JP2519151B2 - 無人搬送車の停止位置決め装置 - Google Patents
無人搬送車の停止位置決め装置Info
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- JP2519151B2 JP2519151B2 JP4100049A JP10004992A JP2519151B2 JP 2519151 B2 JP2519151 B2 JP 2519151B2 JP 4100049 A JP4100049 A JP 4100049A JP 10004992 A JP10004992 A JP 10004992A JP 2519151 B2 JP2519151 B2 JP 2519151B2
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- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 3
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 description 3
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- WKBPZYKAUNRMKP-UHFFFAOYSA-N 1-[2-(2,4-dichlorophenyl)pentyl]1,2,4-triazole Chemical compound C=1C=C(Cl)C=C(Cl)C=1C(CCC)CN1C=NC=N1 WKBPZYKAUNRMKP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、倉庫や各種工場内で被
搬送物を搬送するための無人搬送車の停止位置決め装置
に関するものである。
搬送物を搬送するための無人搬送車の停止位置決め装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】この種の無人搬送車とし
て、例えば特開昭51−61970号公報に開示される
ように、搬送車が荷積み卸しステーションに向かって走
行するときの走行方向の左右両側に駆動車輪を配設した
ものが知られている。このように複数の駆動車輪を備え
た無人搬送車が荷積み卸しステーションに向かって走行
するとき、従来の構成では、搬送車が荷積み卸しステー
ションに対して傾いている場合、その傾きが何ら修正さ
れることなしに荷積み卸しステーションに横付け停止さ
れていた。このような状況では、当該荷積み卸しステー
ションでの安全な荷積み卸しが行えなくなる恐れがあっ
た。
て、例えば特開昭51−61970号公報に開示される
ように、搬送車が荷積み卸しステーションに向かって走
行するときの走行方向の左右両側に駆動車輪を配設した
ものが知られている。このように複数の駆動車輪を備え
た無人搬送車が荷積み卸しステーションに向かって走行
するとき、従来の構成では、搬送車が荷積み卸しステー
ションに対して傾いている場合、その傾きが何ら修正さ
れることなしに荷積み卸しステーションに横付け停止さ
れていた。このような状況では、当該荷積み卸しステー
ションでの安全な荷積み卸しが行えなくなる恐れがあっ
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の無人搬送車の停止位置決め装置は、複数の駆動車
輪1,2を備えた無人搬送車15には各駆動車輪1,2
に対応して停止用検出器22a,22b及び23a,2
3bを設け、地上側の無人搬送車停止位置には前記各検
出器22a,22b及び23a,23bと対応する位置
に被検出具24,25を配設し、当該各検出器22a,
22b及び23a,23bが夫々対応する被検出具2
4,25を検出すると、当該検出器に対応する駆動車輪
1,2の回転を独立して停止するようにしたことを特徴
とするものである。
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の無人搬送車の停止位置決め装置は、複数の駆動車
輪1,2を備えた無人搬送車15には各駆動車輪1,2
に対応して停止用検出器22a,22b及び23a,2
3bを設け、地上側の無人搬送車停止位置には前記各検
出器22a,22b及び23a,23bと対応する位置
に被検出具24,25を配設し、当該各検出器22a,
22b及び23a,23bが夫々対応する被検出具2
4,25を検出すると、当該検出器に対応する駆動車輪
1,2の回転を独立して停止するようにしたことを特徴
とするものである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1及び図2に於いて、1,2は前
部左側と後部右側とに配設された駆動及び操向用車輪、
3,4は前部右側と後部左側とに配設された自在遊転車
輪である。前記駆動及び操向用車輪1,2は、夫々垂直
軸5の周りで回転可能に支承された回転フレーム6に軸
支され、且つ当該回転フレーム6に支持された駆動用モ
ータ7a,7bと連動連結している。前記各回転フレー
