JP2694282B2 - グリコシル化法 - Google Patents
グリコシル化法Info
- Publication number
- JP2694282B2 JP2694282B2 JP63221092A JP22109288A JP2694282B2 JP 2694282 B2 JP2694282 B2 JP 2694282B2 JP 63221092 A JP63221092 A JP 63221092A JP 22109288 A JP22109288 A JP 22109288A JP 2694282 B2 JP2694282 B2 JP 2694282B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction
- alcohols
- group
- cdcl
- pyranosyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Saccharide Compounds (AREA)
- Steroid Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、アルコール類のグリコシル化法に関するも
のである。
のである。
従来の技術及びその問題点 従来、アルコール類のグリコシル化は、銀、水銀等の
重金属、シリコン誘導体等の存在下ピラノシルハライド
をアルコール類と反応させることによりなされてきた
(N.Koenigo,E.Knorr,Ber,39,957(1901),R.Gigg,che
m.Phyo.Lipids,26,287(1980)、H.Paulsen,Angeus.Che
m.Int.Ed.Engl.,21,155(1982)、厚東伸吉、森島直
彦、膳昭之助、有機合成化学協会誌、41、701(198
3)、S.Hashimoto,M.Hayashi,and R.Noyori,Tetrahedro
n Lett.,25,1279(1984)参照)。しかしながら、この
方法によれば、高価乃至は有害な金属を用いたり、また
反応終了後の後処理が煩雑であったりする等操作が複雑
で、大量合成を行ない得ないという欠点を有している。
重金属、シリコン誘導体等の存在下ピラノシルハライド
をアルコール類と反応させることによりなされてきた
(N.Koenigo,E.Knorr,Ber,39,957(1901),R.Gigg,che
m.Phyo.Lipids,26,287(1980)、H.Paulsen,Angeus.Che
m.Int.Ed.Engl.,21,155(1982)、厚東伸吉、森島直
彦、膳昭之助、有機合成化学協会誌、41、701(198
3)、S.Hashimoto,M.Hayashi,and R.Noyori,Tetrahedro
n Lett.,25,1279(1984)参照)。しかしながら、この
方法によれば、高価乃至は有害な金属を用いたり、また
反応終了後の後処理が煩雑であったりする等操作が複雑
で、大量合成を行ない得ないという欠点を有している。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記欠点を有しないアルコール類のグリコ
シル化法を提供するものである。
シル化法を提供するものである。
即ち、本発明は、ピラノシルハライドをアルコール類
[但し、一般式HO−B−N=N−A(式中Aはフェニル
基又はナフチル基(これらは置換されていてもよい)、
Bはフェニレン基又はナフチレン基(これらは置換され
ていてもよい)を示す)で表されるアルコールを除く]
と反応させてアルコール類をグリコシル化する方法であ
って、ピラノシルハライド及びアルコール類を溶媒に溶
解した後加熱還流して反応系の水分を除去し、次いで12
0〜160℃に加熱して溶媒を留去し、更に反応混合物をグ
リコシル化反応させることを特徴とするグリコシル化法
に係る。
[但し、一般式HO−B−N=N−A(式中Aはフェニル
基又はナフチル基(これらは置換されていてもよい)、
Bはフェニレン基又はナフチレン基(これらは置換され
ていてもよい)を示す)で表されるアルコールを除く]
と反応させてアルコール類をグリコシル化する方法であ
って、ピラノシルハライド及びアルコール類を溶媒に溶
解した後加熱還流して反応系の水分を除去し、次いで12
0〜160℃に加熱して溶媒を留去し、更に反応混合物をグ
リコシル化反応させることを特徴とするグリコシル化法
に係る。
本発明においてアルコール類としては、従来公知のも
のを広く使用でき、具体的にはメタノール、エタノー
ル、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、te
rt−ブタノール、デシルアルコール、ゲラニオール等の
炭素数C1〜C10の飽和又は不飽和のアルコール類、シク
ロプロパノール、シクロブタノール、シクロペンタノー
ル、1−メチルシクロヘキサノール、シクロヘキサノー
ル、イノントール等の置換基として低級アルキル基を有
することのあるシクロアルキルアルコール類、マンデル
酸、セリン、スレオニン等の多官能基を有するアルコー
ル類、エチレングリコール、グリセリン、エリスリトー
ル、マンニトール等の多価アルコール類、コレステロー
ル、ジヒドロラノステロール、エストロン、エストラジ
オール、エストリオール、バイユノール等の縮環アルコ
ール類等を例示できる。斯かるアルコール類の中でも、
一級又は二級アルコールが好適である。尚、上記アルコ
ール類が一つの水酸基以外に他の官能基を有している場
合、他の官能基は必要ならば保護基で保護されていても
よい。
のを広く使用でき、具体的にはメタノール、エタノー
ル、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、te
rt−ブタノール、デシルアルコール、ゲラニオール等の
炭素数C1〜C10の飽和又は不飽和のアルコール類、シク
ロプロパノール、シクロブタノール、シクロペンタノー
ル、1−メチルシクロヘキサノール、シクロヘキサノー
ル、イノントール等の置換基として低級アルキル基を有
することのあるシクロアルキルアルコール類、マンデル
酸、セリン、スレオニン等の多官能基を有するアルコー
ル類、エチレングリコール、グリセリン、エリスリトー
ル、マンニトール等の多価アルコール類、コレステロー
ル、ジヒドロラノステロール、エストロン、エストラジ
オール、エストリオール、バイユノール等の縮環アルコ
ール類等を例示できる。斯かるアルコール類の中でも、
一級又は二級アルコールが好適である。尚、上記アルコ
ール類が一つの水酸基以外に他の官能基を有している場
合、他の官能基は必要ならば保護基で保護されていても
よい。
ピラノシルハライドのハライドとしては、塩素原子、
臭素原子、弗素原子、沃素原子を例示できるが、この中
で塩素原子、臭素原子が特に好ましい。ピラノシルハラ
イドのピラノシルとしては、特に限定はないが、例えば
グルコピラノシル、ガラクトピラノシル、マンノピラノ
シル等の通常のヘキソースのピラノシル等、キシロピラ
ノシル、アラビノピラノシル等の通常のペントースのピ
ラノシル等、これらの糖のデオキシ、メルカプトデオキ
シもしくはアミノデオキシ誘導体又はこれらの糖を含み
還元末端を有するオリゴ糖類を例示できる。尚ここに例
示されたピラノシルハライドの水酸基、メルカプト基又
はアミノ基は、必要ならば保護基で保護されていてもよ
い。
臭素原子、弗素原子、沃素原子を例示できるが、この中
で塩素原子、臭素原子が特に好ましい。ピラノシルハラ
イドのピラノシルとしては、特に限定はないが、例えば
グルコピラノシル、ガラクトピラノシル、マンノピラノ
シル等の通常のヘキソースのピラノシル等、キシロピラ
ノシル、アラビノピラノシル等の通常のペントースのピ
ラノシル等、これらの糖のデオキシ、メルカプトデオキ
シもしくはアミノデオキシ誘導体又はこれらの糖を含み
還元末端を有するオリゴ糖類を例示できる。尚ここに例
示されたピラノシルハライドの水酸基、メルカプト基又
はアミノ基は、必要ならば保護基で保護されていてもよ
い。
上記アルコール類の保護基やピラノシルハライドの保
護基としては、特に限定はなく広く一般的な保護基を用
いることができる。水酸基又はメルカプト基の保護基と
しては、例えばメチル、tert−ブチル、ベンジル、4−
ニトロベンジル、2−ニトロベンジル、4−メトキシベ
ンジル、トリチル、アリル等のアルキル基、メトキシメ
チル、2−メトキシエトキシメチル、1−(1−エトキ
シ)エチル、2,2,2−トリクロルエトキシメチル、テト
ラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、4−メトキ
シ−4−ピラニル、テトラヒドロチオフラニル、テトラ
ヒドロチオピラニル等のエーテル類、クロルアセチル、
トリクロルアセチル、トリフルオロアセチル、メトキシ
アセチル、フェノキシアセチル、トリチルオキシアセチ
ル、ベンゾイル、4−ニトロベンゾイル、4−クロルベ
ンゾイル、4−メトキシベンゾイル、4−メチルベンゾ
イル等のアシル基、ホルミル基、エトキシカルボニル、
アリルオキシカルボニル、2,2,2−トリクロルエトキシ
カルボニル、ベンジルオキシカルボニル等のアルコキシ
カルボニル基又はエチリデン、イソプロピリデン、メト
キシメチリデン、エトキシエチリデン、ベンジリデン、
シクロヘキシリデン等のアセタール類保護基等を例示で
きる。またアミノ基の保護基としては、ペプチド化学で
用いられる保護基がいずれも用いられ、例えばアセチ
ル、クロルアセチル、トリクロルアセチル、トリフルオ
ルアセチル、ベンゾイル、4−ニトロベンゾイル、4−
クロルベンゾイル、4−メトキシベンゾイル、4−メチ
ルベンゾイル等のアシル基、トシル、メシル等のスルホ
ニル基、ベンジル、トリチル、2−ニトロベンジル、4
−ニトロベンジル、2,4−ジメトキシベンジル等のアラ
ルキル基、ホルミル基、エトキシカルボニル、tert−ブ
トキシカルボニル、2,2,2−トリクロルエトキシカルボ
ニル、ベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジル
オキシカルボニル、2−クロルエトキシカルボニル、ア
リルオキシカルボニル等のアルコキシカルボニル基が挙
げられる。
護基としては、特に限定はなく広く一般的な保護基を用
いることができる。水酸基又はメルカプト基の保護基と
しては、例えばメチル、tert−ブチル、ベンジル、4−
ニトロベンジル、2−ニトロベンジル、4−メトキシベ
ンジル、トリチル、アリル等のアルキル基、メトキシメ
チル、2−メトキシエトキシメチル、1−(1−エトキ
シ)エチル、2,2,2−トリクロルエトキシメチル、テト
ラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、4−メトキ
シ−4−ピラニル、テトラヒドロチオフラニル、テトラ
ヒドロチオピラニル等のエーテル類、クロルアセチル、
トリクロルアセチル、トリフルオロアセチル、メトキシ
アセチル、フェノキシアセチル、トリチルオキシアセチ
ル、ベンゾイル、4−ニトロベンゾイル、4−クロルベ
ンゾイル、4−メトキシベンゾイル、4−メチルベンゾ
イル等のアシル基、ホルミル基、エトキシカルボニル、
アリルオキシカルボニル、2,2,2−トリクロルエトキシ
カルボニル、ベンジルオキシカルボニル等のアルコキシ
カルボニル基又はエチリデン、イソプロピリデン、メト
キシメチリデン、エトキシエチリデン、ベンジリデン、
シクロヘキシリデン等のアセタール類保護基等を例示で
きる。またアミノ基の保護基としては、ペプチド化学で
用いられる保護基がいずれも用いられ、例えばアセチ
ル、クロルアセチル、トリクロルアセチル、トリフルオ
ルアセチル、ベンゾイル、4−ニトロベンゾイル、4−
クロルベンゾイル、4−メトキシベンゾイル、4−メチ
ルベンゾイル等のアシル基、トシル、メシル等のスルホ
ニル基、ベンジル、トリチル、2−ニトロベンジル、4
−ニトロベンジル、2,4−ジメトキシベンジル等のアラ
ルキル基、ホルミル基、エトキシカルボニル、tert−ブ
トキシカルボニル、2,2,2−トリクロルエトキシカルボ
ニル、ベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジル
オキシカルボニル、2−クロルエトキシカルボニル、ア
リルオキシカルボニル等のアルコキシカルボニル基が挙
げられる。
本発明の反応を実施するに当たっては、まずピラノシ
ルハライドとアルコールとを、ジオキサン、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭
化水素類、ニトロメタン、アセトニトリル、ジメチルス
ルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリン
酸トリアミド等の極性溶媒に溶解する。次にこの溶液を
加熱還流して反応系の水分を除去した後、120〜160℃に
加熱して上記溶媒を留去し、更に反応混合物をグリコシ
ル化反応させる。グリコシル化反応は約2〜8時間で完
結する。ピラノシルハライドの使用量は、アルコール類
に対して、通常少なくとも等モル程度、好ましくは等モ
ル〜2倍モル量程度とするのがよい。該反応の反応系内
には、1,1,3,3−テトラメチルウレア(TMU)を存在させ
ておくのがよい。
ルハライドとアルコールとを、ジオキサン、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭
化水素類、ニトロメタン、アセトニトリル、ジメチルス
ルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリン
酸トリアミド等の極性溶媒に溶解する。次にこの溶液を
加熱還流して反応系の水分を除去した後、120〜160℃に
加熱して上記溶媒を留去し、更に反応混合物をグリコシ
ル化反応させる。グリコシル化反応は約2〜8時間で完
結する。ピラノシルハライドの使用量は、アルコール類
に対して、通常少なくとも等モル程度、好ましくは等モ
ル〜2倍モル量程度とするのがよい。該反応の反応系内
には、1,1,3,3−テトラメチルウレア(TMU)を存在させ
ておくのがよい。
斯くして得られる目的化合物は、通常の分離手段によ
り容易に単離精製できる。該分離手段としては、例えば
溶媒抽出法、希釈法、再結晶法、カラムクロマトグラフ
ィー、プレパラティブ薄層クロマトグラフィー等を採用
できる。
り容易に単離精製できる。該分離手段としては、例えば
溶媒抽出法、希釈法、再結晶法、カラムクロマトグラフ
ィー、プレパラティブ薄層クロマトグラフィー等を採用
できる。
発明の効果 本発明によるグリコシル化法は、従来の方法に比し、
銀又は水銀等の重金属、シリコン誘導体等を用いる必要
がなく、反応終了後の後処理も容易であり、また反応操
作は極めて簡便であり、しかも非常に高収率、高純度で
反応が進行するため、大量合成も容易であり、従って工
業的に極めて有利な方法である。また、本発明の方法
は、2′位の水酸基を保護していないピラノシルハライ
ドにも適用でき、従って該方法を用いれば、グリコシル
化の後、2′位の水酸基のみを脱保護することなく2′
位の水酸基を再びグリコシル化するという反応を繰り返
すことにより、所望の多糖類を合成することができる。
銀又は水銀等の重金属、シリコン誘導体等を用いる必要
がなく、反応終了後の後処理も容易であり、また反応操
作は極めて簡便であり、しかも非常に高収率、高純度で
反応が進行するため、大量合成も容易であり、従って工
業的に極めて有利な方法である。また、本発明の方法
は、2′位の水酸基を保護していないピラノシルハライ
ドにも適用でき、従って該方法を用いれば、グリコシル
化の後、2′位の水酸基のみを脱保護することなく2′
位の水酸基を再びグリコシル化するという反応を繰り返
すことにより、所望の多糖類を合成することができる。
実 施 例 以下に実施例を掲げて本発明をより一層明らかにす
る。
る。
実施例1 O−(2,3,4,6−テトラ−O−ベンジル−D−グルコピ
ラノシル)コレステロールの製造 2,3,4,6−テトラ−O−ベンジル−α−D−グルコピ
ラノシルクロリド(1.03g、1.8ミリモル)、コレステロ
ール(589mg、1.5ミリモル)及びTMU(209mg、1.8ミリ
モル)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、モレキュラ
ーシーブ(10g)を入れた還流装置により2時間加熱還
流して反応系の水分を除去した。次いで、湯浴温度を12
0℃として反応フラスコ中のジクロロメタンを留去し
た。グリコシル化反応は約5時間で完結し、得られた溶
液を直接シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカ
ゲル30g、ヘキサン:酢酸エチル=15:1)に供し、αと
βの混合物であるO−(2,3,4,6−テトラ−O−ベンジ
ル−D−グルコピラノシル)コレステロール(1.26g、9
2%)を得た。
ラノシル)コレステロールの製造 2,3,4,6−テトラ−O−ベンジル−α−D−グルコピ
ラノシルクロリド(1.03g、1.8ミリモル)、コレステロ
ール(589mg、1.5ミリモル)及びTMU(209mg、1.8ミリ
モル)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、モレキュラ
ーシーブ(10g)を入れた還流装置により2時間加熱還
流して反応系の水分を除去した。次いで、湯浴温度を12
0℃として反応フラスコ中のジクロロメタンを留去し
た。グリコシル化反応は約5時間で完結し、得られた溶
液を直接シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカ
ゲル30g、ヘキサン:酢酸エチル=15:1)に供し、αと
βの混合物であるO−(2,3,4,6−テトラ−O−ベンジ
ル−D−グルコピラノシル)コレステロール(1.26g、9
2%)を得た。
HPLC(YMC−D−SIL−5カラム、20×250mm、ヘキサ
ン:酢酸エチル=15:1、流速9.9ml/分)にて、α/β比
を測定したところ、α/β=61/39であった。
ン:酢酸エチル=15:1、流速9.9ml/分)にて、α/β比
を測定したところ、α/β=61/39であった。
α体:13CNMR(δ,CDCl3) 11.9q,18.7q,19.4q,21.1t,22.6q,22.8q,23.8t,24.3t,2
7.5t,28.0d,28.2t,31.9d,31.9t,35.8d,36.2t,36.8s,37.
1t,39.5t,39.8t,39.9t,42.3s,50.1d,56.1d,56.8d,68.6
t,70.0d,73.1t,73.4t,75.1t,75.7t,76.5d,77.9d,79.9d,
82.1d,94.6d(J=167.0Hz),121.7d,127.5d,127.7d,12
7.7d,127.9d,127.9d,128.0d,128.2d,128.3d,128.4d,12
8.4d,138.0s,138.2s,138.2s,139.0s,140.8s. β体:13CNMR(δ,CDCl3) 11.9q,18.8q,19.4q,21.1t,22.6q,22.8q,23.8t,24.3t,2
8.0d,28.3t,30.0t,31.9d,32.0t,35.8d,36.2t,36.8s,37.
3t,39.1t,39.5t,39.8t,42.4s,50.2d,56.2d,56.8d,69.2
t,73.4t,74.8d,75.0t,75.0t,75.7t,78.0d,79.7d,82.4d,
84.9d,102.3d(J=156.0Hz),122.0d,127.6d,127.6d,1
27.7d,127.8d,127.9d,128.0d,128.3d,128.4d,128.4d,13
8.1s,138.3s,138.5s,138.7s,140.6s. 比較例1 2,3,4,6−テトラ−O−ベンジル−α−D−グルコピ
ラノシルクロリド(1.03g、1.8ミリモル)、コレステロ
ール(589mg、1.5ミリモル)及びTMU(209mg、1.8ミリ
モル)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、モレキュラ
ーシーブ(10g)を入れた還流装置により加熱還流して
グリコシル化反応を行った。5時間後、反応溶液を直接
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル30
g、ヘキサン:酢酸エチル=15:1)に供し、αとβの混
合物であるO−(2,3,4,6−テトラ−O−ベンジル−D
−グルコピラノシル)コレステロールを単離したが、そ
の収率は僅か1%であった。
7.5t,28.0d,28.2t,31.9d,31.9t,35.8d,36.2t,36.8s,37.
1t,39.5t,39.8t,39.9t,42.3s,50.1d,56.1d,56.8d,68.6
t,70.0d,73.1t,73.4t,75.1t,75.7t,76.5d,77.9d,79.9d,
82.1d,94.6d(J=167.0Hz),121.7d,127.5d,127.7d,12
7.7d,127.9d,127.9d,128.0d,128.2d,128.3d,128.4d,12
8.4d,138.0s,138.2s,138.2s,139.0s,140.8s. β体:13CNMR(δ,CDCl3) 11.9q,18.8q,19.4q,21.1t,22.6q,22.8q,23.8t,24.3t,2
8.0d,28.3t,30.0t,31.9d,32.0t,35.8d,36.2t,36.8s,37.
3t,39.1t,39.5t,39.8t,42.4s,50.2d,56.2d,56.8d,69.2
t,73.4t,74.8d,75.0t,75.0t,75.7t,78.0d,79.7d,82.4d,
84.9d,102.3d(J=156.0Hz),122.0d,127.6d,127.6d,1
27.7d,127.8d,127.9d,128.0d,128.3d,128.4d,128.4d,13
8.1s,138.3s,138.5s,138.7s,140.6s. 比較例1 2,3,4,6−テトラ−O−ベンジル−α−D−グルコピ
ラノシルクロリド(1.03g、1.8ミリモル)、コレステロ
ール(589mg、1.5ミリモル)及びTMU(209mg、1.8ミリ
モル)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、モレキュラ
ーシーブ(10g)を入れた還流装置により加熱還流して
グリコシル化反応を行った。5時間後、反応溶液を直接
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル30
g、ヘキサン:酢酸エチル=15:1)に供し、αとβの混
合物であるO−(2,3,4,6−テトラ−O−ベンジル−D
−グルコピラノシル)コレステロールを単離したが、そ
の収率は僅か1%であった。
実施例2 O−(2,3,4,6−トリ−O−ベンジル−D−キシロピラ
ノシル)コレステロールの製造 2,3,4−トリ−O−ベンジル−α−D−キシロピラノ
シルクロリド(217mg、0.39ミリモル)、コレステロー
ル(50mg、0.32ミリモル)及びTMU(46mg、0.39ミリモ
ル)をジクロロメタン(8ml)に溶解し、モレキュラー
シーブ(4g)を入れた還流装置により2時間加熱還流し
て反応系の水分を除去した。次いで、湯浴温度を120℃
として反応フラスコ中のジクロロメタンを留去した。グ
ルコシル化反応は約2時間で完結し、得られた溶液を直
接シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル15
g、ヘキサン:酢酸エチル=15:1)に供し、αとβの混
合物であるO−(2,3,4−トリ−O−ベンジル−D−キ
シロピラノシル)コレステロール(204mg、94%)を得
た。
ノシル)コレステロールの製造 2,3,4−トリ−O−ベンジル−α−D−キシロピラノ
シルクロリド(217mg、0.39ミリモル)、コレステロー
ル(50mg、0.32ミリモル)及びTMU(46mg、0.39ミリモ
ル)をジクロロメタン(8ml)に溶解し、モレキュラー
シーブ(4g)を入れた還流装置により2時間加熱還流し
て反応系の水分を除去した。次いで、湯浴温度を120℃
として反応フラスコ中のジクロロメタンを留去した。グ
ルコシル化反応は約2時間で完結し、得られた溶液を直
接シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル15
g、ヘキサン:酢酸エチル=15:1)に供し、αとβの混
合物であるO−(2,3,4−トリ−O−ベンジル−D−キ
シロピラノシル)コレステロール(204mg、94%)を得
た。
α体:13CNMR(δ,CDCl3) 11.9q,18.7q,19.4q,21.1t,22.6q,22.8q,23.8t,24.3t,2
7.4t,28.0d,28.2t,31.9d,31.9t,35.8w,36.2t,36.8s,37.
1t,39.5t,39.8t,39.9t,42.3s,50.2w,56.1w,56.8d,60.0
t,73.2t,73.6t,75.8t,76.3d,78.3d,79.6d,81.5d,94.6d
(J=164.3Hz),121.7d,127.6d,127.9d,128.0d,128.1
d,128.4d,128.4d,128.5d,138.3s,139.0s,140.9s. β体:13CNMR(δ,CDCl3) 11.9q,18.7q,19.4q,21.1t,22.6q,22.8q,23.8t,24.3t,2
8.0d,28.2t,30.0t,31.9d,31.9t,35.8d,36.2t,36.8s,37.
3t,39.1t,39.5t,39.8t,42.3s,50.2d,56.1d,56.7d,63.9
t,73.4t,75.1t,76.7t,77.9d,79.5d,82.0d,84.9d,102.7d
(J=160.0Hz),122.0d,127.6d,127.7d,127.8d,127.9,
128.0d,128.2d,128.3d,128.4d,128.5d,138.2s,138.6s,1
38.7,140.5s. 実施例3 O−(3,4,6−トリ−O−アセチル−D−グルコピラノ
シル)コレステロールの製造 3,4,6−トリ−O−アセチル−β−D−グルコピラノ
シルクロリド(331mg、1.02ミリモル)、コレステロー
ル(200mg、0.51ミリモル)及びTMU(118mg、1.02ミリ
モル)をジクロロメタン(10ml)に溶解し、モレキュラ
ーシーブ(4g)を入れた還流装置により2時間加熱還流
して反応系の水分を除去した。次いで、湯浴温度を120
℃として反応フラスコ中のジクロロメタンを留去した。
グルコシル化反応は約2時間で完結し、得られる溶液を
直接シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル
15g、ヘキサン:酢酸エチル=4:1)に供し、αとβの混
合物であるO−(3,4,6−トリ−O−アセチル−D−グ
ルコピラノシル)コレステロール(256mg、73%)を得
た。
7.4t,28.0d,28.2t,31.9d,31.9t,35.8w,36.2t,36.8s,37.
1t,39.5t,39.8t,39.9t,42.3s,50.2w,56.1w,56.8d,60.0
t,73.2t,73.6t,75.8t,76.3d,78.3d,79.6d,81.5d,94.6d
(J=164.3Hz),121.7d,127.6d,127.9d,128.0d,128.1
d,128.4d,128.4d,128.5d,138.3s,139.0s,140.9s. β体:13CNMR(δ,CDCl3) 11.9q,18.7q,19.4q,21.1t,22.6q,22.8q,23.8t,24.3t,2
8.0d,28.2t,30.0t,31.9d,31.9t,35.8d,36.2t,36.8s,37.
3t,39.1t,39.5t,39.8t,42.3s,50.2d,56.1d,56.7d,63.9
t,73.4t,75.1t,76.7t,77.9d,79.5d,82.0d,84.9d,102.7d
(J=160.0Hz),122.0d,127.6d,127.7d,127.8d,127.9,
128.0d,128.2d,128.3d,128.4d,128.5d,138.2s,138.6s,1
38.7,140.5s. 実施例3 O−(3,4,6−トリ−O−アセチル−D−グルコピラノ
シル)コレステロールの製造 3,4,6−トリ−O−アセチル−β−D−グルコピラノ
シルクロリド(331mg、1.02ミリモル)、コレステロー
ル(200mg、0.51ミリモル)及びTMU(118mg、1.02ミリ
モル)をジクロロメタン(10ml)に溶解し、モレキュラ
ーシーブ(4g)を入れた還流装置により2時間加熱還流
して反応系の水分を除去した。次いで、湯浴温度を120
℃として反応フラスコ中のジクロロメタンを留去した。
グルコシル化反応は約2時間で完結し、得られる溶液を
直接シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル
15g、ヘキサン:酢酸エチル=4:1)に供し、αとβの混
合物であるO−(3,4,6−トリ−O−アセチル−D−グ
ルコピラノシル)コレステロール(256mg、73%)を得
た。
HPLC(Develosil ODS−7カラム、10×250mm、メタノ
ール、流速6ml/分)にてα/β比を求めたところ、α/
β=52/48であった。
ール、流速6ml/分)にてα/β比を求めたところ、α/
β=52/48であった。
α体:13CNMR(δ,CDCl3) 12.2q,19.0q,19.7q,21.0q,21.1q,21.2q,21.3t,22.9q,2
3.1q,24.1t,24.6t,28.3q,28.4t,28.5t,32.1q,32.2t,36.
0q,36.4t,36.9s,37.2t,39.7t,39.9t,40.3t,42.5s,50.3
d,56.3d,56.8d,62.3t,67.9d,68.2d,70.4d,73.6d,79.2d,
97.0d,122.2s,139.9d,169.2s,170.2s,170.7s. β体:13CNMR(δ,CDCl3) 12.2q,19.0q,19.7q,21.0q,21.0q,21.1q,21.4t,22.8q,2
3.1q,24.1t,24.6t,28.3q,28.8t,29.8t,32.1q,32.2t,36.
0d,36.4t,36.9s,37.4t,39.0t,39.7t,40.0t,42.5s,50.3
d,56.3d,56.9d,62.3t,68.6d,71.9d,72.2d,74.4d,79.8d,
101.2d(J=159.9Hz),122.1s,139.8d,169.4s,170.3s,
170.9s. 実施例4 O−(2,3,4,6−テトラ−O−ベンジル−D−グルコピ
ラノシル)ゲラニオールの製造 2,3,4,6−テトラ−O−ベンジル−α−D−グルコピ
ラノシルクロリド(217mg、0.39ミリモル)、ゲラニオ
ール(50mg、0.32ミリモル)及びTMU(46mg、0.39ミリ
モル)をジクロロメタン(8ml)に溶解し、モレキュラ
ーシーブ(4g)を入れた還流装置により2時間加熱還流
して反応系の水分を除去した。次いで、湯浴温度を120
℃として反応フラスコ中のジクロロメタンを留去した。
グリコシル化反応は約5時間で完結し、得られた溶液を
直接シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル
15g、ヘキサン:酢酸エチル=15:1)に供し、αとβの
混合物であるO−(2,3,4,6−テトラ−O−ベンジル−
D−グルコピラノシル)ゲラニオール(204mg、94%)
を得た。
3.1q,24.1t,24.6t,28.3q,28.4t,28.5t,32.1q,32.2t,36.
0q,36.4t,36.9s,37.2t,39.7t,39.9t,40.3t,42.5s,50.3
d,56.3d,56.8d,62.3t,67.9d,68.2d,70.4d,73.6d,79.2d,
97.0d,122.2s,139.9d,169.2s,170.2s,170.7s. β体:13CNMR(δ,CDCl3) 12.2q,19.0q,19.7q,21.0q,21.0q,21.1q,21.4t,22.8q,2
3.1q,24.1t,24.6t,28.3q,28.8t,29.8t,32.1q,32.2t,36.
0d,36.4t,36.9s,37.4t,39.0t,39.7t,40.0t,42.5s,50.3
d,56.3d,56.9d,62.3t,68.6d,71.9d,72.2d,74.4d,79.8d,
101.2d(J=159.9Hz),122.1s,139.8d,169.4s,170.3s,
170.9s. 実施例4 O−(2,3,4,6−テトラ−O−ベンジル−D−グルコピ
ラノシル)ゲラニオールの製造 2,3,4,6−テトラ−O−ベンジル−α−D−グルコピ
ラノシルクロリド(217mg、0.39ミリモル)、ゲラニオ
ール(50mg、0.32ミリモル)及びTMU(46mg、0.39ミリ
モル)をジクロロメタン(8ml)に溶解し、モレキュラ
ーシーブ(4g)を入れた還流装置により2時間加熱還流
して反応系の水分を除去した。次いで、湯浴温度を120
℃として反応フラスコ中のジクロロメタンを留去した。
グリコシル化反応は約5時間で完結し、得られた溶液を
直接シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル
15g、ヘキサン:酢酸エチル=15:1)に供し、αとβの
混合物であるO−(2,3,4,6−テトラ−O−ベンジル−
D−グルコピラノシル)ゲラニオール(204mg、94%)
を得た。
α体:13CNMR(δ,CDCl3) 16.4q,17.7q,25.7q,26.4t,39.6t,63.5t,68.6t,70.1d,7
3.0t,73.4t,75.0t,75.7t,77.9d,79.9d,82.1d,95.3d(J
=165.8Hz),119.9d,123.9d,127.5d,127.6d,127.8d,12
7.9d,128.1d,128.3d,131.7s,138.0s,138.2s,138.3s,13
8.9s,141.0s. β体:13CNMR(δ,CDCl3) 16.4q,17.7q,25.7q,26.4t,39.6t,65.8t,69.1d,73.5t,7
4.7t,74.9t,75.0t,75.7t,78.0d,82.3d,84.8d,102.3d
(J=161.4Hz),120.1d,123.9d,127.6d,127.7d,127.9
d,128.0d,128.2d,128.3d,128.4d,131.7s,138.2s,138.3
s,138.6s,138.7s,141.0s. 適当な出発原料を用い、実施例1〜4と同様にして下
記第1表に示す化合物を得る。
3.0t,73.4t,75.0t,75.7t,77.9d,79.9d,82.1d,95.3d(J
=165.8Hz),119.9d,123.9d,127.5d,127.6d,127.8d,12
7.9d,128.1d,128.3d,131.7s,138.0s,138.2s,138.3s,13
8.9s,141.0s. β体:13CNMR(δ,CDCl3) 16.4q,17.7q,25.7q,26.4t,39.6t,65.8t,69.1d,73.5t,7
4.7t,74.9t,75.0t,75.7t,78.0d,82.3d,84.8d,102.3d
(J=161.4Hz),120.1d,123.9d,127.6d,127.7d,127.9
d,128.0d,128.2d,128.3d,128.4d,131.7s,138.2s,138.3
s,138.6s,138.7s,141.0s. 適当な出発原料を用い、実施例1〜4と同様にして下
記第1表に示す化合物を得る。
実施例5で得られた化合物 α体:13CNMR(δ,CDCl3) 16.4q,17.7q,25.7q,26.4t,39.7t,60.0t,63.4t,73.1t,7
3.5t,75.8t,78.2d,79.6d,81.5d,95.2d(J=167.3Hz),
119.9d,123.9d,127.5d,127.7d,127.8d,128.0d,128.3d,1
28.4d,131.8s,138.3s,138.4s,138.9s,140.1s. β体:13CNMR(δ,CDCl3) 16.4q,17.7q,25.7q,26.4t,39.6t,63.9t,65.8t,73.4t,7
4.9t,75.6t,77.9d,82.0d,83.9d,103.0d(J=158.4H
z),120.0d,123.9d,127.6d,127.8d,128.0d,128.1d,128.
3d,128.5d,131.7s,138.2s,138.6s,138.7s,141.1s. 実施例6で得られた化合物 α体:13CNMR(δ,CDCl3) 14.1q,22.7t,26.2t,29.3t,29.4t,29.5t,29.6t,29.6t,3
1.9t,68.2t,68.6t,70.1d,73.1t,73.5t,75.1t,75.7t,77.
8d,80.1d,82.1d,96.9d(J=167.0Hz),127.5d,127.7d,
127.8d,127.9d,127.9d,128.0d,128.3d,128.4d,138.0s,1
38.3s,138.4s,138.9s. β体:13CNMR(δ,CDCl3) 14.1q,22.7q,26.2t,29.4t,29.5t,29.6t,29.8t,31.9t,6
9.1t,70.2d,73.5t,74.8t,74.9t,75.0t,75.7t,78.0d,82.
3d,84.8d,103.7d(J=152.6Hz),127.6d,127.6d,127.8
d,127.9d,128.2d,128.4d,138.2s,138.2s,138.5s,138.7
s. 実施例7で得られた化合物 α体:13CNMR(δ,CDCl3) 14.1q,22.7t,26.1t,29.3t,29.4t,29.4t,29.6t,31.9t,5
9.9t,68.1t,73.2t,73.5t,75.7t,78.1d,79.8d,81.4d,96.
9d(J=165.7Hz),126.7d,126.8d,127.5d,127.7d,127.
8d,127.9d,128.0d,128.3d,128.3d,128.4d,138.3s,138.4
s,138.9s. β体:13CNMR(δ,CDCl3) 14.1q,22.7q,26.2t,29.4t,29.5t,29.6t,29.8t,31.9t,6
3.9t,70.2t,73.4t,74.9t,75.6t,77.9d,82.0d,83.9d,10
4.2d(J=152.5Hz),127.6d,127.6d,127.9d,128.0d,12
8.1d,128.3d,128.5d,138.2s,138.6s,138.7s. 実施例8で得られた化合物 α体:13CNMR(δ,CDCl3) 15.8q,16.6q,18.3t,18.8t,19.2q,21.1t,22.6q,22.9q,2
3.0t,24.1t,24.3q,26.5t,28.0q,28.2t,28.7d,30.9t,31.
0t,35.3t,36.5d,36.5t,37.0s,38.7s,39.5t,44.5s,49.8
s,50.5d,50.8d,68.6t,70.6d,72.7t,73.5t,75.1t,75.5t,
77.9d,80.2d,82.0d,84.1d,94.0d(J=168.7Hz),127.5
d,127.6d,127.7d,127.8d,127.9d,128.0d,128.3d,128.4
d,134.4s,134.5s,138.1s,138.3s,138.5s,139.0s. β体:13CNMR(δ,CDCl3) 15.8q,16.6q,18.1t,18.8q,19.2q,21.0t,22.6q,22.9q,2
4.1t,24.3q,26.5t,26.9q,27.9q,28.0t,28.2t,30.8t,31.
0t,35.8t,36.5d,36.5t,36.7s,39.8s,39.5t,44.5s,49.8
s,50.5d,50.9d,69.3t,73.4t,74.7d,75.0t,75.2t,75.8t,
78.2d,82.7d,85.0d,89.8d,105.8d(J=149.6Hz),127.
5d,127.6d,127.6d,127.8d,128.0d,128.2d,128.3d,134.4
s,134.5s,138.1s,138.3s,138.4s,138.7s. 実施例9で得られた化合物 α体:13CNMR(δ,CDCl3) 11.9q,18.7q,19.4q,20.7q,20.8q,21.0t,22.6q,22.8q,2
3.8t,24.3t,28.0t,28.2q,29.6t,31.8q,31.9t,35.8q,36.
2t,36.7s,37.2t,39.1t,39.5t,39.8t,42.3s,50.1d,56.1
d,56.8d,62.2t,68.0d,69.1d,70.6t,71.4d,72.7t,72.9d,
73.4t,73.6t,74.8t,75.6t,79.3d,79.4d,81.4d,95.3d,10
1.5d,122.3d,127.4d,127.5d,127.7d,127.8d,128.0d,12
8.2d,128.4d,128.4d,137.9s,138.0s,138.5s,140.1s,17
0.4s,170.1s,171.0s. β体:1HNMR(δ,CDCl3) 0.67(3H,s),0.86(3H,d,J=6.6Hz),0.87(3H,d,J=
6.6Hz),0.91(3H,s),0.92(3H,d,J=6.4Hz),1.93(3
H,s),2.00(3H,s),2.07(3H,s),3.36〜3.44(3H,
m),3.52(1H,dd,J=9.7,2.2Hz),3.58(1H,t,J=9.0H
z),3.68(1H,t,J=9.5Hz),3.75(2H,m),3.86(1H,d
d,J=8.8,7.6Hz),4.09(1H,dd,J=7.6,2.0Hz),4.26
(1H,dd,J=12.2,5.1Hz),4.51〜4.68(4H,m),4.61(1
H,d,J=7.8Hz),4.63(1H,d,J=8.1Hz),4.75〜4.86(4
H,m),5.01(1H,t,J=9.8Hz),5.26(1H,br s),5.27
(1H,t,J=9.0Hz),7.16〜7.42(20H). 実施例10で得られた化合物 α体:1HNMR(δ,CDCl3) 0.67(3H,s),0.86(3H,d,J=6.6Hz),0.86(3H,d,J=
6.6Hz),0.91(3H,d,J=6.6Hz),1.94(3H,s),2.03(3
H,s),2.08(3H,s),3.42(1H,ddd,J=17.1,11.2,4.9H
z),3.53(1H,dd,J=9.8,3.2Hz),3.57(1H,dd,J=10.
5,1.3Hz),3.67(1H,t,J=9.8Hz),3.67〜3.73(2H,
m),3.73(1H,dd,J=10.0,3.7Hz),3.82(1H,br d,J=1
0.0Hz),3.92(1H,t,J=9.3Hz),4.08(1H,dd,J=123.
2,1.7Hz),4.14(1H,ddd,J=9.8,4.9,1.7Hz),4.24(1
H,dd,J=12.2,4.9Hz),4.45(2H,d,J=11.7Hz),4.58
(1H,d,J=12.2Hz),4.68(1H,d,J=12.0Hz),4.71(1
H,d,J=12.0Hz),4.78(1H,d,J=11.0Hz),4.80(1H,d,
J=11.0Hz),4.90(1H,d,J=11.0Hz),4.92(1H,d,J=
3.2Hz),4.96(1H,t,J=9.8Hz),5.16(1H,d,J=3.9H
z),5.33(1H,br s),5.44(1H,t,J=9.8Hz),7.09〜7.
42(20H). β体:13CNMR(δ,CDCl3) 11.9q,18.8q,19.4q,20.6q,20.7q,20.8q,21.0t,22.6q,2
2.9q,23.8t,24.3t,28.0t,28.0q,28.3t,31.9q,32.0t,35.
8q,36.2t,36.7s,37.0t,39.5t,39.8t,40.2t,42.4s,50.1
d,56.2d,56.8d,62.3t,67.1d,68.9t,69.2d,71.9d,73.4t,
74.3t,74.6d,75.1t,75.8t,77.7d,79.7d,81.5d,84.6d,9
7.7d(J=174.5Hz),104.7d(J=154.5Hz),121.8d,1
27.4d,127.5d,127.6d,127.7d,127.8d,128.0d,128.2d,12
8.4d,128.5d,138.1s,138.5s,140.8s,170.0s,171.5s,17
0.8s. 実施例11 O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−D−グルコピ
ラノシル)コレステロールの製造 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−α−D−グルコピ
ラノシルブロマイド(96mg、0.26ミリモル)、コレステ
ロール(50mg、0.13ミリモル)及びTMU(30mg、0.26ミ
リモル)をジクロロメタン(10ml)に溶解し、モレキュ
ラーシープ(4g)を入れた還流装置により2時間加熱還
流して反応系の水分を除去した。次いで、湯浴温度を12
0℃として反応フラスコ中のジクロロメタンを留去し
た。グルコシル化反応は約5時間で完結し、得られる溶
液を直接シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカ
ゲル10g、ヘキサン:酢酸エチル=6:1)に供し、αとβ
の混合物であるO−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル
−D−グルコピラノシル)コレステロール(21.2mg、23
%)を得た。α/β=51/49 実施例11で得られた化合物 α体:1HNMR(δ,CDCl3) 0.68(3H,s),0.86(3H,d,J=6.6Hz),0.87(3H,d,J=
6.6Hz),0.91(3H,d,J=6.6Hz),1.01(3H,s),2.02(3
H,s),2.04(3H,s),2.06(3H,s),2.09(3H,s),3.43
(1H,ddd,J=15.9,11.0,4.9Hz),4.10(1H,dd,J=12.0,
2.2Hz),4.14(1H,ddd,J=10.3,4.6,2.2Hz),4.25(1H,
dd,J=1.7,4.4Hz),4.81(1H,dd,J=10.3,3.7Hz),5.04
(1H,t,J=9.5Hz),5.23(1H,d,J=3.7Hz),5.35(1H,b
r s),5.49(1H,t,J=9.5Hz). β体:1HNMR(δ,CDCl3) 0.67(3H,s),0.86(3H,d,J=6.8Hz),0.87(3H,d,J=
6.6Hz),0.91(3H,d,J=6.6Hz),0.99(3H,s),2.01(3
H,s),2.02(3H,s),2.05(3H,s),2.08(3H,s),3.46
〜3.52(1H,m),3.68(1H,ddd,J=10.0,4.9,2.5Hz),4.
11(1H,dd,J=12.2,2.4Hz),4.26(1H,dd,J=12.2,4.9H
z),4.59(1H,d,J=8.1Hz),4.97(1H,dd,J=9.5,8.1H
z),5.08(1H,t,J=9.5Hz),5.21(1H,t,J=9.5Hz),5.
37(1H,br s).
3.5t,75.8t,78.2d,79.6d,81.5d,95.2d(J=167.3Hz),
119.9d,123.9d,127.5d,127.7d,127.8d,128.0d,128.3d,1
28.4d,131.8s,138.3s,138.4s,138.9s,140.1s. β体:13CNMR(δ,CDCl3) 16.4q,17.7q,25.7q,26.4t,39.6t,63.9t,65.8t,73.4t,7
4.9t,75.6t,77.9d,82.0d,83.9d,103.0d(J=158.4H
z),120.0d,123.9d,127.6d,127.8d,128.0d,128.1d,128.
3d,128.5d,131.7s,138.2s,138.6s,138.7s,141.1s. 実施例6で得られた化合物 α体:13CNMR(δ,CDCl3) 14.1q,22.7t,26.2t,29.3t,29.4t,29.5t,29.6t,29.6t,3
1.9t,68.2t,68.6t,70.1d,73.1t,73.5t,75.1t,75.7t,77.
8d,80.1d,82.1d,96.9d(J=167.0Hz),127.5d,127.7d,
127.8d,127.9d,127.9d,128.0d,128.3d,128.4d,138.0s,1
38.3s,138.4s,138.9s. β体:13CNMR(δ,CDCl3) 14.1q,22.7q,26.2t,29.4t,29.5t,29.6t,29.8t,31.9t,6
9.1t,70.2d,73.5t,74.8t,74.9t,75.0t,75.7t,78.0d,82.
3d,84.8d,103.7d(J=152.6Hz),127.6d,127.6d,127.8
d,127.9d,128.2d,128.4d,138.2s,138.2s,138.5s,138.7
s. 実施例7で得られた化合物 α体:13CNMR(δ,CDCl3) 14.1q,22.7t,26.1t,29.3t,29.4t,29.4t,29.6t,31.9t,5
9.9t,68.1t,73.2t,73.5t,75.7t,78.1d,79.8d,81.4d,96.
9d(J=165.7Hz),126.7d,126.8d,127.5d,127.7d,127.
8d,127.9d,128.0d,128.3d,128.3d,128.4d,138.3s,138.4
s,138.9s. β体:13CNMR(δ,CDCl3) 14.1q,22.7q,26.2t,29.4t,29.5t,29.6t,29.8t,31.9t,6
3.9t,70.2t,73.4t,74.9t,75.6t,77.9d,82.0d,83.9d,10
4.2d(J=152.5Hz),127.6d,127.6d,127.9d,128.0d,12
8.1d,128.3d,128.5d,138.2s,138.6s,138.7s. 実施例8で得られた化合物 α体:13CNMR(δ,CDCl3) 15.8q,16.6q,18.3t,18.8t,19.2q,21.1t,22.6q,22.9q,2
3.0t,24.1t,24.3q,26.5t,28.0q,28.2t,28.7d,30.9t,31.
0t,35.3t,36.5d,36.5t,37.0s,38.7s,39.5t,44.5s,49.8
s,50.5d,50.8d,68.6t,70.6d,72.7t,73.5t,75.1t,75.5t,
77.9d,80.2d,82.0d,84.1d,94.0d(J=168.7Hz),127.5
d,127.6d,127.7d,127.8d,127.9d,128.0d,128.3d,128.4
d,134.4s,134.5s,138.1s,138.3s,138.5s,139.0s. β体:13CNMR(δ,CDCl3) 15.8q,16.6q,18.1t,18.8q,19.2q,21.0t,22.6q,22.9q,2
4.1t,24.3q,26.5t,26.9q,27.9q,28.0t,28.2t,30.8t,31.
0t,35.8t,36.5d,36.5t,36.7s,39.8s,39.5t,44.5s,49.8
s,50.5d,50.9d,69.3t,73.4t,74.7d,75.0t,75.2t,75.8t,
78.2d,82.7d,85.0d,89.8d,105.8d(J=149.6Hz),127.
5d,127.6d,127.6d,127.8d,128.0d,128.2d,128.3d,134.4
s,134.5s,138.1s,138.3s,138.4s,138.7s. 実施例9で得られた化合物 α体:13CNMR(δ,CDCl3) 11.9q,18.7q,19.4q,20.7q,20.8q,21.0t,22.6q,22.8q,2
3.8t,24.3t,28.0t,28.2q,29.6t,31.8q,31.9t,35.8q,36.
2t,36.7s,37.2t,39.1t,39.5t,39.8t,42.3s,50.1d,56.1
d,56.8d,62.2t,68.0d,69.1d,70.6t,71.4d,72.7t,72.9d,
73.4t,73.6t,74.8t,75.6t,79.3d,79.4d,81.4d,95.3d,10
1.5d,122.3d,127.4d,127.5d,127.7d,127.8d,128.0d,12
8.2d,128.4d,128.4d,137.9s,138.0s,138.5s,140.1s,17
0.4s,170.1s,171.0s. β体:1HNMR(δ,CDCl3) 0.67(3H,s),0.86(3H,d,J=6.6Hz),0.87(3H,d,J=
6.6Hz),0.91(3H,s),0.92(3H,d,J=6.4Hz),1.93(3
H,s),2.00(3H,s),2.07(3H,s),3.36〜3.44(3H,
m),3.52(1H,dd,J=9.7,2.2Hz),3.58(1H,t,J=9.0H
z),3.68(1H,t,J=9.5Hz),3.75(2H,m),3.86(1H,d
d,J=8.8,7.6Hz),4.09(1H,dd,J=7.6,2.0Hz),4.26
(1H,dd,J=12.2,5.1Hz),4.51〜4.68(4H,m),4.61(1
H,d,J=7.8Hz),4.63(1H,d,J=8.1Hz),4.75〜4.86(4
H,m),5.01(1H,t,J=9.8Hz),5.26(1H,br s),5.27
(1H,t,J=9.0Hz),7.16〜7.42(20H). 実施例10で得られた化合物 α体:1HNMR(δ,CDCl3) 0.67(3H,s),0.86(3H,d,J=6.6Hz),0.86(3H,d,J=
6.6Hz),0.91(3H,d,J=6.6Hz),1.94(3H,s),2.03(3
H,s),2.08(3H,s),3.42(1H,ddd,J=17.1,11.2,4.9H
z),3.53(1H,dd,J=9.8,3.2Hz),3.57(1H,dd,J=10.
5,1.3Hz),3.67(1H,t,J=9.8Hz),3.67〜3.73(2H,
m),3.73(1H,dd,J=10.0,3.7Hz),3.82(1H,br d,J=1
0.0Hz),3.92(1H,t,J=9.3Hz),4.08(1H,dd,J=123.
2,1.7Hz),4.14(1H,ddd,J=9.8,4.9,1.7Hz),4.24(1
H,dd,J=12.2,4.9Hz),4.45(2H,d,J=11.7Hz),4.58
(1H,d,J=12.2Hz),4.68(1H,d,J=12.0Hz),4.71(1
H,d,J=12.0Hz),4.78(1H,d,J=11.0Hz),4.80(1H,d,
J=11.0Hz),4.90(1H,d,J=11.0Hz),4.92(1H,d,J=
3.2Hz),4.96(1H,t,J=9.8Hz),5.16(1H,d,J=3.9H
z),5.33(1H,br s),5.44(1H,t,J=9.8Hz),7.09〜7.
