JP4035953B2 - 画像表示媒体及び画像表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示媒体及び画像表示装置に係り、特に、繰り返し書き換えが可能な画像表示媒体及び該画像表示媒体に画像を表示させる画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、繰り返し書き換えが可能なシート状の画像表示媒体として、Twisting Ball Display(2色塗り分け粒子回転表示)、電気泳動、磁気泳動、サーマルリライタブル媒体、メモリ性を有する液晶などの画像表示媒体が提案されている。
【0003】
このような画像表示媒体の内、サーマルリライタブル媒体、メモリ性液晶などは、画像のメモリ性には優れるが、表示面を紙のように十分な白表示とすることができないため、画像を表示した場合に、画像を表示した部分と表示しない部分との区別を目視で確認しにくい、すなわち、画質が悪くなる、という問題があった。
【0004】
また、電気泳動、磁気泳動を用いた画像表示媒体は、画像のメモリ性を有し、かつ白色液体中に着色粒子を分散させた技術であるため、白色表示には優れるが、画像表示部分を形成する黒色表示は着色粒子同士の隙間に常に白色液体が入り込むため、灰色がかってしまい、画質が悪くなる、という問題があった。
【0005】
また、画像表示媒体の内側には白色液体が封入されているため、画像表示媒体を画像表示装置から取り外して紙のように粗末に取り扱った場合には、白色液体が画像表示媒体の外部へ漏出する恐れがある、という問題があった。
【0006】
また、Twisting Ball Displayは表示のメモリ性もあり、画像表示媒体の内部は、粒子周囲のキャビティにのみオイルが存在するが、ほとんど固体状態なのでシート化は比較的容易である。
【0007】
しかしながら、白く塗り分けられた半球面を表示側に完全に揃えた場合でも、球と球の隙間に入り込んだ光線は反射されず内部でロスしてしまうため、原理的にカバレッジ100%の白色表示はできず、やや灰色がかってしまう、という問題があった。
【0008】
また、粒子サイズは画素サイズよりも小さいサイズであることが要求されるため、高解像度表示のためには色が塗り分けられた微細な粒子を製造しなければならず、高度な製造技術を要する、といった問題もあった。
【0009】
一方、上記のような問題を解決するため、トナーを用いたディスプレー技術として、導電性着色トナーと白色粒子を対向する電極基板間に封入し、非表示基板の電極内側表面に設けた電荷輸送層を介して導電性着色トナーへ電荷を注入し、該電荷注入された導電性着色トナーが非表示基板に対向して位置する表示基板側へ電極基板間の電界により移動し、導電性着色トナーが表示側の基板内側へ付着して導電性着色トナーと白色粒子とのコントラストにより画像表示する画像表示媒体が提案されている。
【0010】
また、最近では、導電性着色トナーに限らず、絶縁性又は半導電性の着色粒子を使用する方法や、電荷輸送層を設けずに電極から直接電荷を注入したりする方法、摩擦帯電により粒子に電荷を付与する方法等が提案されている。このようなトナーや粒子による表示技術は、画像表示媒体が全て固体で構成されており、白と黒の表示を原理的に100%切り替えることができる点で優れていることが知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のトナーや粒子を用いた画像表示媒体では、導電処理を施したガラス基板などの平板で挟み込むような設計しかなされておらず、十分なパフォーマンスが確立されていなかった。特に、トナーや粒子を保持するための画像表示媒体の物理構造、最適な駆動を実現するための画像表示媒体の電極構造、粒子の帯電状態のコントロールなど、画像表示媒体の画質や制御性、信頼性、保存性に強く影響する部分が十分ではなく、必ずしも十分な画像表示を行うことができない、という問題があった。
【0012】
本発明は、上記事実に鑑み成されたものであり、画質や制御性、信頼性、保存性を向上させることができる画像表示媒体及び画像表示装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、一対の基板と、印加された電界により前記一対の基板間の空間内を移動可能に前記一対の基板間に封入されると共に、色及び帯電特性が異なる2種類の粒子群と、を備えた画像表示媒体において、前記一対の基板間の空間内に設けられ、かつ前記基板から離間して設けられた、前記粒子群が通り抜け可能な一対の印加電極を備えたことを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、一対の基板の間の空間内には、色及び帯電特性が異なる2種類の粒子群が封入されている。この一対の基板間の空間内に画像情報に応じた電界を発生させることにより、粒子の帯電極性に応じて色の異なる粒子を基板間で移動させることができ、画像を表示させることができる。なお、一対の基板の空間内は、少なくとも一方が例えば透明、半透明、有色透明の何れかである絶縁性の樹脂やガラス基板等で構成することができる。また、粒子は絶縁性の粒子の他、導電性、正孔輸送性、電子輸送性の粒子を用いることができる。
【0023】
一対の印加電極は、基板から離間して設けられている。この印加電極は、例えば格子状の、粒子群が通り抜け可能な電極とすることができる。この場合、印加された電界により粒子が移動して印加電極に付着する際、格子を抜けて基板側に付着する粒子があり、この粒子が印加電極を隠蔽するため、粒子が直接見えるため、画質を向上させることができる。
【0024】
このような画像表示媒体は、一対の印加電極間に画像情報に応じた電圧を印加する電圧制御手段を備えた画像表示装置により画像表示させることができる。
【0025】
また、一対の印加電極は、絶縁部材を介して一体化してもよい。これにより、画像表示媒体の構造を簡略化することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
【0034】
図1には、本実施形態に係る画像表示媒体30の断面図が示されている。図1に示すように、画像表示媒体30は、一方の表面に電極11が形成された表示基板10と該表示基板10と対向する面に電極13が形成された背面基板14とがスペーサ16を介して対向して配置されており、表示基板10と背面基板14との間の空間内に第1の粒子(黒色粒子)18及び第2の粒子(白色粒子)20が封入されている。
【0035】
また、電極13の両端側には、間隙電極12がスペーサ16に隣接して立設されている。
【0036】
表示基板10は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムから成り、電極11は、例えばITO電極から成る。背面基板14は、例えば表示基板10と同様にPETフィルムから成り、電極13は、例えばアルミから成る。電極11は電圧印加手段15と接続され、電極13及び間隙電極12は接地されている。間隙電極12は、例えばナイロンに金属を蒸着したものを用いることができる。
【0037】
ここで、第1の粒子18が負に帯電しており、第2の粒子20が正に帯電しているものとすると、表示基板10の電極11に例えば電圧印加手段15により正の直流電圧を印加した場合、第1の粒子18は負に帯電しているため、表示基板10側に移動し、第2の粒子20は正に帯電しているため背面基板14側に移動する。
【0038】
この状態で電極11への電圧の印加を0Vとした場合、第1の粒子18は表示基板10上に保持されると共に、第2の粒子20は背面基板14上に保持される。
【0039】
そして、電極11に電圧印加手段15により負の直流電圧を印加した場合、第1の粒子18は負に帯電しているため、背面基板14側に移動し、第2の粒子20は正に帯電しているため、表示基板10側に移動する。
【0040】
この状態で電圧の印加を0Vとした場合、第1の粒子18は背面基板14上に保持されると共に、第2の粒子20は表示基板10上に保持される。
【0041】
このように、色及び帯電極性が異なる複数種類の粒子群を、基板間に電圧を印加することにより基板間を移動させることができるため、画像情報に応じた電圧を基板間に印加することにより所望の画像を表示させることができる。
【0042】
図2には、画像表示媒体30に電極11,電極13に所定電圧を印加したときに発生する電場の様子を電気力線22で示した。また、図3には、従来の画像表示媒体、すなわち、間隙電極12が設けられていない画像表示媒体100に前記所定電圧を印加したときに発生する電場の様子を電気力線24で示した。
【0043】
図3に示すように、従来における画像表示媒体100では、各電気力線24は略平行となっている。このため、図3に示すγの位置における電界強度は、図4(C)に示すように、何れの位置でもほぼ同じ電界強度となる。
【0044】
これに対し、本発明に係る画像表示媒体30では、電極11と電極13との間に間隙電極12が設けられているため、図2に示すように、電極11と電極13との間だけでなく、電極11と間隙電極12との間にも電場が形成される。これにより、図3に示すα、βの位置の電界強度は、図4(A)、(B)に示すようになり、画像表示媒体30の両端側、すなわち、間隙電極12が設けられた位置における電界強度がより強くなる。
【0045】
従って、従来の画像表示媒体100と比較して、より低い電圧で第1の粒子18、第2の粒子20を移動させることができる。このため、例えば乾電池などの汎用簡易電源を使用しても画像表示が行えるようになり、製品化が容易となる。また、高い電圧を印加する必要がないため、感電などの危険性を低下させることができる。また、従来の画像表示媒体100では、画像表示媒体100を縦置きして画像を表示させた場合、下側に第1の粒子18又は第2の粒子20がたまりやすくなるが、本発明に係る画像表示媒体30は、間隙電極12により画像表示媒体30の両端側により強い電場が形成されるため、粒子が移動しやすく、第1の粒子18及び第2の粒子20が下側に溜まってしまうのを防ぐことができる。
【0046】
さらに、間隙電極12の位置を変更、追加することにより、各位置でより強い電場を形成できるため、間隙電極12を画像に応じて配置することのみにより画像を形成することもできる。従って、画像に応じて間隙電極12を配置することにより画像表示媒体を駆動するための駆動装置の負担を軽減することができ、安価で装飾性の高い画像表示媒体を得ることができる。
【0047】
なお、本実施形態では、間隙電極12が電極13に接続された構成としたが、これに限らず、間隙電極12を電極13に接続せず、各電極を独立した構成とし、誘導電位により電場を形成してもよい。また、この場合、間隙電極12を独立して電圧を印加してもよい。さらに、表示基板10側に画像を表示させるのではなく、背面基板14側に画像を表示させてもよい。
【0048】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0049】
図5に示すように、第2実施形態に係る画像表示媒体31は、間隙電極12を画像表示媒体31の両端側だけでなく、さらに複数の間隙電極12が中央部にスペーサ16と共に設けられている。また、背面基板14には電極13が形成されていない。
【0050】
このように、間隙電極12を画像表示媒体31の両端側だけでなく中央部にも複数設けて、各間隙電極12の間隔を狭めることにより、狭い間隔で強い電場を形成することができる。すなわち、図5におけるαの位置での電界強度が図6に示すように狭い間隔で電界強度を強くすることができる。従って、背面基板14側に電極を形成する必要がないため簡単な構成とすることができ、製造工程を簡略化することができる。
【0051】
また、表示基板10の近傍において強い電場が形成されるため、表示基板10と背面基板14との間に封入された第1の粒子18、第2の粒子20が偏るのを防ぐことができ、高品質の画像表示を実現することができる。
【0052】
例えば、図7に示すように、画像表示媒体31を立て掛けて用いるような場合、画像表示媒体31を垂直にしなければならないため、第1の粒子18及び第2の粒子20が重力により下側に堆積しやすい等の問題が発生しやすいが、間隙電極12を画像表示媒体31の両端側だけでなく中央部にも複数設けて、狭い間隔で強い電場を形成させるため、第1の粒子18及び第2の粒子20が重力により下側に堆積した場合でも各粒子を移動させることができ、良好に画像表示させることができる。
【0053】
なお、背面基板14に電極13を設けなくても画像表示を行うことができるため、図8に示す画像表示媒体34のように、スペーサ16と背面基板14とを切り離した構成とし、第1の粒子18及び第2の粒子をスペーサ16と背面基板14との隙間から第1の粒子18及び第2の粒子20を入れ換える、すなわちリフレッシュできるような構成としてもよい。
【0054】
これにより、不正帯電した第1の粒子18又は第2の粒子20を排出し適正帯電している第1の粒子18又は第2の粒子20のみを画像表示に使用できるようにすることができ、良好の画像表示することができる。また、劣化した第1の粒子18又は第2の粒子20を交換することができるため、リサイクルが容易となる。また、第1の粒子18及び第2の粒子20を異なる色の粒子と入れ換えることにより表示する色を切り替えたり、第1の粒子18及び第2の粒子20の量を調整することにより、濃度を切り替えたりすることができ、様々な拡張機能を実現することができる。
【0055】
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0056】
図9に示すように、第3実施形態に係る画像表示媒体36は、間隙電極12が例えば格子状となっており、電極11と電極13との略中間の位置に配置されている。
【0057】
そして、間隙電極12を基準電位とし、間隙電極と電極11との間に印加する電圧、間隙電極12と電極13との間に印加する電圧を電圧印加手段15により制御する。これにより、表示基板10側と背面基板14側とで同じ画像を表示させることができる。
【0058】
このように、間隙電極12を電極11と電極13との略中間の位置に配置して基準電位とすることにより、表示基板10と背面基板14とを等価に扱うことができ、両面表示を容易に行うことができる。
【0059】
なお、間隙電極12を少なくとももう1つ増やし、間隙電極12と電極11との間に印加する電圧、間隙電極12と電極13との間に印加する電圧を別々に制御することにより、両面に相互に異なる画像を表示できるようにしてもよい。これにより、表面と背面とを区別して使用することができる。
【0060】
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0061】
図10に示すように、第4実施形態に係る画像表示媒体38は、例えば格子状の電極11が表示基板10から若干離間して設けられている。
【0062】
このように、電極11を表示基板10から離間させているため、第1の粒子18及び第2の粒子が表示基板10に固着して汚れてしまうのを防ぐことができる。これにより、画像の劣化を防ぐことができる。
【0063】
また、背面基板14側の粒子が電極11の格子を通って表示基板10側に周り込むため、電極11が隠蔽され、より高画質とすることができる。
【0064】
また、表示基板10に電極を設けていないため、表示基板10に導電化処理が困難な材料でも用いることができ、材料の選択が容易となる。さらに、壁や窓等のすでに設置されている場所にも追加機能として画像表示機能を装備することが可能となる。
【0065】
なお、上記では表示基板10から電極11を離間させた構成としたが、表示基板10上に電極を設け、背面基板14から電極13を離間させた構成としてもよい。
【0066】
また、図11に示す画像表示媒体40のように、表示基板10及び背面基板14から電極11、13を離間させてもよい。これにより、背面基板14も導電化処理が困難な材料でも用いることができ、材料の選択が容易となる。また、表示基板10側の粒子が背面基板14側の電極13の格子を通って背面基板14側に周り込むため、背面基板14側の電極13が隠蔽され、背面基板14側に画像を表示する場合でも高画質とすることができる。
【0067】
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0068】
図12に示すように、第5実施形態に係る画像表示媒体42では、電極11,13が、該電極11、13と同様の形状を有する絶縁部材17を介して張り合わされた構成となっている。電極11,13,絶縁部材17は、例えば格子状でかつ各面が表示基板10及び背面基板14に対して非平行、すなわち所定角度を有した形状となっている。なお、絶縁部材17には、電極11,13の変形を防止することができる程度の強度を有する材質を採用することが好ましい。電極11,13間に印加する電圧は電圧印加手段15により制御される。
【0069】
また、図13に示す画像表示媒体44のように、格子状で、かつ平面状の電極11,13を同様の形状を有する絶縁部材17で張り合わせた構成としてもよい。
【0070】
このように、表示基板10及び背面基板14に電極を設ける必要がなく、また、電極が一体化されるため、表示基板10と背面基板14との間隔を自由に設計することが可能となり、さらに電極の支持構造も簡略化することができる。これにより、画像表示媒体の形状を多様に設計しなければならない場合や衝撃耐久性が必要となるおもちゃ等の用途に有効に活用することができる。
【0071】
また、図12及び図13に示すように、予め第1の粒子18及び第2の粒子20を電極11,13に付着させておくようにしてもよい。これにより、製造工程における粒子封入プロセスにおいて画像表示媒体の内部に発生しやすい不具合である粒子の分布不良及び粒子の飛散による作業スペースの汚染を防止することができる。
【0072】
このように、表示基板10と背面基板14との間に1つの間隙電極12を設けた構成としているため、使用時の耐久性を飛躍的に向上することができる。また、曲げたり折ったりするなど、紙のように用いることができると共に、切ったり貼り付けたりするなどのウエラブル用途にも用いることができる。
【0073】
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0074】
図14に示すように、第6実施形態に係る画像表示媒体46では、背面基板14上に形成された電極13に例えば格子状の凸部を有する絶縁部材17が形成されている。そして、絶縁部材17の各凸部に格子状の電極11が形成されている。電極11と電極13との間に印加する電圧は、電圧印加手段15により制御される。
【0075】
このように、格子状の凸部を有する絶縁部材17上に格子状の電極11を設けることにより、図14に示すように、表示に使用される粒子が電極11に付着し、表示に使用されない粒子は絶縁部材17の凹部に付着する。従って、表示に使用されない粒子は間隙電極11に付着した粒子により隠蔽されるため、画質を向上させることができる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画質や制御性、信頼性、保存性を向上させることができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る画像表示媒体の断面図である。
【図2】 第1実施形態に係る画像表示媒体における電場について説明するための図である。
【図3】 従来の画像表示媒体における電場について説明するための図である。
【図4】 (A)は図2のαの位置における電界強度を示す図、(B)は図2のβの位置における電界強度を示す図、(C)は図3のγの位置における電界強度を示す図である。
【図5】 第2実施形態に係る画像表示媒体における電場について説明するための図である。
【図6】 図5のαの位置における電界強度を示す図である。
【図7】 第2実施形態に係る画像表示媒体の断面図である。
【図8】 第2実施形態に係る画像表示媒体の断面図である。
【図9】 第3実施形態に係る画像表示媒体の断面図である。
【図10】 第4実施形態に係る画像表示媒体の断面図である。
【図11】 第4実施形態に係る画像表示媒体の断面図である。
【図12】 第5実施形態に係る画像表示媒体の断面図である。
【図13】 第5実施形態に係る画像表示媒体の断面図である。
【図14】 第6実施形態に係る画像表示媒体の断面図である。
【符号の説明】
10 表示基板
11、13 電極
12 間隙電極
14 背面基板
15 電圧印加手段
16 スペーサ
17 絶縁部材
18 第1の粒子
20 第2の粒子
30 画像表示媒体
Claims (3)
- 一対の基板と、印加された電界により前記一対の基板間を移動可能に前記一対の基板間の空間内に封入されると共に、色及び帯電特性が異なる2種類の粒子群と、を備えた画像表示媒体において、
前記一対の基板間の空間内に設けられ、かつ前記基板から離間して設けられた、前記粒子群が通り抜け可能な一対の印加電極を備えたことを特徴とする画像表示媒体。 - 前記一対の印加電極が絶縁部材を介して一体化されたことを特徴とする請求項1記載の画像表示媒体。
- 前記請求項1又は請求項2記載の画像表示媒体に画像を表示させる画像表示装置であって、
前記一対の印加電極間に画像情報に応じた電圧を印加する電圧制御手段を備えたことを特徴とする画像表示装置。
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