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JP4387256B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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JP4387256B2
JP4387256B2 JP2004196244A JP2004196244A JP4387256B2 JP 4387256 B2 JP4387256 B2 JP 4387256B2 JP 2004196244 A JP2004196244 A JP 2004196244A JP 2004196244 A JP2004196244 A JP 2004196244A JP 4387256 B2 JP4387256 B2 JP 4387256B2
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Description

本発明は、冗長による不良の救済が可能にされた半導体記憶装置に関し、例えばフラッシュメモリなどの電気的に書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置に適用して有効な技術に関する。
SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリ更にはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリにおいて、メモリアレイに冗長を設けてメモリセルやビット線などの不良を救済することが行われている。この不良救済には、不良のメモリセルやビット線に対応する不良アドレスを記憶させ、外部から供給されるアクセスアドレスによりアクセスをする対象となるメモリセルやビット線の中に不良アドレスにより示される不良のメモリセルやビット線が含まれているか否かの判別(以下、不良アドレス判定)を行い、アクセス対象のメモリセルやビット線の中に不良のメモリセルやビット線が含まれているときは当該不良のメモリセルやビット線に代えて、救済アドレスに対応する冗長メモリセルをアクセス可能にする。特許文献1には不良救済の為の冗長を持つ不揮発性メモリについて記載され、特に不良アドレスを不揮発性メモリのメモリセルに格納しておき、パワーオンで救済アドレスをラッチに読み出して利用することが示されている。
特開2004−55100号公報
しかしながら、不良アドレス判定を外部からアクセスアドレスが供給される度に毎回判断する手法では、その判定動作に少なから時間を要し、アクセスの高速化を阻む要因になる。
本発明の目的は、不良アドレス判定を毎回行わずに済み、アクセスの高速化に資することができる半導体記憶装置を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
〔1〕半導体記憶装置は、メモリアレイと、前記メモリアレイとの間でデータの入出力を行うデータレジスタと、制御回路(6,7,12,14,16,18)とを有する。前記制御回路は、データの読出し指示に応答して、前記メモリアレイから前記データレジスタに複数のデータを転送した後に、前記データレジスタに転送された複数のデータの中から救済データを取り出し、取り出した救済データによって前記データレジスタ上の対応する不良アドレスのデータを書き換える処理を行って、前記データレジスタのデータを外部に出力可能にする。
上記手段により読み出しに際してメモリアレイからデータが転送されたデータレジスタ上で不良データを救済データに置換えるときは、救済データを取り出し、不良データのアドレスを指定して、不良データを救済データで書換えればよい。したがって、リードアクセスアドレスについての不良アドレス判定を、外部からアクセスアドレスが供給される度に毎回判断することを要しない。
データの書込みに際して前記制御回路は更に、データの書き込み指示に応答して、複数の書き込みデータを前記データレジスタに転送した後に、前記データレジスタに転送された複数のデータの中から不良アドレスのデータを取り出し、取り出した不良アドレスのデータによって対応する救済アドレスのデータを書き換える処理を行って、前記データレジスタの複数のデータを前記メモリアレイに書き込み可能にする。
上記手段により書込みデータが転送されたデータレジスタ上で不良アドレスのデータを救済アドレスに移すときは、不良アドレスのデータを取り出し、これを救済アドレスに移動すればよい。したがって、ライトアクセスアドレスについての不良アドレス判定を、外部からアクセスアドレスが供給される度に毎回判断することを要しない。
本発明の具体的な形態では、前記メモリアレイのメモリセルは電気的に書き換え可能な不揮発性メモリセルであり、前記データレジスタは複数のスタティックメモリセルを記憶領域に備える。
このとき、前記メモリアレイは複数の救済アドレスが割り当てられ不良アドレスのデータを格納する救済領域と、前記救済領域による救済の対象になる被救済領域とを有し、前記制御回路は、前記被救済領域における複数の不良アドレスを格納可能な不揮発性レジスタを有する。また、前記制御回路は、前記救済アドレスを指定するアドレス信号に含まれる一部の複数ビットを前記不揮発性レジスタの記憶領域を指定する信号として利用する。不良アドレスの読み出しと、その不良アドレスの不良データを救済するのに用いられる救済領域の救済アドレスによる指定とを世呪医に対応させることができる。
〔2〕半導体記憶装置はメモリアレイと、前記メモリアレイとの間でデータの入出力を行うデータレジスタと、制御回路とを有する。前記メモリアレイは複数のデータ格納単位を有し、データ格納単位毎に被救済領域と救済領域を有する。読み出し動作に着目すると、前記制御回路は、データの読出し指示に応答して、前記メモリアレイから前記データレジスタにデータ格納単位のデータを転送した後に、前記データレジスタ上で前記被救済領域の不良データを対応する救済領域の救済データに置き換える処理を行って、前記データレジスタのデータを外部に出力可能にする。
上記手段により読み出しに際してメモリアレイからデータが転送されたデータレジスタ上で不良データを救済データに置換えるときは、救済データを取り出し、不良データのアドレスを指定して、不良データを救済データで書換えればよい。したがって、リードアクセスアドレスについての不良アドレス判定を、外部からアクセスアドレスが供給される度に毎回判断することを要しない。
書込み動作に着目すると、前記制御回路は、データの書き込み指示に応答して、前記データ格納単位分の書き込みデータを前記データレジスタに格納した後に、データレジスタ上で前記救済領域のデータを対応する被救済領域のデータに置き換える処理を行って、データレジスタのデータをメモリアレイに書き込み可能にする。
上記手段により書込みデータが転送されたデータレジスタ上で不良アドレスのデータを救済アドレスに移すときは、不良アドレスのデータを取り出し、これを救済アドレスに移動すればよい。したがって、ライトアクセスアドレスについての不良アドレス判定を、外部からアクセスアドレスが供給される度に毎回判断することを要しない。
本発明の具体的な形態では、前記メモリアレイは選択端子がワード線に、データ入出力端子がビット線に接続された複数個のメモリセルを有し、ワード線単位のメモリセルによる記憶領域を前記データ格納単位とする。このとき、前記レジスタは前記データ格納単位と同じ記憶容量の記憶領域を有する。
本発明の別の具体的な形態では、前記制御回路は、前記救済領域による救済の対象とされる被救済領域の複数のアドレスを不良アドレスとして格納する不揮発性レジスタを有する。このとき、前記制御回路は、前記不揮発性レジスタが保有す特定の値を救済無しと判別し、救済無しのときは前記置き換える処理を抑止する。救済ネーブルか否かを示す制御情報を別に持たなくてもよい。
本発明の更に具体的な形態では、前記メモリアレイのメモリセルは電気的に書き換え可能な不揮発性メモリセルであり、前記データレジスタの記憶領域はスタティックメモリセルを備える。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、不良を救済するために不良アドレスとアクセスアドレスの不良アドレス判定を毎回行わずに済む。アクセスの高速化に資することができる。
《フラッシュメモリの全体的構成》
図1には半導体記憶装置としてフラッシュメモリが例示される。フラッシュメモリ1は単結晶シリコンなどの1個の半導体基板に形成される。
フラッシュメモリ1は特に制限されないが、4個のメモリバンク(Bank)BNK0〜BNK3を有する。夫々のメモリバンク(Bank)BNK0〜BNK3は相互に同じ構成を有し、並列動作可能にされる。図では代表的にメモリバンクBNK0の構成が詳細に例示される。メモリバンクBNK0〜BNK3は、フラッシュメモリアレイ(ARY)3、Xデコーダ(XDEC)4、データレジスタ(DRG)5、データコントロール回路(DCNT)6_R,6_L、Yアドレスコントロール回路(YACNT)7_R,7_Lを有する。
前記メモリアレイ3はマトリクス配置された電気的に消去及び書込み可能な不揮発性メモリセル(図示せず)を有する。不揮発性メモリセル20は、特に図示はしないが、フローティングゲートに絶縁膜を介してコントロールゲートを重ねたスタックドゲート構造、或いは選択トランジスタとシリコン窒化膜を有する記憶トランジスタとを直列配置したスプリットゲート構造など適宜のメモリセル構造を採用可能である。例えばスタックドゲート構造の不揮発性メモリセルの場合、コントロールゲートはワード線に、ドレインはビット線に、ソースはソース線に接続される。スタックドゲート構造の不揮発性メモリセルに対する消去処理は、特に制限されないが、消去バイアスとしてコントロールゲートに正の高電圧を印加しフローティングゲートの電子を放出させることで閾値電圧を低くする処理とされる。スタックドゲート構造の不揮発性メモリセルに対する書込み処理は、特に制限されないが、書込みバイアスとしてドレインに負の高電圧を印加しフローティングゲートに電子を注入することで閾値電圧を高くする処理とされる。読出し処理は、所定の読出し判定レベルをワード線選択レベルとしてメモリセルトランジスタを選択してビット線に流れる電流変化若しくはビット線に現れる電圧レベル変化によって記憶情報を検出可能にする処理とされる。前記ビット線には図示を省略するセンスラッチ回路の一方の入出力ノードに接続される。センスラッチ回路は読み出し処理によりビット線に読み出された記憶情報のラッチ、書込み処理におけるビット線ドライブなどに利用される。センスラッチ回路の他方の入出力ノードは複数ビット単位でセレクタを介して複数のメインアンプの入出力ノードに接続される。尚、1個の不揮発性メモリセルによる情報記憶は1ビットの2値であっても2ビット以上の多値であってもよい。例えば2ビットの場合には、特に制限されないが、ビット線に接続するデータレジスタを更に設け、読み出し判定レベルを変えてメモリセルから数回に分けて読み出した前後の結果をセンスラッチとデータレジスタに別々に保持しながら2ビットの記憶データを判定して読み出し処理を行ない、また、2ビットの書込みデータをセンスラッチとデータレジスタに別々に保持しながら2ビットの値に応ずる閾値電圧を設定するように書込み処理を行なう。