42(20H). β体:13CNMR(δ,CDCl3) 11.9q,18.8q,19.4q,20.6q,20.7q,20.8q,21.0t,22.6q,2
2.9q,23.8t,24.3t,28.0t,28.0q,28.3t,31.9q,32.0t,35.
8q,36.2t,36.7s,37.0t,39.5t,39.8t,40.2t,42.4s,50.1
d,56.2d,56.8d,62.3t,67.1d,68.9t,69.2d,71.9d,73.4t,
74.3t,74.6d,75.1t,75.8t,77.7d,79.7d,81.5d,84.6d,9
7.7d(J=174.5Hz),104.7d(J=154.5Hz),121.8d,1
27.4d,127.5d,127.6d,127.7d,127.8d,128.0d,128.2d,12
8.4d,128.5d,138.1s,138.5s,140.8s,170.0s,171.5s,17
0.8s. 実施例11 O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−D−グルコピ
ラノシル)コレステロールの製造 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−α−D−グルコピ
ラノシルブロマイド(96mg、0.26ミリモル)、コレステ
ロール(50mg、0.13ミリモル)及びTMU(30mg、0.26ミ
リモル)をジクロロメタン(10ml)に溶解し、モレキュ
ラーシープ(4g)を入れた還流装置により2時間加熱還
流して反応系の水分を除去した。次いで、湯浴温度を12
0℃として反応フラスコ中のジクロロメタンを留去し
た。グルコシル化反応は約5時間で完結し、得られる溶
液を直接シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカ
ゲル10g、ヘキサン:酢酸エチル=6:1)に供し、αとβ
の混合物であるO−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル
−D−グルコピラノシル)コレステロール(21.2mg、23
%)を得た。α/β=51/49 実施例11で得られた化合物 α体:1HNMR(δ,CDCl3) 0.68(3H,s),0.86(3H,d,J=6.6Hz),0.87(3H,d,J=
6.6Hz),0.91(3H,d,J=6.6Hz),1.01(3H,s),2.02(3
H,s),2.04(3H,s),2.06(3H,s),2.09(3H,s),3.43
(1H,ddd,J=15.9,11.0,4.9Hz),4.10(1H,dd,J=12.0,
2.2Hz),4.14(1H,ddd,J=10.3,4.6,2.2Hz),4.25(1H,
dd,J=1.7,4.4Hz),4.81(1H,dd,J=10.3,3.7Hz),5.04
(1H,t,J=9.5Hz),5.23(1H,d,J=3.7Hz),5.35(1H,b
r s),5.49(1H,t,J=9.5Hz). β体:1HNMR(δ,CDCl3) 0.67(3H,s),0.86(3H,d,J=6.8Hz),0.87(3H,d,J=
6.6Hz),0.91(3H,d,J=6.6Hz),0.99(3H,s),2.01(3
H,s),2.02(3H,s),2.05(3H,s),2.08(3H,s),3.46
〜3.52(1H,m),3.68(1H,ddd,J=10.0,4.9,2.5Hz),4.
11(1H,dd,J=12.2,2.4Hz),4.26(1H,dd,J=12.2,4.9H
z),4.59(1H,d,J=8.1Hz),4.97(1H,dd,J=9.5,8.1H
z),5.08(1H,t,J=9.5Hz),5.21(1H,t,J=9.5Hz),5.
37(1H,br s).
Claims (1)
- 【請求項1】ピラノシルハライドをアルコール類[但
し、一般式HO−B−N=N−A(式中Aはフェニル基又
はナフチル基(これらは置換されていてもよい)、Bは
フェニレン基又はナフチレン基(これらは置換されてい
てもよい)を示す)で表されるアルコールを除く]と反
応させてアルコール類をグリコシル化する方法であっ
て、ピラノシルハライド及びアルコール類を溶媒に溶解
した後加熱還流して反応系の水分を除去し、次いで120
〜160℃に加熱して溶媒を留去し、更に反応混合物をグ
リコシル化反応させることを特徴とするグリコシル化
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63221092A JP2694282B2 (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | グリコシル化法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63221092A JP2694282B2 (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | グリコシル化法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0269493A JPH0269493A (ja) | 1990-03-08 |
JP2694282B2 true JP2694282B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=16761366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63221092A Expired - Lifetime JP2694282B2 (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | グリコシル化法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2694282B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DK17685D0 (da) * | 1985-01-14 | 1985-01-14 | Hans Goeran Magnusson | Glycosidderivater |
JPS6416797A (en) * | 1987-07-08 | 1989-01-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | Azo pigment glycoside and its preparation |
-
1988
- 1988-09-02 JP JP63221092A patent/JP2694282B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0269493A (ja) | 1990-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR920002142B1 (ko) | 에리트로마이신 a 유도체의 선택적인 메틸화 방법 | |
HU199499B (en) | Process for producing 2',3'-dideoxy-2'-fluoronucleosides and pharmaceutical compositions comprising such active ingredient | |
US4078139A (en) | Process for deoxygenating secondary alcohols | |
CA2029301A1 (en) | Deoxyfluoronucleoside process | |
PT91343A (pt) | Processo de preparacao de pentofuranosidos substituidos | |
JP2694282B2 (ja) | グリコシル化法 | |
WO1993018051A1 (en) | Process for producing nucleoside derivative | |
JPH02289595A (ja) | 2’―デオキシ―5―トリフルオロメチル―β―ウリジンの製造方法 | |
DE3888529T2 (de) | Tylosinderivate und Verfahren zu ihrer Herstellung. | |
DE3854780T2 (de) | Nukleosid-derivate und verfahren zur herstellung | |
EP0350292A2 (en) | Process for preparing 2'-deoxy-beta-adenosine | |
JPS6121561B2 (ja) | ||
RO108792B1 (ro) | Derivati de 8-fluoroantraciclinglicozide, procedeu de preparare a acestora si compusi intermediari | |
JPH0635467B2 (ja) | 新規なグリコシル化方法 | |
CS251078B2 (en) | Method of 5-(e)-(2-bromovinyl)-2-desoxyuridine derivatives production | |
Cupps et al. | A further investigation of the stannic chloride-catalyzed condensation reaction of 1-hexene and 1, 2, 3, 5-tetra-O-acyl-β-d-ribofuranoses | |
Rosenthal et al. | 9-[3-acetamido-3-C-(carboxymethyl)-3-deoxy-32, 2-lactone-α (andβ)-D-xylofuranosyl] adenine-analogs of the nucleoside moiety of the polyoxins | |
WO1997043295A1 (fr) | Derives de d-pentofuranose et leur procede de preparation | |
JPS62240622A (ja) | 抗腫瘍剤 | |
JP2570194B2 (ja) | リボフラノシド誘導体 | |
WO2000039144A1 (fr) | Procede de preparation de derives fluores de nucleosides et de sucres | |
JP2832356B2 (ja) | ハイグロマイシン類の合成中間体および製造法 | |
JPS62283973A (ja) | アリステロマイシンのシクララジンへの転化 | |
JPS62242624A (ja) | 抗腫瘍剤 | |
JPH04368382A (ja) | 2′,3′−ジデオキシ−β−ヌクレオシドの製造方法 |