JP2756234B2 - 時計体の指針修正機構 - Google Patents
時計体の指針修正機構Info
- Publication number
- JP2756234B2 JP2756234B2 JP20121894A JP20121894A JP2756234B2 JP 2756234 B2 JP2756234 B2 JP 2756234B2 JP 20121894 A JP20121894 A JP 20121894A JP 20121894 A JP20121894 A JP 20121894A JP 2756234 B2 JP2756234 B2 JP 2756234B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- hand
- minute
- gear
- movable plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 240000000220 Panda oleosa Species 0.000 description 9
- 235000016496 Panda oleosa Nutrition 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、置時計や掛時計におけ
る指針の修正機構に関するものである。
る指針の修正機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在使用されているアナログ時計の多く
のものは、ステップモータなどの単位時間内での正確な
回転速度を有するモータを用い、通常、モータの回転軸
に取り付けたロータカナの回転を5番車と呼ばれる減速
歯車を介して先ず秒針車である4番車に伝達するもので
あり、5番車の小径歯車である5番カナで秒針車を回転
させ、秒針車の小径歯車である秒針カナから3番車と呼
ばれる減速歯車を介して3番車の小径歯車である3番カ
ナと噛合する分針車を、さらに分針カナから日ノ裏車と
呼ばれる減速歯車を介して時針車を回転させており、指
針修正用ツマミにより手動で回転させる修正用歯車を日
ノ裏車と噛合させ、指針修正用ツマミを回転させること
により分針や時針を回転させるようにしている。
のものは、ステップモータなどの単位時間内での正確な
回転速度を有するモータを用い、通常、モータの回転軸
に取り付けたロータカナの回転を5番車と呼ばれる減速
歯車を介して先ず秒針車である4番車に伝達するもので
あり、5番車の小径歯車である5番カナで秒針車を回転
させ、秒針車の小径歯車である秒針カナから3番車と呼
ばれる減速歯車を介して3番車の小径歯車である3番カ
ナと噛合する分針車を、さらに分針カナから日ノ裏車と
呼ばれる減速歯車を介して時針車を回転させており、指
針修正用ツマミにより手動で回転させる修正用歯車を日
ノ裏車と噛合させ、指針修正用ツマミを回転させること
により分針や時針を回転させるようにしている。
【0003】そして、指針修正用ツマミを回転させたと
き、秒針やモータにこの回転を伝達させないようにする
機構として、従来は分針車の径が大きい歯車である分針
歯車と分針車の小径歯車である分針カナとを分割し、日
ノ裏車と噛合う分針カナを分針軸へ強固に取り付け、3
番車の3番カナと噛合する分針車を分針カナに対してス
リップ可能に取り付ける構造とし、モータから秒針車や
3番車を介して分針車に伝達された回転は分針カナに伝
達して分針軸を回転させ、更に日ノ裏車を介して時針車
や時針軸を回転させるも、修正用ツマミから日ノ裏車を
介して高速で分針カナを回転させるときは分針カナと分
針歯車との間ではスリップが生じ、分針カナにより分針
軸を、又、時針車により時針軸を回転させて時針及び分
針の位置を回転修正することは可能としつつ、分針車を
分針カナと共に回転させないことによって秒針やモータ
にはこの指針修正用ツマミの回転が伝達されないように
している。
き、秒針やモータにこの回転を伝達させないようにする
機構として、従来は分針車の径が大きい歯車である分針
歯車と分針車の小径歯車である分針カナとを分割し、日
ノ裏車と噛合う分針カナを分針軸へ強固に取り付け、3
番車の3番カナと噛合する分針車を分針カナに対してス
リップ可能に取り付ける構造とし、モータから秒針車や
3番車を介して分針車に伝達された回転は分針カナに伝
達して分針軸を回転させ、更に日ノ裏車を介して時針車
や時針軸を回転させるも、修正用ツマミから日ノ裏車を
