JP4214672B2 - 画像表示媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示媒体にかかり、特に、繰返し書き換えが可能な画像表示媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像表示手段の1種として繰返し書き換えが可能なシート状の画像表示媒体として、Twisting Ball Display(2色塗り分け粒子回転表示)、電気泳動、磁気泳動、サーマルリライタブル媒体、メモリ性を有する液晶などの画像表示媒体が提案されている。
【0003】
これらの画像表示媒体のうち、Twisting Ball Displayは表示のメモリ性があり、画像表示媒体の内部は粒子周囲のキャビティにのみオイルが存在するものの、ほとんど固体状態なのでシート化は比較的容易である。しかし、白く塗り分けられた半球面を表示側に完全に揃えた場合でも、球と球の隙間に入り込んだ光線は反射されず内部でロスしてしまうため、原理的にカバレッジ100%の白色表示をすることはできず、やや灰色がかってしまいコントラストが低下するという問題がある。加えて、粒子サイズは画素サイズよりも小さいサイズであることが要求されるため、高解像度表示のためには色が塗り分けられた微細な粒子を製造しなければならず、高度な製造技術を要するといった問題もある。
【0004】
また、電気泳動、磁気泳動を用いた画像表示媒体は、画像のメモリ性を有し、かつ白色液体中に着色粒子を分散させた技術であるため、白表示には優れるが、画像表示部分を形成する黒(色)表示は着色粒子同士の隙間に常に白色液体が入り込むため、灰色がかってしまい、コントラストが低下するとともに、画質が低下するという問題がある。また、画像表示媒体の内側には白色液体が封入されているため、画像表示媒体を画像形成装置から取り外して紙のようにラフに取り扱った場合には、白色液体が画像表示媒体外部に漏出するおそれがある。
【0005】
サーマルリライタブル媒体、メモリ性液晶などは、画像のメモリ性には優れるが、表示面を紙のように十分な白表示とすることができず、そのため画像を表示した場合に、画像を表示した部分と表示しない部分との区別を目視で確認しにくい、すなわち、画質が低下するという問題がある。
【0006】
そこで、上記の問題を解決すべく、トナーを用いた画像表示媒体として、導電性着色トナーと白色粒子を対向する表示側電極基板と非表示側電極基板との間に封入した画像表示媒体が提案されている。これは、非表示側電極基板の電極内側表面に設けた電荷輸送層を介して導電性着色トナーへ電荷を注入し、電荷注入された導電性着色トナーが電極基板間の電界の作用により表示側電極基板側へ移動し、この導電性着色トナーが表示側電極基板の内側へ付着して導電性着色トナーと白色粒子とのコントラストにより画像表示を行うものである。これによれば、画像表示媒体が全て固体で構成されており、白と黒(色)の表示を原理的に100%切り替えることができる点で優れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像表示媒体では、表示基板と非表示基板との間の距離を保つための機能を備えておらず、表示媒体自体の強度が弱くなるという問題がある。また、基板間に粒子のみが存在しているため画像表示そのものは画質を高く表示できるが、傾けたり立て掛けたり振ったりしたときに粒子が内部で偏ってしまい、画像表示を行った場合にコントラストが低下するといった問題がある。
【0008】
さらに、画像表示媒体を大型化した場合に顕著に生じる、電極による電圧降下や大型画素表示のための電極構造に対する構造の改善がなされていないという問題もある。
【0009】
本発明は、上記事実に鑑みて成されたものであり、高解像度の画像を表示させるとともに、画像表示媒体の強度を向上させ、粒子の偏在を防止し、電極による電圧降下を防止できる画像表示媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、一対の電極間に設けられた粒子を、当該一対の電極間へ印加する電圧に基づく電界により移動させ、この粒子の状態により所定の画像を表示する画像表示媒体であって、画像表示面側に配置され、前記一対の電極のうち一方である第1の電極を備えた表示基板と、前記表示基板に対向し、前記一対の電極のうち他方である第2の電極を備えた非表示基板と、を有し、前記表示基板と前記非表示基板との間隙を細分化し、かつ、一定の距離に保持する格子状の間隙保持部材を前記間隙内に設け、前記第1の電極または第2の電極の少なくとも一方が、マトリクス状に配置された複数の電極群から構成され、当該電極群の各々が、電気的に導通し、かつ、前記電極群よりも抵抗率の低い線材により接続され、前記間隙保持部材の1つの格子によって細分化された領域が、複数の表示画素を含んでいることを特徴とする。
【0011】
請求項1の発明によれば、一対の電極間に設けられた粒子を、当該一対の電極間へ印加する電圧に基づく電界により移動させ、この粒子の状態により所定の画像を表示する画像表示媒体であって、画像表示面側に配置され前記一対の電極のうち一方である第1の電極を備えた表示基板と、前記表示基板に対向し前記一対の電極のうち他方である第2の電極を備えた非表示基板との間隙内に、この間隙を細分化し、かつ、表示基板と非表示基板との間を一定の距離に保持する格子状の間隙保持部材を設ける。これにより、粒子間の表示基板と平行な方向の移動が制限され、画像表示媒体を傾けたり、立てかけたりして使用した場合でも、特定箇所に粒子が溜る粒子溜り、特定箇所への粒子の偏在を防止することができ、コントラストの向上した画像表示を得ることができる。また、間隙保持部材の存在により、表示基板と非表示基板との間を線接触で支持することができ、支持の強度が向上し、より頑丈な画像表示媒体を形成することができる。また、前記第1の電極または第2の電極の少なくとも一方が、マトリクス状に配置された複数の電極群から構成され、当該複数の電極群が電気的に導通する線材により接続されていることから、単純なマトリクス駆動を行うことができ、表示される画像をよりシャープなものとすることができる。また、線材が前記電極群よりも抵抗率の低い部材からなることから、電極における電圧降下を防止することができる。また、間隙保持部材の1つの格子によって細分化された領域が、複数の表示画素を含むことから、間隙保持部材の最小単位を電極よりも大きめにとることで、開口部、すなわち、粒子が封入された空間のうち画像を表示する面積が大きくなり、画像表示部が増え、カバレッジが向上し、高解像度の画像表示を行うときに特に有効となる。
【0012】
請求項2の発明は、前記請求項1記載の画像表示媒体において、前記間隙保持部材は前記第1の電極と前記第2の電極との間に配置されることを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明によれば、前記請求項1記載の画像表示媒体において、間隙保持部材を第1の電極と第2の電極との間に設けることにより、間隙保持部材と電極とが線接触し、結果的にこの間隙保持部材により表示基板と非表示基板との間を線接触で支持することができ、支持の強度が向上し、より頑丈な画像表示媒体を形成することができる。
【0014】
請求項3の発明は、前記請求項1記載の画像表示媒体において、前記第1の電極又は前記第2の電極は複数の電極群から構成され、前記間隙保持部材は、前記複数の電極間に配置されることを特徴とする。
【0015】
請求項3の発明によれば、前記請求項1記載の画像表示媒体において、前記第1の電極又は前記第2の電極は複数の電極群から構成され、前記間隙保持部材は、前記複数の電極間に配置されるので、電極の有効面積が増え、電界が形成されない若しくは発生する電界が弱い所謂フロート部をなくすことができ、このフロート部による電界の乱れを防止し、表示される画像のノイズを減少させることができる。
【0028】
請求項4の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の画像表示媒体において、前記線材が画像の非表示面側に配置されることを特徴とする。
【0029】
請求項4の発明によれば、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の画像表示媒体において、前記線材が画像の非表示面側に配置されることから、配線の自由度が向上し、また、リークによる画像表示媒体の動作不良を防止することができる。
【0030】
請求項5の発明は、前記請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の画像表示媒体において、前記電極群を電気的に接続し、主となる前記線材の配線をバックアップする予備配線をさらに備えたことを特徴とする。
【0031】
請求項5の発明によれば、前記請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の画像表示媒体において、前記電極群を電気的に接続し、主となる前記線材の配線をバックアップする予備配線をさらに備えたことから、主となる線材が欠線した場合であっても動作不良を防止することができ、特に、高解像度の画像を表示させる場合など線材がより細かく形成されている場合に有効となる。
【0032】
請求項6の発明は、前記請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の画像表示媒体において、前記第1の電極又は前記第2の電極の表面にコート層を形成したことを特徴とする。
【0033】
請求項6の発明によれば、前記請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の画像表示媒体において、前記第1の電極又は前記第2の電極の表面にコート層を形成したことから、電極の機械的及び化学的保護が可能となる。また、コート材の材料によっては粒子と基板との付着力や、粒子の帯電特性を制御することができる。なお、コート層としては、例えば、ポリカーボネート、ナイロン、ポリエステル等の誘電体層や、ポリカーボネートにトリフェニルアミン系、スチルベン系(基本骨格にトリフェニルアミンを含む)化合物を含有させた電荷輸送層等を用いることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1に示すように、画像表示媒体1は、表示基板10と、この表示基板10に対向する非表示基板12とを備えている。表示基板10の非表示基板12と対向する面には短冊形状の電極10Aが所定の間隔を隔てて複数設けられ、同様に非表示基板12の表示基板10と対向する面にも短冊形状の電極12Aが所定の間隔をもって複数設けられている。
【0035】
そして、電極10Aと電極12Aとは、電極10Aと電極10Aとが対向したときに交差するように配置されている。なお、電極10A、12A上には、電極の保護、画質の向上、粒子と基板との付着力の制御、及び粒子の帯電特性の制御などの観点から、例えば、ポリカーボネート樹脂等の誘電体材料からなる誘電体層や電荷輸送層などが形成されていてもよい。電極12Aの上には、電極12Aと平行に、電極12Aと同じ長さを有し、かつ、断面矩形状の間隙保持部材20が互いに平行に複数設けられている。
【0036】
特に図示しないが、この表示基板10と非表示基板12との間には、この基板間、即ち電極10Aと電極10Aとの間に印加される電圧によって生じる電界により、表示基板10と非表示基板12との間を移動可能な、色及び帯電特性の異なる複数種類の粒子群が封入されている。
【0037】
具体的には、例えば、帯電した白色粒子とこの白色粒子と反対の極性に帯電した黒色粒子を所定量づつ封入する。より詳細には、例えば、白色粒子としてイソプロピルトリメトキシシラン処理したチタニアの微粉末を重量比100対0.1の割合で混合した体積平均粒径20μmの酸化チタン含有架橋ポリメチルメタクリレートの球状微粒子(積水化成品工業(株)製テクポリマーMBX−20−ホワイトを分級)と、黒色粒子として体積平均粒径20μmのカーボン含有架橋ポリメチルメタクリレートの球状微粒子(積水化成品工業(株)製テクポリマーMBX−20−ブラックを分級)とを、重量比2対1の割合で混合したもの等を封入することができる。
【0038】
そして、この画像表示媒体1は、非表示基板12上の表示基板10と対向する側の面に間隙保持部材20を載せて所定量の粒子群を塗布し、この後、表示基板10を載せ、表示基板10と非表示基板12とを加圧保持して、表示基板10、間隙保持部材20及び非表示基板12を接着剤により接着することにより作成される。
【0039】
以下に、この画像表示媒体1の駆動状態について説明する。非表示基板12の電極12Aに図示しない電圧印加手段によって正の直流電圧を印加すると、粒子群のうちマイナスに帯電された白色粒子が電界の作用によって非表示基板12側へ移動する。反対に、粒子群のうちプラスに帯電された黒色粒子は電界の作用によって表示基板10側へ移動する。このため、表示基板10には黒色粒子のみが均一に付着し、良好な黒表示を得ることができる。なお、厳密に言えば、逆極性に帯電した白色粒子が微小両存在するため、表示基板10には若干の白色粒子も付着するが、付着する白色粒子の量が極僅かであるため、表示画像への影響はほとんどない。
【0040】
また、非表示基板12の電極12Aに負の直流電圧を印加すると、表示基板10に付着していた黒色粒子は非表示基板12側に移動し、非表示基板12に付着していた白色粒子が表示基板10へ移動する。そして、表示基板10には白色粒子のみが均一に付着し、良好な白表示を得ることができる。なお、これも厳密に言えば、逆極性に帯電した黒色粒子が表示基板10上に若干付着するが、付着する黒色粒子の量が少ないため表示画像への影響はほとんどない。
【0041】
このように、本実施の形態によれば、電極10Aと電極12Aとの間には間隙保持部材20が設けられていることから、粒子間の表示基板10と平行な方向の移動が制限され、画像表示媒体を傾けたり、立てかけたりして使用した場合でも、特定箇所に粒子が溜る粒子溜り、特定箇所への粒子の偏在を防止することができ、コントラストの向上した画像表示を得ることができる。また、間隙保持部材20の存在により、表示基板10と非表示基板12との間を線接触で支持することができ、支持の強度が向上し、より頑丈な画像表示媒体1を形成することができる。
【0042】
(第2の実施の形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0043】
図2に示すように、第2の実施の形態にかかる画像表示媒体1は、第1の実施の形態と同様に、画像表示媒体1は、表示基板10と、この表示基板10に対向する非表示基板12とを備えている。表示基板10の非表示基板12と対向する面には短冊形状の電極10Aが所定の間隔を隔てて複数設けられ、同様に非表示基板12の表示基板10と対向する面にも短冊形状の電極12Aが所定の間隔をもって複数設けられている。
【0044】
そして、電極10Aと電極12Aとは、電極10Aと電極10Aとが対向したときに交差するように配置されている。なお、電極10A、12A上には、ポリカーボネート樹脂等の誘電体材料からなる誘電体層が形成されていてもよい。非表示基板12上の複数の電極12Aの間には、電極12Aと平行に、電極12Aと同じ長さを有し、かつ、断面矩形状の間隙保持部材20が互いに平行に複数設けられている。
【0045】
特に図示しないが、第1の実施の形態と同様に、この表示基板10と非表示基板12との間には、この基板間、即ち電極10Aと電極10Aとの間に印加される電圧によって生じる電界により、表示基板10と非表示基板12との間を移動可能な、色及び帯電特性の異なる複数種類の粒子群が封入されている。具体的には、例えば、帯電した白色粒子とこの白色粒子と反対の極性に帯電した黒色粒子を所定量づつ封入する。
【0046】
そして、この画像表示媒体1は、非表示基板12上の表示基板10と対向する側の面に間隙保持部材20を載せて所定量の粒子群を塗布し、この後、表示基板10を載せ、表示基板10と非表示基板12とを加圧保持して、表示基板10、間隙保持部材20及び非表示基板12を接着剤により接着することにより作成される。
【0047】
この画像表示媒体1の駆動状態については、第1の実施の形態における画像表示媒体と同様であるのでその説明を省略する。
【0048】
このように、本実施の形態によれば、電極10Aと電極12Aとの間には間隙保持部材20が設けられていることから、粒子間の表示基板10と平行な方向の移動が制限され、画像表示媒体を傾けたり、立てかけたりして使用した場合でも、特定箇所に粒子が溜る粒子溜り、特定箇所への粒子の偏在を防止することができ、コントラストの向上した画像表示を得ることができる。また、間隙保持部材20の存在により、表示基板10と非表示基板12との間を線接触で支持することができ、支持の強度が向上し、より頑丈な画像表示媒体1を形成することができる。さらに、間隙保持部材20を複数の電極12Aの間に配置したことから、フロート部がなくなり、電極10Aと電極12Aとの間に生じる電界に乱れが生じにくくなる。そして、電界の乱れの発生を防止することにより、表示される画像へのノイズを減少させることができる。
【0049】
(第3の実施の形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0050】
図3に示すように、第3の実施の形態にかかる画像表示媒体1は、第1の実施の形態と同様に、画像表示媒体1は、短冊形状の電極10Aが所定の間隔を隔てて複数設けられた表示基板10と、短冊形状の電極12Aが所定の間隔をもって複数設けられた非表示基板12とを備えている。
【0051】
そして、電極10Aと電極12Aとは、電極10Aと電極10Aとが対向したときに交差するように配置されている。なお、電極10A、12A上には、ポリカーボネート樹脂等の誘電体材料からなる誘電体層が形成されていてもよい。
【0052】
非表示基板12上の複数の電極12Aの間には、格子状の間隙保持部材20が設けられており、この間隙保持部材20のそれぞれの格子が1画素を構成するようになっている。なお、複数の格子が1画素を構成するように形成してもよい。
【0053】
特に図示しないが、第1の実施の形態と同様に、この表示基板10と非表示基板12との間には、この基板間、即ち電極10Aと電極10Aとの間に印加される電圧によって生じる電界により、表示基板10と非表示基板12との間を移動可能な、色及び帯電特性の異なる複数種類の粒子群が封入されている。具体的には、例えば、帯電した白色粒子とこの白色粒子と反対の極性に帯電した黒色粒子を所定量づつ封入する。
【0054】
そして、この画像表示媒体1は、非表示基板12上の表示基板10と対向する側の面に間隙保持部材20を載せて所定量の粒子群を塗布し、この後、表示基板10を載せ、表示基板10と非表示基板12とを加圧保持して、表示基板10、間隙保持部材20及び非表示基板12を接着剤により接着することにより作成される。
【0055】
この画像表示媒体1の駆動状態については、第1の実施の形態における画像表示媒体と同様であるのでその説明を省略する。
【0056】
このように、本実施の形態によれば、電極10Aと電極12Aとの間には間隙保持部材20が設けられていることから、粒子間の表示基板10と平行な方向の移動が制限され、画像表示媒体1を傾けたり、立てかけたりして使用した場合でも、特定箇所に粒子が溜る粒子溜り、特定箇所への粒子の偏在を防止することができ、コントラストの向上した画像表示を得ることができる。
【0057】
また、間隙保持部材20が存在し、さらにこの間隙保持部材20が格子状に形成されていることから、表示基板10と非表示基板12との間を支持する面積が増大し、支持の強度がより向上し、より頑丈な画像表示媒体1を形成することができる。さらに、間隙保持部材20が格子状に形成されていることから、1表示画素を一つの格子又は複数の格子から構成することができ、このように構成することで、表示画素が明確となり画質が向上する。
【0058】
なお、図4に示すように、格子状の間隙保持部材20を電極12Aの隙間に配置する構成とすることもでき、このように構成することで、フロート部がなくなり、電界により移動する粒子が増加すると共に、電極10Aと電極12Aとの間に生じる電界に乱れが生じにくくなる。そして、移動する粒子が増加することからカバレッジが向上し、また、電界の乱れの発生を防止することにより表示される画像へのノイズを減少させることができる。
【0059】
また、図5に示すように、格子状の間隙保持部材20の最小単位を電極の最小単位の整数倍とする、すなわち、間隙保持部材20のそれぞれの格子を電極12Aの幅よりも大きめに形成することができる。これにより、開口部が大きくなって画像表示部が増えカバレッジが上がる。また、電極(図示せず)と電極12Aとに印加される電圧が画素毎にかかるので基板間に封入された粒子が的確に画素を形成できるとともに、格子の枠数が減少し、画質が向上する。
【0060】
さらに、図6に示すように、電極12Aの最小単位を格子状の間隙保持部材20の最小単位の整数倍とする、すなわち、電極12Aの幅を間隙保持部材20の格子が複数収まる大きさとすることができる。これにより、電極12Aのサイズが大きくなったとき、粒子の偏在をより効率的に防止することができる。
【0061】
(第4の実施の形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施の形態の一例を詳細に説明する。
上記した第1の実施の形態乃至第3の実施の形態においては、表示基板10と、非表示基板12とは、短冊形状の電極を備えていたが、図7に示すように複数の矩形状の電極12Aがマトリクス状に配列され、この電極12Aが電気的に導通する潜在としての電線24により接続された非表示基板12とを備えた構成とすることができる。なお、本実施の形態における電極10Aは、第1の実施の形態と同様に短冊形状であり、第1の実施の形態と同様に、電極10A及び12A上には、ポリカーボネート樹脂等の誘電体材料からなる誘電体層が形成されていてもよい。また、特に図示しないが、非表示基板12上の複数の電極12Aの間には、第1の実施の形態と同様に、間隙保持部材20が設けられており、表示基板10と非表示基板12との間には、この基板間、即ち電極10Aと電極10Aとの間に印加される電圧によって生じる電界により、表示基板10と非表示基板12との間を移動可能な、色及び帯電特性の異なる複数種類の粒子群が封入されている。
【0062】
この画像表示媒体1の作成手順及び駆動状態については、第1の実施の形態における画像表示媒体と同様であるのでその説明を省略する。
【0063】
このように、本実施の形態によれば、電極12Aを格子状に配列したことから、電極10Aと電極12Aとの間に電圧を画素毎に印加することができるため、基板間に封入された粒子が的確に画素を形成することができ、画像表示をよりシャープなものとすることができる。
【0064】
なお、図8に示すように、表示基板10の電極10Aと非表示基板12の電極12Aを共にマトリクス状に配列し、それぞれの電極間を電線24で接続した構成とすることもできる。また、図9に示すように電線24を電極10Aおよび電極12Aよりも低効率の低い材料から形成することもできる。これにより、電極10A、電極12Aを短冊形状とした場合や、同じ低効率の材料からなる電線24で形成するよりも抵抗を小さくすることができ、より省電力で画像表示媒体を駆動することができるとともに、電極における電圧降下を防止することができる。
【0065】
さらに、図10に示すように電線24を非表示基板12の裏面に、すなわち画像表示媒体の画像の非表示面側に配置した構成とすることもできる。このように構成することで、配線の自由度が向上するとともに、リークによる近接する電極に対する干渉を防止して動作不良を防止することができ、また、開口率が上昇し、すなわち表示基板の表示面のうち粒子が画像を表示する面積が増え、表示する画質が向上する。
【0066】
さらにまた、図11に示すように、非表示基板12に、電線24に加えて電線24の配線のバックアップとして予備配線26を設ける構成とすることができる。このように構成することで、電線24が欠落したときにも動作不良を防止することができる。なお、図12に示すように、電線や予備配線(図示せず)を絶縁体30で覆うこともでき、これによりリークによる動作不良を防ぎ、近接する電極に対する干渉を防ぐこともできる。
また、図13に示すように、電線24を非表示基板12の外部に形成し、電極12A間に絶縁体30を設ける構成とすることで、電極12Aの他の電極との干渉を防止することができる。
【0067】
(第5の実施の形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0068】
図14に示すように、第5の実施の形態にかかる画像表示媒体1は、第1の実施の形態と同様に、短冊形状の電極10Aが所定の間隔を隔てて複数設けられた表示基板10と、短冊形状の電極12Aが所定の間隔をもって複数設けられた非表示基板12とを備えている。
【0069】
そして、電極10Aと電極12Aとは、電極10Aと電極10Aとが対向したときに交差するように配置されている。非表示基板12上の複数の電極12Aの間には、格子状の間隙保持部材22が設けられている。そして、この間隙保持部材22内には電線24が形成され、この電線24は電極12Aと接続されている。
【0070】
特に図示しないが、第1の実施の形態と同様に、この表示基板10と非表示基板12との間には、この基板間、即ち電極10Aと電極10Aとの間に印加される電圧によって生じる電界により、表示基板10と非表示基板12との間を移動可能な、色及び帯電特性の異なる複数種類の粒子群が封入されている。
【0071】
この画像表示媒体1の作成手順、及び駆動状態については、第1の実施の形態における画像表示媒体と同様であるのでその説明を省略する。
【0072】
このように、本実施の形態によれば、上記した特定箇所に粒子が溜る粒子溜り、特定箇所への粒子の偏在を防止することができ、コントラストの向上した画像表示を得ることができるなどの効果に加えて、間隙保持部材22内に電線24を設けることで、配線が容易であり画像表示媒体の作成が容易になると共に、画像表示媒体1の取り扱いが容易となり、美観が向上する。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、高解像画像を表示させるとともに、画像表示媒体の強度を向上させ、粒子の偏在を防止し、電極による電圧降下を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)は本発明の第1の実施の形態にかかる画像表示媒体の分解斜視図であり、図1(B)は図1(A)のIB−IB側面図である。
【図2】 図2(A)は本発明の第2の実施の形態にかかる画像表示媒体の分解斜視図であり、図2(B)は図2(A)のIIB−IIB側面図である。
【図3】 図3(A)は本発明の第3の実施の形態にかかる画像表示媒体の分解斜視図であり、図3(B)は図3(A)の電極と間隙保持部材との配置関係を示す概略説明図である。
【図4】 図4(A)は本発明の第3の実施の形態にかかる画像表示媒体の他の例の分解斜視図であり、図4(B)は図4(A)の画像表示媒体の電極と間隙保持部材との配置関係を示す概略説明図である。
【図5】 図5(A)は本発明の第3の実施の形態にかかる画像表示媒体のさらに他の例の分解斜視図であり、図5(B)は図5(A)の画像表示媒体の電極と間隙保持部材との配置関係を示す概略説明図である。
【図6】 図6(A)は本発明の第3の実施の形態にかかる画像表示媒体のさらに他の例の分解斜視図であり、図6(B)は図6(A)の画像表示媒体の電極と間隙保持部材との配置関係を示す概略説明図である。
【図7】 図7(A)は本発明の第4の実施の形態にかかる画像表示媒体の分解斜視図であり、図7(B)は図7(A)のVIIB−VIIB側面図である。
【図8】 図8(A)は本発明の第4の実施の形態にかかる画像表示媒体の他の例の分解斜視図であり、図8(B)は図8(A)のVIIIB−VIIIB側面図である。
【図9】 図9(A)は本発明の第4の実施の形態にかかる画像表示媒体のさらに他の例の分解斜視図であり、図9(B)は図9(A)のIXB−IXB側面図である。
【図10】 図10(A)は本発明の第4の実施の形態にかかる画像表示媒体のさらに他の例の分解斜視図であり、図10(B)は図10(A)のXB−XB側面図である。
【図11】 図11(A)は本発明の第4の実施の形態にかかる画像表示媒体のさらに他の例の分解斜視図であり、図11(B)は図11(A)のXIB−XIB側面図である。
【図12】 図12(A)は本発明の第4の実施の形態にかかる画像表示媒体のさらに他の例の分解斜視図であり、図12(B)は図12(A)のXIIB−XIIB側面図である。
【図13】 図13(A)は本発明の第4の実施の形態にかかる画像表示媒体のさらに他の例の分解斜視図であり、図13(B)は図13(A)のXIIIB−XIIIB側面図である
【図14】 図14(A)は本発明の第5の実施の形態にかかる画像表示媒体の分解斜視図であり、図14(B)は図14(A)の電極と間隙保持部材との配置関係を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 画像表示媒体
10 表示基板
10A 電極
12 非表示基板
12A 電極
20 間隙保持部材
22 間隙保持部材
24 電線
26 予備配線
30 絶縁体
Claims (6)
- 一対の電極間に設けられた粒子を、当該一対の電極間へ印加する電圧に基づく電界により移動させ、この粒子の状態により所定の画像を表示する画像表示媒体であって、
画像表示面側に配置され、前記一対の電極のうち一方である第1の電極を備えた表示基板と、
前記表示基板に対向し、前記一対の電極のうち他方である第2の電極を備えた非表示基板と、を有し、
前記表示基板と前記非表示基板との間隙を細分化し、かつ、一定の距離に保持する格子状の間隙保持部材を前記間隙内に設け、
前記第1の電極または第2の電極の少なくとも一方が、マトリクス状に配置された複数の電極群から構成され、当該電極群の各々が、電気的に導通し、かつ、前記電極群よりも抵抗率の低い線材により接続され、
前記間隙保持部材の1つの格子によって細分化された領域が、複数の表示画素を含んでいることを特徴とする画像表示媒体。 - 前記間隙保持部材は前記第1の電極と前記第2の電極との間に配置されることを特徴とする請求項1記載の画像表示媒体。
- 前記第1の電極又は前記第2の電極は複数の電極群から構成され、前記間隙保持部材は、前記複数の電極間に配置されることを特徴とする請求項1記載の画像表示媒体。
- 前記線材が画像の非表示面側に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の画像表示媒体。
- 前記電極群を電気的に接続し、主となる前記線材の配線をバックアップする予備配線をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の画像表示媒体。
- 前記第1の電極又は前記第2の電極の表面にコート層を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の画像表示媒体。
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