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JP3158647B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP3158647B2
JP3158647B2 JP13717392A JP13717392A JP3158647B2 JP 3158647 B2 JP3158647 B2 JP 3158647B2 JP 13717392 A JP13717392 A JP 13717392A JP 13717392 A JP13717392 A JP 13717392A JP 3158647 B2 JP3158647 B2 JP 3158647B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断装置、特
に、生体内に超音波ビームを発射し、生体内からの反射
エコー信号から得られた音線データを処理して得られた
生体情報を外部記録装置に記録可能な超音波診断装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】医用分野に用いられる超音波診断装置で
は、例えば心臓部の断層データを生体情報としてリアル
タイムでモニタに表示したり、またパルスドプラ法によ
り特定部位の血流速度を測定し、この分布を生体情報と
して前記同様モニタに表示することが行われている。
【0003】また、最近、血流速度を2次元的に把握す
るために、2次元血流断層方式が採用されている。これ
は、断層データに血流速度データを合成し、血流速度を
2次元で、しかもリアルタイムで表現するものである。
すなわち、断層情報及び血流情報が、それぞれディジタ
ル化されて合成され、R,G,Bのテレビジョン信号に
変換されて、通常の断層像上に、検出された血流の平均
速度プロフィールがカラー表示されるようになってい
る。
【0004】この種の超音波診断装置は、超音波パルス
を送受波するための送受波回路と、ドプラデータを得る
ためのドプラ信号処理部と、断層データを得るための断
層信号処理部と、それらを合成して表示画像データを作
成するための表示制御部と、表示モニタとを備えてい
る。この表示制御部内には、得られたドプラデータ又は
断層データ等の音線データを1又は複数本分記憶するた
めのバッファメモリと、バッファメモリに記憶された音
線データを補間等の種々の画像処理を施し、1フレーム
分の生体情報に合成するための画像メモリと、画像メモ
リに記憶された生体情報と種々のキャラクター情報とを
付加した画像データをビデオ信号の形態で記憶するビデ
オメモリとを備えている。
【0005】画像メモリに音線データを記憶する際に
は、モードに応じて種々の処理を施す。例えばBMモー
ドでは、Bモード像とMモード像とを画面の左右に配置
するように画像メモリに記憶する。また、カラードプラ
モードでは、Bモード上に血流情報を2次元的に表示す
るように合成する。またカラードプラモードでは、表示
するカラー情報(流速,パワー,分散)の選択や、選択
されたカラー情報とモノクロの断層像との合成等も行わ
れる。さらに注目すべき点の画像の拡大処理等も行われ
る。
【0006】一方、従来装置において、画像メモリに記
憶された合成された画像データをビデオテープレコーダ
(VTR)やハードディスク装置等の外部記録装置に記
録できるようにした装置が提案されている。また、VT
Rに記録したビデオ信号をビデオメモリに取り込んで表
示するようにした装置も提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
モードに応じて選択された情報が合成されて画像メモリ
やビデオメモリに生体情報として記憶され、記憶された
生体情報が外部記録装置に記録されるので、外部記録装
置に記録された生体情報に対して種々の処理を施すこと
ができない。
【0008】例えば、カラードプラモードにおいては、
流速及び分散の2つのカラー情報を断層データに対して
合成した生体情報を、一旦ハードディスク装置に記録す
ると、記録した生体情報に対してパワーを追加したり、
他の処理を行うことができない。また、ハードディスク
装置に記録された生体情報の個々のデータ(例えば断層
データ,血流データ等)に対しての画像処理を行えな
い。
【0009】さらに、ビデオ信号をVTRに記録する場
合には、一旦アナログデータからディジタルデータに変
換された信号を、再度アナログデータに変換する必要が
あり、画質が劣化するという問題がある。本発明の目的
は、外部記録装置に記録された生体情報に対して種々の
処理を行えるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る超音波診断
装置は、生体内からの反射エコー信号から得られた音線
データを処理して得られた生体情報を外部記録装置に記
録可能な装置である。この装置は、複数のディジタルメ
モリと出力選択手段と入力選択手段と複数の選択手段と
を備えている。複数のディジタルメモリは、反射エコー
信号から得られた処理前の音線データを記憶するための
バッファメモリを含んでいる。出力選択手段は、複数の
ディジタルメモリのうちの1つのメモリに記憶されたデ
ィジタルデータを選択して外部記録装置に出力するもの
である。入力選択手段は、前記外部記録装置に記録され
たディジタルデータを入力して複数のディジタルメモリ
のうちの1つのメモリに出力するものである。複数の選
択手段は、各ディジタルメモリに対応して設けられ、反
射エコー信号から得られたディジタルデータと、外部記
録装置から入力選択手段を介して得られたディジタルデ
ータとのいずれか一方を選択するものである。
【0011】
【作用】本発明に係る超音波診断装置では、生体内から
反射エコー信号が得られると、反射エコー信号から音線
データを含むディジタルデータが得られる。得られた音
線データはバッファメモリに記憶され、他のディジタル
データは他のディジタルメモリに記憶される。複数のデ
ィジタルメモリに記憶されたディジタルデータは出力選
択手段により選択されて外部記録装置に記録される。ま
た、外部記録装置に記録されたディジタルデータは、入
力選択手段により入力されて複数のディジタルメモリの
うちの1つのメモリに出力される。反射エコー信号から
得られたディジタルデータと、外部記録装置から入力選
択手段を介して得られたディジタルデータとは選択手段
により選択される。
【0012】ここでは、リアルタイムで得られた処理前
の音線データを含むディジタルデータを一旦ディジタル
メモリに格納した後に、外部記録装置に記録することが
できるので、リアルタイムでの処理が可能であるととも
に、外部記録装置に記録したディジタルデータを再度読
み出して種々の処理を繰り返して行うことができる。ま
た、バッファメモリ、画像メモリ、ビデオメモリ等の複
数のディジタルメモリが設けられていても、これらのデ
ータを外部記録装置に記録可能である。また、外部記録
装置に記録されたディジタルデータは、入力選択手段を
介してディジタルメモリに出力される。このため、外部
記録装置に記録されたディジタルデータをいずれか1つ
のディジタルメモリに出力して、各種の処理を行うこと
が可能になる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例による超音波診断
装置の概略構成を示している。図において、超音波診断
装置は、装置本体1と、この装置本体1に接続されたプ
ローブ2とから構成されている。プローブ2は、複数の
微小振動子から構成されている。装置本体1は、送受波
回路3を備えている。送受波回路3は、装置制御部4に
より制御されるものであり、超音波ビームを送波するた
めの高周波パルス発振器、電子走査を行うための遅延回
路及び遅延量制御回路等を備えた送波部と、受波した信
号を増幅処理する受波部とを備えている。
【0014】送受波回路3には、ドプラ信号処理部5及
び断層用信号処理部6が接続されている。ドプラ信号処
理部5は、90°移相器、ミキサー、A/D変換回路及
び血流速演算回路等から構成されている。血流速演算回
路は、MTIフィルタ処理、高速フーリエ変換演算等の
処理を行って、血流の平均流速、パワー及び分散を求め
るためのものである。断層用信号処理部6は、対数増幅
回路、検波回路、ローパスフィルタ、A/D変換回路等
から構成されている。ドプラ信号処理部5及び断層用信
号処理部6には、表示制御部7が接続されている。表示
制御部7は、ディジタルスキャンコンバータ(DSC)
を含み、各種ディジタルメモリから構成されている(詳
細後述)。表示制御部7には、モニタ8が接続されてい
る。また表示制御部7には、ハードディスク装置(HD
D)9も接続可能である。
【0015】一方、これらの各部は、装置制御部4によ
り制御されている。装置制御部4には、キーボード等か
らなるキー入力部10が接続されている。表示制御部7
は、図2に示すように、バッファメモリ21と、画像メ
モリ22と、ビデオメモリ23とを備えている。バッフ
ァメモリ21は、超音波ビームに沿って標本されたドプ
ラデータや断層データ等の音線データを1又は複数本分