介して高速で分針カナを回転させるときは分針カナと分
針歯車との間ではスリップが生じ、分針カナにより分針
軸を、又、時針車により時針軸を回転させて時針及び分
針の位置を回転修正することは可能としつつ、分針車を
分針カナと共に回転させないことによって秒針やモータ
にはこの指針修正用ツマミの回転が伝達されないように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、日ノ裏
車と噛合する修正用歯車を設けた指針修正用の機構で
は、通常のモータの回転により時針や分針などを運針さ
せているとき、時針や分針の回転に合わせて指針修正用
ツマミも回転しており、置時計や掛時計では、この指針
修正用ツマミが壁などに接触することがあり、この指針
修正用ツマミが壁などに接触したとき、モータには予定
外の負荷が加わることとなるため、時計が止まったり表
示時刻に遅れが生じるなどの弊害が生じることがあっ
た。
車と噛合する修正用歯車を設けた指針修正用の機構で
は、通常のモータの回転により時針や分針などを運針さ
せているとき、時針や分針の回転に合わせて指針修正用
ツマミも回転しており、置時計や掛時計では、この指針
修正用ツマミが壁などに接触することがあり、この指針
修正用ツマミが壁などに接触したとき、モータには予定
外の負荷が加わることとなるため、時計が止まったり表
示時刻に遅れが生じるなどの弊害が生じることがあっ
た。
【0005】また、分針歯車と分針カナとを分離した構
造とすることは、分針車の製造や時計体の組み立てが複
雑となり、更に、指針修正用ツマミを回転させて指針の
位置を合わせるに際し、分針歯車と分針カナとのスリッ
プ抵抗により指針修正用ツマミの回転が重く、力を加え
にくい位置に掛けられた時計体では、容易に指針修正用
ツマミを回転させることができなくなることが生じる場
合もあった。
造とすることは、分針車の製造や時計体の組み立てが複
雑となり、更に、指針修正用ツマミを回転させて指針の
位置を合わせるに際し、分針歯車と分針カナとのスリッ
プ抵抗により指針修正用ツマミの回転が重く、力を加え
にくい位置に掛けられた時計体では、容易に指針修正用
ツマミを回転させることができなくなることが生じる場
合もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、秒針車と分針
車との間に配置される3番車を揺動可能な可動板に取り
付け、この可動板には修正用歯車をも取り付けるものと
し、可動板を一定方向に付勢することにより通常は3番
車を秒針車に、3番車の3番カナを分針車に噛合させ、
且つ、修正用歯車と日ノ裏車との間には僅かな間隙を生
じさせておくものとし、可動板を揺動させたとき、修正
用歯車と日ノ裏車とが噛合すると3番車が秒針車から外
れ、3番カナが分針車から外れるように可動板へ3番車
と修正用歯車とを設けることとする。
車との間に配置される3番車を揺動可能な可動板に取り
付け、この可動板には修正用歯車をも取り付けるものと
し、可動板を一定方向に付勢することにより通常は3番
車を秒針車に、3番車の3番カナを分針車に噛合させ、
且つ、修正用歯車と日ノ裏車との間には僅かな間隙を生
じさせておくものとし、可動板を揺動させたとき、修正
用歯車と日ノ裏車とが噛合すると3番車が秒針車から外
れ、3番カナが分針車から外れるように可動板へ3番車
と修正用歯車とを設けることとする。
【0007】
【作 用】本発明は、3番車が揺動可能な可動板に取り
付けられている故、可動板を揺動させることにより3番
車や3番カナを秒針車や分針車と噛合させたり噛合を外
したりすることができる。また、この可動板には、日ノ
裏車との間に僅かな間隙を形成するようにして修正用歯
車を設けている故、可動板を揺動させることにより修正
用歯車を日ノ裏車と噛合させることができる。
付けられている故、可動板を揺動させることにより3番
車や3番カナを秒針車や分針車と噛合させたり噛合を外
したりすることができる。また、この可動板には、日ノ
裏車との間に僅かな間隙を形成するようにして修正用歯
車を設けている故、可動板を揺動させることにより修正
用歯車を日ノ裏車と噛合させることができる。
【0008】そして、通常は、付勢力により3番車を秒
針車に、3番カナを分針車に噛合させている故、秒針車
の回転を3番車を介して分針車に減速して伝達すること
ができ、可動板を揺動させると、修正用歯車が日ノ裏車
と噛合すると共に他方では3番車や3番カナと秒針カナ
や分針車との噛合が外れる故、修正用歯車を日ノ裏車と
