JP3469338B2 - 特殊交絡糸 - Google Patents
特殊交絡糸Info
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織編物にして減量処理
を行うことによって、毛羽を有していないにも関わら
ず、毛羽感のあるソフトな風合とドライ感及び優雅な光
沢を有する嵩高性の優れたスパンシルク調織編物が得ら
れる特殊交絡糸に関するものである。
を行うことによって、毛羽を有していないにも関わら
ず、毛羽感のあるソフトな風合とドライ感及び優雅な光
沢を有する嵩高性の優れたスパンシルク調織編物が得ら
れる特殊交絡糸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、合成繊維マルチフィラメント糸
はシルクに比較して、毛羽感のあるソフトな風合、軽量
感、嵩高性に欠けると共に、何よりもドライ感に欠けた
特有のヌメリ感を有している。従来、これらの欠点を解
消するために種々の提案がなされている。例えば、毛羽
感のあるソフトな風合の布帛を得るための方法として、
単糸繊度の細いマルチフィラメント糸を用い、加工時に
単糸の一部を切断したり、あるいは布帛にした後に起毛
したりする方法が採用されている。しかしながら、この
布帛は、単糸繊度の細い糸条からなり、かつ、単糸の一
部が切断されているので、毛羽感のあるソフトな風合を
有するが、濃染化が不可能であり、ヘタリが生じ、ま
た、毛羽部の先端同士が絡まりピリングが発生するとい
う問題がある。さらに、起毛した毛羽部が倒れてヌメリ
感が強調され、シルクには程遠い風合のものであった。
はシルクに比較して、毛羽感のあるソフトな風合、軽量
感、嵩高性に欠けると共に、何よりもドライ感に欠けた
特有のヌメリ感を有している。従来、これらの欠点を解
消するために種々の提案がなされている。例えば、毛羽
感のあるソフトな風合の布帛を得るための方法として、
単糸繊度の細いマルチフィラメント糸を用い、加工時に
単糸の一部を切断したり、あるいは布帛にした後に起毛
したりする方法が採用されている。しかしながら、この
布帛は、単糸繊度の細い糸条からなり、かつ、単糸の一
部が切断されているので、毛羽感のあるソフトな風合を
有するが、濃染化が不可能であり、ヘタリが生じ、ま
た、毛羽部の先端同士が絡まりピリングが発生するとい
う問題がある。さらに、起毛した毛羽部が倒れてヌメリ
感が強調され、シルクには程遠い風合のものであった。
【0003】また、布帛にドライ感を付与することので
きる糸条として、特開平4-65506 号公報や特開平4-9121
3 号公報には、断面をよりシャープにした異形断面糸が
提案されている。しかしながら、これらの糸条は単糸断
面のエッジ部がシャープなために製編織して得られる布
帛は、ドライ感が強調され過ぎるためペーパーライクな
風合となり、ソフト感に欠けたものとなる。
きる糸条として、特開平4-65506 号公報や特開平4-9121
3 号公報には、断面をよりシャープにした異形断面糸が
提案されている。しかしながら、これらの糸条は単糸断
面のエッジ部がシャープなために製編織して得られる布
帛は、ドライ感が強調され過ぎるためペーパーライクな
風合となり、ソフト感に欠けたものとなる。
【0004】さらに、特公昭62-53606号公報には、布帛
にドライ感やシャリ感を付与することのできる糸条とし
て、単糸の断面が多葉形状で、多葉形状の各凸部頂点付
近に先細り状の溝を1つ設けた異形断面糸が開示されて
いる。しかしながら、この糸条は、多葉形状の凸部頂点
付近の先細り状の溝を、多葉形状の凹部と交互になるよ
うに設けて、布帛にドライ感やシャリ感を付与するもの
であって、この糸条ではソフトな風合の布帛を得ること
はできなかった。
にドライ感やシャリ感を付与することのできる糸条とし
て、単糸の断面が多葉形状で、多葉形状の各凸部頂点付
近に先細り状の溝を1つ設けた異形断面糸が開示されて
いる。しかしながら、この糸条は、多葉形状の凸部頂点
付近の先細り状の溝を、多葉形状の凹部と交互になるよ
うに設けて、布帛にドライ感やシャリ感を付与するもの
であって、この糸条ではソフトな風合の布帛を得ること
はできなかった。
【0005】上記の糸条の欠点を補うものとして、布帛
に軽量感と嵩高性によりソフト感を付与できる糸条と、
ドライ感を付与できる糸条を同時に流体撹乱処理して得
られる、ループや絡みを有する嵩高糸が知られている。
このような嵩高糸は、流体撹乱処理によって単糸間に空
隙が形成されると、得られる布帛の軽量感や嵩高性は向
上する。しかしながら、糸条の繊度や断面を考慮するこ
となく単に流体撹乱処理しただけでは、得られる糸条
は、単糸間に空隙が形成されず、流体の旋回によって単
糸同士が最密充填される場合もあり、このような糸条か
ら得られる布帛は、嵩高性が付与されなかったり、どち
らか一方の糸条の風合が強調され過ぎて、毛羽感のある
ソフトな風合とドライ感という相反する性能が混然一体
となった風合が得られないという問題があった。
に軽量感と嵩高性によりソフト感を付与できる糸条と、
ドライ感を付与できる糸条を同時に流体撹乱処理して得
られる、ループや絡みを有する嵩高糸が知られている。
このような嵩高糸は、流体撹乱処理によって単糸間に空
隙が形成されると、得られる布帛の軽量感や嵩高性は向
上する。しかしながら、糸条の繊度や断面を考慮するこ
となく単に流体撹乱処理しただけでは、得られる糸条
は、単糸間に空隙が形成されず、流体の旋回によって単
糸同士が最密充填される場合もあり、このような糸条か
ら得られる布帛は、嵩高性が付与されなかったり、どち
らか一方の糸条の風合が強調され過ぎて、毛羽感のある
ソフトな風合とドライ感という相反する性能が混然一体
となった風合が得られないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解決し、織編物にして減量処理を行うことに
よって、毛羽感を有するソフトな風合とドライ感という
相反する風合が混然一体となり、かつ嵩高性に優れたス
