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JP3474359B2 - 自動車の燃料ボンベ支持フレーム構造 - Google Patents

自動車の燃料ボンベ支持フレーム構造

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Publication number
JP3474359B2
JP3474359B2 JP10821696A JP10821696A JP3474359B2 JP 3474359 B2 JP3474359 B2 JP 3474359B2 JP 10821696 A JP10821696 A JP 10821696A JP 10821696 A JP10821696 A JP 10821696A JP 3474359 B2 JP3474359 B2 JP 3474359B2
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JP
Japan
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fuel
cylinder
fuel cylinder
fixed
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正美 深川
正之 佐野
豊也 金口
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/063Arrangement of tanks
    • B60K2015/0638Arrangement of tanks the fuel tank is arranged in the rear of the vehicle

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、天然ガス等の気体
燃料により走行する自動車の燃料ボンベの支持構造に関
する。 【0002】 【従来の技術】図16は、先に同一出願人が出願した特開
平7−186741号公報記載の例であり、自動車01の
車体ボディ02の後部においてリアシートバック03の後方
のトランクルーム04内にボンベ支持フレーム05に支持さ
れて2本の燃料ボンベ06,07が搭載されている。ボンベ
支持フレーム05は、リアフロア06を介して車体フレーム
08に固定される。 【0003】ボンベ支持フレーム05は、2本の円筒形状
の燃料ボンベ06,07を支持するので、大型の一体物で構
成されており、リアシートバック03の後面に沿って上下
に燃料ボンベ06,07が位置している。 【0004】また燃料ボンベが1本搭載される場合の従
来の支持構造を図17に示す。本ボンベ支持フレーム010
は、前後方向に長尺のサイドメンバー011 が左右に位置
し、両サイドメンバー011 ,011 間に左右方向に長尺の
クロスメンバー012,012 が前後に位置して架設され、
矩形の枠体を予め一体に形成している。 【0005】燃料ボンベ015 は、前後のクロスメンバー
012 ,012 間に挟まれて2本の固定ベルト013 ,013 に
よって締め付け固定される。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】天然ガスを燃料にする
自動車は、ガソリン等を燃料にする量産車を改造してい
るのが現状であり、したがって車体の改造も最小限に止
め、組立も簡単であることが要求されている。 【0007】しかるに前者の2本の燃料ボンベ06,07を
搭載する例では、燃料ボンベ06,07を支持するボンベ支
持フレーム05は大型の一体ものであり、燃料ボンベ06,
07を取り付けるに際しては、車体側に予めボンベ支持フ
レーム05を固定しておき、あとから燃料ボンベ06,07を
リアウインドを外した開口から挿入してボンベ支持フレ
ーム05に支持させることになり面倒である。 【0008】ボンベ支持フレーム05自体が大型なので、
ボンベ支持フレーム05の取り付けが容易ではなく、既存
の車体リアフロア等の形状からボンベ支持フレーム05の
搭載もリアウインドの開口からでないと入らないことが
あると、リアウインドの開口が大きくなる等問題が多
い。 【0009】また後者の1本の燃料ボンベ015 を搭載す
る例も、ボンベ支持フレーム010 は、左右のサイドメン
バー011 ,011 間にクロスメンバー012 ,012 が前後に
架設されて矩形の枠体を予め一体に形成しているので、
ボンベ支持フレーム010 の車体幅方向の最大幅長dも大
きく、したがってボンベ支持フレーム010 と燃料ボンベ
015 とを組付けた後、車体に搭載することは車体側の間
口等から困難であり、それぞれ別個に取り付けることに
なり、作業が面倒となり、コスト高となる。 【0010】本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、燃料ボンベ側に一部支持フレ
ームを組付けて、車体の改造をすることなく簡単に燃料
ボンベを搭載し支持させることができる自動車の燃料ボ
ンベ支持フレーム構造を供する点にある。 【0011】 【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、燃料ガスを加圧して貯え
る燃料ボンベを1本搭載する自動車において、車体前後
方向に長尺で上面を平坦面で形成した車体側支持フレー
ムが、トランクルーム内の左右ホイールハウス間の車体
サイドフレームに左右に一対固定され、同左右の車体側
支持フレームの外側縁間の最大幅長は、左右ホイールハ
ウス内側縁間の最小幅長より大きく、車幅方向に長尺の
ボンベ側支持フレームが、円筒形状をなす車幅方向に指
向させた前記燃料ボンベを前後より挟むようにして前後
に一対該燃料ボンベ側に固定され、前記車体サイドフレ
ームに固定された左右車体側支持フレームに、前記燃料
ボンベに固定されたボンベ側支持フレームがボルト等に
より着脱自在に固着され、該燃料ボンベを下方より支持
する自動車の燃料ボンベ支持フレーム構造とした。 【0012】燃料ボンベ側には、車幅方向に長尺のボン
ベ側支持フレームが固定されただけのかさばらない状態
で、車体側フレームに固定された車体側支持フレームに
載置されるので、車体ボディの改造をすることなく搭載
が可能かつ容易であり、固定も簡単にできる。 【0013】車体側支持フレームの上面は平坦面を形成
しているので、燃料ボンベの搭載時やその他着脱時にボ
ンベ側支持フレームが車体側支持フレーム上を移動し易
く、取り付け・取り外し作業を容易に行うことができ
る。 【0014】 【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図15に図示し説明する。図1は、本実
施の形態の自動四輪車1の後半部の一部省略した側面図
である。本自動四輪車1は、天然ガスを燃料に走行する
車両であり、天然ガスを圧縮して貯える加圧燃料ボンベ
6を1本搭載している。 【0015】自動四輪車1の車体ボディ2は、その後半
中央寄り側部に大きく後ドアのドア開口2aが形成さ
れ、ルーフの後方にリアウインド3が嵌め込まれ、その
下方およびさらに後方に膨出した部分にトランクルーム
4が形成されている。トランクルーム4内であって後部
座席のシートバック5の後方に1本の円筒形状をした燃
料ボンベ6が配設される。燃料ボンベ6の下にはスペア
タイヤ7が収納される。 【0016】したがってトランクルーム4の前半部は燃
料ボンベ6が占め、仕切り板8により仕切られて後半部
が物入れとして使用することになる。その物入れの底は
開閉自在の蓋9を底板として下方スペアタイヤ7の収納
部を仕切っており、スペアタイヤ7はこの蓋9を開いて
出し入れをする。 【0017】車体後半の底部は、車体の前後方向に指向
して延びる左右一対の車体サイドフレーム10の上にリア
フロア11が支持され、同リアフロア11の上に支持フレー
ムを介して燃料ボンベ6が固定され、スペアタイヤ7が
載置される。 【0018】図2に示すようにリアフロア11は、概ね矩
形板状をしており、前部11aが幾らか低く、この前部11
aから傾斜部11bを経て中央部11cが高い位置となり、
その両側が碗状に膨出したホイールハウス12,12(図2
では左側ホイールハウス12は省略されている)が形成さ
れており、同ホイールハウス12,12が後輪14,14の上方
を覆う。 【0019】リアフロア11の中央部11cの左右幅中央に
は矩形孔13が穿設されており、かかる中央部11cから後
