飾ランプ404の右装飾部408の内部に収容・配置されている。
一方、同図(b)に示すように、透明板部材400は、平板状の2枚の透明板400aと、この2枚の透明板400aによって表裏を挟まれるようにして配置される反射板400bによって構成されている。反射板400bには複数のスリットが形成されており、4つのLED402a〜402dが出射する光によって、例えば、図14に示すように、正面視でXの文字が浮かびあがるように光を反射するように構成されている。
4つのLED402a〜402dは、この例では、装飾ランプ404の点灯・消灯と同じタイミングで点灯・消灯するように制御される。このような点灯・消灯制御により、装飾ランプ404が点灯すると、図13に示すように、遊技盤上にXの文字が浮かびあがるような演出(X切り演出)が行われる。なお、ここではLEDを用いて光を照射する例を示したが、例えば、有機ELや白熱電球など、他の発光デバイスを適用してもよい。
このように、装飾ランプ404に加えて、4つのLED402a〜402dや透明板部材400を用いたX切り演出を行えば、より迫力のある演出を行うことができ、遊技者の興趣を高めることができる場合がある。
<変形例8>
また、上記パチンコ機100(1種)以外に、パチンコ機(2種、3種)、封入式パチンコ機、およびパチロット等にも適用することができるし、アレンジボール遊技機、じゃん球遊技機、スマートボール等にも適用することができる。
例えば、図15は、パチロット500を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。このパチロット500は、外枠502と、前面枠扉504と、これら外枠502および前面枠扉504によって形成される内部空間内に収容される遊技盤506と、を備える。
外枠502は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための箱状の部材である。前面枠扉504は、ヒンジ部508を介して外枠502に回動自在に装着された正面視正方形状の板状部材であり、背面側に収容される遊技盤506を正面から視認可能とするための円形状の開口部504aを有している。遊技盤506には、複数のリールを備えた演出装置510が配設されている。また、パチロット500は、前面枠扉504に配設された第1装飾部520と、遊技盤506の演出装置510に配設された第2装飾部530と、によって構成される装飾部540(520、530)を備えている。
図16は、図15において符号Aで示す部位の部分拡大図であり、図17は、図16の正面図であり、図18(a)は、図17におけるA−A線に沿った断面図である。
第1装飾部520は、前面枠扉504を基端として演出装置510に向かって突出形成された矩形状の第1レンズ520aと、前面枠扉504における第1レンズ520aの下方に埋設されて第1レンズ520aに向けて光を出射する第1LED520bと、を有して構成されている。一方、第2装飾部530は、演出装置510を基端として前面枠扉504に向かって突出形成された矩形状の第2レンズ530aと、演出装置510における第2レンズ530aの下方に埋設されて第2レンズ530aに向けて光を出射する第2LED530bと、を有して構成されている。図17に良く示されるように、第1レンズ520aと第2レンズ530aは、長手方向の軸心は互いに異なっているが、各々の長手方向の延長上に配置されている。
図18(a)に良く示されるように、前面枠扉504は、閉じられた状態(図15に示す状態)においては、遊技盤506上に配設される外レール512の上方に位置し、この前面枠扉504に配設される第1装飾部520の第1レンズ520aは、外レール512と演出装置510との間に形成された遊技球通路514のの一部を上方から(正面側から)覆う位置に配置される。また、演出装置510は、遊技盤506に埋設されており、この演出装置510に配設される第2装飾部530の第2レンズ530aは、遊技球通路514の一部を上方から(正面側から)覆う位置に配置される。また、第1装飾部520の第1レンズ520aは、前面枠扉504の厚みの分だけ第2装飾部530の第2レンズ530aよりも高い位置に配置される。
このような構成とすれば、第1装飾部520と第2装飾部530によって、遊技球通路514の見え方や、この遊技球通路514を通過する球の見え方を変化させることができ、遊技者の興趣を高めることができる場合がある。特に、図17に示すように、第1装飾部520と第2装飾部530の長手方向の軸心は互いに異なっているが、各々の長手方向の延長上に配置するとともに、図18(a)に示すように、第1装飾部520の第1レンズ520aと第2装飾部530の第2レンズ530aの高さを異ならせているため、高い位置にある第1装飾部520のみによって照明される領域、高い位置にある第1装飾部520および低い位置にある第2装飾部530の両方によって照明される領域、低い位置にある第2装飾部530のみによって照明される領域などを設けることができ、遊技球通路や球の見え方のバリエーションを増やすことができる。
なお、この例では、第1レンズ520aと第2レンズ530aの各々を第1LED520bと第2LED530bの2つのLEDによって照明する例を示したが、例えば、図18(b)に示すような態様としてもよい。この例では、第1レンズ520aと第2レンズ530aの両方を1つのLED518によって照明するとともに、このLED518を遊技球通路514の底面に上方に向けて配設している。このような構成とすれば、遊技球通路514を通過する球によってLED518から出射される光が遮られることがあり、遊技通路や球の見え方のバリエーションをさらに増やすことができる。
以上説明したように、上記実施形態や変形例に係る遊技台は、遊技領域(例えば、遊技領域124)を有する遊技盤(例えば、遊技盤200)と、前記遊技盤を支持する遊技枠(例えば、外枠102、前面枠扉106)と、前記遊技枠に設けられ、遊技領域を臨む開口部(例えば、前面枠扉の開口部)と、前記開口部に設けられた透明板(例えば、透明板部材118)と、前記遊技枠に設けられ、遊技枠を装飾する所定の装飾部(例えば、装飾ランプ300)と、を備えた遊技台であって、前記所定の装飾部の所定の端(例えば、右装飾部306)を前記透明板上に突出させたことを特徴とする遊技台である。
このような遊技台によれば、遊技者に対し迫力のある演出をおこなうことができる場合がある。また、所定の装飾部に隠れていて店員から普段見えない領域が存在するため、所定の装飾部の周辺の目視により正常に遊技がおこなわれていることを確認できるので、メンテナンス性を向上させることができる場合がある。
また、前記遊技盤は、遊技球が通過可能な通出路(例えば、遊技球通路210)が設けられており、前記通出路を覆う前記所定の装飾部の一部を、前記通出路が視認可能とする透明部材(例えば、透明のプラスチック)にしてもよい。
このような構成とすれば、装飾効果を損ねることなく遊技の公正を保つことができる場合がある。
また、前記所定の装飾部は、第一の装飾部であり、前記所定の端は、第一の端であり、前記遊技盤は、遊技盤を装飾する第二の装飾部(例えば、盤面装飾部360)を備え、前記第一の端は、前記第二の装飾部の第二の端に対向するように突出させてもよい。
このような構成とすれば、遊技枠と遊技盤による一体的な演出をおこなうことができ、遊技者に対し迫力のある演出をおこなうことができる場合がある。
また、前記第一の装飾部および第二の装飾部は、それぞれを照らす発光装置(例えば、第1LED520b、第2LED530b)を有し、前記第二の端は、前記通出路を一部覆うように突出しており、前記第二の装飾部を照らす発光装置(例えば、第2LED530b)は、前記第二の装飾部に覆われる前記遊技盤内部(例えば、演出装置510)に設けられていてもよい。
このような構成とすれば、遊技球の動作を妨げることなく装飾効果を高められるので、遊技の興趣を高めることができる場合がある。また、遊技球の通過による照明の点滅を抑制するため、遊技への集中を損なわない遊技台を遊技者へ提供することができる場合がある。
また、前記遊技枠は、開閉可能な遊技扉であり、前記遊技扉の一端は、回転軸(例えば、ヒンジ部112)により前記遊技扉を支持しており、前記遊技扉の他端は、前記遊技扉の一端よりも正面方向へ突出しており、前記第一の装飾部は、前記遊技扉の他端の上部に設けられ、前記第一の端は、少なくとも第二の端の一点と重なるように配置されていてもよい。
このような構成とすれば、遊技の公平性を保つと共に、遊技者に装飾部が連続的に配置されているように見えるので、遊技の興趣を高めることができる場合がある。また、店員は遊技が正常におこなわれていることを確認しやすいため、不正を防止し、遊技の公平性を保つことができる場合がある。
また、前記遊技盤は、前記遊技領域を流下する遊技球が流入するためのワープ入口(例えば、ワープ入口382a)から流入した遊技球を所定のワープ出口(例えば、ワープ出口382b)に導出させるワープ通路(例えば、ワープ通路382)を備え、前記ワープ通路は、内部を移動する遊技球と外部から視認させるための透過部を有し、前記第一の装飾部の第一の端は、前記透明板上に突出し、前記ワープ通路の一部を覆うように配置されていてもよい。
このような構成とすれば、第一の装飾部の光がワープ通路の透過部に照射されることで、遊技球の見え方が変わり、多彩な演出をおこなうことができる場合がある。
なお、本発明に係る遊技台の構成は、上述した構成に限定されず、例えば、装飾ランプ300の形状は特に限定されず、「所定の装飾部の所定の端を透明板上に突出させ」ていればよい。
また、本発明に係る「透明板」は無色透明の板状部材に限定されず、例えば、有色透明、有色半透明の板状部材も含まれる。また、材質もガラスやプラスチックに限定されず、透明(または半透明)樹脂などでもよい。また、本発明に係る「開口部」の形状も円形に限定されず、遊技領域を臨むことができる形状であればよい。また、本発明に係る「透過部」は、内部を移動する遊技球を外部から視認させるためのものであればよく、スリットや窓などでもよい。
また、本発明に係る「開口部」の縁形状は円形に限定されず、例えば、多角形でもよい。また、円形を採用した場合でも真円に限定されず、例えば、楕円形状や半円形状であってもよい。なお、第一の曲率である第一の縁と、第一の曲率よりも小さい第二の曲率である第二の縁を少なくとも有する楕円形状を採用した場合、所定の装飾部によって第二の縁の少なくとも一部を覆うように構成してもよい。このように、開口部の縁の少なくとも一部を装飾部によって視認不能または視認困難に構成すれば、装飾効果を高めることができる場合がある。特に、曲率の異なる第一の縁と第二の縁が連続して形成されていれば、第一の縁に連続する第二の縁の形状の一部を把握することが困難となるため、開口部全体の縁形状を分かりにくくすることができ、遊技者の興味を引くことができる場合がある。
また、本発明に係る「所定の装飾部の所定の端」は、遊技台の正面視右上に配置されるものに限定されず、例えば、正面視の中央上、左上、右下、中央下、左下などに配置してもよい。
また、上記実施形態や変形例に係る遊技台は、遊技領域(例えば、遊技領域124)が設けられた遊技盤(例えば、遊技盤200)と、前記遊技盤の前方に設けられ、前記遊技領域を少なくとも臨む透過領域(例えば、透明板部材400)と、前記遊技盤を支持する遊技枠(例えば、前面枠扉106)と、前記遊技枠に設けられ、該遊技枠を装飾する装飾手段(例えば、装飾ランプ404、右装飾部408など)と、前記透過領域へ光を照射可能な複数の発光手段(例えば、LED402a〜402d)と、を備えた遊技台であって、前記遊技盤は、遊技球が通過可能な通路(例えば、遊技球通路210、514など)が設けられ、前記透過領域における複数の領域には、方向変化手段(例えば、反射板400b)が少なくとも設けられており、前記方向変化手段は、前記複数の発光手段により照射された光の進行方向を、前方へ変化可能な手段であり、前記装飾手段(例えば、右装飾部408)の少なくとも一の端部は、前記方向変化手段の前方に突出し、前記装飾手段は、第一の装飾部(例えば、第1装飾部520)を含み、前記遊技盤は、該遊技盤を装飾する第二の装飾部(例えば、第2装飾部530)を備え、前記第一の装飾部は、該第一の装飾部を照らす第一の発光装置(例えば、第1LED520b)を有し、前記第二の装飾部は、該第二の装飾部を照らす第二の発光装置(例えば、第2LED530b)を有し、前記第二の装飾部(例えば、第2装飾部530)の一部は、前記通路(例えば、遊技球通路514)を一部覆うように突出しており、前記第二の発光装置は、前記第二の装飾部に覆われる前記遊技盤の内部に設けられている、ことを特徴とする遊技台である。
また、前記装飾手段は、透過性を有する手段であってもよい。
また、前記複数の発光手段は、前記遊技枠に設けられた装飾用発光体であり、前記装飾用発光体の前方に、前記装飾手段が設けられてもよい。
また、前記遊技枠は、開閉可能な遊技扉(例えば、前面枠扉106)であり、前記遊技扉の一端側は、回転軸を中心として回動可能に外枠(例えば、外枠102)に支持されており、前記第一の装飾部は、前記遊技扉の他端側に設けられ、前記第一の装飾部と前記第二の装飾部とは、前記遊技領域を臨む正面視において少なくとも一部が重なるように対向して配置され、前記第一の装飾部は、前記第二の装飾部より前方側に位置する、ものであってもよい。
また、遊技領域(例えば、遊技領域390)を有する遊技盤(例えば、遊技盤390)と、前記遊技盤を支持する遊技枠(例えば、前面枠扉106)と、前記遊技盤の前方に設けられ、前記遊技領域を少なくとも臨む透過領域(例えば、透明板部材400)と、前記遊技枠に設けられ、該遊技枠を装飾する装飾手段(例えば、装飾ランプ392、300など)と、前記装飾手段を照らす第一の発光手段(例えば、装飾ランプ392(300)の内部のLEDなど)と、前記透過領域へ光を照射可能な第二の発光手段(例えば、LED402a〜402d)と、を備えた遊技台であって、前記透過領域における複数の領域には、方向変化手段(反射板400b)が少なくとも設けられており、前記方向変化手段は、前記第二の発光手段より照射された光の進行方向を、前方へ変化可能な手段であり、前記遊技盤は、ワープ通路(例えば、ワープ通路382)を備え、前記ワープ通路は、前記遊技領域を流下する遊技球をワープ入口からワープ出口に導く通路であり、前記ワープ通路は、内部を移動する遊技球が外部から視認可能となる透過部を有し、前記装飾手段の少なくとも一の端部は、前記方向変化手段の前方に突出し、前記透過部の一部を覆うように配置され、前記装飾手段は、第一の装飾部(例えば、第1装飾部520)を含み、前記遊技盤は、該遊技盤を装飾する第二の装飾部(例えば、第2装飾部530)を備え、前記第一の装飾部は、該第一の装飾部を照らす第三の発光手段(例えば、第1LED520b)を有し、前記第二の装飾部は、該第二の装飾部を照らす第四の発光手段(例えば、第2LED530b)を有し、前記第二の装飾部の一部は、前記ワープ通路を一部覆うように突出しており、前記第四の発光手段は、前記第二の装飾部に覆われる前記遊技盤の内部に設けられている、ことを特徴とする遊技台である。

また、本発明の実施例に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の遊技台は、回胴遊技機(スロットマシン)や弾球遊技機(パチンコ等)に代表される遊技台の分野で特に利用することができる。
100 パチンコ機
102 外枠
104 本体
106 前面枠扉
200 遊技盤
300 装飾ランプ
302 左装飾部
304 中央装飾部
306 右装飾部

Claims (5)

  1. 遊技領域が設けられた遊技盤と、
    前記遊技盤の前方に設けられ、前記遊技領域を少なくとも臨む透過領域と、
    前記遊技盤を支持する遊技枠と、
    前記遊技枠に設けられ、該遊技枠を装飾する装飾手段と、
    前記透過領域へ光を照射可能な複数の発光手段と、
    を備えた遊技台であって、
    前記遊技盤は、遊技球が通過可能な通路が設けられ、
    前記透過領域における複数の領域には、方向変化手段が少なくとも設けられており、
    前記方向変化手段は、前記複数の発光手段により照射された光の進行方向を、前方へ変化可能な手段であり、
    前記装飾手段の少なくとも一の端部は、前記方向変化手段の前方に突出し、
    前記装飾手段は、第一の装飾部を含み、
    前記遊技盤は、該遊技盤を装飾する第二の装飾部を備え、
    前記第一の装飾部は、該第一の装飾部を照らす第一の発光装置を有し、
    前記第二の装飾部は、該第二の装飾部を照らす第二の発光装置を有し、
    前記第二の装飾部の一部は、前記通路を一部覆うように突出しており、
    前記第二の発光装置は、前記第二の装飾部に覆われる前記遊技盤の内部に設けられている、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台であって、
    前記装飾手段は、透過性を有する手段である、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1または2に記載の遊技台であって、
    前記複数の発光手段は、前記遊技枠に設けられた装飾用発光体であり、
    前記装飾用発光体の前方に、前記装飾手段が設けられる、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技枠は、開閉可能な遊技扉であり、
    前記遊技扉の一端側は、回転軸を中心として回動可能に外枠に支持されており、
    前記第一の装飾部は、前記遊技扉の他端側に設けられ、
    前記第一の装飾部と前記第二の装飾部とは、前記遊技領域を臨む正面視において少なくとも一部が重なるように対向して配置され、
    前記第一の装飾部は、前記第二の装飾部より前方側に位置する、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 遊技領域を有する遊技盤と、
    前記遊技盤を支持する遊技枠と、
    前記遊技盤の前方に設けられ、前記遊技領域を少なくとも臨む透過領域と、
    前記遊技枠に設けられ、該遊技枠を装飾する装飾手段と、
    前記装飾手段を照らす第一の発光手段と、
    前記透過領域へ光を照射可能な第二の発光手段と、
    を備えた遊技台であって、
    前記透過領域における複数の領域には、方向変化手段が少なくとも設けられており、
    前記方向変化手段は、前記第二の発光手段より照射された光の進行方向を、前方へ変化可能な手段であり、
    前記遊技盤は、ワープ通路を備え、
    前記ワープ通路は、前記遊技領域を流下する遊技球をワープ入口からワープ出口に導く通路であり、
    前記ワープ通路は、内部を移動する遊技球が外部から視認可能となる透過部を有し、
    前記装飾手段の少なくとも一の端部は、前記方向変化手段の前方に突出し、前記透過部の一部を覆うように配置され、
    前記装飾手段は、第一の装飾部を含み、
    前記遊技盤は、該遊技盤を装飾する第二の装飾部を備え、
    前記第一の装飾部は、該第一の装飾部を照らす第三の発光手段を有し、
    前記第二の装飾部は、該第二の装飾部を照らす第四の発光手段を有し、
    前記第二の装飾部の一部は、前記ワープ通路を一部覆うように突出しており、
    前記第四の発光手段は、前記第二の装飾部に覆われる前記遊技盤の内部に設けられている、
    ことを特徴とする遊技台。
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