ム6は、固定フレーム上に支持された操向用モータ8に
チェン伝動手段9a,9bを介して連動連結し、当該モ
ータ8により垂直軸5の周りに正逆任意の方向に所定角
度回転せしめられる。
づいて説明すると、図1及び図2に於いて、1,2は前
部左側と後部右側とに配設された駆動及び操向用車輪、
3,4は前部右側と後部左側とに配設された自在遊転車
輪である。前記駆動及び操向用車輪1,2は、夫々垂直
軸5の周りで回転可能に支承された回転フレーム6に軸
支され、且つ当該回転フレーム6に支持された駆動用モ
ータ7a,7bと連動連結している。前記各回転フレー
ム6は、固定フレーム上に支持された操向用モータ8に
チェン伝動手段9a,9bを介して連動連結し、当該モ
ータ8により垂直軸5の周りに正逆任意の方向に所定角
度回転せしめられる。
【0005】前記駆動及び操向用車輪1,2を軸支する
各回転フレーム6には、夫々左右一対の前進用ピックア
ップコイル10a,10b及び11a,11bと後進用
ピックアップコイル12a,12b及び13a,13b
とが、夫々ブラケット14を介して取付けられている。
図1に示すように駆動及び操向用車輪1,2が前後方向
直進状態の向きにあるとき、前進用ピックアップコイル
10a,10b及び11a,11bは、各車輪1,2の
真横よりやや前方装置で台車の前後方向センターライン
に対して左右対称位置に位置すると共に、後進用ピック
アップコイル12a,12b及び13a,13bは、各
車輪1,2の真横よりやや後方位置で台車の前後方向セ
ンターラインに対して左右対称位置に位置するように配
設されている。
各回転フレーム6には、夫々左右一対の前進用ピックア
ップコイル10a,10b及び11a,11bと後進用
ピックアップコイル12a,12b及び13a,13b
とが、夫々ブラケット14を介して取付けられている。
図1に示すように駆動及び操向用車輪1,2が前後方向
直進状態の向きにあるとき、前進用ピックアップコイル
10a,10b及び11a,11bは、各車輪1,2の
真横よりやや前方装置で台車の前後方向センターライン
に対して左右対称位置に位置すると共に、後進用ピック
アップコイル12a,12b及び13a,13bは、各
車輪1,2の真横よりやや後方位置で台車の前後方向セ
ンターラインに対して左右対称位置に位置するように配
設されている。
【0006】上記のように構成された電磁誘導搬送車1
5は、前後両駆動及び操向用車輪1,2を夫々駆動用モ
ータ7a,7bにより回転させることにより、前進走行
又は後進走行させることが出来るのであるが、この走行
時に、床面下に搬送車移動経路にそって埋設されたトー
パスワイヤー16を流れる低周波交流電流によって当該
トーパスワイヤー16の周囲に形成されている磁界の強
度を、前進走行時には前進用ピックアップコイル10
a,10b及び11a,11bによって検出させると共
に、後進走行時には後進用ピックアップコイル12a,
12b及び13a,13bによって検出させ、各対のピ
ックアップコイル10a,10b及び11a,11b、
又は12a,12b及び13a,13bの検出出力(電
磁誘導起電力)の偏差に応じて前後両駆動及び操向用車
輪1,2の操向用モータ8を制御し、夫々の回転フレー
ム6を垂直軸5の周りに正転方向又は逆転方向へ夫々所
定角度回転させて前後両駆動及び操向用車輪1,2を、
トーパスワイヤー16にそって自動的に操向運動させる
ことにより、搬送車15をしてその前後両端近傍部をト
ーパスワイヤー16上に追従させるように自動的に走行
させることが出来る。
5は、前後両駆動及び操向用車輪1,2を夫々駆動用モ
ータ7a,7bにより回転させることにより、前進走行
又は後進走行させることが出来るのであるが、この走行
時に、床面下に搬送車移動経路にそって埋設されたトー
パスワイヤー16を流れる低周波交流電流によって当該
トーパスワイヤー16の周囲に形成されている磁界の強
度を、前進走行時には前進用ピックアップコイル10
a,10b及び11a,11bによって検出させると共
に、後進走行時には後進用ピックアップコイル12a,
12b及び13a,13bによって検出させ、各対のピ
ックアップコイル10a,10b及び11a,11b、
又は12a,12b及び13a,13bの検出出力(電
磁誘導起電力)の偏差に応じて前後両駆動及び操向用車
輪1,2の操向用モータ8を制御し、夫々の回転フレー
ム6を垂直軸5の周りに正転方向又は逆転方向へ夫々所
定角度回転させて前後両駆動及び操向用車輪1,2を、
トーパスワイヤー16にそって自動的に操向運動させる
ことにより、搬送車15をしてその前後両端近傍部をト
ーパスワイヤー16上に追従させるように自動的に走行
させることが出来る。
【0007】又、図3及び図4に示すように、搬送車1
5を縦走行経路17から右行き横行経路18又は左行き
横行経路19へ横行移動させることも出来る。これ等横
行経路18,19には、前部車輪1に附属のピックアッ
プコイル10a,10b(後進走行時にはピックアップ
コイル12a,12b)によってのみ検出されるトーパ
スワイヤー20と、後部車輪2に附属のピックアップコ