噛合させて修正用歯車により分針カナや時針車を回転さ
せるとともに、分針車が分針カナと共に回転しても、3
番車や3番カナと秒針カナや分針車との噛合が外れる
故、秒針車には修正用歯車の回転が伝達されることを防
止できる。
針車に、3番カナを分針車に噛合させている故、秒針車
の回転を3番車を介して分針車に減速して伝達すること
ができ、可動板を揺動させると、修正用歯車が日ノ裏車
と噛合すると共に他方では3番車や3番カナと秒針カナ
や分針車との噛合が外れる故、修正用歯車を日ノ裏車と
噛合させて修正用歯車により分針カナや時針車を回転さ
せるとともに、分針車が分針カナと共に回転しても、3
番車や3番カナと秒針カナや分針車との噛合が外れる
故、秒針車には修正用歯車の回転が伝達されることを防
止できる。
【0009】
【実施例】本発明に係る指針修正機構を有する輪列は、
図1に示すように、ロータカナ12と噛合して回転する5
番車13を有し、この5番車13と一体にして小径に形成さ
れた5番カナ14と噛合する秒針車15を有し、秒針車15の
小径歯車とされる秒針カナ16と噛合する3番車17を有
し、3番車17の小径歯車とされる3番カナ18と噛合する
分針車21を有し、分針車21と一体にして分針車21の小径
歯車とされる分針カナ22と噛合する日ノ裏車23の大歯車
を有し、日ノ裏車23の小歯車24と噛合する時針車25を有
し、モータ11の回転軸に取り付けられたロータカナ12の
回転を5番車13、秒針車15、3番車17、分針車21、日ノ
裏車23、及び、時針車25に順次減速して伝達し、同軸と
した秒針車15、分針車21、及び時針車25を所定の速度で
回転させて時刻を表示する時計体を形成するものであ
る。
図1に示すように、ロータカナ12と噛合して回転する5
番車13を有し、この5番車13と一体にして小径に形成さ
れた5番カナ14と噛合する秒針車15を有し、秒針車15の
小径歯車とされる秒針カナ16と噛合する3番車17を有
し、3番車17の小径歯車とされる3番カナ18と噛合する
分針車21を有し、分針車21と一体にして分針車21の小径
歯車とされる分針カナ22と噛合する日ノ裏車23の大歯車
を有し、日ノ裏車23の小歯車24と噛合する時針車25を有
し、モータ11の回転軸に取り付けられたロータカナ12の
回転を5番車13、秒針車15、3番車17、分針車21、日ノ
裏車23、及び、時針車25に順次減速して伝達し、同軸と
した秒針車15、分針車21、及び時針車25を所定の速度で
回転させて時刻を表示する時計体を形成するものであ
る。
【0010】そして、本実施例は、図1及び図2に示す
ように、分針車21などの各輪列歯車を回転可能に支持し
ている中板39に固定した揺動軸43に対して揺動可能に可
動板41を取り付け、この可動板41に前記3番車17を取り
付けるとともに、図1に示したようにバネなどの弾性体
51を用いて3番車17を秒針車15に、3番車17の3番カナ
18を分針車21に噛合させるように可動板41に付勢力を与
え、この可動板41には日ノ裏車23との間に僅かな間隙を
設けるようにして修正用歯車35を設けているものであ
る。
ように、分針車21などの各輪列歯車を回転可能に支持し
ている中板39に固定した揺動軸43に対して揺動可能に可
動板41を取り付け、この可動板41に前記3番車17を取り
付けるとともに、図1に示したようにバネなどの弾性体
51を用いて3番車17を秒針車15に、3番車17の3番カナ
18を分針車21に噛合させるように可動板41に付勢力を与
え、この可動板41には日ノ裏車23との間に僅かな間隙を
設けるようにして修正用歯車35を設けているものであ
る。
【0011】さらに、この可動板41にはワイヤーなどの
引きひも55を設け、引きひも55の端部に取り付けられた
取手56を時計体外装の外部に位置させた掛時計としてい
るものであり、この引きひも55を引っ張ることにより、
図3に示すように、揺動軸43を中心に可動板41を揺動さ
せ、修正用歯車35を日ノ裏車23に噛合させることができ
るものとし、修正用歯車35が日ノ裏車23と噛合したと
き、3番車17と秒針カナ16との噛合が外れるとともに、
3番カナ18と分針車21との噛合も外れる構造としてい
る。
引きひも55を設け、引きひも55の端部に取り付けられた
取手56を時計体外装の外部に位置させた掛時計としてい
るものであり、この引きひも55を引っ張ることにより、
図3に示すように、揺動軸43を中心に可動板41を揺動さ
せ、修正用歯車35を日ノ裏車23に噛合させることができ
るものとし、修正用歯車35が日ノ裏車23と噛合したと
き、3番車17と秒針カナ16との噛合が外れるとともに、
3番カナ18と分針車21との噛合も外れる構造としてい
る。
【0012】従って、時計体の外部に露出している取手
56を引き、修正用歯車35を日ノ裏車23と噛合させた状態
で引きひも55を固定して指針修正用ツマミ31を回転させ
ると、修正用歯車35によって日ノ裏車23を回転させ、分
針車21及び時針車25を回転させて指針の位置修正を行う
ことができ、このとき、3番車17や3番カナ18が秒針カ
ナ16や分針車21から外れている故、分針車21の回転が秒
針車15やモータ11に伝達されることがなく、又、従来の
ようにスリップ機構を設けていない故、指針修正用ツマ
ミ31の回転を軽くして指針の修正を行うことができる。
56を引き、修正用歯車35を日ノ裏車23と噛合させた状態
で引きひも55を固定して指針修正用ツマミ31を回転させ
ると、修正用歯車35によって日ノ裏車23を回転させ、分
針車21及び時針車25を回転させて指針の位置修正を行う
ことができ、このとき、3番車17や3番カナ18が秒針カ
ナ16や分針車21から外れている故、分針車21の回転が秒
針車15やモータ11に伝達されることがなく、又、従来の
ようにスリップ機構を設けていない故、指針修正用ツマ
ミ31の回転を軽くして指針の修正を行うことができる。
【0013】尚この実施例は、3番車17が秒針カナ16か
ら外れるとともに3番カナ18が分針車21から外れるよう
にしているも、3番車17及び3番カナ18の噛合がともに
外れる場合のみでなく、3番車17と秒針カナ16との噛合
または3番カナ18と分針車21との噛合の内、一方の噛合
が外れる場合も分針車21の回転を秒針車15に伝達するこ
とを阻止できるものであり、一方の噛合のみを完全に外
すようにする場合は、揺動軸43や可動板41の形状配置を
容易とし、ひいては時計体の組み立てを容易にできるこ
ともある。
ら外れるとともに3番カナ18が分針車21から外れるよう
にしているも、3番車17及び3番カナ18の噛合がともに
外れる場合のみでなく、3番車17と秒針カナ16との噛合
または3番カナ18と分針車21との噛合の内、一方の噛合
が外れる場合も分針車21の回転を秒針車15に伝達するこ
とを阻止できるものであり、一方の噛合のみを完全に外
すようにする場合は、揺動軸43や可動板41の形状配置を
容易とし、ひいては時計体の組み立てを容易にできるこ
ともある。
【0014】また、引きひも55に換えて、図4に示すよ
うに、傾斜部63を有するスライドストッパー61を用い、
可動板41には前記傾斜部63の傾斜に合わせた当接部47と
切欠部45を設け、図4に破線で示したように、傾斜部63
と当接部47とを接合した状態からスライドストッパー61
を右方に前進させ、傾斜部63の傾斜により弾性体51によ
る付勢力に抗して可動板41の左端を下方に移動させるよ
うに可動板41を揺動軸43を中心に揺動させ、図4に実線
で示すように傾斜部63を切欠部45に位置させて可動板41
の左端を押し下げた状態で停止させ、この状態で修正用
歯車35を日ノ裏車23と噛合させるようにし、スライドス
トッパー61を移動させることにより可動板41を弾性体51
の付勢力に抗した揺動をさせることとして修正用歯車35
と日ノ裏車23との噛合、及び3番車17や3番カナ18と秒
針カナ16や分針車21との噛合を調整することもある。
うに、傾斜部63を有するスライドストッパー61を用い、
可動板41には前記傾斜部63の傾斜に合わせた当接部47と
切欠部45を設け、図4に破線で示したように、傾斜部63
と当接部47とを接合した状態からスライドストッパー61
を右方に前進させ、傾斜部63の傾斜により弾性体51によ
る付勢力に抗して可動板41の左端を下方に移動させるよ
うに可動板41を揺動軸43を中心に揺動させ、図4に実線
で示すように傾斜部63を切欠部45に位置させて可動板41
の左端を押し下げた状態で停止させ、この状態で修正用
歯車35を日ノ裏車23と噛合させるようにし、スライドス
トッパー61を移動させることにより可動板41を弾性体51
の付勢力に抗した揺動をさせることとして修正用歯車35
と日ノ裏車23との噛合、及び3番車17や3番カナ18と秒
針カナ16や分針車21との噛合を調整することもある。
【0015】さらに、指針修正用ツマミ31は、可動板41
に設けた修正用歯車35と同軸としておく場合のみでな
く、図5に示すように、可動板41に設けた修正用歯車35
が日ノ裏車23と噛合するとき、この修正用歯車35が同時
に修正用ツマミ31の回転軸32に設けた歯車33と噛合する
ようにすることもある。この場合は、可動板41の揺動に
より修正用歯車35が移動しても、指針修正用ツマミ31は
移動することがなく、指針修正用ツマミ31の操作が一層
容易となるものである。
に設けた修正用歯車35と同軸としておく場合のみでな
く、図5に示すように、可動板41に設けた修正用歯車35
が日ノ裏車23と噛合するとき、この修正用歯車35が同時
に修正用ツマミ31の回転軸32に設けた歯車33と噛合する
ようにすることもある。この場合は、可動板41の揺動に
より修正用歯車35が移動しても、指針修正用ツマミ31は
移動することがなく、指針修正用ツマミ31の操作が一層
容易となるものである。
【0016】
【発明の効果】本発明は、可動板に3番車を設け、可動
板を揺動させることにより秒針車の回転を分針車に伝達
する3番車の噛合を外すものであるから、指針修正用ツ
マミの回転操作が軽くなり、容易に時刻修正ができると
ともに、通常の作動時は修正用歯車と日ノ裏車との間に
間隙を形成し、指針修正用ツマミの回転を日ノ裏車に伝
達しない構成としている故、指針修正用ツマミが壁など
と接触する場合でも、指針修正用ツマミに加わる負荷が
モータに伝達されることがなく、指針を止めたり表示時
刻が遅れることが生じないようにすることができる。
板を揺動させることにより秒針車の回転を分針車に伝達
する3番車の噛合を外すものであるから、指針修正用ツ
マミの回転操作が軽くなり、容易に時刻修正ができると
ともに、通常の作動時は修正用歯車と日ノ裏車との間に
間隙を形成し、指針修正用ツマミの回転を日ノ裏車に伝
達しない構成としている故、指針修正用ツマミが壁など
と接触する場合でも、指針修正用ツマミに加わる負荷が
モータに伝達されることがなく、指針を止めたり表示時
刻が遅れることが生じないようにすることができる。
【0017】さらに、3番車の噛合を外して分針車の回
転を秒針車に伝達しないようにする故、分針車の本体と
分針カナとを分離する必要がなく、分針車を一体成形に
より成形して時計体の製造組み立てを容易とし、また、
分針車のガタ付きを少なくして分針のバックラッシュを
も容易に防止することができる。
転を秒針車に伝達しないようにする故、分針車の本体と
分針カナとを分離する必要がなく、分針車を一体成形に
より成形して時計体の製造組み立てを容易とし、また、
分針車のガタ付きを少なくして分針のバックラッシュを
も容易に防止することができる。
【図1】本発明に係る修正機構を有する輪列の平面図。
【図2】本発明に係る修正機構を有する輪列の側面図。
【図3】本発明に係る修正機構を有する輪列の指針修正
状態を示す図。
状態を示す図。
【図4】本発明に係る修正機構の改良例を示す図。
【図5】本発明に係る修正機構の他の実施例を示す図。
11 モータ 12 ロータカナ 13 5番車 14 5番カナ 15 秒針車 16 秒針カナ 17 3番車 18 3番カナ 21 分針車 22 分針カナ 23 日ノ裏車 25 時針車 31 指針修正用ツマミ 32 指針修正ツマ
ミ軸 33 歯車 35 修正用歯車 39 中板 41 可動板 43 揺動軸 45 切欠部 47 当接部 51 弾性体 55 引き出しひも 56 取手 61 スライドストッパー 63 傾斜部
ミ軸 33 歯車 35 修正用歯車 39 中板 41 可動板 43 揺動軸 45 切欠部 47 当接部 51 弾性体 55 引き出しひも 56 取手 61 スライドストッパー 63 傾斜部
Claims (1)
- 【請求項1】 秒針車と分針車との間に配置される3番
車を揺動可能な可動板に有し、この可動板は日ノ裏車と
の間に僅かな間隙を設けた修正用歯車をも有し、且つ、
可動板には3番車及び3番車の3番カナを秒針車や分針
車と噛合するように付勢力を加え、付勢力に抗して可動
板を揺動させたとき、前記修正用歯車が日ノ裏車と噛合
すると共に、3番車と秒針車との噛合及び3番カナと分
針車との噛合の内の少なくとも一方の噛合が外れること
