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JP5083847B1 - コンタクトエレメント及びコネクタ - Google Patents

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JP5083847B1
JP5083847B1 JP2011127017A JP2011127017A JP5083847B1 JP 5083847 B1 JP5083847 B1 JP 5083847B1 JP 2011127017 A JP2011127017 A JP 2011127017A JP 2011127017 A JP2011127017 A JP 2011127017A JP 5083847 B1 JP5083847 B1 JP 5083847B1
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】梁部を狭ピッチで配列し得るだけでなく、相手側コンタクトの挿入を容易にすることができるコンタクトエレメント及びコネクタを提供する。
【解決手段】第2、第4接触部16,18が、第1、第2梁部13,14の配列方向DPと連結部11の板厚方向DBとに直交する直交方向DRでずれている。金属板を打ち抜いたとき、第1、第4接触部15,18が、第1、第2梁部13,14の長手方向Lでずれ、第2、第3接触部16,17が、前記第1、第2梁部13,14の長手方向Lでずれている。
【選択図】図7

Description

この発明はコンタクトエレメント及びそれを備えたコネクタに関する。
従来、コンタクトエレメントとベースコンタクトとを備えたコネクタが知られている(下記特許文献1参照)。
このコネクタは、図23に示すように、1つのベースコンタクト62と2つのコンタクトエレメント63とを備えている。
ベースコンタクト62は導電性材料で形成されている。ベースコンタクト62には溝62aが形成されている。溝62aには導電性材料で形成されているベースコンタクト61が挿入される。ベースコンタクト62の相対する内壁面にはそれぞれ溝62cが形成されている。溝62cはアリ溝である。
図24に示すように、コンタクトエレメント63は互いに平行に延びた2列の側部3aと、側部3a間に架け渡された複数のウェブ3cとを有する。コンタクトエレメント63は弾性を有する1枚の金属板にプレス加工を施すことによって形成されている。
ウェブ3cの中央部3fの一側部には1つの凸部3iが形成され、ウェブ3cの中央部3fの他側部には1つの凹部3mが形成されている。凹部3mの両側に2つのウェブエッジ3kが形成されている。ウェブ3cはねじられ、凸部3iは側部3aの厚さ方向へ突出し、ウェブエッジ3kは凸部3iの突出方向と反対方向へ突出している。凸部3iはベースコンタクト61に接触可能であり、ウェブエッジ3kはベースコンタクト62に接触可能である。
ウェブ3cがねじられる前、凸部3iは隣のウェブ3cの凹部3mに嵌合し、2つのウェブエッジ3kに挟まれる。
コンタクトエレメント63はベースコンタクト62の溝62cに装着される。このときコンタクトエレメント63のウェブエッジ3kはベースコンタクト62に接触する。
図23に示すように、ベースコンタクト61をベースコンタクト62の溝62aに挿入すると、コンタクトエレメント63の凸部3iはベースコンタクト61に接触する。この結果、ベースコンタクト61とベースコンタクト62とがコンタクトエレメント63を通じて導通する。
上述のように、このコンタクトエレメント63では、ウェブ3cがねじられる前、凸部3iが凹部3mに嵌合する構成が採用されているので、ウェブ3cを狭ピッチで配置することができ、その結果、単位長さ当たりの凸部3iやウェブエッジ3kの数を多くすることができ、大容量の電流を流すことができる。
米国特許5,261,840号公報
しかし、従来のコンタクトエレメント63では、複数の凸部3iがウェブ3cの配列方向で一列に並んでいるので、ベースコンタクト61をベースコンタクト62の溝62aに挿入するには、複数の凸部3iが同時にベースコンタクト61に接触するので、ベースコンタクト61を溝62aの奥へ挿入するのに大きな挿入力が必要である。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は、梁部を狭ピッチで配列し得るだけでなく、相手側コンタクトの挿入を容易にすることができるコンタクトエレメント及びコネクタを提供することである。
上述の課題を解決するため請求項1記載の発明は、金属板にプレス加工を施すことにより形成され、コンタクトに装着されるコンタクトエレメントにおいて、一定の間隔を介して互いに平行に延びる複数の連結部と、前記連結部間にかけ渡され、所定のピッチで交互に配列される第1、第2梁部と、前記第1梁部に連なり、前記コンタクトに接触する第1接触部と、前記第1梁部に連なり、前記コンタクトが接続される相手側コンタクトに接触する第2接触部と、前記第2梁部に連なり、前記コンタクトに接触する第3接触部と、前記第2梁部に連なり、前記相手側コンタクトに接触する第4接触部とを備え、前記第1、第3接触部が前記第1、第2梁部の配列方向と平行な第1方向へ突出し、前記第2、第4接触部が前記第1方向と反対の第2方向へ突出し、前記第1、第2梁部が捩じられて、前記第1、第3接触部が前記連結部の板厚方向と平行な第3方向へ突出するとともに、前記第2、第4接触部が前記第3方向と反対の第4方向へ突出し、前記第2、第4接触部が、前記配列方向と前記板厚方向とに直交する直交方向でずれ、前記金属板を打ち抜いたとき、前記第1、第4接触部が、前記第1、第2梁部の長手方向でずれ、前記金属板を打ち抜いたとき、前記第2、第3接触部が、前記第1、第2梁部の長手方向でずれていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコンタクトエレメントにおいて、前記金属板を打ち抜いたとき、前記第1、第4接触部が、前記第1、第2梁部の長手方向と平行な方向に沿って並び、前記金属板を打ち抜いたとき、前記第2、第3接触部が、前記第1、第2梁部の長手方向と平行な方向に沿って並ぶことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のコンタクトエレメントにおいて、前記第1梁部に連なる前記第1、第2接触部がそれぞれ1つであり、前記第2梁部に連なる前記第3、第4接触部がそれぞれ1つであることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載のコンタクトエレメントにおいて、前記第1梁部に連なる前記第1、第2接触部がそれぞれ1つであり、前記第2梁部に連なる前記第3、第4接触部がそれぞれ2つであり、前記第4接触部が前記第1接触部の両側に位置し、前記第3接触部が前記第2接触部の両側に位置していることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3記載のコンタクトエレメントにおいて、前記第2、第4接触部の後端部に前記第1、第2梁部の長手方向へ延びるスリットが形成されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4記載のコンタクトエレメントにおいて、前記第4接触部の後端部に前記第1、第2梁部の長手方向へ延びるスリットが形成されていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載のコンタクトエレメントにおいて、前記第1〜第4接触部の先端部が円弧状に曲がっていることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、金属板にプレス加工を施すことにより形成され、コンタクトに装着されるコンタクトエレメントにおいて、一定の間隔を介して互いに平行に延びる複数の連結部と、前記連結部間にかけ渡され、所定のピッチ及び所定の順序で配列される第1、第2、第3梁部と、前記第1梁部に連なり、前記コンタクトに接触する第1接触部と、前記第1梁部に連なり、前記コンタクトが接続される相手側コンタクトに接触する第2接触部と、前記第2梁部に連なり、前記コンタクトに接触する第3接触部と、前記第2梁部に連なり、前記相手側コンタクトに接触する第4接触部と、前記第3梁部に連なり、前記コンタクトに接触する第5接触部と、前記第3梁部に連なり、前記相手側コンタクトに接触する第6接触部とを備え、前記第1、第3、第5接触部が前記第1、第2、第3梁部の配列方向と平行な第1方向へ突出し、前記第2、第4、第6接触部が前記第1方向と反対の第2方向へ突出し、前記第1、第2、第3梁部が捩じられて、前記第1、第3、第5接触部が前記連結部の板厚方向と平行な第3方向へ突出するとともに、前記第2、第4、第6接触部が前記第3方向と反対の第4方向へ突出し、前記第2、第4、第6接触部が、前記配列方向と前記板厚方向とに直交する直交方向でずれ、前記金属板を打ち抜いたとき、前記第1、第3、第5接触部が、前記第1、第2、第3梁部の長手方向でずれ、前記金属板を打ち抜いたとき、前記第2、第4、第6接触部が、前記第1、第2、第3梁部の長手方向でずれていることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8記載のコンタクトエレメントにおいて、前記金属板を打ち抜いたとき、前記第1、第6接触部が、前記第1、第3梁部の長手方向と平行な方向に沿って並び、前記金属板を打ち抜いたとき、前記第2、第3接触部が、前記第1、第2梁部の長手方向と平行な方向に沿って並び、前記金属板を打ち抜いたとき、前記第4、第5接触部が、前記第2、第3梁部の長手方向と平行な方向に沿って並ぶことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項8又は9記載のコンタクトエレメントにおいて、前記第1梁部に連なる前記第1、第2接触部がそれぞれ1つであり、前記第2梁部に連なる前記第3、第4接触部がそれぞれ1つであり、前記第3梁部に連なる前記第5、第6接触部がそれぞれ1つであることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項8〜10のいずれか1項請求項3記載のコンタクトエレメントにおいて、前記第2、第6接触部の後端部に前記第1、第3梁部の長手方向へ延びるスリットが形成されていることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項8〜11のいずれか1項記載のコンタクトエレメントにおいて、前記第1〜第6接触部の先端部が円弧状に曲がっていることを特徴とする。
請求項13記載の発明のコネクタは、請求項1〜12のいずれか1項記載のコンタクトエレメントと、これが装着される前記コンタクトとを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、梁部を狭ピッチで配列し得るだけでなく、相手側コンタクトの挿入を容易にすることができる。
図1はこの発明の第1実施形態のコネクタのコンタクトに相手側コンタクトを挿入する前の状態を示す斜視図である。 図2は図1に示すコネクタのコンタクトエレメントの一部を示す斜視図である。 図3は打抜き加工されたときのコンタクトエレメントの平面図である。 図4はこの発明の第2実施形態のコネクタのコンタクトエレメントの一部を示す斜視図である。 図5は打抜き加工されたときのコンタクトエレメントの平面図である。 図6はこの発明の第3実施形態のコネクタのコンタクトエレメントの一部を示す斜視図である。 図7は打抜き加工されたときのコンタクトエレメントの平面図である。 図8はこの発明の第3実施形態の変形例のコンタクトエレメントの一部を示す斜視図である。 図9は打抜き加工されたときのコンタクトエレメントの平面図である。 図10はこの発明の第4実施形態のコネクタのコンタクトエレメントの一部を示す斜視図である。 図11は図10に示すコンタクトエレメントの第1梁部を示す斜視図である。 図12は図10に示すコンタクトエレメントの第2梁部を示す斜視図である。 図13は打抜き加工されたときのコンタクトエレメントの平面図であ 図14はこの発明の第5実施形態のソケット型のコネクタの断面図である。 図15は図14に示すソケット型のコネクタのコンタクトに挿入される相手側コンタクトの側面図である。 図16は図14に示すソケット型のコネクタのコンタクトに図15に示す相手側コンタクトを挿入した状態を示す部分断面図である。 図17はこの発明の第6実施形態のピン型のコネクタの一部を示す側面図である。 図18は図17に示すピン型のコネクタのコンタクトが挿入される相手側コンタクトの一部を示す断面図である。 図19はこの発明の第7実施形態のコネクタのコンタクトエレメントの一部を示す斜視図である。 図20は打抜き加工されたときのコンタクトエレメントの平面図である。 図21はこの発明の第8実施形態のコネクタのコンタクトエレメントの一部を示す斜視図である。 図22は打抜き加工されたときのコンタクトエレメントの平面図である。 図23は従来のコネクタのコンタクトに相手側コンタクトを挿入する前の状態を示す斜視図である。 図24は図23に示すコネクタのコンタクトエレメントの斜視図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、この発明の第1実施形態のコネクタ9は2つのコンタクトエレメント1と1つのコンタクト3とを備えている。
コンタクト3は導電性材料で形成され、受容部31を有する。受容部31は板状のコンタクト(相手側コンタクト)5を受け容れる。受容部31はコンタクト3の前方、両側方ヘ開放されている。受容部31を介して対向する(高さ方向Hで対向する)コンタクト3の2つの内壁面にはそれぞれアリ溝32が形成されている。アリ溝32はコンタクト3の幅方向Wへ延びる。
コンタクトエレメント1はコンタクト3の幅方向Wからアリ溝32に挿入される。図2、図3に示すように、コンタクトエレメント1は2つの連結部11と複数の第1梁部13と複数の第2梁部14とを備えている。図2、図3において、多数の第1梁部13のうちの3つの第1梁部13だけが描かれている。また、多数の第2梁部14のうちの2つの第2梁部14だけが描かれている。コンタクトエレメント1は弾性及び導電性を有する金属板に打抜き、曲げ等のプレス加工を施すことによって形成される。
2つの連結部11は一定の間隔を介して互いに平行に延びている。
複数の第1梁部13はそれぞれほぼ帯状であり、2つの連結部11間にかけ渡されている。複数の第2梁部14はそれぞれほぼ帯状であり、2つの連結部11間にかけ渡されている。第1、第2梁部13,14が交互に所定のピッチP(図3参照)で配列されている。
第1梁部13にコンタクト3に接触する第1接触部15が連なる。第1接触部15は第1梁部13の中心から一方の連結部11(図3において右側の連結部11)の方へずれた位置にある。
第1梁部13にコンタクト5に接触する第2接触部16が連なる。第2接触部16は第1梁部13の中心から一方の連結部11の方へずれた位置にある。
第1接触部15は、第1梁部13、第2梁部14の配列方向DPと平行な第1方向D1(図3参照)へ第1梁部13から突出している。
第2接触部16は、第1方向D1と反対の第2方向D2(図3参照)へ第1梁部13から突出している。
第2梁部14にコンタクト3に接触する第3接触部17が連なる。第3接触部17は第2梁部14の中心から他方の連結部11(図3において左側の連結部11)の方へずれた位置にある。
第2梁部14にコンタクト5に接触する第4接触部18が連なる。第4接触部18は第2梁部14の中心から他方の連結部11の方へずれた位置にある。
第3接触部17は、第1方向D1(図3参照)へ第2梁部14から突出している。
第4接触部18は、第2方向D2(図3参照)へ第2梁部14から突出している。
図2に示すように、第1梁部13はその長手方向Lと平行な中心軸S(図3参照)周りへ捩じられて、第1接触部15が連結部11の板厚方向DBと平行な第3方向D3へ突出するとともに、第2接触部16が第3方向D3と反対の第4方向D4へ突出する。
図2に示すように、第2梁部14はその長手方向Lと平行な中心軸S(図3参照)周りへ捩じられて、第3接触部17が第3方向D3へ突出するとともに、第4接触部18が第4方向D4へ突出する。この実施形態では、第1、第2梁部13,14の中心軸Sは後述の直交方向DRと平行である。
図2に示すように、第2接触部16とこの第2接触部16に隣接する第2梁部14の第4接触部18とは、配列方向DPと板厚方向DBとに直交する直交方向DRでずれている。
図3に示すように、第1接触部15と第2接触部16とは第1梁部13の中心軸Sに関して線対称の関係にある。同様に、第3接触部17と第4接触部18とは第2梁部14の中心軸Sに関して線対称の関係にある。
連結部11には複数の突起状の被保持部19が連なる。
図3に示すように、金属板を打ち抜いたとき、第1接触部15とこの接触部15に隣接する第2梁部14の第4接触部18とが、第1、第2梁部13,14の長手方向Lと平行な方向PLに沿って並ぶとともに、第2接触部16とこの接触部16に隣接する第2梁部14の第3接触部17とが、第1、第2梁部13,14の長手方向Lと平行な方向PLに沿って並ぶ。このとき、第1、第2梁部13,14のピッチPが、第1接触部15の先端と第2接触部16の先端との間隔(配列方向DPの間隔)aや第3接触部17の先端と第4接触部18の先端との間隔(間隔aに等しい)よりも小さい。したがって、第1梁部13、第2梁部14の狭ピッチ化を図ることができ、コンタクトエレメント1の配列方向DPの寸法を大きくせずに第1梁部13、第2梁部14の数を多くすることができる。
上述のように、1つの第1梁部13に連なる第1接触部15と第2接触部16とはそれぞれ1つであり、1つの第2梁部14に連なる第3接触部17と第4接触部18とはそれぞれ1つである。
コンタクトエレメント1を形成するには、まず、図3に示すように、金属板に打抜き加工を施す。
次に、第1梁部13、第2梁部14をそれぞれ中心軸S周りへ捩じる。
最後に、被保持部19をほぼL字形に折り曲げる。
以上の工程によりコンタクトエレメント1が形成される。
なお、上述のプレス加工では、打抜きの次に、第1梁部13、第2梁部14を捩じり、最後に、被保持部19を折り曲げるという順番であるが、コンタクトエレメント1のプレス加工の順番はこれに限定されない。例えば、打抜きの次に被保持部19を折り曲げ、最後に、第1梁部13、第2梁部14をそれぞれ中心軸S周りへ捩じるという順番でもよい。
コネクタ9を組み立てるには、図1に示すように、2つのコンタクトエレメント1をコンタクト3の2つのアリ溝32に挿入すればよい。コンタクトエレメント1がアリ溝32に挿入されると、被保持部19がアリ溝32の両側部に嵌り、コンタクト3に保持される。このとき第1接触部15、第3接触部17はコンタクト3に接触する。
コネクタ9にコンタクト5を接続するには、図1に示すように、コンタクト5を嵌合方向DCからコンタクト3の受容部31に挿入すればよい。このとき、コンタクト3の先端部が第4接触部18に突き当ったときに挿入力が大きくなり、その後、コンタクト3の先端部が第4接触部18に乗り上げると挿入力が小さくなり、その後、コンタクト3の先端部が第2接触部16に突き当たったときに再び挿入力が大きくなり、その後、コンタクト3の先端部が第2接触部16に乗り上げると再び挿入力が小さくなる。第2接触部16と第4接触部18とが直交方向DRでずれているので、挿入力のピークが分散され、挿入力の最大値が小さくなる。
コンタクト5が受容部31に挿入されると、コンタクトエレメント1の第2接触部16と第4接触部18とはコンタクト5に接触する。
1つの第1梁部13に連なる第1接触部15と第2接触部16とはそれぞれ1つであり、1つの第2梁部14に連なる第3接触部17と第4接触部18とはそれぞれ1つであるので、コンタクト5をコンタクト3の受容部31に挿入したときの接触部16,18とコンタクト5との接触力が過剰に大きくならないので、コンタクト5の挿入力が大きくならない。
この実施形態によれば、コンタクト5の挿入を容易にすることができる。
また、金属板を打ち抜いたとき、第1接触部15とこの第1接触部15に隣接する第2梁部14の第4接触部18とが長手方向Lと平行な方向PLに沿って並び、第2接触部16とこの第2接触部16に隣接する第2梁部14の第3接触部17とが長手方向Lと平行な方向PLに沿って並ぶので、上述のように第1梁部13、第2梁部14の狭ピッチ化を図ることができ、コンタクトエレメント1の配列方向DPの寸法を大きくせずに第1梁部13、第2梁部14の数を多くすることができるので、より大きな電流を流すことができる。
次に、この発明の第2実施形態のコンタクトエレメントを図4、図5に基づいて説明する。第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態と相違する部分についてだけ説明する。
第1実施形態のコンタクトエレメント1では、1つの第1梁部13に連なる第1接触部15と第2接触部16とはそれぞれ1つであり、1つの第2梁部14に連なる第3接触部17と第4接触部18とはそれぞれ1つである。これに対し、第2実施形態のコンタクトエレメント201では、1つの第1梁部13に連なる第1接触部215と第2接触部216とはそれぞれ1つであり、1つの第2梁部14に連なる第3接触部217と第4接触部218とはそれぞれ2つである。
図5に示すように、金属板を打ち抜いたとき、第2接触部216と第4接触部218とは直交方向DRでずれている。また、第1接触部215とこの第1接触部215に配列方向DPで隣接する第2梁部14の第4接触部218とは長手方向Lと平行な方向PLに沿って並ぶ。第4接触部218は長手方向Lと平行な方向PLで第1接触部215の両側に位置する。第2接触部216とこの第2接触部216に配列方向DPで隣接する第2梁部14の第3接触部217とは長手方向Lと平行な方向PLに沿って並ぶ。第3接触部217は長手方向Lと平行な方向PLで第2接触部216の両側に位置する。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、接触部の数が多くなるので、より大きな電流を流すことができる。
次に、この発明の第3実施形態のコンタクトエレメント301を図6、図7に基づいて説明する。第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態と相違する部分についてだけ説明する。
図6、図7に示すように、第1接触部315、第2接触部316の先端部は円弧状に折り曲げられている。
第2接触部316の先端部の中央部に接点部316aが位置し、接点部316aの両側に誘い部316bが位置する。一方の誘い部316bは一方の連結部11側へなだらかに傾斜し、他方の誘い部316bは他方の連結部11側へなだらかに傾斜する。
第3接触部317、第4接触部318の先端部は円弧状に折り曲げられている。
第4接触部318の先端部の中央部に接点部318aが位置し、接点部318aの両側に誘い部318bが位置する。一方の接点部318aは一方の連結部11側へなだらかに傾斜し、他方の接点部318aは他方の連結部11側へなだらかに傾斜する。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、相手側コンタクト(図示せず)を挿入するとき、相手側コンタクトが誘い部316b及び誘い部318bによって接点部316a,318a上に乗り上げやすくなるので、相手側コンタクトの挿入をより容易にすることができる。
次に、この発明の第3実施形態の変形例のコンタクトエレメント3301を図8、図9に基づいて説明する。第1、第3実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1、第3実施形態と相違する部分についてだけ説明する。
この変形例のコンタクトエレメント3301では、第2接触部3316を長手方向L(図9参照)に沿って延ばすとともに、第2接触部3316の後端部(第2接触部3316の突出方向で後端側の部分)にスリット3316cを形成した。第2接触部3316を長手方向Lに沿って延ばし、接点部316aの両側の誘い部316bを長くすることにより、相手側コンタクトをより容易に挿入することができるようにした。また、第2接触部3316にスリット3316cを形成し、第1梁部13の一方の捩じり部分13aの長さを増やすことにより、捩じり部分13aのばね定数を小さくした。この変形例では、一方の捩じり部分13aの長さと他方の捩じり部分13bの長さとはほぼ等しい。
同様に、第4接触部3318を長手方向Lに沿って延ばすとともに、第4接触部3318の後端部にスリット3318cを形成した。第4接触部3318を長手方向Lに沿って延ばし、接点部318aの両側の誘い部318bを長くすることにより、相手側コンタクトをより容易に挿入することができるようにした。また、第4接触部3318にスリット3318cを形成し、第2梁部14の一方の捩じり部分14bの長さを増やすことにより、捩じり部分14bのばね定数を小さくした。この変形例では、一方の捩じり部分14bの長さと他方の捩じり部分14aの長さとはほぼ等しい。
第3実施形態の変形例によれば、第1、3実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、第1、第2梁部13,14の捩じり部分13a,14bの長さを長くすることができ、第1、第2梁部13,14の捩じり部分13a,14bの塑性変形を防止することができる。
次に、この発明の第4実施形態のコンタクトエレメント401を図10〜図13に基づいて説明する。第1、第2実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1、第2実施形態と相違する部分についてだけ説明する。
第4実施形態の基本構成は第2実施形態とほぼ同じである。
図10、図11に示すように、コンタクトエレメント401の第1接触部415、第2接触部416は第1梁部13の中央部側に位置し、第1接触部415、第2接触部416の先端部は円弧状に折り曲げられている。第2接触部416は接点部416aを有し、その両側に誘い部416bが形成されている。
図12に示すように、コンタクトエレメント401の第3接触部417、第4接触部418は第2梁部14の端部側に位置し、第3接触部417、第4接触部418の先端部は円弧状に折り曲げられている。第4接触部418は接点部418aを有し、その両側に誘い部418bが形成されている。
第4接触部418にはスリット418cが形成されている。
第4実施形態によれば、第1、2実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、相手側コンタクトの挿入をより容易にすることができ、また、第2梁部14の捩じり部分14a,14bの塑性変形を防止することができる。
次に、この発明の第5実施形態のコネクタを図14、図15、図16に基づいて説明する。第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態と相違する部分についてだけ説明する。
図14、図15、図16に示すように、第5実施形態は図2に示すコンタクトエレメント1をソケット型のコネクタ509に適用したものである、
図14に示すように、コネクタ509はソケット型の1つのコンタクト503と1つのコンタクトエレメント1とを備えている。
図14に示すように、コンタクト503は筒状であり、コンタクト503の内部空間が受容部531である。受容部531はコンタクト505を受け容れる。コンタクト503の内周面には、コンタクトエレメント1を装着するための溝532が、周方向に沿って形成されている。溝532はアリ溝ではなく、溝532の断面形状は矩形である。
コネクタ509の相手側コンタクトであるコンタクト505はピン型である。
コンタクトエレメント1をコンタクト503の溝532に装着するには、まず、帯状のコンタクトエレメント1を筒状に折り曲げる。このときのコンタクトエレメント1の外径は、コンタクト503の溝532の部分の内径よりも大きい。
次に、筒状のコンタクトエレメント1の外径をコンタクト503の受容部531の内径よりも小さくし、その状態のままコンタクトエレメント1を受容部531を通じて溝532に装着する。溝532に装着されたコンタクトエレメント1はその弾性力により、その外径が大きくなり、溝532の底面に密着する。コンタクトエレメント1の外径は受容部531の内径よりも大きいので、コンタクトエレメント1は溝532から脱落しない。
第5実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
次に、この発明の第6実施形態のコネクタを図17、図18に基づいて説明する。第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態と相違する部分についてだけ説明する。
図17、図18に示すように、第6実施形態は図2に示すコンタクトエレメント1をピン型のコネクタ609に適用したものである、
コネクタ609はピン型のコンタクト603とコンタクトエレメント1とを備えている。
コンタクト603はピン状である。コンタクト603の外周面にはコンタクトエレメント1を装着するための溝632が形成されている。溝632はアリ溝ではなく、溝632の断面形状は矩形である。
コネクタ609の相手側コンタクトであるコンタクト605はソケット型である。コンタクト605はコンタクト603を受け容れる受容部651を有する。
コンタクトエレメント1をコンタクト603の溝632に装着するには、まず、帯状のコンタクトエレメント1を筒状に折り曲げる。このときのコンタクトエレメント1の内径は、コンタクト603の溝632の部分の外径よりも小さい。
次に、筒状のコンタクトエレメント1の内径を、コンタクト603の外径よりも大きくしてコンタクトエレメント1をコンタクト603の溝632に装着する。溝632内に配置されたコンタクトエレメント1はその弾性力により、その内径が小さくなり、溝632の底面に密着する。コンタクトエレメント1の内径がコンタクト603の外径よりも小さいので、コンタクトエレメント1は溝632から脱落しない。
第6実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
次に、この発明の第7実施形態のコンタクトエレメントを図19、図20に基づいて説明する。第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態と相違する部分についてだけ説明する。
第1実施形態では、梁部は第1梁部13と第2梁部14との2種類であるが、第7実施形態では、梁部は第1梁部713と第2梁部714と第3梁部721との3種類である。
第1梁部713にコンタクト3(図1参照)に接触する第1接触部715が連なる。第1接触部715は第1梁部713の中心から一方の連結部11の方へずれた位置にある。
第1梁部713にコンタクト5(図1参照)に接触する第2接触部716が連なる。第2接触部716は第1梁部713の中心から一方の連結部11の方へずれた位置にある。
第1接触部715は、第1、第2、第3梁部713,714,721の配列方向DPと平行な第1方向D1(図20参照)へ第1梁部713から突出している。
第2接触部716は、第1方向D1と反対の第2方向D2(図20参照)へ第1梁部713から突出している。
第2梁部714にコンタクト3に接触する第3接触部717が連なる。第3接触部717は第2梁部14の中央部に位置している。
第2梁部714にコンタクト5に接触する第4接触部718が連なる。第4接触部718は第2梁部714の中央部に位置している。
第3接触部717は、第1方向D1(図20参照)へ第2梁部714から突出している。
第4接触部718は、第2方向D2(図20参照)へ第2梁部14から突出している。
第3梁部721にコンタクト3に接触する第5接触部723が連なる。第5接触部723は第3梁部721の中心から他方の連結部11の方へずれた位置にある。
第3梁部721にコンタクト5に接触する第6接触部724が連なる。第6接触部724は第1梁部713の中心から他方の連結部11の方へずれた位置にある。
第5接触部723は、第1方向D1(図20参照)へ第3梁部715から突出している。
第6接触部724は、第2方向D2(図20参照)へ第3梁部715から突出している。
図19に示すように、第1梁部713はその長手方向Lと平行な中心軸S(図20参照)周りへ捩じられて、第1接触部715が連結部11の板厚方向DBと平行な第3方向D3へ突出するとともに、第2接触部716が第3方向D3と反対の第4方向D4へ突出する。
図19に示すように、第2梁部714はその長手方向Lと平行な中心軸S(図20参照)周りへ捩じられて、第3接触部717が第3方向D3へ突出するとともに、第4接触部718が第4方向D4へ突出する。
図19に示すように、第3梁部721はその長手方向Lと平行な中心軸S(図20参照)周りへ捩じられて、第5接触部723が第3方向D3へ突出するとともに、第6接触部724が第4方向D4へ突出する。第1、第2、第3梁部713,714,721の中心軸Sは後述の直交方向DRと平行である。
図19に示すように、第2接触部716と第4接触部718と第6接触部724とは、第1、第2、第3梁部713,714,721の配列方向DPと連結部11の板厚方向DBとに直交する直交方向DRでずれている。
図20に示すように、第1接触部715と第2接触部716とは第1梁部713の中心軸Sに関して線対称の関係にある。同様に、第3接触部717と第4接触部718とは第2梁部714の中心軸Sに関して線対称の関係にある。同様に、第5接触部723と第6接触部724とは第3梁部721の中心軸Sに関して線対称の関係にある。
図20に示すように、金属板を打ち抜いたとき、第1接触部715とこの接触部715に隣接する第4梁部721の第6接触部724とが、長手方向Lと平行な方向PLに沿って並び、第2接触部716とこの接触部716に隣接する第2梁部714の第3接触部717とが、長手方向Lと平行な方向PLに沿って並び、第4接触部718とこの接触部718に隣接する第3梁部721の第5接触部723とが、長手方向Lと平行な方向PLに沿って並ぶ。
1つの第1梁部713に連なる第1接触部715と第2接触部716とはそれぞれ1つであり、1つの第2梁部714に連なる第3接触部717と第4接触部718とはそれぞれ1つであり、1つの第3梁部721に連なる第5接触部723と第6接触部724とはそれぞれ1つである。
コンタクトエレメント701を形成するには、まず、図20に示すように、金属板に打抜き加工を施す。
次に、第1梁部713、第2梁部714、第3梁部721をそれぞれ中心軸S周りへ捩じる。
最後に、被保持部19をほぼL字形に折り曲げる。
以上の工程によりコンタクトエレメント701が形成される。
第7実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
次に、この発明の第8実施形態のコンタクトエレメント801を図21、図22に基づいて説明する。第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態と相違する部分についてだけ説明する。
第8実施形態のコンタクトエレメント801の基本構造は第7実施形態と同じである。
図21に示すように、コンタクトエレメント801の第1接触部815、第2接触部816は第1梁部813の端部側に位置し、第1接触部815、第2接触部816の先端部は円弧状に折り曲げられている。第2接触部816は接点部816aを有し、その両側に誘い部816bが形成されている。一方の誘い部816bは一方の連結部11側へなだらかに傾斜し、他方の誘い部816bは他方の連結部11側へなだらかに傾斜する。
第2接触部816にはスリット816cが形成されている。
図21に示すように、コンタクトエレメント801の第3接触部817、第4接触部818は第2梁部814の中央部側に位置し、第3接触部817、第4接触部818の先端部は円弧状に折り曲げられている。第4接触部818は接点部818aを有し、その両側に誘い部818bが形成されている。
図21に示すように、コンタクトエレメント801の第5接触部823、第6接触部824は第3梁部821の端部側に位置し、第5接触部823、第6接触部824の先端部は円弧状に折り曲げられている。第6接触部824は接点部824aを有し、その両側に誘い部824bが形成されている。
第8実施形態によれば、第3実施形態の変形例と同様の作用効果を奏する。
なお、上述の実施形態では、第1接触部315,415,815、第2接触部316,3316,416,816、第3接触部317,417,817、第4接触部318,418,818、第5接触部823、第6接触部824の先端部を円弧状に曲げたが、必ずしもそうする必要はない。
また、上述の実施形態では、コンタクトエレメント1の連結部11は2つであるが、3つ以上の連結部11を採用し、それらの連結部11間に複数の梁部13,713,813,14,714,814,821をかけ渡してもよい。
なお、上述の実施形態以外の実施形態のコネクタとしては、上面にアリ溝を形成した平板状のコンタクトと、このコンタクトのアリ溝に挿入される上述のコンタクトエレメント1とで構成されるコネクタがある。このコネクタの相手側コンタクトとして平板状の相手側コンタクトがある。この実施形態では、コネクタのコンタクトの上面に相手側コンタクトを重ね、ボルト、ナットによってコネクタのコンタクトと相手側コンタクトとを結合する。ボルト、ナットによって結合されたコネクタのコンタクトと相手側コンタクトとは、コンタクトエレメント1によって互いに導通する。
また、上述の実施形態の他の実施形態として、コンタクト3の後端部が絶縁材料で形成された図示しないハウジングに保持されたものがある。
なお、上述の第5、第6実施形態では、コネクタ509,609のコンタクトエレメントとして第1実施形態のコンタクトエレメント1を採用したが、コンタクトエレメント1に代え、上述の第2〜4実施形態、変形例のコンタクトエレメント201,301,401,33011や第7、第8実施形態のコンタクトエレメント701,801を採用してもよい。
また、上述の実施形態、変形例では、第1、第2、第3梁部13,713,813,14,714,814,721,821の長手方向L(中心軸S)が直交方向DRと平行であるが、長手方向L(中心軸S)が直交方向DRに対して傾いていてもよい。
1,201,301,3301,401,701,801:コンタクトエレメント、11:連結部、13,713,813:第1梁部、13a,13b,813a:捩じり部、14,714,814:第2梁部、721,821:第3梁部、14a,14b:捩じり部、821a:捩じり部、15,215,315,415,715,815:第1接触部、16,216,316,3316,416,716,816:第2接触部、17,217,317,417,717,817:第3接触部、18,218,318,3318,418,718,818:第4接触部、723,823:第5接触部、724,824:第6接触部、19:被保持部、3,503,603:コンタクト、31,531,651:受容部、32:アリ溝、532,632:溝、5,505,605:コンタクト(相手側コンタクト)、9,509,609:コネクタ、316a,318a,416a,418a,816a,818a,824a:接点部、316b,318b,416b,418b,816b,818b,824b:誘い部、3316c,3318c,418c,816c,818c,824c:スリット、a:間隔、DB:板厚方向、DC:嵌合方向、DP:配列方向、DR:直交方向、D1:第1方向、D2:第2方向、D3:第3方向、D4:第4方向、H:高さ方向、L:長手方向、S:中心軸、W:幅方向、PL:長手方向と平行な方向。

Claims (13)

  1. 金属板にプレス加工を施すことにより形成され、コンタクトに装着されるコンタクトエレメントにおいて、
    一定の間隔を介して互いに平行に延びる複数の連結部と、
    前記連結部間にかけ渡され、所定のピッチで交互に配列される第1、第2梁部と、
    前記第1梁部に連なり、前記コンタクトに接触する第1接触部と、
    前記第1梁部に連なり、前記コンタクトが接続される相手側コンタクトに接触する第2接触部と、
    前記第2梁部に連なり、前記コンタクトに接触する第3接触部と、
    前記第2梁部に連なり、前記相手側コンタクトに接触する第4接触部と
    を備え、
    前記第1、第3接触部が前記第1、第2梁部の配列方向と平行な第1方向へ突出し、
    前記第2、第4接触部が前記第1方向と反対の第2方向へ突出し、
    前記第1、第2梁部が捩じられて、前記第1、第3接触部が前記連結部の板厚方向と平行な第3方向へ突出するとともに、前記第2、第4接触部が前記第3方向と反対の第4方向へ突出し、
    前記第2、第4接触部の位置が、前記配列方向と前記板厚方向とに直交する直交方向でずれ、
    前記金属板を打ち抜いたとき、前記第1、第4接触部が、前記第1、第2梁部の長手方向でずれ、
    前記金属板を打ち抜いたとき、前記第2、第3接触部が、前記第1、第2梁部の長手方向でずれている
    ことを特徴とするコンタクトエレメント。
  2. 前記金属板を打ち抜いたとき、前記第1、第4接触部が、前記第1、第2梁部の長手方向と平行な方向に沿って並び、
    前記金属板を打ち抜いたとき、前記第2、第3接触部が、前記第1、第2梁部の長手方向と平行な方向に沿って並ぶ
    ことを特徴とする請求項1記載のコンタクトエレメント。
  3. 前記第1梁部に連なる前記第1、第2接触部がそれぞれ1つであり、
    前記第2梁部に連なる前記第3、第4接触部がそれぞれ1つである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のコンタクトエレメント。
  4. 前記第1梁部に連なる前記第1、第2接触部がそれぞれ1つであり、
    前記第2梁部に連なる前記第3、第4接触部がそれぞれ2つであり、
    前記第4接触部が前記第1接触部の両側に位置し、
    前記第3接触部が前記第2接触部の両側に位置している
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のコンタクトエレメント。
  5. 前記第2、第4接触部の後端部に前記第1、第2梁部の長手方向へ延びるスリットが形成されている
    ことを特徴とする請求項3記載のコンタクトエレメント。
  6. 前記第4接触部の後端部に前記第1、第2梁部の長手方向へ延びるスリットが形成されている
    ことを特徴とする請求項4記載のコンタクトエレメント。
  7. 前記第1〜第4接触部の先端部が円弧状に曲がっている
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のコンタクトエレメント。
  8. 金属板にプレス加工を施すことにより形成され、コンタクトに装着されるコンタクトエレメントにおいて、
    一定の間隔を介して互いに平行に延びる複数の連結部と、
    前記連結部間にかけ渡され、所定のピッチ及び所定の順序で配列される第1、第2、第3梁部と、
    前記第1梁部に連なり、前記コンタクトに接触する第1接触部と、
    前記第1梁部に連なり、前記コンタクトが接続される相手側コンタクトに接触する第2接触部と、
    前記第2梁部に連なり、前記コンタクトに接触する第3接触部と、
    前記第2梁部に連なり、前記相手側コンタクトに接触する第4接触部と、
    前記第3梁部に連なり、前記コンタクトに接触する第5接触部と、
    前記第3梁部に連なり、前記相手側コンタクトに接触する第6接触部と
    を備え、
    前記第1、第3、第5接触部が前記第1、第2、第3梁部の配列方向と平行な第1方向へ突出し、
    前記第2、第4、第6接触部が前記第1方向と反対の第2方向へ突出し、
    前記第1、第2、第3梁部が捩じられて、前記第1、第3、第5接触部が前記連結部の板厚方向と平行な第3方向へ突出するとともに、前記第2、第4、第6接触部が前記第3方向と反対の第4方向へ突出し、
    前記第2、第4、第6接触部が、前記配列方向と前記板厚方向とに直交する直交方向でずれ、
    前記金属板を打ち抜いたとき、前記第1、第3、第5接触部が、前記第1、第2、第3梁部の長手方向でずれ、
    前記金属板を打ち抜いたとき、前記第2、第4、第6接触部が、前記第1、第2、第3梁部の長手方向でずれている
    ことを特徴とするコンタクトエレメント。
  9. 前記金属板を打ち抜いたとき、前記第1、第6接触部が、前記第1、第3梁部の長手方向と平行な方向に沿って並び、
    前記金属板を打ち抜いたとき、前記第2、第3接触部が、前記第1、第2梁部の長手方向と平行な方向に沿って並び、
    前記金属板を打ち抜いたとき、前記第4、第5接触部が、前記第2、第3梁部の長手方向と平行な方向に沿って並ぶ
    ことを特徴とする請求項8記載のコンタクトエレメント。
  10. 前記第1梁部に連なる前記第1、第2接触部がそれぞれ1つであり、
    前記第2梁部に連なる前記第3、第4接触部がそれぞれ1つであり、
    前記第3梁部に連なる前記第5、第6接触部がそれぞれ1つである
    ことを特徴とする請求項8又は9記載のコンタクトエレメント。
  11. 前記第2、第6接触部の後端部に前記第1、第3梁部の長手方向へ延びるスリットが形成されている
    ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項請求項3記載のコンタクトエレメント。
  12. 前記第1〜第6接触部の先端部が円弧状に曲がっている
    ことを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項記載のコンタクトエレメント。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項記載のコンタクトエレメントと、これが装着される前記コンタクトとを備えていることを特徴とするコネクタ。
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