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JP3563497B2 - ガス放電型表示パネル及びこれを用いた画像表示装置 - Google Patents

ガス放電型表示パネル及びこれを用いた画像表示装置 Download PDF

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  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はガス放電を利用して文字や図形等を発光表示させるガス放電型表示パネル、及びこのガス放電型表示パネルを用いた画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ガス放電型表示パネルは一般的に、ガラス材からなる前面基板及び背面基板の各一面にEB(電子ビーム)蒸着法や厚膜印刷法により電極や隔壁等を形成し、その面を内側にして両基板の周辺部を接着領域として封止材である低融点のガラスフリットにより両基板を封着したものである。そして、両基板の間の放電空間には所定のガスが封入されている。基板上に設けられた各電極を外部の駆動回路と接続するために設けられる引出しリード電極は、ガス放電型表示パネルの上下左右の端面部から所定の長さ突出して形成されていた。
また、従来のガス放電表示パネルにおいて、その表示面からは見えない背面基板には、ガス放電表示パネル内の不要なガスを排気し、放電のためのガスを封入する際に用いるガス孔(排気孔)が形成されていた。この排気孔は、ガス放電表示パネルにおける画像表示に有効な領域(すなわち、有効表示領域)より外側の周辺部分であって接着領域までの無効表示領域に設けられている。排気孔は、通常用いられるガラス加工用のガラスキリによる加工やシリカ系のビーズを吹きつけるサンドブラスト法による孔加工等により形成されていた。従来の孔加工において、例えば約1mmの板厚を有する背面基板に孔加工するためには、板厚とほぼ同じ直径を有するガラス用キリが、キリ自体の強度的な面から必要である。従って、排気孔の最小孔径は1.0mmφが限度であり、さらに小さなをあけることは非常に困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来のガス放電型表示パネルにおいては、有効表示領域より外側の周辺部分に排気孔を形成するための無効表示領域が必要であった。また有効表示領域の外側には接着領域や、引出しリード電極を配置するための無効表示領域が必要であった。従って、従来のガス放電型表示パネルでは相当の無効表示領域(例えば、パネルの周囲にある、幅約10〜20mm程度の領域)があり、その結果、ガス放電表示パネルの1ユニットが占める全面積に対する有効表示領域の割合が小さいという問題点があった。
また、従来のガス放電型表示パネルを上下左右方向に多数組み合わせて配置して1つの画面を形成する場合、すなわちいわゆるマルチ方式の画像表示装置を形成する場合には、隣り合うガス放電型表示パネルの間で無効表示領域が隣接するため、全体としての画像においてパネル間のつなぎ目が目立ち、格子状の暗部が明瞭に現れてしまうという問題点があった。
【0004】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、ガス放電型表示パネルの1ユニットが占める全面積に対する有効表示領域の割合が従来より大きいガス放電型表示パネルを提供することを目的とし、また、それによってガス放電型表示パネルを多数用いてマルチ方式の画像表示装置を構成した場合でもパネル間のつなぎ目が目立ちにくい大画面を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のガス放電型表示パネルは、放電空間を介して対向し周辺をフリットにより封着された前面ガラス基板と背面ガラス基板、その前面ガラス基板と背面ガラス基板とのそれぞれの一面上に設けられた電極、この電極に接続され且つ前面ガラス基板と背面ガラス基板とのそれぞれの端面部に形成されたリード電極、及び、その前面ガラス基板と前記背面ガラス基板との間に設けられた複数の放電セル、を有し、フリットより内側すべてを有効表示領域とし、背面ガラス基板において、有効表示領域内で且つ隣接する放電セルの境界に排気孔を設けたことを特徴とする。このように構成すると画面の無効表示領域が非常に小さくなる。
【0006】
上記の排気孔は好ましくは、放電空間に面する一の表面に開口したの直径が所定の画素ピッチより小さく、かつ、孔の深さがその孔の直径に近似した第1の孔と、他の表面に開口し、前記第1の孔の直径より実質的に大きい直径を有する第2の孔と、を連通した形状であるように構成される。このような排気孔の形状は例えば、ガラス基板の両面から異なる径のキリにより切削加工することにより得られ、極小な孔径を実現する。
また、ガス放電型表示パネルを縦横に多段多列配置して画像表示装置を構成すると、前述のように無効表示領域が小さいので全体として切れ目の目立たない大画面を構成できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるガス放電型表示パネルの実施の一形態について説明する。
図1は、AC方式のガス放電型カラー表示パネル(以下単にガス放電型表示パネルという。)を示す斜視図である。図に示すように、ガス放電型表示パネルは、前面ガラス基板1と背面ガラス基板9とを低軟化点ガラス材料のフリット21により封着して構成されている。
図2は、図1のガス放電型表示パネルの内部構成を示す部分正面図であり、図3は図2のIII−III線による断面図である。
図2において、前面ガラス基板1の下面に設けられた櫛歯状の複数の透明な走査電極2及び同様に設けられた櫛歯状の複数の透明な維持電極3は互いに対向して櫛の歯が噛み合うように配置されている。走査電極2及び維持電極3は、それぞれの櫛歯状部を支える根元の共通部に相当する部分にストライプ状の走査電極母線4と維持電極母線5とを備えている。
【0008】
図3において、走査電極2及び維持電極3はすべて誘電体層6によって覆われている。そして誘電体層6の表面全体に放電保護膜7が形成されている。また、図2及び図3に示すように、ガス放電型表示パネルは、前面ガラス基板1と背面ガラス基板9との間に隔壁11により仕切られた複数の放電セル10(図3)を有している。隔壁11は背面ガラス基板9上にストライプ状に設けられ、放電空間8を挟んで互いに対向している。隣接する隔壁11間には、ストライプ状に所定の蛍光体層12が設けられ、その各々のさらに下層部にアドレス電極13が設けられている。カラー表示を行うために、放電セル10は、例えば3つの放電セル10a、10b及び10c(図2)を一画素として構成されており、それぞれの放電セル10a、10b及び10c内部のアドレス電極13の上にはそれぞれ、赤、緑及び青を発光する蛍光体層12が設けられている。
放電空間8には、例えばヘリウム、ネオン、アルゴンの内少なくとも1種類のガスとキセノンの混合ガスが放電ガスとして封入されている。また、放電セル10bと図2の下方向に隣接する放電セル10bbとの境界には排気孔14が設けられている。排気14により排気及び、放電のためのガスの封入を行う。
【0009】
次に、上記ガス放電型表示パネルの製造方法について説明する。
図4は図1〜図3に示したガス放電型表示パネルの構造を示す、一部断面図を含む斜視図である。なお発明の一実施形態として用いた平面型のガス放電型表示パネルの有効表示領域では、赤、緑及び青の縦ストライプの絵素ピッチ(すなわち横方向の放電セルピッチ)が1.0mmであって、画素ピッチ(すなわち縦方向の放電セルピッチ)が3.0mmである
図4において、前面ガラス基板1及び背面ガラス基板9には、それぞれ同一の大きさに切り出された汎用の厚さ1.1mmのソーダライムガラス板を用いる。そして、前面ガラス基板1には、蒸着法や厚膜印刷法を用いて形成されたITO等の透明材料からなる走査電極2及び維持電極3を設ける。また、銀、銅等の導電材料からなる、それぞれ幅が約0.15mmの走査電極母線4及び維持電極母線5を3mm間隔にて形成する。
【0010】
走査電極母線4及び維持電極母線5はそれぞれ導電性の材料を用いて前面ガラス基板1の互いに逆の端面部まで延長される。この導電性の材料は厚膜印刷法や蒸着法により設けられる。
そして、さらに前面ガラス基板1の側面に側面リード電極15aを設け、さらに反対面すなわち、前面ガラス基板1の前面側に導電性の材料によりリード電極15を設ける。このリード電極15は、転写印刷法や端面印刷法を用いて、前面ガラス基板の端面部に形成され、特に、画面としての有効表示領域51(図1)を損なわない封止代(すなわち、封止する(封着するともいう)ために残しておく部分)に相当する1mm幅の部分に形成される。言い換えれば、無効表示領域52(図1)にリード電極15を設けている。そして、リード電極15は駆動回路(図示せず)に接続される。図5はこの側面リード電極15a及びリード電極15を示す斜視図であり、図1のV部の拡大図に相当する。
維持電極3も同様にして側面リード電極16a(図1)を介してリード電極16(図1)を設け、駆動回路に接続される。
こうして図1に示すように、リード電極15及び16はガス放電型放電パネルの無効表示領域52内に設けられる。
【0011】
次に、図3に示すように、走査電極2と維持電極3の全面にホウ珪酸鉛ガラスやビスマス系ホウ珪酸鉛ガラス等の放電電荷蓄積用絶縁性ガラスにより膜厚30〜50μmの誘電体層6を形成する。その後、MgO、BaO、CaO、SrOなどのアルカリ土類系酸化物を用い、蒸着法、印刷法、もしくは、ディップ法などの方法により0.4〜0.7μmの厚さの放電保護膜7を形成する。こうして、前面ガラス基板1側の加工が完成する。
【0012】
次に背面ガラス基板9側の組立について説明する。図4において、まず、背面ガラス基板9上に、厚膜印刷法により、複数のアドレス電極13を1mmピッチで形成する。それぞれのアドレス電極13は背面ガラス基板9の端面部まで延長し、端面部上に転写印刷法や端面印刷法により側面リード電極19aを設け、これを介して背面ガラス基板9の裏面上にリード電極19を設ける。そしてこのリード電極19を駆動回路(図示せず)に接続する。図6は上記の側面リード電極19a及びリード電極19の部分を示す斜視図であり、図1のVI部の拡大図に相当する。
次に、横方向(図4の左右方向)の放電セル10(図3)を仕切るため、亜鉛系ガラスなどの隔壁用ガラスからなるストライプ状の複数の隔壁11を設ける。隔壁11は幅150μm、高さ200μm、1mmピッチで設ける。また、同様に亜鉛系ガラスなどの隔壁用ガラスからなるフリット止め外枠22を四辺に設け、四角形の枠を形成する。このフリット止め外枠22により後述のフリット21が前記四角形の内側に流れ込むのを防止する。フリット止め外枠22は幅150μm、高さ200μmであり、例えば厚膜印刷の積み重ねにより形成する。
そして最後に、それぞれ隣接する隔壁11間のアドレス電極13上に赤、緑及び青の3色の蛍光体層12を一定の順序に従いストライプ状に流し込んで形成する。こうして背面ガラス基板9側の加工が完成する。
【0013】
次に、完成した前面ガラス基板1と背面ガラス基板9を図1のように位置合わせし、組み合わせる。そして、フリット止め外枠22(図4)の外側、すなわち前面ガラス基板1と背面ガラス基板9の各四周辺に設けられた1mm幅の封止代において、低軟化点ガラス材料のフリット21を用いて前面ガラス基板1と背面ガラス基板9とを気密封着し、パネルが完成する。
【0014】
上記のように、本実施形態においては、走査電極2に接続されるリード電極15及び維持電極3に接続されるリード電極16が前面ガラス基板1の表面の長手方向の両端辺に沿った無効表示領域に形成され(図1)、この無効表示領域は約1mm程度のわずかな幅である。また、アドレス電極13に接続されるリード電極19は前面ガラス基板1側には設けず、背面ガラス基板9の裏面に形成した(図6)。この結果、パネルの四周辺に設けられ且つフリット21により封着された1mm幅の封止代だけが、無効表示領域52(図1)となり、それ以外、すなわち無効表示領域52の内側すべてが有効表示領域51(図1)となる平面型のガス放電型表示パネルが形成される。
このように、各ガラス基板1及びのそれぞれの一面では電極2、3及び13を形成し、各ガラス基板1及び9のそれぞれの反対の面では封止代に相当する部分にリード電極15、16及び19を形成する。それにより、全表面積に対する無効表示領域52の占める割合の非常に小さいガス放電型表示パネル、言い換えれば有効表示領域51の占める割合が非常に大きいガス放電型表示パネルを形成することを可能にした。
【0015】
上記のように構成され、気密封着されたパネル内には、有効表示領域51内の放電セルの境界に設けられた排気孔14(図2)を利用してパネル内の不要ガスを排気し、放電に必要なヘリウム、ネオン、アルゴンの内少なくとも一種類のガスとキセノンの混合ガスを放電ガスとして封入し、ガス放電型表示パネルが完成する。
【0016】
次に、排気孔14の設け方について詳述する。
図7は、ガス放電型表示パネルの背面ガラス基板9の排気孔周辺の構造を示す、一部断面図を含む拡大斜視図である。図8は図7のVIII-VIII線断面の主要部を示す図である。図7及び図8に示すように、排気孔14は背面ガラス基板9をくり貫いて、特定の2つの隣接する隔壁11間に開口を形成するように設けられる。開口部分の蛍光体層12及びアドレス電極13は取り除かれている。
図8の背面ガラス基板9の断面図に示すように、直径0.3mm以下のガラス加工を行うには、まず、放電空間8(図3)を形成しない非表示側に相当するガラス面9aより直径1mmの工業用ダイヤモンド材で形成されたキリおよび鋼材の表面に10μm以下(サブミクロン)のサイズの工業用ダイヤモンド粉末がちりばめられたキリを用いて、放電セルの境界に位置する場所にガラス板厚t(=1.1mm)の2/3の深さまで孔14bをあける加工を施す。次に、直径0.3mmの工業用ダイヤモンド材で形成されたキリおよび鋼材の表面に10μm以下(サブミクロン)の工業用ダイヤモンド粉末がちりばめられたキリを用いて、放電空間側のガラス面9bからガラス板厚tの1/3の深さまで、先に形成した孔14bと中心線を一致させつつ孔14aを形成する。
こうして、放電空間側に直径0.3mmの開口を有し、孔の深さがその直径に近似した孔14aと、非表示側に開口し、その直径が孔14aより大きい孔14bとを連通した形の排気孔14を有する背面ガラス基板9が準備できる。
アドレス電極13と蛍光体層12は、排気孔14の上には印刷しないようこれを迂回して形成されている(図7)。
【0017】
本来、直径0.3mmのキリにはその直径にほぼ相当する孔の深さしか形成させることができない。従って1.1mmの厚さを有する背面ガラス基板9に直径0.3mmのキリを貫通させることはできない。しかしながら、上記のように背面ガラス基板9の孔あけに際して最初に非表示側のガラス面9aからある程度の深さまで切削しておくことにより、背面ガラス基板9の厚さを局部的に薄くしておくことができるので、放電空間側のガラス面9bから直径0.3mm程度の微細なの孔をも設けることが可能となる。こうしてあけた孔を、ガス放電型表示パネルの排気およびガス封入用の孔として用いることにより、画素ピッチや絵素ピッチが1.0mm以下のガス放電型表示パネルにおいても、表示画面を欠損させることなくガス放電型表示パネルを構成することが可能になった。
なお、上述の本発明の両面あけ方法では、ガラス基板の板厚が0.7〜1mmのとき最小の孔径として約0.2mm程度が限界となり、さらに小さなは事実上形成できない。また、排気孔14の直径が部分的に従来よりも小さくなった結果、例えば排気抵抗が増すことが考えられるが、発明者らの実験によれば実用上従来との差はなく、従来と同一条件の排気・封入工程によって良好な排気・封入作業を行うことができた。
【0018】
次に、上記のように構成されたガス放電型表示パネルを「表示ユニット」に構成する手順の概略を説明する。図9は表示ユニット30の構成を示す分解斜視図である。
図9に示すように、完成したガス放電型表示パネル23は、その背面及び表面に設けられた各リード電極15、16及び19が、回路モジュール25と接続される。また、ガス放電型表示パネル23及び回路モジュール25は樹脂成形により加工形成されたフレーム24にネジ等により固定され、表示ユニット30が完成する。
【0019】
図10はこのようにして完成された表示ユニット30を多段・多列に縦横にマトリクス構成したマルチ方式の画像表示装置を示す斜視図である。
例えば、一つのガス放電型表示パネルの封止代すなわち無効表示領域が幅1mmであって、有効表示領域の画素ピッチが3.0mmで縦32画素、横80画素で構成される場合、その完成された表示ユニット30の大きさは98mm×242mmとなる。これを、縦方向に7段、横方向に4列配置すると、約46インチのマルチ方式の画像表示装置が構成される。
前述のように本発明の実施形態によれば、個々の表示ユニット30を構成するガス放電型表示パネル23について、各電極のリード電極を、基板の端面部を経由して反対の面上に形成することにより、ガス放電型表示パネルの封止代以外をすべて有効表示領域としたので、表示パネル表面積に占める無効表示領域の割合を非常に小さくすることができる。その結果、このガス放電型表示パネルを多段・多列にマトリクス配置し、マルチ方式の画像表示装置を構成してもパネルごとのつなぎ目が強調されることなく、全体として実質的に切れ目のない大きな一つの画像を表示することができる。
【0020】
なお、以上に述べた実施形態では、AC方式のカラーのガス放電型表示パネルにより構成した表示ユニットを用いた場合について説明したが、本発明はAC方式に限らずDC方式やDCパルスメモリー方式についても適用できる。また、カラー表示パネルに限らずモノカラー表示パネルにも同様の効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、各電極のリード電極を、基板の端面部を経由して反対の面上に形成することにより、ガス放電型表示パネルの封止代以外をすべて有効表示領域としたので、表示パネル表面積に占める無効表示領域の割合を非常に小さくすることができる。その結果、このガス放電型表示パネルを多段・多列にマトリクス配置し、マルチ方式の画像表示装置を構成してもパネルごとのつなぎ目が強調されることなく、全体として実質的に切れ目のない大きな一つの画像を表示することができる。
また、例えば背面ガラス基板の両面から孔あけ加工して排気孔を形成することにより、非常に小さい孔径の排気孔を形成できるので、画像表示に影響を与えることのない排気孔を有効表示領域に形成できる。つまり排気孔形成のために無効表示領域を用意する必要は無いので、表示パネル表面積に占める無効表示領域の割合を非常に小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるAC方式のガス放電型表示パネルを示す斜視図
【図2】図1に示したガス放電型表示パネルの内部構成を示す部分正面図
【図3】図2のIII−III線による断面図
【図4】図1〜3に示したガス放電型表示パネルの構造を示す、一部断面図を含む斜視図
【図5】図1のV部を示す斜視図
【図6】図1のVI部を示す斜視図
【図7】排気孔を示す斜視図
【図8】図7のVIII−VIII線断面図
【図9】ガス放電型表示パネルを含む「表示ユニット」の構成を示す斜視図
【図10】表示ユニットをマトリクス構成したマルチ方式の画像表示装置
【符号の説明】
1 前面ガラス基板
2 走査電極
3 維持電極
8 放電空間
9 背面ガラス基板
13 アドレス電極
14 排気孔
14a、14b 孔
15 走査電極用のリード電極
16 維持電極用のリード電極
15a 走査電極用の側面リード電極
16a 維持電極用の側面リード電極
19 アドレス電極用のリード電極
19a アドレス電極用の側面リード電極
21 フリット
51 有効表示領域
52 無効表示領域

Claims (3)

  1. 放電空間を介して対向し周辺をフリットにより封着された前面ガラス基板と背面ガラス基板、前記前面ガラス基板と前記背面ガラス基板とのそれぞれの一面上に設けられた電極、この電極に接続され且つ前記前面ガラス基板と前記背面ガラス基板とのそれぞれの端面部に形成されたリード電極、及び、前記前面ガラス基板と前記背面ガラス基板との間に設けられた複数の放電セル、を有するガス放電型表示パネルであり、
    前記フリットより内側すべてを有効表示領域とし、前記背面ガラス基板において、前記有効表示領域内で且つ隣接する前記放電セルの境界に排気孔を設けたことを特徴とするガス放電型表示パネル。
  2. 前記排気孔は、
    前記放電空間に面する一の表面に開口したの直径が所定の画素ピッチより小さく、かつ、孔の深さがその孔の直径に近似した第1の孔と、
    他の表面に開口し、前記第1の孔の直径より実質的に大きい直径を有する第2の孔と、
    を連通した形状であることを特徴とする請求項1記載のガス放電型表示パネル。
  3. 請求項1のガス放電型表示パネルを縦横に多段多列配置して構成した画像表示装置。
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