JP4011342B2 - ディスク装置のディスクカートリッジ位置決めピン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はディスク装置に係わり、特に、そのディスクカートリッジ位置決めピンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のMD記録再生装置のローディング機構の例を図4により説明する。図に示すMD(ミニディスク)カートリッジ6はホルダ4に差込まれ、さらに手動またはローディング機構によりホルダ4の位置決め部4aに当接するまでホルダ4内部に移送される。ホルダ4にはMDカートリッジ6のシャッター6aの穴と係合するシャッター開閉板ばね5がかしめ付けられている。
【0003】
MDカートリッジ6を保持したホルダ4は矢印D方向に下降してMDカートリッジ6を記録再生ユニットシャーシに形成されたカートリッジ保持部材1に対して定位置に保持させる。すなわち、カートリッジ保持部材1に立設された前側位置決めピン2および後側位置決めピン3がMDカートリッジ6に設けられた前側位置決め凹部6bおよび後側位置決め凹部6cと嵌合してMDカートリッジ6の位置決めがなされる。
【0004】
前側位置決めピン2の形状を図6により説明する。前側位置決めピン2の形状は後側位置決めピン3と同形であるが、高さhの円筒面2aの上に円錐面2bが連なる形に形成されている。すなわち、前側位置決めピン2は前後左右方向に対称である。円錐面2bはMDカートリッジ6を定位置に呼び込む作用を果たし、円筒面2aはMDカートリッジ6を位置決めする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したMD記録再生装置のローディング機構では図5のホルダ4にMDカートリッジ6が挿入された状態の底面図に示すように、MDカートリッジ6がシャッター開閉ばね5に押されて右側(上から見ると左側)に寄せられ、また、位置決め部4aに当接した状態で後側に寄せられている。
【0006】
すなわち、MDカートリッジ6の側面とホルダ4の側面との間のクリアランスがあるためMDカートリッジ6が左右方向の片側に寄せられ、また、位置決め部4aに当接するまで送り込まれるため、後側に寄せられている。なお、MDカートリッジ6の側面とホルダ4の側面との間のクリアランスは熱膨張率差や製造公差のために所定の大きさが必要である。
【0007】
このようにMDカートリッジ6がホルダ内で偏った位置にあるため、MDカートリッジ6が位置決めされるとき前側位置決め凹部6bおよび後側位置決め凹部6cは実線で示す位置から点線で示す位置に移動する。すなわち、前側位置決めピン2の円錐面2bの右前方の面が位置決め凹部6bの面を押してMDカートリッジ6を定位置に移動させる。
【0008】
前側位置決めピン2の円筒面2aは図7に示すように前側位置決め凹部6bの入り口のテーパー部6dの上部と嵌合するために所定の高さ(図6に示すh)が必要である。前側位置決めピン2の円錐面2bの中心軸に対する傾斜角が大きいとMDカートリッジ6を呼び込むときに食いつきが生じやすい。一方、図7の点線で示すように傾斜角を小さくすると食いつきは生じないが、所定の呼び込み距離を確保するためには円錐面2bの高さが高くなる。
【0009】
MDカートリッジ6は円筒面2aの高さhと円錐面2bの高さの和だけ定位置より高い位置を移動させるために前側位置決めピン2が高くなることにより装置全体の高さを高くする必要があり、装置をコンパクトに設計するための障害となっていた。
【0010】
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、装置をコンパクトに設計することができ、しかも、位置決めピンとディスクカートリッジとの食いつきが生じないディスク装置のディスクカートリッジ位置決めピンを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明のディスク装置のディスクカートリッジ位置決めピンは、円筒面の上部に円錐面が連なるように形成された位置決めピンにおいて、前記円錐面の垂直断面の傾斜角よりも鉛直線に対して鋭角に傾斜した単一の平面または単一の円錐面で前記円筒面の下端から円錐面の上端に亘って前記円筒面の下端の切り取り円弧角が180°未満となるように切り取ったたものである。
【0012】
また、前記位置決めピンにおいて、前記円筒面の下端が形成する円の中心を起点として前記切り取る面の下端が形成する線の中央を通る直線が、前記ディスク装置に挿入されるディスクカートリッジの挿入口側およびシャッターの側に向けて延びるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例であるディスク装置のディスクカートリッジ位置決めピンを図面に基づいて説明する。実施例のMD記録再生装置のローディング機構は従来で説明したローディング機構の前側位置決めピン2を図1〜図3に示す前側位置決めピン2Aで置き換えたものであり、他の構成は従来例で説明したものと同様である。
【0014】
実施例の前側位置決めピン2Aでは円筒面2aと円錐面2bとを右前方向に向いた単一平面の切取り面2cで切り取ってある。切取り面2cの傾斜角は円錐面2bの傾斜角よりも小さい。すなわち、鉛直線に対して鋭角に傾斜している。
【0015】
切取り面2cがMDカートリッジの位置決め凹部と当接してMDカートリッジを定位置に寄せるが傾斜角が小さいために食いつきが生じない。しかも円筒面の高さの部分に亘って傾斜しているので位置決めピンの高さを高くしなくてもよい。円筒面の一部が切り取られているが、切り取り部分の円弧角を180°より小さくしているので、位置決め精度を損なうことはない。
【0016】
後側位置決めピンは従来のものと同様の形状としたが、長穴形状の後側位置決め凹部と嵌合するので食いつきは生じにくい。なお、後側位置決めピンも切取り面で切り取ってもよいが、その場合は後側位置決めピンが長穴の位置決め凹部と嵌合するので切取り面をMDカートリッジの側面に向ければよい。
【0017】
実施例は以上のように構成されているが、発明はこれに限られず、例えば、位置決めピンの円錐面と円筒面を傾斜角の小さい円錐面で切り取ってももよい。また、この発明をMD以外のカートリッジに収納されたディスクのディスク装置に適用することも可能である。
【0018】
【発明の効果】
この発明のディスク装置のディスクカートリッジ位置決めピンによれば、位置決め精度を損なうことなく、また、ディスクカートリッジと位置決めピンとの食いつきを生じさせることなく、装置を薄型に設計することが可能なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるMD記録再生装置のカートリッジ保持部材を示す平面図である。
【図2】同MD記録再生装置のカートリッジ位置決めピンを示す斜視図である。
【図3】図3(a)は同位置決めピンを示す平面図、図3(b)は図3(a)におけるA方向矢視図である。
【図4】従来のMD記録再生装置のローディング機構の例を示す斜視図である。
【図5】同MD記録再生装置の部分底面図である。
【図6】従来のMD記録再生装置のカートリッジ位置決めピンを示す斜視図である。
【図7】同MD位置決めピンがカートリッジを位置決めした状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カートリッジ保持部材
2、2A 前側位置決めピン、2a 円筒面、2b 円錐面、2c 切取り面
3 後側位置決めピン
4 ホルダ、4a 位置決め部
5 シャッター開閉板ばね
6 MDカートリッジ、6a シャッター、6b 前側位置決め凹部
6c 後側位置決め凹部、6d テーパー部
Claims (2)
- 円筒面の上部に円錐面が連なるように形成された位置決めピンにおいて、前記円錐面の垂直断面の傾斜角よりも鉛直線に対して鋭角に傾斜した単一の平面または単一の円錐面で前記円筒面の下端から円錐面の上端に亘って前記円筒面の下端の切り取り円弧角が180°未満となるように切り取ったことを特徴とするディスク装置のディスクカートリッジ位置決めピン。
- 前記円筒面の下端が形成する円の中心を起点として前記切り取る面の下端が形成する線の中央を通る直線が、前記ディスク装置に挿入されるディスクカートリッジの挿入口側およびシャッターの側に向けて延びる請求項1のディスク装置のディスクカートリッジ位置決めピン。
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