JP3545810B2 - コードレス電話機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、簡単な回路変更により、異なるプロトコルの種々のディジタル交換機に対しても接続することができるコードレス電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビジネス情報通信ネットワークの節に設置されたディジタルPBXは広範な機能を搭載し、インテリジェントPBX(IPBX)と呼ばれることも多い。しかしながら、こうしたディジタルPBXのプロトコルはメーカー毎に異なっているのが現状である。例えば、或るメーカーのディジタルPBXは、音声データや制御データをそれぞれ2本の線で交互に伝送する回線インタフェースを採用しており、別のメーカーのディジタルPBXは音声データや制御データを2本の線で交互に伝送する構成となっている。、また、ISDNでのディジタルPBX回線は送受それぞれ2本ずつ、合計4本である。また、ディジタルPBXからそれぞれの加入者電話機へ送られて来る信号の方式も、それぞれのディジタルPBX毎に違っている。このため、ネットワークの構築のために或るメーカーで製造されたディジタルPBXを設置すると、そこで使用されるべきコードレス電話機は必然的にそのディジタルPBX専用のコードレス電話機でなければならなかったので、電話機メーカーとしては、それぞれのプロトコルの異なるディジタルPBXに対応したコードレス電話機を用意する必要があった。このようにディジタルPBXのプロトコルが相違することが、オフィス内でのコードレス電話機の使用、普及を妨げる一因となっていた。
【0003】
以上述べたことは、ディジタルPBXばかりでなく、ディジタル交換機のプロトコルが相違する場合にも該当する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記の問題点を解決するために成されたもので、従来から使用されているコードレス電話機の回路構成をできるだけ変更することなく、プロトコルの異なるディジタル交換機に接続することができると共に、コードレス電話機の電源電圧が正規の値よりも低くなると、強制的に固定電話機を局線と接続させるコードレス電話機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、
プロトコルの異なる複数のディジタル交換機のうちの任意の1つとの間で少なくとも制御データを伝送することができ、親機と子機とを備えるコードレス電話機において、
前記親機が、
接続されるべき前記ディジタル交換機のプロトコルによって規定された制御データ(第1の制御データ)と前記コードレス電話機に固有の制御データ(第2の制御データ)との間の対照表を記憶したメモリを内蔵し、前記第1の制御データと前記第2の制御データとの間の変換を行うプロトコル変換回路と、
前記プロトコル変換回路から前記第2の制御データを受け取って前記子機に所要の動作を行わせるための信号を送信すると共に、前記子機から前記第2の制御データを受信して前記プロトコル変換回路へ供給する回路と、
前記親機に供給される電源電圧を監視し、該電源電圧が所定の値よりも低下したときに固定電話機を前記ディジタル交換機に強制的に切り替え接続する電圧監視回路と、
を具備し、接続されるべきディジタル交換機のプロトコルに応じて前記プロトコル変換回路を交換することを特徴とするコードレス電話機、
を提供する。
【0006】
請求項2の発明は、前記制御データを取り出して前記プロトコル変換回路に与えると共に前記プロトコル変換回路から制御データを受け取って前記ディジタル交換機に供給するよう動作し、前記ディジタル交換機のプロトコルによって規定されたインタフェース線数の回線との接続を可能にするデータ送受信回路を更に備え、接続されるべきディジタル交換機の回線とインタフェース線数に応じて前記データ送受信回路を交換することを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明は、前記ディジタル交換機から送られる前記第1の制御データと音声データとを前記コードレス電話機と前記固定電話機とに分配すると共に、前記コードレス電話機と前記固定電話機とから送られる前記第1の制御データと音声データとを前記ディジタル交換機に送る分配合成回路と、前記固定電話機から前記コードレス電話機への転送、及び、前記コードレス電話機から前記固定電話機への転送を行わせる回路とを更に備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】
前記プロトコル変換回路は、接続されるべきディジタル交換機のプロトコルによって規定された制御データ(第1の制御データ)とコードレス電話機に固有の制御データ(第2の制御データ)との間の対照表を記憶したメモリを使って、第1の制御データと第2の制御データとの間の変換を行う。プロトコル変換回路は、接続されるべきディジタル交換機のプロトコルに応じて交換される。これにより、コードレス電話機はプロトコルの異なるディジタル交換機に接続可能となる。電圧監視回路は、前記親機に供給される電源電圧を監視し、該電源電圧が所定の値よりも低下したときに固定電話機を前記ディジタル交換機に強制的に切り替え接続する。
【0009】
【実施例】
図1(A)は、この発明に係るコードレス電話機の親機の一実施例を示すブロック図であり、図1(B)は通常使用されているコードレス電話機の子機の構成を示すブロック図である。図1(A)において、コードレス電話機CTの親機XはPBX回線を介してディジタルPBXとの間で制御データと音声データを時分割方式で又は同時双方向伝送方式で伝送する。いずれにしても、データはディジタルPBXからコードレス電話機CTへ、又はその逆にコードレス電話機CTからディジタルPBXへ伝送されるので、以下、親機Xの構成と動作をこれらの伝送方向毎に説明する。
【0010】
ディジタルPBXからコードレス電話機CTへデータが伝送されるとき、親機Xのデータ送受信回路2はディジタルPBXからPBX回線を介して送られて来る音声データや該ディジタルPBXのプロトコルによって規定された制御データを受け取ってタイミング信号の制御の元で音声データと制御データとを別々に取り出し、制御データをプロトコル変換回路4へ、音声データを送信機10へそれぞれ送る。勿論、PBX回線はディジタルPBXのプロトコルに応じて、例えば2本の線を送受で兼用する方式だったり、送受それぞれ2本ずつ設けられていたりするので、データ送受信回路2はPBX回線のインタフェース線数に対応した構成のものを使用する必要がある。プロトコル変換回路4は、現在接続されているディジタルPBXのプロトコルによって規定された制御データと該コードレス電話機CTに固有の制御データ(以下、「固有制御データ」という)との間の変換を行う回路で、この変換を実行するために、ディジタルPBXのプロトコルによって規定された制御データと固有制御データとの対応を示す対照表を記憶したROM6を内蔵している。したがって、プロトコル変換回路4及びROM6は、コードレス電話機CTが接続されるべきディジタルPBXのプロトコルが異なる毎に、そのプロトコルに対応したものを使用しなければならない。制御回路8は通常のコードレス電話機に要求される制御機能を備えており、プロトコル変換回路4から固有制御データを受け取ってその制御内容を判別し、受け取った固有制御データに応じて送信機10を起動して送信機10から固有制御データに対応した制御データや音声データを送受共用回路及びアンテナ12を介してコードレス電話機CTの子機Yへ送出する。したがって、制御回路8、送信機10、アンテナ12、送受共用回路及び受信機14は従来のコードレス電話機に共通の回路部分である。
【0011】
図1(B)に示す子機Yの構成は公知であり、ここでは特に詳しく説明しないが、20は親機Xと制御データや音声データを送受信するためのアンテナ、22はアンテナ20から電波を受けて復調を行い、符号化された制御データと音声データとを別々に取り出す受信機、24は受信機からの音声データを復号して受話音をスピーカ26から再生させると共に、マイク28に加えられた送話音を符号化して送信機10に与えるコーデック、30は符号化された送話信号を変調してアンテナ20から送信する送信機、32は受信機22や送信機30の動作を制御すると共に、受信機22から制御データを受け取って発信又は着信の制御を行うと共に表示装置34に受信した表示データを表示させ、また、キーパッド36から入力された制御データを送信機30に供給し且つ表示装置34に表示させる制御回路である。
【0012】
次に、コードレス電話機CTからディジタルPBXへデータが送られるとき、子機Yから送出されるべき制御データや音声データ(これらのデータはコーデック24によって符号化されている)は、送信機30により変調されてアンテナ20から電波として送信され、親機Xのアンテナ12で受信されて受信機14へ供給される。受信機14では、受信された制御データや音声データを復号し、制御データと音声データとを別々に取り出す。取り出された制御データは制御回路8を介して固有制御データとしてプロトコル変換回路4に与えられ、一方、受信機14からの音声データはデータ送受信回路2に送られる。プロトコル変換回路4はROM6に記憶された前記の対照表を使用して、制御回路8から与えられた固有制御データをディジタルPBXのプロトコルによって規定された制御データへ変換する。次いで、データ送受信回路2はプロトコル変換回路4からの制御データ及び受信機14からの音声データをPBX回線に送り出す。
【0013】
以上の説明から理解されるように、コードレス電話機CTが接続されるべきディジタルPBXのプロトコルによって規定された制御データとコードレス電話機CTの固有制御データとの間の対照表を記憶したROM6を内蔵したプロトコル変換回路4と、該ディジタルPBXの回線数に対応した構成を有し且つ制御データと音声データとを送受信するデータ送受信回路2とを、プロトコルの異なるディジタルPBX毎に設けておき、接続されるべきディジタルPBXに応じたプロトコル変換回路4とデータ送受信回路2とを用いることにより、コードレス電話機CTをプロトコルの異なる種々のディジタルPBXに接続することが可能になる。
【0014】
図2は、この発明に係るコードレス電話機CTの親機の他の実施例を示すブロック図である。この実施例によれば、固定電話機とこの発明に係るコードレス電話機CTとの間で通話の転送が可能になり、もって、コードレス電話機CTと固定電話機とのいずれによる通話も可能なシステムを構成することができる。図2において、図1(A)の実施例で使用される構成要素と同じ構成要素は同一の符号で指示して、ここでの説明は省略することにする。
【0015】
図2において、データ送受信回路2のPBX回線側に、PBX回線からのディジタルPBXのプロトコルによって規定された制御データや音声データを親機Xと固定電話機TLとに分配すると共に、親機X又は固定電話機TLから送られて来た制御データや音声データをPBX回線へ送出するデータ分配合成回路40が置かれる。PBX回線とデータ分配合成回路40との間に、PBX回線を親機X又は固定電話機TLと切り替え接続する第一のリレー42が設けられる。この実施例ではPBX回線は2本の線を送受で兼用する方式であるので、第一のリレー42の1組の移動接点42−1はPBX回線と接続され、リレー42の第一の組の静止接点42−21はデータ分配合成回路40と接続される。
【0016】
一方、リレー42の第二の組の静止接点42−22及びデータ分配合成回路40は第二のリレー44を介して固定電話機TLと接続される。即ち、第二のリレー44の1組の移動接点44−1は固定電話機TLと接続され、リレー44の第一の組みの静止接点44−21はデータ分配合成回路40と接続され、リレー44の第二の組の静止接点44−22はリレー42の第二の組の静止接点42−22とそれぞれ接続される。
更に、この実施例においては、親機Xに正規の電源電圧が供給されているかどうかを監視するために電圧監視回路46が設けられており、正規の電圧が供給されている場合、電圧監視回路46は論理「1」の信号をAND回路48の一方の入力に与える。また、プロトコル変換回路4は通常は論理「1」の信号をAND回路48の他方の入力に与える。これによって、通常はAND回路24は論理「1」の信号を第一のリレー42及び第二のリレー44に印加し、第一のリレー42においては移動接点42−1と第一の組の静止接点42ー21との間を接続し、第二のリレー44においては移動接点44−1と第一の組の静止接点44−21との間を接続する。しかし、親機Xに供給されている電源電圧が正規の電圧よりも低くなると、電圧監視回路46は論理「0」の信号をAND回路48に与え、AND回路48の出力を論理「0」の状態にするので、第一のリレー42と第二のリレー44の移動接点42−1、44−1は第二の組の静止接点42−22、44−22とそれぞれ接続され、PBX回線は強制的に固定電話機TLと接続される。
【0017】
制御回路8には2個のスイッチSW−1、SW−2が付設されている。スイッチSW−1は、コードレス電話機CTで通話をしているときに固定電話機TLへ通話を転送するために作動される。スイッチSW−1を閉じると、制御回路8は通話をコードレス電話機CTから固定電話機TLへ転送すべしとの指令が発せられたと判断して制御データを変換回路4に対して送る。この制御データを受け取ると、変換回路4はAND回路48に論理「0」の信号を送り、AND回路48の出力を論理「0」にする。これによって第一のリレー42と第二のリレー44の移動接点42−1、44−1はそれぞれ第二の組の静止接点42−22、44−22と接続され、これまでコードレス電話機CTで行われていた通話は固定電話機TLへ転送される。一方、スイッチSW−2は固定電話機TLでの通話をコードレス電話機CTへ転送するときに作動される。スイッチSW−2を閉じると、制御回路8は通話を固定電話機TLからコードレス電話機CTへ転送すべしとの指令が発せられたと判断し、子機Yで通話ができるようにする。この場合には、変換回路4からAND回路48へ送られる信号は論理「1」のままであり、第一及び第二のリレー42、44での接点の切り替えは行われない。
【0018】
なお、コードレス電話機CTから固定電話機TLへの転送及び固定電話機TLからコードレス電話機CTへの転送のためにスイッチSW−1、SW−2を作動させたとき、親機X、固定電話機TL及び子機Yとの間で、転送に必要な動作を行わせるための制御データが伝送されることは言うまでもない。例えば、スイッチSW−1が作動されてコードレス電話機CTから固定電話機TLへの通話の転送が指令された場合には、親機Xから固定電話機TLに対して、固定電話機TLに着信があったかのように固定電話機TLを動作させる制御データが送出され、また、スイッチSW−2が作動されたときには、制御回路8は固定電話機TLを保留状態にする制御データを送出する。
【0019】
なお、通常は第一及び第二のリレー42、44の移動接点と第一の組の静止接点とが接続されるようにし、呼び出しがあったときに固定電話機TLで応答した場合には、それを変換回路4で検出し、AND回路48への出力を論理「0」にしてAND回路48の出力を論理「0」にし、リレー42、44の移動接点を第二の組の静止接点と接続するように切り替えさせてもよい。この場合に固定電話機TLからコードレス電話機へ通話を転送するためにスイッチSW−2を閉じると、制御回路8はそのための制御データを変換回路4へ送り、変換回路4からAND回路48へ論理「1」の信号を出力させ、これによってAND回路48の出力を論理「1」にしてリレー42、44の移動接点を第一の組の静止接点へ切り替えさせる。
【0020】
ここで、これまで説明した図2の実施例において使用されるデータ分配合成回路40、データ送受信回路2及び変換回路4の具体的構成について更に詳しく説明する。なお、データ送受信回路2及び変換回路4についての説明は図1(A)の実施例にも該当する。まず、図3はデータ分配合成回路40の構成の一例を概略的に示すブロック図である。図3において、データ分配合成回路40は第一〜第三の分配回路40−1、40−2、40−3と、第一〜第三の合成回路40−4、40−5、40−6とを有する。図示のとおり、第一の分配回路40−1はPBX回線から第一のリレー42を介してデータ(制御データと音声データとを含む)を受け取って二分し、第二の分配回路40−2はデータ送受信回路2からデータを受け取って二分し、第三の分配回路40−3は第二のリレー44の第一の組の静止接点20−21の一方からデータを受け取って二分する。また、第一の合成回路40−4は第一の分配回路40−1と第三の分配回路40−3からのデータを合成してデータ送受信回路2へ供給し、第二の合成回路40−5は第一の分配回路40−1と第二の分配回路40−2とからのデータを合成してリレー44の第一の組の静止接点44−21の他方へ供給し、第三の合成回路40−6は第二の分配回路40−2と第三の分配回路40−3からのデータを合成してリレー42を介してPBX回線へ送り出す。
【0021】
図4は、PBX回線が2本の線を使用する方式であるときのデータ送受信回路2の具体的な構成の一例を概略的に示すブロック図である。図4に示すとおり、データ送受信回路2は、PBX回線又はデータ分配合成回路16との間でデータを送受する入出力回路2−1を備える。入出力回路2−1は切り替えスイッチ2−2によって送信回路2−3又は受信回路2−4と接続される。送信回路2−3は、プロトコル変換回路4からの制御データと受信機14からの音声データとを合成する合成回路2−5からデータを受け取る。一方、受信回路2−4はPBX回線又はデータ分配合成回路16からのデータをデータ分離回路2−6に送り、ここでプロトコル変換回路4へ送られる制御データと送信機10へ送られる音声データとに分離する。切り替えスイッチ2−2の切り替え動作はタイミング回路2−7からのタイミングパルスによって制御され、切り替えスイッチ2−2が送信回路2−3又は受信回路2−4に切り替えられるのと同期して送信回路2−3又は受信回路2−4が作動する。
【0022】
なお、PBX回線が送受2本ずつの2回線からなる場合には、切り替えスイッチ2−2は不要であり、送信用の回線を送信機に、受信用の回線を受信機にそれぞれ入出力回路を介して接続すればよい。
ISDNでは、4本の回線を使ってディジタル交換機とコードレス電話機との間でデータの送信、受信が行われる。そこで、この発明のコードレス電話機CTをISDN回線インタフェースを有するPBXに接続した場合を例に取って、データ送受信回路2においてディジタルPBXに対応して行われるプロトコル処理と、プロトコル変換回路4においてROM6を使って行われる制御データの変換とについて説明する。図5は、この場合にデータ送受信回路2、プロトコル変換回路4及び制御回路8がどのように接続されるかを概略的に示している。それぞれ2本のペアでディジタルPBXとコードレス電話機CTとの間で伝送される制御データや音声データはバイポーラ方式の信号で、+E、O及び−Eの3つの値を取る。実際には、これらのデータは種々の符号を含むフレームを形成する。そこで、データ送受信回路2の受信回路2−4は、ディジタルPBXから2本のペアの線で送られて来た3値の制御データと音声データを2値の制御データ(Dチャンネル)とベアラデータ(Bチャンネル)とに変換して別々に取り出し、2値の制御データを変換回路4に、2値のベアラデータを送信機10へ供給し、或いは、変換回路4からの2値の制御データと受信機14からの2値のベアラデータとを送信回路2−3によって合成して3値のデータに変換し、2本のペアのPBX回線へ送出する。
【0023】
周知のとおり、ISDNユーザー・網インタフェース・プロトコルはレイヤ1〜レイヤ3の3つの階層に分けられており、レイヤ1は電気的・物理的条件を、レイヤ2はメッセージ転送のためのリンク設定、誤り制御を、レイヤ3は呼の設定・解放・付加サービスの制御を含む呼制御に関する機能をそれぞれ規定している。制御データはレイヤ2のフレーム構成で伝送され、その中の情報のフィールドにレイヤ3メッセージが含まれる。レイヤ3メッセージは呼び出し、応答、切断等の情報を送るもので、プロトコル変換回路4はこのレイヤ3メッセージを取り出す操作、即ち、レイヤ1のデータ列からレイヤ2のフレーム部分を取り出し、次にレイヤ3メッセージを取り出して必要なメッセージ部分を得る操作を行う。こうして取得されたメッージ部分をROM6に記憶された対照表を使って前記の固有制御データへ変換する。例えば、ISDNにおけるレイヤ3メッセージのうち、SETUP(呼設定の要求)、CONNect(被呼者が応答した旨の通知)、DISConnect(呼解放の要求)のメッセージに対応するメッセージ・タイプはそれぞれ
【0024】
【表1】
に示すとおりである。そこで、この発明においては、ROM6に
【0025】
【表2】
に示すようなレイヤ3メッセージとメッセージ・タイプと固有制御データとの対照表を記憶させておく。これにより、PBX回線から例えばSETUPのメッセージ「00000101」が親機Xのプロトコル変換回路4に入力されると、プロトコル変換回路4はROM6の対照表を使ってメッセージ「00000101」を「10000111」へ変換して入力する。そこで、制御回路8は送られて来たメッセージ「10000111」からSETUP即ち呼設定の要求が発せられたものと判断して送信機10を起動し、子機Yに対して着信情報を送信する。
【0026】
具体的には、送信機10に送信周波数を設定させ、受信機14から空きチャンネル情報を得た後、この空きチャンネルを使って子機Yに対して着信情報と子機YのID番号とを送信する。
【0027】
逆に、発信の場合には、子機Yは発信情報と親機XのID番号とを親機Xに送信する。これを親機Xの受信機14で復調して制御回路8に供給する。制御回路8は、子機Yから送られて来たID番号が自己のID番号と一致することを確認することができたときに、呼設定の要求であることを示すメッセージ「10000111」をプロトコル変換回路4に送る。そこで、プロトコル変換回路4はROM6の対照表を使ってメッセージ「1000111」をメッセージ「00000101」へ変換してデータ送受信回路2へ送り、データ送受信回路2はこの制御データをISDNのプロトコルに対応した3値のデータの形でディジタルPBXへ送出する。
【0028】
以上、この発明を、コードレス電話機を種々のプロトコルのディジタルPBXに接続可能とするための構成について説明してきたが、この発明は、ディジタルPBXだけでなく、プロトコルの異なる一般的なディジタル交換機にコードレス電話機を接続する場合にも適用することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明から理解されるように、この発明においては、コードレス電話機が接続されるべきディジタル交換機のプロトコルによって規定された制御データとコードレス電話機の固有制御データとの間の対照表を記憶したROMを内蔵したプロトコル変換回路と、該ディジタル交換機の回線のインターフェース線数に対応した構成を有し且つ制御データと音声データとを送受信するデータ送受信回路とを、プロトコルの異なるディジタル交換機毎に設けておき、接続されるべきディジタル交換機に応じたプロトコル変換回路とデータ送受信回路とを用いることにより、コードレス電話機をプロトコルの異なる種々のディジタル交換機に接続することが可能になるばかりでなく、親機に供給される電源電圧を監視する電圧監視回路を設けたので、該電源電圧が正規の値よりも低くなってコードレス電話機での通話が不可能になっても、固定電話機での通話が確保されるという格別の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、この発明に係るコードレス電話機の親機の一実施例の構成を概略的に示すブロック図であり、(B)は通常のコードレス電話機の子機の構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】この発明に係るコードレス電話機の親機の他の実施例の構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】図2に示す実施例におけるデータ分配合成回路の具体的構成を説明するためのブロック図である。
【図4】図1(A)及び図2に示す実施例におけるデータ送受信回路の構成を示すブロック図である。
【図5】図1(A)及び図2に示す実施例におけるプロトコル変換回路の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
2:データ送受信回路、 4:プロトコル変換回路、 6:ROM、 8:制御回路、 10;送信機、 12アンテナ、 14;受信機、 40:データ分配合成回路、 42、44:リレー、 46:電圧監視回路
Claims (3)
- プロトコルの異なる複数のディジタル交換機のうちの任意の1つとの間で少なくとも制御データを伝送することができ、親機と子機とを備えるコードレス電話機において、
前記親機が、
接続されるべき前記ディジタル交換機のプロトコルによって規定された制御データ(第1の制御データ)と前記コードレス電話機に固有の制御データ(第2の制御データ)との間の対照表を記憶したメモリを内蔵し、前記第1の制御データと前記第2の制御データとの間の変換を行うプロトコル変換回路と、
前記プロトコル変換回路から前記第2の制御データを受け取って前記子機に所要の動作を行わせるための信号を送信すると共に、前記子機から前記第2の制御データを受信して前記プロトコル変換回路へ供給する回路と、
前記親機に供給される電源電圧を監視し、該電源電圧が所定の値よりも低下したときに固定電話機を前記ディジタル交換機に強制的に切り替え接続する電圧監視回路と、
を具備し、接続されるべきディジタル交換機のプロトコルに応じて前記プロトコル変換回路を交換することを特徴とするコードレス電話機。 - 前記制御データを取り出して前記プロトコル変換回路に与えると共に前記プロトコル変換回路から制御データを受け取って前記ディジタル交換機に供給するよう動作し、前記ディジタル交換機のプロトコルによって規定されたインタフェース線数の回線との接続を可能にするデータ送受信回路を更に備え、接続されるべきディジタル交換機の回線とインタフェース線数に応じて前記データ送受信回路を交換することを特徴とする、請求項1に記載のコードレス電話機。
- 前記ディジタル交換機から送られる前記第1の制御データと音声データとを前記コードレス電話機と前記固定電話機とに分配すると共に、前記コードレス電話機と前記固定電話機とから送られる前記第1の制御データと音声データとを前記ディジタル交換機に送る分配合成回路と、
前記固定電話機から前記コードレス電話機への転送、及び、前記コードレス電話機から前記固定電話機への転送を行わせる回路と、
を更に備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載のコードレス電話機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21461294A JP3545810B2 (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | コードレス電話機 |
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