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JP3293376B2 - コンクリート表面に対する装飾方法 - Google Patents

コンクリート表面に対する装飾方法

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Publication number
JP3293376B2
JP3293376B2 JP30923394A JP30923394A JP3293376B2 JP 3293376 B2 JP3293376 B2 JP 3293376B2 JP 30923394 A JP30923394 A JP 30923394A JP 30923394 A JP30923394 A JP 30923394A JP 3293376 B2 JP3293376 B2 JP 3293376B2
Authority
JP
Japan
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pattern
cement
concrete
mold
concrete surface
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JP30923394A
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JPH08165779A (ja
Inventor
茂 松並
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリート表面に
対する装飾方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート表面に自然石調の凹
凸模様からなる装飾を施す場合には、つぎのような方法
が行われている。すなわち、図14に示すように、(未
硬化状態の)コンクリート打設面10aに、表面に自然
石調の凹凸模様11aが形成されたローラー11を転が
して、このローラー11の上記凹凸模様11aをコンク
リート打設面10aに転写し、そののち、コンクリート
材料10を養生硬化させる方法である。また、この方法
とは別に、図15に示すように、コンクリート打設面1
0aを、下面に自然石調の凹凸模様12aが形成された
ボード12(もしくはシート等)で押圧して、このボー
ド12の上記凹凸模様12aをコンクリート打設面10
aに転写し、そののち、コンクリート材料10を養生硬
化させる方法も行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記両
方法では、コンクリート材料10の未硬化状態の時に、
コンクリート材料10のブリージング現象により、コン
クリート材料10中の水分や不純物がコンクリート表層
部に上昇することから、この表層部では水分や不純物が
多くコンクリート材料10中のセメント量が少なくな
る。このため、上記表層部が崩れやすくて保形性に劣
り、ローラー11等による凹凸模様11a,12aの転
写が正確に行われないという問題がある。また、上記ブ
リージング現象のためローラー11等により凹凸模様1
1a,12aが転写されたコンクリート表面の部分に水
泡跡が残るという問題がある。しかも、上記両方法で
は、自然石調の模様を転写することが難しいという問題
や、凹凸の小さな凹凸模様11a,12aしか転写する
ことができないという問題がある。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、コンクリート材料のブリージング現象に影響
されることなく、コンクリート打設面に自然石調の凹凸
模様からなる装飾を正確に施すことのできるコンクリー
ト表面に対する装飾方法の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のコンクリート表面に対する装飾方法は、
表面に凹凸模様が形成された複数のセメント製模様板材
を所定隙間をあけて線状材で連結した連結体を準備し、
上記各セメント製模様板材の比重を2.0〜2.2に設
定し、上記連結体の裏面を、所定個所に打設された未硬
化のコンクリート表面に圧接し、その状態で上記コンク
リートを養生硬化させ、生成硬化コンクリート表面を上
記セメント製模様板材で装飾し、上記連結体の作製の際
に、表面に上記所定隙間をあけて複数の凹部が形成され
た連結体作製用型を用い、上記複数の凹部が、転写され
た際に上記複数のセメント製模様板材の凹凸模様となる
形状に形成され、上記複数の凹部にセメント材料を流し
込み、固化させるときに、このセメント材料に線状材を
埋没させ、上記セメント材料の固化を利用して上記複数
のセメント製模様板材を線状材で連結するという構成を
とる。
【0006】
【作用】すなわち、この発明のコンクリート表面に対す
る装飾方法では、コンクリートの未硬化状態の時に、コ
ンクリート材料のブリージング現象により、水分や不純
物がコンクリート表層部に上昇してきても、この水分や
不純物は複数のセメント製模様板材間の所定隙間に逃
げ、各セメント製模様板材とコンクリート打設面とが密
着する。これにより、コンクリート材料の養生硬化の時
に、各セメント製模様板材がコンクリート表面に一体化
される。また、このとき、単体のセメント製模様板材を
それぞれ1個ずつコンクリート打設面に敷き並べる方法
に比べ、短時間のうちに多数のセメント製模様板材を敷
き並べることができるため、上記ブリージング現象によ
る水分等上昇の弊害を全く無くすことができる。そし
て、コンクリート表面には、上記連結体を構成する各セ
メント製模様板材により凹凸模様が形成されるため、コ
ンクリート表面に自然石調等の凹凸模様からなる装飾が
正確に施されるうえ、上記凹凸模様に水泡跡が残ること
もない。しかも、セメント製模様板材の選定により、凹
凸の大きな凹凸模様を形成することもできるようにな
る。
【0007】つぎに、この発明を詳しく説明する。
【0008】この発明には、表面に凹凸模様が形成され
た複数のセメント製模様板材を所定隙間をあけて線状材
で連結した連結体が用いられる。
【0009】上記セメント製模様板材のセメント材料と
しては、各種のセメント材料が用いられるが、好適に
は、通常のモルタルをガラス繊維,炭素繊維等で補強し
たものが用いられる。このような模様板材の表面には、
模様板材の成形時に顔料粒,石粒等を使用することによ
り、もしくは成形後に模様板材に形成された凹凸模様面
に顔料を塗布したり石粒を接着したりすることにより、
自然石調の装飾模様をカラー表現することが考えられ
る。また、模様板材の比重を2.0〜2.2に設定して
コンクリート材料の比重2.3〜2.4より小さな値に
している。このものでは、模様板材をコンクリート打設
面に敷いたときに、模様板材がコンクリート材料中に必
要以上に沈み込むことがなくなる。
【0010】上記線状材としては、各種のものが用いら
れるが、好適には、金網,金属棒やメタルラス(金属製
の小片)等が用いられる。
【0011】つぎに、この発明の実施例を説明する。
【0012】図1はこの発明の実施例に用いる連結体作
製用型1を示している。この型1には、その表面に、転
写された際に自然石調の凹凸模様となる形状に形成され
た凹部1aが形成されている。この型1を用い、プレミ
ックス法により、つぎのようにして連結体を作製するこ
とができる。すなわち、まず、図2に示すように、型1
の凹部1a内に、その上端部をすこし残した状態で、モ
ルタルにガラス繊維を混ぜ合わせた材料2を流し込む。
ついで、図3に示すように、型1の上面に金網3を載せ
る。この状態では、型1の凹部1aに対応する金網3の
部分が上記凹部1aに充填された材料2の上面に当接し
ている。つぎに、図4に示すように、金網3の上部に上
記材料2を流し込み、固化させる。これにより、図5お
よび図6に示すような、模様板材4が金網3で連結され
た連結体5が得られる。
【0013】このような連結体5を用い、つぎのように
してコンクリート表面に自然石調の凹凸模様からなる装
飾を施すことができる。すなわち、まず、コンクリート
製の砂防等の表面にコンクリート材料10を打設する。
ついで、図7に示すように、そのコンクリート打設面1
0aの上側に上記連結体5を配設し、つぎに、図8に示
すように、上記連結体5をコンクリート打設面10aに
敷き並べ、そののち、コンクリート材料10を養生硬化
させることが行われる。
【0014】このように、上記実施例では、コンクリー
ト材料10のブリージング現象により、水分や不純物が
コンクリート表層部に上昇してきても、この水分や不純
物は金網3の網目を通って上部に逃げ、各模様板材4と
コンクリート打設面10aとが密着する。したがって、
コンクリート材料10の養生硬化の時に、各模様板材4
がコンクリート表面に一体化される。そして、作製され
た砂防の表面には、模様板材4により自然石調の凹凸模
様が形成される。
【0015】図9はこの発明に用いる連結体作製用型6
の他の実施例を示している。この実施例では、型6の表
面に形成された各凹部6a同士が、図10に示す溝6b
で連結されている。この型6を用い、プレミックス法に
より、つぎのようにして連結体を作製することができ
る。すなわち、まず、図11に示すように、型6の溝6
bに金属製細棒7を、その両端部が両隣りの凹部6a内
に突入する状態で載置する。ついで、図12に示すよう
に、各凹部6aに、上記実施例と同様に、モルタルにガ
ラス繊維を混ぜ合わせた材料2を流し込み、固化させる
ことが行われる。これにより、図13に示すような、模
様板材8が金属製細棒7で連結された連結体9を得るこ
とができる。この実施例では、作製工程が上記実施例に
比べて少なく、その分作製が容易になる。
【0016】なお、上記実施例では、各模様板材4,8
はそれぞれ不定形に形成されているが、これに限定する
ものではなく、定形(1種類の形状)に形成してもよ
い。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明のコンクリート
表面に対する装飾方法では、コンクリート材料のブリー
ジング現象の影響を受けることなく、コンクリート表面
に自然石調等の凹凸模様からなる装飾を正確に施すこと
ができる。また、上記凹凸模様に水泡跡が残ることもな
い。しかも、セメント製模様板材の選定により、凹凸の
大きな凹凸模様を形成することもできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に用いる型の断面図である。
【図2】上記型を用いて連結体を作製する方法を示す断
面図である。
【図3】上記型を用いて連結体を作製する方法を示す断
面図である。
【図4】上記型を用いて連結体を作製する方法を示す断
面図である。
【図5】上記型を用いて得られた連結体の断面図であ
る。
【図6】上記連結体の平面図である。
【図7】上記連結体を用いてコンクリート表面に装飾を
施す方法の説明図である。
【図8】上記連結体を用いてコンクリート表面に装飾を
施す方法の説明図である。
【図9】この発明に用いる型の他の実施例を示す断面図
である。
【図10】上記他の実施例の型の要部の拡大斜視図であ
る。
【図11】上記他の実施例の型を用いて連結体を作製す
る方法を示す断面図である。
【図12】上記他の実施例の型を用いて連結体を作製す
る方法を示す断面図である。
【図13】上記他の実施例の型を用いて得られた連結体
の平面図である。
【図14】従来例を示す説明図である。
【図15】他の従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 型 3 金網 4 模様板材 5 連結体 10 コンクリート材料 10a 打設面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/08 - 13/18 E04F 13/02 E04F 15/08 E04C 2/04 B28B 1/00 - 1/54 B28B 7/00 - 7/46 E02B 3/04 - 3/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に凹凸模様が形成された複数のセメ
    ント製模様板材を所定隙間をあけて線状材で連結した連
    結体を準備し、上記各セメント製模様板材の比重を2.
    0〜2.2に設定し、上記連結体の裏面を、所定個所に
    打設された未硬化のコンクリート表面に圧接し、その状
    態で上記コンクリートを養生硬化させ、生成硬化コンク
    リート表面を上記セメント製模様板材で装飾し、上記連
    結体の作製の際に、表面に上記所定隙間をあけて複数の
    凹部が形成された連結体作製用型を用い、上記複数の凹
    部が、転写された際に上記複数のセメント製模様板材の
    凹凸模様となる形状に形成され、上記複数の凹部にセメ
    ント材料を流し込み、固化させるときに、このセメント
    材料に線状材を埋没させ、上記セメント材料の固化を利
    用して上記複数のセメント製模様板材を線状材で連結
    ることを特徴とするコンクリート表面に対する装飾方
    法。
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