JP3177355B2 - ディジタル式記録再生装置 - Google Patents
ディジタル式記録再生装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気あるいは光などを
利用して、磁気テープあるいは光ディスクなどにディジ
タル信号を記録再生する、ディジタル式記録再生装置に
関するものである。
利用して、磁気テープあるいは光ディスクなどにディジ
タル信号を記録再生する、ディジタル式記録再生装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオテープレコーダー(以下
「VTR」という)は、一般家庭に広く普及し、その結
果として、更に高機能を備えた次世代のVTRの出現が
望まれている。VTRがここまで発展してきた理由とし
ては、自由にテレビジョン受像機やビデオカメラなどか
らの記録が可能であるという点にある。しかし、テレビ
ジョン受像機からの記録はともかく、プライベートな記
録が多いビデオカメラからの記録の場合には、再生時
に、特定の人間のみが見ることが可能となる機能を付加
すべきであるという要望が強い。すなわち、記録時に予
め使用者固有のパスワードを入力しておき、再生時に同
じパスワードを入力しなければ再生画像を見ることがで
きない、いわゆるスクランブル機能の付加が要望されて
いる。
「VTR」という)は、一般家庭に広く普及し、その結
果として、更に高機能を備えた次世代のVTRの出現が
望まれている。VTRがここまで発展してきた理由とし
ては、自由にテレビジョン受像機やビデオカメラなどか
らの記録が可能であるという点にある。しかし、テレビ
ジョン受像機からの記録はともかく、プライベートな記
録が多いビデオカメラからの記録の場合には、再生時
に、特定の人間のみが見ることが可能となる機能を付加
すべきであるという要望が強い。すなわち、記録時に予
め使用者固有のパスワードを入力しておき、再生時に同
じパスワードを入力しなければ再生画像を見ることがで
きない、いわゆるスクランブル機能の付加が要望されて
いる。
【0003】従来のアナログ式のVTRでは、スクラン
ブル機能を付加することも考えられていたが、非常に複
雑な専用回路を設ける構成であった。また、従来のディ
ジタル式のVTRでは、スクランブル機能を付加したも
のは存在しなかった。また、VTR以外のディジタル式
記録再生装置の一例である光ディスク記録再生装置にお
いても、従来、簡単な構成のスクランブル機能を付加し
たものは存在しなかった。
ブル機能を付加することも考えられていたが、非常に複
雑な専用回路を設ける構成であった。また、従来のディ
ジタル式のVTRでは、スクランブル機能を付加したも
のは存在しなかった。また、VTR以外のディジタル式
記録再生装置の一例である光ディスク記録再生装置にお
いても、従来、簡単な構成のスクランブル機能を付加し
たものは存在しなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のディ
ジタル式記録再生装置では、簡単な構成のスクランブル
機能を有していないという問題があった。またアナログ
式のVTRにおけるスクランブル機能は、非常に複雑な
専用回路を必要とするので、製造コストが高価であると
いう問題を有していた。
ジタル式記録再生装置では、簡単な構成のスクランブル
機能を有していないという問題があった。またアナログ
式のVTRにおけるスクランブル機能は、非常に複雑な
専用回路を必要とするので、製造コストが高価であると
いう問題を有していた。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、安価かつ確実なスクランブル機能を備えたディ
ジタル式記録再生装置を提供することを目的とする。
であり、安価かつ確実なスクランブル機能を備えたディ
ジタル式記録再生装置を提供することを目的とする。
【0006】請求項1の発明は、記録系に、使用者が0
を含む複数の数値から選択した1の数値をパスワードと
して設定するための設定手段と、被記録媒体に記録すべ
きディジタル信号にシャフリング処理を施すシャフリン
グ手段と、前記設定手段に設定されたパスワードの値だ
けディジタル信号の配置位置を示すアドレスをずらすこ
とにより、前記シャフリング手段によるシャフリング処
理におけるシャフリングアドレスを設定するシャフリン
グ制御手段と、を備え、再生系に、使用者が0を含む複
数の数値から選択した1の数値をパスワードとして入力
するための入力手段と、再生されたディジタル信号にデ
シャフリング処理を施すデシャフリング手段と、前記入
力手段に入力されたパスワードの値だけディジタル信号
の配置位置を示すアドレスをずらすことにより、前記デ
シャフリング手段によるデシャフリング処理におけるデ
シャフリングアドレスを設定するデシャフリング制御手
段と、を備えたことを特徴としている。
を含む複数の数値から選択した1の数値をパスワードと
して設定するための設定手段と、被記録媒体に記録すべ
きディジタル信号にシャフリング処理を施すシャフリン
グ手段と、前記設定手段に設定されたパスワードの値だ
けディジタル信号の配置位置を示すアドレスをずらすこ
とにより、前記シャフリング手段によるシャフリング処
理におけるシャフリングアドレスを設定するシャフリン
グ制御手段と、を備え、再生系に、使用者が0を含む複
数の数値から選択した1の数値をパスワードとして入力
するための入力手段と、再生されたディジタル信号にデ
シャフリング処理を施すデシャフリング手段と、前記入
力手段に入力されたパスワードの値だけディジタル信号
の配置位置を示すアドレスをずらすことにより、前記デ
シャフリング手段によるデシャフリング処理におけるデ
シャフリングアドレスを設定するデシャフリング制御手
段と、を備えたことを特徴としている。
【0007】請求項2の発明は、記録系に、使用者が0
を含む複数の数値から選択した1の数値をパスワードと
して設定するための設定手段と、被記録媒体に記録すべ
きディジタル信号にシャフリング処理を施すシャフリン
グ手段と、前記設定手段に設定されたパスワードの値だ
けディジタル信号の配置位置を示すアドレスをずらすこ
とにより、前記シャフリング手段によるシャフリング処
理におけるシャフリングアドレスを設定するシャフリン
グ制御手段と、前記設定手段に設定されたパスワードを
前記被記録媒体の所定の領域に記録するパスワード記録
手段と、を備え、再生系に、使用者が0を含む複数の数
値から選択した1の数値をパスワードとして入力するた
めの入力手段と、再生されたディジタル信号にデシャフ
リング処理を施すデシャフリング手段と、再生されたパ
スワードと入力されたパスワードとを比較して両者が一
致するか否かを判断する比較手段と、前記比較手段によ
り両パスワードが一致すると判断されたときに、前記入
