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JP4257860B2 - 化粧材の塗布具 - Google Patents

化粧材の塗布具 Download PDF

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Description

本発明は、アイライナー、リップグロス、アイシャドーなどの液状、ゲル状、あるいは粉状の化粧材を塗布するのに用いる塗布具に関する。
化粧材の塗布体としては、ひとつに毛束で形成した筆構造があり、他にプラスチック製の芯材の表面に短い繊維を植毛したペン構造がある(特許文献1、2参照)。特許文献1の塗布体は棒状に形成してあり、ゲル状の口紅を収容する容器の口に装着してある。塗布体の先端には平坦な傾斜塗布面を形成してあり、塗布面の中央部分と容器の内部とが通路を介して連通している。使用時には、容器から押し出した口紅を、塗布面でのばすようにして塗りつける。
特許文献2の塗布体は、半硬質エラストマーで形成した丸軸状の芯材と、芯材の表面に植毛された短い繊維とを有し、植毛部分にマスカラなど液状の化粧材を含ませて塗布する。撥水性に富むシリコン樹脂成形体からなるチップ構造の塗布体は、特許文献3にみられる。そこでは、塗布体を丸ボタン状に形成し、その内部を中空とすることで肌当りを和らげている。
特開平10−192045号公報(段落番号0015、図1) 特開2004−587号公報(段落番号0033、図1) 特開2003−189928号公報(段落番号0014、図2)
特許文献1、2におけるペン構造の塗布具は、表面に短い繊維を植毛してあるので、液状あるいはゲル状の化粧剤を保持しやすく、例えばリップグロスを平面的に塗布したり、あるいはマスカラをまつ毛に付着させるのに好適である。しかし、塗布体の外形が先細の筆やペン状に形成してあったとしても、アイライナーのように化粧材を線状に塗布する用途には不向きである。粉状の化粧材を塗布するのにも適していない。繊維間に付着の化粧材を除去するのが難しいので、繊維間に付着の化粧材が乾燥して硬化したり、あるいは変質したりするおそれがあり、適用可能な化粧材に制約を受ける。フロッキー加工によって芯材の表面に短い繊維を植毛するので、その分だけ塗布具の製造コストがアップする不利もある。
特許文献3の塗布具は、撥水性に富むシリコーン樹脂等で塗布体を形成するので、液状の化粧材が塗布体に染み込むのを防止し、塗布体の表面を清浄な状態に維持できる。植毛工程がない分だけ塗布体の製造コストの削減化を図れる。しかし、撥水性に富む分だけ、粘度が低い液状の化粧材を塗布体の表面に保持するのが難しくなり、化粧材を効果的に塗布できない点に改良の余地があった。
本発明の目的は、植毛工程がない分だけ塗布体の製造コストを大幅に削減でき、低粘度の化粧材や粉状の化粧材でも確実に保持できて、各種の化粧材を効果的に塗布できる化粧材の塗布具を提供することにある。
本発明の目的は、各種の化粧材を確実に保持して塗布できる一方、使用後には表面に付着の化粧材を簡単に除去できて、塗布体を常に清浄な状態に維持できる化粧材の塗布具を提供することにある。
本発明の目的は、化粧材を平面的に塗布できるようにしながらも、線状に塗布するのにも好適なチップ構造の塗布体を備えた化粧材用の塗布具を提供することにある
発明に係る化粧材の塗布具は、図1ないし図4に示すごとく、支持具9と、支持具9の少なくとも一端に装着される縦長の塗布体10とを備えている。このうち塗布体10は、エラストマーを素材とする射出成形品であり、塗布体10の表面にペイント面15を有し、塗布体10に化粧材を保持する化粧材捕捉手段が塗布体10の成形時に同時一体的に成形されている。
ペイント面15は、塗布体10の下端に形成された平坦な傾斜面からなる。化粧材捕捉手段は、ペイント面15に形成された部分球面状の凹面からなる捕捉凹部16と、塗布体10の外周面に縦向きに走るよう形成され複数の保持溝17とを含む。各保持溝17の下端が、捕捉凹部16の周縁部分に連通していることを特徴とする。
図7に示すごとく、捕捉凹部16の表面に、凹み16aおよび突起16bが化粧材捕捉手段として多数一体に形成してある。
本発明の参考例に係る化粧材の塗布具は、図13に示すごとく、エラストマーを素材とする射出成形品である平板状の塗布体10のみでパフ状に構成される。塗布体10の片面または両面に、円形のペイント面15と、化粧材を保持する化粧材捕捉手段とが一体に成形され、化粧材捕捉手段は、ペイント面15に凹み形成されたディンプル状の多数個の捕捉凹部30である。ペイント面15の全体が粗面化処理される。塗布体10には、ペイント面15に隣接して、指を差し込み可能な指掛口31が貫通形成してある
発明に係る化粧材塗布具によれば、塗布体10の成形時に化粧材捕捉手段を同時に一体形成するので、例えばフロッキー加工によって芯材の表面に短い繊維を植毛した塗布体に比べて、各種形状の塗布体10を概ね半分程度の製造コストで安価に提供できる。ペイント面15の形状を適宜選定することにより、化粧材を平面的に塗布できるのはもちろんのこと、線状に塗布することも可能な化粧材の塗布具が得られる。しかも、塗布体10の表面及び/又は内部に、化粧材を保持する化粧材捕捉手段が設けられているので、低粘度の化粧材や粉状の化粧材なども塗布体10に確実に保持して、各種の化粧材を効果的に塗布できる。さらに、エラストマーを素材とする射出成形品で塗布体10を形成したので、塗布体10に化粧材が染み込むことがなく、使用後には表面に付着の化粧材を簡単に除去し得て、塗布体10を常に清浄な状態に維持できる。
発明によれば、化粧材捕捉手段が、塗布体10のペイント面15に形成された捕捉凹部16と、塗布体10の外周面に形成されてペイント面15に連通する複数の保持溝17とを含んでいるので、より多くの化粧材を塗布体10に保持できる。したがって、たとえば化粧材を線状に塗布するときでも、塗布すべき長さの線が途中で途切れるのを防止して、整った形の線を描くことができる。化粧材を塗布体10に保持させるための手間も軽減化する。ペイント面15に捕捉凹部16が形成されていると、捕捉凹部16に捕捉された化粧材の一部を肌面に付着させながら、ペイント面15で伸ばして整形し、あるいはペイント面15で塗り拡げることができるので、化粧材の塗布を使用者のイメージどおりに的確に行える。
発明によれば、塗布体10が肌に触れることによる肌面の荒れや、かぶれなどを確実に防止でき、塗布体10の肌触りが柔らかでソフトになるなど、肌面に対する接触感も好適化できる。
発明によれば、塗布体10の本体部10aの外表面が、図12に示すごとく粗面化処理されているので、化粧材の付着力が大きくなり、例えば低粘度の化粧材や粉状の化粧材などでも、確実に捕捉して保持できる。本体部10aの表面を粗面化することにより、固形の化粧材を粗面で効果的に削って、粉状の化粧材の捕捉をさらに確実に行える。
発明に係る化粧材塗布具では、図13に示すごとく塗布体10がエラストマーを素材とする射出成形品で平板状に形成してあり、その表面にペイント面15と化粧材捕捉部30とを形成したうえで、ペイント面15を粗面化処理してあるので、任意形状の塗布体10を安価に製造できる。粉状あるいはジェル状の化粧材でも、ペイント面15および化粧材捕捉部30に付着させて肌面に塗布できるので、顔全体に化粧材を塗布するような場合に、化粧材を手早く塗布して均等に伸ばすことができる。使用後には、ペイント面15や化粧材捕捉部30などに付着の化粧材を洗い落とすことによって、塗布体10の表面を極めて簡単に清浄な状態に戻せるので、ペイント面15や化粧材捕捉部30に付着の化粧材の変質や、塗布体10これ自体の劣化を生じ難い。
発明に係る化粧材容器によれば、表面にペイント面15と、化粧材を保持する化粧材捕捉手段(例えば保持溝17)とを有する塗布体10が、エラストマーを素材とする射出成形品で一体に成形し、この塗布体10と支持具9とからなる塗布具Aがキャップ3に装着してあるので、塗布体10を低コストで製造できる分だけ化粧材容器の全体を安価に提供できる。本体容器1に収容した液状の化粧材は、化粧材捕捉手段で保持して、ペイント面15で肌面に塗布でき、芯材の表面に短い繊維が植毛してある塗布体を備えた化粧材容器に比べて、各種の化粧材を効果的に塗布できる。
発明に係る化粧材容器によれば、上記の作用効果に加えて、塗布体10の下端のペイント面15が平坦な傾斜面で形成されているので、ペイント面15の幅は先端(下端)に近づくほど細くなっており、ペイント面15の先端付近のみを肌面に接触させることにより、化粧材を線状に塗布できる。そのペイント面15には捕捉凹部16が凹み形成されているので、より多くの化粧材を塗布体10に保持できる。
(実施例1) 図1ないし図4は本発明に係る化粧材用の塗布具を備えた化粧材容器の実施例1を示しており、図2に示すごとく、化粧材容器は、アイライナー液(化粧材)を収容する縦長筒状の本体容器1と、本体容器1の上端口部2に着脱可能にねじ込み装着されて本体容器1の上端口部2を塞ぐキャップ3とからなる。キャップ3には、アイライナー液を塗付するための塗布具Aが装着固定されている。
容器本体1の上端口部2には、塗布具Aの塗布体10に付着した余分なアイライナー液を掻き落とす二段筒状の掻落とし具5が内嵌固定されている。掻落とし具5はプラスチック、あるいはエラストマー等で成形されており、その下端に設けたリップ6で余分なアイライナー液をしごくようにして掻き落とす。キャップ3は塗布具Aの握り柄を兼ねていて、上すぼまり棒状に形成してある。
塗布具Aは、上端がキャップ3の内部に挿嵌固定される支持具9と、支持具9の下端に装着される円柱状の塗布体10とからなる。図1において支持具9は、上下に長い棒状の軸体11と、軸体11の上端の取付頭部12とを一体に形成したプラスチック成形品であり、軸体11の下端に塗布体10を取り付けるための装着穴13が形成されている。
塗布体10は、食品衛生法で規定する容器等の素材基準に適合するスチレン系エラスマー、またはウレタン系エラストマーのいずれかを素材とする射出成形品であり、下半側の径大の本体部10aと、支持具9に装着固定される径小の取付基部10bとを一体に備えている。取付基部10bを支持具9の装着穴13に下方から嵌め込み、接着剤で接着固定することにより、塗布体10は支持具9の軸体11に一体化する。この状態において、塗布体10の本体部10aと、軸体11とは、それぞれの外周面が面一状になる。
本体部10aの下端には、平坦な傾斜面からなるペイント面15を形成してある。エラストマーを素材とする塗布体10は、そのままでは吸液性がないためアイライナー液を含むことができない。このような塗布体10に対して、アイライナー液を的確に保持させるために、ペイント面15には楕円形の捕捉凹部16が化粧材捕捉手段として凹み形成されている。更に、塗布体10の円形外周面には、縦向きに走る保持溝17が捕捉凹部16の周縁部分に連通するよう化粧材捕捉手段として形成されている。詳しくは、図3および図4に示すように、捕捉凹部16は、部分球面状の凹面で形成し、塗布体10の中心軸線と平行な保持溝17を本体部10aの円形外周面に等間隔置きの合計8個所に形成した。
容器本体1にキャップ3を装着した状態においては、図2に示すように、支持具9の下側大半部分と、塗布体10の全体とがアイライナー液に浸漬する。キャップ3を容器本体1から外して、支持具9および塗布体10を容器本体1から抜き出すと、支持具9の軸体11および塗布体10の本体部10aの外周面に付着していたアイライナー液は、前記リップ6でしごかれて本体容器1内に掻き落とされる。
このとき、リップ6に塗布体10の本体部10aは密着状に内嵌しているので、保持溝17内のアイライナー液は該当の溝17内に保持される。掻き落とされたアイライナー液の一部は、保持溝17内へ強制的に押し込み充填されるので、保持溝17の全体にわたってアイライナー液が充満する。
保持溝17内のアイライナー液、および捕捉凹部16に付着のアイライナー液は、それぞれアイライナー液の表面張力、および粘性によって付着状態が保持されるので、ユーザーはペイント面15を肌に押し付けることでアイライナー液を肌面に塗布することができる。
肌面と接触するペイント面15の幅は、先端(下端)に近づくほど細くなっているので、ペイント面15の先端付近のみを肌面に接触させて、アイライナー液を線状に塗布することができる。
また、ペイント面15や、その周りを容器本体1の口部に押し付けて、本体部10aを湾曲させて、保持溝17を弾性変形させることにより、保持溝17内のアイライナー液を捕捉凹部16側へ押し出すようにして補充することができる。したがって、いったん捕捉凹部16および保持溝17内に保持したアイライナー液は、殆どを肌面に塗布できる。
上記の要領で本体部10aの軸部を湾曲させることにより、余分なアイライナー液は容器本体1内に戻すことになる。必要に応じて、軸体11および本体部10aの外周面にティッシュペーパーをあてがってしごくことにより、保持溝17や捕捉凹部16に残存のアイライナー液は、余すところなく拭き取り除去できるし、もちろん水洗い除去してもよい。
ここでの化粧材塗布具は、液状あるいはジェル状のリップグロス(化粧材)を塗布することにも使用できる。その場合には、ペイント面15の先端部分で唇の輪郭線を描き、ペイント面15の半分ないし大半の部分を唇に接触させて、リップグロスを面状に塗布すればよい。この場合の塗布体10は、本体部10aの直径寸法を大きく設定しておくことにより、リップグロスを手早く塗り拡げるのに有利になるであろう。
図5〜図8は、化粧材捕捉手段の別実施例を示す。なお、上記の実施例と同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。図9以下の別実施例においても同様に扱う。
(実施例2) 図5の化粧材捕捉手段では、塗布体10の本体部10aの上下2箇所に、液状の化粧材を受け入れる横向きの保持孔19を交差するよう貫通状に設け、これら保持孔19とペイント面15の中央部分とを、本体部10aの中心に形成した連通路20で連通した。これによれば、液状の化粧材は保持孔19および連通路20の内部に捕捉保持される。
(実施例3) 図6の塗布体10では、本体部10aにペイント面15から取付基部10b側へ向かって、平行なスリット21を化粧材捕捉手段として形成し、これらスリット21で液状の化粧材を捕捉保持できるようにした。本体部10aは、スリット21で分割されて、より変形しやすくなっている。この場合には、先端側のスリット21だけに液状の化粧材を含ませて、化粧材を線状に塗布することもできる。
(実施例4) 図7の塗布体10では、本体部10aのペイント面15に実施例1と同様の捕捉凹部16を形成し、さらに捕捉凹部16の底面に小さな凹み16aや突起16bを化粧材捕捉手段として多数一体に形成することにより、捕捉凹部16の表面積を大にして、液状の化粧材を捕捉凹部16内においてより多く捕捉保持できるようにした。
(実施例5) 図8の塗布体10では、本体部10aのペイント面15に短軸状の突起22の一群を化粧材捕捉手段として一体に形成して突起22間の隙間に化粧材を捕捉保持できるようにした。
以上の説明から理解できるように、本発明の化粧材捕捉手段は、溝、凹部、孔、突起の保持要素のうち、これらから選ばれる少なくとも一種の保持要素で形成することができる。なお、図5〜図8で説明した化粧材捕捉手段は、塗布体10の成形時に同時に形成することになる。
図9〜図11は、塗布体10の本体部10aの外形形状に関する本発明の別実施例を示す。
(実施例6) 図9の実施例6では、図9(a)に示すごとく塗布体10の本体部10aの下側を偏平なへら状に形成して、へら部分の表裏をペイント面15に設定し、各ペイント面15には、化粧材捕捉手段として図9(b)に示すごとく捕捉凹部23の一群を凹み形成した。
(実施例7) 図10の塗布体10では、本体部10aを砲弾形に形成して、先すぼまり状の周面全体をペイント面15とした。
(実施例8) 図11の塗布体10では、砲弾形に形成した実施例7の本体部10aの中央にスリット24を化粧材捕捉手段として形成し、先すぼまり状の周面全体をペイント面15とし、スリット24に液状の化粧材を保持できるようにした。
(実施例9) 図12は、粉状のアイシャドー(化粧材)を塗布するために用いられる本発明の化粧材塗布具の実施例9を示しており、手持ちされる棒状の支持具9と、支持具9の一側端(図の左端)に装着固定される塗布体10とを含む。ここでの支持具9は、図12において左右横長の丸棒状の軸体11からなり、その外周面の上面側に摘み部26を有するプラスチック成形品である。摘み部26は指先を受け止めるために内凹み状の湾曲面で形成した。
実施例9の塗布体10は、先の実施例と同様の素材で形成した射出成形品であり、左半側の本体部10aと、支持具9に装着固定される右側の取付基部10bとを一体に備えていて、本体部10aおよび取付基部10bの内部が空洞の中空部28に形成されている。本体部10aは、前後厚みに比べて上下厚みが薄い涙滴形状に形成されており、上下面をそれぞれペイント面15として、ペイント面15が先の摘み部26とほぼ平行になるように、取付基部10bを支持具9に装着固定してある。
更に、本体部10aの外表面には、ディンプル状の多数個の捕捉凹部29を化粧材捕捉手段として凹み形成し、さらにサンドブラスト加工を施すことによって、捕捉凹部29を含む本体部10aの周面の全体を粗面化処理してある。このように、ペイント面15および捕捉凹部29の表面を粗面化処理することによって、粉状のアイシャドーでも本体部10aの表面で確実に捕捉して塗布することができる。先の中空部28は、ペイント面15が肌面に接触するとき、本体部10aがよく弾性変形できるようにして、ペイント面15の肌当りをソフトで柔らかなものにするよう働く。実施例1〜8においても、本体部10aの表面にサンドブラスト加工を施すことができる。
(実施例10) 図13は、粉状、クリーム状、あるいはジェル状のファンデーション(化粧材)を塗布するために用いられる本発明の塗布具(パフ)の実施例10を示す。この実施例10では、卵形で平板状の塗布体10のみで塗布具Aを構成した。塗布体10は先の実施例と同様の素材で形成した射出成形品であり、その片面に円形のペイント面15を形成し、ペイント面15の全体はサンドブラスト加工を施して粗面化し、さらにペイント面15にディンプル状の多数個の捕捉凹部30を化粧材捕捉手段として凹み形成してある。符号31は塗布体10にペイント面15に隣接して貫通形成した指掛口である。
使用時には、ペイント面15が形成された側から指掛口31に指先(人差し指)を差し込んで、ペイント面15の背面側に人差し指をあてがい、ペイント面15の両側を親指と中指とで支えて塗布体10を半折り状に変形させ、ペイント面15にファンデーションを保持させる。使用後には、ペイント面15に付着のファンデーションを洗い流すことにより、ペイント面15を清潔な状態に維持できる。実施例10における塗布体10の外形形状は、角が丸められた四角形、菱形、円形、楕円形など任意の形状を選べる。ペイント面15は塗布体10の両面に形成することができる。さらに、塗布体10の中央から周辺へ向かって、厚みが徐々に薄くなるように形成しておくと、塗布体10をソフトで柔らかなものとして、使用時の肌触りを好適化できる。
(実施例11) 図14は本発明に係る塗布具Aの更に異なる実施例11を示しており、ペン軸状の支持具9と、支持具9に対して着脱できる塗布体10とを含む。塗布体10は、実施例9の塗布体10と実質的に同様に形成してあり、その取付基部10bが、プラスチック成形品からなる支持片33に装着固定されている。この支持片33には、実施例9と同様に支持具9の装着穴13に圧嵌係合される連結軸34を一体に設けてある。
実施例11の塗布具Aによれば、支持片33付きの塗布体10を複数個用意しておくことにより、化粧材の違いに応じて塗布体10および支持片33を支持具9に交換装着して、色や種類が異なる化粧材が混じり合うのを避けることができる。支持片33付きの塗布体10を消耗品として、一定期間ごとに新規な塗布体10を使用することにより、化粧材および塗布体10を衛生的な状態に維持できる。
上記の実施例以外に、塗布体10は支持具9の両端に装着することができる
実施例1の塗布具を分解した一部破断正面図 実施例1の塗布具の適用例を示す化粧材容器の縦断正面図 実施例1の塗布体の一部破断正面図 実施例1の塗布体の底面図 実施例2の塗布体を示す正面図 実施例3の塗布体を示す正面図 実施例4の塗布体を示す正面図 実施例5の塗布体を示す正面図 実施例6の塗布体を示す平面図と断面図 実施例7の塗布体を示す平面図 実施例8の塗布体を示す平面図 実施例9の塗布具を示す平面図と断面図 実施例10の塗布具を示す平面図 実施例11の塗布具を示す平面図
符号の説明
A 塗布具
1 本体容器
2 本体容器の上端口部
3 キャップ
9 支持具
10 塗布体
10a 塗布体の本体部
10b 塗布体の取付基部
15 ペイント面
16 捕捉凹部
17 保持溝

Claims (2)

  1. 支持具(9)と、支持具(9)の少なくとも一端に装着される縦長の塗布体(10)とを備えており、
    塗布体(10)が、エラストマーを素材とする射出成形品であり、
    塗布体(10)の表面に、ペイント面(15)と、化粧材を保持する化粧材捕捉手段とが一体に成形されており、
    ペイント面(15)は、塗布体(10)の下端に形成された平坦な傾斜面からなり、
    前記化粧材捕捉手段は、ペイント面(15)に形成された部分球面状の凹面からなる捕捉凹部(16)と、塗布体(10)の外周面に縦向きに走るよう形成された複数の保持溝(17)とを含み、
    各保持溝(17)の下端が、捕捉凹部(16)の周縁部分に連通していることを特徴とする化粧材の塗布具。
  2. 捕捉凹部(16)の表面に、凹み(16a)および突起(16b)が化粧材捕捉手段として多数一体に形成してある請求項1記載の化粧材の塗布具
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