JP3697653B2 - 建築用シャッター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビル、工場等の建築物の開口部や大部屋、地下通路等に防火、防煙区画を形成したりするための設けられる建築用シャッターの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ビルや工場等の開口部や大部屋等には、火災等の異常時に対処するため防火区画を設定し、類焼を防いで被害の拡大を抑えるようにすることが計られる。そしてこのようなものとして、建築用防火シャッターを建付けることが提唱され、幅広の間口においては、一連ではなく複数のシャッターカーテンを並列させることがあり、この場合、中柱(ガイドレール)が必要になるが、この中柱を固定式とするのでは平常時(シャッターカーテン開放時)に邪魔になるという問題がある。
そこで、ガイドレールの基端部(上端部)を、躯体天井部に回動自在に支持し、シャッターカーテンの開閉作動に伴いシャッターカーテンを貫通ガイドする状態でシャッターカーテンのカーテン面に沿って上下揺動する構成として、シャッターカーテンの閉鎖時では開口部に直立状に立設される垂下姿勢となり、開放時では天井部に水平状に収納される水平姿勢となるよう可動式にしたものが知られている。この場合に、火災等が発生してシャッターカーテンの閉鎖状態、つまりガイドレールが垂下姿勢となっている状態で、シャッターカーテンが風に煽られたりすることがないよう、ガイドレールを躯体に固定する必要がある。そこで、ガイドレールの先端部にレール長方向に移動自在な状態で固定ロッドを設ける一方、床面側に前記固定ロッドの先端部が係合する係合孔が形成された係合受け部を設け、ガイドレールの垂下姿勢への変姿に伴い自重降下する固定ロッドの下端部が係合孔に係合することで床面に固定するようにしたものが例えば特開平10−153060号公報において提唱されている。そしてこのものでは、シャッターカーテンの開放時には固定ロッドを上動させて係合孔との係合を解除する必要があり、このため、固定ロッドの上端部に、通電に基づいて固定ロッドを上動させるロッド解除装置が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで前記従来のロッド解除装置は、固定ロッドを上動させるためのソレノイドと、該ソレノイドに通電され固定ロッドを上動させたことに伴い切換えられる上動検知スイッチとを備えて構成されている。そして、シャッターカーテンの開放用制御回路に、ソレノイドと上動検知スイッチとを接続し、開放操作ボタンの操作があった場合に、ソレノイドに通電し、上動検知スイッチが固定ロッドの上動検知をした(スイッチ切換えがなされた)ことに基づいてシャッターカーテンの開放作動がなされるように制御されている。このため、制御回路が特殊なものとなって汎用性が損なわれるという問題があるうえ、停電時では固定ロッドの解除を行うことができず、手動によりシャッターカーテンの巻上を行おうとした場合では、固定ロッドを何らかの手段により強制的に上動解除させなければ床面やシャッター装置側の部材を破損してしまうという問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
さらには、前記固定手段は固定ロッドの先端を係合受け部の係合孔に係合(嵌合)することで躯体側への固定を行う構成であるので、固定ロッドと係合受け部の取付け精度が悪かった場合や、強風下で開放作動を行う場合等では、固定ロッドが係合孔の孔縁に強く押し付けられることがあり、このようになると固定ロッドと係合孔縁とのあいだに大きな摩擦力が働いた状態となり、ロッド解除装置に通電がなされても固定ロッドを引き上げられなくなって機能しないことも考えられ、このようになると、シャッターカーテンの解放作動ができないという解決すべき課題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、天井収納部に巻装されるシャッターカーテンと、上端部が天井部に揺動