力手段に入力されたパスワードの値だけ、一致しないと
判断されたときに、0をパスワードとしてパスワードの
値だけ、ディジタル信号の配置位置を示すアドレスをず
らすことにより、前記デシャフリング手段によるデシャ
フリング処理におけるデシャフリングアドレスを設定す
るデシャフリング制御手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
を含む複数の数値から選択した1の数値をパスワードと
して設定するための設定手段と、被記録媒体に記録すべ
きディジタル信号にシャフリング処理を施すシャフリン
グ手段と、前記設定手段に設定されたパスワードの値だ
けディジタル信号の配置位置を示すアドレスをずらすこ
とにより、前記シャフリング手段によるシャフリング処
理におけるシャフリングアドレスを設定するシャフリン
グ制御手段と、前記設定手段に設定されたパスワードを
前記被記録媒体の所定の領域に記録するパスワード記録
手段と、を備え、再生系に、使用者が0を含む複数の数
値から選択した1の数値をパスワードとして入力するた
めの入力手段と、再生されたディジタル信号にデシャフ
リング処理を施すデシャフリング手段と、再生されたパ
スワードと入力されたパスワードとを比較して両者が一
致するか否かを判断する比較手段と、前記比較手段によ
り両パスワードが一致すると判断されたときに、前記入
力手段に入力されたパスワードの値だけ、一致しないと
判断されたときに、0をパスワードとしてパスワードの
値だけ、ディジタル信号の配置位置を示すアドレスをず
らすことにより、前記デシャフリング手段によるデシャ
フリング処理におけるデシャフリングアドレスを設定す
るデシャフリング制御手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0008】請求項3の発明は、上記請求項1又は2の
発明において、ディジタル信号は、一定個数のブロック
からなるフレームの並びを示し、シャフリング処理及び
デシャフリング処理は、フレームごとにブロックの配列
を変化させる処理であり、シャフリングアドレスの設定
及びデシャフリングアドレスの設定は、フレームにおけ
るブロックの配列位置を示すアドレスをパスワードが示
す値だけずらす処理であることを特徴としている。
発明において、ディジタル信号は、一定個数のブロック
からなるフレームの並びを示し、シャフリング処理及び
デシャフリング処理は、フレームごとにブロックの配列
を変化させる処理であり、シャフリングアドレスの設定
及びデシャフリングアドレスの設定は、フレームにおけ
るブロックの配列位置を示すアドレスをパスワードが示
す値だけずらす処理であることを特徴としている。
【0009】請求項1の発明において、設定手段は、使
用者が0を含む複数の数値から選択した1の数値をパス
ワードとして設定する。シャフリング手段は、記録すべ
きディジタル信号にシャフリング処理を施す。シャフリ
ング制御手段は、設定手段に設定されたパスワードの値
だけディジタル信号の配置位置を示すアドレスをずらす
ことにより、シャフリング手段によるシャフリング処理
におけるシャフリングアドレスを設定する。入力手段
は、使用者が0を含む複数の数値から選択した1の数値
をパスワードとして入力する。デシャフリング手段は、
再生されたディジタル信号にデシャフリング処理を施
す。デシャフリング制御手段は、入力手段に入力された
パスワードの値だけディジタル信号の配置位置を示すア
ドレスをずらすことにより、デシャフリング手段による
デシャフリング処理におけるデシャフリングアドレスを
設定する。
用者が0を含む複数の数値から選択した1の数値をパス
ワードとして設定する。シャフリング手段は、記録すべ
きディジタル信号にシャフリング処理を施す。シャフリ
ング制御手段は、設定手段に設定されたパスワードの値
だけディジタル信号の配置位置を示すアドレスをずらす
ことにより、シャフリング手段によるシャフリング処理
におけるシャフリングアドレスを設定する。入力手段
は、使用者が0を含む複数の数値から選択した1の数値
をパスワードとして入力する。デシャフリング手段は、
再生されたディジタル信号にデシャフリング処理を施
す。デシャフリング制御手段は、入力手段に入力された
パスワードの値だけディジタル信号の配置位置を示すア
ドレスをずらすことにより、デシャフリング手段による
デシャフリング処理におけるデシャフリングアドレスを
設定する。
【0010】請求項2の発明において、設定手段は、使
用者が0を含む複数の数値から選択した1の数値をパス
ワードとして設定する。シャフリング手段は、被記録媒
体に記録すべきディジタル信号にシャフリング処理を施
す。シャフリング制御手段は、設定手段に設定されたパ
スワードの値だけディジタル信号の配置位置を示すアド
レスをずらすことにより、シャフリング手段によるシャ
フリング処理におけるシャフリングアドレスを設定す
る。パスワード記録手段は、設定手段に設定されたパス
ワードを被記録媒体の所定の領域に記録する。入力手段
は、使用者が0を含む複数の数値から選択した1の数値
をパスワードとして入力する。デシャフリング手段は、
再生されたディジタル信号にデシャフリング処理を施
す。比較手段は、再生されたパスワードと入力されたパ
スワードとを比較して両者が一致するか否かを判断す
る。デシャフリング制御手段は、比較手段により両パス
ワードが一致すると判断されたときに、入力手段に入力
されたパスワードの値だけ、一致しないと判断されたと
きに、0をパスワードとしてパスワードの値だけ、ディ
ジタル信号の配置位置を示すアドレスをずらすことによ
り、デシャフリング手段によるデシャフリング処理にお
けるデシャフリングアドレスを設定する。
用者が0を含む複数の数値から選択した1の数値をパス
ワードとして設定する。シャフリング手段は、被記録媒
体に記録すべきディジタル信号にシャフリング処理を施
す。シャフリング制御手段は、設定手段に設定されたパ
スワードの値だけディジタル信号の配置位置を示すアド
レスをずらすことにより、シャフリング手段によるシャ
フリング処理におけるシャフリングアドレスを設定す
る。パスワード記録手段は、設定手段に設定されたパス
ワードを被記録媒体の所定の領域に記録する。入力手段
は、使用者が0を含む複数の数値から選択した1の数値
をパスワードとして入力する。デシャフリング手段は、
再生されたディジタル信号にデシャフリング処理を施
す。比較手段は、再生されたパスワードと入力されたパ
スワードとを比較して両者が一致するか否かを判断す
る。デシャフリング制御手段は、比較手段により両パス
ワードが一致すると判断されたときに、入力手段に入力
されたパスワードの値だけ、一致しないと判断されたと
きに、0をパスワードとしてパスワードの値だけ、ディ
ジタル信号の配置位置を示すアドレスをずらすことによ
