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JP4825928B1 - 昇降式足場 - Google Patents

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JP4825928B1
JP4825928B1 JP2010269829A JP2010269829A JP4825928B1 JP 4825928 B1 JP4825928 B1 JP 4825928B1 JP 2010269829 A JP2010269829 A JP 2010269829A JP 2010269829 A JP2010269829 A JP 2010269829A JP 4825928 B1 JP4825928 B1 JP 4825928B1
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Abstract

【課題】昇降式足場1の構成部分を分割することで、その設置、組立、分解および撤去作業を容易なものとし、また構成部分の運搬等を容易にする。
【解決手段】基台10、マスト20、駆動部30およびデッキ40、41を有する昇降式足場1であって、駆動部30は駆動部フレーム31、ガイドローラー32、動力装置34、動力伝達装置33、制動装置35を有し、動力装置34、動力伝達装置33および制動装置35のうち少なくとも1つの装置を駆動部に着脱可能に取り付けでき、また駆動部30は、ガイド部315a、314を有して、着脱可能な装置を駆動部フレームに取り付け等でき、また駆動部フレーム31がメインフレーム310とこれに対し可動または着脱可能な1以上のサブフレーム311、312を有する構成とし、また駆動部フレーム31は、複数の駆動部フレーム36、37を着脱可能に組み立ててなる構成とした。
【選択図】図5

Description

本発明は、輸送・運搬が容易で、建築現場等における設置および撤去が容易な昇降式足場に関するものである。
建築現場等で用いられる作業用足場としては、現場での設置および撤去が容易な昇降式足場が用いられるようになってきた。昇降式足場は、基台(通常、略平板形状をなしベースプレートと呼ばれることもある)に取り付けられたマストを昇降する駆動部と、この駆動部に取り付けられた作業デッキとを有しており、作業デッキで建築資材の運搬等ができる等の利点を有している(特許文献1および2)。また昇降式足場は、駆動部を昇降させて、建築物等の高さや作業の進捗に応じてマストを継ぎ足すことができる。
しかし駆動部は、マストを昇降するための動力源となるモーターや動力伝達装置等を備えて、その重量が数百kgになってしまう。かかる重量を有する駆動部の、マストへの取り付け取り外し等は容易ではない。
さらに昇降式足場の構成部分(駆動部、基台、作業デッキ等)の合計重量が重いと、昇降式足場を分解して、小さい積載量のトラック等で輸送することが困難となり、輸送コストが上昇する。また重い構成部分があると、トラックへの搭載作業等において、フォークリフト等の機材や多くの作業員が必要となってコストが上昇する。
特開2010−138652号 実開昭57−144974号
本発明は、上記問題を解決するために、昇降式足場を複数の構成部分に分割することで、建築現場等における昇降式足場の設置、組立、分解および撤去作業を容易なものとし、また輸送手段(例えばトラック)への各構成部分の積載等を容易なものとし、好ましくは少ない作業員で運搬、設置、組立、分解および撤去等の作業を遂行できるようにすることを課題としたものである。
本発明にかかる昇降式足場は、基台、マスト、駆動部およびデッキを有しており、駆動部がマストを昇降するようになっている。駆動部(駆動部デッキを着脱自在に取り付けることができる)には作業デッキが着脱自在に取り付けられて、作業デッキが駆動部と共に昇降するようになっている。
駆動部は駆動部フレーム、ガイドローラー、動力装置、動力伝達装置、制動装置を有しており、ガイドローラーは、駆動部に取り付けられて駆動部とマストとの間に介在して、駆動部の円滑な昇降を実現するようになっている。動力装置(例えば電気モーターを有する動力装置)が駆動部を昇降させるための動力源となっている。動力伝達装置は動力装置とマストが有するギヤ装置との間に介在して、駆動装置が有する例えば電気モーターの回転軸の回転運動を駆動部の昇降運動に変換するようになっている(マスト側がラックギヤで動力伝達装置側がピニオンギヤであることが一般的である。)。制動装置はマストに対する駆動部の昇降を停止して、駆動部の位置を維持することができる(例えば電気モーターの回転軸にブレーキをかけることで、駆動部をマストに対し停止させ、その位置を維持することができる。)。
駆動部は、動力装置、動力伝達装置、および制動装置のうち少なくとも1つの装置を着脱可能に取り付けることができる。従ってこれら重量を有する装置のいずれか若しくは全てを、駆動部フレームに着脱自在に取り付けることができる。また重量を有する装置を駆動部から取り外すことで、作業員による運搬やトラックへの積載等を容易なものとすることができる。
動部が、例えば着脱可能な動力装置を駆動部フレームに案内するためのガイド部を有していれば、駆動部フレームのガイド部に沿って動力装置のフレームを挿入等することで、動力装置の着脱が容易になる。
動部フレームに動力伝達装置を着脱可能に取り付けることができる昇降式足場では、駆動部をマストに取り付けた後に、動力伝達装置を取り付けることができる。一般に駆動部のマストへの取り付けとギヤ装置の噛み合わせを同時に行なうことは容易ではないが、上記構成を有していれば、マストに取り付けられた駆動部に動力伝達装置を取り付けることで、両ギヤを容易に噛み合わせるこことができる(すなわちマストへの駆動部の取り付け作業が容易になる。)。
駆動部フレームは、メインフレーム、およびサブフレームを有している。メインフレームとサブフレームとの間には可動部が介在することによりメインフレームに対するサブフレームの位置関係を変更することができ、またはメインフレームに対しサブフレームを着脱自在に装着することができるようになっている。従って、メインフレームの両端側において、それぞれサブフレームをメインフレームと交差するように位置づけることで、駆動部フレームでマストを囲むことができるとともに、メインフレームとサブフレームとが有するガイドローラーが駆動部フレームとマストとの間に介在するようになっており、駆動部をマストに沿って昇降可能に位置づけることができる。
またメインフレームに対し可動なサブフレームを有している昇降式足場では、駆動部フレームを折畳む等することで、駆動部の運搬やトラックへの積載等が容易になる。あるいは、メインフレームに対し着脱可能な1以上のサブフレームを有している昇降式足場では、駆動部フレームをメインフレームとサブフレームとに分解することで、駆動部フレームの運搬等が容易になる。
数の駆動部フレーム(例えば上部駆動部フレームおよび下部駆動部フレーム)を着脱可能に組み立てた駆動部フレームを有する昇降式足場では、各駆動部フレームを小型・軽量化できて、これらの運搬やトラックへの積載等が容易になり、またマストへの駆動部フレームの取り付けおよび取り外し作業が容易になる。
台がマスト連結部を有してマストを着脱可能に立設することができる昇降式足場では、基台とマストを分離した状態で容易に運搬することができ、もちろんトラックへの積載等も容易になる。また建築現場等において、基台の位置決めをした後にマストを取り付けることで、足場の位置決めや組立を容易にすることができる。
台が台車連結部を有して移動用台車の着脱が可能な昇降式足場では、基台に移動用台車を取り付けることで、マストの立設位置の調整が容易になる。また基台から移動用台車を取り外すことで、これらの運搬やトラックへの積載等が容易になる。
業デッキがトラス構造の昇降式足場では、デッキの軽量化を図ることができるから、駆動部への作業デッキの着脱作業が容易になるとともに、昇降式足場の軽量化をはかることができる。もちろん作業デッキの運搬やトラックへの積載等も容易になる。
以上述べたとおり、本発明にかかる昇降式足場によれば、昇降式足場を複数の構成部分に分割する(ユニット化する)ことが可能となるから、建築現場等における昇降式足場の設置、組立、分解および撤去作業を容易なものとすることができる。もちろん各構成部分の輸送・運搬や輸送手段への積載作業等を容易なものとすることができ(例えば小型のフォークリフト等で積載でき)、また作業員だけでも運搬可能に分割することで、昇降式足場の設置、組立、分解および撤去を作業員だけで行なうことが可能となる。
本発明の一実施例にかかる昇降式足場の概略構成を示す図である。 図2(a)および(b)は、図1に示す昇降式足場の基台の概略構成を示す図であり、図2(c)は、基台が有するアウトリガーとレベル調整ジャッキの概略構成を示す図である。 図1に示す昇降式足場が有する基台(アウトリガーを取り外した状態)に移動用台車を取り付けたときの概略斜視図である。 図1に示す昇降式足場が有するマストの概略側面構成およびマスト外壁の概略構成を示す図である。 図1に示す昇降式足場が有するマストに取り付けられた駆動部を示す図である。 図1に示す昇降式足場が有する駆動部フレームの組立等を説明する図である。 図1に示す昇降式足場が有する作業デッキの概略構成を説明する図である。 図1に示す昇降式足場に着脱可能に乗込み階段を取り付けた場合の昇降式足場の概略側面構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明にかかる昇降式足場について説明する。
本発明の一実施例にかかる昇降式足場1の概略構成を図1に示す。昇降式足場1は、1つの基台10、基台10に立設された1本のマスト20、マスト20に取り付けられて昇降する駆動部30、駆動部30の上部に取り付けられた駆動部デッキ40、および駆動部30の両側に取り付けられた2つの作業デッキ41を有している。
(基台)
図2(a)にその正面図を示す基台10は、図2(b)にその平面概略構成を示すように、略長方形状(例えば長手1150mm、短手950mm)の形成された基台フレーム11を有している。基台フレーム11の略中央部には、マスト20を取り付けるためのマスト連結部12が設けられている。かくして基台10とマスト20をそれぞれ別々に運搬等して、建築現場等において両者を容易に取り付けること、および取り外することができる。
また基台フレーム11の4箇所のコーナー近傍には、それぞれアウトリガー装着軸111が設けられて、4つのアウトリガー13(図2(c)はその側面概略構成を示すものであり、例えば長さ525mm、高さ122mmである)を回動自在かつ着脱可能に取り付けることができる。アウトリガー13は、その先端部131にレベル調整ジャッキ132を有しており、先端部131と相対する基台側端部133は、軸受け部134を有して、アウトリガー装着軸115と回動自在(例えば90度の範囲で回動自在)に着脱される。
軸受け部134よりもさらに端部側には、固定ピン部135が設けられている。固定ピン部135は、基台フレーム11のアウトリガー装着軸111近傍に設けられた固定ピン部受け部(図示せず)に着脱可能に固定される。固定ピン部135を基台フレーム11側に固定することで、基台10に対するアウトリガー13の展開方向を設定し固定することができる。このように基台10とアウトリガー13は、それぞれ別々に運搬等して、建築現場等において両者を容易に取り付け等することができる。
アウトリガー13を取り付けた基台10は、4つのアウトリガー13を周囲に展開したのち、それぞれのレベル調整ジャッキ132の高さを調整して、基台10を水平に調整すると同時に、基台10を所望の場所に位置づけることができる(マストを所望の場所において垂直に立設することができる。)。
また図2(b)に示すように基台10は、4つの台車連結部14を有している。台車連結部14は、基台フレーム11の2つの短手フレーム112の端部近傍(基台フレーム11のコーナー近傍)から水平方向に延出している。これら台車連結部14を用いて基台10に移動用台車15を取り付けたときの概略構成を図3(斜視図)に示す(図3はアウトリガー13を取り外された状態を示す。)。
図3に示す2つの移動用台車15は、平面視略H字形状を成している(横になったH字形状で示されている)。H字形状の両端部の一の側部側(図3中の右側の移動用台車15では、横になったH字形状(同図中、前方および遠方)の右側)にそれぞれキャスター151を有しており、相対する側に基台連結部152を有している。基台フレーム11の台車連結部14に移動用台車15の基台連結部152を連結することで、基台10に2つの移動用台車15を取り付けることができる。両者は例えばボルトおよびナット(図示せず)で固定することができ、別々に運搬等することができる。
(マスト)
マスト20の概略側面構成を図4(a)に示す。マスト本体211は、例えば175mm四方の四角柱形状をなし、また1500mmの長さを有する。マスト本体211の下端部212には、4つの下端連結手段213が、また上端部214には、4つの上端連結手段215が、それぞれ設けられており、下端連結手段213はネジ挿通部を有し、上端連結手段215は雄ネジ部(ボルト)を有している。
マスト20の下端部212を基台10のマスト連結部12に連結することで、基台10にマスト20を立設することができる。また1のマスト20の上端部214に他のマスト20の下端部212を連結することで、2本のマスト20を連結でき、さらにその他のマスト20を連結することができる。
マスト20の一の壁面20aには、ギヤ装置であるラックギヤ216が長さ方向にわたって設けられている。一の壁面20a以外の3つの壁面のうちの相対する2つの壁面には、それぞれマスト外壁22を固定するための外壁固定手段217が複数設けられている。外壁固定手段217に、略コ字形状の断面構成を有するマスト外壁22(図4(b))を取り付けることで、マスト20の一の壁面20aを除く他の3つの壁面を覆うことができる。このときマスト外壁のコーナー22a(図4(c))は、マスト20の4つのコーナーとなる。
(駆動部)
図5は、マスト20に取り付けられた駆動部30を示す。駆動部30は、駆動部フレーム31、駆動部フレーム31に取り付けられたガイドローラー32、駆動部フレーム31に着脱可能な動力伝達装置33、動力装置34および制動装置35を有している。
(駆動部フレーム)
駆動部フレーム31は、図6(a)に示すように上側フレーム36、下側フレーム37の2つのブロックからなっている。上側フレーム36および下側フレーム37は、いずれも形状が共通するメインフレーム310、第1のサブフレーム311および第2のサブフレーム312を有する一方、上下側両フレーム36、37の相互の連結部とガイドローラー32の取り付け位置などにおいて若干の相違点を有している。
第1および第2のサブフレーム311、312は、いずれも12本の柱状の枠を有して、略立方体形状で略同一の枠体構造を有している。メインフレーム310は、第1および第2のサブフレーム311、312の約3倍の長さの四角柱形状の枠体構造を有している。
上下側両フレーム36、37では、いずれもメインフレーム310の一端側に、第1のサブフレーム311がヒンジ部311aを介して矢印X方向に可動に取り付けられており、メインフレーム310の他端側に、第2のサブフレーム312がヒンジ部312aを介して矢印Y方向に可動に取り付けられている。
メインフレーム310の他端側は、第2のサブフレーム312とほぼ同一な枠体形状部(動力伝達装置装着部313)を形成しており、メインフレーム310の一端側の残余の部分は、動力および制動装置装着部314(枠体形状)を形成している。上下側両フレーム36、37の第1のサブフレーム311を矢印X方向に、そして第2のサブフレーム312を矢印Y方向にそれぞれ回動させると、上下側両フレーム36、37はいずれも略コ字形状をなして、図5に示すようにコ字形状の内側部分にマスト20を位置づけることができる。このとき第2のサブフレーム312がマスト20の一の壁面20a(ラックギヤ216が設けられた壁面)側に位置するように駆動部フレーム31を位置づける。
図6(b)に示すように、上側フレーム36を図中矢印Z方向に下げることで、上下側両フレーム36、37を一体的に連結することができる。上側フレーム36は、コ字形状の状態において4つのコーナーの外側かつ下側に位置することになる4つのインサート361を有している。下側フレーム37は、コ字形状の状態において4つのコーナーの外側かつ上側に位置することになる4つのインサート受け部371を有している。4つのインサート361を4つのインサート受け部371に挿入することで、下側フレーム37に上側フレーム36を重ねることができる。さらに上下側両フレーム36、37を図示しない連結手段(例えばボルト、ナット)で一体的に連結することで、駆動部フレーム31が着脱可能に組み立てられる。
駆動部フレーム31では、上側フレーム36のメインフレーム310に取り付けられた2つのガイドローラー32が、コ字形状の内側かつ上側部分に位置づけられ、また下側フレーム37のメインフレーム310に取り付けられた2つのガイドローラー32が、コ字形状の内側かつ下側部分に位置づけられるようになっている。また上側フレーム36の第1のサブフレーム311に取り付けられた1つのガイドローラー32、および第2のサブフレーム312に取り付けられた1つのガイドローラー32は、それぞれコ字形状の開口側かつ上側に位置づけられるようになっている。同様に下側フレーム37の第1のサブフレーム311に取り付けられた1つのガイドローラー32、および第2のサブフレーム312に取り付けられた1つのガイドローラー32は、それぞれコ字形状の開口側かつ下側に位置づけられるようになっている。
かくして、駆動部フレーム31は、マスト20の4つのコーナー22aにそれぞれ2つずつのガイドローラー32を位置づけて、マスト20に対し円滑に移動可能な状態となる。
マスト20に取り付けられた駆動部フレーム31は、図5に示すように、動力伝達装置装着部313と第2のサブフレーム312とが接する部分に(上側フレーム36から下側フレーム37にかけて)動力伝達装置用マウント315を取り付けることができる。このとき動力伝達装置用マウント315は、上側両フレーム36、37の動力伝達装置装着部313にわたって位置づけられて、2つの動力伝達装置33を取り付けることができるようになっている。
また駆動部フレーム31は、動力伝達装置装着部313と動力および制動装置装着部314との境界部分に動力装置用マウント316を取り付けることができる。このとき動力装置用マウント316は、上側両フレーム36、37の動力伝達装置装着部313にわたって位置づけられて、2つの動力装置34を取り付けることができるようになっている。
(動力伝達装置装着部)
動力伝達装置装着部313には、動力伝達装置33が取り付けられる。動力伝達装置33は、動力装置34の回転軸の出力を、回転数を減速して、そのピニオンギヤ(図示せず)に伝達するものである。マスト20に駆動部フレーム31を位置づけたのちに、動力伝達装置33を動力伝達装置用マウント315が有する動力伝達装置ガイド(ガイド部)315aに載置して(図5)、さらに動力伝達装置用マウント315へと当接させることで、動力伝達装置33を駆動部フレーム31に取り付けることができる。このとき動力伝達装置33のピニオンギヤをマスト20のラックギヤ216に容易に噛み合わせることができる。
(動力および制動装置装着部)
動力および制動装置装着部314には、動力装置34と制動装置35が取り付けられる。動力装置34は、動力装置フレーム340、モーター341およびモーター固定フランジ342を有している。モーター固定フランジ342は動力装置フレーム340の枠体内部にモーター341を位置づけるものである。動力装置フレーム340は、略長方体形状を有する枠体をなしており、枠体をガイド部とし、動力および制動装置装着部314(枠体形状をなしたガイド部)に嵌め込むようにして取り付けることができる。こうして動力装置34を駆動部フレーム31に取り付けると、モーター341の回転軸の一端側が動力伝達装置33に連結される。動力装置34を取り付けた、動力および制動装置装着部314の残余の部分に制動装置35が取り付けられる。なお動力源であるモーター341は、電気モーターであるがこれに限定されない。
制動装置35は、制動装置フレーム350、ブレーキ351およびブレーキ固定フランジ352を有している。ブレーキ固定フランジ352はブレーキ351を制動装置フレーム350の枠体内部に位置づけるものである。動力装置フレーム340は、略長方体形状を有する枠体をなしており、動力および制動装置装着部314に嵌め込むようにして取り付けると、モーター341の回転軸の他端側が制動装置35に連結される。
かくして駆動部30はマスト20を昇降可能となり、また制動装置35を制動動作させることで、駆動部30はマスト20の所望の位置に停止可能となる。
(デッキ)
駆動部30は、図1に示すように、その上部に取り付けられた駆動部デッキ40、および駆動部30の両側に取り付けられた2つの作業デッキ41を有している。駆動部デッキ40は、平面視で例えば略1m四方の広さを有し、前後に駆動部フェンス401を有している(図1を正面図とした場合)。駆動部デッキ40には、動力装置34および制動装置35等を制御する制御装置(図示せず)を取り付けることができる。
作業デッキ41は、図7に示すように、デッキフレーム411、デッキプレート412および作業デッキフェンス413を有している。デッキフレーム411は、例えば長さLが約1.5mであり、長さL方向と直交する断面において略2等辺三角形状をなすトラス構造を有して、軽量化されている。デッキフレーム411の上部には、デッキプレート412が着脱可能に取り付けられる。デッキプレート412は、例えば長さが約1.5mで幅が1m弱である。
デッキフレーム411で作業デッキ41の前後に当る部位には、作業デッキフェンス413がそれぞれ着脱可能に取り付けられる。デッキフレーム411は、その両端に、それぞれ3つのデッキ側連結部414を有しており、デッキ側連結部414は、駆動部30が有する3つの駆動部側連結部38(図1参照)に、例えばボルト・ナットによって着脱可能に連結することができる。
ここで作業デッキ41の長さLを0.8m程度にして小型化することもでき、また1.5mより長くしてもよい。さらにデッキフレーム411を複数連結して、作業デッキとしての長さを長くすることもできる。また2つの基台10、2本のマスト20、2つの駆動部30を用いて、2つの駆動部30の間に作業デッキ41を取り付けてもよい。さらに昇降式足場1は、図8に示すように、基台10の前部に乗込み階段50を着脱可能に取り付けてもよい。
このように昇降式足場1は、その構成部分を小型トラック等で輸送可能に小型化することができ、またその構成部分を小型トラック等に作業員だけであるいは小型のフォークリフトだけで積み降ろしすることができ、さら建築現場等において容易に組立および解体をすることができる。
なお本発明にかかる昇降式足場は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することができるものであり、上記実施例に限定されるものではない。
本発明にかかる昇降式足場は、建築現場等において使用するものであり、これを製造・販売等することができるから、本発明は経済的価値を有するとともに産業上利用することができる発明である。
1 昇降式足場
10 基台
12 マスト連結部
14 台車連結部
15 移動用台車
20 マスト
30 駆動部
31 駆動部フレーム
32 ガイドローラー
33 動力伝達装置
34 動力装置
35 制動装置
36 上側フレーム
37 下側フレーム
40 駆動部デッキ(デッキ)
41 作業デッキ(デッキ)
216 ギヤ装置(ラックギヤ)
310 メインフレーム
311 第1のサブフレーム
312 第2のサブフレーム
314 ガイド部(動力および制動装置装着部)
315a ガイド部(動力伝達装置ガイド)
322 第2のサブフレーム
411 デッキフレーム

Claims (7)

  1. 基台、マスト、駆動部およびデッキを有して前記駆動部が前記マストを昇降する昇降式足場であって、
    前記駆動部は駆動部フレーム、ガイドローラー、動力装置、動力伝達装置、制動装置を有し、
    前記駆動部フレームは、メインフレームおよびサブフレームを有し、
    前記メインフレームと前記サブフレームとの間には可動部が介在することにより前記メインフレームに対する前記サブフレームの位置関係を変更することができて、または前記メインフレームに対しサブフレームを着脱自在に装着することができて、
    前記メインフレームの両端側において、それぞれ前記サブフレームを前記メインフレームと交差するように位置づけることで、前記駆動部フレームで前記マストを囲むことができるとともに、前記メインフレームと前記サブフレームとが有するガイドローラーが前記駆動部フレームと前記マストとの間に介在するようになっており、
    前記動力伝達装置は前記動力装置と前記マストが有するギヤ装置との間に介在し、
    前記駆動部が前記動力装置で駆動されて前記マストを昇降することができ、
    前記制動装置が前記駆動部の昇降移動を制動することで、前記駆動部を前記マストの所望の位置に停止させることができ、前記駆動部に着脱自在に取り付けられた作業デッキを所定の高さにおいて停止状態に維持することができ、
    前記駆動部が有する前記動力装置、前記動力伝達装置および前記制動装置のうち、少なくとも1つの装置は前記駆動部に着脱可能に取り付けられるものであることを特徴とする昇降式足場。
  2. 前記駆動部は、前記着脱可能な装置を前記駆動部フレームに取り付けるガイド部を有して、前記着脱可能な装置を取り付けおよび取り外しができることを特徴とする請求項1に記載の昇降式足場。
  3. 前記動力伝達装置が前記駆動部フレームに着脱可能なことを特徴とする請求項1または2に記載の昇降式足場。
  4. 前記駆動部フレームが複数のフレームブロックを着脱可能に組み立てたものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の昇降式足場。
  5. 前記基台がマスト連結部を有して前記マストを着脱可能に立設できることを特徴とする請求項1または2に記載の昇降式足場。
  6. 前記基台が台車連結部を有して移動用台車を着脱可能に取り付けできることを特徴とする請求項1、2およびのいずれかに記載の昇降式足場。
  7. 前記作業デッキが有するデッキフレームがトラス構造であることを特徴とする請求項1または2に記載の昇降式足場。
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