半は、左右側部11d,11dが中央部11cと略同じ高さで
後方へ延出し、同左右側部11d,11d間は凹部11eが形
成されている。同凹部11eが前記スペアタイヤ7の収納
部である。 【0020】燃料ボンベ6を支持する支持フレームは、
車体前後方向に長尺のサイド支持フレーム15,15が左右
に一対と、車幅方向に長尺のフロント支持フレーム16と
リア支持フレーム17とが前後に一対組み合わされて構成
される。サイド支持フレーム15,15は、予めリアフロア
11の左右のホイールハウス12,12の沿って両側部11d,
11dにボルト18a・ナット18b,ボルト19a・ナット19
bにより前後を螺着される。 【0021】一方フロント支持フレーム16とリア支持フ
レーム17は、燃料ボンベ6に2本の固定ベルト25,25に
より固定され、一体となって前記サイド支持フレーム1
5,15にボルト20a,ボルト21aにより螺着される。図
3は、燃料ボンベ6へのフロント支持フレーム16および
リア支持フレーム17の取付構造を示す分解斜視図であ
る。 【0022】フロント支持フレーム16は、左右固定部16
a,16aから傾斜部16b,16bを経て一段と高い位置に
ある水平中央部16cが形成されたブリッジ状をしてお
り、またリア支持フレーム17も同様に左右固定部17a,
17aから傾斜部17b,17bを経て水平中央部17cが形成
されたブリッジ状をしているが、水平中央部17cはフロ
ント支持フレーム16に比べ低い位置にある。 【0023】また燃料ボンベ6を固定する固定ベルト25
は、スチール製で左右一対あり、各固定ベルト25は、半
円弧状のベルト半体26とベルト半体27とを合体させて燃
料ボンベ6を締め付け固定するもので、各ベルト半体2
6,27にはそれぞれ両端に締付用ステイ26a,26b、締
付用ステイ27a,27bが溶接固着され、さらにそれぞれ
外周面所定箇所に取付用ステイ26c,27cが溶接されて
突設されている。なおベルト半体26,27の内周面には摩
擦係数の大きな弾性部材が貼着されている。 【0024】以上の固定ベルト25により燃料ボンベ6に
フロント支持フレーム16およびリア支持フレーム17を取
り付ける手順は、まずベルト半体26の取付用ステイ26c
をフロント支持フレーム16の水平中央部16cの両側部に
ボルト28a・ナット28bにより固着して、フロント支持
フレーム16に左右のベルト半体26,26を取り付ける。同
様にリア支持フレーム17に他方の左右ベルト半体27,27
をボルト29a・ナット29bにより取り付ける。 【0025】次に円筒形状をした燃料ボンベ6の軸心位
置を治具により設定し、それぞれフロント支持フレーム
16,リア支持フレーム17に取り付けられたベルト半体2
6,27を円筒形状をした燃料ボンベ6の外周所定位置に
周設し、相対向した下方の締付用ステー26b,27bを締
付ボルト30・ナット31により仮締めする。 【0026】そして次に上方の相対向した締付用ステー
26a,27aを締付ボルト32・ナット33により締め付ける
とともに、下方の仮締めした締付ボルト30・ナット31も
調整しながら締め付けて、上方の締付用ステー26a,27
aの締め代と下方の締付用ステー26a,27aの締め代を
交互に調整しながら締め付ける。 【0027】このように固定バンド25の上下の締め代を
調整しながら締め付けることができるので、燃料ボンベ
6の外径にバラツキがあっても、このバラツキを吸収し
て支持フレーム16,17に対する燃料ボンベ6の軸心位置
を精度良く設定することができる。また燃料ボンベ6の
外径の大小が、支持フレーム16,17に余計な応力を与え
るようなことも回避できる。 【0028】こうして燃料ボンベ6には、固定バンド25
を介して車体幅方向に長尺の前後の支持フレーム16,17
が前後から挟むようにして取り付けられるとともに、フ
ロント支持フレーム16には図3に示すように上下に長尺
のステイブラケット36を介して矩形板状のジョイントプ
レート37が吊設される。すなわちステイブラケット36の
上部がフロント支持フレーム16の水平中央部16cの所定
箇所に溶接され、下端部が水平姿勢にあるジョイントプ
レート37の切り起こされた切片37aにボルト・ナットに
より固着される。 【0029】このジョイントプレート37には、燃料配管
