JP5247658B2 - Pointer instrument - Google Patents
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Description
本発明は、指針計器に関する。 The present invention relates to a pointer instrument.
特許文献1には、暗闇でも文字板の視認性を向上させるために、発光部を有した時計が開示されている。
消費電力やコストを考慮すれば、このような発光部の点数は少ない方が望ましい。しかしながら、発光部の点数が少ないと、文字板全体を均一に照らすことが困難になる。これにより暗闇での文字板の視認性が悪化する恐れがある。 In consideration of power consumption and cost, it is desirable that the number of such light emitting portions is small. However, if the number of light emitting parts is small, it is difficult to illuminate the entire dial uniformly. This may deteriorate the visibility of the dial in the dark.
そこで本発明は、発光部の点数が少なくても文字板全体に均一に光を照射できる指針計器を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a pointer instrument that can irradiate light uniformly on the entire dial plate even if the number of light emitting portions is small.
上記目的は、凹部を有した本体と、前記凹部の底面に設けられた文字板及び指針と、前記文字板の正面側に配置され光透過性を有した板状のカバーと、前記カバーの平面方向と光軸が沿うように前記カバー内に光を照射する発光部と、前記カバーの縁部の少なくとも一部と対向する内側面を有した枠体と、を備えた指針計器によって達成できる。 The object is to provide a main body having a concave portion, a dial plate and a pointer provided on the bottom surface of the concave portion, a plate-like cover disposed on the front side of the dial plate and having light transmittance, and a plane of the cover. This can be achieved by a pointer instrument that includes a light emitting unit that emits light into the cover so that the direction and the optical axis are aligned, and a frame that has an inner surface that faces at least a part of the edge of the cover.
これにより、発光部から出射された光はカバー内を進行してカバーの縁部を覆う枠体にまで進行する。枠体に到達した光は、枠体の内側面で反射して光が拡散される。これにより、発光部が照射する光を広範囲にわたって拡散でき、文字板全体に光が照射される。このように、枠体の反射を利用することにより、発光部の点数が少なくても、文字板全体に均一に光を照射できる。 As a result, the light emitted from the light emitting unit travels through the cover to the frame that covers the edge of the cover. The light that has reached the frame is reflected by the inner surface of the frame and diffused. Thereby, the light which a light emission part irradiates can be spread over a wide range, and light is irradiated to the whole dial plate. In this way, by utilizing the reflection of the frame, even if the number of light emitting portions is small, the entire dial can be irradiated with light uniformly.
発光部の点数が少なくても文字板全体に均一に光を照射できる指針計器を提供できる。 Even if the number of light emitting parts is small, it is possible to provide a pointer instrument that can irradiate light uniformly over the entire dial.
以下に、指針計器の一例として時計を説明する。図1Aは、時計1の部分断面図である。図1Aに示すように、時計1は、筐体12、凹部14を含む本体10を有している。凹部14の底面には、指針群22、文字板24が設けられている。指針群22は、目覚まし用の針、時針、分針、秒針を含む。また、文字板24の底面を貫通するように駆動機構20が設けられている。駆動機構20は、同軸状に配置された複数のギアを有しており、これら複数のギアに複数の指針がそれぞれ接続されている。駆動機構20を駆動するためのモータ及びバッテリ(共に不図示)は、本体10内に収納されている。文字板24の正面側にはカバー30が配置されている。カバー30は、光透過性を有した合成樹脂製であり略円形の平板状である。カバー30の端部には単一のLED(発光部)40が配置されている。LED40は、時計1の上部側に配置されている。枠体50は、光透過性を有しない合成樹脂性であり環状である。LED40についての詳細は後述する。枠体50は、凹部14との間でカバー30を挟む。これにより、カバー30は時計1に保持されている。
Hereinafter, a watch will be described as an example of a pointer instrument. FIG. 1A is a partial cross-sectional view of the
