JP4974577B2 - 吸収性物品の包装構造 - Google Patents
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また、粘着部を有する一対のウイング部を本体の長手方向両側に備えており、使用時に、一対のウイング部を、前記粘着部を介してショーツ等の装着具のクロッチ部に固定して用いるものが知られている。
この種のウイング部を有する吸収性物品の包装構造においては、前記粘着部を剥離紙で被覆し、該粘着部を吸収性物品を使用する時まで保護することが行われている。しかし、吸収性物品の使用時には、剥離紙を剥離・廃棄する必要があり、剥離紙の廃棄処分が厄介であり、また、便器に廃棄すると、便器を詰まらせるという問題がある。
また、特許文献2には、吸収性物品の本体部分及びウイング部に、相互に積層接着及び剥離可能な粘着部を形成し、ウイング部の粘着部を本体部分の粘着部に重ねて剥離紙を不要とする技術が記載されている。
特許文献2の技術も、粘着部の形成に使用可能な粘着剤が制限される。また、ウイング部を本体部分の非肌当接面側に折り畳んで、該ウイング部の粘着部を本体部分の粘着部に重ねてあるため、本体部分に設ける粘着部の大きさや範囲がウイング部の粘着部との関係で制約されるという問題もある。
第1発明の一実施形態(以下、第1実施形態ともいう)である生理用ナプキン1の包装構造10は、図1に示すように、生理用ナプキン1を包装材9により個別に包装してなる。
本実施形態における生理用ナプキン1(以下、ナプキン1ともいう)は、図2に示すように、本体5と、本体5の長手方向両側に延設された一対のウイング部6,6とを備えている。
本体5は、肌当接面を構成する複合表面シート2、非肌当接面を構成する裏面シート3及びこれら両層間に介在された液保持性の吸収体4を具備しており、実質的に縦長の形状を有している。
肌当接面は、図2に示すように、平面状に拡げた吸収性物品の両面のうち、着用時に着用者の肌側に向けられる面〔図2(a)に表された面〕であり、非肌当接面は、平面状に拡げた吸収性物品の両面のうち、着用時にショーツ等の装着具側(着用者の肌側とは反対側)に向けられる面〔図2(b)に表された面〕である。
先ず、図3(a)に示すように、ナプキン1を、包装材9上に載置する。ウイング部6は、本体5の両側縁に沿って本体5の肌当接面側に折り曲げておく。
次いで、ナプキン1を、その長手方向における粘着部6aより後方の位置、より具体的には、ウイング部6よりもやや後方の位置において、包装材9と共に長手方向に折り曲げる。このときの折り線(折り曲げ軸)を、図3中にL1で示す。この折り曲げにより、サイド防漏シート2bが、ウイング部6の粘着部6a上に積層され該粘着部6aを被覆する。そして、ウイング部6とサイド防漏シート2bとが粘着部6aを介して剥離可能に接着される。本実施形態における粘着部6aはその全域がサイド防漏シート2bに被覆されている。
そして、折り畳まれた状態のナプキン1の両側縁から幅方向外方に延出する包装材9の両側部91,91をエンボス加工等の公知の接合方法により封止すると共に、包装材9の一端縁92を、公知のタブテープ11により対向面に止着することにより、図1に示すナプキン1の包装構造10が得られる。
このように、粘着部6aをサイド防漏シート2bにより被覆保護することで、製造工程の煩雑化やコストアップの原因となる剥離紙を不要にすることができ、また、装着の際の操作も簡単である。
サイド防漏シート2bは、例えば、基材シートに剥離処理を施してなる。
基材シートとしては、不織布、樹脂フィルム、樹脂フィルムと不織布との積層体、樹脂フィルムと紙との積層体等が挙げられる。
剥離処理は、例えば、基材シートの片面に、シリコン系樹脂、フッ素系樹脂、四フッ化エチレン系樹脂等の公知の剥離剤を塗工する。剥離剤の塗工には、例えばコーター塗工やスプレー塗布し表面に薄い皮膜を形成する方法、さらに紫外線照射や熱処理により、剥離皮膜を安定化させる方法等を用いることができる。また、基材シートの肌対向面を、剥離剤で処理した繊維から構成することもできる。
また、同様の観点から、サイド防漏シート2bは、樹脂フィルムと不織布との積層体からなり、樹脂フィルムが肌対向面を構成していることが好ましい。
この場合に用いる不織布としては、各種製法によるものを用いることができるが、積層する際の固定のしやすさの観点から平滑なスパンボンド不織布が好ましい。
また、サイド防漏シート2bがこのような積層体からなる場合においても、肌対向面にエンボス加工により凹凸が形成されていることがより好ましく、エンボス加工により形成される凹凸の形態をより明瞭化する観点からは、エアスルー不織布が好ましい。
また、サイド防漏シート2bは、同様の点から、その肌対向面が、剥離剤で処理した繊維からなる不織布等で構成されていることが好ましい。この場合の不織布は、各種公知の製法によるものを用いることができる。
粘着部6a形成用の粘着剤としては、各種公知のもの等を特に制限なく用いることができ、例えば、特許文献1や2に記載のものを含めて多様な粘着剤を用いることができる。
尚、本実施形態においては、一対のサイド防漏シート2b,2bが、ナプキン1の後端部において後部防漏シート7と一体となって一枚のU字状のシートを形成しているが、一対のサイド防漏シート2b,2b同士を連結する部分(点線71,71間の領域)は、第1発明において、サイド防漏シート2bの全体という場合における該シート2bの一部に含めない。