り、デシャフリング手段によるデシャフリング処理にお
けるデシャフリングアドレスを設定する。
【0011】請求項3の発明において、シャフリング手
段及びデシャフリング手段は、フレームごとにブロック
の配列を変化させ、シャフリング制御及びデシャフリン
グ制御手段は、フレームにおけるブロックの配列位置を
示すアドレスをパスワードが示す値だけずらす。
段及びデシャフリング手段は、フレームごとにブロック
の配列を変化させ、シャフリング制御及びデシャフリン
グ制御手段は、フレームにおけるブロックの配列位置を
示すアドレスをパスワードが示す値だけずらす。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例におけるディジタル
式記録再生装置の一例としてのディジタル式VTRの記
録系のブロック図で、この記録系は、プリフィルタ部1
と、A/D変換部2と、DCT部3と、符号化部4と、
マクロブロック化部5と、シャフリング部6と、付加部
7と、最終処理部8と、パスワード入力部9と、シャフ
リング制御部10と、パスワード処理部11と、加算器
12と、磁気ヘッド13とを備えている。A/D変換部
2は、プリフィルタ部1を通ったアナログの入力映像信
号をディジタルの映像信号に変換する。DCT部3は、
A/D変換部2により変換されたディジタルの映像信号
を圧縮ブロック単位に分割し、離散コサイン変換(以下
「DCT」という)する。符号化部4は、DCT部3か
らの圧縮ブロックに重み付け、量子化、ジグザグキャン
を施し、符号化する。マクロブロック化部5は、符号化
部4からの圧縮ブロックを所定数集めてマクロブロック
化する。シャフリング部6は、シャフリング制御部10
により制御されて、マクロブロック化部5からのマクロ
ブロックに対してシャフリング処理を施す。付加部7
は、シャフリング部6からのマクロブロックに誤り訂正
符号などの冗長ビットを付加する。最終処理部8は、付
加部7からのマクロブロックを多チャンネル化、多セグ
メント化する。パスワード入力部9は、使用者がリモー
トコントローラあるいは操作キーなどを用いて指示した
パスワードを入力する。シャフリング制御部10は、パ
スワード入力部9からのパスワードに応じてシャフリン
グ部6を制御する。パスワード処理部11は、パスワー
ド入力部9からのパスワードを、磁気デープのサブコー
ドエリアなど、使用者が制御コードを自由に記録可能な
エリアに記録するために、所定の処理を施す。加算器1
2は、最終処理部8からのマクロブロックとパスワード
処理部11からのパスワードとを加算する。磁気ヘッド
13は、加算器12からのディジタル信号を磁気テープ
に記録する。
説明する。図1は本発明の一実施例におけるディジタル
式記録再生装置の一例としてのディジタル式VTRの記
録系のブロック図で、この記録系は、プリフィルタ部1
と、A/D変換部2と、DCT部3と、符号化部4と、
マクロブロック化部5と、シャフリング部6と、付加部
7と、最終処理部8と、パスワード入力部9と、シャフ
リング制御部10と、パスワード処理部11と、加算器
12と、磁気ヘッド13とを備えている。A/D変換部
2は、プリフィルタ部1を通ったアナログの入力映像信
号をディジタルの映像信号に変換する。DCT部3は、
A/D変換部2により変換されたディジタルの映像信号
を圧縮ブロック単位に分割し、離散コサイン変換(以下
「DCT」という)する。符号化部4は、DCT部3か
らの圧縮ブロックに重み付け、量子化、ジグザグキャン
を施し、符号化する。マクロブロック化部5は、符号化
部4からの圧縮ブロックを所定数集めてマクロブロック
化する。シャフリング部6は、シャフリング制御部10
により制御されて、マクロブロック化部5からのマクロ
ブロックに対してシャフリング処理を施す。付加部7
は、シャフリング部6からのマクロブロックに誤り訂正
符号などの冗長ビットを付加する。最終処理部8は、付
加部7からのマクロブロックを多チャンネル化、多セグ
メント化する。パスワード入力部9は、使用者がリモー
トコントローラあるいは操作キーなどを用いて指示した
パスワードを入力する。シャフリング制御部10は、パ
スワード入力部9からのパスワードに応じてシャフリン
グ部6を制御する。パスワード処理部11は、パスワー
ド入力部9からのパスワードを、磁気デープのサブコー
ドエリアなど、使用者が制御コードを自由に記録可能な
エリアに記録するために、所定の処理を施す。加算器1
2は、最終処理部8からのマクロブロックとパスワード
処理部11からのパスワードとを加算する。磁気ヘッド
13は、加算器12からのディジタル信号を磁気テープ
に記録する。
【0013】図2は本発明の一実施例におけるディジタ
ル式記録再生装置の一例としてのディジタル式VTRの
再生系のブロック図で、この再生系は、磁気ヘッド21
と、波形等化部22と、クロックPLL部23と、デー
タ処理部24と、誤り訂正部25と、デシャフリング部
26と、サブコード解析部27と、パスワード比較部2
8と、スイッチ29と、デシャフリング制御部30と、
変換部31と、伸長部32と、D/Aコンバータ33
と、ポストフィルター34と、パスワード入力部35と
を備えている。磁気ヘッド21は、磁気テープに記録さ
れているディジタル信号を再生する。波形等化部22
は、磁気ヘッド21により再生されたディジタル信号に
波形等化処理を施す。データ処理部24は、クロックP
LL部23を通ったディジタル信号に多チャンネル、多
セグメントからのデータ処理を施す。誤り訂正部25
は、データ処理部24からのディジタル信号の誤りを訂
正する。デシャフリング部26は、デシャフリング制御
部30により制御されて、誤り訂正部25からのディジ
タル信号に対してデシャフリング処理を施す。サブコー
ド解析部27は、サブコードに記録されているパスワー
ドなどを解析する。パスワード比較部28は、サブコー
ド解析部27からのパスワードとパスワード入力部35
からのパスワードとを比較し、両者が一致しているか否
かを判断してスイッチ29を制御する。スイッチ29
は、パスワード比較部28により制御されて、パスワー
ドが一致すればパスワード入力部35からのパスワード
をデシャフリング制御部30に渡し、パスワードが一致
しなければパスワード比較部28からの信号「0」をパ
スワードとしてデシャフリング制御部30に渡す。デシ
ャフリング制御部30は、スイッチ29を通じて入力さ
れたパスワードに応じてデシャフリング部26を制御す
る。変換部31は、デシャフリング部26からのマクロ
ブロックを圧縮ブロックに変換する。伸長部32は、変
換部31からの圧縮ブロックを伸長する。D/Aコンバ
ータ33は、伸長部32からのディジタル信号をアナロ
グ信号に変換する。パスワード入力部35は、使用者が
リモートコントローラあるいは操作キーなどを用いて指
示したパスワードを入力する。
ル式記録再生装置の一例としてのディジタル式VTRの
再生系のブロック図で、この再生系は、磁気ヘッド21
と、波形等化部22と、クロックPLL部23と、デー
タ処理部24と、誤り訂正部25と、デシャフリング部
26と、サブコード解析部27と、パスワード比較部2
8と、スイッチ29と、デシャフリング制御部30と、
変換部31と、伸長部32と、D/Aコンバータ33
と、ポストフィルター34と、パスワード入力部35と
を備えている。磁気ヘッド21は、磁気テープに記録さ
れているディジタル信号を再生する。波形等化部22
は、磁気ヘッド21により再生されたディジタル信号に
波形等化処理を施す。データ処理部24は、クロックP
LL部23を通ったディジタル信号に多チャンネル、多
セグメントからのデータ処理を施す。誤り訂正部25
は、データ処理部24からのディジタル信号の誤りを訂
正する。デシャフリング部26は、デシャフリング制御
部30により制御されて、誤り訂正部25からのディジ
タル信号に対してデシャフリング処理を施す。サブコー
ド解析部27は、サブコードに記録されているパスワー
ドなどを解析する。パスワード比較部28は、サブコー
ド解析部27からのパスワードとパスワード入力部35
からのパスワードとを比較し、両者が一致しているか否
かを判断してスイッチ29を制御する。スイッチ29
は、パスワード比較部28により制御されて、パスワー
ドが一致すればパスワード入力部35からのパスワード
をデシャフリング制御部30に渡し、パスワードが一致
しなければパスワード比較部28からの信号「0」をパ
スワードとしてデシャフリング制御部30に渡す。デシ
ャフリング制御部30は、スイッチ29を通じて入力さ
れたパスワードに応じてデシャフリング部26を制御す
る。変換部31は、デシャフリング部26からのマクロ
ブロックを圧縮ブロックに変換する。伸長部32は、変
換部31からの圧縮ブロックを伸長する。D/Aコンバ
ータ33は、伸長部32からのディジタル信号をアナロ
グ信号に変換する。パスワード入力部35は、使用者が
リモートコントローラあるいは操作キーなどを用いて指
示したパスワードを入力する。
【0014】なお、可変長あるいは固定長符号化の詳細
や音声系などは、本発明の要旨とは直接関係ないので説
明を省略する。次に動作を説明する。記録系において、
入力されたアナログの映像信号は、プリフィルタ部1を
通って、A/D変換部2によりディジタル信号に変換さ
れる。このディジタル信号は、DCT部3により圧縮ブ
ロック単位に分割され、DCTがかけられる。
や音声系などは、本発明の要旨とは直接関係ないので説
明を省略する。次に動作を説明する。記録系において、
入力されたアナログの映像信号は、プリフィルタ部1を
通って、A/D変換部2によりディジタル信号に変換さ
れる。このディジタル信号は、DCT部3により圧縮ブ
ロック単位に分割され、DCTがかけられる。
【0015】すなわち、1フレームは、水平方向に72
0画素、垂直方向に480画素であるので、8×8画素
のY信号を1圧縮ブロックとすると、1フレームは図3
のように90×60の圧縮ブロックに分割できる。実際
は、Y信号の他に色差信号もあるが、圧縮時にはY:C
R:CB=4:1:1に定めることが多いので、この場
合を例にとるとY信号の4個の圧縮ブロックに対して色
信号の圧縮ブロックを各々1個作成すればよい。
0画素、垂直方向に480画素であるので、8×8画素
のY信号を1圧縮ブロックとすると、1フレームは図3
のように90×60の圧縮ブロックに分割できる。実際
は、Y信号の他に色差信号もあるが、圧縮時にはY:C
R:CB=4:1:1に定めることが多いので、この場
合を例にとるとY信号の4個の圧縮ブロックに対して色
信号の圧縮ブロックを各々1個作成すればよい。
【0016】また、DCTをかけるのは、例えばNTS
Cでは単純計算で100Mbps、スタジオ規格では余
裕をみて216Mbps、ハイビジョンでは1Gbps
以上の情報量を必要とするので、この膨大な情報の記録
を実現するために、エネルギー分布を集中させるなどの
圧縮を行う必要があるからである。DCT部3によりD
CTがかけられた圧縮ブロックは、符号化部4により、
重み付け、量子化、ジグザグスキャンが行われ、符号化
される。そしてマクロブロック化部5により、複数の圧
縮ブロックが集められてマクロブロック化される。
Cでは単純計算で100Mbps、スタジオ規格では余
裕をみて216Mbps、ハイビジョンでは1Gbps
以上の情報量を必要とするので、この膨大な情報の記録
を実現するために、エネルギー分布を集中させるなどの
圧縮を行う必要があるからである。DCT部3によりD
CTがかけられた圧縮ブロックは、符号化部4により、
重み付け、量子化、ジグザグスキャンが行われ、符号化
される。そしてマクロブロック化部5により、複数の圧
縮ブロックが集められてマクロブロック化される。
【0017】すなわち、4個のY信号の圧縮ブロックと
2個の色信号の圧縮ブロックとをまとめて1つのマクロ
ブロックとしており、図4のように、1フレームでは1
350個のマクロブロックが作成される。ここで、1個
のマクロブロックに含まれる4個のY信号の圧縮ブロッ
クは、そのあとの制御である符号化に有利なように隣合
ったブロックをとることが多い。隣合ったブロックで
は、似通った画素となるので、相関がとりやすいからで
ある。
2個の色信号の圧縮ブロックとをまとめて1つのマクロ
ブロックとしており、図4のように、1フレームでは1
350個のマクロブロックが作成される。ここで、1個
のマクロブロックに含まれる4個のY信号の圧縮ブロッ
クは、そのあとの制御である符号化に有利なように隣合
ったブロックをとることが多い。隣合ったブロックで
は、似通った画素となるので、相関がとりやすいからで
ある。
【0018】一方、リモートコントローラや操作キーな
どを用いて使用者によりパスワード入力部9に入力され
たパスワードは、シャフリング制御部10に入力され、
シャフリング制御部10は、パスワードに従ってシャフ
リング部6を制御する。そしてマクロブロック化部5に
よりマクロブロック化されたマクロブロックは、シャフ
リング部6により、シャフリング制御部10からの制御
に基づいて、シャフリング処理が施される。
どを用いて使用者によりパスワード入力部9に入力され
たパスワードは、シャフリング制御部10に入力され、
シャフリング制御部10は、パスワードに従ってシャフ
リング部6を制御する。そしてマクロブロック化部5に
よりマクロブロック化されたマクロブロックは、シャフ
リング部6により、シャフリング制御部10からの制御
に基づいて、シャフリング処理が施される。
【0019】すなわち、マクロブロックは1フレームに
ついて1350個存在し、順番に番号を付ければ、MB