図1Bは、LED40から照射された光の進行状態の説明図である。尚、図1Bについては時計1の正面側から見たカバー30のみを示している。LED40は、カバー30内に光を照射する。これにより、照射された光はカバー30内を進行して、カバー30の内側面で反射する。詳細は以下に説明する。
FIG. 1B is an explanatory diagram of a traveling state of light emitted from the
図2Aは、時計1の上部側を示した部分断面図、図2Bは、時計1の下部側を示した部分断面図である。図2A、2Bに示すように、凹部14は、文字板24が固定された底面と、底面と連続した内周側面16とを有している。凹部14は、底面を有した円筒状である。カバー30は、正面32、文字板24側に位置する背面34、縁部36を有している。縁部36は、外周端面37、外周端面37から背面34に連続した傾斜面38を有している。外周端面37は、カバー30の最も縁に位置する端面である。凹部14は、傾斜面38と当接した傾斜面18を有している。カバー30の傾斜面38が凹部14の傾斜面18に当接することにより、凹部14に対するカバー30の位置が規定される。
2A is a partial cross-sectional view showing the upper side of the
枠体50は、カバー30の縁部36の正面32側を覆う内側面52、少なくとも一部の外周端面37を覆う内側面57を有している。内側面52は、枠体50の背面側の面である。図2Bに示すように、内側面52、57は、断面視で略直交している。尚、図2Aに示すように、LED40付近では、外周端面37と内側面57とは対向していない。LED40は外周端面37と対向しているからである。
The
図2Aに示すように、LED40は、光軸OAがカバー30の平面方向に沿うように縁部36からカバー30内に光を照射する。尚、LED40と外周端面37とは当接している。図2Aに示すように、LED40から照射された光の一部は、カバー30内を進行してカバー30の下部へと進行する。図2Bに示すように、カバー30の下部へと進行した光は、縁部36にまで到達して内側面52、傾斜面18又は内側面57で反射する。この反射した光が文字板24側に進行することにより、文字板24に光が照射される。
As shown in FIG. 2A, the
図6は枠体50が無い場合の時計1の下部側を示した部分断面図である。尚、図6においてカバー30のハッチングは省略してある。図6に示すようにカバー30の文字板24と反対側の界面に到達した光Lは、屈折光Lkと反射光Lhとに分かれ、入射角に応じて分離する割合が決定される。例えば全反射では屈折光Lkは0で反射光Lhが100%になる。内側面52が無い場合は、屈折光Lkは文字板24の反対側へと放射されてしまうので、反射光Lhのみによって文字板24は照射される。
FIG. 6 is a partial cross-sectional view showing the lower side of the
これに対して図2に示すように枠体50がある場合は、屈折光Lkは枠体50の内側面52で反射してカバー30に戻ってくる。従って、文字板24は、反射光Lhと屈折光Lkが枠体50の内側面52で反射した光によって照射される。このため、内側面52が有る場合は、無い場合に比べて文字板24を明るく照射することができる。
On the other hand, when the
なお、枠体50の内側面52は必ずしもカバー30の正面32に密着していなくともよい。図7は枠体50がある場合の時計1の下部側を示した部分断面図であり、内側面52で反射した光がカバー30に戻ってくる例を示した図である。尚、図7においてカバー30のハッチングは省略してある。図7においては、枠体50とカバー30の正面32との間には隙間がある。図7に示すように内側面52とカバー30の正面32との間に空間が有ったとしても、内側面52の範囲内に入射した屈折光Lk1が内側面52の表面で反射することで再び文字板24側にLk2として戻ってくる。従って、文字板24は反射光Lh1と内側面52で反射した光Lk2によって照射される。このため、内側面52が有る場合は、無い場合に比べて文字板24を明るく照射することができる。
The
内側面52および内側面57の表面状態によって反射する光が減衰する割合が変化する。例えば表面に凹凸があると光が散乱して大きく減衰してしまう。また、暗い色であった場合にも光が減衰してしまう。そのため、本実施形態における内側面52および内側面57の表面は滑らかに成形されている。また、枠体50の色にかかわらず内側面52および内側面57の色は明るい色であるほうが反射率が高いので望ましい。本実施形態における内側面52および内側面57の色は白色である。
Depending on the surface states of the
また、図2Aに示すように、LED40から照射された光の一部は、カバー30の下部へと到達する前に、LED40に隣接した内側面52により反射する。この反射した光は文字板24へと照射される。
Further, as shown in FIG. 2A, a part of the light emitted from the
LED40から照射された光がカバー30の正面32に入射する角度が屈折の臨界角よりも小さい場合、文字板24側へ反射する光の割合よりも文字板24の反対側に屈折して透過していってしまう光の割合の方が大きくなる。これに対して内側面52が有る場合には、内側面52への光の入射角が屈折の臨界角より小さくても、内側面52の表面で反射するので文字板24側に戻ってくることができる。
When the angle at which the light emitted from the
この現象は特にLED40近傍で起こりやすい。LED40は点光源なので、LED近傍では内側面52への入射角が小さくなってしまうからである。
This phenomenon is particularly likely to occur near the
LED40近傍の光は、LED40から離れた位置の光に比べて非常に明るい状態にあるので、この光を文字板24と反対側に放射してしまわずに文字板24側へ反射させると、カバー30内に進行する光の総量がそれだけ多くなるので、文字板24をより明るく照射することができる。
Since the light in the vicinity of the
このように、LED40から照射された光は、枠体50の内側面52、57により反射して、文字板24へ進行する。以上のように、枠体50の反射を利用することにより、LED40の点数が少なくても、文字板24全体に均一に光を照射できる。従って、暗闇での文字板24の視認性が向上する。また、LED40の点数の増大を抑制できるので、消費電力や製造コストを低減できる。
As described above, the light emitted from the
また、図2Bに示すように、傾斜面38は、傾斜面18と当接した当接領域と、傾斜面18から露出した露出領域とを有している。露出領域は、当接領域よりも凹部14の内側に位置している。図2Bに示すように、LED40から照射された光の一部は、傾斜面38の露出領域に到達し、その一部は傾斜面38から抜けて内周側面16に進行する。これにより内周側面16で反射した光は文字板24へ到達する。同様に、図2Aに示すように、LED40から照射されてLED40に隣接した内側面52に反射した光の一部も、LED40近傍の傾斜面38から抜けて文字板24へ到達する。
Further, as shown in FIG. 2B, the
このように、傾斜面38の一部が凹部14から露出していることにより、傾斜面38から光が文字板24側へ抜け出ることが許容される。これにより、LED40の光を効率よく文字板24に向けて照射することができる。
As described above, a part of the
また、図2Bに示すように、外周端面37は内周側面16の外側に位置しており、内側面57は外周端面37の少なくとも一部を覆っている。また、内側面52は、カバー30の正面32と対向し凹部14の内周側面16よりも内側まで延在している。換言すれば、内側面52は、カバー30を挟んで文字板24の縁部と向かい合っている。これにより、LED40から光軸OAに沿ってカバー30内を進行した光は、図2Bに示す内側面57で反射し、更に内側面52で反射して文字板24の縁側へも照射され得る。
Further, as shown in FIG. 2B, the outer
外周端面37、内側面57および内周側面16が同一面上に位置する場合、外周端面37を覆う内側面57で光が反射して文字板24へ進行したとしても、光が内側面57で直角方向に反射しない限り、凹部14の底面の縁には届かないので文字板24の縁側へ光が照射されにくくなり、文字板24全体に光を均一に照射できない恐れがある。しかしながら、このように外周端面37が内周側面16の外側に位置し、内側面57が外周端面37の少なくとも一部を覆っているとともに内側面52は、カバー30の正面32と対向し凹部14の内周側面16よりも内側まで延在しているので、文字板24全体に光を均一に照射できる。
When the outer
次に、傾斜面の露出領域と面積と文字板24に照射される光のムラとの関係について説明する。図3Aは、露出領域を有した傾斜面の説明図であり、図3Bは、露出領域を有していない傾斜面の説明図である。
Next, the relationship between the exposed area and area of the inclined surface and the unevenness of light irradiated on the
図3Aに示す、傾斜面38の露出領域の内周側面16からの長さDは、1.5mmである。一方、図3Bに、傾斜面38が露出領域を有しないように設計された時計1aを示す。時計1aでは内周側面16からの傾斜面38の露出領域の長さDは0mmである。図3Bにおいては、凹部14とは寸法が異なった凹部14aを採用することにより、傾斜面38の露出領域をなくしている。
The length D from the inner
図3A、3Bにそれぞれ示した時計1、1aを用いて、暗闇下でLED40を点灯させて、文字板24への光の照射のムラについて比較した。図4は、文字板24の正面図である。時計1、1aとで、文字板24への光の照射のムラを比較した結果、時計1aの方が、文字板24の外周付近に、中心付近よりも暗い領域BLが生じた。また、時計1aの方が、文字板24の中心部の上部付近に部分的に他の領域よりも明るい領域HLが生じた。従って、露出領域を有した傾斜面38が、文字板24へ照射される光のムラを抑えることに貢献していると考えられる。尚、上記比較結果は、時計1aを本発明の範囲から除外する趣旨ではない。
Using the
図5は、変形例に係る枠体50aの背面図である。枠体50aは、反射率が異なった内側面52a、52bを有している。LED40に近い側に位置する内側面52aの色はグレーである。LED40から離れた側に位置する内側面52bの色は、グレーよりも薄い白である。従って、内側面52aよりも内側面52bの方が光の反射率が高い。すなわち、枠体50の内側面は、LED40に近い側よりも遠い側の方が光の反射率が高い。このように、LED40に近い明るい側の反射率を下げることで、LED40に近い明るい側の文字板24が明るく照明されることを防ぐとともに、LED40から遠い側の反射率を上げることでLED40から遠い側が暗く照明されてしまうことを防ぐことができる。これにより、文字板24全体を均一に光を照射することができる。
FIG. 5 is a rear view of the
枠体50aと同様に、反射率が部分的に異なるように凹部の内周側面を構成してもよい。これにより、文字板24全体を均一に光を照射することができる。
Similarly to the
あるいは、文字板24の一部を意図的に明るくしたい場合に、その部分に対応する枠体50の内側面または凹部の反射率を他の部分よりも高くすることで、文字板24の一部を明るくすることができる。
Alternatively, when a part of the
尚、文字板全体を均一に光らせるためには、例えば、光透過性を有した樹脂により文字板を形成し、発光部からの光を文字板に照射することによりこの文字板を導光板として用いることが考えられる。しかしながら、このような構成の場合、文字板の材料は導光板として機能する材料に限定されるので、例えば、文字板の材質として金属を採用することはできない。また、文字板自体を導光板として用いるため、黒などの濃い色の文字板は採用できない。従って、上記のような構成では、文字板の材質の選択肢が狭くなる。また、アナログ時計の場合においては、時針が固定された回転軸が文字板の中心を貫通している。このため、発光部が一つしか設けられていない場合、発光部からの光が回転軸に一方向から照射されるので、回転軸付近において文字板に影が生じる。したがってこのような構成では、文字板全体に光を均一に照射することができない恐れがある。 In order to illuminate the entire dial plate uniformly, for example, the dial plate is formed of a light-transmitting resin, and this dial plate is used as a light guide plate by irradiating the dial with light from the light emitting portion. It is possible. However, in such a configuration, the dial material is limited to a material that functions as a light guide plate. For example, a metal cannot be used as the dial material. Further, since the dial itself is used as the light guide plate, a dark dial such as black cannot be used. Therefore, in the configuration as described above, the choices of the dial material are narrowed. In the case of an analog timepiece, the rotation shaft to which the hour hand is fixed passes through the center of the dial. For this reason, when only one light emitting part is provided, the light from the light emitting part is irradiated from one direction to the rotation axis, and thus a shadow is generated on the dial plate in the vicinity of the rotation axis. Therefore, with such a configuration, there is a possibility that the entire dial cannot be irradiated with light uniformly.
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。 The preferred embodiment of the present invention has been described in detail above, but the present invention is not limited to the specific embodiment, and various modifications can be made within the scope of the gist of the present invention described in the claims.・ Change is possible.
上記実施例において、指針計器として時計を例に説明したがこれに限定されず、例えばメータであってもよいし、針により計測できるものであればよい。 In the above embodiment, a timepiece is described as an example of a pointer instrument. However, the present invention is not limited to this. For example, a meter may be used as long as it can be measured with a hand.
上記実施例において、発光部としてLEDを採用したがこれに限定されず、例えば、白熱電球や蛍光灯であってもよい。 In the said Example, although LED was employ | adopted as a light emission part, it is not limited to this, For example, an incandescent lamp and a fluorescent lamp may be sufficient.
1、1a 時計
10 本体
12 筐体
14、14a 凹部
16 内周側面
18 傾斜面
20 駆動機構
22 指針
24 文字板
30 カバー
32 正面
34 背面
36 縁部
37 外周端面
38 傾斜面
40 LED(発光部)
50、50a 枠体
52、52a、52b、57 内側面
DESCRIPTION OF
50,
Claims (6)
前記凹部の底面に設けられた文字板及び指針と、
前記文字板の正面側に配置され光透過性を有した板状のカバーと、
前記カバーの平面方向と光軸が沿うように前記カバー内に光を照射する発光部と、
前記カバーの縁部の少なくとも一部と対向する内側面を有した枠体と、を備え、
前記カバーの縁部は、外周端面、前記外周端面から前記文字板に対向する裏面へと連続した傾斜面、を含み、
前記傾斜面は、前記凹部の内周側面よりも内側に前記凹部の内周側面から離間した露出領域を含む、指針計器。 A body having a recess;
A dial and a pointer provided on the bottom surface of the recess,
A plate-like cover disposed on the front side of the dial plate and having light transparency;
A light emitting unit for irradiating light into the cover so that the planar direction of the cover and the optical axis are along
A frame body having an inner surface facing at least a part of the edge of the cover ,
The edge of the cover includes an outer peripheral end surface, an inclined surface continuous from the outer peripheral end surface to the back surface facing the dial,
The inclined instrument includes a pointer instrument that includes an exposed region spaced from the inner peripheral side surface of the concave portion inside the inner peripheral side surface of the concave portion .
前記枠体の内側面は、前記カバーの外周端面の少なくとも一部を覆う、請求項1の指針計器。 The outer peripheral end surface of the cover is outside the inner peripheral side surface of the recess,
The pointer instrument according to claim 1 , wherein an inner side surface of the frame covers at least a part of an outer peripheral end surface of the cover.
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