一旦記憶するものである。バッファメモリ21の入力側
には、第1セレクタ24が接続されている。第1セレク
タ24は、ドプラ信号処理部5又は断層用信号処理部6
で得られた音線データ及びHDD9に記録された音線デ
ータのいずれか一方を選択してバッファメモリ21に出
力するものである。バッファメモリ21の出力側には第
2セレクタ25が接続されている。第2セレクタ25
は、バッファメモリ21に格納された音線データ及びH
DD9に記録された音線データのいずれか一方を選択し
て出力するものである。
【0016】第2セレクタ25の出力側には、画像メモ
リ書き込み回路26が接続されている。画像メモリ書き
込み回路26は、画像メモリ22に書き込むデータの書
き込みタイミングの制御及び各種の画像処理を行うもの
である。ここでは、例えばセクタスキャンによるBモー
ド像の場合には、超音波ビームに沿った標本点と画像メ
モリの標本点の座標位置が一般には一致しないので、補
間計算等により座標変換を行う。また、画像の拡大処
理、部分拡大処理、回転・移動処理等の処理も行う。カ
ラードプラモードの場合には、断層データと、カラー画
像データとの重ね合わせを行う。さらに表示するカラー
画像の選択(流速,パワー,分散)を行う。BMモード
の場合には、異なる画像の書き込み位置を変え、複数画
像を並べて表示するように画像処理を行う。
【0017】画像メモリ書き込み回路26は、装置制御
部4により制御され、バッファメモリ21に対して読み
出し制御を行うとともに、画像メモリ22に対して書き
込み制御を行う。画像メモリ22には、画像メモリ読み
出し回路27が接続されている。画像メモリ読み出し回
路27は、装置制御部4により制御され、画像メモリ2
2の読み出しを制御する。画像メモリ読み出し回路27
には、出力セレクタ30及びビデオ信号発生回路28が
接続されている。ビデオ信号発生回路28は、同期情報
を画像メモリ読み出し回路27及び文字グラフィック発
生回路35(後述)に出力するとともに、画像メモリ読
み出し回路27からビデオ信号に同期して画像データを
受け取り、受け取った画像データをビデオ信号に変換し
て出力する。ビデオ信号発生回路28には、加算回路3
2が接続されている。加算回路32には、画像に文字や
グラフィック画像を重ね合わせるために設けられた文字
グラフィック発生回路35が接続されている。加算回路
32では、ビデオ信号発生回路28で得られたビデオ信
号に、文字グラフィック発生回路35で生成された文字
やグラフィックが重ね合わされる。加算回路32の出力
は、第3セレクタ33及び第4セレクタ34に接続され
ている。
【0018】第3セレクタ33は、外部から入力された
ビデオ信号VIN、インターフェイス回路31を介して入
力セレクタ29に入力されたハードディスク装置9に記
録されたビデオ信号の画像データ及び加算器32から出
力されたビデオ信号のいずれか1つを選択するものであ
る。第3セレクタ33で選択されたビデオ信号は、ビデ
オメモリ23に与えられる。第4セレクタ34は、加算
回路32から出力されたビデオ信号及びビデオメモリ2
3から出力されたビデオ信号のいずれか一方を選択する
ものである。選択されたビデオ信号VOUT は、モニタ8
に出力される。また、ビデオメモリ23の出力は、出力
セレクタ30にも与えられる。
【0019】出力セレクタ30は、バッファメモリ21
に格納された音線データ、画像メモリ22に格納された
画像データ及びビデオメモリ23に格納されたビデオ信
号のいずれか1つを選択し、インターフェイス回路31
に出力する。また、入力セレクタ29は、インターフェ
イス回路31から与えられたディジタルデータを、第1
セレクタ24、第2セレクタ25又は第3セレクタ33
に択一的に出力する。インターフェイス回路31は、ハ
ードディスク装置9とデータをやり取りするためのもの
である。
【0020】次に動作について説明する。キー入力部1
0を用い、操作者がモードを決定すると、装置制御部4
では、そのモードを判断して、各部にモードに応じた制
御信号を出力する。例えば、バッファメモリ21に格納
された音線データをハードディスク装置9に記録すると
ともに、カラードプラモードにおいてカラー情報(流
速,パワー,分散)の表示内容を変化させる場合につい
て説明する。
【0021】この場合には、まず出力セレクタ30を、
バッファメモリ21の出力を選択するように制御する。
また第2セレクタ25を、バッファメモリ21を選択す
るように制御する。そして、画像メモリ書き込み回路2
6では、カラー情報として流速を選択する。すると、画
像メモリ22に、Bモード像とともに流速画像が重ねて
記憶される。記憶された合成画像は、画像メモリ読み出
し回路27によってビデオ信号に同期して読み出され
る。読み出された画像データは、ビデオ信号発生回路2
8においてビデオ信号に変換され、第4セレクタ34を
介してモニタ8に出力される。このとき、文字グラフィ
ック発生回路35で発生された文字やグラフィックが、
加算回路32にて加算される。また、バッファメモリ2
1の出力は、出力セレクタ30、インターフェイス回路
31を介して、ハードディスク装置9に出力され記録さ
れる。
【0022】続いて、ハードディスク装置9に記録した
画像に対して、パワーモードで再表示することを考え
る。ここでは、第1セレクタ24を、入力セレクタ29
の出力を選択するように制御する。また、入力セレクタ
29を、その出力が第1セレクタ24に出力されるよう
に制御する。この状態で、ハードディスク装置9からイ
ンターフェイス回路31及び入力セレクタ29を介し
て、第1セレクタ24に音線データが与えられる。その
音線データをさらにバッファメモリ21に記憶させる。
バッファメモリ21の出力は、第2セレクタ25を介し
て画像メモリ書き込み回路26に転送される。ここで、
所望の画像処理がなされ、画像メモリ22に、断層デー
タとともにパワーデータが記憶される。画像メモリ22
に書き込まれた画像データは前述と同様にして、第4セ
レクタ34を介してモニタ8に出力される。
【0023】続いて、分散のカラー情報を表示させる場
合には、再度ハードディスク装置9から音線データを読
み出し、インターフェイス回路31、入力セレクタ2
9、第1セレクタ24を介して音線データがバッファ2
1に格納される。そして第2セレクタ25を介して画像
メモリ書き込み回路26に音線データが転送され、分散
を求めるための画像処理がなされる。得られた1画面分
の画像データは画像メモリ22に記憶される。その後は
前述と同様であり、第4セレクタ34を介してモニタ8
に合成画像が出力される。
【0024】次に、画像メモリ22に格納されたBモー
ド像のフリーズ画像をハードディスク装置9に記録し、
これを後で読み出して、関心領域を種々の拡大率で拡大
して診断する場合について説明する。この場合には、出
力セレクタ30を、画像メモリ読み出し回路27の出力
を選択するように制御し、入力セレクタ29を、その出
力が第2セレクタ25に出力されるように制御する。こ
れにより、画像メモリ22に格納された1画面分の画像
データが、1画面単位でハードディスク装置9に記録さ
れる。また記録された1画面の画像データは、入力セレ
クタ29及び第2セレクタ25を介して、再度画像メモ
リ22に書き込み可能である。このとき、画像メモリ書
き込み回路26で画像の拡大等の種々の画像処理を行
う。これにより、1枚の画像から、種々の画像処理が施
された画像を得ることができる。
【0025】さらに、ビデオメモリ23に記録されたビ
デオ信号の画像を、ディジタル信号の状態でハードディ
スク装置9に記録する場合には、第3セレクタ33を、
加算回路32の出力を選択するように制御し、出力セレ
クタ30をビデオメモリ23の出力を選択するように制
御する。これにより、得られたビデオ信号の画像データ
は、第3セレクタ33を介してビデオメモリ34に一旦
格納される。そしてさらに、出力セレクタ30及びイン
ターフェイス回路31を介してハードディスク装置9に
記録される。これにより、得られた複数枚の画像から所
望の画像を読み出して、これにコメント等を添えて写真
記録することができる。また、得られた画像に対して、
種々の計測処理を行うこともできる。
【0026】ハードディスク装置9に記録されたビデオ
信号の画像は、インターフェイス回路31,入力セレク
タ29及び第3セレクタ33を介してビデオメモリ34
に記録することもできる。さらに第3セレクタ33で
は、外部からのビデオ入力信号VINをビデオメモリ34
に格納することもできる。この場合には、第4セレクタ
34は、ビデオメモリ23の出力を選択する側に切り換
えられる。
【0027】ここでは、バッファメモリ21に格納され
たデータをハードディスク装置9等の外部記録装置に記
録することにより、複数種の画像処理を行う場合に、そ
の都度超音波走査を行う必要がなくなる。つまり、一旦
ハードディスク装置9に音線データ、画像データ、ビデ
オ信号等のディジタルデータを記憶すれば、画像処理
は、ハードディスク装置9からディジタルデータを読み
出すだけで行うことができる。例えば、フリーズ画像を
拡大縮小する場合や、複数画像を並べて表示する場合に
は、画像メモリ22に記憶された画像データをハードデ
ィスク装置9に一旦格納し、それを読み出して、再度画
像処理することにより行える。
【0028】さらに、ビデオメモリ34に記録されたビ
デオ信号の形態の画像データを、ディジタル状態でハー
ドディスク装置9に記録でき、ビデオ信号の画質劣化を
防止できる。 〔他の実施例〕 (a)前記実施例では、ディジタルメモリとしてバッフ
ァメモリ21と画像メモリ22とビデオメモリ23とを
例示したが、ディジタルメモリとしては、例えばフリー
ズ画像を記録するシネメモリ等の他のディジタルメモリ
を用いることもできる。シネメモリの内容を外部記録装
置(ハードディスク装置)に記録すると、それらを連続
再生することも可能になる。 (b)前記実施例では、外部記録装置としてハードディ
スク装置9を用いたが、外部記録装置としては、DA
T,ICカード,半導体ディスク,光磁気ディスク,フ
レキシブルディスク等を用いてもよい。 (c)前記実施例では、画像メモリ書き込み回路26に
リアルタイムで各種の画像処理する等の演算機能を持た
せたが、インターフェイス回路31にさらに演算機能を
持たせてもよい。この場合には、ハードディスク装置9
から読み出した音線データに対して、画像メモリ書き込
み回路26とは異なる演算処理やリアルタイムで処理で
きない複雑な演算処理を行い、画像メモリ9に書き込む
ことができる。例えば、画像メモリ書き込み回路26と
は異なる拡大率での表示や、複雑なアルゴリズムの補間
処理等が可能になる。
【0029】これにより、ハードディスク装置9から読
みだした画像メモリ22のデータとビデオメモリ23と
の間、ハードディスク装置9から読みだした音線データ
とビデオメモリ23との間でも同様な演算処理が可能に
なる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明では、処理前の音線
データを記憶するバッファメモリを含む複数のディジタ
ルメモリに記憶されたディジタルデータを出力選択手段
を介して外部記録装置に記録でき、記録されたディジタ
ルデータを入力選択手段及び選択手段を介してディジタ
ルメモリに書き込むことができるので、外部記録装置に
記録されたディジタルデータに対して種々の処理を行え
る。また、特にビデオ信号の画質の劣化を抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による超音波診断装置の概略
ブロック構成図。
【図2】その表示制御部のブロック回路図。
【符号の説明】
2 プローブ 4 装置制御部 7 表示制御部 8 モニタ 9 ハードディスク装置 21 バッファメモリ 22 画像メモリ 23 ビデオメモリ 24 第1セレクタ 25 第2セレクタ 29 入力セレクタ 30 出力セレクタ 31 インターフェイス回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−111350(JP,A) 特開 昭62−129036(JP,A) 特開 昭61−213041(JP,A) 特開 平3−293393(JP,A) 特開 平3−231652(JP,A) 特開 平3−210233(JP,A) 実開 昭63−111108(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/15

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生体内からの反射エコー信号から得られた
    音線データを処理して得られた生体情報を外部記録装置
    に記録可能な超音波診断装置において、 前記反射エコー信号から得られた処理前の音線データを
    記憶するためのバッファメモリを含む複数のディジタル
    メモリと、 前記複数のディジタルメモリのうちの1つのメモリに記
    憶されたディジタルデータを選択して前記外部記録装置
    に出力する出力選択手段と、 前記外部記録装置に記録されたディジタルデータを入力
    して前記複数のディジタルメモリのうちの1つのメモリ
    に出力する入力選択手段と、 前記各ディジタルメモリに対応して設けられ、前記反射
    エコー信号から得られたディジタルデータと、前記外部
    記録装置から前記入力選択手段を介して得られたディジ
    タルデータとのいずれか一方を選択する複数の選択手段
    と、を備えた超音波診断装置。
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