0〜MB1349までとなる。これを図5のようにばら
ばらに配置するのがシャフリング処理の目的である。こ
のようなばらばらな配置を行う理由は、電磁変換系にお
いて発生する様々なエラー、特にバーストエラーに対す
る影響を小さくするためである。なおこのシャフリング
処理は、通常、所定の規約に基づいて行われる。ここ
で、マクロブロックの番号をMBn (n:0〜134
9)とし、パスワードをm(m:1〜999)とする
と、シャフリング制御部10は、下記数1のようにマク
ロブロックの番号を変更する。そしてシャフリング部6
が、シャフリング制御部10により変更されたマクロブ
ロックの番号を用いて、所定の規約によりシャフリング
アドレスを与えてシャフリングを行う。この結果、パス
ワードに応じてシャフリングアドレスが変更されること
になり、パスワードが0のときに通常のシャフリング処
理によるシャフリングアドレスと一致する。
ついて1350個存在し、順番に番号を付ければ、MB
0〜MB1349までとなる。これを図5のようにばら
ばらに配置するのがシャフリング処理の目的である。こ
のようなばらばらな配置を行う理由は、電磁変換系にお
いて発生する様々なエラー、特にバーストエラーに対す
る影響を小さくするためである。なおこのシャフリング
処理は、通常、所定の規約に基づいて行われる。ここ
で、マクロブロックの番号をMBn (n:0〜134
9)とし、パスワードをm(m:1〜999)とする
と、シャフリング制御部10は、下記数1のようにマク
ロブロックの番号を変更する。そしてシャフリング部6
が、シャフリング制御部10により変更されたマクロブ
ロックの番号を用いて、所定の規約によりシャフリング
アドレスを与えてシャフリングを行う。この結果、パス
ワードに応じてシャフリングアドレスが変更されること
になり、パスワードが0のときに通常のシャフリング処
理によるシャフリングアドレスと一致する。
【0020】
【数1】
【0021】シャフリング部6によりシャフリング処理
されたマクロブロックは、付加部7により誤り訂正符号
などの冗長ビットを付加され、最終処理部8により多チ
ャンネル化、多セグメント化されて、加算器12に渡さ
れる。一方、パスワード入力部9からのパスワードは、
パスワード処理部11により、サブコードエリアなど、
使用者が自由に制御コードを記録可能な磁気テープのエ
リアにパスワードを書き込むために処理され、加算器1
2に渡される。
されたマクロブロックは、付加部7により誤り訂正符号
などの冗長ビットを付加され、最終処理部8により多チ
ャンネル化、多セグメント化されて、加算器12に渡さ
れる。一方、パスワード入力部9からのパスワードは、
パスワード処理部11により、サブコードエリアなど、
使用者が自由に制御コードを記録可能な磁気テープのエ
リアにパスワードを書き込むために処理され、加算器1
2に渡される。
【0022】最終処理部8からのマクロブロックとパス
ワード処理部11からのパスワードとは、加算器12に
より加算され、磁気ヘッド13により磁気テープに書き
込まれる。再生系において、磁気ヘッド21により再生
されたマクロブロックは、波形等化部22により波形等
化され、クロックPLL部23を通って、データ処理部
24により多チャンネル、多セグメントからのデータ処
理が施され、誤り訂正部25によりデータの誤りを訂正
され、デシャフリング部26に渡される。
ワード処理部11からのパスワードとは、加算器12に
より加算され、磁気ヘッド13により磁気テープに書き
込まれる。再生系において、磁気ヘッド21により再生
されたマクロブロックは、波形等化部22により波形等
化され、クロックPLL部23を通って、データ処理部
24により多チャンネル、多セグメントからのデータ処
理が施され、誤り訂正部25によりデータの誤りを訂正
され、デシャフリング部26に渡される。
【0023】一方、磁気ヘッド21により再生されたサ
ブコードは、サブコード解析部27により解析されてパ
スワードが取り出され、パスワード比較部28に渡され
る。さらに、リモートコントローラや操作キーなどを用
いて使用者によりパスワード入力部35に入力されたパ
スワードは、パスワード比較部28に渡される。パスワ
ード比較部28は、サブコード解析部27からのパスワ
ードとパスワード入力部35からのパスワードとを比較
し、両者が一致していれば、スイッチ29を制御してパ
スワード入力部35からのパスワードをデシャフリング
制御部30に渡し、両者が一致していなければ、スイッ
チ29を制御して「0」をデシャフリング制御部30に
渡す。これによりデシャフリング制御部30が、パスワ
ード入力部35あるいはパスワード比較部28からのパ
スワードに基づいてデシャフリング処理が行われるよう
にデシャフリング部26を制御し、デシャフリング部2
6が、デシャフリング制御部30による制御に基づいて
誤り訂正部25からのマクロブロックをデシャフリング
処理する。
ブコードは、サブコード解析部27により解析されてパ
スワードが取り出され、パスワード比較部28に渡され
る。さらに、リモートコントローラや操作キーなどを用
いて使用者によりパスワード入力部35に入力されたパ
スワードは、パスワード比較部28に渡される。パスワ
ード比較部28は、サブコード解析部27からのパスワ
ードとパスワード入力部35からのパスワードとを比較
し、両者が一致していれば、スイッチ29を制御してパ
スワード入力部35からのパスワードをデシャフリング
制御部30に渡し、両者が一致していなければ、スイッ
チ29を制御して「0」をデシャフリング制御部30に
渡す。これによりデシャフリング制御部30が、パスワ
ード入力部35あるいはパスワード比較部28からのパ
スワードに基づいてデシャフリング処理が行われるよう
にデシャフリング部26を制御し、デシャフリング部2
6が、デシャフリング制御部30による制御に基づいて
誤り訂正部25からのマクロブロックをデシャフリング
処理する。
【0024】すなわち、記録時にパスワードに応じてシ
ャフリングアドレスを変更しているので、再生時に記録
時と同じパスワードに応じてデシャフリングに用いるア
ドレスを変更することにより、正しいデシャフリングが
行われ、マクロブロックがシャフリング前の正しい順番
に並べ換えられるので、映像を再生することが可能にな
る。パスワード入力部35に入力されたパスワードが記
録時と異なっておれば、パスワード比較部28からパス
ワードとして「0」が出力されるので、通常の規約に基
づいたデシャフリングが行われる結果、正しいデシャフ
リングが行われず、本来の映像を再生することができな
い。なお、記録時にパスワードを入力していなければ、
再生時に誤ってパスワード入力部35にパスワードを入
力しても、パスワード比較部28からパスワードとして
「0」が出力されることから、正しく再生できる。
