JP3901573B2 - 画像認識システムにおける異常の診断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は画像認識システムにおける異常の診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像認識システムは、車両に搭載されて車両の安全走行を支援したり、あるいはロボットに搭載されてロボットの自動制御に重要な役割を果たしたり等々、多種の分野において使用されている。以下、上記の車両に搭載される画像認識システムを例にとって説明する。
【0003】
車両搭載の画像認識システムは、車両前方の走行環境を認識したり、また、車両前方にある障害物までの測距や方位測定等を行うために利用される。この場合、画像入力部(カメラ)と画像認識部(画像認識センサ)は、その画像認識システムにとって必須の構成要件である。
【0004】
なお上記画像認識センサは、ミリ波等のレーダと組合せた複合センサとしても利用され、車両走行支援のために応用されている。またその画像認識センサは、他の制御機器例えば車両の自動走行装置の一部としても利用され、同様に車両走行支援のために応用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の画像入力部(カメラ)および画像認識部のうち、特に、画像入力部およびこれと画像認識部とを接続するためのケーブル(通常、8ビットのコード)は、上記の車両に搭載される場合、きわめて苛酷な使用環境下に置かれる。したがって、これらの画像入力部とケーブルには障害の発生確率が高くなる。そうすると、当該画像認識システムが上記の車両走行支援のために利用されるような場合、その障害等の異常によって車両走行の安全性が損なわれるおそれがある、という問題が生ずる。
【0006】
例えば、上記8ビットのコードのうち少なくとも1本が断線するといった異常が生じたような場合や、上記画像入力部(カメラ)をなすイメージセンサに焼付きを起こすといった異常が生じたような場合、等に上記の問題が発生する可能性がある。
【0007】
したがって本発明は、上述の問題点に鑑み、上記の異常を迅速かつ正確に捉えることのできる、画像認識システムにおける異常の診断装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明に係る画像認識システムにおける異常の診断装置の基本構成を示す図である。なお本発明では、上記コードの断線異常に対処する第1の態様と、上記イメージセンサの焼付きに対処する第2の態様と、を個別に提案するが、この図1ではこれら2つの態様を合わせた構成で示している。ただし本発明は、該第1の態様だけを実施することもできるし、該第2の態様だけを実施することもできる。もちろん両態様を併せて実施すれば、より良い異常診断結果を得ることができる。
【0009】
図1において、参照番号1は画像認識システムを示しており、これは、画像入力部(カメラ)2と、この画像入力部2からの画像信号IM(image)を入力として当該画像に対する画像認識を行う画像認識部3と、を含んでなり、さらにこの画像認識システム1における異常の診断を行う診断装置4を有する。
【0010】
この診断装置4は、図の左側に示すとおり、画像認識部3に取り込まれる画像信号IMに対して所定の計算を行い、濃度ヒストグラムを生成するヒストグラム計算手段11と、このヒストグラム計算手段11により生成された濃度ヒストグラムを解析して、異常の有無を判定する異常判定手段12と、を備えている。
【0011】
上記の構成は既述の第1の態様をなすものであって、その異常は、例えば8ビットのコードC1,C2,C3…C8のいずれかに生ずる断線である。
【0012】
また診断装置4は、図1の右側に示すとおり、画像認識部3に取り込まれる画像信号IMの情報を入力としてこれを記憶するメモリ手段21と、上記の画像を構成する複数の画素のうちの1画素に着目し、時間的に異なる複数の画像(フレーム)の各々について、当該着目画素に係る各画像での画像信号IMの情報をメモリ手段21から読み出して相互に比較し、かつ、相互の異同を判定する比較/判定手段22と、を備えていて、当該情報相互間が同一であるとき、異常ありと判定するものである。
【0013】
上記の構成は既述の第2の態様をなすものであって、その異常は、画像入力部(カメラ)2をなす既述のイメージセンサ内で生ずる焼付きである。
【0014】
なお診断装置4の第1の態様も第2の態様も、理解しやすいように、図1の中央に引き出して独立のものとして示したが、実際には、画像認識部3の中の一部としてこれと一体に構成することができる。
【0015】
これら第1の態様および第2の態様の各作用については、それぞれ、後述する実施例1〜7および実施例A〜Hにおいて詳しく説明する。
【0016】
図1について若干説明を補足すると、診断装置4による診断の結果、既述の異常が検出されると、その異常の発生は警報ALとして直ちに車両の運転者に伝えられると共に、図示する制御対象5にもその警報信号が瞬時に印加される。
【0017】
制御対象5は既述した制御機器であって、この制御機器が例えば前方の車両に対する追従制御装置であったとすると、該装置は上記の警報信号を受信して直ちにブレーキ操作その他の安全操作を始動させることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図2は実施例1を説明するための濃度ヒストグラムを示す図(その1)であり、
図3は同図(その2)であり、
図4は同図(その3)であり、
図5は同図(その4)である。また、
図6は図2〜図5に示すヒストグラムを得るための一例として用いた入力画像を示す図であり、
図7は入力画像を出力するイメージセンサ上の画素群を示す図である。
【0019】
当該車両に搭載された画像入力部(カメラ)2のイメージセンサ(図7)が、前方を走行する車両のリア側を捕らえた一例が、上記の図6に入力画像として示される。
【0020】
この図6に示す入力画像は、図1に示す画像入力部2の受光部分をなすイメージセンサの各画素(ホトダイオード)の出力によって生成されるものであり、これらの画素は、図7に示すPのごとく、例えば、640画素×480画素のマトリクス状に配列される。そしてこれらの画素Pの各々の出力は、8ビットの信号として表される。これら8ビットの信号を並列に転送するのが、8ビットのコードC1,C2,C3…C8(図1)である。
【0021】
これらのコートC1〜C8のいずれにも断線がないとき、つまりコードが正常なときは、濃度ヒストグラムは、図2に示すようにきれいな山形の曲線を呈する。なお濃度ヒストグラムは、周知のように、横軸に濃度値をとり、縦軸に、1つの画像内での、各濃度値を示す画素Pの出現数をとって表したものである。1画素が8ビットで表される場合には、上記濃度値は0〜255の256種に分けられ、通常その各々を「階調」と呼んでいる。本発明では、この諧調の語を主として用いる。
【0022】
コードC1,C2,C3…C8のいずれにも断線がないとき(正常時)、濃度ヒストグラムは上記のようにきれいな山形の曲線(図2)を呈するが、これらコードC1,C2,C3…C8のいずれかに断線が生ずると(異常時)、その山形の曲線は失なわれる。そのいくつかの例を示したのが図3〜図5である。
【0023】
図3は、8ビットのコードのうちコードC1が断線した場合の濃度ヒストグラムを示す。ここにコードC1はLSBである。この場合は、1本ずつ歯抜け状の分布となる。
【0024】
図4は、8ビットのコードのうちコードC2が断線した場合である。ここにコードC2は第2ビットである。この場合は、2本ずつ歯抜け状の分布となる。
【0025】
図5は、8ビットのコードのうちコードC8が断線した場合である。ここにコードC8はMSBである。この場合は、図2の山形曲線の半分が切り取られたような分布となる。
【0026】
かくして実施例1においては、図1の異常判定手段12は、各階調(0〜255)毎の、画像を構成する画素の出現数により規定される濃度ヒストグラムを解析し、「全ての階調について、対応する画素Pが出現していること」(図2相当)を検出しないとき(図3〜図5相当)、異常があるものと判定するようにする。
【0027】
実施例2においては、「全ての階調(0〜255)について、対応する画素Pが出現していること」の検出が、複数回連続してなされないことを確認したとき、異常があるものと判定するようにする。
【0028】
たまたま階調の値が現れない画素があることをもって異常と即断するのは正確性に欠けるので、図3や図4のような結果が得られることを、あるいは図2のような結果が得られないことを複数回連続して確認してから、異常と判断するようにする。これにより、異常判断の精度を向上させることができる。
【0029】
図8は実施例2の動作例を示すフローチャートである。ステップS11〜S17からなる。
【0030】
S11:ヒストグラム計算手段11(図1)による計算を開始する。
【0031】
S12:出力されない階調があるかないか判定する。
【0032】
S13:出力されない階調がなければ(S12の「なし」)、カウンタを初期化する。このカウンタは図示しないが、図1の異常判定手段12内にソフトあるいはハードとして設けることができる。
【0033】
S14:この場合は、正常であると判断される。
【0034】
S15:S12において、出力されない階調があると判定されたとき(S12の「あり」)、上記カウンタをカウントアップして、当該判定が規定の連続回数Tだけ行われたか判断する。
【0035】
S16:T回以上の連続であれば、このときは、断線異常ありと判断する。
【0036】
S17:T回以下であれば、このときは、上記カウンタをカウントアップして、上記S12を続行する。
【0037】
実施例3においては、「全ての階調(0〜255)について、対応する画素Pが出現していること」の検出を、所定のサンプリング間隔で離散的に実行するようにする。
【0038】
上記の検出をほぼ連続的に行うと、繊細な検出が行えるがその反面、診断装置4の主要部をなすCPUの処理負荷が増大してしまう。そこで実施例3では、その検出をサンプリングにより離散的に間引いて実行するようにする。
【0039】
図9は実施例3の動作例を示すフローチャートである。ステップS21〜S26からなる。
【0040】
S21:図1の画像入力部(カメラ)2から画像認識部3に入力画像を取り込む。
【0041】
S22:現在の時間tがT1 に達したか否か判定する。ここにT1 は離散的サンプリングの時間間隔である。
【0042】
S23:S22においてtがT1 を超えないときは(Yes)、現在時間を計測し続ける。
【0043】
S24:tがT1 を超えたならば(No)、断線判断処理(例えば図8)を実行する。
【0044】
S25:上記断線判断処理が実行される毎に、上記の時間tを0に戻す。
【0045】
S26:ここで本来の画像認識処理に入る。
【0046】
これにより、CPUの負荷処理を軽減する離散的な異常診断が行える。
【0047】
実施例4においては、「全ての階調(0〜255)について、対応する画素Pが出現していること」の検出を、電源投入以降に適宜実行することに加えて、それ以前の電源投入時にも、画像入力部2および画像認識部3に対する既存のイニシャルチェックと兼ねて実行するようにする。
【0048】
断線異常は通常、車両の走行中に発生することが多いが、車両の電源投入時に既に発生していること(または発生すること)もある。この事実に着目したのが本実施例4である。
【0049】
図10は実施例4の動作例を示すフローチャートである。特にステップS31〜S33が本実施例の特徴ステップであり、ステップS34〜S38は、前述の図9と実質的に同じである。
【0050】
S31:車両の電源をオンにする。
【0051】
S32:断線判断処理(例えば図8)を実行する。
【0052】
S33:断線異常「あり」(Yes)のときは終了し、「なし」(No)のときはS34へ進む。このS34以降は、上記のとおり、図9と同じである。
【0053】
したがって本実施例4では、断線判断処理は2回(S32とS35)行われることになる。これは一見CPUの処理負荷の増大を招くように見えるが、通常車両の始動時には、画像認識システム特に図1の画像入力部2と画像認識部3に対してイニシャルチェックを自動的に実行するルーチンがあるので、このルーチンに便乗して当該断線判断処理S32を実行すれば、CPUの処理負荷をそれ程大きくすることはない。
【0054】
ここで先行断線判断処理S32と、通常断線判断処理S35とについてみると、車両の置かれる環境が両者全く相違する。すなわち後者(S35)では車両が走行中であるのに対し、前者(S32)では車両が通常車庫に入っている、ということである。
【0055】
そうすると車庫に入っている状態では十分な濃度ヒストグラムを得ることができず、有効な断線判断処理(S32)は行えないように思われる。確かに、処理(S35)に対し処理(S32)の処理効果は小さい。しかし通常、入力画像は常に微細な変動をしているものであり、断線異常の有無判断は可能である。
【0056】
実施例5においては、「全ての階調(0〜255)について、対応する画素Pが出現していること」の検出を、周囲の状況に応じて濃度ヒストグラムの変動が大きいと判断されるときにのみ、選択的に実行するようにする。
【0057】
夜間などのように暗い階調しか画像の出力が得られないような周囲の状況に車両が置かれているときは、全ての階調が出力されない可能性がある。
【0058】
そこで、(i)入力画像の信号から、あるいは(ii)暗い周囲環境のもとでは自動的に車両のヘッドライトをオンにするセンサいわゆるコンライトなどの信号から、それぞれ昼夜の判断を行い、濃度ヒストグラムの変動が大きい昼の場合にのみ選択的に、断線検出を行うようにすることもできる。あるいは車速センサの信号をもとに、濃度ヒストグラムの変動が大きい車両の走行中にのみ選択的に断線検出を行うようにしてもよい。
【0059】
実施例6においては、周囲の状況により濃度ヒストグラムの変動が小さいと判断されるときには、「全ての階調(0〜255)について、対応する画素Pが出現していること」の検出を、画像入力部2に対して、シャッター速度か、AGCか、アイリスか、のいずれかが操作されるときを捉えて実行するようにする。
【0060】
上述したように、車両の周囲状況が暗かったり、車両が停車中であったりすると、どうしても濃度ヒストグラムの変動は小さくならざるを得ない。したがってこのようなときは有効な断線判断処理を実現し難い。
【0061】
そこで本実施例6では、入力画像の濃度が必然的に大きくなるようなときを捉えて、そのときに断線判断処理を実行する。
【0062】
図11は実施例6を実施するのに効果的な場合を例示する図である。
【0063】
本図は図1の画像入力部(カメラ)2のイメージセンサ部分、特にその前段および後段部分の構造を示す。図において、参照番号31はレンズであり、その後段にイメージセンサ33への入射光量を調整するアイリス32と、その入射光量の総量を調整するシャッターと、イメージセンサ33からの入力画像信号に対しAGCを加えるAGC回路34とがある。なお上記シャッターは、典型的な機械式シャッターでもよいが、本図では露光時間を制御する電子式シャッター35を例示している。
【0064】
これらの構成要素32,34および35のいずれが操作されても、そのときに濃度ヒストグラムの大きな変動が得られるから、そのときだけを捉えて断線判断処理を実行するようにすればよい。
【0065】
この実施例6も既述の実施例3と同様に、CPUの処理負荷を低減可能という利点がある。
【0066】
実施例7は、「全ての階調(0〜255)について、対応する画素Pが出現していること」を検出したとき、その検出時における濃度ヒストグラムの示す濃度分布パターンが、予め想定した複数の異常パターンのいずれかに近い傾向を有するか否か判断し、その傾向を有するときに、当該異常パターンから一意に想定される異常の発生箇所を特定する異常箇所特定手段をさらに備えるものである。
【0067】
図12は実施例7に係る異常の診断装置を示す図である。
【0068】
実施例7の構成は、図1の構成に上記の異常箇所特定手段41を付加したものに相当する。この異常箇所特定手段をもう少し具体的に説明すると、次の(i)または(ii)のとおりである。
【0069】
(i)異常箇所特定手段41は、いずれかの階調(0〜255)において対応する画素Pが出現しないことを異常判定手段12が検出したとしても、その検出時における濃度ヒストグラムの示す濃度分布パターンが、前述した複数の異常パターンのいずれにも近い傾向を有しないと判断したときは、異常の発生はなく正常と認定するようにする。また、
(ii)異常判定手段41は、階調(0〜255)が、初段の階調0から最終段の階調255までの複数段の各々に対応して設定されているとき、例えば、その初段の階調0と最終段の階調255にのみ着目してそれぞれ対応する画素Pの出現の有無を判定し、このとき該異常箇所特定手段41は、当該画素Pの出現がないと判断したとき、この場合に固有の異常の発生箇所を特定するようにする。
【0070】
前述した8ビットのコード(C1〜C8)の場合、出力は256階調(0〜255)を有する。断線が発生した場合は、あるビットの信号の階調だけが出力されなくなる。8ビットのうちのMSBのコードC8の断線であれば、入力画像上の階調は0〜128までとなる。同様にLSBのコードC1の断線であれば、出力される階調は1つ飛びの0,2,4…254の128階調となる。このように断線の場合は、何らかの傾向が現れるから、この傾向を元に断線を判断することができる。
【0071】
これと反対に、出力されない階調が存在しても、画素出力の階調に傾向がない場合には、正常と判断することができる。
【0072】
さらに階調0と階調255を見れば、全てのコードのHIGH/LOWが逆転する。このことから、検索する階調を減らしても、同様に断線の有無を判断することは可能である。これによれば、少ない階調の出力結果から、正常/異常の判断をすることが可能となる。
【0073】
以上第1の態様について詳述したので、次に第2の態様について詳述する。既に述べたとおり、この第2の態様が対象とする異常は、画像入力部(カメラ)2をなすイメージセンサ33内で生ずる焼付きである。そしてこの焼付き異常の検出のために、前述した図1の右側に示すとおり、
画像認識部3に取り込まれる画像信号IMの情報を入力としてこれを記憶するメモリ手段21と、上記の画像を構成する複数の画素のうちの1画素に着目し、時間的に異なる複数の画像(フレーム)の各々について、当該着目画素に係る各画像での画像信号IMの情報をメモリ手段21から読み出して相互に比較し、かつ、相互の異同を判定する比較/判定手段22と、を備える。もしこれら情報相互間が同一であるならば、異常ありと判定するものである。
【0074】
ここで理解を早めるために、「焼付き」による異常の形態を図で表す。
【0075】
図13の(a)および(b)は焼付きを起こしたときの入力画像の一例を示す図である。
【0076】
この例は図6と同様に車両のリア側を捕えた入力画像で示す。図13において注目すべきところは、円Rで囲んだ部分であり、3つの黒点が現れている。そしてこれらの黒点は、時間tにおいても、それから時間経過した後の時間t+1においても、同一画素の部分に現れている。これが焼き付きである。
【0077】
実施例Aにおいては、比較/判定手段22(図1)は、同一画素について、予め定めた一定時間(例えば1秒)内での今回の画像信号の情報とそれ以前の前回の画像信号の情報との間の変化を検出し、当該変化がないときに異常ありと判定するものである。
【0078】
実施例Bにおいては、比較/判定手段22は、画像を予め複数の小画像領域に分割しておいて、各小画像領域毎に時間をずらして、比較および判定をそれぞれ実行することを特徴とするものである。
【0079】
図14は画像の分割例を示す図である。なお対象とする入力画像は、図6および図13に示すものと同じである。
【0080】
図14の例では、画像を、小画像領域51,52,53および54に4分割したことを表している。ここに上記の比較および判定は、4つの小画像領域51〜54の各々に対して時分割で行われる。このため、メモリ手段21(図1)のメモリ容量は1/4で済む。以下に動作を説明する。
【0081】
図15は実施例Bの動作例を示すフローチャートである。ステップS41〜S47からなる。
【0082】
S41:図14に示す4つの検索領域(51〜54)のうちの1つを設定する。最初は領域51を設定する。
【0083】
S42:その領域51について焼付き異常の判断処理を行う。
【0084】
S43:既述した「時間のずらし」を行うために時間カウント(比較/判定手段22内にソフトまたはハードとして形成されるカウンタ)を進める。
【0085】
S44:その時間が上記の一定時間(例えば1秒)Tcを超えたか否か判定する。
【0086】
S45:超えていなければ(S44のYes)、焼き付き判断処理を継続する。
【0087】
S46:超えていれば(S44のNo)、焼き付き判断処理の結果(焼付きあり/焼付きなし)が確定する。
【0088】
S47:上記時間tを再び0にリセットすると共に、S42での検索領域を領域51から領域52に切り換え、上記と同様にS43→S44→S45→S46→S47を繰り返し、このS47にて、次は領域52から領域53に切り換える。
【0089】
実施例Cにおいては、比較/判定手段22により異常ありと一旦判定された複数の異常画素候補のみを保存する異常画素候補メモリ手段をさらに備え、比較/判定手段22は、その異常画素候補メモリ手段内の各異常画素候補に対してのみ、引き続き比較および判定を繰り返して実行し、当該情報相互が異なると判定する都度、当該異常画素候補をその異常画素候補メモリ手段から消去していくことを特徴とするものである。
【0090】
図16は実施例Cに係る異常の診断装置を示す図である。
【0091】
実施例Cの構成は、図1の構成(第2の態様)に上記の異常画素候補メモリ手段61を付加したものに相当する。
【0092】
比較/判定手段22による焼付き判断処理(例えば図15のS45,S46)をある一定周期で繰り返し、階調変化がない画素の候補を最初にメモリ手段61に記録すると共に、その周期を繰り返す毎に、それらの候補の中で階調変化のあった画素は順次消去していく。そして最後に残った候補画素が求める真正な焼付き画素となる。この動作を図17に示す。
【0093】
図17(a)および(b)は実施例Cの動作例を示すフローチャートである。ステップS51〜S53からなる。
【0094】
S51:比較/判定手段22により、階調変化のある座標の位置を抽出する。
【0095】
S52:メモリ手段21を参照して、前回のデータとの比較を行う。
【0096】
S53:その比較結果により、階調変化のない画素について、図17(b)のようなデータ形式で、異常画素候補のデータをメモリ手段61に格納する。
【0097】
実施例Dにおいては、比較/判定手段22により情報相互間に変化なしと一旦判定されたことを示す変化なしフラグを各画素対応に記録する変化なしフラグ記録手段をさらに備え、比較/判定手段22は、その変化なしフラグ記録手段内の各変化なしフラグにそれぞれ対応する各画素に対してのみ、引き続き比較および判定を繰り返して実行し、当該情報相互が異なると判定する都度、当該画素に対応する変化なしフラグを変化なしフラグ記録手段から消去していくことを特徴とするものである。
【0098】
図18は実施例Dに係る異常の診断装置を示す図である。
【0099】
実施例Dの構成は、図1の構成(第2の態様)に上記の変化なしフラグ記録手段71を付加したものに相当する。
【0100】
この実施例Dは、上述の実施例Cが図17(b)に示すデータを記録するのに対し、各画素対応に変化があったかなかったかを示すフラグを記録手段71に記録するようにしたものである。このフラグは変化のあり/なしを示すものであるから単なる1ビットでよい。したがって実施例Dは、メモリ量の大幅な削減が可能である。
【0101】
図19(a),(b),(c)および(d)は、実施例Dの動作を簡略に示す図である。
【0102】
図19の(b)は、今回の焼付き判断処理により得られた変化なしフラグ(ハッチングで示す)の記録である。
【0103】
この変化なしフラグの記録(b)を、前回の変化なしフラグの記録(同図(a))と比較し、(a)と(b)の双方に存在する変化なしフラグの記録(同図(c))を得る。
【0104】
この変化なしフラグの記録(c)は、次回の焼付き判断処理に利用される。このとき着目すべき画素は、本図(c)の例では2つに減少している。したがって処理負荷は軽くなる。
【0105】
図19(d)は、「前回の焼付き判断処理」による結果の他の例である。要するに、今回の処理を全画素に対して実施しなくても、前回変化のなかった3画素のみ比較処理することで効率的に処理することができる。
【0106】
実施例Eにおいては、上述の比較および判定を、電源投入以降に適宜実行することに加えて、それ以前の電源投入時にも、画像入力部2および画像認識部3に対する既存のイニシャルチェックと兼ねて実行するようにする。
【0107】
なお本実施例Eは、既述の実施例4の内容および効果と全く同じである。
【0108】
実施例Fにおいては、前述の比較および判定を、周囲の状況に応じて前記画像信号の情報が有効に得られると判断されるときにのみ、選択的に実行するようにする。
【0109】
なお本実施例Fは、既述の実施例5の内容および効果と全く同じである。
【0110】
実施例Gにおいては、前述の比較および判定を、画像入力部2に対して、シャッター速度か、AGCか、アイリスか、のいずれかが操作されるときを捉えて実行するようにする。
【0111】
なお本実施例Gは、既述の実施例6の内容および効果と全く同じである。
【0112】
最後に実施例Hを説明する。この実施例Hにおいては、異常ありと判定された画素Pから得るべきであった画素信号の情報を、画素Pの周辺画素から得られた該画像信号の情報から補間により再生する画素情報再生手段をさらに備えるようにする。
【0113】
図20は実施例Hに係る異常の診断装置を示す図である。
【0114】
実施例Hの構成は、図1の構成(第2の態様)に上記の画素情報再生手段81を付加したものに相当する。なお、警報(AL)信号線の記載は省略した。
【0115】
図21(a),(b)および(c)は実施例Hにおける補間について説明するための図である。
【0116】
本図において、(a)は座標(x+1,y)にある画素が焼き付いた画素P′になったことを示す。
【0117】
この焼付き画素P′の階調を、その周辺画素すなわちP(x,y)およびP(x+2,y)の階調から補間した様子を示すのが同図(b)である。
【0118】
このとき用いた補間式の一例が同図(c)に示される。この式によれば、再生された階調は81(=(136+25)/2)である。
【0119】
なお、この実施例Hは、画像認識に余り影響を及ぼさない画像の部分に適用することが望ましい。例えば図13の(a),(b)のRで示すような画像の中心から外れた部分である。
【0120】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、画像認識システムにおいて、イメージセンサからの出力コードに生じた断線や該イメージセンサ内での焼付きといった異常を、迅速かつ正確に検出可能な診断装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像認識システムにおける異常の診断装置の基本構成を示す図である。
【図2】実施例1を説明するための濃度ヒストグラムを示す図(その1)である。
【図3】実施例1を説明するための濃度ヒストグラムを示す図(その2)である。
【図4】実施例1を説明するための濃度ヒストグラムを示す図(その3)である。
【図5】実施例1を説明するための濃度ヒストグラムを示す図(その4)である。
【図6】図2〜図5に示すヒストグラムを得るための一例として用いた入力画像を示す図である。
【図7】入力画像を出力するイメージセンサ上の画素群を示す図である。
【図8】実施例2の動作例を示すフローチャートである。
【図9】実施例3の動作例を示すフローチャートである。
【図10】実施例4の動作例を示すフローチャートである。
【図11】実施例6を実施するのに効果的な場合を例示する図である。
【図12】実施例7に係る異常の診断装置を示す図である。
【図13】(a)および(b)は焼付きを起こしたときの入力画像の一例を示す図である。
【図14】画像の分割例を示す図である。
【図15】実施例Bの動作例を示すフローチャートである。
【図16】実施例Cに係る異常の診断装置を示す図である。
【図17】(a)および(b)は実施例Cの動作例を示すフローチャートである。
【図18】実施例Dに係る異常の診断装置を示す図である。
【図19】(a),(b),(c)および(d)は、実施例Dの動作を簡略に示す図である。
【図20】実施例Hに係る異常の診断装置を示す図である。
【図21】(a),(b)および(c)は、実施例Hにおける補間について説明するための図である。
【符号の説明】
1…画像認識システム
2…画像入力部
3…画像認識部
4…異常の診断装置
5…制御対象
11…ヒストグラム計算手段
12…異常判定手段
21…メモリ手段
22…比較/判定手段
31…レンズ
32…アイリス
33…イメージセンサ
34…AGC回路
35…シャッター
41…異常箇所特定手段
51〜54…小画像領域
61…異常画素候補メモリ手段
71…変化なしフラグ記録手段
81…画素情報再生手段
Claims (18)
- 画像入力部と、該画像入力部からの画像信号を入力として当該画像に対する画像認識を行う画像認識部と、を含んでなる画像認識システムにおける異常の診断を行う診断装置であって、
前記画像認識部に取り込まれる前記画像信号に対して所定の計算を行い、濃度ヒストグラムを生成するヒストグラム計算手段と、
前記ヒストグラム計算手段により生成された前記濃度ヒストグラムを解析して、前記異常の有無を判定する異常判定手段と、
を備えることを特徴とする、画像認識システムにおける異常の診断装置。 - 前記異常判定手段は、各階調毎の、前記画像を構成する画素の出現数により規定される前記濃度ヒストグラムを解析し、「全ての該階調について、対応する前記画素が出現していること」を検出しないとき、前記異常があるものと判定することを特徴とする請求項1に記載の診断装置。
- 前記の「全ての該階調について、対応する前記画素が出現していること」の検出が、複数回連続してなされないことを確認したとき、前記異常があるものと判定することを特徴とする請求項2に記載の診断装置。
- 前記の「全ての該階調について、対応する前記画素が出現していること」の検出を、所定のサンプリング間隔で離散的に実行することを特徴とする請求項2に記載の診断装置。
- 前記の「全ての該階調について、対応する前記画素が出現していること」の検出を、電源投入以降に適宜実行することに加えて、それ以前の電源投入時にも、前記画像入力部および前記画像認識部に対する既存のイニシャルチェックと兼ねて実行することを特徴とする請求項2に記載の診断装置。
- 前記の「全ての該階調について、対応する前記画素が出現していること」の検出を、周囲の状況に応じて前記濃度ヒストグラムの変動が大きいと判断されるときにのみ、選択的に実行することを特徴とする請求項2に記載の診断装置。
- 周囲の状況により前記濃度ヒストグラムの変動が小さいと判断されるときには、前記の「全ての該階調について、対応する前記画素が出現していること」の検出を、前記画像入力部に対して、シャッター速度か、AGCか、アイリスか、のいずれかが操作されるときを捉えて実行することを特徴とする請求項2に記載の診断装置。
- 前記の「全ての該階調について、対応する前記画素が出現していること」を検出したとき、その検出時における前記濃度ヒストグラムの示す濃度分布パターンが、予め想定した複数の異常パターンのいずれかに近い傾向を有するか否か判断し、該傾向を有するときに、当該異常パターンから一意に想定される異常の発生箇所を特定する異常箇所特定手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の診断装置。
- 前記異常箇所特定手段は、いずれかの前記階調において対応する前記画素が出現しないことを前記異常判定手段が検出したとしても、その検出時における前記濃度ヒストグラムの示す濃度分布パターンが、前記複数の異常パターンのいずれにも近い傾向を有しないと判断したときは、前記異常の発生はなく正常と認定することを特徴とする請求項8に記載の診断装置。
- 前記異常判定手段は、前記階調が、初段の階調から最終段の階調までの複数段の各々に対応して設定されているとき、前記初段の階調と前記最終段の階調にのみ着目してそれぞれ対応する前記画素の出現の有無を判定し、前記異常箇所特定手段は、当該画素の出現がないと判断したとき、この場合に固有の異常の発生箇所を特定することを特徴とする請求項8に記載の診断装置。
- 画像入力部と、該画像入力部からの画像信号を入力として当該画像に対する画像認識を行う画像認識部と、を含んでなる画像認識システムにおける異常の診断を行う診断装置であって、
前記画像認識部に取り込まれる前記画像信号の情報を入力としてこれを記憶するメモリ手段と、
前記画像を構成する複数の画素のうちの1画素に着目し、時間的に異なる複数の前記画像の各々について、当該着目画素に係る各該画像での前記画像信号の情報を前記メモリ手段から読み出して相互に比較し、かつ、相互の異同を判定する比較/判定手段と、
を備え、当該情報相互間が同一であるとき、異常ありと判定すると共に、
前記比較/判定手段は、前記画像を予め複数の小画像領域に分割しておいて、各該小画像領域毎に時間をずらして、前記の比較および判定をそれぞれ実行することを特徴とする、画像認識システムにおける異常の診断を行う診断装置。 - 前記比較/判定手段は、予め定めた一定時間内での今回の前記画像信号の情報とそれ以前の前回の前記画像信号の情報との間の変化を検出し、当該変化がないときに前記の異常ありと判定することを特徴とする請求項11に記載の診断装置。
- 前記比較/判定手段により前記の異常ありと一旦判定された複数の異常画素候補のみを保存する異常画素候補メモリ手段をさらに備え、
該比較/判定手段は、前記異常画素候補メモリ手段内の各前記異常画素候補に対してのみ、引き続き前記の比較および判定を繰り返して実行し、当該情報相互が異なると判定する都度、当該異常画素候補を前記異常画素候補メモリ手段から消去していくことを特徴とする請求項11に記載の診断装置。 - 前記比較/判定手段により前記情報相互間に変化なしと一旦判定されたことを示す変化なしフラグを各前記画素対応に記録する変化なしフラグ記録手段をさらに備え、
該比較/判定手段は、前記変化なしフラグ記録手段内の各変化なしフラグにそれぞれ対応する各前記画素に対してのみ、引き続き前記の比較および判定を繰り返して実行し、当該情報相互が異なると判定する都度、当該画素に対応する前記変化なしフラグを前記変化なしフラグ記録手段から消去していくことを特徴とする請求項11に記載の診断装置。 - 前記の比較および判定を、電源投入以降に適宜実行することに加えて、それ以前の電源投入時にも、前記画像入力部および前記画像認識部に対する既存のイニシャルチェックと兼ねて実行することを特徴とする請求項11に記載の診断装置。
- 前記の比較および判定を、周囲の状況に応じて前記画像信号の情報が有効に得られると判断されるときにのみ、選択的に実行することを特徴とする請求項11に記載の診断装置。
- 前記の比較および判定を、前記画像入力部に対して、シャッター速度か、AGCか、アイリスか、のいずれかが操作されるときを捉えて実行することを特徴とする請求項11に記載の診断装置。
- 前記の異常ありと判定された画素から得るべきであった前記画素信号の情報を、該画素の周辺画素から得られた該画像信号の情報から補間により再生する画素情報再生手段をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の診断装置。
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