パンシルク調織編物を得ることができる特殊交絡糸を提
供することを技術的な課題とするものである。
な問題点を解決し、織編物にして減量処理を行うことに
よって、毛羽感を有するソフトな風合とドライ感という
相反する風合が混然一体となり、かつ嵩高性に優れたス
パンシルク調織編物を得ることができる特殊交絡糸を提
供することを技術的な課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、本発明に到
達した。すなわち、本発明は、単糸群vと他の単糸群w
により混成されたループやたるみを有する交絡糸であっ
て、単糸群vは交絡糸の20重量%以上を占め、単糸群
vを構成する単糸は、減量処理によって、横断面が下記
a〜cの要件を満足する多葉断面糸となるものであるこ
とを特徴とする特殊交絡糸を要旨とするものである。a. 3個以上の凸部を有すること、b. 凸部に全部で2〜30個の溝を有すること、c. 少なくとも1つの凸部の頂部に、深さが1〜15μ
mの溝を2個以上有すること。ただし、凸部とは、多葉断面単糸の断面において、凹部
と隣接する凹部との間で外側に突出する部分であり、凸
部の頂部とは、凸部の頂点より引いた接線と、この接線
と平行で接線との間隔が頂点から重心Sまでの距離の1
/3の長さである直線で挟まれる凸部をいう。
題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、本発明に到
達した。すなわち、本発明は、単糸群vと他の単糸群w
により混成されたループやたるみを有する交絡糸であっ
て、単糸群vは交絡糸の20重量%以上を占め、単糸群
vを構成する単糸は、減量処理によって、横断面が下記
a〜cの要件を満足する多葉断面糸となるものであるこ
とを特徴とする特殊交絡糸を要旨とするものである。a. 3個以上の凸部を有すること、b. 凸部に全部で2〜30個の溝を有すること、c. 少なくとも1つの凸部の頂部に、深さが1〜15μ
mの溝を2個以上有すること。ただし、凸部とは、多葉断面単糸の断面において、凹部
と隣接する凹部との間で外側に突出する部分であり、凸
部の頂部とは、凸部の頂点より引いた接線と、この接線
と平行で接線との間隔が頂点から重心Sまでの距離の1
/3の長さである直線で挟まれる凸部をいう。
【0008】以下、本発明を図面を用いて詳細に説明す
る。本発明の特殊交絡糸を構成する単糸群vの単糸は、
減量処理を行うと、横断面において、凸部の頂部に存在
する溝(以下、溝Aという)を少なくとも1つの凸部の
頂部に2個以上有しており、溝Aの存在する凸部の頂部
より基端側に存在する溝(以下、溝Bという)と溝Aと
を合わせて、凸部に全部で2〜30個の溝を有する多葉断
面糸となるものである。図1は、減量処理後の単糸群v
の単糸の実施態様を示す横断面図であり、(a)、
(b)は、各凸部の頂部に3個の溝Aと基端側に2個の
溝Bを有し、(c)、(d)は、各凸部の頂部に3個の
溝Aを有しているものを示す。図2は、減量処理して図
1(a)の単糸を得る前の、易溶出成分αと難溶出成分
βからなる複合繊維糸条の単糸の横断面図である。ま
た、図3は、減量処理した後の単糸群vの単糸の形状を
説明するための図1(a)の凸部の一部拡大模式図であ
る
る。本発明の特殊交絡糸を構成する単糸群vの単糸は、
減量処理を行うと、横断面において、凸部の頂部に存在
する溝(以下、溝Aという)を少なくとも1つの凸部の
頂部に2個以上有しており、溝Aの存在する凸部の頂部
より基端側に存在する溝(以下、溝Bという)と溝Aと
を合わせて、凸部に全部で2〜30個の溝を有する多葉断
面糸となるものである。図1は、減量処理後の単糸群v
の単糸の実施態様を示す横断面図であり、(a)、
(b)は、各凸部の頂部に3個の溝Aと基端側に2個の
溝Bを有し、(c)、(d)は、各凸部の頂部に3個の
溝Aを有しているものを示す。図2は、減量処理して図
1(a)の単糸を得る前の、易溶出成分αと難溶出成分
βからなる複合繊維糸条の単糸の横断面図である。ま
た、図3は、減量処理した後の単糸群vの単糸の形状を
説明するための図1(a)の凸部の一部拡大模式図であ
る
【0009】まず、本発明の特殊交絡糸の単糸群vを構
成する単糸の減量処理後の、溝及び溝の深さについて以
下に説明する。図2の易溶出成分αを除去する前の複合
繊維において、各凸部X1 、X2 、X3 の頂点x1 、x
2 、x3 を結んだ三角形の重心をSとする。さらに図3
において、凸部の頂部に存在する溝A(3個)及び溝B
(2個)の最深部G、I、J、K、Lと重心Sとを結ぶ
直線が、各突起部3(6個)の最先端部T−U、U−
C、C−D、D−E、E−F間を結ぶ直線と交差する点
をM、O、P、Q、Rとしたとき、各溝の深さH、各溝
の入口幅Wを下記(1) 、(2) とする。 (1) 各溝の深さH(μm):線分G−M、I−O、J−
P、K−Q、L−Rの長さ。 (2) 各溝の入口幅W(μm):線分T−U、U−C、C
−D、D−E、E−Fの長さ。
成する単糸の減量処理後の、溝及び溝の深さについて以
下に説明する。図2の易溶出成分αを除去する前の複合
繊維において、各凸部X1 、X2 、X3 の頂点x1 、x
2 、x3 を結んだ三角形の重心をSとする。さらに図3
において、凸部の頂部に存在する溝A(3個)及び溝B
(2個)の最深部G、I、J、K、Lと重心Sとを結ぶ
直線が、各突起部3(6個)の最先端部T−U、U−
C、C−D、D−E、E−F間を結ぶ直線と交差する点
をM、O、P、Q、Rとしたとき、各溝の深さH、各溝
の入口幅Wを下記(1) 、(2) とする。 (1) 各溝の深さH(μm):線分G−M、I−O、J−
P、K−Q、L−Rの長さ。 (2) 各溝の入口幅W(μm):線分T−U、U−C、C
−D、D−E、E−Fの長さ。
【0010】なお、凸部の頂部とは、凸部の頂点より引
いた接線と、この接線と平行で接線との間隔が頂点から
重心Sまでの距離の1/3の長さである直線で挟まれる
凸部をいう。図2を用いて説明すると、凸部の頂点x1
より引いた接線m1 と、これと平行に引いた重心S方向
で接線m1 との間隔が頂点x1 から重心Sまでの距離の
1/3の長さである直線m2 で挟まれる凸部を凸部の頂
部という。そして、溝Aとは、上記のように、凸部の頂
部に存在する溝であって、溝の開口部が凸部の頂部にあ
るものをいう。
いた接線と、この接線と平行で接線との間隔が頂点から
重心Sまでの距離の1/3の長さである直線で挟まれる
凸部をいう。図2を用いて説明すると、凸部の頂点x1
より引いた接線m1 と、これと平行に引いた重心S方向
で接線m1 との間隔が頂点x1 から重心Sまでの距離の
1/3の長さである直線m2 で挟まれる凸部を凸部の頂
部という。そして、溝Aとは、上記のように、凸部の頂
部に存在する溝であって、溝の開口部が凸部の頂部にあ
るものをいう。
【0011】また、減量処理後の単糸群vを構成する単
糸は、横断面が、例えば図2で示したように、重心Sを
中心に回転対称位置に、凸部Xと凹部Zを有しているも
のが好ましく、凸部Xを3個以上、好ましくは3〜12個
有している必要がある。凸部Xが3個未満であると、得
られる布帛は、シャリ感やドライ感が付与されず、ま
た、上限は特に限定されるものではないが、13個以上で
あると、丸断面に近い糸条となり、シルク調の風合いが
得にくくなり、好ましくない。
糸は、横断面が、例えば図2で示したように、重心Sを
中心に回転対称位置に、凸部Xと凹部Zを有しているも
のが好ましく、凸部Xを3個以上、好ましくは3〜12個
有している必要がある。凸部Xが3個未満であると、得
られる布帛は、シャリ感やドライ感が付与されず、ま
た、上限は特に限定されるものではないが、13個以上で
あると、丸断面に近い糸条となり、シルク調の風合いが
得にくくなり、好ましくない。
【0012】減量処理後の単糸群vを構成する単糸の横
断面において、凸部に設ける溝の数Nは、全部で2〜30
個、好ましくは6〜25個とすることが必要である。この
溝の数Nは、深さHが1〜15μmの溝Aと溝Bを合わせ
た数である。溝の数Nが2個未満では、溝と溝に挟まれ
た突起部がないため、目的とする毛羽感の発現が乏しい
ものとなり、布帛にスパンシルク調の風合を付与するこ
とができない。また、30個を超えると、得られる布帛は
毛羽感のある風合ではなく、ピーチフェース調やストー
ンウォッシュ調となるため目的の風合を得ることができ
ない。
断面において、凸部に設ける溝の数Nは、全部で2〜30
個、好ましくは6〜25個とすることが必要である。この
溝の数Nは、深さHが1〜15μmの溝Aと溝Bを合わせ
た数である。溝の数Nが2個未満では、溝と溝に挟まれ
た突起部がないため、目的とする毛羽感の発現が乏しい
ものとなり、布帛にスパンシルク調の風合を付与するこ
とができない。また、30個を超えると、得られる布帛は
毛羽感のある風合ではなく、ピーチフェース調やストー
ンウォッシュ調となるため目的の風合を得ることができ
ない。
【0013】そして、減量処理後の単糸群vを構成する
単糸は、横断面において、少なくとも1つの凸部の頂部
に、深さHが1〜15μmの溝Aを2個以上有しているこ
とが必要で、深さHは、好ましくは3〜10μm、より好
ましくは4〜6μmである。
単糸は、横断面において、少なくとも1つの凸部の頂部
に、深さHが1〜15μmの溝Aを2個以上有しているこ
とが必要で、深さHは、好ましくは3〜10μm、より好
ましくは4〜6μmである。
【0014】溝Aの深さが1μm未満の場合、得られる
布帛は繊維と人間の肌とが接触した時に生じる突起部の
波状効果による毛羽感を有するソフトな風合が乏しいも
のとなり、シャリ感やドライ感のみが強調される。ま
た、溝Aの深さが15μmを超えると、突起部が毛倒れを
生じるため、得られる布帛はピーチフェース調やストー
ンウォッシュ調のものとなる。
布帛は繊維と人間の肌とが接触した時に生じる突起部の
波状効果による毛羽感を有するソフトな風合が乏しいも
のとなり、シャリ感やドライ感のみが強調される。ま
た、溝Aの深さが15μmを超えると、突起部が毛倒れを
生じるため、得られる布帛はピーチフェース調やストー
ンウォッシュ調のものとなる。
【0015】さらに、溝Aは、少なくとも1つの凸部の
頂部に2個以上存在していることが必要であり、好まし
くは2〜6個である。糸条を布帛にすると、布帛の表面
には単糸の凸部が主として存在し、布帛の風合を左右す
るため、少なくとも1つの凸部頂部に存在する溝Aが2
個未満の場合は、得られる布帛は隣接する溝A間に形成
される突起部3の波状効果がなくなり、毛羽感を有する
ソフトな風合を付与することができない。
頂部に2個以上存在していることが必要であり、好まし
くは2〜6個である。糸条を布帛にすると、布帛の表面
には単糸の凸部が主として存在し、布帛の風合を左右す
るため、少なくとも1つの凸部頂部に存在する溝Aが2
個未満の場合は、得られる布帛は隣接する溝A間に形成
される突起部3の波状効果がなくなり、毛羽感を有する
ソフトな風合を付与することができない。
【0016】溝Aは少なくとも1つの凸部に2個以上存
在すればよいが、マルチ繊度、単糸繊度や後加工(追撚
等)及び織編組織等により、微妙な風合の差が生じるた
め、目的用途によって溝Aを存在させる凸部の数を適宜
選択すればよい。なお、すべての凸部に溝Aを存在させ
るほうが、繊維と人間の肌とが接触した時に生じる突起
部の波状効果による毛羽感を有するソフトな風合がさら
に強調されるため好ましい。
在すればよいが、マルチ繊度、単糸繊度や後加工(追撚
等)及び織編組織等により、微妙な風合の差が生じるた
め、目的用途によって溝Aを存在させる凸部の数を適宜
選択すればよい。なお、すべての凸部に溝Aを存在させ
るほうが、繊維と人間の肌とが接触した時に生じる突起
部の波状効果による毛羽感を有するソフトな風合がさら
に強調されるため好ましい。
【0017】また、溝Aは、溝の深さHと溝の入口幅W
の比であるW/Hが1以下であることが好ましく、W/
Hが1を超える場合は、溝に挟まれた突起部と突起部の