自在に支持され、シャッターカーテンの開閉作動に伴いシャッターカーテンを貫通ガイドしながらシャッターカーテンのカーテン面に沿って上下揺動して天井部に収納される収納姿勢と開口部に垂下する垂下姿勢とのあいだを揺動変姿するガイドレールとを備えた建築用シャッターにおいて、前記ガイドレールと床面とのあいだの固定手段は、下方揺動してガイドレール下端部に設けた固定ロッドが床面に設けた係合受け部に係合することで床面に固定される構成とするにあたり、前記固定ロッドはレール長方向に移動自在で、かつ、前記カーテン面に沿うレール揺動方向に揺動自在に支持され、ガイドレールのカーテン面に沿う上下揺動に伴い、係合受け部に自動的に係脱する構成とするものである。
そして、このようにすることにより、ガイドレールの固定ロッドによる固定を機械的な構成にしたものでありながら自動的な固定ができる。
このものにおいて、本発明の固定ロッドはガイドレールとのあいだに設けられた弾機により、ガイドレール下端部から突出し、かつガイドレールに対して略平行な係合姿勢を維持するように付勢されているものとすることができる。
さらにこのものにおいて、本発明の固定ロッドを前後一対で構成する一方、これら固定ロッドの先端が係合する係合受け部を貫通孔とし、該貫通孔は前記一対の固定ロッドのあいだに対向して形成され、ガイドレールが前後方向に振れることに伴い何れか一方の固定ロッドが係合する構成とすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図1〜図12の図面に基づいて説明する。
図面において、1は大開口部に複数並設された防火シャッターのシャッターカーテンであって、各シャッターカーテン1は、天井部に固定されるブラケット2を介して躯体側に軸承された巻取り軸3に巻装されており、該巻取り軸3がブレーキ付きの開閉機4の正逆駆動に基づいて正逆回動することに伴い、シャッターカーテン1が巻取り、巻出しされて、天井部に収納される開放姿勢と開口部を閉鎖する閉鎖姿勢とに変姿するように設定されている。因みに、これらシャッターカーテン1は、図示しない操作スイッチの操作に基づいて開閉作動するが、シャッターカーテン1の開放姿勢において火災等が発生した場合では、異常検知に伴いブレーキ解除がなされると共に開閉機4に内装されるガバナの働きでシャッターカーテン1が自重閉鎖するように設定されている。
【0006】
5は各シャッターカーテン1を貫通ガイドするガイドレールであって、これら各ガイドレール5は、後述する所定の対向間隔を存して対向する前後一対のガイド片6、7を用いて構成されており、各ガイド片6、7は基端部(上端部)を貫通支持する支軸8によって連結され、該支軸8を前記ブラケット2に揺動自在に軸支することで天井部に支持されている。これによって、ガイドレール5の各ガイド片6、7は一体となりブラケット2に対し、シャッターカーテン1のカーテン面に沿う状態で上下揺動を行い、天井部に収納される水平姿勢と、先端部(下端部)が自然垂下する垂下姿勢とに揺動変姿する可動式のものに構成されている。
【0007】
前記ガイド片6、7の互いに対向する前後側面の先端部には、支持ローラ9がそれぞれピン9aを介して回動自在に軸承され、これら各ピン9aに、作動アーム10の基端部がそれぞれ揺動自在に軸承され、該作動アーム10はガイドレール5の収納姿勢と垂下姿勢とのあいだの変姿に伴い、後述するようにピン9aを支点として揺動する設定となっている。そして、作動アーム10の先端部には作動ローラ11が回動自在に軸承されていると共に、作動アーム10のアーム長は、垂下姿勢となったとき作動ローラ11外周面位置とガイドレール5の下端縁とのあいだに所定間隔が存するよう寸法設定されている。さらに、作動アーム10の一側面にはスラスト軸受(スライドレール)12を構成するアウターレール12aが一体的に設けられている。
一方、13は作動アーム10の変姿に伴い伸縮する補助アームであって、該補助アーム13はL字状に折曲する一方の内側面にインナーレール12bが一体固定されており、該インナーレール12bを、前記作動アーム10側のアウターレール12aに組込むことでスラスト軸受12を介して作動アーム10に取付けられ、これによって補助アーム13は作動アーム10の揺動変姿に応じて自動的にスラスト方向(上下方向)に移動するように設定されている。ここで、補助アーム13は、作動アーム10に積層状となって先端部が作動ローラ11外周面を先端側に越えない非作用姿勢と、先端部が作動ローラ11を越えて伸長する作用姿勢とのあいだをスライド移動するように設定されている。
尚、補助アーム13の前記折曲コーナー部における先端部には突起13aが形成されている。
【0008】
一方、14はシャッターカーテン1の最下端に設けられる座板であって、該座板14は、前後に一対のローラガイド14aが形成されており、該各ローラガイド14aに、各ガイド片6、7に配される前記支持ローラ9と作動ローラ11とが、底面部14bを移動自在に転動する状態で支持される設定となっている。これによって、ガイドレール5は、開閉作動するシャッターカーテン1の移動に伴い、座板14に支持される状態でシャッターカーテン1を貫通ガイドしつつ揺動変姿するが、これについての詳細は後述する。
さらに、座板ローラガイド14aの左右両端縁部にはストッパ部14cが起立状に形成されており、作動ローラ11の外方への移動規制を行うように設定されている。さらに、ストッパ部14cに至るローラガイド14aの底面部14bには、山形状に傾斜した傾斜ガイド14dが設けられている。
【0009】
さて、各ガイド片6、7は角筒状に形成され、座板14を貫通ガイドできる間隔を存して対向させることでガイドレール5の前記所定間隔がガイド溝幅として設定されている。そして、各ガイド片6、7の左右方向内側部には内側面6a、7aが一体的に設けられ、これら内側面6a、7a同志の対向間隔はシャッターカーテン1のカーテン面を貫通できるものになっている。これら内側面6a、7aは、先端側、つまり、支持ローラ9の軸承部位より僅かにガイド片基端側に位置ずれした部位から先端縁部に至る部位において、前後方向内側部位が切欠かれて幅狭面6b、7bに形成され、これら幅狭面6b、7b同志の対向間は座板14が貫通ガイドできるように隙間が形成されている。そして、これら幅狭面6b、7bには、それぞれ塞ぎ板15が開閉自在に設けられ、これによって、幅狭面6b、7bを形成したことによる前記隙間を塞ぎ、シャッターカーテン1の閉鎖時における防火、防煙性能を高めるように設定されている。
つまり、各ガイド片6、7の幅狭面6b、7bには切欠き部6c、7cが形成されており、該切欠き部6c、7cを介して幅狭面6b、7bの内側に付勢弾機付の蝶番15aが複数カ所に取付けられている。そして、これら蝶番15aに前記塞ぎ板15の長手方向側縁部を蝶着することによって、自然状態では塞ぎ板15が幅狭面6b、7bに沿い、これら幅狭面6b、7b同志のあいだの前記隙間を塞ぐ塞ぎ姿勢となっており、この状態から、座板14が貫通しようとした場合、付勢弾機に抗する状態で座板14の貫通方向(左右方向内方)に向けて揺動し、幅狭面6b、7b同志の対向間を開放cて座板14をガイドするガイド姿勢に変姿揺動する設定となっている。因みに、塞ぎ板15の下端部には、前後方向内方ほど背高の傾斜ガイド15bが形成されていて、後述するようにシャッターカーテン1の開閉作動時に、該部位を座板14が貫通することに伴い自動的にガイド姿勢に変姿するように設定されている。
【0010】
さらに、ガイドレール5の各ガイド片6、7先端部(下端部)には躯体(床面)との固定をするための固定手段がそれぞれ配されている。ここで、各ガイド片6、7に設けられる固定手段の構成は同様の構成であるので、ここではガイド片6に設けられる固定手段の説明を行い、ガイド片7に設けられる固定手段の説明を省略するが図面の符号はガイド片6の説明に倣ったものが付されている。さらに、固定手段はガイド片6の垂下姿勢を基準として位置関係を説明する。因みに、本実施の形態の固定手段はガイドレール5を構成する各ガイド片6、7の両方に設けられているが、一方に設けるだけであっても勿論よい。
