JP4055971B2 - Quick connection terminal - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、端子ねじなどを使用することなく圧接ばねを使用して電線接続を行う速結端子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6(a),(b)は従来例1として示す実開平5−87779号公報に示された遮断器の端子装置の電線接続前後の状態を示す側面透視図、図6(c)は図6(a)の要部斜視図である。
【0003】
図6において、61,62は遮断器本体の基台及びカバーであり、カバー62には、工具挿入孔62aが、基台61とカバー62との間には電線挿入路63が、それぞれ設けられている。64は電線挿入路63に平行して遮断器本体に取り付けられている固定端子、65は固定部材66により固定端子64に固定されている圧接ばねであり、この圧接ばね65は、一枚の板ばねを折曲形成したもので、取付部65a、支持部65b、板状部65c及び係止部65dを有している。
【0004】
また、板状部65cには、電線挿入方向に面して貫通孔65eが形成されており、この貫通孔65eには固定端子64が貫通されている。さらに、係止部65dの先端部は、固定端子64の接続面の終端部64a近傍に係止されており、これにより支持部65bと板状部65cの復元力で板状部65cの図の上方への移動が規制されている。
【0005】
次に、上記のような従来の端子装置に電線67を接続する方法について説明する。まず、図6(b)に示すように、電線67を電線挿入路63へ挿入し、その先端部を圧接ばね65の貫通孔65eに挿通させる。そして、電線67をさらに押し込み、係止部65dの終端部64aへの係止を解除させる。すると、支持部65bの復元力により、板状部65cが図の上方へ引き上げられ、電線67は貫通孔65eの縁部により固定端子64の接続面に圧接され、電線67の接続が完了する。
【0006】
一方、電線67を外す場合は、工具挿入孔62aからドライバー等の工具(図示せず)を挿入し、板状部65cの上端部を押圧して、板状部65cを押し下げれば、係止部65dはその復元力によって元の係止位置に復帰し、電線7が引き抜き可能となるとともに、電線の再接続準備完了となる。
【0007】
図7に実開平5−87779号公報に示された端子装置とは別の端子装置の構造として従来例2を示す。
【0008】
図7は遮断器内の電線挿入路72に平行に取り付けられた固定端子、74は固定端子に取り付けられた電線接続用の圧接ばねをそれぞれ示す。同図bに示すように圧接ばねの貫通孔74aに固定端子が貫通され、圧接ばねは上方に付勢されている。
【0009】
電線接続時には押圧部75を矢印方向へ押し下げ、同図cに示すように固定端子と貫通孔との間に形成された空間に電線を挿入し、圧接ばねの復元力によって電線を固定端子に押し付ける。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来例2の構造では、電線が確実に端子奥まで入線されたか否かを判断する手段がなく、作業者の勘に頼っていた。従って、接続不良であってもそのまま通電使用してしまい、後に電線が外れ、電力の供給が停止する等、信頼性を低下させる原因となっていた。また、圧接ばねを押圧しながら電線を挿入しなければならず、両手が塞がってしまい、作業が困難であった。
【0011】
一方、従来例1では、前記従来例2の課題は解決されているものの、電線を圧接する圧接ばねの圧接部(図6.65e)から電線の先端までの長さが前記従来例2よりも構造上短くなるため、電線が抜け易くなるなど、接触信頼性が低下してしまう。
【0012】
従来例1では、電線を圧接ばねのばね力による挿入抵抗に抗して挿入するこにより圧接ばねと固定端子の係合を解除するが、係合を解除するための電線の挿入力は、板状部65cのうでの長さに依存し、図6の例では重たい。
【0013】
また、電線が従来の実施例1の端子に接続された状態(図6.(b))から、電線がさらに端子奥へ挿入された場合、板ばねが変形し、係止部65dが、終端部64aに係止が復元しなくなったり、貫通孔65eの縁部による電線の固定端子64への圧接力が弱くなるなど、本来の目的通りに装置が機能しなくなる心配がある。
【0014】
前記従来例1の端子では、接続された電線が電線挿入孔の外側で動きを規制されていたり、分電盤の筐体と干渉していたり等、端子の周囲で電線が動きにくい状態にある場合、電線を解除しようとして、圧接ばねを押し下げても、電線の先端が動かない為、係止部65dの終端部64aへの係止が復帰できないことがある。この場合、電線を開放するには圧接ばねを押しながら電線を引き抜かなければならず、両手が塞がってしまい作業が困難である。
【0015】
以上のような従来例の問題点に鑑み、本件の発明は、作業が容易で抜け易くなく接触信頼性があり、電線の挿入力が軽く、機能が確実な、速結端子の構造を提供することを課題としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1では、固定端子1の電線挿入路45に沿って挿入された電線を板ばねを弾性変形して構成された圧接ばね20の圧接によって前記固定端子1に電気的接続と機械的接続を行う速結端子装置において、電線接続面4に連接する電線挿入孔7を有する折曲片3を電線接続面4から延出し、折曲片3の先端を係合部8とした固定端子1と、電線接続面4側にばね力で付勢される圧接部24と、圧接部24の付勢方向の反対側に設けられ、前記固定端子1の係合部8に係合付勢され、係合時に圧接部24を前記付勢に抗し電線開放位置に保持する切り起こし係合部27と、切り起こし係合部27の近傍に配された引外し部26と、圧接部24を付勢に抗して電線開放側に移動させるとともに、切り起こし係合部27を固定端子1の係合部8に対し係合位置まで移動させる押圧部29を有し、前記圧接部24と切り起こし係合部27の付勢を自己弾性で発生する圧接ばね20とより成り、基台40、カバー42より成る器体の電線挿入孔44直近から電線挿入方向に向かって電線挿入孔7、電線接続面4となるように固定端子1を配するとともに、固定端子1に対して圧接ばね20のばね基端を固定し、電線を端子挿入時、電線先端に当接する電線当たり部11と、前記圧接ばね20の引外し部26にはめ合わされる嵌合部12より成り、電線挿入動作に伴い電線挿入方向に移動して前記固定端子1の係合部8と圧接ばね20の切り起こし係合部27の係合を解除し、前記圧接ばね20の圧接部24により電線を固定端子1の電線接続面4に圧接させる係合引外しレバー10を備えた速結端子を提供するようにした。
【0017】
請求項2では、挿入ストッパ部6を設け、係合引外しレバー10の電線当たり部裏面が該挿入ストッパ部6に当たることにより、係合引外しレバー10の動きを規制する請求項1の速結端子を提供するようにした。
【0018】
請求項3では、前記圧接ばね20の切り起こし係合部27の先端部をリセット動作部28とし該リセット動作部28に対応する基台40の部位には、押圧部29を押圧したときリセット動作部28が当接し、圧接ばね20の切り起こし係合部27が固定端子1の係合部8に係合する方向へ滑り降りる斜部41を設けた請求項1または請求項2の速結端子を提供するようにした。
【0019】
【作用】
請求項1の構成によれば、電線が接続されていない状態では固定端子1と圧接ばね20は係合状態にあるから、圧接ばね20には電線挿入のための貫通孔が形成される。この貫通孔内に電線を貫挿しながら挿入すると、その電線の先端が係合引外しレバー10に当たり、内方へ押圧する。この時、係合引外しレバー10は圧接ばね20の切り起こし係合部27を固定端子1の係合部8への係合付勢力に抗して引っ張り、圧接ばね20と固定端子1の係合を解除する。そして、圧接ばね20のばね力により圧接部24は固定端子1の電線接続面4側に付勢され、電線は圧接ばね20と固定端子1に挟持されて、固定端子1との電気的接続と、機械的接続とが同時に行われる。さらに、請求項1の構造によれば、電線と圧接部24との位置関係を従来例2と同等に設定することが容易であるため、圧接ばね20の圧接部24と、電線の先端の長さを長くとれ電線が容易に外れる等の心配がない。また、固定端子1の電線挿入孔7を形成した折曲端部の係合部8に、圧接ばね20の切り起こし係合部27を係合させ、切り起こし係合部27近傍の引外し部26を電線の押し込みにより移動する係合引外しレバー10で、8と27の係合が解除できるようにしたので、8と27の係合を解除する際の電線の押し込み力が軽くて済む。
【0020】
請求項2の構成によれば、係合引外しレバー10のストッパ部6を設け、電線を挿入した際のレバー10の移動を規制したので、8と27の係合を解除後、圧接ばね20を永久変形させすぎることがなく、電線を強く押しすぎても端子の機能が損なわれることがなく、機能は確実に維持される。
【0021】
請求項3の構成によれば、圧接ばね20の切り起こし係合部27の先端をリセット動作部28とし、基台40の対応する位置に斜部41を設け、圧接部29を押した際に、8と27の係合復帰は圧接ばね20の弾性のみでなくリセット動作部28と斜部41の摺動による強制力も加わってより確実となる。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1〜4に基づいて説明する。
【0023】
図1は本発明の一実施例による端子装置の内部を示す構造図で、電線を接続していない状態である。図1において、基台40とカバー42の間に形成される電線挿入孔44から固定端子1に沿って電線挿入路45が形成され、カバー42には電線接続を解除するための工具挿入孔43を有している。また、固定端子1は基台40に設けた溝にはめ込み、カバー42で押さえるなどして固定されており(図示せず)、固定端子1のコの字部の内側には係合引外しレバー10が配置されている。さらに、固定端子1の図の上方には圧接ばね20が配置されており、圧接ばね20の切り起こし係合部27は、固定端子のコの字部の一端である係合部8に、電線挿入路45と直交し図の上向きの復元力を蓄えて係合されている。
【0024】
固定端子1は図4の(a)に示すように、全体として略コの字状に曲折形成されており電線接続面4に連接する電線挿入孔7と、電線挿入孔7の電線接続面4に連接する位置には電線案内片2を形成した。電線接続面4の両端には該電線挿入孔7を有する折曲片3と挿入ストッパ部6を有し、電線挿入孔7が基台40とカバー42の間に形成された電線挿入孔44側に位置するよう基台40とカバー42間に配される。なお、5は固定端子1の基台40への固定部で本例では該固定部5を基台40へ、ねじ止め、リベット止め、あるいは基台40とカバー42で狭持するなどして、固定端子1を基台40に対し固定するようにしているが、本願の請求の範囲を束縛するものではない。8は、折曲片3の先端に設けた係合部である。前記挿入ストッパ部6は、固定端子1を折曲成形して構成してあるが、基台40から成形しても良い。
【0025】
圧接ばね20は、図4(b)に示すように支持部21と支持部21の両端に板状部23と底部22を形成し全体をばね材で構成されている。
【0026】
支持部21と板状部23の間の曲げ部を押圧部29とし板状部23の押圧部29に近い順に電線挿入孔25、切り起こし係合部27、引外し部26、先端を曲成したリセット動作部28を設けてある。24は電線挿入孔25の一縁に設けられた圧接部である。
【0027】
支持部21に連なる底部22の端部は凸状に打ち抜かれて、該凸状打ち抜き部は電線挿入孔25内に位置し電線挿入孔25を二分割する位置にくるよう全体を曲折形成してある。
【0028】
圧接ばね20は底部22が固定端子1の電線接続面4の裏面に載置され、板状部23を固定端子1の電線挿入孔7に挿入すると共に、固定端子1の電線案内片2が圧接ばね20の板状部23の電線挿入孔25に貫通して組み合わされる。
【0029】
このとき、図4(a)に示す固定端子1の電線挿入孔7の一部に形成された電線案内片2の根本左右の両縁部に図4(b)に示す圧接ばね20の電線挿入孔25の左右の両側部がはまり込んで、図3における固定端子1と圧接ばね20の電線50の軸方向の位置関係が定められる。
【0030】
以上のように固定端子1と圧接ばね20を組み合わせた状態から押圧部29を図の上方から下方に押圧すると、まず圧接ばね20の底部22が固定端子1の電線接続面4の裏面に密着するとともに圧接ばね曲折加工時に圧接ばね20の底部22と板状部23の交わる角度を固定端子1の折曲片3と電線接続面4の角度に対して適当に設定しておけば板状部23が固定端子1の折曲片3の曲げを戻す方向に付勢されるので、ついには圧接ばね20の切り起こし係合部27は図1のごとく固定端子1の係合部8に係合する。このとき圧接ばね20は図4(b)に対し底部22の先端の凸部と圧接部24(電線挿入孔25の一縁部)の間は広がった状態で保持され図3のごとく固定端子1の電線挿入孔7に対し圧接ばね20の電線挿入孔25がほぼ同一位置となり電線50を固定端子1のコの字内の電線挿入路45に挿入可能となる。
【0031】
係合引外しレバー10は図4(c)のように略L字状となっており電線当たり部11と嵌合部12を有するアーム部13からなっている。
【0032】
図1から図3に示すように係合引外しレバー10は、基台40と固定端子1のコの字内で形成される空間に配置されると共に、係合引外しレバー10の嵌合部12は圧接ばね20の切り起こし係合部27の近傍の引外し部26に嵌め合わされ、電線挿入の軸方向にのみ移動可能なように基台40またはその他の部材により支持される。(支持方法の詳細は図示せず)
【0033】
また、基台40には図1のように圧接ばね20のリセット動作部28に対応する位置に斜部41を設けてある。
【0034】
次に、本願の端子装置に電線を接続していない状態について説明する。
【0035】
前述のように固定端子1に組み付けられた圧接ばね20は、図1のように、圧接ばね20の押圧部29を圧接ばね20のばね力に抗してさらに押圧することで、切り起こし係合部27と固定端子1の係合部8が係合した状態となる。
【0036】
この時、前述の圧接ばね20の板状部23の固定端子1の折曲片3を内側から外側へ押す方向への復元力と、板状部23が図の上方へ復元しようとする力による係合部8と切り起こし係合部27の摩擦力により、少々の振動等では固定端子1の係合部8と圧接ばね20の切り起こし係合部27の係合は外れないようになる。
【0037】
このように係合された状態では、図3のように、圧接ばね20の電線挿入孔25が電線挿入路45に現れるため、電線50の挿入が可能となる。
【0038】
次に、本願の端子装置に電線を接続する方法について説明する。
【0039】
電線50は、基台40とカバー42の間に形成された電線挿入孔44から、固定端子1の電線挿入孔7、圧接ばね20の電線挿入孔25、電線挿入路45を通って端子奥へと挿入され、係合引外しレバー10の電線当たり部11に当たる。そこからさらに電線50を挿入していくと、電線50は係合引外しレバー10を端子奥へと移動させる。そして、係合引外しレバー10の移動に合わせて、係合引外しレバー10の嵌合部12と嵌合している圧接ばね20の引外し部26も、端子奥へと移動し、圧接ばね20の切り起こし係合部27と固定端子1の係合部8の係合が外れるまで電線50が挿入された時、圧接ばね20の板状部23の図の上方への復元力により圧接部24は急激に電線接続面4側に移動し、電線50を固定端子1の電線接続面4へ瞬時に圧接接続し、図2のように電線50と固定端子1の電気的接続と機械的接続を完了する。
【0040】
この構造によると、電線を適切な長さだけ挿入したときにのみ電線が接続され、しかも、図6に示す従来例に対し圧接部24と電線50の先端との長さを長くとれるため、電線が容易に抜けることがない上に、電線50が接続された状態からさらに無理に電線50を押し込んだ時には、係合引外しレバー10が挿入ストッパ部6に当たり、それ以上は電線50を挿入することができないため、圧接ばね20が変形等を起こす心配がなく、接続の信頼性が高く、繰り返し確実に機能する。
【0041】
また、本件発明によれば固定端子1の電線接続面4から係合部8を押圧部29から遠ざけ、係合引外しレバー10により圧接ばね20の切り起こし係合部27近傍の引外し部26に電線の挿入力が加わるようにしたので圧接ばね20の押圧部29から引外し部26までの長さを図6の従来例に比べ長くとれ、したがって電線の挿入力が小さくても固定端子1の係合部8と圧接ばね20の切り起こし係合部27の係合を外して電線の接続を行うことができ電線接続の作業性を向上させることができる。
【0042】
さらに、圧接部24が電線50を圧接する時の打撃音により、電線接続が終了したことを聴覚的に確認することが可能である。
【0043】
一方、電線50を外す場合は、前述のように、圧接ばね20の押圧部29を工具などでばね力に抗して図の下方に押圧することで、切り起こし係合部27と固定端子1の係合部8が係合した状態となり、電線50の圧接は解放され、電線50を端子装置から容易に引き抜くことができる。
【0044】
また、接続された電線50が本願の端子装置から外方にて配線の引き回しの関係や分電盤の筐体へ当接して動きが規制されている場合、押圧部29を押したのみでは係合引外しレバー10が図2の状態から左方に移動しにくいが、本願では圧接ばね20のリセット動作部28の図の下方の基台40に斜部41を設けてあり押圧部29を工具などで押圧した際、電線の位置規制力に抗して前記リセット動作部28は斜部41に強制的にガイドされて係合引外しレバー10、電線50ごと図5のように圧接ばね20の係合部27が固定端子1の係合部8と係合する位置まで復帰するので確実に電線50の端子への接続を解除できる。
【0045】
この構造により、一度、押圧部29を押圧すれば電線は、確実に接続解放状態になるため、電線を引き抜くとき両手が塞がることがなく、作業性が非常に良い。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の端子装置は、電線を適切な長さだけ挿入したときにのみ電線が接続され、しかも、圧接部24から電線50の先端までの長さを長くとれるので、電線の接続信頼性が高くすることができ、電線挿入力も従来例に比べ軽くなり、作業性がよい。
【0047】
請求項2記載の端子装置は、電線を圧接した状態から無理に電線を押し込んだ時には、係合引外しレバー10が挿入ストッパ部6に当たり、それ以上は電線を挿入することができなくしたため、圧接ばね20が永久変形等を起こす心配をなくした。
【0048】
請求項3記載の端子装置は、一度、押圧部29を押圧すれば電線は、確実に接続解放状態になるようにしたため、電線を引き抜くとき両手が塞がることがなく、作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す端子装置の内部の構造図で、電線を接続する前の状態である。
【図2】本発明の実施例を示す端子装置の内部の構造図で、電線を接続した後の状態である。
【図3】本発明の実施例を示す端子装置の要部斜視図で、電線を接続する前の状態である。
【図4】本発明の実施例を示す端子装置の主要部品の斜視図である。
【図5】本発明の圧接ばねを押圧したときの係合リセット動作の例を示す。
【図6】従来例1として示す速結端子構造を示す。
【図7】従来例2として示す速結端子構造を示す。
【符号の説明】
1 固定端子、2 電線案内片、3 折曲片、4 電線接続面、5 固定部、6挿入ストッパ部、7 電線挿入孔、8 係合部、10 係合引外しレバー、11 電線当たり部、12 嵌合部、13、20 圧接ばね、21 支持部、22 底部、23 板状部、24 圧接部、25 電線挿入孔、26 引外し部、27 切り起こし係合部、28 リセット動作部、29 押圧部、40 基台、41 斜部、42 カバー、43 工具挿入孔、44 電線挿入孔、45 電線挿入路、50 電線[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a quick-connection terminal device that uses an insulation spring to connect an electric wire without using a terminal screw or the like.
[0002]
[Prior art]
6 (a) and 6 (b) are side perspective views showing the state before and after the wire connection of the terminal device of the circuit breaker shown in Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-87779 shown as Conventional Example 1, and FIG. It is a principal part perspective view of 6 (a).
[0003]
In FIG. 6,
[0004]
Further, a through hole 65e is formed in the plate-like portion 65c so as to face the electric wire insertion direction, and the fixed terminal 64 is passed through the through hole 65e. Furthermore, the front end portion of the locking portion 65d is locked in the vicinity of the terminal end portion 64a of the connection surface of the fixed terminal 64, whereby the restoring force of the support portion 65b and the plate-like portion 65c causes the plate-like portion 65c to be shown. The upward movement is restricted.
[0005]
Next, a method for connecting the electric wire 67 to the conventional terminal device as described above will be described. First, as shown in FIG. 6B, the electric wire 67 is inserted into the electric
[0006]
On the other hand, when removing the electric wire 67, if a tool (not shown) such as a screwdriver is inserted from the tool insertion hole 62a, the upper end of the plate-like portion 65c is pressed, and the plate-like portion 65c is pushed down, The portion 65d returns to the original locking position by the restoring force, and the electric wire 7 can be pulled out and the electric wire reconnection preparation is completed.
[0007]
FIG. 7 shows a conventional example 2 as a structure of a terminal device different from the terminal device disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-87779.
[0008]
FIG. 7 shows a fixed terminal attached in parallel to the electric
[0009]
When the electric wire is connected, the pressing portion 75 is pushed down in the direction of the arrow, and the electric wire is inserted into the space formed between the fixed terminal and the through hole as shown in FIG. 3C, and the electric wire is pressed against the fixed terminal by the restoring force of the pressure contact spring. .
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
In the structure of Conventional Example 2, there is no means for determining whether or not the electric wire has been securely inserted to the back of the terminal, and relies on the operator's intuition. Therefore, even if the connection is poor, the power is used as it is, and the electric wire is disconnected later, and the power supply is stopped. In addition, the electric wire has to be inserted while pressing the pressure contact spring, and both hands are blocked, which makes the operation difficult.
[0011]
On the other hand, in the conventional example 1, although the problem of the conventional example 2 is solved, the length from the pressure contact portion (FIG. 6.65e) of the pressure contact spring that presses the electric wire to the tip of the electric wire is longer than that in the conventional example 2. Due to the shortening of the structure, the contact reliability is lowered, for example, the electric wire is easily pulled out.
[0012]
In Conventional Example 1, the engagement between the press contact spring and the fixed terminal is released by inserting the electric wire against the insertion resistance due to the spring force of the press contact spring, but the insertion force of the electric wire for releasing the engagement is Depending on the length of the undulated portion 65c, it is heavy in the example of FIG.
[0013]
Further, when the electric wire is further inserted into the terminal from the state where the electric wire is connected to the terminal of the conventional example 1 (FIG. 6. (b)), the leaf spring is deformed and the locking portion 65d is terminated. There is a concern that the device may not function as intended, such as the locking of the portion 64a cannot be restored or the pressure contact force of the electric wire to the fixed terminal 64 by the edge of the through hole 65e is weakened.
[0014]
In the terminal of the conventional example 1, the connected electric wire is in a state in which the electric wire is difficult to move around the terminal, such as the movement of the connected electric wire being restricted outside the electric wire insertion hole or interfering with the housing of the distribution board. In this case, even if the pressure spring is pushed down to release the electric wire, the end of the electric wire does not move, and thus the locking of the locking portion 65d to the terminal portion 64a may not be restored. In this case, in order to open the electric wire, it is necessary to pull out the electric wire while pressing the pressure contact spring, and both hands are blocked, and the operation is difficult.
[0015]
In view of the problems of the conventional example as described above, the present invention provides a structure of a quick-connect terminal that is easy to work, does not easily come off, has contact reliability, has a light insertion force, and functions reliably. It is an issue.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
In
[0017]
According to a second aspect of the present invention, the
[0018]
In
[0019]
[Action]
According to the configuration of the first aspect, since the fixed
[0020]
According to the second aspect of the present invention, since the
[0021]
According to the configuration of
[0022]
【Example】
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0023]
FIG. 1 is a structural diagram showing the inside of a terminal device according to an embodiment of the present invention, in a state where no electric wires are connected. In FIG. 1, an electric
[0024]
As shown in FIG. 4A, the fixed
[0025]
As shown in FIG. 4B, the
[0026]
The bending portion between the
[0027]
The end of the
[0028]
The
[0029]
At this time, the wire insertion of the
[0030]
As described above, when the
[0031]
The engagement /
[0032]
As shown in FIGS. 1 to 3, the
[0033]
Further, as shown in FIG. 1, the
[0034]
Next, a state where no electric wire is connected to the terminal device of the present application will be described.
[0035]
As described above, the
[0036]
At this time, due to the restoring force in the direction of pushing the
[0037]
In this engaged state, the
[0038]
Next, a method for connecting an electric wire to the terminal device of the present application will be described.
[0039]
The
[0040]
According to this structure, the electric wire is connected only when the electric wire is inserted by an appropriate length, and the length between the
[0041]
Further, according to the present invention, the engaging
[0042]
Furthermore, it is possible to aurally confirm that the wire connection is completed by a striking sound when the
[0043]
On the other hand, when the
[0044]
In addition, when the connected
[0045]
With this structure, once the
[0046]
【The invention's effect】
As described above, in the terminal device according to
[0047]
In the terminal device according to
[0048]
In the terminal device according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an internal structural diagram of a terminal device according to an embodiment of the present invention, showing a state before connecting electric wires.
FIG. 2 is a structural diagram of the inside of a terminal device showing an embodiment of the present invention, after a wire is connected.
FIG. 3 is a perspective view of a main part of a terminal device showing an embodiment of the present invention, and shows a state before connecting wires.
FIG. 4 is a perspective view of main components of a terminal device showing an embodiment of the present invention.
FIG. 5 shows an example of an engagement reset operation when the pressure contact spring of the present invention is pressed.
FIG. 6 shows a quick connection terminal structure shown as Conventional Example 1;
FIG. 7 shows a quick connection terminal structure shown as Conventional Example 2;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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Family
ID=17807577
Family Applications (1)
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