サイド防漏シート2bと表面シート2aの接合部は、ナプキン1の幅方向において、サイド防漏シート2bそれぞれの内側縁21の位置よりやや外側に位置しており、排泄部対向部Bにおいては、この接合部と内側縁21との間が表面シート2aから離間可能である。第1発明におけるサイド防漏シート2bは、サイド防漏シート2bと表面シート2aとの接合部と、サイド防漏シート2bの内側縁21との間が、表面シート2aから離間不可能となるように接着剤やヒートシール等により接合されているものであっても良い。
本実施形態における生理用ナプキン1Aにおいては、図4に示すように、一対のサイド防漏シート2b,2bそれぞれに、それぞれの長手方向に沿って弾性部材22が固定されており、包装構造からナプキン1Aを取り出しときに、弾性部材22の収縮により、排泄部対向部Bにおけるサイド防漏シート2b,2bそれぞれの一側縁21側が起立するようになされている。
これにより、サイド防漏シート2bによる、表面シート2a上を流れる液の捕捉性能が向上し、漏れ防止性能が向上する。
他方、サイド防漏シート2b,2bの長手方向における、ウイング部6の粘着部6aに重ねられた部位6bを含む領域23(以下、粘着部被覆領域23という)においては、サイド防漏シート2bが起立しないようになされている。 これにより、粘着部6aを被覆すべきサイド防漏シート2bの幅が減少することを防止でき、粘着部6aの一部が、サイド防漏シート2bにより被覆されなくなることを防止することができる。
後部防漏シート7は、着用時に着用者の肌側に向けられる肌対向面における、少なくとも粘着部6aに重ねられた部分6bに剥離処理が施されている。これにより、後部防漏シート7は、粘着部6aに対して剥離可能とされている。
本実施形態においては、一対のサイド防漏シート2b,2bが、ナプキン1の後端部Dにおいて後部防漏シート7と連続して一枚のU字状のシートを形成している。第2発明においては、一対のサイド防漏シート2b,2bの後端部D方向への延出部分(図5中の点線72付近より後方に位置する部分)も後部防漏シート7に含める。
後部防漏シート7で粘着部6aを被覆することで、粘着部6aを保護する剥離紙を不要とすることができる。また、後部防漏シート7で粘着部6aを被覆することで、排泄部対向部Bにおける液を吸収可能な領域の幅を広く確保しながら、ウイング部6の本体5からの延出長さを大きくすることができる。
図6に示す実施形態においても、本体5の長手方向後端部における肌当接面に後部防漏シート7が配されており、後部防漏シート7で、ウイング部6の粘着部6aが被覆されている。後部防漏シート7で粘着部6aを被覆することで、該粘着部6aを保護する剥離紙を不要とすることができる。また、後部防漏シート7で粘着部6aを被覆することで、ウイング部6,6と共に本体5の両側部51,51を折り曲げても、粘着部6aの被覆が不十分となりにくいので、よりコンパクトな包装構造とすることができる。
また、粘着部6a及び本体粘着部5aは、それぞれ、ナプキンの長手方向及び/又は幅方向に複数に分割されていても良く、また、本体粘着部5aは省略することもできる。また、サイド防漏シート2b,2bは、ナプキンの排泄部対向部B及び後方部Cのみ、又は後方部Cのみに配されていても良い。
1,1A〜1C 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 複合表面シート
2a 表面シート
2b サイド防漏シート
3 裏面シート
4 吸収体(吸収層)
5 本体
6 ウイング部
6a 粘着部
7 後部防漏シート
9 包装材
A 前方部
B 排泄部対向部
C 後方部
D 後端部
Claims (3)
- 表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に介在された吸収体を有し、本体と該本体の長手方向両側に延設された一対のウイング部とを備え、一対の該ウイング部それぞれが粘着部を有する吸収性物品を、一対の該ウイング部それぞれを該本体の肌当接面側に折り畳んだ状態で、包装材と共に長手方向に折り畳み、該包装材の所定箇所を封止してなる吸収性物品の包装構造であって、
前記本体の長手方向両側部における肌当接面に、前記粘着部に対して剥離可能とされた一対のサイド防漏シートが配されており、該粘着部は、サイド防漏シートにおける着用時に前記ウイング部より背中側に位置する部分に被覆されており且つ前記本体の長手方向における該粘着部の全長に亘って前記部分に直接接触しており、
一対の前記サイド防漏シートそれぞれは、前記吸収性物品の周縁部において前記裏面シート又は該裏面シート上に接合された前記表面シート上に接合されており、前記吸収体の長手方向の両側縁の位置と略同じ位置に前記表面シートにヒートシールにより接合された接合部を有しており、該接合部は、前記吸収性物品の幅方向において、前記サイド防漏シートの内側縁の位置より外側に位置しており、前記吸収性物品の排泄部対向部における前記サイド防漏シートは、該接合部と該内側縁との間が前記表面シートから離間可能である、吸収性物品の包装構造。 - 前記サイド防漏シートそれぞれは、長手方向に沿って弾性部材が固定されてそれぞれの一側縁側が起立するようになされており、該サイド防漏シートの長手方向における、前記粘着部に重ねられた部分を含む領域においては、該サイド防漏シートが起立しないようになされている請求項1記載の吸収性物品の包装構造。
- 前記サイド防漏シートの全体が同一材料から形成されている請求項1又は2記載の吸収性物品の包装構造。
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