ャフリングアドレスを変更しているので、再生時に記録
時と同じパスワードに応じてデシャフリングに用いるア
ドレスを変更することにより、正しいデシャフリングが
行われ、マクロブロックがシャフリング前の正しい順番
に並べ換えられるので、映像を再生することが可能にな
る。パスワード入力部35に入力されたパスワードが記
録時と異なっておれば、パスワード比較部28からパス
ワードとして「0」が出力されるので、通常の規約に基
づいたデシャフリングが行われる結果、正しいデシャフ
リングが行われず、本来の映像を再生することができな
い。なお、記録時にパスワードを入力していなければ、
再生時に誤ってパスワード入力部35にパスワードを入
力しても、パスワード比較部28からパスワードとして
「0」が出力されることから、正しく再生できる。
【0025】デシャフリング部26によりデシャフリン
グされたマクロブロックは、変換部31により圧縮ブロ
ックに変換され、伸長部32により伸長され、D/Aコ
ンバータ33によりアナログの映像信号に変換され、ポ
ストフィルター34を通って出力される。このように、
記録時にパスワードに応じてシャフリングアドレスを変
更し、再生時にパスワードに応じてデシャフリングアド
レスを変更するので、再生時に記録時と同じパスワード
を入力したときにのみ正常な再生画像が得られ、正確な
スクランブル機能を実現できる。また、シャフリングお
よびデシャフリング処理はディジタル式記録再生装置に
おいて通常は必ず行われるので、スクランブル機能のた
めに複雑な専用回路を設ける必要がなく、安価にスクラ
ンブル機能を実現できる。
グされたマクロブロックは、変換部31により圧縮ブロ
ックに変換され、伸長部32により伸長され、D/Aコ
ンバータ33によりアナログの映像信号に変換され、ポ
ストフィルター34を通って出力される。このように、
記録時にパスワードに応じてシャフリングアドレスを変
更し、再生時にパスワードに応じてデシャフリングアド
レスを変更するので、再生時に記録時と同じパスワード
を入力したときにのみ正常な再生画像が得られ、正確な
スクランブル機能を実現できる。また、シャフリングお
よびデシャフリング処理はディジタル式記録再生装置に
おいて通常は必ず行われるので、スクランブル機能のた
めに複雑な専用回路を設ける必要がなく、安価にスクラ
ンブル機能を実現できる。
【0026】なお上記実施例では、記録時のパスワード
を磁気テープに記録し、再生時に再生されたパスワード
とパスワード入力部35からのパスワードとをパスワー
ド比較部28により比較するように構成したが、記録時
のパスワードを磁気テープに記録せず、パスワード入力
部35からのパスワードをデシャフリング制御部30に
直接入力するように構成してもよい。このようにすれ
ば、記録時のパスワードを忘れた場合、非常手段を用い
ても再生が極めて困難になるが、パスワード比較部28
やスイッチ29を省略できる。なおこのようにしても、
パスワードに応じてシャフリングおよびデシャフリング
を行うので、スクランブル機能を損なうことはない。
を磁気テープに記録し、再生時に再生されたパスワード
とパスワード入力部35からのパスワードとをパスワー
ド比較部28により比較するように構成したが、記録時
のパスワードを磁気テープに記録せず、パスワード入力
部35からのパスワードをデシャフリング制御部30に
直接入力するように構成してもよい。このようにすれ
ば、記録時のパスワードを忘れた場合、非常手段を用い
ても再生が極めて困難になるが、パスワード比較部28
やスイッチ29を省略できる。なおこのようにしても、
パスワードに応じてシャフリングおよびデシャフリング
を行うので、スクランブル機能を損なうことはない。
【0027】また上記実施例では、シャフリングに際し
て、マクロブロックの番号を、単純にパスワードを加算
することにより変更したが、もっと複雑な変換を行って
もよい。例えば、マクロブロックの番号を0〜500、
501〜1000、1001〜1349の3組に分け、
それぞれの組内での番号をパスワードに応じて複雑に変
更してもよい。
て、マクロブロックの番号を、単純にパスワードを加算
することにより変更したが、もっと複雑な変換を行って
もよい。例えば、マクロブロックの番号を0〜500、
501〜1000、1001〜1349の3組に分け、
それぞれの組内での番号をパスワードに応じて複雑に変
更してもよい。
【0028】また上記実施例では、記録時にパスワード
に応じてシャフリングアドレスを変更したが、記録時に
はパスワードを磁気テープに記録するだけにし、再生時
に入力されたパスワードと再生されたパスワードとを比
較して、一致していれば通常の規約に基づいてデシャフ
リングし、一致していなければ、例えば入力されたパス
ワードに基づいてデシャフリングするように構成しても
よい。このようにすれば、他社の機器で再生された場合
は正常に再生されるので、完全なスクランブル機能とは
いえないが、例えば家庭内のような狭い範囲でのスクラ
ンブル機能としてはこれで十分な場合も多いと考えられ
る。
に応じてシャフリングアドレスを変更したが、記録時に
はパスワードを磁気テープに記録するだけにし、再生時
に入力されたパスワードと再生されたパスワードとを比
較して、一致していれば通常の規約に基づいてデシャフ
リングし、一致していなければ、例えば入力されたパス
ワードに基づいてデシャフリングするように構成しても
よい。このようにすれば、他社の機器で再生された場合
は正常に再生されるので、完全なスクランブル機能とは
いえないが、例えば家庭内のような狭い範囲でのスクラ
ンブル機能としてはこれで十分な場合も多いと考えられ
る。
【0029】また上記実施例では、マクロブロックの配
置を変更する圧縮時のシャフリングをパスワードに応じ
て制御する例について説明したが、テープ系での誤り訂
正処理はバーストエラーをランダム化するためにリード
ソロモン積符号を使用することが多く、その際に図5の
ようなマッピングとなることは明らかであるので、その
際のシャフリングをパスワードに応じて制御するように
構成してもよい。
置を変更する圧縮時のシャフリングをパスワードに応じ
て制御する例について説明したが、テープ系での誤り訂
正処理はバーストエラーをランダム化するためにリード
ソロモン積符号を使用することが多く、その際に図5の
ようなマッピングとなることは明らかであるので、その
際のシャフリングをパスワードに応じて制御するように
構成してもよい。
【0030】また上記実施例では、ディジタル式記録再
生装置の一例としてディジタル式のVTRについて説明
したが、例えば光ディスク記録再生装置など、他のディ
ジタル式記録再生装置に対しても本発明を適用できるこ
とは勿論である。
生装置の一例としてディジタル式のVTRについて説明
したが、例えば光ディスク記録再生装置など、他のディ
