[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2873716B2 - 交流アークの起動方法 - Google Patents

交流アークの起動方法

Info

Publication number
JP2873716B2
JP2873716B2 JP10140390A JP10140390A JP2873716B2 JP 2873716 B2 JP2873716 B2 JP 2873716B2 JP 10140390 A JP10140390 A JP 10140390A JP 10140390 A JP10140390 A JP 10140390A JP 2873716 B2 JP2873716 B2 JP 2873716B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arc
polarity
starting
output
welding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10140390A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03297560A (ja
Inventor
常夫 品田
孝之 鹿島
常夫 三田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Via Mechanics Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiko Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Seiko Ltd filed Critical Hitachi Seiko Ltd
Priority to JP10140390A priority Critical patent/JP2873716B2/ja
Priority to DE4023155A priority patent/DE4023155C2/de
Priority to US07/556,096 priority patent/US5225660A/en
Publication of JPH03297560A publication Critical patent/JPH03297560A/ja
Priority to US08/064,987 priority patent/US5349159A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2873716B2 publication Critical patent/JP2873716B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)
  • Arc Welding Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、消耗電極を用いる交流ガスシールドアーク
溶接におけるアーク起動特性の向上に有効な交流アーク
の起動方法に関する。
〔従来の技術〕
例えば、非消耗電極式交流ガスシールドアーク溶接に
おいては、実開平1−100672号公報に記述されているよ
うに、アークが起動されるまでは極性EP(電極の極性が
プラス)あるいは極性EN(電極の極性がマイナス)を持
続させ、アーク起動直後に交流に切換える方法が採用さ
れている。
また、市販の消耗電極式直流ガスシールドアーク溶接
機では、第6図に示すようにアーク起動までの出力は、
溶接時の定常出力より大きな出力値に設定する方法が採
用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記、非消耗電極交流溶接では高周波交流を用いてア
ーク起動を行うため、消耗電極を母材に接触させてアー
クを起動させる方法については考慮されていない。
また、消耗電極式直流溶接では消耗電極を母材に接触
させて行うアーク起動についての考慮はなされている
が、この方法は極性EPの直流溶接についてのものであ
り、極性の切換えについては考慮されていない。
ところで、アーク起動直後に、ワイヤの極性をENに切
換えると、極性ENの溶込みは極性EPに比べ少いため、ア
ーク起動部に融合不良あるいはオーバーラップなどの溶
接欠陥を生じる恐れがある。また、アーク起動直後に極
性を切換えると、出力は一度0になってから次の極性に
移るため、せっかく発生させたアークを消弧し、再度ア
ークを発生させることになり、アーク起動直後の不安定
なアーク形態をさらに一層不安定なものにする恐れがあ
る。
本発明の目的は、スムーズにアークを起動させるとと
もに、その起動アークを安定にする交流アークの起動方
法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の交流アーク起動
方法は、消耗電極と母材の間に交流出力を印加して行う
交流ガスシールドアーク溶接の交流アークの起動方法に
おいて、アーク起動前およびアーク起動後所定の時間が
経過するまでの間の印加出力を、一定の極性で定常出力
より大きく設定するとともに、アーク起動後所定の時間
が経過した後極性の切換えを行うことを特徴としてい
る。そして極性は、溶接施工目的に適合するように極性
EPあるいは極性ENいずれか一方の極性に固定し、アーク
起動後所定時間が経過した時点で通常の交流出力に切換
えるとよい。
〔作用〕
消耗電極であるワイヤを極性EPとして、溶接時より出
力設定を大きくすることにより、アーク起動を行うこと
ができる。
アーク起動後のアーク形態が安定化されるまでの間は
極性の切換えを行なわず、安定化されたアークが持続す
るようになってから極性を切換えるようにする。
〔実施例〕
第1図は、消耗電極として軟鋼φ1.2mmワイヤを用い
た場合のアーク起動の一例で、ワイヤと母材間に印加す
る電圧に、アーク起動時の初期設定電圧VO、アーク起動
後の定常状態におけるワイヤの極性EP時の電圧VP、同じ
く定常状態におけるワイヤの曲折EN時の電圧VNで示し、
またアーク起動後、初期設定電圧VOを保持する時間をTO
で、ワイヤの極性EP,ENの期間をそれぞれTP,TNで示すも
のとして、VO=40V,VP=30V,VN=20V,TO=100ms,TP=4
msに一定とし、ワイヤ送給速度に略反比例させて期間TN
を増減させてアーク起動を行った。その結果いずれのワ
イヤ送給速度においても、良好なアーク起動および安定
な交流アークが得られた。
第2図は、銅を主成分とするφ1.0mmミグブレーズワ
イヤについての一例で、アーク起動時の設定電流IO、ア
ーク起動後の定常状態におけるワイヤの極性EP時の電流
IP、同じく定常状態におけるワイヤの極性EN時の電流IN
で示し、またアーク起動後、設定電流IOを保持する時間
TO、ワイヤの極性EP,ENの期間をそれぞれTP,TNで示すも
のとして、IO=300A,IP=300A,IN=50A,TP=25ms,TO=5
0ms一定とし、ワイヤ送給速度に応じて極性ENの期間TN
を増減させた。ミグブレーズ溶接では、母材をほとんど
溶融させないことが必要であるため、大きな出力を必要
とするアーク起動時には極性ENとし、アーク起動時の母
材溶融を極力抑制することにしている。
第3図は、ワイヤの燃え上りを生じ易い、細径ワイヤ
やアルミニウムワイヤなどに適する方法で、アーク起動
後、時間TOが経過するまでの出力設定を、初期設定VO
下で、溶接時の設定VP以上の電圧V1にすることによっ
て、前記第1図の場合より時間TOを長くすることがで
き、アーク起動特性はさらに向上する。
なお、第1図および第3図では定電圧特性電源の場合
のアーク起動方法、第2図は定電流特性電源の場合アー
ク起動方法について説明したが、いずれのアーク起動方
法も電源特性によって制限されるものではなく、いずれ
の特性を用いても良好な結果が得られることは言うまで
もない。
以下本発明の交流アークの起動方法を実現する交流ガ
スシールドアーク溶接機について説明する。
第4図は第1図に示すアーク起動方法を適用した交流
ガスシールドアーク溶接機のブロック図である。第4図
において、インバータ回路2は直流電源1の出力を交流
に変換し、溶接ワイヤ3はインバータ2から電力供給さ
れ送給装置4により送りだされて母材5を溶接する。
直流電源1の出力を設定する電圧設定器13,14はそれ
ぞれ溶接ワイヤの極性EP時の電圧値VP、溶接ワイヤの極
性EN時の電圧値VNの値を設定し、時間設定器15,16はそ
れぞれVPの期間TP,VNの期間TNを設定する。極性設定器1
2は、時間設定器15,16のTP,TNの信号を、インバータ回
路2のインバータ駆動回路6及び電流設定器13,14を切
り換える出力切換えスイッチ11に送信する。出力切換ス
イッチ11は、期間TPでの電圧がVPに、期間TNでの電圧が
VNとなるように電圧設定器13,14を切り換える。溶接電
流設定器10は、送給装置4を駆動するワイヤ駆動回路9
への制御指令を発する。電圧誤差増幅器18はインバータ
回路2に設けられたアーク電圧検出器17の出力とアーク
電圧設定器19で設定された値と一致するようにTNの時間
設定器16を制御する。
さて、アーク起動の動作を行うと、交流/直流切換え
信号発生器7からインバータ回路2に溶接ワイヤ3の極
性EPになるように信号を出すと同時に、起動時出力設定
器12の設定値V0は起動信号切換えスイッチ24から直流電
源1及びインバータ回路2を介して溶接ワイヤ3と母材
5の間に印加される。溶接ワイヤ3と母材5間にアーク
が点弧されるとインバータ回路2の出力側に接続された
溶接電流検出器25が電流を検知し、その検知信号が電流
検出用タイマ26が作動させ、電流検出用タイマ26はそれ
に接続されたタイマ時間設定器27の設定時間T0後に動作
信号を出して、交流/直流切換え信号発生器7を動作さ
せる。交流/直流切換え信号発生器7は交流動作信号を
出して駆動回路6を駆動すると同時に、起動切換えスイ
ッチ24を動作させて出力切換えスイッチ11と直流電源1
を接続する。かくして通常の溶接電流が供給されること
になる。
また、第2図に示す交流アークの起動方法を適用する
交流ガスシールドアーク溶接機は、第4図のブロック図
において、起動出力設定器21に初期設定電圧V0の代わり
に設定電流I0を設定し、電圧設定器13、14の代わりに電
流設定器をそれぞれ設けて極性EP時の電流IP,極性EN時
の電流INを設定するだけでよく、装置の他の構成要素は
第4図に示すものと同じであるので、説明を省略する。
第5図は、第3図に示す交流アークの起動方法を適用
する方法ガスシールドアーク溶接機のブロック図であ
る。この装置を第4図に示すものと比較して説明する
と、第4図の起動出力設定器21の初期設定電圧V0の代わ
りに電圧V1(V0以下で、VP以上)を設定した起動直後出
力設定器22を設け、別に起動出力設定器21を設けて、こ
の起動出力設定器21に電圧V0を設定し、さらに電圧V0
電圧V1の出力を切り換える設定値切換えスイッチ23を設
けて、これを溶接電流検出器25に接続したものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、交流アーク起動方法を、消耗電極と
母材間に印加する出力が、アーク起動時及びアーク起動
後所定時間が経過するまで、一定の極性で溶接時の定常
出力より大きく、かつ所定時間後に極性を切換えるもの
としたので、消耗電極式交流ガスシールドアーク溶接に
おいても、スムーズなアーク起動を行うことができると
ともに、アークの不安定要因である極性の転換もなく、
アークの安定性も向上し、溶接作業能率が向上する。
また、アーク起動時の極性を選択することにより、例
えばミグブレーズなど母材の溶込みを抑制したい場合に
も、アーク起動時の極性EPで良好な結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図はそれぞれ本発明による交流
アークの起動方法の各実施例を示す図、第4図、第5図
はそれぞれ第1図、第3図に示す交流アークの起動方法
を適用した交流ガスシールドアーク溶接機のブロック
図、第6図は従来技術の交流アークの起動方法の説明図
である。 1:直流電源、2:インバータ回路、3:溶接ワイヤ、4:送給
装置、5:母材、6:インバータ駆動回路、7:交流/直流切
換え信号発生器、9:ワイヤ駆動回路、10:溶接電流設定
器、11:出力切換えスイッチ、13,14:電圧設定器、15,1
6:時間設定器、17:アーク電圧検出器、18:電圧誤差増幅
器、19:アーク電圧設定器、21:起動時出力設定器、22:
起動直後出力設定器、23:設定値切換えスイッチ、24:起
動信号切換スイッチ、25:溶接電流検出器、26:電流検出
用タイマ、27:タイマ時間設定器。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−234365(JP,A) 特開 昭52−22552(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 9/073 B23K 9/173 B23K 9/067

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】消耗電極と母材との間に交流出力を印加し
    て行う交流ガスシールドアーク溶接の交流アークの起動
    方法において、アーク起動前、およびアーク起動後の所
    定の時間が経過するまでの間の印加出力を、一定の極性
    で定常出力より大きく設定するとともに、アーク起動後
    所定の時間が経過した後極性の切換えを行うことを特徴
    とする交流アークの起動方法。
  2. 【請求項2】アーク起動後所定の時間が経過するまでの
    極性は、電極プラスであることを特徴とする請求項1記
    載の交流アークの起動方法。
  3. 【請求項3】アーク起動後所定の時間が経過するまでの
    極性は、電極マイナスであることを特徴とする請求項1
    記載の交流アークの起動方法。
JP10140390A 1989-07-21 1990-04-17 交流アークの起動方法 Expired - Fee Related JP2873716B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10140390A JP2873716B2 (ja) 1990-04-17 1990-04-17 交流アークの起動方法
DE4023155A DE4023155C2 (de) 1989-07-21 1990-07-20 Wechselstrom-Schutzgaslichtbogenschweißverfahren und Vorrichtung mit verbrauchbarer Elektrode
US07/556,096 US5225660A (en) 1989-07-21 1990-07-23 Consumable-electrode ac gas shield arc welding method and apparatus therefor
US08/064,987 US5349159A (en) 1989-07-21 1993-05-24 Consumable-electrode AC gas shield arc welding method and apparatus therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10140390A JP2873716B2 (ja) 1990-04-17 1990-04-17 交流アークの起動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03297560A JPH03297560A (ja) 1991-12-27
JP2873716B2 true JP2873716B2 (ja) 1999-03-24

Family

ID=14299763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10140390A Expired - Fee Related JP2873716B2 (ja) 1989-07-21 1990-04-17 交流アークの起動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2873716B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4846898B2 (ja) 2000-09-12 2011-12-28 株式会社ダイヘン 交流パルスアーク溶接制御方法及び溶接電源装置
JP2008018436A (ja) 2006-07-11 2008-01-31 Yorozu Corp 溶接方法および溶接物
JP5499472B2 (ja) * 2008-12-25 2014-05-21 パナソニック株式会社 アーク溶接制御方法およびアーク溶接装置
JP5982628B2 (ja) * 2011-12-06 2016-08-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 アーク溶接制御方法およびアーク溶接装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03297560A (ja) 1991-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5225660A (en) Consumable-electrode ac gas shield arc welding method and apparatus therefor
JPS60108175A (ja) 消耗電極式ア−ク溶接方法におけるア−ク起動方法
JPH11342469A (ja) 溶接ア―クを始動させるための方法及び装置
JP2873716B2 (ja) 交流アークの起動方法
JP3192457B2 (ja) 非消耗電極アーク溶接方法および装置
JP3368851B2 (ja) パルス溶接装置とその制御方法
JP4391877B2 (ja) 入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法
JP3110135B2 (ja) 消耗電極式交流アーク溶接機の制御方法
JPS569064A (en) Method and device of arc starting of electrode consuming arc welding machine
JPS6254585B2 (ja)
JP3162137B2 (ja) 消耗電極式ガスシールドアーク溶接方法および装置
JP3856355B2 (ja) 消耗電極式の交流ガスシールドアーク溶接方法および装置
JPS6255472B2 (ja)
JP4312999B2 (ja) アークスタート制御方法。
JPH09271942A (ja) パルスmagアーク溶接方法及び溶接装置
JP2819607B2 (ja) ミグ及びマグパルスアーク溶接方法
JPH01197068A (ja) 溶接アーク起動装置
JPS6219267B2 (ja)
JP2002192363A (ja) レーザ照射交流アーク溶接方法
JPH09192832A (ja) 消耗電極式アーク溶接機
JP2903092B2 (ja) 消耗電極交直両用ガスシールドアーク溶接機
JPS626908B2 (ja)
JPH11151577A (ja) Tigアーク溶接装置
JPH0221909B2 (ja)
JP2004322148A (ja) アーク溶接制御方法及びアーク溶接機

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080114

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees