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JP5191117B2 - レーザ溶接方法 - Google Patents

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Description

本発明は、亜鉛めっき鋼板などの被溶接部材を重ね合せて、レーザにより溶接するレーザ溶接方法に関する。
亜鉛めっき鋼板を2枚重ねた状態でレーザ溶接すると、鋼板間に急速に発生する亜鉛蒸気が溶融金属を吹き飛ばすためにスパッタが激しく発生し、また溶接ビードにピット、ブローホールが発生して良好な溶接ビードを得ることができないことから、鋼板間に適当な隙間を形成した状態でレーザ溶接することが知られている。このような隙間を形成する方法としては、溶接ビードと平行になる位置にレーザによりフォーミングビードを形成して一方の鋼板を反らせ、鋼板間に隙間を形成した後に、レーザにて溶接ビードを形成するレーザ溶接方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3115456号公報
しかし、特許文献1に開示されたレーザ溶接方法においては、溶接ビードと平行になる位置にフォーミングビードを形成するため、フォーミングビードを挟んで溶接ビードと反対側にクランプ位置を設ける必要があることから、クランプ位置が制限されてしまい、レーザ溶接の対象となるワークの形状によってはクランプ位置が設けられず、レーザ溶接を行うことができないという問題がある。また、溶接ビードと平行になる位置にのみフォーミングビードを形成するため、十分な隙間を形成することができない場合があるという問題もある。
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、重ね合せた被溶接部材間に必要な隙間を確実に形成することができるレーザ溶接方法を提供しようとするものである。
上記課題を解決すべく本発明は、重ね合せた亜鉛メッキ鋼板をレーザで溶接する際に、レーザでフォーミングビードを形成して一方の部材を反らせ、前記亜鉛メッキ鋼板間に隙間を形成した後に、レーザで溶接ビードを形成して溶接する方法において、前記溶接ビードの形成は前記フォーミングビードの形成とは別工程で行い、前記フォーミングビードの形状はフォーミングビードが形成される亜鉛メッキ鋼板の端部と平行な直線部とこの直線部から前記被溶接部材の端部方向に伸びる直線部とからなる形状、または両端が前記亜鉛メッキ鋼板の端部方向に曲がった円弧形状であり、この形状のフォーミングビードと前記亜鉛メッキ鋼板の端部との間で前記溶接ビードの少なくとも大部分が囲まれるようにした。
本発明によれば、クランプ位置が限定的でないため、レーザ溶接の対象となるワークの形状が限定されない。また、非直線状のフォーミングビードにより部材間に必要な隙間を確実に形成することができる。またクランプ位置が限定されず、部材間に必要な隙間を確保できる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係るレーザ溶接方法の概要説明図、図2はフォーミングビードと溶接ビードの位置関係についての実施例を示す平面図である。
本発明に係るレーザ溶接方法は、図1(a)に示すように、先ず重ね合せた被溶接部材1,2をクランプ冶具3,4でクランプ状態にし、溶接位置(溶接ビード)とクランプ位置を考慮してレーザ5を上側の被溶接部材1に照射し、フォーミングビード6を上側の被溶接部材1のみに形成する。なお、フォーミングビード6とは、上側の被溶接部材1を熱変形させるためのビードである。
クランプ冶具3,4によるクランプ位置としては、図1(c)に示すように、被溶接部材1の端部(エッジ)1aと溶接ビード7との位置関係から決定され、第1に溶接位置(溶接ビード7)と略平行な位置8が望ましいが、溶接位置(溶接ビード7)と略同一方向にある位置9,10などでもよい。クランプ位置8の代わりに、クランプ位置9,10で被溶接部材1,2をクランプすることもできる。
フォーミングビード6が上側の被溶接部材1に形成されると、レーザ5の照射による熱収縮により被溶接部材1の端部1aが反り上がり、被溶接部材2との間に隙間11が形成される。ここで、フォーミングビード6は、図1(c)に示すように、溶接位置(溶接ビード7)を挟んで被溶接部材1の端部1aの反対側であって、クランプ位置8,9,10と溶接位置(溶接ビード7)の間で溶接位置(溶接ビード7)を囲むよう非直線状に形成される。
次いで、図1(b)に示すように、溶接位置にレーザ5を照射して溶接ビード7を被溶接部材1,2に形成する。この時、被溶接部材1,2が亜鉛めっき鋼板であれば、隙間11から被溶接部材1,2間で発生した亜鉛蒸気が逃げるので、溶接ビード7にピットやブローホールなどが発生することなく良好な溶接品質を得ることができる。
フォーミングビード6と溶接ビード7との位置関係を示す各種の実施例を、図2に示す。図2(a)は溶接ビード7と平行な直線部6aと、直線部6aと非平行な2本の直線部6b,6cからなるフォーミングビード6で、被溶接部材1の端部1aと共に溶接ビード7を囲む場合である。図2(b)は溶接ビード7と平行な直線部6aと、直線部6aと非平行な2本の直線部6b,6cからなるフォーミングビード6で、端部1aと反対側に臨む部分の溶接ビード7を囲む場合である。図2(c)は溶接ビード7と平行な直線部6aと、直線部6aと非平行な2本の直線部6b,6cからなるフォーミングビード6で、端部1aと反対側に臨む部分の溶接ビード7の大部分を囲む場合である。
図2(d)は溶接ビード7と平行な直線部6aと、直線部6aと非平行で溶接ビード7と交差する2本の直線部6b,6cからなるフォーミングビード6で、端部1aと共に溶接ビード7の大部分を囲む場合である。図2(e)は溶接ビード7と平行な直線部6aと、直線部6aと非平行な1本の直線部6bからなるフォーミングビード6で、溶接ビード7を囲む場合である。図2(f)は溶接ビード7と平行な直線部6aと、直線部6aと直交する2本の直線部6b,6cからなるフォーミングビード6で、端部1aと共に溶接ビード7を囲む場合である。
図2(g)は略円弧状なフォーミングビード6で、端部1aと共に溶接ビード7を囲む場合である。図2(h)は溶接ビード7と非平行であって交差する2本の直線部6d,6eからなるフォーミングビード6で、端部1aと反対側に臨む部分の溶接ビード7を囲む場合である。
フォーミングビード6は、従来技術のような単なる直線状の場合に比べて、図2に示すように、複数の直線部6a〜6e又は曲線部で非直線状に形成した場合の方が、被溶接部材1,2間に必要とされる隙間11を確実に形成することができる。その理由は、複数の直線部6a〜6eからなるフォーミングビード6の場合には、各直線部6a〜6eの影響範囲が溶接位置(溶接ビード7)周辺で重なるため、被溶接部材1の変形量をより稼ぐことができるからである。
なお、フォーミングビード6と溶接ビード7との位置関係は、上述の実施例(図2(a)〜())に限定されず、フォーミングビード6を上側の被溶接部材1に形成した時に、被溶接部材1,2間に必要とされる隙間11が形成されればよい。
本発明に係るレーザ溶接方法は、レーザ溶接の対象となる部材(ワーク)の形状に影響を受けずに、部材間に必要とされる隙間を確実に形成することができるので、レーザ溶接の適用範囲の拡大に寄与する。
本発明に係るレーザ溶接方法の概要説明図で、(a)はフォーミングビードを形成した状態の断面図、(b)は溶接ビードを形成した状態の断面図、(c)はフォーミングビードと溶接ビードとクランプ位置との位置関係を示す平面図 フォーミングビードと溶接ビードの位置関係についての実施例((a)〜(i))を示す平面図
符号の説明
1,2…被溶接部材、1a…端部、3,4…クランプ冶具、5…レーザ、6…フォーミングビード、7…溶接ビード、8,9,10…クランプ位置、11…隙間。

Claims (1)

  1. 重ね合せた亜鉛メッキ鋼板をレーザで溶接する際に、レーザでフォーミングビードを形成して一方の部材を反らせ、前記亜鉛メッキ鋼板間に隙間を形成した後に、レーザで溶接ビードを形成して溶接する方法において、前記溶接ビードの形成は前記フォーミングビードの形成とは別工程で行い、前記フォーミングビードの形状はフォーミングビードが形成される亜鉛メッキ鋼板の端部と平行な直線部とこの直線部から前記被溶接部材の端部方向に伸びる直線部とからなる形状、または両端が前記亜鉛メッキ鋼板の端部方向に曲がった円弧形状であり、この形状のフォーミングビードと前記亜鉛メッキ鋼板の端部との間で前記溶接ビードの少なくとも大部分が囲まれることを特徴とするレーザ溶接方法。」

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