を特徴とする時計体の指針修正機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20121894A JP2756234B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 時計体の指針修正機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20121894A JP2756234B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 時計体の指針修正機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0862348A JPH0862348A (ja) | 1996-03-08 |
JP2756234B2 true JP2756234B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=16437307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20121894A Expired - Fee Related JP2756234B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 時計体の指針修正機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2756234B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4759975B2 (ja) * | 2004-10-21 | 2011-08-31 | セイコーエプソン株式会社 | 電子時計 |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP20121894A patent/JP2756234B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0862348A (ja) | 1996-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4274152A (en) | Setting mechanism of a watch | |
JPH06273541A (ja) | 対設する2個のアナログ表示装置を備えた時刻表示機構 | |
JP2010507086A (ja) | 動力源と機械的発振装置との間の動力伝達を一定トルクで行う時計のムーブメント | |
GB2024468A (en) | Device for adjusting and electrical timepiece | |
JP2005214655A (ja) | 変形セグメント歯車を含むぜんまい巻き状態表示装置付き時計 | |
JP2756234B2 (ja) | 時計体の指針修正機構 | |
JPH04248494A (ja) | アナログ表示式世界時計 | |
US20040130972A1 (en) | Self-winding timepiece having train wheel setting apparatus | |
EP0310416A2 (en) | Timepiece | |
US5083300A (en) | Setting mechanism for a timepiece | |
US4845693A (en) | Apparatus for correcting a timepiece display | |
GB2237901A (en) | Setting time pieces | |
US6773157B1 (en) | Setting assembly for an analog timepiece | |
JPH0138546Y2 (ja) | ||
JP2751593B2 (ja) | 時計の修正構造 | |
JPH07260948A (ja) | 時計駆動機構の修正機構 | |
JP2940808B2 (ja) | 回転飾り機構 | |
JPS61202185A (ja) | 時計の指針修正装置 | |
US934913A (en) | Clock. | |
JP2502676Y2 (ja) | 薄型時計用目安表示構造 | |
JP2940807B2 (ja) | 回転飾り機構 | |
JPS5828229Y2 (ja) | カレンダ−修正装置 | |
JPS5930463Y2 (ja) | 指針修正機構 | |
US1074975A (en) | Keyless automobile-clock. | |
JP2001074858A (ja) | 時計の規正機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |