JP4855069B2 - モータの製造方法 - Google Patents
モータの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4855069B2 JP4855069B2 JP2005379946A JP2005379946A JP4855069B2 JP 4855069 B2 JP4855069 B2 JP 4855069B2 JP 2005379946 A JP2005379946 A JP 2005379946A JP 2005379946 A JP2005379946 A JP 2005379946A JP 4855069 B2 JP4855069 B2 JP 4855069B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- positioning
- case
- stator core
- hole
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 27
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 32
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 12
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 9
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 9
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 5
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 8
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Brushless Motors (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
図1(a)(b)に示すように、モータ(ブラシレスモータ)は、ステータ1とロータ2とを備えている。ステータ1は、巻線3(図1(b)参照、図1(a)では省略)が巻装されるステータコア4と、ステータコア4が収容保持されるケース5と、ケース5の開口に固定されるエンドハウジング6と、エンドハウジング6に固定されるセンサとしてのレゾルバの固定子7とを有する。
まず、「保持工程」では、ステータコア4を、図2に示すように、治具11に保持させる。詳しくは、治具11は、ベース部11aと、ベース部11a上に筒状に立設された載置部11bと、前記載置部11bと離間した位置においてベース部11a上に立設された位置決めピン11cとを有する。載置部11bの先端には、ステータコア4の位置決め溝4cと対応した形状であって更に立設方向に延びる係合ピン11dが周方向に等角度(この例では120°)間隔で(3個)形成されている。そして、図2に示すように、ステータコア4を、その位置決め溝4cに係合ピン11dが嵌り込むように、前記載置部11bに載置する。これにより、ステータコア4は治具11(位置決めピン11c)に対して周方向の位置決めがなされて保持された状態となる。尚、この段階におけるステータコア4には既に巻線3(図1(b)参照)が巻装されているが、図2では、巻線3の図示を省略している。
まず「加熱工程」では、ケース5を加熱して膨張させる。尚、この際、主に円筒部5aの内径が大きくなるように加熱して膨張させる。
(1)位置決め孔は、ケース5のフランジ部5cに形成された径方向に長い長孔5dであり、位置決めピン11cは、円形に形成されたものであるため、長孔5dに位置決めピン11cが挿入された状態でそれらの周方向の相対移動が規制され径方向の相対移動が許容される。よって、「焼き嵌め工程」中におけるケース5の膨張前後や収縮前後の各状態において、治具11、ひいてはステータコア4に対するケース5の周方向の位置決めを良好に行うことができるとともに、位置決めピン11cに大きな力が加わってしまうことが防止され、ひいては位置決めピン11cの挿抜が容易となる。即ち、本実施の形態のように、ケース5を加熱して膨張させ、ケース5の円筒部5aにステータコア4を挿入するとともに長孔5dに位置決めピン11cを挿入し、ケース5を冷却して収縮させて円筒部5aにステータコア4を固定しても、位置決めピン11cは長孔5dに対して径方向に相対移動するだけで、径方向の大きな力が加わることがない。よって、位置決めピン11cを長孔5dから容易に抜くことができる。
・上記実施の形態の位置決め孔(長孔5d)は、径方向に長い形状であり、フランジ部5cの径方向外側端部によって閉じられた(径方向外側端部で開放されていない)形状であって、径方向両端が半円形状の半円部5e,5fとされ、それらの中間(径方向の中間)が平行な形状の平行部5gとされるとしたが、これに限定されず、形状を変更してもよい。
・上記実施の形態では、ケース5に位置決め孔としての長孔5dを形成し、治具11に位置決めピン11cを形成したが、これとは逆に、ケース5に位置決めピンを形成し、治具11に位置決め孔を形成してもよい。尚、勿論、治具11に形成する位置決め孔は、上記長孔5d,22や縮幅孔21等と同様のものとしてもよいし、ケース5に形成する位置決めピンは、上記位置決めピン11c,24等と同様のものとしてもよい。
(イ)請求項3に記載のモータの製造方法において、前記長孔は、前記フランジ部の径方向外側端部によって閉じられた形状であることを特徴とするモータの製造方法。
同発明によれば、長孔は、フランジ部の径方向外側端部まで延びた(径方向外側端部で開放された)形状であるため、フランジ部の径方向外側端部によって閉じられた形状のものに比べて、フランジ部の径方向外側への突出量を小さくすることができる。
Claims (6)
- 周方向の位置決めを行いながら、ケースの円筒部にステータコアを焼き嵌めするモータの製造方法であって、
前記ケースには軸方向に貫通する位置決め孔が形成され、治具には軸方向に沿って延びる位置決めピンが形成され、
前記位置決め孔及び前記位置決めピンは、前記位置決め孔に前記位置決めピンが挿入された状態でそれらの周方向の相対移動が規制され径方向の相対移動が許容されるように形成されたものであって、
前記ステータコアには、その径方向外側面に軸方向に沿って延び径方向内側に凹設される位置決め溝が形成され、前記治具には、軸方向に沿って延び、前記位置決め溝に嵌り込むようにして係合する係合ピンが形成され、
前記位置決め溝及び前記係合ピンは、前記位置決め溝に前記係合ピンが嵌り込んだ状態で前記ステータコアが前記治具の前記位置決めピンに対して周方向の位置決めがなされるように形成されたものであって、
前記位置決め溝に前記係合ピンを嵌め込むことで前記治具の前記位置決めピンに対する前記ステータコアの周方向の位置決めを行い前記ステータコアを前記治具に保持させる保持工程と、
前記位置決め孔に前記位置決めピンを挿入することで前記治具に対する前記ケースの周方向の位置決めを行いながら、前記治具に対して周方向の位置決めがなされた前記ステータコアをその前記位置決め溝が形成される前記径方向外側面で前記ケースに焼き嵌めする焼き嵌め工程と
を備えたことを特徴とするモータの製造方法。 - 請求項1に記載のモータの製造方法において、
前記焼き嵌め工程は、
前記ケースを加熱して膨張させる加熱工程と、
前記加熱工程の後、膨張した前記ケースの前記円筒部に前記ステータコアを挿入するとともに、前記位置決め孔に前記位置決めピンを挿入する挿入工程と、
前記挿入工程の後、その状態を保ったまま前記ケースを冷却して収縮させて前記円筒部に前記ステータコアを固定させる冷却工程と
を備えたことを特徴とするモータの製造方法。 - 請求項1又は2に記載のモータの製造方法において、
前記位置決め孔は、前記ケースのフランジ部に形成された径方向に長い長孔であり、
前記位置決めピンは、円形に形成されたものであることを特徴とするモータの製造方法。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のモータの製造方法において、
前記位置決め孔は、径方向内側に向かうほど径方向の直交方向の幅が小さくなる縮幅孔であることを特徴とするモータの製造方法。 - 請求項1又は2に記載のモータの製造方法において、
前記位置決め孔は、前記ケースのフランジ部に形成された円形の丸孔であり、
前記位置決めピンは、円形であって前記ケースの径方向に対して傾斜したスリットを有することを特徴とするモータの製造方法。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のモータの製造方法において、
ロータの回転角度を検出するためのセンサが前記ケースに対して固定されるものであることを特徴とするモータの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005379946A JP4855069B2 (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | モータの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005379946A JP4855069B2 (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | モータの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007181377A JP2007181377A (ja) | 2007-07-12 |
JP4855069B2 true JP4855069B2 (ja) | 2012-01-18 |
Family
ID=38305949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005379946A Expired - Fee Related JP4855069B2 (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | モータの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4855069B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5446850B2 (ja) * | 2009-12-25 | 2014-03-19 | トヨタ自動車株式会社 | 固定子コア製造装置 |
JP5499776B2 (ja) * | 2010-03-03 | 2014-05-21 | アイシン精機株式会社 | 回転電機 |
JP5997009B2 (ja) * | 2012-11-01 | 2016-09-21 | アルプス電気株式会社 | 振動発生装置およびその製造方法 |
US9906088B2 (en) | 2013-04-15 | 2018-02-27 | Mitsubishi Electric Corporation | Rotor-holding structure of rotating electrical machine for hybrid vehicle |
JP6308850B2 (ja) * | 2014-04-10 | 2018-04-11 | 三菱電機株式会社 | 電動機、換気扇、送風機及び扇風機 |
JP2017099153A (ja) * | 2015-11-25 | 2017-06-01 | 日本電産セイミツ株式会社 | 振動モータ、無音報知デバイスおよび振動モータの製造方法 |
JP6501407B2 (ja) * | 2016-02-29 | 2019-04-17 | ミネベアミツミ株式会社 | モータ及びモータの製造方法 |
DE112016007430T5 (de) * | 2016-11-11 | 2019-07-25 | Mitsubishi Electric Corporation | Stator einer elektrischen Drehmaschine und Herstellungsverfahren dafür |
JP6972579B2 (ja) * | 2017-02-23 | 2021-11-24 | 株式会社デンソー | モータ、及びモータの製造方法 |
CN110768477B (zh) * | 2019-11-21 | 2024-09-17 | 大连电机集团有限公司 | 大功率泵用电机铁心车胎及其装配方法 |
CN113452186B (zh) * | 2021-06-23 | 2023-06-23 | 中国船舶重工集团衡远科技有限公司 | 水下电机定子密封总成 |
CN114400847A (zh) * | 2022-01-26 | 2022-04-26 | 株洲齿轮有限责任公司 | 一种电机定子热套工艺中以自重沉落找正定位的装配方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3135703B2 (ja) * | 1992-09-03 | 2001-02-19 | 本田技研工業株式会社 | 回転電気機械の組立方法 |
JP4394227B2 (ja) * | 1999-11-25 | 2010-01-06 | 本田技研工業株式会社 | モータのステータ組立装置 |
JP4320587B2 (ja) * | 2003-11-28 | 2009-08-26 | 株式会社ジェイテクト | 電動パワーステアリング装置およびその製造方法 |
-
2005
- 2005-12-28 JP JP2005379946A patent/JP4855069B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007181377A (ja) | 2007-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4855069B2 (ja) | モータの製造方法 | |
US9484792B2 (en) | Rotor and method for manufacturing the rotor | |
US10439453B2 (en) | Stator | |
US9397541B2 (en) | Stator for electric rotating machine and method of manufacturing the same | |
JP5557058B2 (ja) | 回転電機の固定子及びその製造方法 | |
US20120049686A1 (en) | Rotary electric machine | |
JP5518663B2 (ja) | スキューロータとその製造方法 | |
JP2014007940A (ja) | 電動機にコイルを固定するコイル固定装置、及び該コイル固定装置を備えた電動機 | |
JP4780398B2 (ja) | ステータコア、ステータ、回転電機、及びステータの製造方法 | |
JP4714077B2 (ja) | ロータシャフト | |
JP2007043845A (ja) | ステータ構造およびステータの製造方法 | |
JP6200720B2 (ja) | ブラシレスモータ及びブラシレスモータの製造方法 | |
JP2007336680A (ja) | インダクタ型モータ、及びインダクタ型モータの製造方法 | |
JP2009284706A (ja) | ロータ、およびブラシレスモータ | |
JP4286642B2 (ja) | 永久磁石式回転子 | |
JP2015142481A (ja) | Dcブラシレスモータ | |
JP2020096396A (ja) | ロータ及びロータを備えたモータ | |
JP2008182786A (ja) | ロータ及び回転電機 | |
JP2008151527A (ja) | レゾルバロータの取付方法 | |
JP4559831B2 (ja) | モータのロータ | |
JP2007166862A (ja) | ロータシャフト | |
JP2009189094A (ja) | 宇宙用スロットレスモータ構造 | |
JP4549813B2 (ja) | ステータ及びブラシレスモータ | |
JP2008220114A (ja) | レゾルバホルダ、及びブラシレスモータ | |
JP2005295745A (ja) | 回転電機用ロータの製造方法および回転電機用ロータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080616 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110510 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110629 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111025 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111026 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4855069 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |