JP3745528B2 - ロール媒体処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、切手、券などの札が連続したものをロール状に券回したロール媒体を保持し、搬送などの処理を行うロール媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置としては、従来、特開平8−339457号公報に記載された技術が知られている。この技術は、図9に示すように切手がミシン目を介して多数連続したものをロール状に券回したロール切手201を搬送路に沿って送出可能にセットした状態で収納保持するカセット体202と、ロール切手201を搬送する駆動部・ロール切手201のミシン目を検出する光透過型センサ204からなる検知部・ロール切手201をミシン目で切断する制御を指令する制御部などを装着した基体203とを設け、この基体203からカセット体202に送出し駆動力を伝達可能に分離し、基体203に挿着するカセット体202をカセット体202ごと取替えることによってロール切手201の補給を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の装置においては、基体203にカセット体202を脱着自在に構成しているため、既にロール切手201を挿着した状態のカセット体202を基体203に取付けるのは容易である。
ところが、カセット体202にロール切手201の駆動部・検知部などを配設しているため、このカセット体202にロール切手201を挿着するのは容易ではなく、手間がかかる。つまり、カセット体202にロール切手201を挿着しようとすれば、ロール切手201を保持芯に挿着させるだけでなく、そのロール切手201の先端を駆動部の搬送ローラに噛ませたり、ガイドローラ、検知部の光透過型センサなどからなる複雑な経路に挿着させる必要が生じるからである。
【0004】
また、カセット体202ごと交換するようにすれば、カセット体202に配設した搬送ローラや光透過型センサなどの部品まで交換されるため、これらの部品が未だ十分に使用可能であってもロール切手がなくなるごとに交換しなければならず、無駄が多く、コストもかかる。従って、ロール切手201だけを容易に補充できるような装置の出現が要望される。
【0005】
そこで、本発明は、ロール媒体だけを容易に補充できる使い勝手のよいロール媒体処理装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、基板に、ロール媒体を脱着自在に保持する保持芯を立設するとともに、保持芯に保持されたロール媒体の先端部を引出し可能にガイドするガイド枠を立設してなるロール媒体ガイド手段と、ロール媒体の先端部を搬送する搬送手段を設けた搬送路の上流側に配置され、ロール媒体ガイド手段を挿入するための開口と搬送路の下流側に開口と連接した切欠を設け、ロール媒体ガイド手段から引出される先端部の方向が搬送路の方向になるとともにロール媒体の先端部が切欠を通過可能になるように開口から挿入されたロール媒体ガイド手段を脱着自在に保持するロール媒体保持手段とを備えたことを特徴とするロール媒体処理装置である。
【0007】
請求項2の本発明は、ガイド枠は、ロール媒体の先端部を引出すときに一定の負荷がかかる摩擦部を形成したことを特徴とする請求項1記載のロール媒体処理装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をロール切手処理装置に適用した場合の実施の形態を図1ないし図8を参照して説明する。
図1は、本実施の形態にかかるロール切手処理装置の外観構成を示す斜視図で、1,2,3は切手発行装置である。切手発行装置1は80円切手を発行するものであり、切手発行装置2は50円切手を発行するものである。また、切手発行装置3は10円切手を発行するものである。
【0009】
これら切手発行装置1,2,3はそれぞれ、後述する接続ピン61,63で機構的に接続している。また、一方の切手発行装置の後述するオスコネクタ67とこれに係合する他方の切手発光装置のメスコネクタ68で電気的にも接続している。そして、切手発行装置1は、そのメスコネクタ68に接続した通信ケーブル4を介して制御装置5と電気的に接続している。なお、ここでは1例として3つの切手発行装置1,2,3を接続した場合を示したものであるが、2つ又は4つ以上を接続してもよい。
【0010】
上記切手発行装置1,2,3は、それぞれ同様の構成であるため、切手発行装置1を代表してその構成を説明する。
この切手発行装置1は、本体6とその本体6の上部を開閉自在に覆う蓋体7とから構成される。そして、本体6に収納された後述するロール媒体としてのロール切手10を本体6と蓋体7との間に形成される搬送路に沿って搬送し、搬送路の下流に配置した後述のカッタで所定枚数分だけ切断して発行口8から切手を発行するようになっている。なお、切手発行装置1における説明の便宜上、上記発行口8側を前方(正面)とする。
【0011】
上記ロール切手10は、図4に示すように多数の札としての切手がミシン目10aを介して連続したものを、裏面である糊面を内側にしてロール状に券回したものである。このロール切手10の先端から連続した数枚の切手の表面には、連続した黒ライン印字がされてている。以下、この部分を黒印字部(無効印字部)10bという。このロール切手10は、ロール切手ガイド11に横から入れ、さらに本体6にねじ固定されたロール切手保持体12に挿入することによって本体6に収納される。
【0012】
上記ロール切手ガイド11は、略四角状の平板の基板13の略中央から立設し、ロール切手10を空転自在にある程度の摩擦力をもって保持する保持芯14、上記基板13の周縁から立設し、ロール切手10を収納してその先端部を搬送方向へ導く円形ガイド15から構成される。この円形ガイド15は、その上部にロール切手10の先端を搬送方向側の開口部16から延出する間隙を上側ガイド17と下側ガイド18によって形成する。そして、上側ガイド17には間隙側が凸となる凸部19が形成されており、下部ガイド18には凸部19の対向する部位に間隙側が凹となる凹部20が形成されている。また、円形ガイド15の前板21は、中間部が開口しており、下部外面には上記ロール切手保持体12と係合する係合溝22が形成されている。さらに、円形ガイド15の後板23の下部外面にも係合溝24が形成されている。
【0013】
上記ロール切手保持体12は、上部及び下部が開口した筒状の枠体で、図1、図5、図6に示すように本体6の後部側に収納され取付けられている。このロール切手保持体12の前方枠25及び後方枠26の下部には、上記ロール切手ガイド11の係合溝22及び24に係合する係合突起27,28が形成されている。また、ロール切手保持体12の前方枠25の上部に切欠25aが形成されている。
【0014】
上記ロール切手ガイド11にロール切手10を挿着するときには、ロール切手10の先端をはがした状態で側方からロール切手10の芯穴を保持芯14に挿入するとともに、ロール切手の先端部を間隙に側方から挿入した状態で、ロール切手ガイド11ごとロール切手保持体12に挿入する。そして、ロール切手ガイド11の係合溝22,24がロール切手保持体12の係合突起27,28に係合するまで挿入すると、ロール切手ガイド11はロール切手保持体12に固定され、ロール切手10の先端はロール切手保持体12の開口部16から搬送方向へ向けて延出する。
【0015】
なお、上記ロール切手ガイド11をロール切手保持体12に固定するのに係合溝22,24及び係合突起27,28を形成する代りに、ラッチロック機構を設け、ロール切手ガイド11をロール切手保持体12に1回押込むことによりロック状態になってラッチロック機構が係合状態となり、次の押込みによりロック機構が係合解除状態になるようにしてもよい。
上記ロール切手ガイド11はロール媒体ガイド手段を構成し、ロール切手保持体12は、ロール媒体保持手段を構成する。
【0016】
次に、上記本体6の詳細な構成を図2を参照するとともに図5及び図6をも参照しながら説明する。
本体6は、本体用底部カバー30とこの本体用底部カバー30に立設する本体用側部カバー31によって形成された上部が開口する箱体内に、上記本体用底部カバー30に取付けた本体用底部枠体32、この本体用底部枠体32の上部に左右平行に対向して立設する部品取付板を有する本体用枠体33を備える。
【0017】
この本体用枠体33の後方には上記ロール切手保持体12が取付けられている。また、本体用枠体33の前方上部にはロール切手保持体12から延出したロール切手10の搬送路の下部が形成され、その搬送路上のロール切手10を搬送する搬送部34が取付けられている。さらに、本体用枠体33の上部前縁部には搬送路上を搬送されたロール切手を所定位置で切断するカッタ部35が取付けられ、そのカッタ部35の取付部位の下方空間には電源部36が取付けられている。
【0018】
上記搬送部34は、図5及び図6にも示すように本体用枠体33の上部に、搬送路の下部を形成する下側ガイド板41を取付け、またこの下側ガイド板41とロール切手保持体12との間にガイドローラ42をガイドローラ軸43を介して取付けるとともにロール切手10の先端を前方へ向けて搬送するフィードローラ44をその一部が下側ガイド板41の前方に形成された溝41aから突出るように取付け、さらにこのフィードローラ44を減速歯車列45を介して接続し駆動力を与えるフィードモータ46を下側ガイド板41の下方の空間に取付けて構成される。なお、上記搬送部34及びフィードモータ46とはロール媒体搬送手段を構成する。
【0019】
上記カッタ部35は、図5にも示すようにカッタ本体51を本体用枠体33の上部前縁部に取付板52を介して取付け、このカッタ本体51を減速歯車列53を介して駆動力を与えるカッタモータ54をカッタ本体51の下方の空間に取付けて構成される。なお、上記カッタ部35及びカッタモータ54とは切断手段を構成する。
【0020】
上記本体用枠体33には、図5にも示すように、その一方の側面(図中左側面)の中央部よりやや前方側に寄った部位に、その一方側へ別の切手発行装置を並べて機構的に接続するときに基準となる接続基準ピン61を螺合するピンハブ62がかしめられて取付けられている。また、本体用枠体33の一方の側面の中央部より後方側の部位には、もう一つの接続ピン63を螺合するピンハブ64がかしめられて取付けられている。
【0021】
この接続基準ピン61及び接続ピン63は、略中間部に周方向に突出したリブ61a,63aが形成され、このリブ61a,63aのピンハブ62側のピンには雄ネジが形成され、その反対側のピンには先端に係合溝61b,63bが形成されている。
【0022】
また、上記本体用枠体33には、図6にも示すようにの他方の側面(図中右側面)の中央部よりやや前方側に寄った部位、すなわち上記ピンハブ62の対応する部位には、その他方側へさらに別の切手発行装置を並べて取付けるための基準となる接続基準ピン61を係合溝61bでスナップフィットする接続基準ピン挿入部65が取付けられている。また、本体用枠体33の他方の側面の中央部より後方側の部位、すなわちピンハブ64に対向する部位には、もう一つの接続ピン63を係合溝63bでスナップフィットする接続ピン挿入部66が取付けられている。
【0023】
上記接続基準ピン挿入部65は、別の切手発行装置を接続する際の基準とするため、円孔の接続基準ピン挿入孔65aが形成されている。これに対して接続基準ピン挿入部66は、接続ピン63の挿入を容易とするため、長孔の接続ピン挿入孔66aが形成されている。また、接続基準ピン挿入部65は、図7に示すように接続基準ピン挿入孔65aの縁部から本体用枠体33の内部側へ向けて複数のフック部65bが形成されている。このようなフック部は、上記接続ピン挿入部66にも形成されている。
【0024】
なお、上記本体用側部カバー31には、上記接続ピン挿入孔部65,66の挿入孔65a,66aに対向する部位、及びピンハブ62,64に対向する部位に、それぞれ上記本体用側部カバー31の外部から挿入孔65a,66a、ピンハブ62,64へ各接続ピン61,63を挿入可能な孔が形成されている。
【0025】
上記本体用枠体33には、図5にも示すように、その一方の側面(図中左側面)の下部後方の部位に、上記フィードモータ46やカッタモータ54などの制御線に接続した制御ピンを備えるオスコネクタ67が一方の側面から突出して取付けられている。また、図6にも示すように本体用枠体33の他方の側面(図中右側面)の下部後方の部位に、すなわち上記オスコネクタ67と対応する部位に、別の切手発行装置のオスコネクタ67や上記制御装置5を接続する通信ケーブル4のプラグを差込み可能なメスコネクタ68が取付けられている。
【0026】
なお、上記本体用底部カバー30及び本体用側部カバー31には、図5又は図6に示すように上記コネクタ67,68に対向する部位にそれぞれ切欠が設けられている。これら各カバー30,31の切欠は各カバー30,31外側へ各コネクタ67,68が突出可能な孔を形成している。
【0027】
このような切手発行装置1の左側に別の切手発行装置を接続するときは、左側面のピンハブ62,64にそれぞれ接続基準ピン61,63を螺合して切手発行装置1の接続基準ピン挿入孔65a、接続ピン挿入孔66aに挿入するとともに、切手発行装置1のオスコネクタ67を別の切手発行装置のメスコネクタに挿入する。これにより、各ピン61,63の係合溝61b,63bがそれぞれ接続基準ピン挿入部65、接続ピン挿入部66の各フック部65bに係合してスナップフィットするとともにオスコネクタ67が別の切手発行装置のメスコネクタに係合するので、切手発行装置1の左側に別の切手発行装置が機構的に接続するとともに、上記コネクタの接続により電気的にも接続する。同様に、切手発行装置1の右側にも他の切手発行装置を機構的、電気的に接続できる。
【0028】
上記本体用枠体33の上部後端部には、上記蓋体7を枢支する枢支軸71が取付けられている。この枢支軸71にはこの枢支軸71を中心に蓋体7を上方へ付勢するねじりバネ72が挿入され、このねじりバネ72の下端は、本体用枠体33の補強を兼ねて取付けられたバネ係止軸73に係止され、上端は蓋体7に係止される。
【0029】
また、上記下側ガイド板41の下側部位に、本体用枠体33の両側面を貫通し取付けられ、本体用枠体33の両側面からそれぞれ外側へ突出して蓋体7を係止させるための係止突起を形成する蓋体係止軸74が取付けられている。
【0030】
次に、上記蓋体7の構成を図3を参照しながら説明する。
この蓋体7は、下方が開口した略箱状の蓋体カバー81の内部に下方に向けて左右に平行に立設する部品取付板を有する蓋体用枠体82、その下方の開口部を覆うとともに上記ロール切手10の搬送路の上部を形成する上側ガイド板83を備える。
【0031】
上記蓋体用枠体82の中央よりやや前方側には、上記本体6の蓋体係止軸74に係合する左右一対のフック部84を両端部に取付けた枢支軸85が支持されている。この枢支軸85にはフック部84を本体6の蓋体係止軸74に係止する方向に回動を付勢するねじりバネ86が取付けられている。また、蓋体用枠体82の後方空間には、一方のフック部84における腕の中間に接続してフック部84を上記ねじりバネ86の付勢力に抗して枢支軸85を中心に回動させることにより本体6との係止状態を解除するソレノイドとその駆動部から構成されたフック駆動部87が取付けられている。なお、このフック駆動部87は、上記本体6のコネクタ67,68から入力した制御信号により駆動するようになっている。
【0032】
上側ガイド板83には、搬送路を搬送するロール切手10の表面を検出する2つの光反射型センサ91,92がセンサ取付板93を介して接続している。一方の光反射型センサ(第1の光反射型センサ)91は、図8にも示すように交換したロール切手10の最初の黒印字部10bを検出できるようにロール切手10の幅方向の中央位置に対向するように配置されている。他方の光反射型センサ(第2の光反射型センサ)92は、ロール切手10の黒印字部10b以外の部分を検出できるようにロール切手10の幅方向の中央位置から一方側にずらして配置されている。これら2つの光反射型センサ91,92はロール切手10のミシン目10aをも検出する。なお、センサ取付板93及び上側ガイド板83には、蓋体7の下側を搬送するロール切手10を読取可能にするため、上記光反射型センサ91,92の読取面に対向する部位にそれぞれ読取窓としての矩形孔が形成されている。
【0033】
上記蓋体7には、本体6のガイドローラ42、フィードローラ44にそれぞれ対向する部位に、テンションローラ94,95がねじりバネ96,97で各ローラ42,44側に付勢された状態で取付けられている。具体的には、上記テンションローラ94は、上記センサ取付板93に軸支されており、上記テンションローラ95は蓋体用枠体82に軸支されている。
【0034】
また、蓋体用枠体82には、上記本体6のカッタ部35の減速歯車列45の歯車の1つに取付けられた検出リブ53aを検出するカッタセンサ98が取付けられている。
【0035】
上記制御装置5の上面には、図1に示すようにオペレータが発行する切手の種類・枚数などを入力するキーや切手の発行を開始させる発行開始キー等の入力手段としてのキー5a、各種メッセージや入力した切手の種類や枚数などを表示させる表示器5bを備えた操作パネル5cが設けられている。
【0036】
このような構成の本実施の形態においては、オペレータがロール切手10を補充する場合は、図4に示すように、ロール切手10をロール切手ガイド11に側方から基板13に突き当るまで挿入して挿着する。すなわち、ロール切手10の芯孔を保持芯14に挿入するとともに、ロール切手10の先端部を引出した状態で、その先端部を上側ガイド17と下側ガイド18との間隙に左側から挿入する。このような作業は、ロール切手ガイド11の一方の側面が開放しているため、非常に簡単に行うことができる。
【0037】
そして、蓋体7が図5に示すように開放している状態で、ロール切手ガイド11をロール切手10の引出し方向が水平になるように起立させた状態でロール切手保持体12の開口部16へ挿入すると、ロール切手ガイド11の係合溝22,24がロール切手保持体12の係合突起27,28に係合する。これにより、ロール切手ガイド11はロール切手保持体12に固定されるとともに、ロール切手10の先端部の方向は搬送路の方向と一致するとともに、ロール切手10の先端部は下側ガイド板41、ガイドローラ42、及びフィードローラ44上に載置される。こうして、ロール切手10の先端は、ロール切手保持体12の開口部16から搬送方向へ向けて搬送可能となる。
【0038】
つまり、ロール切手ガイド11をロール切手保持体12に挿着するだけで、ロール切手10から引出された先端部が本体6の下側ガイド板41、ガイドローラ42、及びフィードローラ44上に載置される。従って、この状態で蓋体7を閉塞することによって、ロール切手10の先端部は、本体6のガイドローラ42及びフィードローラ44と、テンションローラ94及び95との間に挟持され、搬送可能にセットされる。このように、本実施の形態にかかるロール切手処理装置によればロール切手10のみを簡単に補充することができる。これにより、従来のように未だ十分に使用可能な搬送ローラや光センサなどの部品まで交換する必要を無くし、コスト低下も図ることもできる。
【0039】
また、ロール切手ガイド11において、ロール切手10の先端を引出し可能にガイドする上側ガイド17に間隙側が凸となる凸部19を形成し、下部ガイド18に凸部19の対向する部位に間隙側が凹となる凹部20を形成することによって、ロール切手10の先端部を引出すときに一定の負荷がかかるような摩擦部を形成したことにより、ロール切手10の先端部を引出すときに、上記凸部19と凹部20によって発生する摩擦力とロール切手ガイド11の保持芯14の摩擦力により、ロール切手10の券回がくずれて切手の糊面に隙間ができないため、ロール切手10の糊面が湿気により水分を含んで他の切手と付着してしまうことを防止できる。これにより、ロール切手10の先端部を確実に引出すことができるようになる。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、ロール媒体をガイド枠に沿ってロール媒体ガイド手段に挿着し、ロール媒体ガイド手段ごとロール媒体保持手段へ挿着するだけで、ロール媒体ガイド手段から引出されたロール媒体の先端部が搬送路へ送出可能となるので、ロール媒体だけを容易に補充できる使い勝手のよいロール媒体処理装置を提供できるものである。
また、ガイド枠に形成した摩擦部の摩擦により、ロール媒体の先端部を引出す方向に一定の負荷がかかるため、ロール媒体の券回がくずれることを防止できる。これにより、例えばロール媒体がロール切手のように裏面が糊面となっている場合には、その切手の糊面に隙間ができないため、ロール媒体の糊面が湿気により水分を含んで他の部分と付着してしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるロール切手処理装置の外観構成を示す斜視図。
【図2】図1に示す切手発行装置の本体の構成を示す組立斜視図。
【図3】図1に示す切手発行装置の蓋体の構成を示す組立斜視図。
【図4】図2に示すロール切手保持体の構成を示す組立斜視図。
【図5】図2に示す切手発行装置の本体の構成を説明するための斜視図。
【図6】図2に示す切手発行装置の本体の構成を説明するための斜視図。
【図7】図2に示す接続基準ピン挿入部の構成を示す斜視図。
【図8】図3に示す光反射型センサとロール切手との位置関係を示す図。
【図9】従来の装置の構成を説明するための斜視図。
【符号の説明】
1,2,3…切手発行装置
6…本体
7…蓋体
8…発行口
10…ロール切手
11…ロール切手ガイド
12…ロール切手保持体
13…基板
14…保持芯
15…円形ガイド
16…開口部
17…上側ガイド
18…下側ガイド
19…凸部
20…凹部
21…前板
22…係合溝
23…後板
24…係合溝
25…前方枠
26…後方枠
27…係合突起
28…係合突起
34…搬送部
41…下側ガイド板
42…ガイドローラ
44…フィードローラ
46…フィードモータ
Claims (2)
- 基板に、ロール媒体を脱着自在に保持する保持芯を立設するとともに、前記保持芯に保持されたロール媒体の先端部を引出し可能にガイドするガイド枠を立設してなるロール媒体ガイド手段と、
前記ロール媒体の先端部を搬送する搬送手段を設けた搬送路の上流側に配置され、前記ロール媒体ガイド手段を挿入するための開口と前記搬送路の下流側に前記開口と連接した切欠を設け、前記ロール媒体ガイド手段から引出される先端部の方向が搬送路の方向になるとともに前記ロール媒体の先端部が前記切欠を通過可能になるように前記開口から挿入された前記ロール媒体ガイド手段を脱着自在に保持するロール媒体保持手段とを備えたことを特徴とするロール媒体処理装置。 - 前記ガイド枠は、前記ロール媒体の先端部を引出すときに一定の負荷がかかる摩擦部を形成したことを特徴とする請求項1記載のロール媒体処理装置。
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