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JP3202416U - 衣服用ベルト - Google Patents

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JP3202416U
JP3202416U JP2015005863U JP2015005863U JP3202416U JP 3202416 U JP3202416 U JP 3202416U JP 2015005863 U JP2015005863 U JP 2015005863U JP 2015005863 U JP2015005863 U JP 2015005863U JP 3202416 U JP3202416 U JP 3202416U
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JP
Japan
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belt
straight
curved
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JP2015005863U
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English (en)
Inventor
太田 雅之
雅之 太田
Original Assignee
株式会社丸正
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Abstract

【課題】衣服用ベルトを衣服に装着して着用した時に、腰回り全体に馴染み易く、しかも、容易に先端をバックルに噛み合わせることが可能な衣服用ベルトを提供する。【解決手段】衣服用ベルト1のバックルを取り付ける側の端部に直線状に延伸する第1直線部3を有し、他方の側の端部に直線状に延伸する第2直線部4を有し、第1直線部3と第2直線部4との間に円弧状に湾曲する湾曲部5を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、衣服に装着して使用者の腰部に衣服を保持する衣服用ベルトに関するものであり、詳しくは、着用した時に腰部の全周にわたって圧迫感や窮屈感を感じることなく身体に馴染み易い衣服用ベルトに関するものである。
衣服(たとえばズボン、スカート等)に装着して、使用者の腰部にその衣服を保持する衣服用ベルトは、バックルを取り付ける側の端部から他方の端部まで1本の直線状の真っ直ぐな形状のものが広く使用されている。
ところが衣服は、それを着用する人の腰部に合わせる部位(以下、腰回りという)が直線にならないように縫製される。その腰回りについて、図3を参照してズボンの例で説明する。
ズボンの縫製においては、図3に示すように、前身頃9と後身頃10に分けて生地を裁断して縫い合わせる。つまり、前身頃9の腰回り9aは下側に小さく湾曲して縫製され、後身頃10の腰回り10aは下側に大きく湾曲して縫製される。そして腰回り9a、10aには、衣服用ベルト(図示せず)がズボンから外れるのを防止するために、前身頃9、後身頃10と同じ生地から切り出した細い帯状の布(いわゆるベルトループ)が数ケ所に縫い付けられる。
直線状の真っ直ぐな形状の衣服用ベルトを、このような形状を有する衣服の腰回り9a、10aの複数のベルトループに挿入(以下、装着という)して、その衣服を着用すると、身体に馴染み難いという問題がある。特に腰部の背中側は、衣服用ベルトがベルトループに拘束されて変形するので、身体が圧迫されて窮屈になる。
そこで、直線状の真っ直ぐな衣服用ベルトの問題を解消するために、身体に馴染み易い形状の衣服用ベルトが検討されている。
たとえば特許文献1には、ズボンの腰回り9a、10aに内装するカーブベルト芯地が開示されている。この技術は、伸縮性を有する材料からなる円弧状の芯地を腰回りに内装することによって、着用時に快適なズボンを得るものである。
