JP3091671B2 - 液体定量計量装置 - Google Patents
液体定量計量装置Info
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- JP3091671B2 JP3091671B2 JP07190968A JP19096895A JP3091671B2 JP 3091671 B2 JP3091671 B2 JP 3091671B2 JP 07190968 A JP07190968 A JP 07190968A JP 19096895 A JP19096895 A JP 19096895A JP 3091671 B2 JP3091671 B2 JP 3091671B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の液体を任意の設
定量に反復して計量する空気式の液体定量計量装置に関
する。
定量に反復して計量する空気式の液体定量計量装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気式の液体定量計量装置として
は、図2に示す構成のものがある。この装置ではプリセ
ットカウンタ5を付設した流量計3および開閉用シリン
ダ4aを装着した自動開閉弁4が配管2中に取付けられ
ており、空気源8に接続された計量開始弁11の作動に
より自己保持型の補助切換弁90を作動させて主切換弁
7を切換え、前記開閉用シリンダ4aに開作動方向の圧
力空気を供給して自動開閉弁4を開き、配管2の被測液
体を所定場所に供給する空気回路が設けられている。ま
た、前記プリセットカウンタ5には常時遮断状態にある
マイクロバルブ6が付設されており、このプリセットカ
ウンタ5からの信号によりマイクロバルブ6が作動する
時、連通状態となって、前記補助切換弁90のパイロッ
ト部90aにシャトル弁10を介して空気源8からの圧
力空気を供給するように接続されている。この液体定量
計量装置では、計量開始弁11の作動により補助切換弁
90が切換えられて自動開閉弁4が開放され、被測液体
の定量計量が開始される。これにともない、流量計3が
被測液体の流量を計測し、その流量がプリセットカウン
タ5の設定値に達するとマイクロバルブ6に信号が送ら
れてマイクロバルブ6が作動し、連通状態となる。これ
により、補助切換弁90のパイロット部90aに圧力空
気が供給され、補助切換弁90が復動して、主切換弁7
のパイロット部7aへの圧力空気の供給が遮断される。
そのため、主切換弁7は復動して自動開閉弁4の開閉用
シリンダ4aに閉作動方向の空気が供給され、自動開閉
弁4が閉止して定量計量が確実に行われる。
は、図2に示す構成のものがある。この装置ではプリセ
ットカウンタ5を付設した流量計3および開閉用シリン
ダ4aを装着した自動開閉弁4が配管2中に取付けられ
ており、空気源8に接続された計量開始弁11の作動に
より自己保持型の補助切換弁90を作動させて主切換弁
7を切換え、前記開閉用シリンダ4aに開作動方向の圧
力空気を供給して自動開閉弁4を開き、配管2の被測液
体を所定場所に供給する空気回路が設けられている。ま
た、前記プリセットカウンタ5には常時遮断状態にある
マイクロバルブ6が付設されており、このプリセットカ
ウンタ5からの信号によりマイクロバルブ6が作動する
時、連通状態となって、前記補助切換弁90のパイロッ
ト部90aにシャトル弁10を介して空気源8からの圧
力空気を供給するように接続されている。この液体定量
計量装置では、計量開始弁11の作動により補助切換弁
90が切換えられて自動開閉弁4が開放され、被測液体
の定量計量が開始される。これにともない、流量計3が
被測液体の流量を計測し、その流量がプリセットカウン
タ5の設定値に達するとマイクロバルブ6に信号が送ら
れてマイクロバルブ6が作動し、連通状態となる。これ
により、補助切換弁90のパイロット部90aに圧力空
気が供給され、補助切換弁90が復動して、主切換弁7
のパイロット部7aへの圧力空気の供給が遮断される。
そのため、主切換弁7は復動して自動開閉弁4の開閉用
シリンダ4aに閉作動方向の空気が供給され、自動開閉
弁4が閉止して定量計量が確実に行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この液体定量計量装置
では、計量中に停電または異常により空気源8の圧力空
気が著しく低下して主切換弁90のパイロット部90a
を押圧する力が弱くなった場合、主切換弁7は自己復帰
により復動し、開閉用シリンダ4aに閉方向の空気を供
給する状態に復帰する。この時、配管中の緊急遮断弁
(図示せず)が作動するものの自動開閉弁4は低下した
圧力空気の圧力に応じて閉まった状態となるか、または
開いたままの状態となる。この状態で、空気源8が復旧
して圧力空気の圧力が所定圧力に戻り、緊急遮断弁が開
放されれると、補助切換弁90は作動状態が自己保持さ
れているため、主切換弁7のパイロット部7aに圧力空
気が供給される。そのため、主切換弁7が再作動して、
開閉用シリンダ4aに開作動方向の空気が供給されて自
動開閉弁4が開き、再び配管2の被測液体が流れる。こ
の時、配管2に異常があって点検のために配管2を取外
していれば被測液体が作業員に触れたり、タンクから溢
れ出たりする危険があり、これらの危険を解消した安全
性の高い液体定量計量装置が要望されている。
では、計量中に停電または異常により空気源8の圧力空
気が著しく低下して主切換弁90のパイロット部90a
を押圧する力が弱くなった場合、主切換弁7は自己復帰
により復動し、開閉用シリンダ4aに閉方向の空気を供
給する状態に復帰する。この時、配管中の緊急遮断弁
(図示せず)が作動するものの自動開閉弁4は低下した
圧力空気の圧力に応じて閉まった状態となるか、または
開いたままの状態となる。この状態で、空気源8が復旧
して圧力空気の圧力が所定圧力に戻り、緊急遮断弁が開
放されれると、補助切換弁90は作動状態が自己保持さ
れているため、主切換弁7のパイロット部7aに圧力空
気が供給される。そのため、主切換弁7が再作動して、
開閉用シリンダ4aに開作動方向の空気が供給されて自
動開閉弁4が開き、再び配管2の被測液体が流れる。こ
の時、配管2に異常があって点検のために配管2を取外
していれば被測液体が作業員に触れたり、タンクから溢
れ出たりする危険があり、これらの危険を解消した安全
性の高い液体定量計量装置が要望されている。
【0004】本発明は上記要望に鑑み発明されたもの
で、定量計量中に空気源の圧力空気の圧力低下があって
も安全に計量作業が再開することができる液体定量計量
装置を提供しようとするものである。
で、定量計量中に空気源の圧力空気の圧力低下があって
も安全に計量作業が再開することができる液体定量計量
装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】被測液体が流れる配管中
にプリセットカウンタを付設した流量計および自動開閉
弁を配設し、この自動開閉弁の開閉用シリンダに主切換
弁を介して空気源を接続するとともに主切換弁のパイロ
ット部に補助切換弁を介して空気源を接続した空気回路
を設ける一方、プリセットカウンタにマイクロバルブを
付設し、このマイクロバルブを前記空気回路に配置し、
計量開始弁により補助切換弁を切換えて自動開閉弁を開
放し、プリセットカウンタの信号によりマイクロバルブ
を作動させて補助切換弁を復動させ、自動開閉弁を閉止
して被測液体の定量計量を行う液体定量計量装置におい
て、補助切換弁を自動復帰型とし、そのパイロット部に
シャトル弁を介して計量開始弁の作動により供給される
圧力空気と、補助切換弁の作動により供給される圧力空
気とのいずれかを供給する空気回路を設けている。
にプリセットカウンタを付設した流量計および自動開閉
弁を配設し、この自動開閉弁の開閉用シリンダに主切換
弁を介して空気源を接続するとともに主切換弁のパイロ
ット部に補助切換弁を介して空気源を接続した空気回路
を設ける一方、プリセットカウンタにマイクロバルブを
付設し、このマイクロバルブを前記空気回路に配置し、
計量開始弁により補助切換弁を切換えて自動開閉弁を開
放し、プリセットカウンタの信号によりマイクロバルブ
を作動させて補助切換弁を復動させ、自動開閉弁を閉止
して被測液体の定量計量を行う液体定量計量装置におい
て、補助切換弁を自動復帰型とし、そのパイロット部に
シャトル弁を介して計量開始弁の作動により供給される
圧力空気と、補助切換弁の作動により供給される圧力空
気とのいずれかを供給する空気回路を設けている。
【0006】
【作用】上記液体定量計量装置では、プリセットカウン
タ内のマイクロバルブを連通状態にした後、計量開始弁
の作動により補助切換弁が切換わり、続いて主切換弁が
切換わる。そのため、自動開閉弁の開閉シリンダに空気
源から圧力空気が供給されて、自動開閉弁が開放され、
配管内の被測液体が所定場所に供給される。同時に、配
管内の被測液体が流量計により計測され、その流量があ
らかじめ設定された設定値に達すると、プリセットカウ
ンタが作動してマイクロバルブに信号が送られ、マイク
ロバルブを遮断状態とする。そのため、マイクロバルブ
を通じて補助切換弁のパイロット部に送られていた圧力
空気が遮断されて補助切換弁が自動復帰し、続いて主切
換弁が自動復帰し、これにより開閉シリンダに閉作動方
向の圧力空気が供給されて自動開閉弁が閉じ、定量計量
作業が完了する。
タ内のマイクロバルブを連通状態にした後、計量開始弁
の作動により補助切換弁が切換わり、続いて主切換弁が
切換わる。そのため、自動開閉弁の開閉シリンダに空気
源から圧力空気が供給されて、自動開閉弁が開放され、
配管内の被測液体が所定場所に供給される。同時に、配
管内の被測液体が流量計により計測され、その流量があ
らかじめ設定された設定値に達すると、プリセットカウ
ンタが作動してマイクロバルブに信号が送られ、マイク
ロバルブを遮断状態とする。そのため、マイクロバルブ
を通じて補助切換弁のパイロット部に送られていた圧力
空気が遮断されて補助切換弁が自動復帰し、続いて主切
換弁が自動復帰し、これにより開閉シリンダに閉作動方
向の圧力空気が供給されて自動開閉弁が閉じ、定量計量
作業が完了する。
【0007】この間、停電等何らかの原因で空気源の圧
力空気の圧力が低下すると、切換わった状態にある補助
切換弁、主切換弁が自動復帰する。そのため、自動開閉
弁の開閉シリンダには自動開閉弁を閉止する閉作動方向
の圧力空気が供給されるが、この圧力空気の圧力に応じ
て自動開閉弁は閉じた状態あるいは開いたままの状態と
なる。この時、緊急遮断弁が作動して被測液体の供給が
停止されるが、その後に空気源の圧力空気が所定圧力に
復帰すると、この時にはすでに補助切換弁が自動復帰し
ているため、空気源からの圧力空気は主切換弁のパイロ
ット部に供給されず、主切換弁は自動復帰した状態に保
持される。また、自動開閉弁には閉作動方向の圧力空気
が供給されるので、自動開閉弁は閉じることとなり、空
気源の復旧にともなって配管内の液体が流れ出すような
ことは皆無となる。
力空気の圧力が低下すると、切換わった状態にある補助
切換弁、主切換弁が自動復帰する。そのため、自動開閉
弁の開閉シリンダには自動開閉弁を閉止する閉作動方向
の圧力空気が供給されるが、この圧力空気の圧力に応じ
て自動開閉弁は閉じた状態あるいは開いたままの状態と
なる。この時、緊急遮断弁が作動して被測液体の供給が
停止されるが、その後に空気源の圧力空気が所定圧力に
復帰すると、この時にはすでに補助切換弁が自動復帰し
ているため、空気源からの圧力空気は主切換弁のパイロ
ット部に供給されず、主切換弁は自動復帰した状態に保
持される。また、自動開閉弁には閉作動方向の圧力空気
が供給されるので、自動開閉弁は閉じることとなり、空
気源の復旧にともなって配管内の液体が流れ出すような
ことは皆無となる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基き本発明の一実施例を説明す
る。図1において、1は被測液体が流れる配管2に配置
された液体定量計量装置である。この液体定量計量装置
1は配管2中に取付けられた流量計3および開閉用シリ
ンダ4aを装着した自動開閉弁4を有しており、この流
量計3にはブリセットカウンタ5が付設されている。ま
た、前記プリセットカウンタ5には空気式のマイクロバ
ルブ6が組付けてあり、このマイクロバルブ6はプリセ
ットカウンタ5の設定時に作動レバー6aが押圧されて
後記する第2の空気回路を連通させるように構成されて
いる。また、前記マイクロバルブ6の作動レバー6a
は、被測液体の流量がプリセットカウンタ5の設定値に
達するとプリセットカウンタ5からの信号により復帰し
て遮断状態となり、これが組込まれた第2の空気回路を
遮断する構成になっている。
る。図1において、1は被測液体が流れる配管2に配置
された液体定量計量装置である。この液体定量計量装置
1は配管2中に取付けられた流量計3および開閉用シリ
ンダ4aを装着した自動開閉弁4を有しており、この流
量計3にはブリセットカウンタ5が付設されている。ま
た、前記プリセットカウンタ5には空気式のマイクロバ
ルブ6が組付けてあり、このマイクロバルブ6はプリセ
ットカウンタ5の設定時に作動レバー6aが押圧されて
後記する第2の空気回路を連通させるように構成されて
いる。また、前記マイクロバルブ6の作動レバー6a
は、被測液体の流量がプリセットカウンタ5の設定値に
達するとプリセットカウンタ5からの信号により復帰し
て遮断状態となり、これが組込まれた第2の空気回路を
遮断する構成になっている。
【0009】一方、前記自動開閉弁4の開閉用シリンダ
4aは主切換弁7を介して空気源8に接続してあり、主
切換弁7が切換えられることにより自動開閉弁4を開閉
する第1の空気回路が構成されている。また、前記主切
換弁7のパイロット部7aは補助切換弁9に接続されて
おり、この補助切換弁9のパイロット部9aにはシャト
ル弁10を介して空気源8に接続された計量開始弁11
と前記主切換弁7のパイロット部7aに接続されたマイ
クロバルブ6の一端とが接続されており、計量開始弁1
1の作動後これが自動復帰しても圧力空気を補助切換弁
9のパイロット部9aに供給して作動状態を保持する第
2の空気回路が構成されている。さらに、前記マイクロ
バルブ6とシャトル弁10との間にはストップ用切換弁
12が接続されており、このストップ用切換弁12を作
動させて開放すると、補助切換弁7および主切換弁7の
パイロット部7aへの圧力空気の供給が遮断され、主切
換弁7が復動して自動開閉弁4が閉じるように構成され
ている。
4aは主切換弁7を介して空気源8に接続してあり、主
切換弁7が切換えられることにより自動開閉弁4を開閉
する第1の空気回路が構成されている。また、前記主切
換弁7のパイロット部7aは補助切換弁9に接続されて
おり、この補助切換弁9のパイロット部9aにはシャト
ル弁10を介して空気源8に接続された計量開始弁11
と前記主切換弁7のパイロット部7aに接続されたマイ
クロバルブ6の一端とが接続されており、計量開始弁1
1の作動後これが自動復帰しても圧力空気を補助切換弁
9のパイロット部9aに供給して作動状態を保持する第
2の空気回路が構成されている。さらに、前記マイクロ
バルブ6とシャトル弁10との間にはストップ用切換弁
12が接続されており、このストップ用切換弁12を作
動させて開放すると、補助切換弁7および主切換弁7の
パイロット部7aへの圧力空気の供給が遮断され、主切
換弁7が復動して自動開閉弁4が閉じるように構成され
ている。
【0010】この構成による液体定量計量装置の動作を
説明する。まず所定の圧力を持つ圧力空気を供給する空
気源8を作動させ、次にプリセットカウンタ5によって
所望の被測液体の設定値を設定した後、マイクロバルブ
6の作動レバー6aを作動させ、マイクロバルブ6を導
通状態に保持する。この状態において、計量開始弁11
を押圧操作すると、空気源8の圧力空気はシャトル弁1
0の作用により補助切換弁9のパイロット部9aに供給
され、補助切換弁8が切換えられる。これにより空気源
8の圧力空気が主切換弁7のパイロット部7aに供給さ
れ、主切換弁7が切換わって圧力空気が自動開閉弁4の
開閉用シリンダ4aの開作動方向に供給されて自動開閉
弁4が開く。同時に、プリセットカウンタ5のマイクロ
バルブ6に供給される圧力空気は計量開始弁11が自動
復帰して後にシャトル弁10を介して補助切換弁9のパ
イロット部9aに供給され、補助切換弁9を切換えた状
態に保持することができる。
説明する。まず所定の圧力を持つ圧力空気を供給する空
気源8を作動させ、次にプリセットカウンタ5によって
所望の被測液体の設定値を設定した後、マイクロバルブ
6の作動レバー6aを作動させ、マイクロバルブ6を導
通状態に保持する。この状態において、計量開始弁11
を押圧操作すると、空気源8の圧力空気はシャトル弁1
0の作用により補助切換弁9のパイロット部9aに供給
され、補助切換弁8が切換えられる。これにより空気源
8の圧力空気が主切換弁7のパイロット部7aに供給さ
れ、主切換弁7が切換わって圧力空気が自動開閉弁4の
開閉用シリンダ4aの開作動方向に供給されて自動開閉
弁4が開く。同時に、プリセットカウンタ5のマイクロ
バルブ6に供給される圧力空気は計量開始弁11が自動
復帰して後にシャトル弁10を介して補助切換弁9のパ
イロット部9aに供給され、補助切換弁9を切換えた状
態に保持することができる。
【0011】この状態で、配管2中の被測液体が所定場
所に供給されると、その被測液体の流量が流量計3によ
り計測され、この流量がプリセットカウンタ5の設定値
に達すると、プリセットカウンタ5から信号がマイクロ
バルブ6に送られ、マイクロバルブ6の作動レバー6a
が復帰して、マイクロバルブ6を遮断状態にする。その
ため、補助切換弁9のパイロット部9aへの圧力空気の
供給が停止し、補助切換弁9、主切換弁7が続いて自動
復帰する。従って、自動開閉弁4の開閉用シリンダ4a
の閉作動方向に圧力空気が供給され、自動開閉弁4が閉
止されて定量計量作業が完了する。
所に供給されると、その被測液体の流量が流量計3によ
り計測され、この流量がプリセットカウンタ5の設定値
に達すると、プリセットカウンタ5から信号がマイクロ
バルブ6に送られ、マイクロバルブ6の作動レバー6a
が復帰して、マイクロバルブ6を遮断状態にする。その
ため、補助切換弁9のパイロット部9aへの圧力空気の
供給が停止し、補助切換弁9、主切換弁7が続いて自動
復帰する。従って、自動開閉弁4の開閉用シリンダ4a
の閉作動方向に圧力空気が供給され、自動開閉弁4が閉
止されて定量計量作業が完了する。
【0012】この間、停電等何らかの原因で空気源8の
圧力空気の圧力が低下すると、補助切換弁9、主切換弁
7が自動復帰するが、自動開閉弁4はその時の圧力空気
の圧力に応じて閉じた状態あるいは開いたままの状態と
なる。この時、緊急遮断弁(図示せず)が作動して配管
2内の被測液体の供給が停止するが、その後に空気源8
が復旧して圧力空気が所定圧力に復帰すると、すでに補
助切換弁9が自動復帰しているので、空気源8からの圧
力空気は主切換弁7のパイロット部7aに供給されず、
主切換弁7は復帰した状態に保持され、再作動しない。
また、圧力空気の復旧にともなって、前記自動開閉弁4
にはこれを閉止する方向の圧力空気が供給されるので、
自動開閉弁4は閉止し、空気源8の復旧にともなって配
管2内の被測液体が流れ出すようなことは皆無となる。
圧力空気の圧力が低下すると、補助切換弁9、主切換弁
7が自動復帰するが、自動開閉弁4はその時の圧力空気
の圧力に応じて閉じた状態あるいは開いたままの状態と
なる。この時、緊急遮断弁(図示せず)が作動して配管
2内の被測液体の供給が停止するが、その後に空気源8
が復旧して圧力空気が所定圧力に復帰すると、すでに補
助切換弁9が自動復帰しているので、空気源8からの圧
力空気は主切換弁7のパイロット部7aに供給されず、
主切換弁7は復帰した状態に保持され、再作動しない。
また、圧力空気の復旧にともなって、前記自動開閉弁4
にはこれを閉止する方向の圧力空気が供給されるので、
自動開閉弁4は閉止し、空気源8の復旧にともなって配
管2内の被測液体が流れ出すようなことは皆無となる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
被測液体の配管中にプリセットカウンタを付設した流量
計と開閉用シリンダを有する自動開閉弁とを配置し、こ
の開閉用シリンダに主切換弁を介して空気源を接続し、
さらに主切換弁のパイロット部に自動復帰型の補助切換
弁を介して空気源を接続する一方、作業開始弁の作動に
より補助切換弁のパイロット部に空気源からの圧力空気
を供給するとともに補助切換弁から供給される圧力空気
を自身のパイロット部に供給するように構成している。
そのため、自動開閉弁が開いた状態で空気源の故障等に
より圧力空気の圧力が低下して主切換弁が復動しても、
その時の圧力空気の圧力によっては自動開閉弁は開いた
状態に保持されることもあるが、空気源が復旧して圧力
空気の圧力が上昇すると、ただちに自動開閉弁が閉止状
態となる。従って、本発明では主切換弁が再作動するよ
うなこともなく、配管中の被測液体が突然に流れ出すよ
うなことは皆無となり、配管点検中の作業者に被測液体
が触れるようなことがないばかりか、供給先のタンクか
ら被測液体が溢れ出る等の危険を防ぐことができ、安全
性の向上が図れる。
被測液体の配管中にプリセットカウンタを付設した流量
計と開閉用シリンダを有する自動開閉弁とを配置し、こ
の開閉用シリンダに主切換弁を介して空気源を接続し、
さらに主切換弁のパイロット部に自動復帰型の補助切換
弁を介して空気源を接続する一方、作業開始弁の作動に
より補助切換弁のパイロット部に空気源からの圧力空気
を供給するとともに補助切換弁から供給される圧力空気
を自身のパイロット部に供給するように構成している。
そのため、自動開閉弁が開いた状態で空気源の故障等に
より圧力空気の圧力が低下して主切換弁が復動しても、
その時の圧力空気の圧力によっては自動開閉弁は開いた
状態に保持されることもあるが、空気源が復旧して圧力
空気の圧力が上昇すると、ただちに自動開閉弁が閉止状
態となる。従って、本発明では主切換弁が再作動するよ
うなこともなく、配管中の被測液体が突然に流れ出すよ
うなことは皆無となり、配管点検中の作業者に被測液体
が触れるようなことがないばかりか、供給先のタンクか
ら被測液体が溢れ出る等の危険を防ぐことができ、安全
性の向上が図れる。
【図1】本発明の定量計量装置の概略構成図である。
【図2】従来の定量計量装置の概略構成図である。
1 液体定量計量装置 2 配管 3 流量計 4 自動開閉弁 4a 開閉用シリンダ 5 プリセットカウンタ 6 マイクロバルブ 6a 作動レバー 7 主切換弁 7a パイロット部 8 空気源 9, 90 補助切換弁 9a,90a パイロット部 10 シャトル弁 11 計量開始弁 12 ストップ用切換弁
Claims (1)
- 【請求項1】被測液体が流れる配管中にプリセットカウ
ンタを付設した流量計および自動開閉弁を配設し、この
自動開閉弁の開閉用シリンダに主切換弁を介して空気源
を接続するとともに主切換弁のパイロット部に補助切換
弁を介して空気源を接続した空気回路を設ける一方、プ
リセットカウンタにマイクロバルブを付設し、このマイ
クロバルブを前記空気回路に配置し、計量開始弁により
補助切換弁を切換えて自動開閉弁を開放し、プリセット
カウンタの信号によりマイクロバルブを作動させて補助
切換弁を復動させ、自動開閉弁を閉止して被測液体の定
量計量を行う液体定量計量装置において、 補助切換弁を自動復帰型とし、そのパイロット部にシャ
トル弁を介して計量開始弁の作動により供給される圧力
空気と、補助切換弁の作動により供給される圧力空気と
のいずれかを供給する空気回路を設けたことを特徴とす
る液体定量計量装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07190968A JP3091671B2 (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 液体定量計量装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07190968A JP3091671B2 (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 液体定量計量装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH095149A JPH095149A (ja) | 1997-01-10 |
JP3091671B2 true JP3091671B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=16266682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07190968A Expired - Lifetime JP3091671B2 (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 液体定量計量装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3091671B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014189916A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Wacoal Corp | 衣料および可撓性パーツ |
-
1995
- 1995-06-21 JP JP07190968A patent/JP3091671B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014189916A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Wacoal Corp | 衣料および可撓性パーツ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH095149A (ja) | 1997-01-10 |
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