が集中するジョイントボックス38が上下に貫通する形で
溶接により固着されている。ジョイントボックス38に
は、6個の燃料パイプのジョイント箇所があり、そのう
ち3個のジョイント38a,38b,38cがジョイントプレ
ート37の上方にあり、残りの3個のジョイント38d,38
e,38fがジョイントプレート37の下方にある。 【0030】一方燃料ボンベ6の左端部のボンベ口元40
には、3個のジョイント40a,40b,40cが突設され、
同ジョイント40a,40b,40cにそれぞれ燃料を通す充
填連結パイプ41,供給連結パイプ42,リリーフ連結パイ
プ43が接続され、充填連結パイプ41,供給連結パイプ4
2,リリーフ連結パイプ43の他端はそれぞれジョイント
ボックス38のジョイント38a,38b,38cに接続される
(図4,図14参照)。 【0031】図4に示すようにボンベ口元40は碗状カバ
ー44により気密に覆われ、碗状カバー44より延出する筒
状カバー45が、前記充填連結パイプ41,供給連結パイプ
42,リリーフ連結パイプ43の3本のパイプを内部に通し
てジョイントボックス38にまで覆い、ジョイントボック
ス38はジョイントカバー46で覆われる。 【0032】以上のように燃料ボンベ6に固定ベルト25
により前後の支持フレーム16,17が固定され、かつジョ
イントボックス38とボンベ周りの連結パイプ41,42,43
が一体に組付けられて図4に示すような1つの燃料ボン
ベモジュール48を構成している。 【0033】このように一体に組付けられた燃料ボンベ
モジュール48を、リアフロア11に搭載し固定するのであ
るが、前記したようにリアフロア11には左右一対のサイ
ド支持フレーム15,15が先に固着されている。 【0034】燃料ボンベモジュール48の搭載に際して
は、図1に示すように車体ボディ2の後ドアのドア開口
2aから挿入し(図1に燃料ボンベ6を鎖線で示す)、
さらに後方へ移動して左右のホイールハウス12,12間を
通ってサイド支持フレーム15,15上所定位置にフロント
支持フレーム16とリア支持フレーム17の左右端部16a,
17aを載置し、ボルト20a,21aにより固着する。 【0035】図5ないし図11にサイド支持フレーム15,
15とフロント支持フレーム16,リア支持フレーム17のリ
アフロア11への取り付け構造を示す。図5に示すように
フロント支持フレーム16の車体幅方向長さDfは、リア
支持フレーム17の長さDrより若干長いが、左右のホイ
ールハウス12,12間の幅長Dwよりは幾らか短い。 【0036】したがってフロント支持フレーム16が一体
に組付けられた燃料ボンベモジュール48をホイールハウ
ス12,12間を通して搭載する際に干渉することはなく支
障なく搭載される。 【0037】なお左右のサイド支持フレーム15,15の最
大幅長Dsは、左右のホイールハウス12,12間の幅長D
wより大きく、したがって燃料ボンベモジュール48にサ
イド支持フレーム15,15も組み込むとリアフロア11上へ
の搭載が困難となる。そこで本実施の形態では、サイド
支持フレーム15,15は、先にリアフロア11に取り付けて
おくことにしている。 【0038】このように燃料ボンベ6を車体ボディ2の
内部前方からトランクルーム4内に移動して搭載できる
ので、リアウインド3を外してその開口から挿入して搭
載するような面倒なことはする必要はなく、また干渉を
避けるため車体ボディを改造する必要もない。さらにボ
ンベ周りの配管等も一体に組付けられた燃料ボンベモジ
ュール48として搭載されるので、搭載後に配管するよう
な面倒な作業が不要であり、取り付け作業が簡単で作業
効率が極めて良い。 【0039】いまサイド支持フレーム15の取付構造を図
5ないし図8に図示し説明する。サイド支持フレーム15
は、上下2つの長尺矩形の箱体15a,15bを互いに開口
側を合わせるようにして重ね嵌合部を溶接して一体化し
た中空の筒状部材であり、該サイド支持フレーム15を前
後方向に指向させてリアフレーム11の左右ホイールハウ
ス12,12の沿った両側部11d,11dの所定位置に載置さ
れ、その前後にボルト18a,19aを上方より貫通させ
る。なお上側箱体15aの上面は平坦面をなし、ボルト18
a,19aの頭部が位置する処だけが凹部を形成してボル
ト18a,19aを螺着したときに、頭部が上面から上に突
出しないような構造となっている。 【0040】断面がコ字状をしてその開口を上向きとし
た車体サイドフレーム10内には、前記ボルト18a,19a
の貫通部分にブラケット50,51が、水平に架設されてお
り、リアフロア11を貫通したボルト18a,19aはブラケ
ット50,51も貫通してその端部にナット18b,19bが螺
合し緊締される。なおサイド支持フレーム15の内部およ
びリアフロア11とブラケット50,51との間にはカラー5
2,53、カラー54,55が介装されている。 【0041】このようにリアフロア11に取り付けられた
左右のサイド支持フレーム15,15に架設されるフロント
支持フレーム16とリア支持フレーム17の取付構造を図5
および図9ないし図11に図示する。 【0042】フロント支持フレーム16もリア支持フレー
ム17も、底板16d,17dに長尺矩形の箱体16e,17eを
被せて溶接した中空筒状部材であり、燃料ボンベ6に燃
料ボンベモジュール48として一体化されて、左右のサイ
ド支持フレーム15,15に載置されるが、サイド支持フレ
ーム15,15は上面が平坦であるので、フロント支持フレ
ーム16もリア支持フレーム17のサイド支持フレーム15,
15上での移動自在であり、燃料ボンベモジュール48の着
脱作業を容易に行える。こうしてサイド支持フレーム1
5,15上の所定位置に載置されたフロント支持フレーム1
6,リア支持フレーム17を上方から貫通したボルト20
a,21aは、サイド支持フレーム15の上側の箱体15aを
貫通してその内面に溶接されているナット20b,21bに
螺合し緊締される。なおフロント支持フレーム16および
リア支持フレーム17の内部にはカラー56,57が介装され
ている。 【0043】こうして燃料ボンベモジュール48は、リア
フロア11の所定位置に確固として固定される。前記した
ように燃料ボンベモジュール48のリアフロア11上への載
置は容易であり、載置後ボルト20,21による固着作業も
簡単であり、燃料ボンベ6の取付作業は極めて効率良く
行え生産性を向上させることができる。 【0044】なお燃料ボンベモジュール48がリアフロア
11の所定位置に固定されると、フロント支持フレーム16
に吊設されたジョイントプレート37は、リアフロア11の
中央部11cに穿設された矩形孔13を上方から塞ぐことに
なり、周縁をボルトで螺着しておく。したがってリアフ
ロア11の下方にジョイントボックス38の下部が突出して
いる。 【0045】このリアフロア11より下方に突出したジョ
イントボックス38の下部に設けられたジョイント38d,
38e,38fに、トランクルーム4の外部のリアフロア11
の下方において配管される燃料の充填パイプ61,供給パ
イプ62,リリーフパイプ63がそれぞれ接続される。 【0046】図15に示すように充填パイプ61は、リアフ
ロア11の下を配管されてリアフロア11の側壁に沿って上
方に延び、車体外板に設けられた燃料充填口65に接続さ
れ、供給パイプ62は、リアフロア11の下を配管される途
中で手動バルブ66やストレーナ67を介して機関室に入
り、圧力調整ユニット68を経て内燃機関71の吸気管に装
着されるインジェクタ71に接続されている。 【0047】なおインジェクタ71は、インジェクタドラ
イバー72により駆動され、同インジェクタドライバー72
は、ECU73により燃料供給タイミングを駆動制御され
る。ECU73は、ジョイントボックス38および圧力調整
ユニット68で検出した内圧と温度情報を入力して前記イ
ンジェクタドライバー72を駆動制御するとともに、燃料
ボンベ6の供給パイプ42に通じるバルブの開閉制御等を
行っている。 【0048】本実施の形態に係る燃料供給系は、以上の
ような燃料配管および制御系からなる。ここに燃料配管
が集中するジョイントボックス38は、図12および図13に
図示するように、シートバック5と燃料ボンベ6との間
にあって、フロント支持フレーム16によって上方から覆
われるようにして保護されている。ジョイントボックス
38の後方は、前記したように支持フレームにより確固と
して固定された燃料ボンベ6が位置して防護している構
造であり、ジョイントボックス38は確固として保護され
る。 【0049】またフロント支持フレーム16は、シートバ
ック5と燃料ボンベ6との間にリアフロア11より上方に
高く突設されているので、燃料ボンベ6を車室から隔て
て移動を確実に防止することができる構造となってい
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態に係る自動四輪車の後半
部の一部省略した側面図である。 【図2】燃料ボンベモジュールの取付構造を説明するた
めの分解斜視図である。 【図3】燃料ボンベモジュールの分解斜視図である。 【図4】燃料ボンベモジュールの斜視図である。 【図5】リアフロアへの支持フレームの取付状態を示す
平面図である。 【図6】図5におけるVI−VI線に沿って截断した断面図
である。 【図7】図5における VII−VII 線に沿って截断した断
面図である。 【図8】図5におけるVIII−VIII線に沿って截断した断
面図である。 【図9】図5におけるIX−IX線に沿って截断した断面図
である。 【図10】図5におけるX−X線に沿って截断した断面
図である。 【図11】図5におけるXI−XI線に沿って截断した断面
図である。 【図12】リアフロアに燃料ボンベモジュールを取り付
けた状態の正面図である。 【図13】同側断面図である。 【図14】燃料配管を示す説明図である。 【図15】燃料配管および制御系の構成図である。 【図16】従来の燃料ボンベの支持構造を示す車体後半
部の透視図である。 【図17】また別の従来の燃料ボンベの支持構造を示す
斜視図である。 【符号の説明】 1…自動四輪車、2…車体ボディ、3…リアウインド、
4…トランクルーム、5…シートバック、6…燃料ボン
ベ、7…スペアタイヤ、8…仕切り板、9…蓋、10…車
体サイドフレーム、11…リアフロア、12…ホイールハウ
ス、13…矩形孔、14…後輪、15…サイド支持フレーム、
16…フロント支持フレーム、17…リア支持フレーム、25
…固定ベルト、26,27…ベルト半体、30…締付ボルト、
31…ナット、32…締付ボルト、33…ナット、36…ステイ
ブラケット、37…ジョイントプレート、38…ジョイント
ボックス、40…ボンベ口元、41…充填連結パイプ、42…
供給連結パイプ、43…リリーフ連結パイプ、44…碗状カ
バー、45…筒状カバー、46…ジョイントカバー、48…燃
料ボンベモジュール、50,51…ブラケット、52,53,5
4,55,56,57…カラー、61…充填パイプ、62…供給パ
イプ、63…リリーフパイプ、65…燃料充填口、66…手動
バルブ、67…ストレーナ、68…圧力調整ユニット、70…
内燃機関、71…インジェクタ、72…インジェクタドライ
バー、73…ECU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−99542(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 15/08 B62D 25/08 F02M 21/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 燃料ガスを加圧して貯える燃料ボンベを
    1本搭載する自動車において、 車体前後方向に長尺で上面を平坦面で形成した車体側支
    持フレームが、トランクルーム内の左右ホイールハウス
    間の車体サイドフレームに左右に一対固定され、 同左右の車体側支持フレームの外側縁間の最大幅長は、
    左右ホイールハウス内側縁間の最小幅長より大きく、 車幅方向に長尺のボンベ側支持フレームが、円筒形状を
    なす車幅方向に指向させた前記燃料ボンベを前後より挟
    むようにして前後に一対該燃料ボンベ側に固定され、 前記車体サイドフレームに固定された左右車体側支持フ
    レームに、前記燃料ボンベに固定されたボンベ側支持フ
    レームがボルト等により着脱自在に固着され、該燃料ボ
    ンベを下方より支持することを特徴とする自動車の燃料
    ボンベ支持フレーム構造。
JP10821696A 1996-04-26 1996-04-26 自動車の燃料ボンベ支持フレーム構造 Expired - Fee Related JP3474359B2 (ja)

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