前記ガイド片6を構成する前後面のあいだには、前後一方の面部に一体固定される支持ブラケット16が設けられ、水平状の第一、第二支持面16a、16bが上下二段に配されている。そして、第一支持面16aには略円形状の第一貫通孔16cが、第二支持面16bには長孔状の第二貫通孔16dがそれぞれ二つづつ前後方向に並列する状態で穿設されており、該記第一、第二貫通孔16c、16dに、本発明の固定ロッド17、18が、前前後方向に所定間隔を存し、かつ下端部17a、18aがガイド片6下端縁から突出する状態で挿通支持されている。
【0011】
このとき、前記第一貫通孔16cは、各固定ロッド17、18を摺動自在に挿通すると共に、孔縁に各固定ロッド17、18の上端部に固着された抜止めピン17b、18bが係合して各固定ロッド17、18の抜け止めがなされるように寸法設定されるが、左右方向に僅かに長い長孔状に形成されている。一方、第二貫通孔16dは各固定ロッド17、18を摺動自在に挿通すると共に、左右方向内側の孔端位置が前記第一貫通孔16cと同位置になっているが、第一貫通孔16cよりも左右方向に長い長孔に形成されている。これによって、各貫通孔16c、16dに支持される固定ロッド17、18は、前後方向への揺動は規制される一方、上側に位置する第一貫通孔16cの支持による抜止めピン17b、18b部位を支点として左右方向外側への揺動が許容され、各貫通孔16c、16dの左右方向内側の孔縁に係合してガイドレール5に略平行となる係合姿勢から、固定ロッド下端部17a、18aが第二貫通孔16dの外側孔縁に係合してガイドレール5に対して傾斜し、ガイドレール5下端縁に対する下端部17a、18a位置が上動する解除姿勢とのあいだを揺動できるように設定されている。
さらに、各固定ロッド17、18の中間部には引張り弾機19の一端部が連結され、該引張り弾機19の他端部をガイド片6の下端縁に連結することで、各固定ロッド17、18は、下方および、左右方向内側を向くように付勢されている。これによって、各固定ロッド17、18は、自然状態で抜止めピン17b、18bが第一貫通孔16cの孔縁に弾圧し、かつ各第一、第二貫通孔16c、16dの内側孔端縁に弾圧状に係合し、ガイドレール5に対して略平行となる係合姿勢を維持するように設定されている。因みに、各固定ロッド17、18は、ガイドレール5が水平姿勢から垂下姿勢とのあいだを揺動する姿勢変姿に連動することなく、引張り弾機19により常時係合姿勢に維持されている。
【0012】
20は垂下姿勢のガイド片6に対向して床面に設けられる係合受け部であって、該係合受け部20は床面に埋め込まれる埋め込みポケット20aと、該埋め込みポケット20aの上面に配される蓋体20bとで構成され、蓋体20bに穿設される係合孔20cは、ガイド片6から下方に突出する第一、第二固定ロッド17、18の前後方向対向間に位置して形成され、その形状は前後方向には固定ロッド17、18の外径よりも大きい孔幅を有し、左右方向に長い長孔に形成されている。そして、ガイド片6が自然状態で垂下した場合では、ガイド片6下端縁から突出する第一、第二固定ロッド下端部17a、18aが係合孔20cに係合しない位置関係となっている。
そして、各固定ロッド17、18は、後述するようにガイドレール5が前後方向に振れた場合に、振れ方向に対応する固定ロッド17または18が係合孔20cに対向し、固定ロッド下端部17a、18aの何れか一方が係合孔20cに係合する設定となっている。
【0013】
このように構成したものにおいて、シャッターカーテン1の開閉作動、およびこれに伴う固定手段の作用について説明する。
シャッターカーテン1が天井部に収納される状態では、座板14が天井部に位置する一方で、ガイドレール5は支持ローラ9と作動ローラ11とが該天井部に位置する座板14のローラガイド14aに嵌合支持されており、これによってガイドレール5は可動規制された状態で水平姿勢を維持するように設定されている。このとき、座板14は各ガイド片6、7の内側面よりも外方(下方)の対向間に位置しており塞ぎ体15は塞ぎ姿勢となっており、また、ガイドレール5の作動アーム10は支持ローラ9が配される基端側が左右方向内内方に位置し、作動ローラ11が配される先端側が左右方向外方に位置する水平状の倒伏姿勢となっており、さらに、作動アーム10の補助アーム13は、作動アーム10に積層する非作用姿勢となっている。
【0014】
この状態から、シャッターカーテン1が閉作動されると、ガイドレール5は徐々に垂下姿勢側に向けて下方揺動し、シャッターカーテン1はガイドレール5のガイド片6、7とのあいだに貫通ガイドされる状態となって下降する。このとき、作動アーム10は倒伏姿勢を維持しており、支持ローラ9と作動ローラ11とが座板ローラガイド14aを左右方向外方に向けて転動するように設定され、補助アーム13は前述した非作用姿勢を維持している。さらに、ガイドレール5の各ガイド片6、7に設けられた塞ぎ板15は、ガイドレール5の下方揺動に伴い座板14により押し上げられる状態でガイド姿勢に変姿揺動している。
さらに閉作動がなされ、シャッターカーテン1が全閉姿勢に近付くと、図8(A)に示すように作動ローラ11は座板ローラガイド14aの左右端部の底面部14bに形成される傾斜ガイド14dを乗り越えてストッパ部14cに達し、これ以降、作動ローラ11は左右方向外方への移動が規制された状態となり、而して、座板14によるガイドレール5の支持は、支持ローラ9を介したものから作動アーム10を介したものに切換わり、シャッターカーテン1の閉作動に伴い、図8(B)に示すように作動アーム10が次第に起立姿勢に揺動変姿するように設定されている。このとき、補助アーム13は作動アーム10の起立に伴い下方移動しようとするが、この状態で補助アーム13の先端部は、座板底面部14cに下方移動の規制を受ける状態で作動ローラ11と共に底面部14cに当接している。
【0015】
そして、さらにシャッターカーテン1の閉作動がなされると、図8(C)に示すように、作動アーム10が起立姿勢となると共に、ガイドレール5が略垂下姿勢となるが、ガイドレール5が略垂下姿勢となる過程で、前記第一、第二固定ロッド17、18は次のように作動する設定となっている。
つまり、第一、第二固定ロッド17、18は、ガイドレール5が水平姿勢から垂下姿勢に近付くまでのあいだは、図11(A)に示すように引張り弾機19の付勢力によりそれぞれ先端(下端)がガイドレール5下端部から突出していると共に、左右方向内方に向けて付勢されガイドレール5に対して略平行状の係合姿勢を維持している。そしてガイドレール5が略垂下姿勢となる直前状態では、図11(B)に示すように、第一、第二固定ロッド下端部17a、18aが床面に押される状態で引張り弾機19の付勢力に抗して退避しており、ガイドレール5が略垂下姿勢になることで下端部17a、18aが係合受け部20に対向するが、前述したように係合受け部係合孔20cは各固定ロッド17、18の中間位置に対向して形成されているため、このままの状態では、各固定ロッド17、18は、係合孔20cの前後側部に位置しており、図11(C)に示すように先端が床面に当接して退避した状態のままであり、係合孔20cに係合することはない。そして、この状態から、強風に煽られる等してガイドレール5が前後方向何れか一方に振れたとき、図10または図12(A)に示すように対応する側の第一、第二固定ロッド17または18が係合孔20cに対向し、引張り弾機19の付勢力に基づいて下端部17a、18aが突出する係合姿勢となって係合孔20cに係合し、而して床面に固定されるように設定されている。ところで、このものでは、ガイドレール5が風に煽られる等してガイドレール5が前後に振れない場合では、ガイドレール5が床面に固定されることがない構成であるが、これは、ガイドレール5が垂下しても振れずにいる状態を維持できるのであれば、わざわざ固定する必要がなく、少しでも振れるようであれば、該振れに基づいて係合孔20cに係合させて床面との固定を行う構成となっている。因みに、前記固定状態になると、係合孔20cのストロークに相当する分のみの振れを受ける状態で躯体に固定される。
【0016】
一方、このようにガイドレール5が略垂下姿勢になった状態において、シャッターカーテン1は僅かに開放している。そして、この状態からはシャッターカーテン1のみが閉作動するが、作動アーム10の作動ローラ11は座板底面部14bとストッパ部14cとのコーナー部から次第に離間する一方で、補助アーム13の先端部が図8(D)に示すように前記座板底面部14bに当接する状態で下方にスライド移動して作用姿勢となるように設定されている。そして、シャッターカーテン1の全閉状態では、図8(E)に示すように、補助アーム13の先端部が座板底面部14bに当接しており、これによって作動アーム10と座板14とが離間することがなく、作動アーム10の座板ローラガイド14aに対する位置ずれが防止されるように設定されている。
因みに、作動アーム10が起立姿勢となっているにも拘わらず補助アーム13が自動的に下方移動せず、非作用姿勢のままとなってしまうような事態も想定され、この場合には、作動アーム10と座板14とが離間してしまうことになるが、このものでは、作動アーム10の起立姿勢への変姿に伴い補助アーム13の突起13aに対し、座板ストッパ部14cの上端部に形成される係合突起14eが上側から対向する設定となっている。このため、補助アーム13が自動的なスライド移動をしないとしても、閉作動する座板14が補助アーム13に係合して強制的に引っ張るようにして下動させることができ、補助アーム13が座板14から離間してしまう不都合を確実に防止できるように設定されている。
さらに、この全閉状態では、座板14はガイドレール5の塞ぎ板15よりも下方位置に位置する設定となっており、これによって塞ぎ板15は自動的にガイド姿勢から塞ぎ姿勢に変姿している。
【0017】
前記全閉状態からシャッターカーテン1の開放作動がなされる場合、シャッターカーテン1の座板14のコーナー部の底面部14bには補助アーム13の先端部が伸長されて当接している。このため、座板14の上動に伴い、座板14のコーナー側の底面部14bは補助アーム13を次第に縮小させる状態で作動アーム10の作動ローラ11に達することになり、作動アーム10と座板14とが離れてしまうもののように作動ローラ11(作動アーム10の先端部)が座板傾斜ガイド14dを越える内側の底面部14bに当接してしまうような惧れがなく、作動ローラ11を確実にコーナー側の底面部14bに誘導でき、これによってガイドレール5の上方揺動を確実に保障できるようになっている。このとき、シャッターカーテン1の上動に伴い、ガイドレール5の塞ぎ板15は座板14の上動で塞ぎ姿勢から自動的にガイド姿勢に変姿することは前述したとおりである。
そして、座板14が上動して作動ローラ11に当接すると、ガイドレール5は作動アーム10を介した座板14の支持(上動)を受け、これによって、作動アーム10を前記倒伏姿勢にしながらの上方揺動が開始するように設定されている。
【0018】
この状態において、各固定ロッド17、18が係合受け部係合孔20cに嵌合しておらず、床面(躯体)との固定がなされていない状態であれば、ガイドレール5の上方揺動に伴い各固定ロッド17、18は床面を擦るようにして移動し、各固定ロッド下端部17a、18a次第に床面から離れることで突出して前記係合姿勢に復帰し、このままガイドレールの上方揺動が続行されることになる。
これに対し、何れか一方の固定ロッド17または18が係合受け部係合孔20cに係合して床面との固定がなされている状態である場合、ガイドレール5の上動に伴い、固定ロッド17または18は係合孔20cの孔縁に押されることになるが、このとき、固定ロッド17または18は、前述したように前後方向への揺動は規制されるが、第一貫通孔16cの支持による抜止めピン17b、18b部位を支点として左右方向外側への揺動が許容されている。このため、ガイドレール5が上方揺動を開始すると、図12(B)に示すように、付勢弾機19の付勢力に抗して固定ロッド下端部17aまたは18aが係合孔20cの孔縁にガイドされる状態で第二貫通孔16dに沿って外側へ揺動し、図12(C)に示すように傾斜状の解除姿勢となり、この状態でガイドレール5が上方揺動を続けると、固定ロッド17、18は、下端部17aまたは18aが係合孔20cから脱出して引張り弾機19の付勢力を受ける係合姿勢に復帰するようになっており、而して、係合受け部20と固定ロッド17、18との固定がガイドレール5の上動に伴い自動的に解除される設定となっている。
【0019】
さらに、前記状態からシャッターカーテン1が開放すると、作動アーム10が倒伏姿勢に変姿し、支持ローラ9が座板底面部14bに当接し、これによってガイドレール5は、作動アーム10を介する状態から支持ローラ9を介する状態で座板14の支持を受け、以降、この状態でシャッターカーテン1が全開する開放姿勢となることに伴いガイドレール5は前記水平姿勢に変姿するように設定されている。
【0020】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、図示しない操作スイッチを操作することで、シャッターカーテン1は開閉作動を行うことになるが、このものでは、シャッターカーテン1の開閉作動に伴い、ガイドレール5が垂下姿勢から水平姿勢とのあいだを揺動変姿して、シャッターカーテン1が開放された開口部にガイドレール5が立設したままとなることはない。
そしてこの場合に、ガイドレール5の各ガイド片6、7に設けられる固定ロッド17、18は、前述したように、強風でガイドレール5が煽られるようであれば自動的に床面側の係合受け部20と係合して、躯体に固定された状態となる。しかも該固定の解除は、固定ロッド17、18が、前後方向への揺動は規制されるが、抜止めピン17b、18b部位を支点として左右方向外側への揺動が許容される状態で支持されているため、ガイドレール5の上動に伴い、係合受け部係合孔20cに係合する固定ロッド17または18は、係合孔20cの孔縁に押しやられるように揺動して解除姿勢となり、これによって自動的に係合孔20cから脱出できる。この結果、従来のように電気的に固定ロッドを上動させて解除するもののように、電気部品を用いることがないので、制御回路を前記電気部品を組込んだ特別な仕様の制御回路とする必要がなくなって、汎用性の高いものをそのまま用いることができるうえ、部品点数の削減がなされて構造の簡略化が計れる。
しかも、電気部品を用いず、機械的な構成で固定ロッドを係合、係合解除できる構成としたので、停電時であっても手動巻上によるシャッターカーテン1の開放に伴い固定ロッド17または18による躯体との固定を解除できる。
【0021】
このように本発明が実施されたものにおいては、固定ロッド17、18の係合−係合解除がガイドレール5の上方揺動に伴う固定ロッド17、18の揺動変姿により自動的にできるものであるが、このものでは、各固定ロッド17、18に引張り弾機19が設けられ係合姿勢に弾持されているため、ガイドレール5が水平姿勢となっても各固定ロッド17、18は係合姿勢を維持している。このため、固定ロッドに弾機が設けられないもののように、ガイドレール5が下動して略垂下姿勢となっているにもかかわらず、固定ロッド17、18の垂下姿勢が間に合わず傾斜したままの姿勢(解除姿勢)となって、係合受け部20との係合が損なわてしまうような不具合がなく、確実な係合固定ができるという利点もある。
【0022】
さらには、係合受け部20の係合孔20cは、一対の第一、第二固定ロッド17、18の対向間隔に相当する孔幅を有しており、しかも、ガイドレール5が風に煽られる等した場合、つまり、躯体との固定が必要な状態のときにのみ、固定ロッド17または18による係合がなされる構成であるうえ、固定ロッド17または18が係合受け部係合孔20cに強く押し付けられた状態で係合されたときであっても、固定ロッド17または18は、ガイドレール5の上方揺動に伴い係合孔20cの孔縁に押しやられて外側揺動がなされ、係合受け部20に係合する係合姿勢から係合受け部20から脱出する解除姿勢に自動的に変姿して容易に係合解除できることになる。この結果、従来のもののように、固定ロッドが係合受け部に押し付けられてロッド解除装置が機能しなくなって不作動となってしまうような不具合もない。
【0023】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されることは勿論なく、作動アームに設けられる補助アームは、前記実施の形態のもののようにスラスト軸受を介して設ける構成の他、弾機により、伸長方向に付勢する構成としても勿論よい。
さらに、前記実施の形態では、ガイドレールが自然状態で垂下した場合、固定ロッドは係合受け部に係合することなく、ガイドレールが振れたとき係合する構成となっているが、ガイドレールの垂下と共に係合受け部に係合するように構成することもでき、このとき、一対の固定ロッドの一方、または両方のロッドが係合するように構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築用シャッターの概略正面図である。
【図2】図1のガイドレール部における断面図である。
【図3】図3(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれガイドレールの正面図、平面図、底面図、図3(A)のA−A断面図である。
【図4】図4(A)、(B)はそれぞれガイドレールの左側面図、右側面図である。
【図5】図5(A)、(B)、(C)はそれぞれ作動アームの正面図、側面図、図5(A)のA−A断面図である。
【図6】図6(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ座板の正面図、平面図、図6(A)のA−A断面図、B−B断面図である。
【図7】図7(A)、(B)はそれぞれ固定ロッドの背面図、側面図である。
【図8】図8(A)、(B)、(C)、(D)、(E)はそれぞれガイドレールの揺動作動を説明するパターン図である。
【図9】図9(A)、(B)はそれぞれ要部の側面図、正面図である。
【図10】図10(A)、(B)はそれぞれ固定ロッドの作動を示す背面図、側面図である。
【図11】図11(A)、(B)、(C)はそれぞれ固定ロッドの固定作動を示すパターン図である。
【図12】図12(A)、(B)、(C)はそれぞれ固定ロッドの解除作動を示すパターン図である。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン
2 ブラケット
5 ガイドレール
6 ガイド片
6a 内側面
9 支持ローラ
10 作動アーム
11 作動ローラ
13 補助アーム
14 座板
15 塞ぎ板
16 支持ブラケット
17 固定ロッド
19 引張り弾機
20 係合受け部
Claims (3)
- 天井収納部に巻装されるシャッターカーテンと、上端部が天井部に揺動自在に支持され、シャッターカーテンの開閉作動に伴いシャッターカーテンを貫通ガイドしながらシャッターカーテンのカーテン面に沿って上下揺動して天井部に収納される収納姿勢と開口部に垂下する垂下姿勢とのあいだを揺動変姿するガイドレールとを備えた建築用シャッターにおいて、前記ガイドレールと床面とのあいだの固定手段は、下方揺動してガイドレール下端部に設けた固定ロッドが床面に設けた係合受け部に係合することで床面に固定される構成とするにあたり、前記固定ロッドはレール長方向に移動自在で、かつ、前記カーテン面に沿うレール揺動方向に揺動自在に支持され、ガイドレールのカーテン面に沿う上下揺動に伴い、係合受け部に自動的に係脱する構成となっている建築用シャッター。
- 請求項1において、固定ロッドはガイドレールとのあいだに設けられた弾機により、ガイドレール下端部から突出し、かつガイドレールに対して略平行な係合姿勢を維持するように付勢されている建築用シャッター。
- 請求項1または2において、固定ロッドを前後一対で構成する一方、これら固定ロッドの先端が係合する係合受け部を貫通孔とし、該貫通孔は前記一対の固定ロッドのあいだに対向して形成され、ガイドレールが前後方向に振れることに伴い何れか一方の固定ロッドが係合する構成となっている建築用シャッター。
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