JP3235589U - 包括的ケア装置 - Google Patents

Abstract

【課題】介護対象のリアルタイムの監視およびケアを行なうための包括的ケア装置を提供する。【解決手段】包括的ケア装置は、ケース１０と、ケースを取り付けする取付手段と、計測手段３０と、記録部４０と、処理部５０と、データ通信部６０と、電源部７０と、を備える。各計測手段は、介護対象の生理的状態値を計測して生理的状態信号３２を生成する。記録部は、計測手段で計測された介護対象の生理的状態信号を記録する。処理部は、記録部に記録された介護対象の前記生理的状態信号を受信し、信号演算５１を実行して、予め設定された所定値との対比により警告信号５２を発生させるかどうか判断する。データ通信部は、生理的状態信号を携帯端末機器６１に送信する。電源部は、当該包括的ケア装置に電力を供給する。【選択図】図１

Description

本考案は包括的ケア装置に関し，特に、高齢者、大人、子供、ペットの生理的状態値を計測できる包括的ケア装置に関する。

医療技術の発展にともなって、人間の平均寿命は徐々に延び、将来的に健康管理は重要な社会的要請となり、特に、遠隔健康管理は積極的かつ効果的な健康管理である。

さらに、近年、人は仕事の競争による生理的な圧迫に直面して自己の健康管理をおろそかにするようなことになり、これは、オーバーワークや若年者の慢性病に繋がっている。それゆえ、健康管理の需要がますます高まるが、そのためのケアのリソースは極めて限られているため、様々な健康管理法の提供が必要となっている。近年では、少子化の傾向により親が乳幼児や子供のケアにますます注意を払うようになってきている。乳幼児や子供は自己管理ができないのであって、したがって、彼らは長期にわたる注意深いケアが必要である。

例えば、乳幼児や子供の睡眠時姿勢はなめらかな呼吸に影響するし、乳幼児や子供の頭部は柔らかく、彼らの頭部の成長のために良い睡眠姿勢が必要である。加えて、乳幼児や小さな子供にとって最良の睡眠時姿勢とは、胸や肺の圧迫を避けるため、仰向けまたは横向きである。そして、乳幼児が食事後にミルクで窒息したり咳き込んだりすることを避けるべく、医者は、横向き寝を推奨している。

ここで、乳幼児がミルクを詰まらせた場合、呼吸が止まったりあるいは正常ではなくなったりするが、しかし、乳幼児の心拍がすぐに停止するということはない。さらにいうと、むしろ心拍は早打ちしていくのであって、生命の危険が迫っている可能性があるかどうかを心拍で判断することは困難である。それゆえ、心拍だけで生理的状態の判断をすることは決して十分ではない。乳幼児，小さな子供あるいは高齢者の介護の必要性のため、乳幼児，小さな子供あるいは高齢者の生理的状態のリアルタイム計測や遠隔監視は緊急的技術発展が望まれる分野である。現在、最も商業的に利用できる計測装置は、例えば、接着（粘着）電極パッドのような接着性（粘着性）の接触計測装置である。しかしながら、この種の接着電極パッドは皮膚にアレルギー反応を引き起こしやすいし、乳幼児，小さな子供あるいは高齢者が寝返りを打ったりすると脱落しやすく、誤った信号を生じやすい。このような見地から、本考案者らは多くの鋭意研究開発努力を行い、困難を解決して新機軸を発案し、現在の問題点を解消すべく、社会によい製品を提供するだけでなく、同時に産業的発展を促進させようとするものである。

上記のような、乳幼児，小さな子供あるいは高齢者の即時の監視およびケアの必要性に鑑み、本考案の主たる目的は、非接触の包括的ケア装置を提供することにあり、包括的ケア装置は不快感が伴わないように小さく、軽量であって、乳幼児，小さな子供あるいは高齢者の生理的状態値を監視できることにより、介護者（介護する人）に適切な注意喚起を提供できるようにするものである。
上記目的の達成のため、本考案は、包括的ケア装置を提供するものである。包括的ケア装置というのは、例えば、介護対象者の適切な介護（ケア）を行うために介護対象者の状態を包括的に管理するための装置である。包括的ケア装置は、ケースと、取付手段と、計測手段と、記録部と、処理部と、データ通信部と、電源部と、を備え、ケースは収納空間を有し、取付手段は、ケースの外表面に配設されて介護対象の衣服または体に取り付けられる。
次に、計測手段は、収納空間に配設され、各計測手段は、介護対象の生理的状態値を計測し、生理的状態値に基づいて生理的状態信号を生成する。
さらに、処理部は、収納空間に配設され、記録部に電気的に接続され、記録部に記録された介護対象の前記生理的状態信号を受信し、信号演算を実行して、予め設定された所定値との対比により警告信号を発生させるかどうか判断する。
また、電源部は、収納空間に配設され、電気的に計測手段、記録部および処理部に接続され、当該包括的ケア装置に電力を供給する。
データ通信部は、収納空間に配設され、電気的に処理部および電源部に接続され、介護対象の生理的状態信号を無線通信で携帯端末機器に送信する。
処理部が警告信号の発生が必要であると判断した場合、データ通信部が携帯端末機器に前記警告信号を送信し、これにより、携帯端末機器が前記警告信号を表示する。

実施形態において、携帯端末機器は、ユーザが介護対象の観察記録値を入力するためのユーザインターフェースを有し、観察記録値は、前記データ通信部を介して前記処理部に送られる。
さらに、観察記録値と生理的状態値とが信号演算により予め予め設定された所定値と対比され、前記警告信号の発生が判断される。

実施形態において、計測手段は、少なくとも、レーダーセンサ手段，温度センサ手段，慣性計測装置，ＧＰＳ（グローバルポジショニングシステム；全地球衛星測位システム），および、圧力センサ手段のうちから選ばれる一つ以上である。

レーダーセンサ手段は、介護対象の呼吸状態値を計測し、介護対象の呼吸回数あるいは腹部上下変動が介護対象の呼吸状態を判定するために処理部によって求められる。
処理部が呼吸回数が異常であると判断した場合、処理部は警告信号を発する。

実施形態において、レーダーセンサ手段は、介護対象の心拍値を計測し、処理部が心拍値が予め設定された所定値範囲を超えていると判断した場合、処理部は警告信号を発する。

実施形態において、慣性計測装置は、３軸ジャイロスコープおよび３方向加速度計から構成され、傾斜角値を検出する。

実施形態において、レーダーセンサ手段は異なる時間における心拍値および呼吸回数を計測し、処理部は心拍値および呼吸回数を受信し、信号演算によってそれらを演算処理し、心拍値および呼吸回数から介護対象がある期間において覚醒状態にあるか否かを判定する。
さらに、処理部は睡眠時の心拍値を検知することにより睡眠時の心拍の平均および合計を解析する。

実施形態において、取付手段は、クランプであるか、または、取付手段は、取付ベルトに留め具がついた取付構造であり、ケースは取付ベルトに取り付けられ、留め具が雄部材と雌部材とを有し、雄部材が対応する雌部材に留められる。
また、留め具が粘着部と結合部とを有し、粘着部が対応する結合部に留められる

実施形態において、無線通信の方式は、ブルートゥース（登録商標）通信プロトコル、無線ネットワーク通信プロトコル、無線周波数通信、ブロードバンドネットワーク通信、ジグビー（Ｚｉｇｂｅｅ）（登録商標）、スレッド（Ｔｈｒｅａｄ）、３Ｇ通信プロトコルまたは４Ｇ通信プロトコルのいずれかである。

本考案の第一実施形態に係る包括的ケア装置の概要図である。 本考案の第二実施形態に係る包括的ケア装置の概要図である。 本考案の第一実施形態において、包括的ケア装置と携帯端末機器との無線通信を示す概要図である。 本考案の第一実施形態に係る包括的ケア装置とヘッドユニットとの組みあわせを例示した図である。 本考案の第一実施形態の構造的な外観を例示する図である。 本考案の第二実施形態の包括的ケア装置の外観を例示した図である。 本考案の第三実施形態の包括的ケア装置の外観を例示した図である。

以下の詳細な説明において、開示の実施形態の完全な理解を提供するため多くの特定された具体的な詳細説明を行う。
しかしながら、一又はそれ以上の実施形態はこれら特定された具体例がなくても実施可能であることは明らかである。
また、良く知られた構造や装置については、図を分かりやすくするため模式的に記載する。

図１から図３を参照されたい。
図１は、本考案の第一実施形態に係る包括的ケア装置の概要図である。
図２は、本考案の第二実施形態に係る包括的ケア装置の概要図である。
図３は、本考案の第一実施形態において、包括的ケア装置と携帯端末機器との無線通信を示す概要図である。

図１から図３に表れるように、
本考案は包括的ケア装置１を提供するものである。
包括的ケア装置１はケース１０を備える。
ケース１０は、収納空間１０１と，取付手段２０と，計測手段３０と，記録部４０と，処理部５０と，データ通信部６０と、電源部７０と、を有する。取付手段２０はケース１０の外側面に配設されており、取付手段２０は介護対象の体や衣服に取り付けされるものである。介護対象は、乳幼児、大人、高齢者、ペットであってもよい。

第二に、計測手段３０は、収納空間１０１に設けられている。
各計測手段３０は、介護対象の生理的状態値３１を計測し、生理的状態値３１に基づいて生理的状態信号３２を生成する。さらに、記録部４０は収納空間１０１に設けられ、計測手段３０に電気的に接続され、計測手段３０で計測された介護対象の生理的状態信号３２を記録する。さらにまた、処理部５０が収納空間１０１に設けられている。
処理部５０は、記録部４０に電気的に接続され、記録部４０に記録された介護対象の生理的状態信号３２を受信し、信号演算５１を実行し、予め設定された所定値と対比して、警告信号を発生させるか否か判断する。さらにまた、データ通信部６０は収納空間１０１に設けられ、処理部５０に電気的に接続され、無線通信を介して介護対象の生理的状態信号３２を携帯端末機器６１に送信する。

処理部５０がブザーによる警告信号５２の発信が必要であると判断した場合、データ通信部６０は、携帯端末機器６１に警告信号５２を送信する。これにより、携帯端末機器６１は警告信号５２を表示する。ここで、無線通信方式は、ブルートゥース（登録商標）通信プロトコル、無線ネットワーク通信プロトコル、無線周波数通信、ブロードバンドネットワーク通信、ジグビー（Ｚｉｇｂｅｅ）（登録商標）、スレッド（Ｔｈｒｅａｄ）、３Ｇ通信プロトコルまたは４Ｇ通信プロトコルのいずれかあってもよい。また、携帯端末機器６１は、リアルタイムで監視することができるコンピュータ端末、携帯電話機、タブレット端末、または電子機器であり得るが、本考案はそれに限定されない。また、電源部７０は収納空間１０１に設けられ、計測手段３０，記録部４０，処理部５０、データ通信部６０に電気的に接続されており、包括的ケア装置１の動作に必要な電力を提供する。

図１から図３に示されるように、携帯端末機器６１はユーザインターフェース６２を有し、ユーザインターフェース６２はユーザによって介護対象の観察記録値６２１を入力するためのものである。
観察記録値６２１は、データ通信部６０介して処理部５０に送られる。
観察記録値６２１および生理的状態信号３２は信号演算され、予め設定された所定値と対比され、警告信号５２を発生させるか否か判断される。観察記録値６２１は、介護対象の身長，体重，頭の大きさ（頭部の周囲の長さ），環境温度，食事回数，おむつの交換回数，排便回数，排便の色を含む。

さらにまた、計測手段３０は、少なくともレーダーセンサ手段３０１，温度センサ手段３０２，慣性計測装置３０３，ＧＰＳ３０４および圧力センサ手段３０５からなる群から選択される少なくとも一つ以上を含む。
ここで、レーダーセンサ手段３０１は介護対象の呼吸状態値を計測し、介護対象の呼吸回数、腹部上下変動が処理部５０によって演算され、介護対象の呼吸状態を判定する。処理部５０が呼吸回数が異常であると判定した場合、処理部５０は警告信号５２を発生させる。

また、レーダーセンサ手段３０１は介護対象の心拍値３０１２を計測する。心拍値３０１２が予め設定された所定値範囲を越えていると処理部５０が判断した場合、処理部５０は警告信号５２を発生させる。また、温度センサ手段３０２はケース１０の表面に配設されており、介護対象の体温状態値３０２１を計測し、温度センサ手段３０２は処理部５０に電気的に接続されている。体温状態値３０２１が予め設定された所定値を越えていると処理部５０が判断した場合，処理部５０は警告信号５２を発生させる。

慣性計測装置３０３は、３軸ジャイロスコープおよび３方向加速度計から構成され、傾斜角値３０３１を検出するための角度検出要素を形成する。また、慣性計測装置３０３は、仰向け寝、横寝、寝返りなどの乳幼児の動き姿勢を検出して、乳幼児の動き姿勢を把握するのに役立つ。さらに、ＧＰＳ３０４は、介護対象の位置を継続的または定期的に検出し、同時に検出時間を記録する。ＧＰＳ３０４は、介護対象の検出位置３０４１を検出し、それを処理部５０に送る前に時間情報を記録し、検出位置と時間情報はデータ通信部６０を介して携帯端末機器６１に送られる。

レーダーセンサ手段３０１は異なる時間（時刻）における心拍値３０１２および呼吸回数３０１１を計測し、処理部５０は心拍値３０１２および呼吸回数３０１１を受信し、信号演算５１によってそれらを演算処理し、心拍値３０１２および呼吸回数３０１１から介護対象がある期間において覚醒（目覚めている状態）にあるか否かを判定する。さらに、処理部５０は睡眠時の心拍値３０１２を検知することにより睡眠時の心拍の平均および合計を解析する。また、乳幼児の状態が心拍値３０１２および呼吸回数３０１１を検出することによって確定され、平均睡眠時間や平均活動（覚醒）時間が解析可能となる。また、介護対象がペットであれば、包括的ケア装置１は首輪として利用されてもよいし、レーザーセンサー手段３０１は心拍値および呼吸状態値の計測に利用されてもよい。

慣性計測装置３０３はペットが喜んで遊んでいる時間や歩数を計測し、ＧＰＳ３０４は、ペットの位置追跡、電気フェンス（電気柵）（設定された境界で電気刺激発生など）、迷子捜索として使用できる。
実施形態では、包括的ケア装置１はペットシーツの上に配置されてもよい。この場合、レーザーセンサー手段３０１は、ペットがペットシーツから離れている状態を検知し、また、温度センサ手段３０２はペットの体温を検出する。

また、別の実施形態では、介護対象が高齢者であるとき、包括的ケア装置１はマットレスに結合されてもよい。レーダーセンサ手段３０１は、心拍、呼吸、マットレスから離れている状態を検出し、圧力センサ手段３０５は高齢者のリアルタイムの寝返り状態を検出できる。

図４を参照されたい。
図４は、本考案の第一実施形態に係る包括的ケア装置とヘッドユニットとの組みあわせを例示した図である。図２と図４に表れるように、包括的ケア装置１はヘッドユニット３３と組みあわせることができ，これは例えば頸椎リハビリ調整装置である。頸椎リハビリ調整装置は、頸椎リハビリにあたってウエイトブロックの数や重さを調整可能である。
圧力検出値３０５１は圧力センサ手段３０５によって検出される。圧力検出値３０５１はウエイトブロックの位置、使用時間、使用頻度分析を示す。次に、レーダーセンサ手段３０１は、ヘッドユニットを装着した人の心拍値や呼吸状態値を検出し、ヘッドユニットを装着した人の頭部の振り角度は慣性計測装置３０３によって計測される。

図５を参照されたい。
図５は、本考案の第一実施形態の構造的な外観を例示する図である。図５に表れるように、取付手段２０は、Ｒ形状の、湾曲クランプ２１である。湾曲クランプ２１は、第一クランプ部２１１と、第二クランプ部２１２と、を有し、第一クランプ部２１１の一端は第二クランプ部２１２の一端に連結されている。さらに、湾曲クランプ２１の第一クランプ部２１１は包括的ケア装置１に取り付けられている。ユーザによって第二クランプ部２１２に力を掛けられると第一クランプ部２１１と第二クランプ部２１２とが離れ、これにより、包括的ケア装置１は介護対象の衣服に取り付けられ、介護対象が寝返りを打ったときでも脱落するようなことが防がれる。

図６を参照されたい。
図６は、本考案の第二実施形態の包括的ケア装置の外観を例示した図である。
図６に表れるように、取付手段２０は、取付ベルト２２１と、雄部材２２２と、雌部材２２３と、を有する取付構造２２である。ケース１０は、取付ベルト２２１に取り付けられている。雄部材２２２は、対応する雌部材２２３に留められる。

図７を参照されたい。
図７は、本考案の第三実施形態の包括的ケア装置の外観を例示した図である。図７に表れるように、第三実施形態は実質的に前記第二実施形態の包括的ケア装置と同じである。ただし、第三実施形態では、取付構造２２が粘着部２２４と結合部２２５とを有する。粘着部２２４は、対応する結合部２２５に結合される。

ここまで詳細な説明のために特定の実施形態を参照しながら説明してきたが、上記実施形態は、本考案の開示の重要点あるいは本考案の実施に最も適切な説明のために選ばれ、説明されたものであり、これにより、当業者であれば、上記実施形態の開示説明を最善に利用し特別な使用形態のための種々の変形例を利用できるであろう。
上記説明した実施形態や添付の図面は例示であり、本考案の権利範囲が限定的に解釈されるべきことを意図するものではない。
上記説明の示唆から得られる変更、変形例は本考案に含まれる。

１ 包括的ケア装置
１０ ケース
１０１ 収納空間
２０ 取付手段
２１ 湾曲クランプ
２１１ 第一クランプ部
２１２ 第二クランプ部
２２ 取付構造
２２１ 取付ベルト
２２２ 雄部材
２２３ 雌部材
２２４ 粘着部
２２５ 結合部
３０ 計測手段
３０１ レーダーセンサ手段
３０１１ 呼吸回数
３０１２ 心拍値
３０２ 温度センサ手段
３０２１ 体温状態値
３０３ 慣性計測装置
３０３１ 傾斜角値
３０４ ＧＰＳ（グローバルポジショニングシステム；全地球衛星測位システム）
３０４１ 検出位置
３０５ 圧力センサ手段
３０５１ 圧力検出値
３１ 生理的状態値
３２ 生理的状態信号
３３ ヘッドユニット
４０ 記録部
５０ 処理部
５１ 信号演算
５２ 警告信号
６０ データ通信部
６１ 携帯端末機器
６２ ユーザインターフェース
６２１ 観察記録値
７０ 電源部。

Claims (10)

