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JP4443490B2 - 複写装置 - Google Patents

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JP4443490B2
JP4443490B2 JP2005273827A JP2005273827A JP4443490B2 JP 4443490 B2 JP4443490 B2 JP 4443490B2 JP 2005273827 A JP2005273827 A JP 2005273827A JP 2005273827 A JP2005273827 A JP 2005273827A JP 4443490 B2 JP4443490 B2 JP 4443490B2
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Description

本発明は、複写装置、より詳細には、原稿に付加されているICタグ等の情報記憶媒体から情報を読み取る機能を備えた複写装置に関する。
従来、原稿から読み取った画像データを記録紙に複写する複写装置において、例えば機密性の高い原稿の複写を制限するために、原稿複写禁止情報を原稿に付加しておくことが行われている。例えば、特許文献1には、原稿に予め特定の原稿複写禁止情報を付加しておき、その複写を行うことができないようにしたものが開示されている。これは、原稿複写禁止情報検知手段が原稿複写禁止情報読取手段からの信号により原稿複写禁止情報を検知して、この検知が給紙より前、給紙以後で顕像の転写より前、顕像の転写以後のいずれでなされたかを判断し、それぞれのタイミングに応じて原稿の複写を禁止するようにしたものである。
特開平4−21865号公報
例えば、上記特許文献1に記載されているような原稿複写禁止情報付きの機密原稿の複製物を複数枚作成し、特定の配布先に機密原稿を配布した場合、各複製物には上記の原稿複写禁止情報が付加されているために、配布先ではそれ以上の機密原稿の複製物を作成することができない。
しかしながら、例えば上記原稿複写禁止情報付きの機密原稿やその複製物から、さらに新たな複製物を作成する必要がある場合、原稿複写禁止情報が付加されていない状態の機密原稿から必要枚数の複製を作成するか、あるいはパーソナルコンピュータ等に保存されている機密原稿の電子データを印刷出力して必要枚数の複製を作成するなどの処理を行う必要がある。すなわち上記のような原稿複写禁止情報を原稿に付与する方式は、機密原稿の複製を禁止するという目的からどうしても取り扱いが不便になるという課題があった。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、記録紙に付加されている情報記憶媒体(ICタグなど)の情報を読み取る機能を備え、原稿画像形成された記録紙の情報記憶媒体から読み取った複写制限情報に従って複写の可否を判断するとともに、新たな複写制限情報を、原稿画像を複写する新たな記録紙の情報記憶媒体に記録することにより、複写物の機密性を簡易かつ信頼性をもって管理することができるようにした複写装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、情報記憶媒体が付加された記録紙を使用し、記録紙に記録された原稿画像を読み取って原稿画像を他の記録紙に複写する複写装置であって、原稿画像が形成された記録紙の原稿画像を他の記録紙に複写する際、記録紙に付加された情報記憶媒体から情報を読み取る情報読み取り手段と、情報読み取り手段が読み取った情報に基づいて、原稿画像の複写許可を判別する複写許可判別手段と、複写許可判別手段が複写を許可したときに、原稿画像を複写する記録紙に付加された情報記憶媒体に対して、所定の条件下で複写を制限する複写制限情報を書き込む複写制限情報書き込み手段とを有し、複写制限情報書き込み手段は、複写した原稿画像を更に複写するときの記録紙の種類を制限する複写制限情報を、原稿画像を複写する記録紙に付加された情報記憶媒体に書き込み、記録紙の種類を制限する複写制限情報は、情報記憶媒体が付加された記録紙、裏面に他の情報が既に印刷されている裏紙、再生紙、または所定の厚み以下の薄紙のいずれかまたは複数のときにのみ複写を許可する情報であることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、複写制限情報書き込み手段が、複写した原稿画像を更に複写することを許可しない複写制限情報を、原稿画像を複写する記録紙に付加された情報記憶媒体に書き込むことを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、複写制限情報書き込み手段が、複写した原稿画像を更に複写するときの複写可能な枚数を制限する複写制限情報を、原稿画像を複写する記録紙に付加された情報記憶媒体に書き込むことを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1の技術手段において、複写制限情報書き込み手段が、原稿画像を複写した複写物からさらに他の複写物を作成する処理を1階層とするとき、原稿画像の複写を許可する階層数を制限する複写制限情報を、原稿画像を複写する記録紙に付加された情報記憶媒体に書き込むことを特徴としたものである。
の技術手段は、第1の技術手段において、複写制限情報書き込み手段が、複写した原稿画像を更に複写するときの複写装置の運転モードを制限する複写制限情報を、原稿画像を複写する記録紙に付加された情報記憶媒体に書き込むことを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、複写装置の運転モードを制限する情報が、テスト印刷モード及びトナー節約モードを含む特殊モードのときにのみ複写を許可する情報であることを特徴としたものである。
の技術手段は、第1の技術手段において、複写制限情報書き込み手段が、複写した原稿画像を更に複写するときに、原稿画像に個人情報が含まれるときに複写を許可しない複写制限情報を、原稿画像を複写する記録紙に付加された情報記憶媒体に書き込むことを特徴としたものである。
の技術手段は、第1の技術手段において、複写制限情報書き込み手段が、情報読み取り手段が読み取った情報に基づいて、複写した原稿画像を更に複写するときに、複写を許可する期間、または複写を許可する時刻を制限する複写制限情報を、原稿画像を複写する記録紙に付加された情報記憶媒体に書き込むことを特徴としたものである。
の技術手段は、第1の技術手段において、複写許可判別手段が、情報読み取り手段が読み取った情報に、複写した原稿画像を更に複写することを許可しない複写制限情報が含まれている場合、複写制限情報に従って複写した原稿画像の新たな複写を許可しないことを特徴としたものである。
第1の技術手段は、第1の技術手段において、複写許可判別手段が、情報読み取り手段が読み取った情報に、原稿画像を複写する枚数を制限する複写制限情報が含まれている場合、複写制限情報に従って複写を許可する枚数を制限することを特徴としたものである。
第1の技術手段は、第1の技術手段において、複写装置が、原稿画像を複写する用紙を給紙する給紙トレイと、給紙トレイに収容されている記録紙の種類を判別する記録紙判別手段とを有し、複写許可判別手段は、情報読み取り手段が読み取った情報に、原稿画像を複写するときの記録紙の種類を制限する複写制限情報が含まれている場合、記録紙判別手段の判別結果に従って、複写制限情報で制限された記録紙には複写を許可しないことを特徴としたものである。
第1の技術手段は、第1の技術手段において、複写許可判別手段が、情報読み取り手段が読み取った情報に、複写装置の運転モードを制限する複写制限情報が含まれている場合、複写制限情報に従って、許可されていない運転モード時には原稿画像の新たな複写を許可しないことを特徴としたものである。
第1の技術手段は、第1の技術手段において、原稿画像に個人情報が含まれているかどうかを判別する個人情報判別手段を有し、複写許可判別手段は、情報読み取り手段が読み取った情報に、原稿画像に個人情報が含まれるときに複写を許可しない複写制限情報が含まれている場合、複写制限情報に従って、個人情報判別手段により原稿画像に個人情報が含まれていると判断されたときには、原稿画像の新たな複写を許可しないことを特徴としたものである。
第1の技術手段は、第1の技術手段において、複写許可判別手段が、情報読み取り手段が読み取った情報に、複写を許可する期間、複写を許可する時刻を制限する複写制限情報が含まれている場合、複写制限情報に従って原稿画像の新たな複写を許可することを特徴としたものである。
第1の技術手段は、第1ないし第1のいずれか1の技術手段において、情報記憶媒体はICタグであり、複写装置は、ICタグに対する情報の書き込み/読み取りを可能とするインタフェースを備えることを特徴としたものである。
本発明によれば、記録紙に付加されている情報記憶媒体(ICタグなど)の情報を読み取る機能を備え、原稿画像形成された記録紙の情報記憶媒体から読み取った情報(複写可能枚数などの複写制限情報)に従って複写の可否を判断するとともに、新たな複写制限情報を、原稿画像を複写する新たな記録紙の情報記憶媒体に記録することにより、複写物の機密性を簡易かつ信頼性をもって管理することができるようにした複写装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る複写装置の概略構成例を示すブロック図で、図中、1は複写装置、20は電話回線網、30はLAN等で構成されたネットワーク、21は電話回線網20に接続されたファクシミリ装置、31,32はネットワーク30に接続された端末装置、33はインターネット、34はインターネットに接続されたファクシミリ装置、35はインターネットに接続された端末装置を示す。複写装置1は、ファクシミリ装置21,34との間でFAXによる画像データの送受信を可能とし、端末装置31,32,35との間で電子メール等を利用した画像データの送受信を可能とする。ここで、本発明の画像データは、画像データに限らず、文書データ、あるいは画像及び文書からなるデータを含むものとする。
尚、本実施形態の複写装置1としては、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能、及びプリンタ機能のいずれか複数の機能を備えたデジタル複合機を適用した場合を代表例とし、以下、デジタル複合機1として説明する。
図1において、デジタル複合機1は、原稿を読み取って画像データを入力する画像読み取り部(ICU:イメージコントロールユニット)2と、デジタル複合機1が備える各機能を制御する機器制御部3と、ユーザ入力を受け付ける操作部(OCU:オペレーションコントロールユニット)4と、LAN等のネットワーク30を介して端末装置31,32と通信し、インターネット33を介してファクシミリ装置34,端末装置35と通信する通信部5と、画像データの印刷処理を行うデータ処理手段である画像形成部(PCU:プロセスコントロールユニット)6と、画像データを記憶するためのハードディスク(HD)7と、デジタル複合機1の制御情報や設定情報などを記憶するメモリである管理部8と、HD7内の画像データを消去する消去手段9と、電話回線網20を介してファクシミリ装置21と通信するためのFAXモデム10と、を備えている。
また、デジタル複合機1は、デジタル複合機1に対して着脱可能に装着される第1給紙トレイ11と、第2給紙トレイ12と、排紙トレイ13とを備えている。後述の図2に示すように、第1給紙トレイ11には、情報記憶媒体であるICタグが付加されていない普通紙(以下、普通紙)がセットされ、第2給紙トレイ12には、ICタグが付加された用紙(以下、ICタグ付き記録紙)がセットされている。
以下、図1に示すデジタル複合機1の各部について詳細に説明する。まず、画像読み取り部(ICU)2は、原稿を読み取って画像データを入力する入力手段であり、例えば、画像読み取り手段としてのCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)2aと、原稿台や自動原稿送り装置(ADF)などにセットされた原稿を検知する原稿検知センサ2bと、原稿に付加されたICタグを検知してその情報を読み取るICタグインタフェース(ICタグI/F)2cとを備えている。ICタグインタフェース2cは、本発明の情報読み取り手段に該当する。
原稿に付加されているICタグは、RF(Radio Frequency)回路,制御回路,メモリを備えたRFIDの素子から構成され、各種データ等を格納可能な小型の記憶媒体である。このICタグは通常電源を備えていないため、ICタグI/F2cから送られてくる電波を受信して、電磁誘導などの方法で電力を発生させる。RF回路及びメモリは、各々制御回路に接続される。RF回路は、ICタグI/F2cからの電波を受信するためのアナログ回路であり、制御回路はRF回路を介して変調処理及び復調処理するなどのデータ処理を行うデジタル回路である。メモリには、原稿の複写を制限するための複写制限情報が記憶されている。
また、ICタグI/F2cは、原稿に付加されたICタグとの間で無線を介して通信を行うことができる。ICタグI/F2cは、送信信号に対する所定の変調処理を行う変調回路、変調された変調電波をICタグに送信する送信制御部、RF反応に応じてICタグから返信される複写制限情報を受信する受信制御部、受信した変調電波に対する所定の復調処理を行う復調回路、及びICタグとの通信を送信制御部及び受信制御部を介して行うためのアンテナとから構成されている。このようにして読み取られた複写制限情報に基づいて、原稿画像の複写の可否が判断される。
原稿画像の複写の可否の判断は、本発明の複写許可判別手段が実行する。この複写許可判別手段は、デジタル複合機1の各ユニットや要素を制御する機器制御部3によって、もしくは他の図示しない所定の制御手段によって実現される。
ICタグ書込手段14は、例えば第2給紙トレイ12から給紙されるICタグ付き記録紙に原稿画像を複写する際に、複写物に保持させるべき複写制限情報をそのICタグに書き込む。ICタグ書込手段14は、複写制限情報を記録紙のICタグに書き込む本発明の複写制限情報書き込み手段に該当する。
操作部(OCU)4は、各種入力キーなどを備えた入力部4aと、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)などの表示部4bとを備えており、デジタル複合機1に対して操作の入力や、各種設定の入力を行う。
また、上記の入力部4aには、デジタル複合機1を利用する利用者の認証情報を入力する認証情報入力手段を配置するようにしてもよい。利用者の認証情報の入力方法としては、例えば、利用者コードの直接入力、IDカードの情報読み取り入力、利用者の生体情報(指紋などの)読み取り入力など様々である。これらのいずれかの方法により、デジタル複合機1の利用者認証を行うことができるようにする。
画像形成部(PCU)6は、画像データを処理(出力)するデータ処理(出力)手段であり、ページメモリであるメモリ6aと、LSU(Laser Scanning Unit:レーザ走査ユニット)などの印字部6bと、第1給紙トレイ11と、第2給紙トレイ12と、排紙トレイ13と、ICタグI/F2cにより読み取った複写管理情報をICタグ付き記録紙42のICタグに書き込むICタグ書込手段14とを備えている。
上記の画像形成部6は、メモリ6aに一旦記憶された画像データをHD7に記憶し、また、HD7に記憶した画像データを復号してメモリ6aに送り、印字部6bに転送して印字出力する。
HD7は、入力された画像データを一時記憶するための記憶手段である。このHD7は、磁気記憶媒体を備えた記憶手段として構成することで、大量の画像データを蓄積して順次処理していくことが可能となり、複数のユーザからの指示を効率良く処理することができる。
課金装置I/F15は、デジタル複合機1での複写処理に対して課金するための課金装置(図3に示す)と接続するインタフェースである。機器制御部3は、例えば、コピー1枚あたり10円などとしてコピー枚数に応じて課金するように課金装置を制御する。課金装置としては、例えば、コイン式やカード(プリペイドカードなど)式のものを用いることができる。なお課金装置は、本デジタル複合機1の必須の要素ではなく、各種有償サービス用途等の目的で適宜接続される。
以下、デジタル複合機1によるコピー(複写)機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能の動作について説明する。
(コピー機能)
本実施形態に係るデジタル複合機1を複写機として利用する場合には、画像読み取り部2で読み取られた原稿の画像データが、画像形成部6から複写物として出力される。
画像読み取り部2には、CCD2aが備えられており、読み取り位置にセットされた原稿の画像を電子的に読み取ることができる。そして、読み取られた原稿の画像データは、メモリ6a上に出力データとして完成され、一旦HD7へ記憶される。原稿が複数ある場合は、この読み取り、記憶の動作が繰り返される。その後、操作部4から指示された処理モードに基づいて、HD7に記憶された画像データが適切なタイミングで順次読み出されてメモリ6aに送られる。そして、印字部6bへの書き込みタイミングに合わせて画像データがメモリ6aから印字部6bへと転送される。
また、読み取った画像データを複数枚印字する場合も、同様に出力データとしてページ単位でHD7へ記憶され、出力するモードに合わせてHD7からメモリ6aに送られ、出力枚数の分だけ繰り返し、印字部6bへの書き込みタイミングに合わせて印字部6bへ転送される。
(プリンタ機能)
次に、本実施形態に係るデジタル複合機1をプリンタとして利用する場合には、通信部5から受信した画像データがメモリ6aなどを介して画像形成部6から出力される。
通信部5は、有線あるいは無線を利用してネットワーク30と接続されており、ネットワーク30上に接続された外部機器である端末装置31,32から画像データを受信する。受信された画像データは、出力画像データとしてページ単位にメモリ6aに送られ、一旦HD7へ記憶される。そして、画像データは、再びHD7からメモリ6aに送られ、前述した複写機として利用する場合と同様にして印字部6bへと転送される。
(スキャナ機能)
本実施形態に係るデジタル複合機1をネットワークスキャナとして利用する場合には、画像読み取り部2において読み取られた原稿の画像データを、通信部5からネットワーク30を介して任意の端末装置31,32へ送信することができる。ここでも、画像読み取り部2に備えられたCCD2aにより原稿を電子的に読み取る。そして、読み取られた原稿の画像データは、メモリ6a上に出力データとして完成され、一旦HD7へ記憶される。そして、再びHD7からメモリ6aに送られ、操作部4を介して指示された送信先との通信を確立させた上で通信部5から目的の送信先へと送信される。
(ファクシミリ機能)
通信部5は、ネットワーク30,インターネット33を介してファクシミリ装置34と接続されている。またFAXモデム10は、電話回線網20を介してファクシミリ装置21と接続するようにしてもよい。本実施形態に係るデジタル複合機1をファクシミリ装置として利用する場合にも同様の動作が行われ、外部機器との間で画像データの送信及び受信が可能となる。
本実施形態に係るデジタル複合機1の各構成部は、機器制御部3により制御され、操作部4に設けられたタブレット,キー群などの入力部4aからの操作指示を監視すると共に、表示部4bを介してデジタル複合機1の状態に関する情報などのユーザに通知すべき情報を的確に案内表示する。また、管理部8には、機器制御部3により制御されている各構成部に関する情報が管理されており、これら情報をもとに、機器制御部3がデジタル複合機1全体の動作を制御する。
次に本発明に関わる複写制限情報について説明する。複写制限情報は、原稿画像が記録された記録紙に付加されている情報記憶媒体(本例ではICタグ)に記憶させる。そして原稿画像を複写しようとする場合、そのICタグに記憶された複写制限情報がデジタル複合機1のICタグI/F2cによって読み取られ、複写制限情報の内容が解析され、その内容に従って原稿画像の複写の可否が判断される。
またICタグから読み出された複写制限情報の内容に従って、原稿画像を複写するときに、その複写する記録紙に付加されたICタグに対して新たな複写制限情報を書き込んで保持させておく。これにより、原稿画像が複写された場合にも、その記録紙に付加されているICタグに複写制限情報が記録されているため、例えば機密情報等の原稿画像の無制限な複写を防止し、機密性を確保することができる。
まず以下に、原稿画像を複写する際に、原稿画像が形成された記録紙に付加されたICタグから複写制限情報を読み込んで、その複写の可否を判断する処理例について説明する。
上記複写制限情報としては、例えば、原稿画像を複写することを許可しない情報、複写可能な枚数を制限する情報、原稿画像の複写物を更に複写することを許可しない情報、記録紙の種類を制限する情報、複写装置の運転モードを制限する情報、原稿画像に個人情報が含まれるときに複写を許可しない情報、複写を許可する期間を制限する情報、もしくは複写を許可する時刻を制限する複写情報等が設定可能である。
例えば複写制限情報に、上記の原稿画像を複写することを許可しない情報が含まれている場合は、デジタル複合機1は、複写する記録紙の種類に関わらず、一切の複写を許可しない。
また、複写制限情報に、上記の複写可能な枚数を制限する情報が含まれる場合、その枚数の制限情報に従って所定枚数まで原稿の複写を許可する。複写可能な枚数を制限する場合、原稿画像が形成された記録紙のICタグには、複写可能回数を示す情報が記録される。そしてICタグI/F2cは、上記ICタグから複写制限情報を読み出して、複写可能回数情報から複写が可能であれば複写を許可する。このときに、ICタグI/F2cでは、原稿画像の複写が実行されるごとに、ICタグに記録されている複写可能な回数情報を更新して書き換えるようにする。これにより複写制限情報の複写可能回数を複写実行処理に応じて減らしていくようにすることができる。
上記のような複写枚数を制限するときに、複写する記録紙の種類をさらに制限しない場合には、例えば普通紙に複写した1枚の原稿画像を用いて、さらに新たな複写画像を無制限に作成することができてしまう。従って、複写枚数を制限する場合には、記録紙の種類をICタグ付き記録紙に限定し、複写物に対しても必ず複写制限情報を保持させることが合理的である。
また複写制限情報に、原稿画像の複写物を更に複写すること(いわゆる孫コピー)を許可しない情報が含まれる場合、その原稿画像の複写は許可されるが、その複写物を更に複写することは禁じられる。この場合も、原稿画像を複写する記録紙をICタグ付き記録紙に限定し、この記録紙のICタグに対して次の複写を禁止する複写制限情報を書き込むようにする。
このような複写物をさらに複写するときの制限情報は、上記のような孫コピーの例のみならず、例えば、原稿画像を元にして何階層まで(何代目まで)複写を許可するかどうかを原稿画像の段階で制限しておくこともできる。またこのときに、どの階層で(何代目で)何枚の複写を許可するかを制限するようにしてもよい。この場合も同様に、原稿画像を複写する記録紙をICタグ付き記録紙に限定し、その記録紙に対して次の何階層までの複写を許可するかどうかの情報を記録する。最終階層の記録紙では、以後の階層の複写を禁止する複写制限情報が記録される。
上記のような複写制限情報の書き込み処理例は後述して説明する。
複写制限情報に、上記の複写する記録紙の種類を制限する情報が含まれている場合、その制限情報に従って所定の種類の用紙のみに対して原稿画像の複写を許可する。
複写制限情報で複写を許可する記録紙の種類としては、まず上記のようなICタグ付き記録紙が設定可能である。ICタグ付き記録紙であれば、そのICタグに新たな複写制限情報を書き込むことができるため、原稿画像の無制限な複写を防止することができ、特定の範囲で機密性を確保することができる。
原稿画像を複写する記録紙がICタグ付き記録紙であるかどうかは、第2給紙トレイが選択されているかどうかにより判別する。このときに、さらに複写管理を徹底する目的で、各給紙トレイ11,12に対して、画像読み取り部のICタグI/F2cと同様の機能をもつ機構を付与し、選択されている給紙トレイに収容されている記録紙が、ICタグ付き記録紙であるかどうかを判別するようにしてもよい。
またこの他、複写を許可する記録紙の種類として、裏面に他の情報が既に印刷されている裏紙や、再生紙、あるいは所定の厚み以下の薄紙を設定することもできる。裏紙や再生紙、薄紙は、通常フォーマルな書類や重要書類の記録用として使用しないため、これらについては原稿画像の複写を許可するように設定することができる。
これらの場合も、給紙トレイに収容する記録紙の種類を予めデジタル複合機1に設定しておく。そして原稿画像が形成された記録紙から読み取った複写制限情報にこれらの記録紙の種類が許可されている場合、デジタル複合機1は、選択されている給紙トレイに設定されている記録紙の種類から、原稿画像の複写の許可を判断する。
またこのような場合にも、裏紙や再生紙であるかどうかを判別するセンサや、記録紙の厚さを検出するセンサ類を設けて、給紙トレイに収容されている記録紙が裏紙や再生紙、あるいは薄紙であることを確認するようにしてもよい。
さらに複写制限情報に、複写装置の運転モードを制限する情報が含まれている場合、デジタル複合機1は、複写制限情報で制限されていない運転モードで動作しているときにのみ、原稿画像の複写を許可する。
例えば、原稿画像の複写を許可する運転モードとして、テスト印刷モードやトナー節約モードなどの特殊モードを設定することができる。テスト印刷モード、あるいはトナー節約モードは予めデジタル複合機1の特殊画像形成モードとして設定されているもので、これらのモードのときは機密書類の複写に適さないため、原稿画像の複写を許可するように設定することができる。
さらに複写制限情報に、原稿画像に個人情報が含まれるときに複写を許可しない情報が含まれている場合、デジタル複合機1は、原稿画像に個人情報が含まれているかどうかを判別して、原稿画像に個人情報が含まれていれば、その原稿画像の複写を許可しないようにする。
この場合、例えばCCD2aで読み取った画像データに対して、パターン認識等の公知の手法を適用して解析し、個人情報として推定される情報が画像データに含まれているかどうかを判別する。個人情報は、例えば、郵便番号や電話番号、あるいはメールアドレスのような特定のフォームの情報として検出することができる。
さらに複写制限情報に、複写を許可する期間を制限する情報や、複写を許可する時刻を制限する複写情報等が含まれている場合、それらの制限情報に従って原稿画像の複写の許可が判断される。複写を許可する期間としては、例えば原稿画像作成から3ヶ月間は複写を許可しないような設定が可能である。また同様に複写を許可する時刻情報としては、一日の特定の時間帯を設定したり、特定の曜日の特定の時刻を設定したり、また特定の日付の特定の時刻を設定したりすることができる。デジタル複合機1におけるこれら期間の判別や時刻の判別は、デジタル複合機1が備えるカレンダー機能を利用して実行することができる。
次にICタグから読み出された複写制限情報の内容に従って、原稿画像を複写するときに、その複写する記録紙に付加されたICタグに対して新たな複写制限情報を書き込んで保持させておく処理例について説明する。
上記のように原稿画像を複写しようとするとき、上記のような原稿画像の記録紙に付加されたICタグから読み出された複写制限情報に従って複写の可否が判断される。そしてこのとき原稿画像の複写が許可されると、原稿画像を複写する記録紙に付加されたICタグに対して、新たな複写制限情報を書き込むようにする。
上記のように、複写制限情報に従って複写を許可する場合、記録紙の種類を制限することができる。そして普通紙に対する原稿画像の複写を許可すると、その原稿画像が複写された普通紙を用いることにより、さらに無制限に原稿画像を複写することができてしまう。従って、機密性を重視する原稿のような場合、原稿画像を複写する記録紙をICタグが付加された記録紙に制限し、そのICタグに新たな複写制限情報を保持させておくようすることが好適である。
原稿画像を複写する記録紙のICタグに保持させる複写制限情報は、その原稿画像のICタグから読み取った複写制限情報をそのまま用いてもよく、またその原稿画像の複写制限情報に基づいて新たな複写制限情報を生成するようにしてもよい。また原稿画像を複写する際に、操作部4に対するユーザ入力操作に従って新たな複写制限情報を生成し、原稿画像を複写する記録紙のICタグに書き込むようにしてもよい。生成された複写制限情報は、ICタグ書込手段14により、記録紙に付加されているICタグに書き込まれる。
これらの複写制限情報の内容は、原稿画像の複写制限情報に従って必然的に決定される場合もあり、またユーザ等が自由に設定できる場合もある。なおユーザ操作により複写制限情報を生成する場合は、ユーザの権限を認証するための公知の認証技術を適用して機密性を保持することが好ましい。
例えば、複写制限情報として、複写した原稿画像を更に複写することを許可しない情報を生成し、原稿画像を複写する記録紙に付加されたICタグに書き込むことができる。これにより、複写物をさらに複写することができなくなり、機密性が保たれる。
この場合、例えば上述のように、原稿画像のICタグに記憶された複写制限情報に、原稿画像の複写物を更に複写すること(いわゆる孫コピー)を許可しない情報が含まれている場合、デジタル複合機1は、これ以上の複写を禁止する複写制限情報を生成し、複写物のICタグに書き込むようにする。これにより、原稿画像に設定された複写制限情報が複写物に対して確実に反映されて保持される。
このような複写物をさらに複写するときの複写制限情報は、上記のような孫コピーの例のみならず、例えば、原稿画像を元にして何階層まで(何代目まで)複写を許可するかどうかを原稿画像の段階で制限しておくこともできる。このときに、デジタル複合機は複写元の原稿画像の複写制限情報に従って、新たな複写制限情報を生成して複写物のICタグに記憶させる処理を繰り返す。
また複写制限情報として、複写した原稿画像を更に複写するときの複写可能な枚数を制限する情報を生成し、原稿画像を複写する記録紙に付加されたICタグに書き込むようにすることができる。
また上記のように複数階層の下位まで複写を制限する場合、どの階層で(何代目で)何枚の複写を許可するかを制限する情報を複写制限情報として生成し、原稿画像を複写する記録紙に付加されたICタグに書き込むようにすることができる。
また複写制限情報として、複写した原稿画像を更に複写するときの記録紙の種類を制限する情報を生成し、原稿画像を複写する記録紙に付加されたICタグに書き込むようにすることができる。上述のように、複写制限情報により、ICタグが付加された記録紙に対して複写を許可するように設定することができる。ここではこの他、裏面に他の情報が既に印刷されている裏紙や、再生紙、あるいは所定の厚み以下の薄紙を、複写を許可する記録紙として設定することができる。
さらに複写制限情報として、複写した原稿画像を更に複写するときの複写装置の運転モードを制限する情報を生成し、原稿画像を複写する記録紙に付加されたICタグに書き込むことができる。この複写制限情報により、所定の運転モードで動作しているときにのみ原稿画像の複写が許可される。
ここでは原稿画像の複写を許可する運転モードとして、テスト印刷モードやトナー節約モードなどの特殊モードを設定することができる。
さらに複写制限情報として、原稿画像に個人情報が含まれるときに複写を許可しない情報を生成し、原稿画像を複写する記録紙に付加されたICタグに書き込むようにすることができる。個人情報は、例えば、郵便番号や電話番号、あるいはメールアドレスのような特定のフォームの情報として検出することができる。本例の複写制限情報は、このような個人情報を検出して、その検出結果に応じて複写の可否を判断することを指示する情報である。
さらに複写制限情報として、複写を許可する期間や、複写を許可する時刻を制限する情報を生成し、原稿画像を複写する記録紙に付加されたICタグに書き込むようにすることができる。複写を許可する期間としては、例えば原稿画像作成から3ヶ月間は複写を許可しないような設定が可能である。また同様に複写を許可する時刻情報としては、一日の特定の時間帯を設定したり、特定の曜日の特定の時刻を設定したり、また特定の日付の特定の時刻を設定したりすることができる。複写機におけるこれら期間の判別や時刻の判別は、複写機が備えるカレンダー機能を利用して実行することができる。
図2は、原稿に付加されたICタグの複写制限情報を読み取って複写を実行するときの処理例を説明するための図である。なお、本例では図1に示したデジタル複合機1の構成に基づいて説明する。
デジタル複合機1の第1給紙トレイ11には、ICタグが付加されていない普通紙44がセットされ、第2給紙トレイ12には、ICタグが付加されたICタグ付き記録紙42がセットされているものとする。
画像読み取り部2のICタグI/F2cは、所定の読取位置にセットされた原稿に対して電波を送信し、この送信電波に応答して、原稿からの返信電波を受信した場合、セットされた原稿がICタグ付き原稿(ICタグが付加された記録紙に記録された原稿)41であるものと判定する。一方、返信電波を受信しない場合、セットされた原稿がICタグ無し原稿43であると判定する。
所定の読取位置にセットされた原稿がICタグ付き原稿41であると判定した場合、CCD2aによってICタグ付き原稿41の画像を読み取り、さらにICタグI/F2cによってICタグ付き原稿41のICタグ41aに記憶されている複写制限情報を読み取る。ICタグI/F2cは、ICタグ41aで読み取られた複写制限情報を機器制御部3に転送し、機器制御部3にて複写制限情報に基づく複写の可否を判別する。
ICタグ付き原稿41が所定の読取位置にセットされ、原稿画像と複写管理情報が読み取られると、普通紙44がセットされた第1給紙トレイ11、またはICタグ付き記録紙42がセットされた第2給紙トレイ12のいずれかが選択される。
ここでICタグ付き原稿41に含まれる複写制限情報に記録紙の種類が制限されているときは、その制限に従って給紙トレイが選択される。
ICタグ付き原稿41に形成されている原稿画像が機密性を有しているときなどの場合、普通紙44に対する複写を許可してしまうと、その普通紙44の複写画像から無制限に複写が行われてしまうため、このような場合には、ICタグ付き原稿41の複写制限情報として、ICタグ付き記録紙42のみを許可する情報を記録しておく。
また、第1給紙トレイ11及び第2給紙トレイ12に、裏面に他の情報が既に印刷されている裏紙、または再生紙、または所定の厚み以下の薄紙が収容されている場合で、ICタグ付き原稿41の複写制限情報でこれらの記録紙への複写が許可されている場合は、デジタル複合機1に対するこれら記録紙の種類の設定情報を使用して、該当する給紙トレイを選択する。
第2給紙トレイ12にICタグ付き記録紙42が収容され、ICタグ付き原稿41のICタグに記録された複写制限情報に従って第1給紙トレイ11が選択された場合、印字部6bは、CCD2aで読み取った画像データをICタグ付き記録紙42に印刷する。そして機器制御部3(または他の所定の制御手段)では、複写物に対する新たな複写制限情報を生成し、ICタグ書込手段14によってICタグ付き記録紙42のICタグ42aにその複写制限情報を書き込ませる。
またICタグ付き原稿41の複写制限情報で記録紙の種類を制限していない場合、機器制御部3は、該当する給紙トレイが一つしかない場合には、その給紙トレイを選択し、また該当する給紙トレイが複数ある場合は、他の印刷設定条件(用紙の大きさ等)やユーザによるトレイ選択操作に応じて給紙トレイを選択する。そして印字部6bでは、選択した給紙トレイの記録紙に対して、CCD2aで読み取った画像データを印刷する。
また裏紙・再生紙・薄紙45等のICタグが付加されていない記録紙を指定している場合にも同様に、印字部6bは、選択した給紙トレイの記録紙に対して、CCD2aで読み取った画像データを印刷する。
またICタグI/F2cにより、所定の読取位置にセットされた原稿がICタグ無し原稿43であると判定された場合、機器制御部3は、普通紙44がセットされた第1給紙トレイ11を選択するように制御し、印字部6bは、普通紙44に対して画像記録を行う。
このときに、ICタグ無し原稿43の原稿画像を使用して、複写制限情報により機密性を付与した新たな原稿を作成する場合、その作成権限を有するユーザ操作に応じてICタグ付き記録紙42を選択し、そのICタグ42aに記憶させる新たな複写制限情報を生成して、ICタグ書込手段14によってICタグ付き記録紙42のICタグ42aにその複写制限情報を書き込ませることができる。
以上、複写管理情報を記憶する情報記憶媒体としてICタグを中心に説明したが、ICタグの変わりにバーコードあるいは2次元コードなどを利用して複写管理情報をコード化して記憶するようにしてもよい。この場合、デジタル複合機1は、これらコード情報を読み書きするためのリーダ/ライタ手段を備えるようにすればよい。
図3は、デジタル複合機1と課金装置とが接続されたシステムの構成例を示す図である。デジタル複合機1は、デジタル複合機1での複写処理に対して課金するための課金装置50と接続されている。課金装置50は、課金情報を表示するための表示部51と、ユーザ操作を入力するための操作パネル52と、コインあるいはプリペイドカードを投入する投入部53と、制御プログラム等を格納するROM54と、課金装置50全体を制御するCPU55と、制御プログラムの実行領域であるメモリ56と、デジタル複合機1と接続するためのI/F57と、を備えている。
デジタル複合機1のI/F15は、課金装置50のI/F57と接続され、デジタル複合機1の機器制御部3によって課金装置50における課金処理を制御する。ICタグ41aには、上述のような複写制限情報に加えて、デジタル複合機1における原稿画像の複写に対する課金を管理するための課金管理情報を記憶させておくことができる。
そして機器制御部3は、この課金管理情報に従って、デジタル複合機1における原稿画像の複写に対して課金するように課金装置50を制御する。
例えば、課金管理情報は、A4白黒コピー1枚あたり10円であることを示す情報であり、ユーザは、課金装置50の投入部53から200円を予め投入しておく。
例えばデジタル複合機1は、ユーザ操作に従って、ICタグ付き原稿41からICタグ付き記録紙42へのコピーを実行し、A4白黒コピー10枚を作成する。このときのコピー代金は、ICタグ41aの課金管理情報から、コピー枚数10枚×10円/枚=100円と算出される。そして機器制御部3は、この100円分を差し引くように課金装置50に指示する。課金装置50は、機器制御部3からの指示に従って、投入金額である“200円”から“100円”を差し引き、残りを返金する処理を行う。
また、上記課金管理情報は、コピーされた枚数や、コピーの種類(カラー、白黒など)、用紙サイズ(A4、B4など)などに応じてコピー代金を変化させるようにしてもよい。
そしてICタグ付き原稿41からICタグ付き記録紙42にコピーを実行する際に、ICタグ付き原稿41のICタグ41aに記録されていた課金管理情報を、ICタグ付き記録紙42のICタグ42aに記録させておく。これにより、ICタグ付き記録紙42に複写された原稿画像を用いて、さらに複写物を生成する場合、課金管理情報を使用して課金管理を行うことができる。
図4は、本発明のデジタル複合機1におけるICタグの読み取り/書き込み処理の一例を説明するためのフロー図である。まず、デジタル複合機1は、所定の読取位置に原稿がセットされたことを確認し(ステップS1)、セットされた原稿からRF反応が検出されたかどうか、すなわちICタグの有無を判定する(ステップS2)。ここでRF反応有り、すなわちICタグ有りと判定した場合(YESの場合)、ICタグ付き原稿のICタグからICタグデータ(複写制限情報等)を読み取る(ステップS3)。そして読み取りが“OK”かどうかを判定し(ステップS4)、読み取り“OK”の場合(YESの場合)、ICタグデータの複写物への書き込みが必要かどうかを判断する(ステップS5)。
次に、上記ステップS5において、ICタグのデータの書き込みが必要と判断した場合(YESの場合)、ICタグ付き記録紙42が第2給紙トレイ12にセットされているかどうかを判断する(ステップS6)。そしてICタグ付き記録紙42が第2給紙トレイ12にセットされている場合(YESの場合)、原稿画像を読み取り(ステップS7)、ICタグ付き記録紙42を第2給紙トレイ12から供給させる(ステップS8)。
次いでステップS7で読み取った原稿画像をICタグ付き記録紙42の記録面に記録する(ステップS9)。そしてステップS3で読み取ったICタグデータに基づいて生成した、もしくは新たに生成したICタグデータ(複写制限情報等)をICタグ付き記録紙42のICタグ42aに書き込んで(ステップS10)、その記録紙42を排紙トレイ13に排出する(ステップS11)。
また、上記ステップS2において、RF反応無し、すなわちICタグ無しと判定した場合(NOの場合)、ICタグ無し原稿の画像を読み取って(ステップS12)、普通紙44を第1給紙トレイ11から供給する(ステップS13)。そしてステップS12で読み取った原稿画像を普通紙44に記録し(ステップS14)、ステップS11に移行して、普通紙を排紙トレイ13に排出する。なお、複写制限情報で普通紙以外の記録紙への複写が許可され、普通紙以外の給紙トレイが選択されている場合には、上記ステップS13で普通紙ではなく選択された給紙トレイの記録紙が供給される。
上記ステップS4において、ICタグデータの読み取りが“OK”でない場合(NOの場合)、読み取りエラーを表示して(ステップS15)、終了する。
また、上記ステップS6において、ICタグ付き記録紙42が第2給紙トレイ12にセットされていない場合(NOの場合)、ICタグ付き記録紙42が必要なことを通知し(ステップS16)、ステップS6に戻り処理を繰り返す。
本発明の一実施形態に係る複写装置の概略構成例を示すブロック図である。 原稿に付加されたICタグの情報を読み取って、ICタグ付き記録紙のICタグに書き込む処理を説明するための図である。 デジタル複合機と課金装置とが接続されたシステムの構成例を示す図である。 本発明のデジタル複合機におけるICタグの読み取り/書き込み処理の一例を説明するためのフロー図である。
符号の説明
1…複写装置(デジタル複合機)、2…画像読み取り部、2a…CCD、2b…原稿検知センサ、2c…ICタグI/F、3…機器制御部、4…操作部、4a…入力部、4b…表示部、5…通信部、6…画像形成部、6a…メモリ、6b…印字部(LSU)、7…ハードディスク(HD)、8…管理部、9…消去手段、10…FAXモデム、11…第1給紙トレイ、12…第2給紙トレイ、13…排紙トレイ、14…ICタグ書込手段、15…課金装置I/F、20…電話回線網、21,34…ファクシミリ装置、30…ネットワーク、31,32,35…端末装置、33…インターネット、41…ICタグ付き原稿、42…ICタグ付き記録紙、41a,42a…ICタグ、43…ICタグ無し原稿、44…普通紙、45…裏紙・再生紙・薄紙、50…課金装置、51…表示部、52…操作パネル、53…投入部、54…ROM、55…CPU、56…メモリ、57…I/F。

Claims (15)

  1. 情報記憶媒体が付加された記録紙を使用し、該記録紙に記録された原稿画像を読み取って該原稿画像を他の記録紙に複写する複写装置であって、
    原稿画像が形成された記録紙の原稿画像を他の記録紙に複写する際、前記記録紙に付加された情報記憶媒体から情報を読み取る情報読み取り手段と、
    該情報読み取り手段が読み取った情報に基づいて、前記原稿画像の複写許可を判別する複写許可判別手段と、
    該複写許可判別手段が複写を許可したときに、原稿画像を複写する記録紙に付加された情報記憶媒体に対して、所定の条件下で複写を制限する複写制限情報を書き込む複写制限情報書き込み手段とを有し、
    該複写制限情報書き込み手段は、複写した原稿画像を更に複写するときの記録紙の種類を制限する複写制限情報を、原稿画像を複写する記録紙に付加された情報記憶媒体に書き込み、
    前記記録紙の種類を制限する複写制限情報は、情報記憶媒体が付加された記録紙、裏面に他の情報が既に印刷されている裏紙、再生紙、または所定の厚み以下の薄紙のいずれかまたは複数のときにのみ複写を許可する情報であることを特徴とする複写装置。
  2. 請求項1に記載の複写装置において、前記複写制限情報書き込み手段は、複写した原稿画像を更に複写することを許可しない複写制限情報を、原稿画像を複写する記録紙に付加された情報記憶媒体に書き込むことを特徴とする複写装置。
  3. 請求項1に記載の複写装置において、前記複写制限情報書き込み手段は、複写した原稿画像を更に複写するときの複写可能な枚数を制限する複写制限情報を、原稿画像を複写する記録紙に付加された情報記憶媒体に書き込むことを特徴とする複写装置。
  4. 請求項1に記載の複写装置において、前記複写制限情報書き込み手段は、原稿画像を複写した複写物からさらに他の複写物を作成する処理を1階層とするとき、原稿画像の複写を許可する階層数を制限する複写制限情報を、原稿画像を複写する記録紙に付加された情報記憶媒体に書き込むことを特徴とする複写装置。
  5. 請求項1に記載の複写装置において、前記複写制限情報書き込み手段は、複写した原稿画像を更に複写するときの複写装置の運転モードを制限する複写制限情報を、原稿画像を複写する記録紙に付加された情報記憶媒体に書き込むことを特徴とする複写装置。
  6. 請求項に記載の複写装置において、前記複写装置の運転モードを制限する情報は、テスト印刷モード及びトナー節約モードを含む特殊モードのときにのみ複写を許可する情報であることを特徴とする複写装置。
  7. 請求項1に記載の複写装置において、前記複写制限情報書き込み手段は、複写した原稿画像を更に複写するときに、原稿画像に個人情報が含まれるときに複写を許可しない複写制限情報を、原稿画像を複写する記録紙に付加された情報記憶媒体に書き込むことを特徴とする複写装置。
  8. 請求項1に記載の複写装置において、前記複写制限情報書き込み手段は、前記情報読み取り手段が読み取った情報に基づいて、複写した原稿画像を更に複写するときに、該複写を許可する期間、または該複写を許可する時刻を制限する複写制限情報を、原稿画像を複写する記録紙に付加された情報記憶媒体に書き込むことを特徴とする複写装置。
  9. 請求項1に記載の複写装置において、前記複写許可判別手段は、前記情報読み取り手段が読み取った情報に、複写した原稿画像を更に複写することを許可しない複写制限情報が含まれている場合、該複写制限情報に従って複写した原稿画像の新たな複写を許可しないことを特徴とする複写装置。
  10. 請求項1に記載の複写装置において、前記複写許可判別手段は、前記情報読み取り手段が読み取った情報に、原稿画像を複写する枚数を制限する複写制限情報が含まれている場合、該複写制限情報に従って複写を許可する枚数を制限することを特徴とする複写装置。
  11. 請求項1に記載の複写装置において、該複写装置は、原稿画像を複写する用紙を給紙する給紙トレイと、該給紙トレイに収容されている記録紙の種類を判別する記録紙判別手段とを有し、前記複写許可判別手段は、前記情報読み取り手段が読み取った情報に、原稿画像を複写するときの記録紙の種類を制限する複写制限情報が含まれている場合、前記記録紙判別手段の判別結果に従って、該複写制限情報で制限された記録紙には複写を許可しないことを特徴とする複写装置。
  12. 請求項1に記載の複写装置において、前記複写許可判別手段は、前記情報読み取り手段が読み取った情報に、複写装置の運転モードを制限する複写制限情報が含まれている場合、該複写制限情報に従って、許可されていない運転モード時には原稿画像の新たな複写を許可しないことを特徴とする複写装置。
  13. 請求項1に記載の複写装置において、原稿画像に個人情報が含まれているかどうかを判別する個人情報判別手段を有し、前記複写許可判別手段は、前記情報読み取り手段が読み取った情報に、原稿画像に個人情報が含まれるときに複写を許可しない複写制限情報が含まれている場合、該複写制限情報に従って、前記個人情報判別手段により原稿画像に個人情報が含まれていると判断されたときには、原稿画像の新たな複写を許可しないことを特徴とする複写装置。
  14. 請求項1に記載の複写装置において、前記複写許可判別手段は、前記情報読み取り手段が読み取った情報に、複写を許可する期間、該複写を許可する時刻を制限する複写制限情報が含まれている場合、該複写制限情報に従って原稿画像の新たな複写を許可することを特徴とする複写装置。
  15. 請求項1ないし1のいずれか1に記載の複写装置において、前記情報記憶媒体はICタグであり、前記複写装置は、ICタグに対する情報の書き込み/読み取りを可能とするインタフェースを備えることを特徴とする複写装置。
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