フラッシュメモリアレイ3はメインエリアMARYと冗長エリアRARYに分けられる。冗長エリアRARYはメインエリアMARYの不良アドレスの救済に用いられる。後述するように、この救済はカラム救済、要するにYアドレス救済とされる。メインエリアMARYは左右に分けられ(MARY_R、MARY_L)、例えば夫々のメインエリアMARY_R、MARY_Lは、1024+32バイト(Byte)の記憶容量を65536ページ(page)分備える。冗長エリアRARYも左右に分けられ(RARY_R、RARY_L)、例えば夫々の冗長エリアRARY_R、RARY_Lは、4バイト(Byte)の記憶容量を65536ページ分備える。ここでは1024+32+4バイトをデータ格納単位(1ページ)とし、前記データ格納単位において夫々の冗長エリアRARY_R、RARY_Lに対応する4バイトが救済領域、前記データ格納単位において夫々のメインエリアMARY_R、MARY_Lに対応する1024+32バイトが被救済領域とされる。左側のメインエリアとMARY_Lと冗長エリアRARY_Lには奇数ページが割り当てられ、右側のメインエリアとMARY_Rと冗長エリアRARY_Rには偶数ページが割り当てられる。Xデコーダはフラッシュメモリアレイのアクセスアドレスとしてのページアドレスをデコードし、特に制限されないが、×8ビットの入出力モードではページ単位でメモリセルの選択を行なう。×16ビットの入出力モードでは偶数ページアドレス毎に2ページ単位でメモリセルの選択を行なう。
データレジスタ5はスタティックメモリアレイを有し、スタティックメモリアレイはメインエリアMDRGと冗長エリアRDRGに分けられる。冗長エリアRDRGはメインエリアMDRGの不良アドレスのデータ格納に救済に用いられる。メインエリアMDRGは左右に分けられ(MDRG_R、MDRG_L)、例えば夫々のメインエリアMDRG_R、MDRG_Lは、1024+32バイト(Byte)の記憶容量を備える。冗長エリアRDRGも左右に分けられ(RDRG_R、RDRG_L)、例えば夫々の冗長エリアRDRG_R、RDRG_Lは、4バイト(Byte)の記憶容量を備える。前記エリアMDRG_R及びRDRG_Rと、前記エリアMDRG_L及びRDRG_Lとは夫々前記データ格納単位としての1ページ分の記憶容量を持つことになる。前記エリアMDRG_R及びRDRG_Rを備えたデータレジスタを便宜上データレジスタ5_R、前記エリアMDRG_L及びRDRG_Lを備えたデータレジスタを便宜上データレジスタ5_Lと称する。
前記フラッシュメモリアレイ3とデータレジスタ5はデータの入出力を行なう。例えばフラッシュメモリアレイ3に設けられている前記セレクタが32ビット単位でセンスラッチ回路の他方の入出力ノードを前記メインアンプの入出力ノードに接続するとき、前記セレクタの選択は内部クロックにより順次自動的に切り換えられ、メモリアレイ3とデータレジスタ5_L,5_Rとの間で1ページ分のデータの転送が可能にされる。
前記データレジスタ5_L,5_Rは例えばSRAMによって構成される。ここでは前記エリアMDRG_R及びRDRG_Rと、前記エリアMDRG_L及びRDRG_Lとは夫々別々のSRAMによって構成される。前記データコントロール回路6_R(6_L)はデータレジスタ5_R(5_L)へのデータの入出力を制御する。Yアドレスコントロール回路7_R(7_L)はデータレジスタ5_R(5_L)に対するアドレス制御を行なう。特に、その詳細は後述するが、Yアドレスコントロール回路7_R(7_L)はデータの読み出し指示に応答する場合にはデータレジスタ5_R(5_L)上で不良アドレスのデータを救済データに置換え、データ書込みの指示に応答する場合にはデータレジスタ5_R(5_L)上で救済アドレスのデータを不良アドレスのデータに置換えるためのアドレス制御等を行なう。
外部入出力端子I/O1〜I/O16は、アドレス入力端子、データ入力端子、データ出力端子、コマンド入力端子に兼用され、マルチプレクサ(MPX)10に接続される。外部入出力端子I/O1〜I/O16に入力されたページアドレスはマルチプレクサ10からページアドレスバッファ(PABUF)11に入力され、Yアドレス(カラムアドレス)はマルチプレクサ10からYアドレスカウンタ(YACUNT)12にプリセットされる。外部入出力端子I/O1〜I/O16に入力された書込みデータはマルチプレクサ4からデータ入力バッファ(DIBUF)13に供給される。データ入力バッファ13に供給された書込みデータは入力データコントロール回路(IDCNT)14を介して前記データコントロール回路6_L,6_Rに入力される。外部入出力端子I/O1〜I/O16からのデータ入出力は×8ビット又は×16ビットが選択される。×16ビット入出力が選択されている場合には入力データコントロール回路14は前記データコントロール回路6_R及び6_Lに合わせて16ビットの書込みデータを並列に与える。×8ビット入出力が選択されている場合には入力データコントロール回路14は、奇数ページの場合には前記データコントロール回路6_Lに8ビットの書込みデータを与え、偶数ページの場合には前記データコントロール回路6_Rに8ビットの書込みデータを与える。データコントロール回路6_Rと6_Lから出力されるリードデータはデータ出力バッファ(DOBUF)15を介してマルチプレクサ10供給されて外部入出力端子I/O1〜I/O16か出力される。
外部入出力端子I/O1〜I/O16に供給されたコマンドコードとアドレス信号の一部はマルチプレクサ10から内部コントロール回路(OPCNT)16に供給される。
前記ページアドレスバッファ11に供給されたページアドレスはXデコーダ4でデコードされ、そのデコード結果にしたがってメモリアレイ5からワード線を選択する。前記ページアドレスバッファ11に供給されたYアドレスがプリセットされるYアドレスカウンタ12は、特に制限されないが、12ビットのカウンタとされ、プリセット値を起点にアドレスカウントを行なって、Yアドレスコントロール回路7_R,7_LにカウントされたYアドレスを供給する。カウントされたYアドレスは入力データコントロール回路(IDCNT)14からの書込みデータをデータレジスタ5に書込むとき、また、出力バッファ15に供給するリードデータをデータレジスタ5から選択するときのアドレス信号に利用される。前記ページアドレスバッファ11に供給されたYアドレスは前記カウントされたYアドレスの先頭アドレスに等しい。この先頭のYアドレスをアクセス先頭Yアドレスと称する。