間隔が広くなりすぎるため、得られる布帛は、突起部の
波状効果による毛羽感を有するソフトな風合が乏しく、
シャリ感やドライ感のみが強調されやすくなる。
の比であるW/Hが1以下であることが好ましく、W/
Hが1を超える場合は、溝に挟まれた突起部と突起部の
間隔が広くなりすぎるため、得られる布帛は、突起部の
波状効果による毛羽感を有するソフトな風合が乏しく、
シャリ感やドライ感のみが強調されやすくなる。
【0018】本発明の特殊交絡糸は、減量処理後の単糸
群vを構成する単糸において、上記した溝の数Nの2〜
30個のすべてが溝Aであってもよい。
群vを構成する単糸において、上記した溝の数Nの2〜
30個のすべてが溝Aであってもよい。
【0019】次に、溝Bについて説明する。溝Bの深さ
は特に限定されるものではないが、15μm以下であるこ
とが好ましい。深さが15μmを超えた場合は、突起部が
毛倒れを起こして、毛羽感のある風合ではなく、ストー
ンウォッシュ調やピーチフェース調となりやすいため、
好ましくない。
は特に限定されるものではないが、15μm以下であるこ
とが好ましい。深さが15μmを超えた場合は、突起部が
毛倒れを起こして、毛羽感のある風合ではなく、ストー
ンウォッシュ調やピーチフェース調となりやすいため、
好ましくない。
【0020】また、溝Bは、凸部の頂部以外の凸部の基
端側に設けるが、多葉断面糸の凹部の最深部付近に設け
ると、糸中心部に近いために外力によって断面形状が破
損しやすくなり、この糸条を用いた布帛は、極細繊維か
らなる布帛のような、ヘタリ、ヌメリ感が生じ、好まし
くない。
端側に設けるが、多葉断面糸の凹部の最深部付近に設け
ると、糸中心部に近いために外力によって断面形状が破
損しやすくなり、この糸条を用いた布帛は、極細繊維か
らなる布帛のような、ヘタリ、ヌメリ感が生じ、好まし
くない。
【0021】本発明の特殊交絡糸は、減量処理を行うこ
とによって多葉断面糸となる単糸で構成された単糸群v
と、他の単糸群wにより構成されたものであるが、単糸
群vは、特殊交絡糸全体の20重量%以上を占める必要が
ある。この比率が20重量%未満になると、他の単糸群w
の影響が強くなって、製編織して得られる布帛に、目的
とする毛羽感を有するソフトな風合とドライ感が混然一
体となった風合を付与することができない。
とによって多葉断面糸となる単糸で構成された単糸群v
と、他の単糸群wにより構成されたものであるが、単糸
群vは、特殊交絡糸全体の20重量%以上を占める必要が
ある。この比率が20重量%未満になると、他の単糸群w
の影響が強くなって、製編織して得られる布帛に、目的
とする毛羽感を有するソフトな風合とドライ感が混然一
体となった風合を付与することができない。
【0022】また、本発明の特殊交絡糸を構成する単糸
群vと他の単糸群wの両方を、熱収縮率差が5%以上の
異収縮混繊糸とすれば、製編織し、布帛に熱処理及び減
量処理を施すことによって、嵩高性が一層向上した布帛
とすることができる。
群vと他の単糸群wの両方を、熱収縮率差が5%以上の
異収縮混繊糸とすれば、製編織し、布帛に熱処理及び減
量処理を施すことによって、嵩高性が一層向上した布帛
とすることができる。
【0023】さらに、単糸群wの単糸の横断面形状は、
丸、異形及び中空等特に限定されるものではないが、布
帛の軽量感と嵩高性をより向上させるために、単糸群w
を構成する単糸の20重量%以上を、繊度 2.5デニール以
上で、図4に示すように、横断面が実質的に直線上の偏
平幹部10と突起部11を有する非回転対称形状の異形断面
糸とすることが好ましい。
丸、異形及び中空等特に限定されるものではないが、布
帛の軽量感と嵩高性をより向上させるために、単糸群w
を構成する単糸の20重量%以上を、繊度 2.5デニール以
上で、図4に示すように、横断面が実質的に直線上の偏
平幹部10と突起部11を有する非回転対称形状の異形断面
糸とすることが好ましい。
【0024】本発明の特殊交絡糸を構成するポリマーと
しては、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリル等が
挙げられるが、中でもポリエステルが好ましい。ポリエ
ステルとしては、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)のようなホモポリエステルのほか、その性質を本質
的に変化させない範囲内で第3成分を混合あるいは共重
合したポリエステルでもよく、艶消し剤、制電剤、酸化
防止剤等の添加剤を少量含有しているものでもよい。
しては、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリル等が
挙げられるが、中でもポリエステルが好ましい。ポリエ
ステルとしては、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)のようなホモポリエステルのほか、その性質を本質
的に変化させない範囲内で第3成分を混合あるいは共重
合したポリエステルでもよく、艶消し剤、制電剤、酸化
防止剤等の添加剤を少量含有しているものでもよい。
【0025】次に、本発明の特殊交絡糸の製法例につい
て説明する。まず、単糸群vを構成する単糸として、ア
ルカリ等の溶剤に対する溶解性の異なるポリマーである
易溶出成分αと難溶出成分βの2成分を複合紡糸し、図
2に示したような難溶出成分βと易溶出成分αからな
り、難溶出成分βの凸部Xの頂点n付近の頂部に易溶出
成分αにより複数個(図2では3つの凸部頂点x1 、x
2 、x3 付近の頂部に各3個)の溝A及び溝B(図2で
は3つの凸部X1 、X2、X3 の基端側に各2個)を形
成する成分が配置された多葉断面複合糸からなる糸条を
得る。
て説明する。まず、単糸群vを構成する単糸として、ア
ルカリ等の溶剤に対する溶解性の異なるポリマーである
易溶出成分αと難溶出成分βの2成分を複合紡糸し、図
2に示したような難溶出成分βと易溶出成分αからな
り、難溶出成分βの凸部Xの頂点n付近の頂部に易溶出
成分αにより複数個(図2では3つの凸部頂点x1 、x
2 、x3 付近の頂部に各3個)の溝A及び溝B(図2で
は3つの凸部X1 、X2、X3 の基端側に各2個)を形
成する成分が配置された多葉断面複合糸からなる糸条を
得る。
【0026】得られた糸条を布帛にし、アルカリ等の溶
剤で処理して易溶出成分αを溶出させると、図1(a)
に示すような、多葉断面の凸部Xの頂点x付近の頂部に
溝Aと凸部Xの基端側に溝Bを有する難容出成分βから
なる多葉断面糸からなる布帛が得られる。
剤で処理して易溶出成分αを溶出させると、図1(a)
に示すような、多葉断面の凸部Xの頂点x付近の頂部に
溝Aと凸部Xの基端側に溝Bを有する難容出成分βから
なる多葉断面糸からなる布帛が得られる。
【0027】なお、使用する易溶出成分αは、溶剤に対
する溶解速度が、難溶出成分βよりも5倍以上速いもの
が望ましく、例えば、ポリエステル繊維の場合は、難溶
出成分βとしてPETを用い、易溶出成分αとして5-ナ
トリウムスルホイソフタル酸を2.5 モル%以上共重合し
たPETや、5-ナトリウムスルホイソフタル酸と比較的
高分子量のポリアルキレングリコールを所定量共重合し
たPET等を使用することができる。複合繊維中の易溶
出成分αの配分比率が大きくなり過ぎると、目的とする
毛羽感のある風合が乏しくなり、また、製造コストも上
昇し、さらには、易溶出成分αの残渣物の回収、廃棄処
理等の問題も生じるため、易溶出成分αは複合繊維糸条
全体の30重量%以下とするのが好ましい。
する溶解速度が、難溶出成分βよりも5倍以上速いもの
が望ましく、例えば、ポリエステル繊維の場合は、難溶
出成分βとしてPETを用い、易溶出成分αとして5-ナ
トリウムスルホイソフタル酸を2.5 モル%以上共重合し
たPETや、5-ナトリウムスルホイソフタル酸と比較的
高分子量のポリアルキレングリコールを所定量共重合し
たPET等を使用することができる。複合繊維中の易溶
出成分αの配分比率が大きくなり過ぎると、目的とする
毛羽感のある風合が乏しくなり、また、製造コストも上
昇し、さらには、易溶出成分αの残渣物の回収、廃棄処
理等の問題も生じるため、易溶出成分αは複合繊維糸条
全体の30重量%以下とするのが好ましい。
【0028】また、単糸群wを構成する単糸は、通常の
溶融紡糸法又は複合紡糸法で紡糸した糸条を、一旦巻き
取った後延伸を施したり、紡糸後巻き取ることなく延伸
を施す方法等によって得られる。
溶融紡糸法又は複合紡糸法で紡糸した糸条を、一旦巻き
取った後延伸を施したり、紡糸後巻き取ることなく延伸
を施す方法等によって得られる。
【0029】多葉断面複合糸からなる糸条を延伸して、
得られた単糸群vと他の単糸群wとを合糸して流体噴射
ノズル(例えば特公昭35−1673号公報記載)に供給し、
流体撹乱処理を施すことによって糸条群v、wを構成す
る各単糸を混繊交絡させ、ループやたるみを有する本発
明の特殊交絡糸を得る。
得られた単糸群vと他の単糸群wとを合糸して流体噴射
ノズル(例えば特公昭35−1673号公報記載)に供給し、
流体撹乱処理を施すことによって糸条群v、wを構成す
る各単糸を混繊交絡させ、ループやたるみを有する本発
明の特殊交絡糸を得る。
【0030】図5は、本発明の特殊交絡糸を製造するた
めの交絡工程の一実施態様を示す概略工程図である。図
5において、単糸群vと他の単糸群wは、フィードロー
ラ4で流体噴射ノズル5に供給され、流体噴射ノズル5
で流体撹乱処理が施された後、デリベリローラ6を経て
巻き取りローラ7でパッケージ8に巻き取られる。
めの交絡工程の一実施態様を示す概略工程図である。図
5において、単糸群vと他の単糸群wは、フィードロー
ラ4で流体噴射ノズル5に供給され、流体噴射ノズル5
で流体撹乱処理が施された後、デリベリローラ6を経て
巻き取りローラ7でパッケージ8に巻き取られる。
【0031】なお、本発明の特殊交絡糸に施す減量処理
は、製編織し、次いでリラックス精練が行われた後に施
されることが好ましい。
は、製編織し、次いでリラックス精練が行われた後に施
されることが好ましい。
【0032】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、実施例における各評価は次の方法で行った。 (1)固有粘度 フェノールと四塩化エタンの等重量混合溶媒を用い、20
℃で測定した。 (2)溝の数N及び溝の寸法 易溶出成分除去前の複合繊維糸条を筒編みし(サンプル
A)、NaOH濃度0.5 %、処理温度95℃、処理時間30
分の条件でアルカリ減量して易溶出成分を完全に除去し
た後、水洗乾燥した筒編み地(サンプルB)を解編し、
得られた多葉断面糸の断面を走査型電子顕微鏡で写真に
撮り、写真上で、溝の数Nと溝A、Bの深さ及び溝Aの
入口幅Wを測定した。 (3)減量率 上記のサンプルA、Bの重量を温度20℃、湿度65%の条
件下で測定し、サンプルAの重量をe、サンプルBの重
量をfとして次の式で求めた。 減量率(%)=〔(e−f)/e〕×100 (4)スパンシルク調風合 得られた布帛を織、編、染色技術者からなるパネラー10
人に、布帛の毛羽感のあるスパンシルク調風合を10段階
で触感による評価をさせ、その合計点で評価した。(最
高点100 点) 86点以上 :極めて良好 76〜85点 :良好 75点以下 :不良 (5)嵩高性 得られた布帛を、織、編、染色技術者からなるパネラー
10人に、布帛の嵩高性を10段階で触感による評価をさ
せ、その合計点より3段階で評価した。(最高点100
点) 86点以上 : 極めて良好 76〜85点 : 良好 75点以下 : 不良 (6)沸水収縮率 JIS L1063の測定法で測定した。
る。なお、実施例における各評価は次の方法で行った。 (1)固有粘度 フェノールと四塩化エタンの等重量混合溶媒を用い、20
℃で測定した。 (2)溝の数N及び溝の寸法 易溶出成分除去前の複合繊維糸条を筒編みし(サンプル
A)、NaOH濃度0.5 %、処理温度95℃、処理時間30
分の条件でアルカリ減量して易溶出成分を完全に除去し
た後、水洗乾燥した筒編み地(サンプルB)を解編し、
得られた多葉断面糸の断面を走査型電子顕微鏡で写真に
撮り、写真上で、溝の数Nと溝A、Bの深さ及び溝Aの
入口幅Wを測定した。 (3)減量率 上記のサンプルA、Bの重量を温度20℃、湿度65%の条
件下で測定し、サンプルAの重量をe、サンプルBの重
量をfとして次の式で求めた。 減量率(%)=〔(e−f)/e〕×100 (4)スパンシルク調風合 得られた布帛を織、編、染色技術者からなるパネラー10
人に、布帛の毛羽感のあるスパンシルク調風合を10段階
で触感による評価をさせ、その合計点で評価した。(最
高点100 点) 86点以上 :極めて良好 76〜85点 :良好 75点以下 :不良 (5)嵩高性 得られた布帛を、織、編、染色技術者からなるパネラー
10人に、布帛の嵩高性を10段階で触感による評価をさ
せ、その合計点より3段階で評価した。(最高点100
点) 86点以上 : 極めて良好 76〜85点 : 良好 75点以下 : 不良 (6)沸水収縮率 JIS L1063の測定法で測定した。
【0033】実施例1〜6、比較例1〜4
まず、難溶出成分とし、固有粘度が0.65のPET、易溶
出成分として5-ナトリウムスルホイソフタル酸を2.5 モ
ル%と平均分子量が7000のポリエチレングリコールを12
重量%共重合した固有粘度が0.75の共重合PETを使用
し、図2に示すような三葉断面形状の凸部の頂点付近を
中心にして、易溶出成分と難溶出成分で形成された複合
繊維糸条が得られるような紡糸口金を用いて複合紡糸
し、単糸群vの前段階の単糸群v0 を得た。このとき、
難溶出成分と易溶出成分が重量比率で85/15の複合比率
とし、易溶出成分を溶剤で除去した後の難溶出成分のみ
の延伸糸繊度が、約80デニールとなるように紡糸時の吐
出量を設定した。なお、上記の複合紡糸は、ニードルを
吐出孔に挿入する紡糸口金を用いて、ニードル内部に芯
部を形成する難溶出成分を、ニードル外部に溝を形成す
る易溶出成分を流入させることにより行い、得られる繊
維の溝の数N及び溝の寸法を、紡糸時に用いるニードル
の形状を変えることにより、種々変更して行った。な
お、溝Bについては、各凸部の基端側にそれぞれ等しい
数となるように設けた。
出成分として5-ナトリウムスルホイソフタル酸を2.5 モ
ル%と平均分子量が7000のポリエチレングリコールを12
重量%共重合した固有粘度が0.75の共重合PETを使用
し、図2に示すような三葉断面形状の凸部の頂点付近を
中心にして、易溶出成分と難溶出成分で形成された複合
繊維糸条が得られるような紡糸口金を用いて複合紡糸
し、単糸群vの前段階の単糸群v0 を得た。このとき、
難溶出成分と易溶出成分が重量比率で85/15の複合比率
とし、易溶出成分を溶剤で除去した後の難溶出成分のみ
の延伸糸繊度が、約80デニールとなるように紡糸時の吐
出量を設定した。なお、上記の複合紡糸は、ニードルを
吐出孔に挿入する紡糸口金を用いて、ニードル内部に芯
部を形成する難溶出成分を、ニードル外部に溝を形成す
る易溶出成分を流入させることにより行い、得られる繊
維の溝の数N及び溝の寸法を、紡糸時に用いるニードル
の形状を変えることにより、種々変更して行った。な
お、溝Bについては、各凸部の基端側にそれぞれ等しい
数となるように設けた。
【0034】引き続いて、複合繊維糸条からなる単糸群
v0 を速度500 m/分、温度80℃で1.6 倍に延伸した
後、130 ℃で熱処理し、48フィラメントの単糸群vを得
た。一方、単糸群wとして、温度290 ℃、速度3500m/
分の条件下でPETを紡糸し、次いで、速度500 m/
分、温度80℃で1.6 倍に延伸した後、130 ℃で熱処理
し、三角断面形状で75デニール/48フィラメントの糸条
を得た。そして、単糸群vとwを図5に示す工程に従っ
て交絡を施した。まず、単糸群vの占める割合を51.6重
量%として合糸し、流体噴射ノズル5で糸速250 m/
分、オーバーフィード率20%、空気圧力6kg/cm2
で流体撹乱処理を行い、交絡糸を得た。
v0 を速度500 m/分、温度80℃で1.6 倍に延伸した
後、130 ℃で熱処理し、48フィラメントの単糸群vを得
た。一方、単糸群wとして、温度290 ℃、速度3500m/
分の条件下でPETを紡糸し、次いで、速度500 m/
分、温度80℃で1.6 倍に延伸した後、130 ℃で熱処理
し、三角断面形状で75デニール/48フィラメントの糸条
を得た。そして、単糸群vとwを図5に示す工程に従っ
て交絡を施した。まず、単糸群vの占める割合を51.6重
量%として合糸し、流体噴射ノズル5で糸速250 m/
分、オーバーフィード率20%、空気圧力6kg/cm2
で流体撹乱処理を行い、交絡糸を得た。
【0035】得られた交絡糸を経糸と緯糸に用い、経糸
密度85本/2.54cm、緯糸密度72本/2.54cmで平織に
製織し、精練し、得られた織物をNaOH濃度4%、処
理温度95℃、処理時間40分の条件で布帛全体の約32%の
アルカリ減量と染色等の後加工を施した。
密度85本/2.54cm、緯糸密度72本/2.54cmで平織に
製織し、精練し、得られた織物をNaOH濃度4%、処
理温度95℃、処理時間40分の条件で布帛全体の約32%の
アルカリ減量と染色等の後加工を施した。
【0036】得られた特殊交絡糸織物を減量処理した後
の単糸群vの単糸の溝の数N、溝の寸法と減量率及び布
帛のスパンシルク調風合、嵩高性の評価結果を表1に示
す。
の単糸群vの単糸の溝の数N、溝の寸法と減量率及び布
帛のスパンシルク調風合、嵩高性の評価結果を表1に示
す。
【0037】
【表1】
【0038】表1から明らかなように、実施例1〜6で
得られた特殊交絡糸を用いた布帛は、ソフトな風合とド
ライ感及び優雅な光沢を有し、嵩高性とスパンシルク調
風合の評価も高いものであった。一方、比較例1の交絡
糸を用いた布帛は、減量処理後の単糸群vを構成する単
糸が一つの凸部の頂部に溝Aが1つしか存在しない多葉
断面糸であったため、比較例3の交絡糸を用いた布帛
は、減量処理後の単糸群vを構成する単糸が溝Aの深さ
が1μm未満の多葉断面糸であったため、ドライ感の強
調され過ぎたペーパーライクなものであった。比較例2
の交絡糸を用いた布帛は、減量処理後の単糸群vを構成
する単糸が溝の数が多すぎた多葉断面糸であったため、
比較例4の交絡糸を用いた布帛は、減量処理後の単糸群
vを構成する単糸が溝Aの深さが15μmを超えた多葉断
面糸であったため、毛倒れを起こしピーチフェース調の
風合のものであった。
得られた特殊交絡糸を用いた布帛は、ソフトな風合とド
ライ感及び優雅な光沢を有し、嵩高性とスパンシルク調
風合の評価も高いものであった。一方、比較例1の交絡
糸を用いた布帛は、減量処理後の単糸群vを構成する単
糸が一つの凸部の頂部に溝Aが1つしか存在しない多葉
断面糸であったため、比較例3の交絡糸を用いた布帛
は、減量処理後の単糸群vを構成する単糸が溝Aの深さ
が1μm未満の多葉断面糸であったため、ドライ感の強
調され過ぎたペーパーライクなものであった。比較例2
の交絡糸を用いた布帛は、減量処理後の単糸群vを構成
する単糸が溝の数が多すぎた多葉断面糸であったため、
比較例4の交絡糸を用いた布帛は、減量処理後の単糸群
vを構成する単糸が溝Aの深さが15μmを超えた多葉断
面糸であったため、毛倒れを起こしピーチフェース調の
風合のものであった。
【0039】実施例7
難溶出成分と易溶出成分が重量比率で85/15の複合比率
となるように複合紡糸した以外は、実施例5と同様にな
るような紡糸装置を用いて紡糸し、24フィラメントの未
延伸糸となるように、48フィラメントの単糸群を2群に
分割し、個別に巻き取った。一方の未延伸糸を185 ℃の
熱板に接触させて熱処理しながら、他方の未延伸糸は熱
処理を施さずに延伸を行い、沸水収縮率が5.5 %の低収
縮率の単糸群(熱処理を施した)と、沸水収縮率が16.8
%の高収縮率の単糸群とし、両者を合糸し巻き取り、単
糸群vを得た。
となるように複合紡糸した以外は、実施例5と同様にな
るような紡糸装置を用いて紡糸し、24フィラメントの未
延伸糸となるように、48フィラメントの単糸群を2群に
分割し、個別に巻き取った。一方の未延伸糸を185 ℃の
熱板に接触させて熱処理しながら、他方の未延伸糸は熱
処理を施さずに延伸を行い、沸水収縮率が5.5 %の低収
縮率の単糸群(熱処理を施した)と、沸水収縮率が16.8
%の高収縮率の単糸群とし、両者を合糸し巻き取り、単
糸群vを得た。
【0040】次に、単糸群wとして、延伸工程で収縮率
差を付与した沸水収縮率が5.6 %の低収縮率の単糸群
と、沸水収縮率が18.7%の高収縮率の単糸群とで構成さ
れた100 デニール/48フィラメントの異収縮混繊糸を用
いた以外は実施例1と同様に、得られた単糸群vと単糸
群wとを合糸し、図5の装置を用いて流体撹乱処理を施
し、ループとたるみを有する約175 デニール/96フィラ
メントの交絡糸を得た。得られた交絡糸を実施例1と同
様に製織し、精練し、布帛全体の約36%のアルカリ減量
と染色等の後加工を施した。
差を付与した沸水収縮率が5.6 %の低収縮率の単糸群
と、沸水収縮率が18.7%の高収縮率の単糸群とで構成さ
れた100 デニール/48フィラメントの異収縮混繊糸を用
いた以外は実施例1と同様に、得られた単糸群vと単糸
群wとを合糸し、図5の装置を用いて流体撹乱処理を施
し、ループとたるみを有する約175 デニール/96フィラ
メントの交絡糸を得た。得られた交絡糸を実施例1と同
様に製織し、精練し、布帛全体の約36%のアルカリ減量
と染色等の後加工を施した。
【0041】得られた交絡糸織物を減量処理した後の単
糸群vの単糸は、溝Aの深さ4.1 〜5.9 μm、W/Hが
0.6 〜1.0 溝Bの深さ0.6 〜3.6 μm、減量率は22%で
あっり、織物について、風合を評価した結果、異収縮混
繊糸の効果によってさらに嵩高性が増しており、軽くて
毛羽感のあるソフトな風合が得られ、スパンシルク調評
価が91点、嵩高性96点と良好であった。
糸群vの単糸は、溝Aの深さ4.1 〜5.9 μm、W/Hが
0.6 〜1.0 溝Bの深さ0.6 〜3.6 μm、減量率は22%で
あっり、織物について、風合を評価した結果、異収縮混
繊糸の効果によってさらに嵩高性が増しており、軽くて
毛羽感のあるソフトな風合が得られ、スパンシルク調評
価が91点、嵩高性96点と良好であった。
【0042】実施例8
単糸群wとして、単糸繊度が2.5 〜5.4 デニールの範囲
に分布している図4に示すような断面の特殊異形断面糸
を単糸群全体の32重量%含有し、かつ、24フィラメント
が沸水収縮率5.5 %の低収縮率の単糸群、残りの24フィ
ラメントが沸水収縮率23.9%の高収縮率の単糸群である
異繊度、異収縮混繊糸(88デニール/48フィラメント)
を用いた以外は実施例7と同様に行った。得られた交絡
糸を経糸と緯糸に用い、経糸密度71本/2.54cm、緯糸
密度66本/2.54cmで平織に製織し、精練し、得られた
織物をNaOH濃度4%、処理温度95℃、処理時間43分
の条件で布帛全体の約38%のアルカリ減量と染色等の後
加工を施した。得られた織物は、異収縮混繊糸の効果
と、特殊異形断面糸の存在による圧縮流体の旋回による
単糸同士の最密充填が抑制される効果の相乗作用によっ
て、布帛の内部に空隙部を多く取り入れることができ、
嵩高性に富んだものであった。さらに、特殊異形断面糸
に起因するドライ感もさらに強調され、軽くて毛羽感の
あるソフトな風合とドライ感が混然一体途なった布帛と
なり、スパンンシルク調評価は96点、嵩高性98点と極め
て良好であった。
に分布している図4に示すような断面の特殊異形断面糸
を単糸群全体の32重量%含有し、かつ、24フィラメント
が沸水収縮率5.5 %の低収縮率の単糸群、残りの24フィ
ラメントが沸水収縮率23.9%の高収縮率の単糸群である
異繊度、異収縮混繊糸(88デニール/48フィラメント)
を用いた以外は実施例7と同様に行った。得られた交絡
糸を経糸と緯糸に用い、経糸密度71本/2.54cm、緯糸
密度66本/2.54cmで平織に製織し、精練し、得られた
織物をNaOH濃度4%、処理温度95℃、処理時間43分
の条件で布帛全体の約38%のアルカリ減量と染色等の後
加工を施した。得られた織物は、異収縮混繊糸の効果
と、特殊異形断面糸の存在による圧縮流体の旋回による
単糸同士の最密充填が抑制される効果の相乗作用によっ
て、布帛の内部に空隙部を多く取り入れることができ、
嵩高性に富んだものであった。さらに、特殊異形断面糸
に起因するドライ感もさらに強調され、軽くて毛羽感の
あるソフトな風合とドライ感が混然一体途なった布帛と
なり、スパンンシルク調評価は96点、嵩高性98点と極め
て良好であった。
【0043】
【発明の効果】本発明の特殊交絡糸は、減量処理によっ
て凸部の頂部に複数個の溝Aを有するようになる多葉断
面糸を含有するので、布帛にして減量処理を行うことに
よって、毛羽感のあるソフトな風合とドライ感及び優雅
な光沢を有するスパンシルク調風合を有する布帛とする
ことができ、ループや絡みを有する交絡糸であるため、
嵩高性にも富んだ布帛とすることができる。
て凸部の頂部に複数個の溝Aを有するようになる多葉断
面糸を含有するので、布帛にして減量処理を行うことに
よって、毛羽感のあるソフトな風合とドライ感及び優雅
な光沢を有するスパンシルク調風合を有する布帛とする
ことができ、ループや絡みを有する交絡糸であるため、
嵩高性にも富んだ布帛とすることができる。
【図1】(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の
特殊交絡糸の減量処理後の単糸群vを構成する単糸の実
施態様を示す横断面図である。
特殊交絡糸の減量処理後の単糸群vを構成する単糸の実
施態様を示す横断面図である。
【図2】易溶出成分を除去して、図1(a)の単糸を得
る前の複合繊維糸条の単糸の横断面図である。
る前の複合繊維糸条の単糸の横断面図である。
【図3】図1(a)の凸部の一部拡大模式図である。
【図4】本発明の特殊交絡糸の単糸群wを構成する単糸
の一実施態様を示す横断面図である。
の一実施態様を示す横断面図である。
【図5】本発明の特殊交絡糸を製造するための交絡工程
の一実施態様を示す概略工程図である。
の一実施態様を示す概略工程図である。
3 突起部
X 凸部
x 凸部の頂点
Z 凹部
α 易溶出成分
β 難溶出成分
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平2−145825(JP,A)
特開 平6−2234(JP,A)
特開 昭63−264929(JP,A)
特開 昭62−90345(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
D02G 1/00 - 3/48
D02J 1/00 - 13/00
Claims (3)
- 【請求項1】単糸群vと他の単糸群wにより混成された
ループやたるみを有する交絡糸であって、単糸群vは交
絡糸の20重量%以上を占め、単糸群vを構成する単糸
は、減量処理によって、横断面が下記a〜cの要件を満
足する多葉断面糸となるものであることを特徴とする特
殊交絡糸。a. 3個以上の凸部を有すること、b. 凸部に全部で2〜30個の溝を有すること、c. 少なくとも1つの凸部の頂部に、深さが1〜15μ
mの溝を2個以上有すること。ただし、凸部とは、多葉断面単糸の断面において、凹部
と隣接する凹部との間で外側に突出する部分であり、凸
部の頂部とは、凸部の頂点より引いた接線と、この接線
と平行で接線との間隔が頂点から重心Sまでの距離の1
/3の長さである直線で挟まれる凸部をいう。 - 【請求項2】単糸群vと単糸群wのいずれもが沸水収縮
率差5%以上の異収縮混繊糸である請求項1記載の特殊
交絡糸。 - 【請求項3】単糸群wを構成する単糸の20重量%以上
が、繊度2.5デニール以上で、横断面が実質的に直線
上の偏平幹部と突起部を有する非回転対称形状の異形断
面糸である請求項1又は請求項2記載の特殊交絡糸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01655795A JP3469338B2 (ja) | 1994-09-05 | 1995-01-06 | 特殊交絡糸 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-238521 | 1994-09-05 | ||
JP23852194 | 1994-09-05 | ||
JP01655795A JP3469338B2 (ja) | 1994-09-05 | 1995-01-06 | 特殊交絡糸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08127927A JPH08127927A (ja) | 1996-05-21 |
JP3469338B2 true JP3469338B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=26352922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01655795A Expired - Fee Related JP3469338B2 (ja) | 1994-09-05 | 1995-01-06 | 特殊交絡糸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3469338B2 (ja) |
-
1995
- 1995-01-06 JP JP01655795A patent/JP3469338B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08127927A (ja) | 1996-05-21 |
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