ところが特許文献1に開示された技術を革製の衣服用ベルトに適用すると、種々の問題が生じる。つまり、伸縮性のない衣服用ベルトのバックルを取り付ける側の端部から他方の端部までの全体を湾曲させると、
(A)衣服用ベルトを衣服に装着して、その衣服を着用する時に、衣服用ベルトの先端をバックルに噛み合わせるのが困難になる、
(B)後身頃の腰回り(すなわち腰部の背中側)は湾曲しているので馴染み易いが、直線状の前身頃の腰回り(すなわち腰部の腹側)は衣服用ベルトがベルトループに拘束されて変形するので、身体が圧迫されて窮屈になる
等の問題が生じる。
特開2001-226854号公報
本考案は、従来の技術の問題点を解消し、衣服用ベルトを衣服に装着して着用した時に、腰回り全体(すなわち腹側および背中側)に馴染み易く、しかも、容易に先端をバックルに噛み合わせることが可能な衣服用ベルトを提供することを目的とする。
本考案者は、衣服用ベルトを衣服に装着して、その衣服を着用した時に身体が圧迫されて窮屈になる原因が、ベルトループに拘束された衣服用ベルトの変形であることに着目した。つまり衣服を着用した時に、ベルトループが衣服用ベルトを衣服の腰回りに合わせるように変形させることによって、衣服用ベルトの捩れが生じて身体(とりわけ腰部)を圧迫する。衣服用ベルトが伸縮性を有する場合は、捩れが生じても、捩れた部位が伸縮することによって、身体の圧迫は緩和される。しかし、たとえば革製の衣服用ベルトのように伸縮性がない場合は、衣服用ベルトの変形に起因して捩れが生じると、身体の圧迫が顕著になり、使用者が窮屈な感覚を抱く傾向が認められる。
そこで本考案者は、衣服の腰回りに縫い付けられたベルトループが衣服用ベルトを拘束して変形させるのを防止するために、衣服の腰回りと同じ形状(すなわち前身頃の湾曲と後身頃の湾曲の曲率が異なる)の衣服用ベルトを装着して着用する実験を行なった。その結果、革製の衣服用ベルトであっても使用者の背中側の圧迫は軽減されたが、腰回り全体の圧迫を解消するには至らなかった。
次に、圧迫を解消できない理由を調査したところ、身体(すなわち使用者の腰部)の形状が縫製された衣服の腰回りの形状とは異なるために、使用者の腹側で衣服用ベルトの捩れが生じて、身体が圧迫されることを見出した。
このような知見に基づいて本考案者は、縫製された衣服の腰回りの形状と、身体の腰部の形状とを勘案して、衣服用ベルトの形状を詳細に検討した。そして、上記の課題を解決するための最適な衣服用ベルトの形状が判明した。
すなわち本考案は、衣服に装着して使用者の腰部に衣服を保持する衣服用ベルトであって、衣服用ベルトのバックルを取り付ける側の端部に直線状に延伸する第1直線部を有し、他方の側の端部に直線状に延伸する第2直線部を有し、第1直線部と第2直線部との間に円弧状に湾曲する湾曲部を有する衣服用ベルトである。
本考案の衣服用ベルトにおいては、第1直線部の幅方向の中心を示す直線である第1中心線と第2直線部の幅方向の中心を示す直線である第2中心線がなす角θが140〜180°の範囲内であることが好ましい。また、湾曲部の幅方向の中心を示す円弧状の曲線である湾曲中心線の両端を結ぶ直線と湾曲中心線の中間点との間隔Sが25〜35mmの範囲内であることが好ましい。さらに、第1中心線の長さM(mm)、第2中心線の長さN(mm)、および湾曲中心線の長さL(mm)が、0.41L≦M≦0.53L、0.44L≦N≦0.59Lを満たすことが好ましい。
本考案によれば、衣服用ベルトを衣服に装着して着用した時に、腰回り全体に馴染み易く、しかも、容易に先端をバックルに噛み合わせることが可能な衣服用ベルトを得ることができ、産業上格段の効果を奏する。
本考案の衣服用ベルトの例を模式的に示す平面図である。 図1中の第1中心線、第2中心線、湾曲中心線の配置の例を示す説明図である。 ズボンの縫製における前身頃と後身頃の要部を模式的に示す展開図である。
図1は、本考案の衣服用ベルトの例を模式的に示す平面図である。本考案の衣服用ベルト1は、バックル2を取り付ける側の端部に直線状に延伸する第1直線部3を有し、他方の側の端部に直線状に延伸する第2直線部4を有し、第1直線部3と第2直線部4との間に下方に湾曲する円弧状の湾曲部5を有する。なお図1では第1直線部3を左側、第2直線部4を右側に配置する例を示したが、第1直線部3を右側、第2直線部4を左側に配置しても良い。
図1中の直線6(以下、第1中心線という)は第1直線部3の幅方向の中心を示す。直線7(以下、第2中心線という)は第2直線部4の幅方向の中心を示す。円弧状の曲線8は(以下、湾曲中心線という)湾曲部5の幅方向の中心を示す。
第1中心線6と第2中心線7がなす角θ(図2(a)参照)が小さすぎると、衣服用ベルトを衣服に装着して、その衣服を着用した時に、衣服用ベルト1の第2直線部4側の先端をバックル2に噛み合わせるのが困難になる。したがって、角θは140〜180°の範囲内が好ましい。
湾曲中心線8の両端8aを結ぶ直線と湾曲中心線8の中間点8bとの距離S(図2(b)参照)が小さすぎると、後身頃10の腰回り10aがベルトループに拘束されて変形するので、身体が圧迫されて窮屈になる。距離Sが大きすぎると、衣服用ベルト1を衣服に装着するのが困難になる。したがって、距離Sは25〜35mmの範囲内が好ましい。
また、第1直線部3および第2直線部4の長さが短すぎる場合も長すぎる場合も、衣服用ベルト1を衣服に装着して着用した時に、湾曲部5の位置が後身頃10の腰回り10aから外れるので、衣服用ベルト1が変形して身体が圧迫されて窮屈になる。したがって、第1中心線6の長さM、第2中心線7の長さNは、湾曲中心線8の長さLに対して、0.41L≦M≦0.53L、0.44L≦N≦0.59Lの範囲内が好ましい。なお、第2直線部4はバックル2に噛み合わせる必要があるので、M<Nとすることが好ましい。
本考案に係る衣服用ベルトの材質は特に限定しないが、伸縮性のない素材(たとえば牛革、合成皮革等)からなる衣服用ベルトに適用すれば、衣服に装着して着用した時に、腰回り全体に馴染み易いという効果が顕著に発揮されるので好ましい。
図1に示す形状を有する牛革製の衣服用ベルト1を製作した。第1中心線6の長さMは205mm、第2中心線7の長さNは280mm、湾曲中心線8の長さLは440mmとし、距離Sは30mmとした。なお長さNは、第2直線部4をバックル2に噛み合わせるための余長(=75mm)を含む数値である。
この衣服用ベルト1をズボンに装着して、1週間(8時間/日)着用したところ、様々な姿勢(たとえば着席中の姿勢、歩行中の姿勢等)で身体の圧迫感や窮屈感はなかった。
1 衣服用ベルト
2 バックル
3 第1直線部
4 第2直線部
5 湾曲部
6 第1中心線
7 第2中心線
8 湾曲中心線
9 前身頃
9a 腰回り
10 後身頃
10a 腰回り

Claims (4)

  1. 衣服に装着して使用者の腰部に前記衣服を保持する衣服用ベルトであって、該衣服用ベルトのバックルを取り付ける側の端部に直線状に延伸する第1直線部を有し、他方の側の端部に直線状に延伸する第2直線部を有し、前記第1直線部と前記第2直線部との間に円弧状に湾曲する湾曲部を有することを特徴とする衣服用ベルト。
  2. 前記第1直線部の幅方向の中心を示す直線である第1中心線と前記第2直線部の幅方向の中心を示す直線である第2中心線がなす角θが140〜180°の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の衣服用ベルト。
  3. 前記湾曲部の幅方向の中心を示す円弧状の曲線である湾曲中心線の両端を結ぶ直線と該湾曲中心線の中間点との間隔Sが25〜35mmの範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載の衣服用ベルト。
  4. 前記第1中心線の長さM(mm)、前記第2中心線の長さN(mm)、および前記湾曲中心線の長さL(mm)が、0.41L≦M≦0.53L、0.44L≦N≦0.59Lを満たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の衣服用ベルト。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018088764A1 (ko) * 2016-11-11 2018-05-17 김규식 인체 밀착형 허리띠

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