制御信号バッファ(CSBUF)18には、外部からのアクセス制御信号としてチップイネーブル信号/CE、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号/WE、リードイネーブル信号/RE、ライトプロテクト信号/WP、パワー・オン・リードイネーブル信号PRE、及びリセット信号/RESが供給される。信号の先頭に付された記号“/”はその信号がローイネーブルであることを意味する。
チップイネーブル信号/CEはフラッシュメモリ1の動作を選択する信号であり、ローレベルでフラッシュメモリ(デバイス)1がアクティブ(動作可能)にされ、ハイレベルでフラッシュメ1がスタンバイ(動作停止)にされる。リードイネーブル信号/REは外部入出力端子I/O1〜I/O16からのデータ出力タイミングを制御し、当該信号のクロック変化に同期してデータが読み出される。ライトイネーブル信号/WEはその立ち上がりエッジで、コマンド、アドレス、及びデータをフラッシュメモリ1に取込み指示する。コマンドラッチイネーブル信号CLEは外部入出力端子I/O1〜I/O16に外部から供給されるデータをコマンドとして指定する信号であり、出力端子I/O1〜I/O16のデータがCLE=“H”(ハイレベル)の時に/WEの立ち上がりエッジに同期して取込まれ、コマンドとして認識される。アドレスラッチイネーブル信号ALEは外部入出力端子I/O1〜I/O16に外部から供給されるデータがアドレスであることを指示する信号であり、出力端子I/O1〜I/O16のデータがALE=“H”(ハイレベル)の時に/WEの立ち上がりエッジに同期して取込まれ、アドレスとして認識される。ライトプロテクト信号/WPはローレベルによりフラッシュメモリ1は消去及び書込み禁止とされる。パワー・オン・リードイネーブル信号PREは電源投入後にコマンド及びアドレスを入力すること無く所定セクタのデータを読出すパワーオンリード機能を使用するときイネーブルにされる。リセット信号/RESは電源投入後ローレベルからハイレベルに遷移されることによりフラッシュメモリ1に初期化動作を指示する。
内部コントロール回路16は前記アクセス制御信号などに従ったインタフェース制御を行なうと共に、入力されたコマンドに従った消去処理、書込み処理及び読出し処理などの内部動作を制御する。また、内部コントロール回路18はレディービジー信号R/Bを出力する。レディービジー信号R/Bはフラッシュメモリ1の動作中にローレベルにされ、これによって外部にビジー状態を通知する。Vccは電源電圧、Vssは接地電圧である。書込み処理及び消去処理に必要な高電圧は電源電圧Vccに基づいて内部昇圧回路(図示せず)で生成される。
《フラッシュメモリのアクセス動作形態》
図2にはフラッシュメモリ1の主な動作形態が示される。ARY3は各バンクのメモリアレイを総称し、DRG5は各バンクのデータレジスタを総称する。MCNT20はフラッシュメモリ1の外部に配置されるフラッシュメモリコントローラを意味する。例えばPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)などに準拠するメモリカード21を想定すると、フラッシュメモリコントローラ20はメモリカードコントローラとされる。前記内部コントロール回路(OPCNT)16は、フラッシュメモリ1の外部と前記データレジスタ5との間の第1アクセス処理と、前記メモリアレイ3と前記データレジスタ5との間の第2アクセス処理とを、それぞれ別々に外部から指示を受けて制御可能である。第1アクセス処理は、フラッシュメモリ1の外部からデータレジスタ5にデータを書き込むバッファライト処理BPGMと、データレジスタ5からフラッシュメモリ1の外部にデータを読み出すバッファリード処理BRDとに大別される。第2アクセス処理はデータレジスタ5が保持する記憶情報をメモリアレイ3の所定エリアに書き込むフラッシュプログラム処理FPGMと、メモリアレイ3の所定エリアを消去するフラッシュイレーズ処理FERSと、メモリアレイ3の所定エリアの記憶情報を読み出してデータレジスタ5に保持させるフラッシュリード処理FRDとに大別される。
図3には前記第1アクセス処理及び第2アクセス処理を指示する代表的な指示形態が例示される。同図において25はアドレスコマンドであり、Com1はアドレスコマンドコード、CAは前記データレジスタ5に対するアクセス先頭Yアドレス情報、PAはページアドレス情報である。アクセス先頭Yアドレス情報は前記Yアドレスカウンタ12にプリセットされる。26は前記第2アクセス処理としての前記フラッシュリード処理FRDの開始を指示するアクセスコマンドであり、コマンドコードCom2によって指示される。図3のA欄において27は第1アクセス処理としての前記バッファリード処理BRDを指示している部分である。このバッファリード処理BRDの指示は、例えばコマンドラッチディスエーブル(CLE=L)及びアドレスラッチディスエーブル(ALE=L)状態においてリードイネーブルの状態(/RE=L)によって与えられる。前記アクセスコマンド26で指示されるフラッシュリード処理FRDにおいて読み出しアドレスはページアドレス情報PAで指定される。これによるフラッシュメモリアレイからデータレジスタ5への読み出しデータの転送が完了される状態は、レディービジー信号R/Bのレディー状態(R/B=L)によってフラッシュメモリ1の外部に通知される。バッファリード処理BRDの指示27はレディービジー信号R/Bのレディー状態を待って外部から与えられることになる。バッファリード処理BRDの指示27が与えられると、前記アクセス先頭Yアドレス情報CAで指定された先頭のデータから順次リードイネーブル信号/REのクロック変化に同期してデータレジスタ5から外部に出力される。出力データはDoutとして図示される。
図3のB欄において28は、第1アクセス処理としての前記バッファライト処理BWRTの指示を示す。バッファライト処理BWRTの指示28は、例えばコマンドラッチディスエーブル(CLE=L)及びアドレスラッチディスエーブル(ALE=L)状態において、ライトイネーブルの状態(WEb=L)によって与えられる。バッファライト処理BWRTの指示28が与えられると、ページアドレス情報PAで特定されたメモリバンクのデータレジスタ5に前記アクセス先頭Yアドレス情報CAで指定されるアドレスを先頭に順次ライトイネーブル信号/WEのクロック変化に同期して入力データDinが格納される。29は前記第2アクセス処理としての前記フラッシュプログラム処理FPGMを指示するアクセスコマンドであり、コマンドコードCom3によって指示される。フラッシュプログラム処理FPGMが指示されると、データレジスタ5の記憶情報がページアドレス情報PAで指定されたフラッシュメモリアレイARYのページアドレスに書き込まれる。この書き込み動作が完了されるまで、前記レディービジー信号R/Bがビジー状態にされる。
図3のC欄は図3のA欄における第2アクセス処理としての前記フラッシュリード処理FRDを指示するアクセスコマンド26が省略され、アドレスコマンド25の直後に第1アクセス処理としての前記バッファリード処理BRDの指示27が与えられている。このアクセス処理の指示形態においては、アドレスコマンド25のページアドレス情報PAにしたがって決定されたメモリバンクにおけるデータレジスタ5から、前記アクセス先頭Yアドレス情報CAで指定されるアドレスを先頭に順次リードイネーブル信号/REのクロック変化に同期してデータDoutが出力される。既にデータレジスタが保持しているデータをリードする場合には、アクセスコマンド26によるフラッシュリード処理FRDを省略すればよいから、フラッシュメモリアレイARYからデータレジスタにデータが読み出されるのを待つことを要せず、リードすべきデータが外部に出力されるタイミングを早めることができる。
図3のD欄は、図3のB欄における第1アクセス処理としての前記バッファライト処理BWRTの指示28が省略され、アドレスコマンド25の直後に第2アクセス処理としての前記フラッシュプログラム処理FPGMの指示29が与えられる。このアクセス処理の指示形態においては、アドレスコマンド25のページアドレス情報PAにしたがって決定されたメモリバンクBNKiにおけるデータレジスタ5の記憶情報が、ページアドレス情報PAで指定されるフラッシュメモリアレイARYのページに書き込まれる。このときには、第1アクセス処理28が指示されていないから、外部からデータレジスタ5に書き込みデータが転送されるのを待つことを要しない。既にデータレジスタ5が保持しているデータを書込む場合には、バッファライト処理BWRTを省略すればよいから、外部からの書き込みデータが転送されるのを待つことを要せず、書き込み完了に要する時間を短縮することができる。
前記コマンドコードによる書き込み又は読み出しは1〜4ページの範囲で任意とされる。複数ページの書き込み又は読み出しに必要なページアドレス情報はCom1を先頭とするアドレスコマンドを複数回繰り返せばよい。複数ページの書き込みに必要な書き込みデータは例えばページアドレス情報を入力する毎に第1アクセス処理の指示に従って入力すればよい。
《冗長によるYアドレス救済》
以上の説明を前提として冗長によるカラム救済の具体例を説明する。
図4にはデータレジスタ5_Lの一例が示される。データレジスタ5_LはSRAMによって構成され、MDRG_L及びRDRG_Lはスタティック型メモリセルがマトリクス配置されたSRAMアレイ31によって構成される。スタティック型メモリセルの選択端子はワード線WLに、データ入出力端子はビット線BLに接続される。ワード線はXデコーダ(SXDEC)32で選択される。ビット線はYデコーダ(SYDEC)33により16ビット単位で選択されコモンデータ線CBLに導通される。コモンデータ線CBLには増幅回路(AMP)34が結合される。増幅回路34はセンスアンプ及びライトアンプを有する。センスアンプはSRAMアレイ31から読み出されたデータを増幅し、増幅されたデータはデータ出力バッファ(SODB)35から出力バスOBUSに供給される。入力バスIBUSに供給された書込みデータはデータ入力バッファ(SIDB)36に入力され、入力された書込みデータにしたがって前記ライトアンプがコモンデータCBL線経由で書込み対象ビット線を駆動し、メモリセルに対するデータの書込みが行なわれる。入力バスIBUSと出力バスOBUSはDCNT6_Lに接続される。SXDEC32及びSYDEC33にはアドレスラッチ回路(SALAT)37からアドレス信号が供給される。図4の例ではワード線WLは17本、コモンデータ線CBLは16ビット、IBU及びOBUSは夫々16ビットとされる。アドレスラッチ回路37にはYアドレスコントロール回路7_Lからアドレス信号A<11:1>が供給される。アドレス信号はバイトアドレスとされる。SALAT37からSXDEC32にはA<11:7>が供給され、STAT37からSYDEC33にはA<6:1>が供給される。データレジスタ5_Rも同様に構成される。
図5にはYアドレスコントロール回路7_Lの一例が示される。Yアドレスコントロール回路7_Lはアドレスセレクタ40、ヒューズ回路41、及びヒューズデコーダ(FDEC)42を有する。ヒューズ回路41は不良アドレスを格納する不揮発性レジスタの一例であり、4個のヒューズセットを有し、最大4個の不良アドレスYADR0<11:1>〜YADR3<11:1>を保持することが可能である。ヒューズ回路41は電気ヒューズ、レーザヒューズ、フラッシュメモリセルヒューズの何れであってもよい。不良アドレスYADR0<11:1>〜YADR3<11:1>はYアドレスとされ、メモリバンクBNK0〜BNK3の各々においてメモリアレイMARY_L側に4アドレス、メモリアレイMARY_R側に4アドレスの合計8個のYアドレス救済が可能にされる。ヒューズデコーダ42は2ビットのアドレスAS<6,5>をデコードして4個のヒューズセットを選択する選択信号YF<0>〜YF<3>を生成する。アドレスセレクタ40には、ヒューズ回路41で選択された不良アドレスYADR<11:1>、ヒューズ回路41の4個のヒューズセットに個別に割当てられた救済アドレス(冗長救済アドレス)YFAD<11:1>、Yアドレスカウンタ12から出力される各メモリバンクに共通のYアドレスAS<11:1>が供給される。何れのアドレスを選択するかは救済処理制御信号RSETで制御される。アドレスセレクタ40の出力が
データレジスタ5_Lに対するアクセスアドレスとされる。前記救済アドレスYFAD<11:1>、ヒューズデコーダ42の入力アドレスAS<6,5>及び救済処理制御信号RSETは、詳細を後述する救済処理を行なうとき内部コントロール回路16が出力する。Yアドレスコントロール回路7_Rについても同様に構成される。
図6には救済アドレスYFAD<11:1>のアドレスフォーマットが例示される。救済アドレスビットYFAD<4>=AS<5>、救済アドレスビットYFAD<5>=AS<6>とされ、救済アドレスYFAD<11:1>はAS<6,5>の変化に同期して変化されるようになる。救済アドレスビットYFAD<10>はYADR<11>とYADR<10>の論理積とされる。YADR<11>とYADR<10>は実質的に救済アドレスYFAD<11:1>の指定において無意味なアドレスビットとされ、救済有り/無しを示す救済イネーブルビットとして利用する。救済アドレスビットYFAD<10>が論理値1のときは救済無し、論理値0のときは救済有りを意味する。したがって、ヒューズ回路41において救済を行なわないヒューズセットには全ビット論理値1をセットしておけば、救済アドレスYFAD<11:1>は救済無しとして扱われる。
図7にはデータ入力時の救済処理フローが示される。データの書き込み指示に応答して、書込み対象メモリバンクで前記バッファライト処理を行ない(S1)、この後、データレジスタ上で救済処理が行なわれる(S2)。救済処理の後、前記フラッシュプログラム処理が可能にされる(S3)。データ入力時の救済処理(S3)では、ヒューズ回路から出力された不良アドレスYADRn<11:1>によってデータレジスタからデータをSODB35に読み出し(S4)、そのデータをSODB35からSIDB36に内部転送し(S5)、SIDB36が保有するデータを救済アドレスYFAD<11:1>で指定されるデータレジスタ上に書込む(S6)。上記処理が4個の不良アドレスYADR0<11:1>〜YADR3<11:1>に対して行なわれる。これにより、データレジスタ5_LのメインエリアMDRG_Lにおいて不良アドレスYADR0<11:1>〜YADR3<11:1>に応ずるデータが冗長エリアRDRG_Lに救済データとしてコピーされる。この状態でデータレジスタ5_Lの記憶情報をメモリアレイ3に書込むことにより、冗長アレイRARY_Lには前記救済データが書込まれる。データレジスタ5_R側が選択される場合も同様の処理が行なわれる。
図8及び図9には前記入力時の救済処理のタイミングチャートの前半及び後半が示される。時刻t200までは冗長ヒューズコードAS<6,5>がA0<0,0>とされ、ヒューズ回路からヒューズデータとして不良アドレスYADR0が出力され、この時の救済アドレスはYFAD0とされる。時刻t100までの前半ではデータレジスタアドレスA<1:1>として不良アドレスYADR0が選択され、不良アドレスのデータYADR0DATAがSODB35からSIDB36にラッチされる。時刻t100〜t200までの後半ではデータレジスタアドレスA<1:1>として救済アドレスYFAD0が選択され、SIDB36のデータYADR0DATAが救済アドレスYFAD0に格納される。
図9の時刻t600〜t800までは冗長ヒューズコードAS<6,5>がA3<1,1>とされ、ヒューズ回路からヒューズデータとして不良アドレスYADR3が出力され、この時の救済アドレスはYFAD3とされる。この例ではYADR3は全ビット論理値1とされ、救済無しを示している。この時はSRAMアレイ31においてワード線選択が行なわれず読み出し動作が抑止され、また、YFAD3のYFAD<10>も救済無しを示す結果ワード線選択が行なわれず書込み動作が抑止される。
図10にはデータ出力時の救済処理フローが示される。データの読み出し指示に応答して、読み出し対象メモリバンクで前記フラッシュリード処理を行ってリードデータをデータレジスタ5に転送し(S11)、この後、データレジスタ上で出力時救済処理が行なわれる(S12)。出力時救済処理の後、前記バッファリード処理が可能にされる(S13)。データ出力時の救済処理(S12)では、データレジスタ上において救済アドレスYFAD<11:1>で指定される救済領域RDRGから救済データをSODB35に読み出し(S14)、そのデータをSODB35からSIDB36に内部転送し(S15)、SIDB36が保有するデータを不良アドレスYADRn<11:1>で指定されるデータレジスタ上に書込む(S16)。上記処理が4個の救済アドレスYFAD0<11:1>〜YFAD3<11:1>に対して行なわれる。これにより、データレジスタ5_LのメインエリアMDRG_Lにおいて不良アドレスYADR0<11:1>〜YADR3<11:1>に応ずるデータが冗長エリアRDRG_Lの救済データによって書き換えられる。この状態でデータレジスタ5_Lの記憶情報を外部に出力することにより、出力データは不良データが救済データに置き換えられ状態になっている。データレジスタ5_R側が選択される場合も同様の処理が行なわれる。
図11及び図12には前記出力時の救済処理のタイミングチャートの前半及び後半が示される。図11の時刻t200までは冗長ヒューズコードAS<6,5>がA0<0,0>とされ、ヒューズ回路からヒューズデータとして不良アドレスYADR0が出力され、この時の救済アドレスはYFAD0とされる。時刻t100までの前半ではデータレジスタアドレスA<1:1>として救済アドレスYFAD0が選択され、救済アドレスのデータYFAD0DATAがSODB35からSIDB36にラッチされる。時刻t100〜t200までの後半ではデータレジスタアドレスA<1:1>として不良アドレスYADR0が選択され、SIDB36のデータYFAD0DATAが不良アドレスYADR0に格納される。
図12の時刻t600〜t800までは冗長ヒューズコードAS<6,5>がA3<1,1>とされ、ヒューズ回路からヒューズデータとして不良アドレスYADR3が出力され、この時の救済アドレスはYFAD3とされる。この例ではYFAD3のYFAD<10>は救済無しを示している。この時はSRAMアレイ31においてワード線選択が行なわれず読み出し動作が抑止され、また、YFAD3は全ビット論理値1とされ、救済無しを示している結果、ワード線選択が行なわれず書込み動作も抑止される。
図13には前記入力時救済処理前のデータレジスタ5への入力処理(図7のS1)、前記出力時救済処理後のデータレジスタ5から外部への出力処理(図10のS13)におけるデータレジスタ5のアクセス処理タイミングが示される。これによれば、データレジスタ5は、Yアドレスカウンタ回路(YACUNT)12の出力アドレスに従ってデータ入力又はデータ出力を順次繰り返せばよい。Yアドレスカウンタ回路(YACUNT)12の出力アドレスと不良アドレスとを毎アドレス毎に比較するアドレス比較動作を要しない。前記救済処理(図7のステップS2、図10のステップS12)においてもそのようなアドレス比較を全く要しない。図8及び図9、図11及び図12のタイミングチャートでも説明したように、ヒューズ回路41のヒューズセットを順次指定して不良アドレスの読み出しを行うと共に対応する救済アドレスの指定を行うだけでよい。データレジスタ上での救済処理を行わない場合には図14に例示されるようにYACUNTの出力アドレス毎に全ての不良アドレスとのアドレス比較を行い、アドレス比較が一致したときは当該アクセスアドレスを救済アドレスに置換し、置換された救済アドレスを用いてデータレジスタアクセスを行わなければならない。アクセスアドレス毎に行うアドレス比較には時間を要し、アクセス速度の低下を免れない。
更に、データ入出力を×8ビット又は×16ビットで選択可能な構成において、前記救済処理を採用すれば、アクセスアドレス毎にアドレス比較を行う構成に比べてYアドレス救済の救済効率を向上させることができる。すなわち、×8ビット入出力の場合には左右のデータレジスタ5_Lと5_RはYアドレス毎に別々に選択され、×16ビット入出力の場合には左右のデータレジスタ5_Lと5_RはYアドレス毎に並列に選択されるから、図14の比較例で説明したようにYアドレス単位で不良アドレスとのアドレス比較を行って不良データの救済を行う構成を採用する場合には、左右の冗長エリアRARY_L,RARY_Rに夫々4バイトに救済領域があっても、Yアドレス単位で2バイト単位の救済しか行うことができず、一つのYアドレスに対して1バイトの不良しかなくても、そのYアドレスの救済に冗長エリアの2バイトの記憶領域を費やし、冗長エリアが無駄に消費されることになる。これに対し、データレジスタ上での救済処理を行う場合には、アクセスアドレスとのアドレス比較を行わず、直接不良アドレスのデータと救済アドレスのデータをデータレジスタ上で交換するから、更に詳しくは左右各々のメインエリア及び冗長エリアでは夫々独立に前記交換を行うから、×16ビット入出力の場合に左右のデータレジスタ5_Lと5_RがYアドレス毎に並列に選択される場合であってもYアドレス単位で1バイト単位の救済を行うことができ、一つのYアドレスに対して1バイトの不良しかないときは、そのYアドレスの救済に冗長エリアの1バイトの記憶領域を費やせばよく、冗長エリアを無駄に消費することはない。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、半導体記憶装置はフラッシュメモリに限定されず、マスクROM、EEPROMなどの不揮発性メモリはもとより、SRAMやDRAMなどの揮発性メモリにも適用することができる。マスクROMやSRAMなどに適用する場合にもデータレジスタは上記と同じくSRAMによって構成すればよい。外部データ入出力は×8ビット又は×16ビットを選択可能な構成に限定されない。×32ビットや×64ビットなどであってもよい。半導体不揮発性メモリはメモリ単体のLSIに限定されない。マイクロコンピュータなどのデータ処理用LSIにオンチップされる半導体記憶装置であってもよい。また、データ格納単位は1024+32バイトのような1ページに限定されず、適宜変更可能である。
半導体記憶装置の一例であるフラッシュメモリを示すブロック図である。 フラッシュメモリの主な動作形態を例示する説明図である。 フラッシュメモリに対する第1アクセス処理及び第2アクセス処理を指示する代表的な指示形態を例示する動作説明図である。 データレジスタ5_Lの一例を示すブロック図である。 Yアドレスコントロール回路7_Lの一例を示すブロック図である。 救済アドレスYFAD<11:1>のアドレスフォーマットを例示するフォーマット図である。 データ入力時の救済処理フローを例示するフローチャートである。 入力時の救済処理の動作タイミングの前半を示すタイミングチャートである。 入力時の救済処理の動作タイミングの後半を示すタイミングチャートである。 データ出力時の救済処理フローを例示するフローチャートである。 出力時の救済処理のタイミングチャートの前半を示すタイミングチャートである。 出力時の救済処理のタイミングチャートの後半を示すタイミングチャートである。 入力時救済処理前のデータレジスタ5への入力処理(図7のS1)、前記出力時救済処理後のデータレジスタ5から外部への出力処理(図19のS13)におけるデータレジスタ5のアクセス処理タイミングを示すタイミングチャートである。 データレジスタ上での救済処理を行わない場合の不良救済の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 フラッシュメモリ
BNK0〜BNK3 メモリバンク
3 フラッシュメモリアレイ
5 データレジスタ
6_R,6_L データコントロール回路
7_R,7_L Yアドレスコントロール回路
MARY(MARY_R,MARY_L) フラッシュメモリのメインエリア
RARY(RARY_R,RARY_L) フラッシュメモリの冗長エリア
MDRG(MDRG_R,MDRG_L) データレジスタのメインエリア
RDRG(RDRG_R,RDRG_L) データレジスタの冗長エリア
I/O1〜I/O16 外部入出力端子
16 内部コントロール回路
35 データレジスタのデータ出力バッファ
36 データレジスタのデータ入力バッファ
40 アドレスセレクタ
41 ヒューズ回路
42 ヒューズデコーダ
YADR0<11:1>〜YADR3<11:1> 不良アドレス
アドレスAS<6,5> ヒューズデコーダに供給される2ビットのアドレス信号
YF<0>〜YF<3> ヒューズセットを選択する選択信号
YFAD<11:1>、救済アドレス(冗長救済アドレス)
AS<11:1> Yアドレスカウンタから出力される各メモリバンクに共通のYアドレス信号

Claims (12)

  1. メモリアレイと、前記メモリアレイとの間でデータの入出力を行うデータレジスタと、制御回路とを有し、
    前記制御回路は、データの読出し指示に応答して、前記メモリアレイから前記データレジスタに複数のデータを転送した後に、前記データレジスタに転送された複数のデータの中から救済データを取り出し、取り出した救済データによって前記データレジスタ上の対応する不良アドレスのデータを書き換える処理を行って、前記データレジスタのデータを外部に出力可能にする半導体記憶装置。
  2. 前記制御回路は更に、データの書き込み指示に応答して、複数の書き込みデータを前記データレジスタに転送した後に、前記データレジスタに転送された複数のデータの中から不良アドレスのデータを取り出し、取り出した不良アドレスのデータによって対応する救済アドレスのデータを書き換える処理を行って、前記データレジスタの複数のデータを前記メモリアレイに書き込み可能にする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記メモリアレイのメモリセルは電気的に書き換え可能な不揮発性メモリセルであり、
    前記データレジスタは複数のスタティックメモリセルを記憶領域に備える請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記メモリアレイは複数の救済アドレスが割り当てられ不良アドレスのデータを格納する救済領域と、前記救済領域による救済の対象になる被救済領域とを有し、
    前記制御回路は、前記被救済領域における複数の不良アドレスを格納可能な不揮発性レジスタを有する請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 前記制御回路は、前記救済アドレスを指定するアドレス信号に含まれる一部の複数ビットを前記不揮発性レジスタの記憶領域を指定する信号として利用する請求項4記載の半導体記憶装置。
  6. メモリアレイと、前記メモリアレイとの間でデータの入出力を行うデータレジスタと、制御回路とを有し、
    前記メモリアレイは複数のデータ格納単位を有し、データ格納単位毎に被救済領域と救済領域を有し、
    前記制御回路は、データの読出し指示に応答して、前記メモリアレイから前記データレジスタにデータ格納単位のデータを転送した後に、前記データレジスタ上で前記被救済領域の不良データを対応する救済領域の救済データに置き換える処理を行って、前記データレジスタのデータを外部に出力可能にする半導体記憶装置。
  7. メモリアレイと、前記メモリアレイとの間でデータの入出力を行うデータレジスタと、制御回路とを有し、
    前記メモリアレイは複数のデータ格納単位を有し、データ格納単位毎に被救済領域と救済領域を有し、
    前記制御回路は、データの書き込み指示に応答して、前記データ格納単位分の書き込みデータを前記データレジスタに格納した後に、データレジスタ上で前記救済領域のデータを対応する被救済領域のデータに置き換える処理を行って、データレジスタのデータをメモリアレイに書き込み可能にする半導体記憶装置。
  8. 前記制御回路は更に、データの書き込み指示に応答して、前記データ格納単位分の書き込みデータを前記データレジスタに格納した後に、データレジスタ上で前記救済領域のデータを対応する被救済領域のデータに置き換える処理を行って、データレジスタのデータをメモリアレイに書き込み可能にする請求項6記載の半導体記憶装置。
  9. 前記メモリアレイは選択端子がワード線に、データ入出力端子がビット線に接続された複数個のメモリセルを有し、ワード線単位のメモリセルによる記憶領域を前記データ格納単位とし、
    前記レジスタは前記データ格納単位と同じ記憶容量の記憶領域を有する請求項8記載の半導体記憶装置。
  10. 前記制御回路は、前記救済領域による救済の対象とされる被救済領域の複数のアドレスを不良アドレスとして格納する不揮発性レジスタを有する請求項8記載の半導体記憶装置。
  11. 前記制御回路は、前記不揮発性レジスタが保有す特定の値を救済無しと判別し、救済無しのときは前記置き換える処理を抑止する請求項10記載の半導体記憶装置。
  12. 前記メモリアレイのメモリセルは電気的に書き換え可能な不揮発性メモリセルであり、
    前記データレジスタの記憶領域はスタティックメモリセルを備える請求項11記載の半導体記憶装置。
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