ジタル式記録再生装置に対しても本発明を適用できるこ
とは勿論である。
【0031】以上説明したように本発明によれば、記録
系に、使用者が0を含む複数の数値から選択した1の数
値をパスワードとして設定するための設定手段と、記録
すべきディジタル信号にシャフリング処理を施すシャフ
リング手段と、設定手段に設定されたパスワードの値だ
けディジタル信号の配置位置を示すアドレスをずらすこ
とにより、シャフリング手段によるシャフリング処理に
おけるシャフリングアドレスを設定するシャフリング制
御手段と、を備え、再生系に、使用者が0を含む複数の
数値から選択した1の数値をパスワードとして入力する
ための入力手段と、再生されたディジタル信号にデシャ
フリング処理を施すデシャフリング手段と、入力手段に
入力されたパスワードの値だけディジタル信号の配置位
置を示すアドレスをずらすことにより、デシャフリング
手段によるデシャフリング処理におけるデシャフリング
アドレスを設定するデシャフリング制御手段と、を備え
たので、記録時にパスワードの内容に応じてシャフリン
グアドレスを設定し、再生時にパスワードの内容に応じ
てデシャフリングアドレスを設定することから、再生時
に記録時と同じパスワードを入力したときのみ正常に再
生が行われ、正確なスクランブル機能を実現できる。ま
た、シャフリングおよびデシャフリング処理はディジタ
ル式記録再生装置において通常は必ず行われるので、ス
クランブル機能のために複雑な専用回路を設ける必要が
なく、安価にスクランブル機能を実現できる。
系に、使用者が0を含む複数の数値から選択した1の数
値をパスワードとして設定するための設定手段と、記録
すべきディジタル信号にシャフリング処理を施すシャフ
リング手段と、設定手段に設定されたパスワードの値だ
けディジタル信号の配置位置を示すアドレスをずらすこ
とにより、シャフリング手段によるシャフリング処理に
おけるシャフリングアドレスを設定するシャフリング制
御手段と、を備え、再生系に、使用者が0を含む複数の
数値から選択した1の数値をパスワードとして入力する
ための入力手段と、再生されたディジタル信号にデシャ
フリング処理を施すデシャフリング手段と、入力手段に
入力されたパスワードの値だけディジタル信号の配置位
置を示すアドレスをずらすことにより、デシャフリング
手段によるデシャフリング処理におけるデシャフリング
アドレスを設定するデシャフリング制御手段と、を備え
たので、記録時にパスワードの内容に応じてシャフリン
グアドレスを設定し、再生時にパスワードの内容に応じ
てデシャフリングアドレスを設定することから、再生時
に記録時と同じパスワードを入力したときのみ正常に再
生が行われ、正確なスクランブル機能を実現できる。ま
た、シャフリングおよびデシャフリング処理はディジタ
ル式記録再生装置において通常は必ず行われるので、ス
クランブル機能のために複雑な専用回路を設ける必要が
なく、安価にスクランブル機能を実現できる。
【0032】また、記録系に、使用者が0を含む複数の
数値から選択した1の数値をパスワードとして設定する
ための設定手段と、被記録媒体に記録すべきディジタル
信号にシャフリング処理を施すシャフリング手段と、設
定手段に設定されたパスワードの値だけディジタル信号
の配置位置を示すアドレスをずらすことにより、シャフ
リング手段によるシャフリング処理におけるシャフリン
グアドレスを設定するシャフリング制御手段と、設定手
段に設定されたパスワードを被記録媒体の所定の領域に
記録するパスワード記録手段と、を備え、再生系に、使
用者が0を含む複数の数値から選択した1の数値をパス
ワードとして入力するための入力手段と、再生されたデ
ィジタル信号にデシャフリング処理を施すデシャフリン
グ手段と、再生されたパスワードと入力されたパスワー
ドとを比較して両者が一致するか否かを判断する比較手
段と、比較手段により両パスワードが一致すると判断さ
れたときに、入力手段に入力されたパスワードの値だ
け、一致しないと判断されたときに、0をパスワードと
してパスワードの値だけ、ディジタル信号の配置位置を
示すアドレスをずらすことにより、デシャフリング手段
によるデシャフリング処理におけるデシャフリングアド
レスを設定するデシャフリング制御手段と、を備えれ
ば、記録時にパスワードの内容に応じてシャフリングア
ドレスを設定し、再生時にパスワードの内容に応じてデ
シャフリングアドレスを設定することから、再生時に記
録時と同じパスワードを入力したときのみ正常に再生が
行われ、正常に再生が行われ、正確なスクランブル機能
を実現できる。また、シャフリングおよびデシャフリン
グ処理はディジタル式記録再生装置において通常は必ず
行われるので、スクランブル機能のために複雑な専用回
路を設ける必要がなく、安価にスクランブル機能を実現
できる。さらには、被記録媒体に記録時のパスワードが
記録されるので、パスワードを忘れた場合、非常手段と
して被記録媒体に記録されたパスワードを読み出すこと
により、再生が可能になる。
数値から選択した1の数値をパスワードとして設定する
ための設定手段と、被記録媒体に記録すべきディジタル
信号にシャフリング処理を施すシャフリング手段と、設
定手段に設定されたパスワードの値だけディジタル信号
の配置位置を示すアドレスをずらすことにより、シャフ
リング手段によるシャフリング処理におけるシャフリン
グアドレスを設定するシャフリング制御手段と、設定手
段に設定されたパスワードを被記録媒体の所定の領域に
記録するパスワード記録手段と、を備え、再生系に、使
用者が0を含む複数の数値から選択した1の数値をパス
ワードとして入力するための入力手段と、再生されたデ
ィジタル信号にデシャフリング処理を施すデシャフリン
グ手段と、再生されたパスワードと入力されたパスワー
ドとを比較して両者が一致するか否かを判断する比較手
段と、比較手段により両パスワードが一致すると判断さ
れたときに、入力手段に入力されたパスワードの値だ
け、一致しないと判断されたときに、0をパスワードと
してパスワードの値だけ、ディジタル信号の配置位置を
示すアドレスをずらすことにより、デシャフリング手段
によるデシャフリング処理におけるデシャフリングアド
レスを設定するデシャフリング制御手段と、を備えれ
ば、記録時にパスワードの内容に応じてシャフリングア
ドレスを設定し、再生時にパスワードの内容に応じてデ
シャフリングアドレスを設定することから、再生時に記
録時と同じパスワードを入力したときのみ正常に再生が
行われ、正常に再生が行われ、正確なスクランブル機能
を実現できる。また、シャフリングおよびデシャフリン
グ処理はディジタル式記録再生装置において通常は必ず
行われるので、スクランブル機能のために複雑な専用回
路を設ける必要がなく、安価にスクランブル機能を実現
できる。さらには、被記録媒体に記録時のパスワードが
記録されるので、パスワードを忘れた場合、非常手段と
して被記録媒体に記録されたパスワードを読み出すこと
により、再生が可能になる。
【0033】また、ディジタル信号は、一定個数のブロ
ックからなるフレームの並びを示し、シャフリング処理
及びデシャフリング処理は、フレームごとにブロックの
配列を変化させる処理であり、シャフリングアドレスの
設定及びデシャフリングアドレスの設定は、フレームに
おけるブロックの配列位置を示すアドレスをパスワード
が示す値だけずらす処理であるとすることで、パスワー
ドの値によって異なるシャフリングを施すことが可能な
ディジタル式記録再生装置を実現できる。
ックからなるフレームの並びを示し、シャフリング処理
及びデシャフリング処理は、フレームごとにブロックの
配列を変化させる処理であり、シャフリングアドレスの
設定及びデシャフリングアドレスの設定は、フレームに
おけるブロックの配列位置を示すアドレスをパスワード
が示す値だけずらす処理であるとすることで、パスワー
ドの値によって異なるシャフリングを施すことが可能な
ディジタル式記録再生装置を実現できる。
【図1】本発明の一実施例におけるディジタル式記録再
生装置の一例としてのディジタル式VTRの記録系のブ
ロック図である。
生装置の一例としてのディジタル式VTRの記録系のブ
ロック図である。
【図2】本発明の一実施例におけるディジタル式記録再
生装置の一例としてのディジタル式VTRの再生系のブ
ロック図である。
生装置の一例としてのディジタル式VTRの再生系のブ
ロック図である。
【図3】圧縮ブロックの説明図である。
【図4】マクロブロックの説明図である。
【図5】シャフリングの説明図である。
6 シャフリング部 9 パスワード入力部 10 シャフリング制御部 11 パスワード処理部 26 デシャフリング部 28 パスワード比較部 30 デシャフリング制御部 35 パスワード入力部
Claims (3)
- 【請求項1】 記録系に、 使用者が0を含む複数の数値から選択した1の数値をパ
スワードとして設定するための設定手段と、 被記録媒体に記録すべきディジタル信号にシャフリング
処理を施すシャフリング手段と、 前記設定手段に設定されたパスワードの値だけディジタ
ル信号の配置位置を示すアドレスをずらすことにより、
前記シャフリング手段によるシャフリング処理における
シャフリングアドレスを設定するシャフリング制御手段
と、 を備え、 再生系に、 使用者が0を含む複数の数値から選択した1の数値をパ
スワードとして入力するための入力手段と、 再生されたディジタル信号にデシャフリング処理を施す
デシャフリング手段と、 前記入力手段に入力されたパスワードの値だけディジタ
ル信号の配置位置を示すアドレスをずらすことにより、
前記デシャフリング手段によるデシャフリング処理にお
けるデシャフリングアドレスを設定するデシャフリング
制御手段と、 を備えたことを特徴とするディジタル式記録再生装置。 - 【請求項2】 記録系に、 使用者が0を含む複数の数値から選択した1の数値をパ
スワードとして設定するための設定手段と、 被記録媒体に記録すべきディジタル信号にシャフリング
処理を施すシャフリング手段と、 前記設定手段に設定されたパスワードの値だけディジタ
ル信号の配置位置を示すアドレスをずらすことにより、
前記シャフリング手段によるシャフリング処理における
シャフリングアドレスを設定するシャフリング制御手段
と、 前記設定手段に設定されたパスワードを前記被記録媒体
の所定の領域に記録するパスワード記録手段と、 を備え、 再生系に、 使用者が0を含む複数の数値から選択した1の数値をパ
スワードとして入力するための入力手段と、 再生されたディジタル信号にデシャフリング処理を施す
デシャフリング手段と、 再生されたパスワードと入力されたパスワードとを比較
して両者が一致するか否かを判断する比較手段と、 前記比較手段により両パスワードが一致すると判断され
たときに、前記入力手段に入力されたパスワードの値だ
け、一致しないと判断されたときに、0をパスワードと
してパスワードの値だけ、ディジタル信号の配置位置を
示すアドレスをずらすことにより、前記デシャフリング
手段によるデシャフリング処理におけるデシャフリング
アドレスを設定するデシャフリング制御手段と、 を備えたことを特徴とするディジタル式記録再生装置。 - 【請求項3】 前記ディジタル信号は、一定個数のブロ
ックからなるフレームの並びを示し、 前記シャフリング処理及び前記デシャフリング処理は、
フレームごとにブロックの配列を変化させる処理であ
り、 前記シャフリングアドレスの設定及び前記デシャフリン
グアドレスの設定は、フレームにおけるブロックの配列
位置を示すアドレスを前記パスワードが示す値だけずら
す処理であることを特徴とする請求項1又は2に記載の
ディジタル式記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22887793A JP3177355B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | ディジタル式記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22887793A JP3177355B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | ディジタル式記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0785594A JPH0785594A (ja) | 1995-03-31 |
JP3177355B2 true JP3177355B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=16883266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22887793A Expired - Fee Related JP3177355B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | ディジタル式記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3177355B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP22887793A patent/JP3177355B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0785594A (ja) | 1995-03-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |