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JP4946359B2 - スプリングダンパー - Google Patents

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JP4946359B2 JP2006298198A JP2006298198A JP4946359B2 JP 4946359 B2 JP4946359 B2 JP 4946359B2 JP 2006298198 A JP2006298198 A JP 2006298198A JP 2006298198 A JP2006298198 A JP 2006298198A JP 4946359 B2 JP4946359 B2 JP 4946359B2
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Description

この発明は、新規なスプリングダンパーに係り、特に、構造が非常に簡単で、緩衝機能も有するスプリングダンパーに関する。
スプリングダンパーは、例えば後記特許文献1に記載されているような油圧を利用したアクチュエータ或いは緩衝装置である。
このスプリングダンパーは、上記特許文献1の図4に示すように、作動油を充填したシリンダ10内に、圧縮コイルばね2によって外方に突出する方向に付勢されたピストン15を収納したものである。
かかる構造のスプリングダンパー14は従来周知であり、図示のものとは逆にピストン15がシリンダ内に押込まれるときに緩衝されるタイプのスプリングダンパーは、例えばオートバイの緩衝装置として使用されている。
特願2005−252149
上記特許文献1に記載のスプリングダンパーに限らず一般のスプリングダンパーは、特許文献1の図4に示すように、ピストンにチェックバルブ16及びオリフィス9を必須の構成要素とし、更に、緩衝機能を高めようとすれば特許文献1の図7及び図8に示すようなかなり複雑なオリフィス機構を必要とし、構造が複雑にならざるを得ない、等未だ改良の余地がある。
そこで、この発明は、構造が非常に簡単で、緩衝機能も有するスプリングダンパーを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、作動油を充填したシリンダの両端を第1及び第2キャップで封止し、その内側でピストンをシリンダの長さ方向に移動可能に案内し、一方、第1キャップを液密に貫通するロッドの内端をピストンに接続し、他方、第2キャップとピストンとの間に圧縮コイルばねを弾装したものにおいて、ピストンをロッドの内端に回動可能に結合すると共に、ピストンがロッドの長さ方向に僅かの距離遊動できるようにし、一方、ピストンをシリンダの長さ方向に貫通する作動油流路を形成し、この作動油流路の第1キャップ側の開口を覆うように、ロッドと嵌合する取付穴を中心に開口させた薄い弾性板である弁体を配設し、この弁体に関し第1キャップ側におけるロッドの部分に弾性リングを弁体に押し付けるように嵌着して、弁体を弾性リングとの摩擦係合を介してロッドに接続し、他方、弁体上にロッドの中心軸を中心とし上記作動油流路の開口を通る基準円を想定し、この基準円上に作動油流路の開口と同形の単位円の複数を設定して、一の単位円とこれに隣接する他の単位円の何れか一方に複数の微少なオリフィス孔を基準円に沿って開口させるが、他方は無開口のまま残し、以て、ピストンをシリンダ内に押し込んだとき、弁体の第1キャップに向う方向の弾性変形により作動油を第1キャップ側に逃がすことを可能にし、、また、ピストンをシリンダ内に押し込んだ状態でロッドとピストンとを相対回動させることにより、単位円を基準円に沿って円周方向に移動させて弁体の緩衝の度合いを調整できるようにしたことを特徴とする。
上記のように構成された請求項1に記載の発明によるスプリングダンパーは、ロッドをシリンダ内に押込むとき、作動油流路を通る作動油に押され、弁体が第1キャップに向かう方向に弾性変形して作動油を同方向に逃すので、弁体にチェックバルブの機能を付与することができる。
また、ロッドをシリンダ内に押込んだ状態でこれらを相対的に回動させると、弾性リングを介してロッドに摩擦係合している弁体に対し、ピストンが相対的に回動して作動油流路の開口に臨む弁対の微小なオリフィス孔が増減するので、弁対による緩衝の度合いを調節できる。
更にまた、薄い弁体の微小孔による緩衝作用は、通常クローザの緩衝に用いられるスプール弁のように管摩擦抵抗が無く、オリフィス抵抗のみによるものなので、作動油の粘性に依存せず、換言すれば温度変化に対して緩衝作用が変化しない、等種々の効果を奏する。
薄い弾性板である弁体をピストンの前端面に油圧により張り付ける態様で装着し、ピストンの作動油流路を通る作動油によってこれを第1キャップ側に弾性変形させ、作動油を第1キャップ側に逃すようにしたので、弁体にチェックバルブの機能を付与すると共に、ロッドとピストンとを相対回動させることにより作動油流路の開口を覆う弁体の部分の微小なオリフィス孔の数を増減させて、簡単な構成により緩衝の度合いを調節できるようにした。
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。
図1において符号1はシリンダを示し、このシリンダ1は、一端(左端)を第1キャップ2により、図示しない他端を第2キャップにより夫々封止され、内側に作動油を充填した筒状体である。
このシリンダ1内には、図1に示すように、短円柱状のピストン3が長さ方向に摺動可能に嵌合している。
なお、ピストン3の外周面にはO−リング4が巻装されていることは通常のスプリングダンパー或いはクローザと同様である。
一方、第1キャップ2を液密に貫通するロッドの内端に上記ピストン3が接続されている。
なお、第1キャップ2とロッド5とを液密に封止するため、第1キャップ2内にもO−リングが弾装されている。
図示の実施例では、ロッド5の内端に小径部が形成されており、この小径部にピストン3が回動可能に嵌合していて、このピストンがロッド5から抜け外れないようにワッシャ6がボルト止めされている。
なお、図1に示すようにピストン3がロッドの内端部の小径段部に突き当たっているとき、ピストンの他端面とワッシャ6との間に僅かの隙間が生じるようにピストンの厚さが設定されている。
上記の構成により、ピストンがワッシャとロッドの小径段部との間で少し遊動できるので、ピストン3がロッドの内端小径部の回りを回動できる。
他方、シリンダ1の図示しない他端部に嵌着された図示しない第2キャップとピストン3との間には圧縮コイルばね7が弾装されており、この圧縮コイルばね7の弾力により、ピストン3は常時第1キャップ2方向に付勢されている。
また、ピストン3にはこれをシリンダ1の長さ方向に、換言すれば図1で水平方向に貫通する作動油流路8が形成されており、この作動油流路8の内径は例えば3.5ミリメートル程度である。
そして、この作動油流路8の第1キャップ側の開口を覆うように、例えば円形で、中心にロッドと嵌合する取付穴を開口させた薄い弾性板である弁体11が配設されている。
この弁体11の厚さは例えば0.2ミリメートル程度の合成樹脂の薄板で、例えば図1に示すように上記取付穴をロッドと嵌合させた状態で、上記圧縮コイルばねの付勢によって生じる油圧により、ピストン3の第1キャップ2側の端面に貼り付けるようにして装着されている。
また、この弁体11に関し第1キャップ2側におけるロッドの部分に、例えばゴムリング等の弾性リング12が弁体1に押し付けられるようにして嵌着されている。
そのため、弾性リング12と弁体11との間に摩擦係合が生じ、この摩擦係合を介して、弁体11は準安定的にロッドに連結され、或いは接続されることになる。
或いは、弾性リング12の弁体側の端部と弁体とを例えば接着剤により一体的に結合しても良い。
なお、図4に示すようにロッド5が最大限シリンダ1から押し出され、ピストン3が第1キャップと突き当たったとき上記弾性リングが押し潰されないように、第1キャップ2の内端面に付番しない凹陥部を形成するを可とする。
一方、図2に示すように、弁体11上、にロッド5の中心軸を中心とし、ピストンの作動油流路8(図2参照)を通る基準円13を想定し、図3に示すように、この基準円13上に作動油流路8の開口と同形の単位円14の複数を設定する。
そして、図3に示すように、一の単位円14とこれに隣接する他の単位円の何れか一方に複数の微小なオリフィス孔17、17を基準円13に沿って開口させるが、他方は無開口のまま残す。
図示の実施例では、オリフィス孔17の径は例えば0.5ミリメートル程度とし、オリフィス孔を開口させた単位円においては、例えば3個のオリフィス孔を等角度間隔で開口させている。
上記のように構成されたこの発明の一実施例によるスプリングダンパーは、図5に示す矢印方向にロッド5を押し込むときには、作動油が作動油流路8を第1キャップ方向に移動するので、この作動油の流れによって弁体11の一部が第1キャップ側に弾性変形し、作動油を逃がす。
逆に、図6に示すように圧縮コイルばね7の弾力によりピストン3が矢印方向(左方)に移動するときには、油圧により弁体11がピストン3の端面に張り付くので、薄い弾性板である弁体11がチェックバルブとしての機能を果たす。
一方、図6に示すようにピストン3が第1キャップ方向(左方)に移動するとき、弁体の作動油流路8の開口を覆う部分のオリフィス孔を作動油が通過するので、作動油の粘性抵抗により緩衝作用が生じる。
その緩衝の度合いは、弁体の作動油流路8の開口を覆う部分のオリフィス孔の数に反比例するので、この発明では以下に述べるようにしてオリフィス孔の数を変化させる。
すなわち、図1に示すように、ロッド5をシリンダ1内に押し込んだ状態で,ロッド5とシリンダ1の中心軸線回りの関係角度を変える。
具体的には、ロッド5とシリンダ1を夫々別の手で持って少し捻る。その捻りの角度は、図3から明らかなように、弁体11の中心から単位円17を見込む角度の2倍以上にすることは無意味になるので、それより小さくする。
すると、図1から明らかなように、また、前記したように、O−リング4による摩擦係合を介して一体的に連結されたシリンダ1及びピストン3に対し、ロッド5は相対回動できるから、ロッド5に準安定的に連結された弁体とピストン3との関係角度を変えることができ、したがって緩衝の度合いを調整することができる。
なお、図4に示すようにロッド5がシリンダから一杯に押し出された状態では、弁体11が第1キャップ2とピストン3との間に強く挟まれるので、緩衝の度合いを調整することができない。
この発明の一実施例によるスプリングダンパーの要部の線図的断面図。 弁体を第1キャップ側から見た正面図。 基準円、単位円及びオリフィス孔の説明をするための線図。 図1と同様の断面図で、ピストンと第1キャップとが弁体を挟み込んだ状態を示す。 ロッドがシリンダ内に押し込まれたときのピストンの側面図。 ロッドがシリンダから伸長するときのピストンの側面図。
符号の説明
1 シリンダ
2 第1キャップ
3 ピストン
4 O−リング
5 ロッド
6 ワッシャ
7 圧縮コイルばね
8 作動油流路
11 弁体
12 弾性リング
13 基準円
14 単位円
17 オリフィス孔

Claims (1)

  1. 作動油を充填したシリンダの両端を第1及び第2キャップで封止し、その内側でピストンをシリンダの長さ方向に移動可能に案内し、一方、第1キャップを液密に貫通するロッドの内端をピストンに接続し、他方、第2キャップとピストンとの間に圧縮コイルばねを弾装したものにおいて、ピストンをロッドの内端に回動可能に結合すると共に、ピストンがロッドの長さ方向に僅かの距離遊動できるようにし、一方、ピストンをシリンダの長さ方向に貫通する作動油流路を形成し、この作動油流路の第1キャップ側の開口を覆うように、ロッドと嵌合する取付穴を中心に開口させた薄い弾性板である弁体を配設し、この弁体に関し第1キャップ側におけるロッドの部分に弾性リングを弁体に押し付けるように嵌着して、弁体を弾性リングとの摩擦係合を介してロッドに接続し、他方、弁体上にロッドの中心軸を中心とし上記作動油流路の開口を通る基準円を想定し、この基準円上に作動油流路の開口と同形の単位円の複数を設定して、一の単位円とこれに隣接する他の単位円の何れか一方に複数の微少なオリフィス孔を基準円に沿って開口させるが、他方は無開口のまま残し、以て、ピストンをシリンダ内に押し込んだとき、弁体の第1キャップに向う方向の弾性変形により作動油を第1キャップ側に逃がすことを可能にし、また、ピストンをシリンダ内に押し込んだ状態でロッドとピストンとを相対回動させることにより、単位円を基準円に沿って円周方向に移動させて弁体の緩衝の度合いを調整できるようにしたことを特徴とするスプリングダンパー。
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