1. 包括的ケア装置であって、
   収納空間を有するケースと、
   前記ケースの外表面に配設され、介護対象の衣服または体に取り付けられる取付手段と、
   前記収納空間に配設され、介護対象の生理的状態値を計測して生理的状態信号を生成する複数の計測手段と、
   前記収納空間に配設され、電気的に前記計測手段に接続され、前記計測手段で計測された介護対象の前記生理的状態信号を記録する記録部と、
   前記収納空間に配設され、前記記録部に電気的に接続され、前記記録部に記録された介護対象の前記生理的状態信号を受信し、信号演算を実行して、予め設定された所定値との対比により警告信号を発生させるかどうか判断する処理部と、
   前記収納空間に配設され、電気的に前記計測手段、前記記録部および前記処理部に接続され、当該包括的ケア装置に電力を供給する電源部と、
   前記収納空間に配設され、電気的に前記処理部および前記電源部に接続され、介護対象の前記生理的状態信号を無線通信で携帯端末機器に送信するデータ通信部と、を備え、
   前記処理部が前記警告信号の発生が必要であると判断した場合、前記データ通信部が前記携帯端末機器に前記警告信号を送信し、これにより、前記携帯端末機器が前記警告信号を表示する
   ことを特徴とする包括的ケア装置。
2. 請求項１に包括的ケア装置において、
   前記携帯端末機器は、ユーザが介護対象の観察記録値を入力するためのユーザインターフェースを有し、
   前記観察記録値は、前記データ通信部を介して前記処理部に送られ、
   前記観察記録値と前記生理的状態値とが信号演算により予め予め設定された所定値と対比され、前記警告信号の発生が判断される
   ことを特徴とする包括的ケア装置。
3. 請求項１に記載の包括的ケア装置において、
   前記計測手段は、少なくとも、レーダーセンサ手段，温度センサ手段，慣性計測装置，ＧＰＳ（グローバルポジショニングシステム；全地球衛星測位システム），および、圧力センサ手段のうちから選ばれる一つ以上である
   ことを特徴とする包括的ケア装置。
4. 請求項３に記載の包括的ケア装置において、
   前記レーダーセンサ手段は、介護対象の呼吸状態値を計測し、
   介護対象の呼吸回数が介護対象の介護状態を判定するために前記処理部によって求められ、
   前記処理部が前記呼吸回数が異常であると判断した場合、前記処理部は警告信号を発する
   ことを特徴とする包括的ケア装置。
5. 請求項３に記載の包括的ケア装置において、
   前記レーダーセンサ手段は、介護対象の心拍値を計測し、
   前記処理部が前記心拍値が予め設定された所定値を超えていると判断した場合、前記処理部は警告信号を発する
   ことを特徴とする包括的ケア装置。
6. 請求項３に記載の包括的ケア装置において、
   前記慣性計測装置は、３軸ジャイロスコープおよび３方向加速度計から構成され、傾斜角値を検出する
   ことを特徴とする包括的ケア装置。
7. 請求項３に記載の包括的ケア装置において、
   前記レーダーセンサ手段は異なる時間における心拍値および呼吸回数を計測し、
   前記処理部は心拍値および呼吸回数を受信し、信号演算によってそれらを演算処理し、心拍値および呼吸回数から介護対象がある期間において覚醒状態にあるか否かを判定し、
   さらに、前記処理部は睡眠時の心拍値を検知することにより睡眠時の心拍の平均および合計を解析する
   ことを特徴とする包括的ケア装置。
8. 請求項１に記載の包括的ケア装置において、
   前記取付手段は、クランプであるか、または
   前記取付手段は、取付ベルトに留め具がついた取付構造であり、前記ケースは前記取付ベルトに取り付けられ、前記留め具が雄部材と雌部材とを有し、前記雄部材が対応する前記雌部材に留められる
   ことを特徴とする包括的ケア装置。
9. 請求項８に記載の包括的ケア装置において、
   前記留め具が粘着部と結合部とを有し、前記粘着部が対応する前記結合部に留められる
   ことを特徴とする包括的ケア装置。
10. 請求項１に記載の包括的ケア装置において、
    前記無線通信の方式は、ブルートゥース（登録商標）通信プロトコル、無線ネットワーク通信プロトコル、無線周波数通信、ブロードバンドネットワーク通信、ジグビー（Ｚｉｇｂｅｅ）（登録商標）、スレッド（Ｔｈｒｅａｄ）、３Ｇ通信プロトコルまたは４Ｇ通信プロトコルのいずれかである
    ことを特徴とする包括的ケア装置。

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