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JP4357511B2 - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法 Download PDF

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JP4357511B2 JP2006237447A JP2006237447A JP4357511B2 JP 4357511 B2 JP4357511 B2 JP 4357511B2 JP 2006237447 A JP2006237447 A JP 2006237447A JP 2006237447 A JP2006237447 A JP 2006237447A JP 4357511 B2 JP4357511 B2 JP 4357511B2
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Description

本発明は、半導体集積回路装置の製造技術に関し、特に、DRAM(DynamicRandom Access Memory)とロジックLSIとを混載した半導体集積回路装置の製造に適用して有効な技術に関するものである。
代表的なメモリLSIであるDRAMは、近年、メモリセルの微細化に伴う情報蓄積用容量素子の蓄積電荷量の減少を補うために、情報蓄積用容量素子をメモリセル選択用MISFETの上方に配置する、いわゆるスタックド・キャパシタ構造を採用している。この種のスタックド・キャパシタ構造を採用するDRAMについては、例えば特開平8−204144号公報(特許文献1)に記載がある。
一方、高性能なロジックLSIにおいては、MISFETのソース、ドレインと配線とを接続するコンタクトホールの微細化に伴う抵抗増大を抑制する対策として、ソース、ドレインの表面にCoSi(コバルトシリサイド)やTiSi(チタンシリサイド)のような高融点金属シリサイド層を形成する、いわゆるシリサイデーション(Silicidation)技術の採用が進められている。
特開平8−204144号公報
本発明者は、上記のようなDRAMとロジックLSIとを同一半導体基板上に形成する、いわゆるシステムLSIの開発を進めている。
上記システムLSIの一部を構成するDRAMは、ビット線の信号遅延対策として、ビット線をW(タングステン)などの高融点金属を主体とする低抵抗のメタル材料で構成すると共に、配線の形成工程を減らす対策として、ビット線および周辺回路の第1層目の配線をロジックLSIの第1層目の配線と同一工程で形成する。
また、このDRAMは、情報蓄積用容量素子の蓄積電荷量を確保する対策として、ビット線の上方に情報蓄積用容量素子を配置して容量素子の立体化を推進すると共に、容量絶縁膜をTa(酸化タンタル)のような高誘電体材料で構成する。
さらに、このDRAMは、狭ピッチ化されたメモリセル選択用MISFETのゲート電極のスペースにビット線と基板(ソースまたはドレイン)とを接続するためのコンタクトホールを形成する際に、ゲート電極の上部と側壁とを窒化シリコン膜で覆った後、その上部に酸化シリコン膜を堆積し、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜とのエッチング速度差を利用して上記コンタクトホールをゲート電極に対して自己整合的に形成する、いわゆるゲート・セルフアライン・コンタクト(Gate-Self Align Contact;以下、ゲート−SACという)技術を採用する。
一方、上記システムLSIの他の一部を構成するロジックLSIは、高速動作を推進するために、MISFETのソース、ドレインの表面に低抵抗の高融点金属シリサイド層を形成するシリサイデーション技術を採用する。
また、このロジックLSIは、素子の微細化や接合容量の低減を目的としたソース、ドレインの面積縮小に対応するために、ソース、ドレインと第1層目の配線とを接続するコンタクトホールを素子分離領域に対して自己整合的に形成する、いわゆるLOCOS・セルフアライン・コンタクト(Locos-Self Align Contact;以下、L−SACという)技術を採用する。
上記L−SAC技術は、MISFET形成後にその上部を窒化シリコン膜で覆い、この窒化シリコン膜の上部に酸化シリコン膜を堆積する。ソース、ドレインの上部にコンタクトホールを形成するには、まず窒化シリコン膜をストッパに用いて酸化シリコン膜をエッチングした後、その下部の窒化シリコン膜をエッチングしてソース、ドレインを露出させる。このとき、窒化シリコン膜を比較的薄い膜厚で形成することにより、オーバーエッチング時に素子分離領領域の酸化シリコン膜が削れる量を低減することができる。
しかし、上記のようなDRAMとロジックLSIとを同一半導体基板上に形成するシステムLSIの製造プロセスにおいては、次のような課題を解決しなければならない。
すなわち、DRAMのメモリセルを構成するメモリセル選択用MISFETのゲート電極のスペースにゲート−SAC技術を用いて自己整合的にコンタクトホールを形成するためには、ゲート電極の上部と側壁とを窒化シリコン膜で覆う必要がある。この場合のゲート加工プロセスは、半導体基板上にゲート電極用導電膜を形成し、続いてその上部に窒化シリコン膜を形成した後、フォトレジスト膜をマスクにしたエッチングで窒化シリコン膜とその下層のゲート電極用導電膜とをパターニングすることによって、メモリセル選択用MISFETのゲート電極とロジックLSIのMISFETのゲート電極とを同時に形成する、というプロセスになる。
ところが、上記のプロセスでは、MISFETの上部に形成した酸化シリコン膜をエッチングして、メモリセル選択用MISFETのソースまたはドレインの上部、ロジックLSIのMISFETのゲート電極およびソース、ドレインの上部にコンタクトホールを形成する際、ロジックLSIのMISFETのゲート電極の上部が開孔できないという問題が生じる。すなわち、ロジックLSIのMISFETのゲート電極上には、前述したゲート−SAC用の窒化シリコン膜に加えてL−SAC用の窒化シリコン膜が形成されるので、これら2層の窒化シリコン膜をエッチングしてゲート電極上にコンタクトホールを形成しようとすると、ソース、ドレインの上部のエッチングが過剰となり、素子分離領域の酸化シリコン膜が深く削られて接合リーク電流の増大といった深刻な問題を引き起こす。他方、素子分離領域の削れを少なくするためにソース、ドレインの上部のエッチング量を少なくすると、ゲート電極上のエッチング量が不足するために、コンタクトホールの底部がゲート電極に達しない、という不具合が生じる。
また、上記した問題を回避するためにゲート電極の上部のコンタクトホールとソース、ドレインの上部のコンタクトホールとを別工程で形成することも考えられるが、この対策は、プロセスが増加するのみならず、微細化されたMISFETにおいては、ゲート電極上のコンタクトホールとソース、ドレイン上のコンタクトホールとの合わせ余裕を確保することができないという問題が生じる。
本発明の目的は、DRAMとロジックLSIとを混載した半導体集積回路装置の製造プロセスを簡略化することができる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、(a)半導体基板の主面の第1領域に第1導体層からなる複数の第1ゲート電極と前記第1ゲート電極を覆う第1絶縁層とを形成し、前記半導体基板の主面の第2領域に前記第1導体層からなる複数の第2ゲート電極を形成し、前記半導体基板の主面の第3領域に複数の半導体領域を形成する工程、(b)前記半導体基板の主面上に第2絶縁層を形成し、前記第2絶縁層の上部に第3絶縁層を形成する工程、(c)前記第1領域に形成された前記複数の第1ゲート電極の間の第1スペース領域を覆う前記第3絶縁層および前記第2絶縁層に第1開孔を形成することにより、前記第1スペース領域の前記半導体基板の表面を露出する工程、および(d)前記第2領域に形成された前記複数の第2ゲート電極を覆う前記第3絶縁層および前記第2絶縁層に第2開孔を形成することにより、前記第2ゲート電極の表面を露出し、前記第3領域に形成された前記複数の半導体領域を覆う前記第3絶縁層および前記第2絶縁層に第3開孔を形成することにより、前記半導体領域の表面を露出する工程を含み、前記工程(a)において、前記複数の第2ゲート電極の上部には前記第1絶縁層を形成せず、前記工程(c)において、前記第1開孔を前記第1ゲート電極に対して自己整合で形成するものである。
また、本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、第1MISFETと容量素子とを直列に接続したDRAMのメモリセルが行列状に配置された第1メモリセル領域と、ロジックLSIを構成する第2MISFETが複数形成された第2回路領域とを有する半導体集積回路装置の製造方法であって、(a)半導体基板の主面上に第1導体層を形成した後、前記第2回路領域の前記第1導体層を選択的にパターニングすることにより、前記第2回路領域に前記第2MISFETのゲート電極を形成し、前記第1メモリセル領域に前記第1導体層を残す工程、(b)前記半導体基板の主面上に第1絶縁層を形成した後、前記第1メモリセル領域の前記第1絶縁層および前記第1導体層を選択的にパターニングすることにより、前記第1メモリセル領域に前記第1絶縁層で覆われた前記第1MISFETのゲート電極を形成し、前記第2回路領域に前記第1絶縁層を残す工程、(c)前記半導体基板の主面上に第2絶縁層を形成した後、前記第2絶縁層の上部に第3絶縁層を形成し、前記第3絶縁層を研磨して平坦化する工程、(d)前記第1MISFETのゲート電極の間のスペース領域を覆う前記第3絶縁層および前記第2絶縁層に、前記第1MISFETのゲート電極に対して自己整合で第1開孔を形成することにより、前記第1MISFETのソースまたはドレインの表面を露出する工程、(e)前記第2MISFETのゲート電極の上部を覆う前記第3絶縁層、前記第2絶縁層および前記第1絶縁層に第2開孔を形成することにより、前記第2MISFETのゲート電極の表面を露出し、前記第2MISFETのソースまたはドレインの上部を覆う前記第3絶縁層、前記第2絶縁層および前記第1絶縁層に第3開孔を形成することにより、前記第2MISFETのソースまたはドレインの表面を露出する工程を含み、前記第1開孔を形成する工程は、前記第2絶縁層に対する前記第3絶縁層のエッチングレートが大きくなる条件で前記第3絶縁層をエッチングした後、前記第2絶縁層を異方的にエッチングすることにより、前記第1MISFETのゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成し、前記第2および第3開孔を形成する工程は、前記第2絶縁層に対する前記第3絶縁層のエッチングレートが大きくなる条件で前記第3絶縁層をエッチングした後、前記第2絶縁層および第1絶縁層をエッチングすることにより除去するものである。
また、本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、第1MISFETと容量素子とを直列に接続したDRAMのメモリセルが行列状に配置された第1メモリセル領域と、ロジックLSIを構成する第2MISFETが複数形成された第2回路領域とを有する半導体集積回路装置の製造方法であって、(a)半導体基板の主面上に第1導体層を形成した後、前記第1導体層をパターニングすることにより、前記第2回路領域に前記第2MISFETのゲート電極を形成し、前記第1メモリセル領域に前記第1導体層を残す工程、(b)前記第2MISFETのゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成する工程、(c)前記第2MISFETのゲート電極の両側の前記半導体基板に、前記第2MISFETのソース、ドレインを構成する半導体領域を形成する工程、(d)前記半導体基板の主面上に高融点金属層を形成した後、前記半導体基板を熱処理することにより、前記第2MISFETのゲート電極およびソース、ドレインの表面と、前記第1メモリセル領域に残った前記第1導体層の表面とにシリサイド層を形成する工程、(e)前記半導体基板の主面上に第1絶縁層を形成した後、前記第1メモリセル領域の前記第1絶縁層および前記第1導体層を選択的にパターニングすることにより、前記第1メモリセル領域に前記第1絶縁層で覆われた前記第1MISFETのゲート電極を形成し、前記第2回路領域に前記第1絶縁層を残す工程、(f)前記半導体基板の主面上に第2絶縁層を形成した後、前記第2絶縁層の上部に第3絶縁層を形成し、前記第3絶縁層を研磨して平坦化する工程、(g)前記第1MISFETのゲート電極の間のスペース領域を覆う前記第3絶縁層および前記第2絶縁層に、前記第1MISFETのゲート電極に対して自己整合で第1開孔を形成することにより、前記第1MISFETのソースまたはドレインの表面を露出する工程、(h)前記第2MISFETのゲート電極の上部を覆う前記第3絶縁層、前記第2絶縁層および前記第1絶縁層に第2開孔を形成することにより、前記第2MISFETのゲート電極の表面を露出し、前記第2MISFETのソースまたはドレインの上部を覆う前記第3絶縁層、前記第2絶縁層および前記第1絶縁層に第3開孔を形成することにより、前記第2MISFETのソースまたはドレインの表面を露出する工程を含み、前記第1開孔を形成する工程では、前記第2絶縁層に対する前記第3絶縁層のエッチングレートが大きくなる条件で前記第3絶縁層をエッチングした後、前記第2絶縁層を異方的にエッチングすることにより、前記第1MISFETのゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成し、前記第2および第3開孔を形成する工程では、前記第2絶縁層に対する前記第3絶縁層のエッチングレートが大きくなる条件で前記第3絶縁層をエッチングした後、前記第2絶縁層および第1絶縁層をエッチングすることにより除去するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
DRAMとロジックLSIとを混載した半導体集積回路装置の製造において、ポリサイド構造のゲート電極の形成と、ソース、ドレインの表面のシリサイド化とを同時に行うので、プロセスを簡略化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
本実施の形態は、半導体基板の主面の第1領域にDRAMを配置し、第2領域にロジックLSIを配置し、第3領域にSRAMを配置したシステムLSIの製造方法に適用されたものである。
図1に示すように、システムLSIの一部を構成するDRAMのメモリセル(MC)は、ワード線WL(WLn−1、WL、WLn+1…)とビット線BLとの交差部に配置された1個のメモリセル選択用MISFETQsおよびこれに直列に接続された1個の情報蓄積用容量素子Cにより構成されている。nチャネル型MISFETで構成されたメモリセル選択用MISFETQsのソース、ドレインの一方は、情報蓄積用容量素子Cと電気的に接続され、他方はビット線BLと電気的に接続されている。ワード線WLの一端は、周辺回路のワードドライバWDに接続され、ビット線BLの一端は、同じく周辺回路のセンスアンプSAに接続されている。
図2に示すように、システムLSIの他の一部を構成するSRAMのメモリセル(MC)は、一対の相補性データ線(データ線DL、データ線/(バー)DL)とワード線WLとの交差部に配置された一対の駆動用MISFETQd,Qd、一対の負荷用MISFETQp,Qpおよび一対の転送用MISFETQt,Qtにより構成されている。駆動用MISFETQd,Qdおよび転送用MISFETQt,Qtはnチャネル型MISFETで構成され、負荷用MISFETQp,Qpはpチャネル型MISFETで構成されている。
SRAMのメモリセル(MC)を構成する上記6個のMISFETのうち、駆動用MISFETQdおよび負荷用MISFETQpは、CMOSインバータINVを構成し、駆動用MISFETQdおよび負荷用MISFETQpは、CMOSインバータINVを構成している。これら一対のCMOSインバータINV,INVの相互の入出力端子(蓄積ノードA、B)は、1ビットの情報を記憶する情報蓄積部としてのフリップフロップ回路を構成している。このフリップフロップ回路の一方の入出力端子(蓄積ノードA)は、転送用MISFETQtのソース領域と電気的に接続され、他方の入出力端子(蓄積ノードB)は、転送用MISFETQtのソース領域と電気的に接続されている。
上記転送用MISFETQtのドレイン領域はデータ線DLに接続され、転送用MISFETQtのドレイン領域はデータ線/DLに接続されている。また、フリップフロップ回路の一端(負荷用MISFETQp,Qpの各ソース領域)は電源電圧(Vcc)に接続され、他端(駆動用MISFETQd,Qdの各ソース領域)は基準電圧(Vss)に接続されている。
図示は省略するが、システムLSIの他の一部を構成するロジックLSIは、nチャネル型MISFETおよびpチャネル型MISFETにより構成されている。
次に、上記システムLSIの製造方法の一例を図3〜図28(半導体基板の断面図)を用いて工程順に説明する。なお、これらの図において、左側の領域はDRAM形成領域の一部(メモリセルのみを示す)、中央の領域はロジックLSI形成領域の一部(nチャネル型MISFETのみを示す)、右側の領域はSRAM形成領域の一部(駆動用MISFETおよび負荷用MISFETの各一部のみを示す)を示している。
本実施の形態のシステムLSIを製造するには、まず図3に示すように、例えばp型の単結晶シリコンからなる半導体基板1の主面に素子分離溝2を形成した後、半導体基板1の一部にp型不純物(例えばホウ素)、他の一部にn型不純物(例えばリン)をイオン打ち込みしてp型ウエル3およびn型ウエル4を形成する。続いて半導体基板1を熱処理することにより、p型ウエル3およびn型ウエル4の活性領域の表面にゲート酸化膜5を形成する。上記素子分離溝2は、素子分離領域の半導体基板1をエッチングして溝を形成した後、半導体基板1上にCVD法で酸化シリコン膜6を堆積し、この酸化シリコン膜6をCMP(化学的機械的研磨)法で平坦化して溝の内部のみに残すことにより形成する。
次に、図4に示すように、ゲート酸化膜5の上部にゲート電極用導電膜8を形成した後、その上部にCVD法で膜厚200nm程度の窒化シリコン膜9を堆積する。ゲート電極用導電膜8は、例えばCVD法で堆積した膜厚100nm程度の多結晶シリコン膜と膜厚100nm程度のタングステンシリサイド膜との積層膜(ポリサイド膜)で構成される。多結晶シリコン膜には、n型不純物(例えばヒ素)をドープする。また、nチャネル型MISFETとpチャネル型MISFETとをデュアルゲート構造にする場合は、不純物を含まない多結晶シリコン膜を堆積した後、nチャネル型MISFET形成領域の多結晶シリコン膜にn型不純物(例えばヒ素)をドープし、pチャネル型MISFET形成領域の多結晶シリコン膜にp型不純物(例えばホウ素)をドープする。なお、ゲート電極用導電膜8は、上記ポリサイド膜の他、例えば多結晶シリコン膜と窒化タングステン膜とタングステン膜との積層膜(ポリメタル膜)などで構成してもよい。
次に、図5に示すように、フォトレジスト膜をマスクにしたエッチングでDRAM形成領域の窒化シリコン膜9をパターニングすることにより、後に形成されるゲート電極8A(ワード線WL)と同一パターンの窒化シリコン膜9を形成する。また、この工程では、後の工程でゲート電極上にコンタクトホールを形成する領域の窒化シリコン膜9も選択的に除去する。
次に、図6に示すように、窒化シリコン膜9およびフォトレジスト膜10をマスクにしたエッチングでゲート電極用導電膜8をパターニングすることにより、DRAMのメモリセル選択用MISFETQsのゲート電極8A(ワード線WL)、ロジックLSIのnチャネル型MISFETQnのゲート電極8B、SRAMの駆動用MISFETQdのゲート電極8Cおよび負荷用MISFETQpのゲート電極8Dを形成する。なお、DRAMのワード線WLの一端部(図6の矢印で示す配線引出し領域)は、あらかじめ前記図5に示す工程で窒化シリコン膜9を除去しておき、ゲート加工時にはフォトレジスト膜10で覆っておくことにより、その上部に窒化シリコン膜9が残らないようにする(図6)。
このように、本実施の形態の製造方法は、DRAMのメモリセル選択用MISFETのゲート電極8A(ワード線WL)の上部(ワード線WLの配線引出し領域を除く)のみに窒化シリコン膜9を残し、ロジックLSIを構成するMISFETのゲート電極8Bの上部およびSRAMのメモリセルを構成するゲート電極8C、8Dの上部には窒化シリコン膜9を残さないようにする。
次に、図7に示すように、p型ウエル3にn型不純物(例えばリン)をイオン打ち込みすることにより、メモリセル選択用MISFETQsのソース、ドレインを構成するn型半導体領域11を形成する。またこのとき同時に、nチャネル型MISFETQnのゲート電極8Bの両側のp型ウエル3にn型半導体領域12を形成する。続いて、n型ウエル4にp型不純物(例えばホウ素)をイオン打ち込みすることにより、負荷用MISFETQpのゲート電極8Dの両側のn型ウエル4にp型半導体領域13を形成する。ここまでの工程により、DRAMのメモリセル選択用MISFETQsが略完成する。
次に、図8に示すように、半導体基板1上にCVD法で堆積した窒化シリコン膜を異方性エッチングで加工することにより、ゲート電極8A〜8Dの側壁に窒化シリコン膜からなるサイドウォールスペーサ15を形成する。続いて、ロジックLSI形成領域のp型ウエル3にn型不純物(例えばリン)をイオン打ち込みすることにより、nチャネル型MISFETQnのゲート電極8Bの両側のp型ウエル3にn型半導体領域16を形成する。また、SRAM形成領域のn型ウエル4にp型不純物(例えばホウ素)をイオン打ち込みすることにより、負荷用MISFETQpのゲート電極8Dの両側のn型ウエル4にp型半導体領域17を形成する。ここまでの工程により、n型半導体領域12およびn型半導体領域16からなるLDD(Lightly Doped Drain)構造のソース、ドレインを有するロジックLSIのnチャネル型MISFETQnと、p型半導体領域13およびp型半導体領域17からなるLDD構造のソース、ドレインを有するSRAMの負荷用MISFETQpとが略完成する。
次に、図9に示すように、半導体基板1の表面をフッ酸系のエッチング液で薄くエッチングして、メモリセル選択用MISFETQsのソース、ドレイン(n型半導体領域11)、nチャネル型MISFETQnのソース、ドレイン(n型半導体領域16)および負荷用MISFETQpのソース、ドレイン(p型半導体領域17)を露出させた後、半導体基板1上にCVD法で堆積した膜厚5〜10nm程度の薄い酸化シリコン膜19をエッチングすることにより、メモリセル選択用MISFETQsのソース、ドレイン(n型半導体領域11)の上部に酸化シリコン膜19を残し、nチャネル型MISFETQnのソース、ドレイン(n型半導体領域16)および負荷用MISFETQpのソース、ドレイン(p型半導体領域17)の表面の酸化シリコン膜19を除去する。なお、この薄い酸化シリコン膜19は、半導体基板1を熱酸化することによって形成してもよい。
次に、図10に示すように、半導体基板1上にスパッタリング法でCo(コバルト)膜20aを堆積した後、半導体基板1を熱処理することにより、nチャネル型MISFETQnのソース、ドレイン(n型半導体領域16)および負荷用MISFETQpのソース、ドレイン(p型半導体領域17)の表面にCoシリサイド層20を形成する。このとき、メモリセル選択用MISFETQsのソース、ドレイン(n型半導体領域11)の表面は酸化シリコン膜19で覆われているので、Coシリサイド層20は形成されない。
このように、本実施の形態の製造方法は、ロジックLSIを構成するMISFET(nチャネル型MISFETQn)のソース、ドレイン(n型半導体領域16)、SRAMのメモリセルを構成する負荷用MISFETQpのソース、ドレイン(p型半導体領域17)の表面にCoシリサイド層20を形成することにより、これらのソース、ドレインを低抵抗化してロジックLSIおよびSRAMの高速動作を実現する。一方、DRAMのメモリセルを構成するメモリセル選択用MISFETQsのソース、ドレインの表面にはCoシリサイド層20を形成しないことにより、メモリセルのリーク電流を低減してリフレッシュ特性の低下を防止する。なお、上記シリサイド層は、Co以外の高融点金属(例えばTi)を用いて形成してもよい。
次に、図11に示すように、半導体基板1上にCVD法で膜厚100nm程度の窒化シリコン膜21を堆積し、続いて窒化シリコン膜21の上部にCVD法で膜厚600nm程度の酸化シリコン膜22を堆積した後、酸化シリコン膜22の表面をCMP法で平坦化する。
次に、図12に示すように、フォトレジスト膜23をマスクにしたエッチングでメモリセル選択用MISFETQsのソース、ドレイン(n型半導体領域11)の上部の酸化シリコン膜22を除去する。このエッチングは、酸化シリコン膜22の下層の窒化シリコン膜21が除去されるのを防ぐために、酸化シリコン膜22を窒化シリコン膜21に対して高い選択比でエッチングするガスを使用して行う。
次に、図13に示すように、上記フォトレジスト膜23をマスクにしたエッチングでメモリセル選択用MISFETQsのソース、ドレイン(n型半導体領域11)の上部の窒化シリコン膜21を除去し、続いてその下部の薄い酸化シリコン膜19を除去することにより、ソース、ドレイン(n型半導体領域11)の一方の上部にコンタクトホール24を形成し、他方の上部にコンタクトホール25を形成する。
上記した窒化シリコン膜21のエッチングは、半導体基板1の削れ量を最小とするために、窒化シリコン膜21を酸化シリコン膜やシリコンに対して高い選択比でエッチングするガスを使用して行う。また、このエッチングは、窒化シリコン膜21を異方的にエッチングするような条件で行い、ゲート電極8A(ワード線WL)の側壁に窒化シリコン膜21を残すようにする。これにより、ゲート電極8A(ワード線WL)のスペースよりも微細な径を有するコンタクトホール24、25がゲート電極8A(ワード線WL)に対して自己整合で形成される。
次に、図14に示すように、コンタクトホール24、25の内部にプラグ26を形成する。プラグ26は、酸化シリコン膜22の上部にn型不純物(例えばヒ素)をドープした膜厚300nm程度の多結晶シリコン膜をCVD法で堆積した後、この多結晶シリコン膜をCMP法で平坦化してコンタクトホール24、25の内部のみに残すことにより形成する。
次に、図15に示すように、酸化シリコン膜22の上部に膜厚200nm程度の酸化シリコン膜27をCVD法で堆積した後、半導体基板1を不活性ガス雰囲気中で熱処理する。この熱処理により、プラグ26を構成する多結晶シリコン膜中のn型不純物がコンタクトホール24、25の底部からメモリセル選択用MISFETQsのn型半導体領域11(ソース、ドレイン)中に拡散するために、n型半導体領域11が低抵抗化される。
次に、図16に示すように、フォトレジスト膜をマスクにして酸化シリコン膜27をエッチングすることにより、コンタクトホール24の上部にスルーホール30を形成する。続いて図17に示すように、フォトレジスト膜をマスクにして酸化シリコン膜27および酸化シリコン膜22をエッチングした後、窒化シリコン膜21をエッチングすることにより、ワード線WLの配線引出し領域の上部にコンタクトホール31を形成し、nチャネル型MISFETQnのゲート電極8Bおよびn型半導体領域16の上部にコンタクトホール32、33を形成し、駆動用MISFETQdのゲート電極8Cおよび負荷用MISFETQpのp型半導体領域17に跨る領域にコンタクトホール34を形成する。
上記した酸化シリコン膜27および酸化シリコン膜22のエッチングは、下層の窒化シリコン膜21が除去されるのを防ぐために、酸化シリコン膜27、22を窒化シリコン膜21に対して高い選択比でエッチングするガスを使用して行う。また、窒化シリコン膜21のエッチングは、素子分離溝2に埋め込まれた酸化シリコン膜6や半導体基板1の削れ量を最小とするために、窒化シリコン膜21を酸化シリコン膜6、22に対して高い選択比でエッチングするガスを使用して行う。これにより、コンタクトホール33が素子分離溝2に対して自己整合で形成される。
上記した製造方法によれば、ロジックLSIを構成するnチャネル型MISFETQnのゲート電極8Bの上部に窒化シリコン膜9がないために、ゲート電極8Bの上部のコンタクトホール32とn型半導体領域16の上部のコンタクトホール33とを同時に形成することができる。また、SRAMのメモリセルを構成する駆動用MISFETQdのゲート電極8Cの上部にも窒化シリコン膜9がないために、上記コンタクトホール32、33を形成する際、駆動用MISFETQdのゲート電極8Cおよび負荷用MISFETQpのp型半導体領域17に跨る領域にコンタクトホール34を同時に形成することができる。
次に、図18に示すように、スルーホール30およびコンタクトホール31〜34の内部にプラグ36を形成する。プラグ36は、酸化シリコン膜27の上部に窒化チタン膜およびタングステン膜をCVD法で堆積した後、これらの膜をCMP法で平坦化してスルーホール30およびコンタクトホール31〜34の内部のみに残すことにより形成する。
次に、図19に示すように、酸化シリコン膜27の上部にCVD法(またはスパッタリング法)で膜厚100nm程度のタングステン膜を堆積した後、このタングステン膜をパターニングすることにより、スルーホール30の上部にビット線BLを形成し、コンタクトホール31〜34の上部に配線37〜40を形成する。
次に、図20に示すように、ビット線BLおよび配線37〜40の上部に膜厚300nm程度の酸化シリコン膜41をCVD法で堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにして酸化シリコン膜41および酸化シリコン膜27をエッチングすることにより、コンタクトホール25の上部にスルーホール42を形成する。続いて、前記コンタクトホール24、25の内部にプラグ26を形成した時と同様の方法でスルーホール42の内部に多結晶シリコン膜からなるプラグ43を形成する。
次に、図21に示すように、酸化シリコン膜41の上部に膜厚200nm程度の窒化シリコン膜44をCVD法で堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたエッチングでDRAM形成領域以外の領域の窒化シリコン膜44を除去する。DRAM形成領域に残った上記窒化シリコン膜44は、後述する情報蓄積用容量素子Cの下部電極47を形成する工程で酸化シリコン膜(45)をエッチングする際のエッチングストッパとして使用される。
次に、図22に示すように、窒化シリコン膜44の上部にCVD法で酸化シリコン膜45を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにして酸化シリコン膜45および窒化シリコン膜44をエッチングすることにより、スルーホール42の上部に凹溝46を形成する。情報蓄積用容量素子Cの下部電極47は、この凹溝46の内壁に沿って形成されるので、下部電極47の表面積を大きくして蓄積電荷量を増やすためには、酸化シリコン膜45を厚い膜厚(例えば1.3μm程度)で堆積する。
次に、図23に示すように、凹溝46の内部を含む酸化シリコン膜45の上部にn型不純物(例えばリン)をドープした膜厚60nm程度の多結晶シリコン膜47aをCVD法で堆積する。この多結晶シリコン膜47aは、情報蓄積用容量素子Cの下部電極材料として使用される。続いて、多結晶シリコン膜47aの上部に膜厚300nm程度のスピンオングラス膜48をスピン塗布した後、このスピンオングラス膜48をエッチバック(またはCMP法で平坦化)して凹溝46の内部のみに残す。
次に、図24に示すように、DRAM形成領域以外の領域の多結晶シリコン膜47aをフォトレジスト膜49で覆い、酸化シリコン膜45の上部の多結晶シリコン膜47aをエッチングで除去することにより、凹溝46の内壁に沿って下部電極47を形成する。なお、下部電極47は、多結晶シリコン以外の導電材料、例えばタングステン、ルテニウムなどの高融点金属や、酸化ルテニウム、酸化イリジウムなどの導電性金属酸化物を用いて形成してもよい。また、下部電極47の表面を粗面化することによって、その表面積をさらに大きくしてもよい。
次に、図25に示すように、凹溝46と隣接する凹溝46との隙間に残った酸化シリコン膜45、および凹溝46の内部のスピンオングラス膜48をフッ酸系のエッチング液で除去した後、フォトレジスト膜をマスクにしたエッチングでDRAM形成領域以外の領域の多結晶シリコン膜47aを除去することにより、筒型の下部電極47が完成する。凹溝46の隙間の酸化シリコン膜45の底部には窒化シリコン膜44が形成されているので、酸化シリコン膜45をウェットエッチングするときに下層の酸化シリコン膜41がエッチングされることはない。またこのとき、DRAM形成領域以外の領域の酸化シリコン膜45上には多結晶シリコン膜47aが形成されているので、この領域の酸化シリコン膜45がエッチングされることもない。
次に、図26に示すように、下部電極47の上部に膜厚14nm程度の薄い酸化タンタル膜50をCVD法で堆積し、続いて酸化タンタル膜50の上部に例えばCVD法とスパッタリング法とを併用して窒化チタン膜を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたエッチングで窒化チタン膜および酸化タンタル膜50をパターニングすることにより、窒化チタン膜からなる上部電極51と、酸化タンタル膜50からなる容量絶縁膜と、多結晶シリコン膜(47a)からなる下部電極47とで構成されたDRAMの情報蓄積用容量素子Cが完成する。なお、情報蓄積用容量素子Cの容量絶縁膜は、例えばBST、STO、BaTiO(チタン酸バリウム)、PbTiO(チタン酸鉛)、PZT(PbZrTi1−X)、PLT(PbLaTi1−X)、PLZTなどの金属酸化物からなる高(強)誘電体材料で構成することもできる。また、上部電極51は、窒化チタン以外の導電材料、例えばタングステンなどを用いて形成することもできる。さらに、情報蓄積用容量素子Cを上記した以外の形状、例えばフィン形などにすることもできる。
次に、図27に示すように、情報蓄積用容量素子Cの上部に膜厚600nm程度の酸化シリコン膜52をCVD法で堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにして酸化シリコン膜52およびその下層の酸化シリコン膜45、41をエッチングすることにより、第1層目の配線38の上部にスルーホール53を形成する。
次に、図28に示すように、スルーホール53の内部にプラグ54を形成した後、酸化シリコン膜52の上部に第2層目の配線55〜57を形成する。プラグ54は、例えば酸化シリコン膜52の上部にCVD法で窒化チタン膜とW膜とを堆積した後、これらの膜をエッチバックしてスルーホール53の内部のみに残すことにより形成する。また、第2層目の配線55〜57は、酸化シリコン膜52の上部にスパッタリング法で膜厚50nm程度のTi膜、膜厚500nm程度のAl(アルミニウム)膜、膜厚50nm程度のTi膜および膜厚50nm程度の窒化チタン膜を順次堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングでこれらの膜をパターニングして形成する。
図示は省略するが、その後、第2層目の配線55〜57の上部に層間絶縁膜を介して1〜2層程度の配線を形成し、さらにその上部に耐水性が高い緻密なパッシベーション膜(例えばプラズマCVD法で堆積した酸化シリコン膜と窒化シリコン膜とからなる2層の絶縁膜)を形成することにより、本実施の形態のシステムLSIが略完成する。
このように、本実施の形態の製造方法は、DRAMのメモリセル選択用MISFETのゲート電極8A(ワード線WL)を形成する領域の上部のみに窒化シリコン膜9を残した後、この窒化シリコン膜9とフォトレジスト膜10とをマスクに用いたエッチングでゲート電極8A(ワード線WL)とロジックLSIおよびSRAMのゲート電極8B〜8Dとを同時にパターン形成する。
これにより、ロジックLSIを構成するnチャネル型MISFETQnのゲート電極8Bの上部のコンタクトホール32とn型半導体領域16(ソースまたはドレイン)の上部のコンタクトホール33とを同時に形成することができる。
また、本実施の形態の製造方法は、上部に窒化シリコン膜9を有するゲート電極8A(ワード線WL)の加工と、上部に窒化シリコン膜9を有しないゲート電極8B〜8Dの加工とを同時に行うために、プロセスの増加も殆ど無視することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態によるシステムLSIの製造方法を図29〜図39(半導体基板の断面図)を用いて工程順に説明する。なお、これらの図において、左側の領域はDRAM形成領域の一部(メモリセルのみを示す)、中央の領域はロジックLSI形成領域の一部(nチャネル型MISFETのみを示す)、右側の領域はSRAM形成領域の一部(駆動用MISFETおよび負荷用MISFETの各一部のみを示す)を示している。
まず図29に示すように、前記実施の形態1と同様の方法で半導体基板1の主面に素子分離溝2、p型ウエル3およびn型ウエル4を形成し、続いてp型ウエル3およびn型ウエル4の活性領域の表面にゲート酸化膜5を形成した後、ゲート酸化膜5の上部にポリサイド膜やポリメタル膜などからなるゲート電極用導電膜8を形成する。
次に、図30に示すように、フォトレジスト膜60をマスクにしたエッチングでゲート電極用導電膜8をパターニングすることにより、ロジックLSIのnチャネル型MISFETQnのゲート電極8B、SRAMの駆動用MISFETQdのゲート電極8Cおよび負荷用MISFETQpのゲート電極8Dを形成する。このとき、DRAM形成領域のゲート電極用導電膜8はパターニングせず、フォトレジスト膜60で覆っておく。
次に、図31に示すように、p型ウエル3にn型不純物(例えばリン)をイオン打ち込みすることにより、nチャネル型MISFETQnのゲート電極8Bの両側のp型ウエル3にn型半導体領域12を形成し、n型ウエル4にp型不純物(例えばホウ素)をイオン打ち込みすることにより、負荷用MISFETQpのゲート電極8Dの両側のn型ウエル4にp型半導体領域13を形成する。
次に、図32に示すように、半導体基板1上にCVD法で堆積した窒化シリコン膜を異方性エッチングで加工することにより、ゲート電極8B〜8Dの側壁に窒化シリコン膜からなるサイドウォールスペーサ15を形成する。続いて、ロジックLSI形成領域のp型ウエル3にn型不純物(例えばリン)をイオン打ち込みすることにより、nチャネル型MISFETQnのゲート電極8Bの両側のp型ウエル3にn型半導体領域16を形成する。また、SRAM形成領域のn型ウエル4にp型不純物(例えばホウ素)をイオン打ち込みすることにより、負荷用MISFETQpのゲート電極8Dの両側のn型ウエル4にp型半導体領域17を形成する。ここまでの工程により、ロジックLSIのnチャネル型MISFETQnおよびSRAMの負荷用MISFETQpが完成する。
次に、図33に示すように、半導体基板1の表面をフッ酸系のエッチング液で薄くエッチングすることにより、nチャネル型MISFETQnのソース、ドレイン(n型半導体領域16)および負荷用MISFETQpのソース、ドレイン(p型半導体領域17)を露出させた後、前記実施の形態1と同様の方法でこれらのソース、ドレインの表面にCoシリサイド層20を形成する。
次に、図34に示すように、半導体基板1上にCVD法で膜厚100nm程度の窒化シリコン膜61を堆積した後、まずフォトレジスト膜をマスクにしたエッチングで窒化シリコン膜61をパターニングし、続いて上記フォトレジスト膜を除去した後、窒化シリコン膜61をマスクにしたエッチングでゲート電極用導電膜8をパターニングすることにより、DRAM形成領域にメモリセル選択用MISFETQsのゲート電極8A(ワード線WL)を形成する。
次に、図35に示すように、DRAM形成領域のp型ウエル3にn型不純物(例えばリン)をイオン打ち込みすることにより、メモリセル選択用MISFETQsのソース、ドレインを構成するn型半導体領域11を形成する。ここまでの工程により、DRAMのメモリセル選択用MISFETQsが略完成する。
次に、図36に示すように、半導体基板1上にCVD法で膜厚50nm程度の窒化シリコン膜63を堆積し、続いて窒化シリコン膜63の上部にCVD法で膜厚600nm程度の酸化シリコン膜22を堆積した後、酸化シリコン膜22の表面をCMP法で平坦化する。
次に、図37に示すように、前記実施の形態1と同様の方法でメモリセル選択用MISFETQsのソース、ドレイン(n型半導体領域11)の上部の酸化シリコン膜22をエッチングした後、その下部の窒化シリコン膜63、61をエッチングすることにより、ソース、ドレイン(n型半導体領域11)の一方の上部にコンタクトホール64を形成し、他方の上部にコンタクトホール65を形成する。
上記酸化シリコン膜22のエッチングは、酸化シリコン膜22の下層の窒化シリコン膜63、61が除去されるのを防ぐために、酸化シリコン膜22を窒化シリコン膜63、61に対して高い選択比でエッチングするガスを使用して行う。また、窒化シリコン膜63、61のエッチングは、半導体基板1の削れ量を最小とするために、窒化シリコン膜63、61をシリコンや酸化シリコン膜に対して高い選択比でエッチングするガスを使用して行う。また、このエッチングは、窒化シリコン膜63を異方的にエッチングするような条件で行い、ゲート電極8A(ワード線WL)の側壁に窒化シリコン膜63を残すようにする。これにより、コンタクトホール64、65がゲート電極8A(ワード線WL)に対して自己整合で形成される。
次に、図38に示すように、前記実施の形態1と同様の方法でコンタクトホール64、65の内部に多結晶シリコン膜からなるプラグ66を形成した後、酸化シリコン膜22の上部に膜厚200nm程度の酸化シリコン膜27をCVD法で堆積し、半導体基板1を不活性ガス雰囲気中で熱処理することにより、メモリセル選択用MISFETQsのn型半導体領域11(ソース、ドレイン)を低抵抗化する。
次に、図39に示すように、フォトレジスト膜をマスクにして酸化シリコン膜27をエッチングすることにより、コンタクトホール64の上部にスルーホール30を形成する。続いて、フォトレジスト膜をマスクにして酸化シリコン膜27および酸化シリコン膜22をエッチングした後、窒化シリコン膜63、61をエッチングすることにより、ワード線WLの配線引出し領域の上部にコンタクトホール31を形成し、nチャネル型MISFETQnのゲート電極8Bおよびn型半導体領域16の上部にコンタクトホール32、33を形成し、駆動用MISFETQdのゲート電極8Cおよび負荷用MISFETQpのp型半導体領域17に跨る領域にコンタクトホール34を形成する。
上記した酸化シリコン膜27および酸化シリコン膜22のエッチングは、下層の窒化シリコン膜63、61が除去されるのを防ぐために、酸化シリコン膜27、22を窒化シリコン膜63、61に対して高い選択比でエッチングするガスを使用して行う。また、窒化シリコン膜63、61のエッチングは、素子分離溝2に埋め込まれた酸化シリコン膜6や半導体基板1の削れ量を最小とするために、窒化シリコン膜63、61をシリコンや酸化シリコン膜に対して高い選択比でエッチングするガスを使用して行う。これにより、コンタクトホール33が素子分離溝2に対して自己整合で形成される。その後の工程は、前記実施の形態1とほぼ同様である。
このように、本実施の形態の製造方法は、DRAM形成領域においてコンタクトホール64、65をゲート電極8A(ワード線WL)に対して自己整合で形成する(ゲート−SAC)ための窒化シリコン膜61、63と、ロジックLSI形成領域においてコンタクトホール33を素子分離溝2に対して自己整合で形成する(L−SAC)ための窒化シリコン膜61、63とを共用する。これにより、ロジックLSIを構成するnチャネル型MISFETQnのゲート電極8Bの上部とn型半導体領域16の上部とにほぼ同じ膜厚の窒化シリコン膜61、63が存在するために、ゲート電極8Bの上部のコンタクトホール32とn型半導体領域16の上部のコンタクトホール33とを同時に形成することができる。
また、SRAMのメモリセルを構成する駆動用MISFETQdのゲート電極8Cの上部にも窒化シリコン膜61、63が存在するために、上記コンタクトホール32、33を形成する際、駆動用MISFETQdのゲート電極8Cおよび負荷用MISFETQpのp型半導体領域17に跨る領域にコンタクトホール34を同時に形成することができる。
また、本実施の形態の製造方法は、ロジックLSIを構成するnチャネル型MISFETQnのゲート電極8Bの上部と側壁とに比較的厚い窒化シリコン膜61、63が存在するために、コンタクトホール33が素子分離溝2に対してのみならず、ゲート電極8Bに対しても自己整合で形成される。
(実施の形態3)
本実施の形態によるシステムLSIの製造方法を図40〜図47(半導体基板の断面図)を用いて工程順に説明する。なお、これらの図において、左側の領域はDRAM形成領域の一部(メモリセルのみを示す)、中央の領域はロジックLSI形成領域の一部(nチャネル型MISFETのみを示す)、右側の領域はSRAM形成領域の一部(駆動用MISFETおよび負荷用MISFETの各一部のみを示す)を示している。
まず図40に示すように、前記実施の形態1、2と同様の方法で半導体基板1の主面に素子分離溝2、p型ウエル3およびn型ウエル4を形成し、続いてp型ウエル3およびn型ウエル4の活性領域の表面にゲート酸化膜5を形成した後、ゲート酸化膜5の上部にn型不純物(例えばヒ素)をドープした多結晶シリコン膜7をCVD法で堆積する。なお、nチャネル型MISFETとpチャネル型MISFETとをデュアルゲート構造にする場合は、不純物を含まない多結晶シリコン膜7を堆積した後、nチャネル型MISFET形成領域の多結晶シリコン膜7にn型不純物(例えばヒ素)をドープし、pチャネル型MISFET形成領域の多結晶シリコン膜7にp型不純物(例えばホウ素)をドープする。
次に、図41に示すように、フォトレジスト膜70をマスクにしたエッチングで多結晶シリコン膜7をパターニングすることにより、ロジックLSIのnチャネル型MISFETQnのゲート電極7B、SRAMの駆動用MISFETQdのゲート電極7Cおよび負荷用MISFETQpのゲート電極7Dを形成する。このとき、DRAM形成領域の多結晶シリコン膜7はパターニングせず、フォトレジスト膜70で覆っておく。
次に、図42に示すように、p型ウエル3にn型不純物(例えばリン)をイオン打ち込みすることにより、nチャネル型MISFETQnのゲート電極7Bの両側のp型ウエル3にn型半導体領域12を形成し、n型ウエル4にp型不純物(例えばホウ素)をイオン打ち込みすることにより、負荷用MISFETQpのゲート電極7Dの両側のn型ウエル4にp型半導体領域13を形成する。
続いて、半導体基板1上にCVD法で堆積した窒化シリコン膜を異方性エッチングで加工して、ゲート電極7B〜7Dの側壁に窒化シリコン膜からなるサイドウォールスペーサ15を形成した後、ロジックLSI形成領域のp型ウエル3にn型不純物(例えばリン)をイオン打ち込みすることにより、nチャネル型MISFETQnのゲート電極7Bの両側のp型ウエル3にn型半導体領域16を形成する。また、SRAM形成領域のn型ウエル4にp型不純物(例えばホウ素)をイオン打ち込みすることにより、負荷用MISFETQpのゲート電極7Dの両側のn型ウエル4にp型半導体領域17を形成する。
次に、図43に示すように、半導体基板1の表面をフッ酸系のエッチング液で薄くエッチングしてnチャネル型MISFETQnのソース、ドレイン(n型半導体領域16)および負荷用MISFETQpのソース、ドレイン(p型半導体領域17)を露出させた後、半導体基板1上にスパッタリング法でCo膜20aを堆積する。
次に、図44に示すように、半導体基板1を熱処理する。これにより、nチャネル型MISFETQnのソース、ドレイン(n型半導体領域16)および負荷用MISFETQpのソース、ドレイン(p型半導体領域17)の表面にCoシリサイド層20が形成される。また、このとき同時にロジックLSIのnチャネル型MISFETQnのゲート電極7B、SRAMの駆動用MISFETQdのゲート電極7Cおよび負荷用MISFETQpのゲート電極7Dを構成する多結晶シリコン膜(7)の各表面と、DRAM形成領域に残った多結晶シリコン膜7の表面とにCoシリサイド層20が形成される。ここまでの工程により、多結晶シリコン膜7とCoシリサイド層20とからなるポリサイド構造のゲート電極7Bを有するnチャネル型MISFETQn、および多結晶シリコン膜7とCoシリサイド層20とからなるポリサイド構造のゲート電極7Dを有する負荷用MISFETQpが略完成する。
次に、図45に示すように、半導体基板1上にCVD法で窒化シリコン膜61を堆積した後、まずフォトレジスト膜をマスクにしたエッチングで窒化シリコン膜61をパターニングし、続いて上記フォトレジスト膜を除去した後、窒化シリコン膜61をマスクにしたエッチングでDRAM形成領域のCoシリサイド層20および多結晶シリコン膜7をパターニングすることにより、メモリセル選択用MISFETQsのゲート電極7A(ワード線WL)を形成する。
続いて、DRAM形成領域のp型ウエル3にn型不純物(例えばリン)をイオン打ち込みすることにより、メモリセル選択用MISFETQsのソース、ドレインを構成するn型半導体領域11を形成する。ここまでの工程により、多結晶シリコン膜7とCoシリサイド層20とからなるポリサイド構造のゲート電極7Aを有するDRAMのメモリセル選択用MISFETQsが略完成する。
次に、図46に示すように、半導体基板1上にCVD法で窒化シリコン膜63を堆積し、続いて窒化シリコン膜63の上部にCVD法で酸化シリコン膜22を堆積した後、酸化シリコン膜22の表面をCMP法で平坦化する。
次に、図47に示すように、前記実施の形態2と同様の方法でメモリセル選択用MISFETQsのソース、ドレイン(n型半導体領域11)の上部にコンタクトホール64、65を形成し、続いてその内部に多結晶シリコン膜からなるプラグ66を形成した後、フォトレジスト膜をマスクにして酸化シリコン膜27および酸化シリコン膜22をエッチングし、さらに窒化シリコン膜63、61をエッチングすることにより、ワード線WLの配線引出し領域の上部にコンタクトホール31を形成し、nチャネル型MISFETQnのゲート電極8Bおよびn型半導体領域16の上部にコンタクトホール32、33を形成し、駆動用MISFETQdのゲート電極8Cおよび負荷用MISFETQpのp型半導体領域17に跨る領域にコンタクトホール34を形成する。その後の工程は、前記実施の形態2とほぼ同様である。
本実施の形態によれば、前記実施の形態2と同様の効果が得られると共に、ポリサイド構造のゲート電極7A〜7Dの形成と、ソース、ドレイン(n型半導体領域16、p型半導体領域17)の表面のシリサイド化とを同時に行うので、プロセスを簡略化することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、DRAMとロジックLSIとを混載した半導体集積回路装置の製造に利用することができる。
本発明の実施の形態1であるシステムLSIの一部を構成するDRAMの等価回路図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの一部を構成するSRAMの等価回路図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3であるシステムLSIの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 素子分離溝
3 p型ウエル
4 n型ウエル
5 ゲート酸化膜
6 酸化シリコン膜
7 多結晶シリコン膜
7A〜7D ゲート電極
8 ゲート電極用導電膜
8A〜8D ゲート電極
9 窒化シリコン膜
10 フォトレジスト膜
11 n型半導体領域
12 n型半導体領域
13 p型半導体領域
15 サイドウォールスペーサ
16 n型半導体領域
17 p型半導体領域
19 酸化シリコン膜
20a Co膜
20 Coシリサイド層
21 窒化シリコン膜
22 酸化シリコン膜
23 フォトレジスト膜
24、25 コンタクトホール
26 プラグ
28 酸化シリコン膜
30 スルーホール
31〜34 コンタクトホール
36 プラグ
37〜40 配線
41 酸化シリコン膜
42 スルーホール
43 プラグ
44 窒化シリコン膜
45 酸化シリコン膜
46 凹溝
47 下部電極
47a 多結晶シリコン膜
48 スピンオングラス膜
49 フォトレジスト膜
50 酸化タンタル膜
51 上部電極
52 酸化シリコン膜
53 スルーホール
54 プラグ
55〜57 配線
60 フォトレジスト膜
61 窒化シリコン膜
63 窒化シリコン膜
64、65 コンタクトホール
66 プラグ
70 フォトレジスト膜
BL ビット線
C 情報蓄積用容量素子
MC メモリセル
Qn nチャネル型MISFET
Qp 負荷用MISFET
Qs メモリセル選択用MISFET
SA センスアンプ
WD ワードドライバ
WL ワード線

Claims (1)

  1. 第1MISFETと容量素子とを直列に接続したメモリセルが行列状に配置された第1メモリセル領域と、ロジックLSIを構成する第2MISFETが複数形成された第2回路領域とを有する半導体集積回路装置の製造方法であって、
    (a)半導体基板の主面上に第1導体層を形成した後、前記第2回路領域の前記第1導体層を選択的にパターニングすることにより、前記第2回路領域に前記第2MISFETのゲート電極を形成し、前記第1メモリセル領域に前記第1導体層を残す工程、
    (b)前記第2MISFETのソースまたはドレイン領域を形成する工程、
    (c)前記第1メモリセル領域に残された前記第1導体層の表面、前記第2MISFETのゲート電極およびソースまたはドレイン領域の表面にシリサイド層を形成する工程、
    (d)前記第1メモリセル領域の前記第1導体層を選択的にパターニングすることにより、前記第1メモリセル領域に前記第1MISFETのゲート電極を形成する工程、
    (e)前記(d)工程の後、前記第1MISFETのソースまたはドレイン領域を形成する工程、
    (f)前記(e)工程の後、前記半導体基板の主面上に第1絶縁層を形成し、次いで、前記第1絶縁層の上部に第2絶縁層を形成した後、前記第2絶縁層を研磨して平坦化する工程、
    (g)前記第1MISFETのゲート電極の間のスペース領域を覆う前記第2絶縁層および前記第1絶縁層に、前記第1MISFETのゲート電極に対して自己整合で第1開孔を形成することにより、前記第1MISFETのソースまたはドレインの表面を露出する工程、
    (h)前記第2MISFETのゲート電極の上部を覆う前記第2絶縁層および前記第1絶縁層に第2開孔を形成することにより、前記第2MISFETのゲート電極の表面を露出する工程、
    を含み、
    前記第1開孔を形成する工程は、前記第1絶縁層に対する前記第2絶縁層のエッチングレートが大きくなる条件で前記第2絶縁層をエッチングした後、前記第1絶縁層を異方的にエッチングすることにより、前記第1MISFETのゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成し、
    前記第2開孔を形成する工程は、前記第1絶縁層に対する前記第2絶縁層のエッチングレートが大きくなる条件で前記第2絶縁層をエッチングした後、前記第1絶縁層をエッチングすることにより除去することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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