イル11a,11b(後進走行時にはピックアップコイ
ル13a,13b)によってのみ検出されるトーパスワ
イヤー21とが互いに平行に敷設されている。これ等両
トーパスワイヤー20,21には、互いに周波数の異な
る交流電流が流されており、各ピックアップコイル10
a〜13bは夫々所定の周波数の交流電流が流れている
トーパスワイヤー20又は21を検出するように構成さ
れている。
5を縦走行経路17から右行き横行経路18又は左行き
横行経路19へ横行移動させることも出来る。これ等横
行経路18,19には、前部車輪1に附属のピックアッ
プコイル10a,10b(後進走行時にはピックアップ
コイル12a,12b)によってのみ検出されるトーパ
スワイヤー20と、後部車輪2に附属のピックアップコ
イル11a,11b(後進走行時にはピックアップコイ
ル13a,13b)によってのみ検出されるトーパスワ
イヤー21とが互いに平行に敷設されている。これ等両
トーパスワイヤー20,21には、互いに周波数の異な
る交流電流が流されており、各ピックアップコイル10
a〜13bは夫々所定の周波数の交流電流が流れている
トーパスワイヤー20又は21を検出するように構成さ
れている。
【0008】縦走行経路17では、前記両トーパスワイ
ヤー20,21を図1に示す1本のトーパスワイヤー1
6に対応するように2本一組の状態で敷設するか、又
は、一方のトーパスワイヤー、例えばトーパスワイヤー
20のみを縦走行経路17に敷設し、他方のトーパスワ
イヤー21は縦走行経路の終端近傍位置から敷設する。
勿論この場合は、前進走行する搬送車15がトーパスワ
イヤー21を後部ピックアップコイル11a,11bが
検出する位置に到達したとき、当該後部ピックアップコ
イル11a,11bがトーパスワイヤー20を検出する
状態から周波数の異なるトーパスワイヤー21を検出し
得る状態に切り換えられる。更に、縦走行経路17の中
間位置から横行経路18,19を分岐させる場合は、縦
走行経路17には横行経路18,19に敷設されるトー
パスワイヤー20,21の何れとも異なる周波数の交流
電流を流されたトーパスワイヤーが敷設される。
ヤー20,21を図1に示す1本のトーパスワイヤー1
6に対応するように2本一組の状態で敷設するか、又
は、一方のトーパスワイヤー、例えばトーパスワイヤー
20のみを縦走行経路17に敷設し、他方のトーパスワ
イヤー21は縦走行経路の終端近傍位置から敷設する。
勿論この場合は、前進走行する搬送車15がトーパスワ
イヤー21を後部ピックアップコイル11a,11bが
検出する位置に到達したとき、当該後部ピックアップコ
イル11a,11bがトーパスワイヤー20を検出する
状態から周波数の異なるトーパスワイヤー21を検出し
得る状態に切り換えられる。更に、縦走行経路17の中
間位置から横行経路18,19を分岐させる場合は、縦
走行経路17には横行経路18,19に敷設されるトー
パスワイヤー20,21の何れとも異なる周波数の交流
電流を流されたトーパスワイヤーが敷設される。
【0009】何れにしても、縦走行経路17から横行経
路18又は19へ進入する搬送車15の前部ピックアッ
プコイル10a,10bは、これに対応するトーパスワ
イヤー20を検出すると共に、後部ピックアップコイル
11a,11bは、これに対応するトーパスワイヤー2
1を検出し、これ等検出結果に基づいて操向用モータ8
が夫々制御される結果、前部操向用車輪1がトーパスワ
イヤー20にそって移動すると共に後部操向用車輪2が
トーパスワイヤー21にそって移動することになり、搬
送車15は横行経路18又は19を横向きに走行するこ
とになる。
路18又は19へ進入する搬送車15の前部ピックアッ
プコイル10a,10bは、これに対応するトーパスワ
イヤー20を検出すると共に、後部ピックアップコイル
11a,11bは、これに対応するトーパスワイヤー2
1を検出し、これ等検出結果に基づいて操向用モータ8
が夫々制御される結果、前部操向用車輪1がトーパスワ
イヤー20にそって移動すると共に後部操向用車輪2が
トーパスワイヤー21にそって移動することになり、搬
送車15は横行経路18又は19を横向きに走行するこ
とになる。
【0010】本発明によれば、例えば上記のような搬送
装置に於いて、図1乃至図4に示すように、搬送車15
の前後両端部15a,15b(横行時の左右両側)に夫
々左右一対の検出器(反射式光電スイッチ)22a,2
2b及び23a,23bが取付けられると共に、横行経
路18,19中に設定された搬送車停止位置A,Bに
は、当該停止位置A,Bに搬送車15を経路方向に対し
て直交する正常姿勢に停止させたとき、当該搬送車15
の前記検出器22a,22bに対向する位置と検出器2
3a,23bに対向する位置とに、夫々各対の検出器間
の間隔より若干長い被検出具(反射板)14,15が配
設される。
装置に於いて、図1乃至図4に示すように、搬送車15
の前後両端部15a,15b(横行時の左右両側)に夫
々左右一対の検出器(反射式光電スイッチ)22a,2
2b及び23a,23bが取付けられると共に、横行経
路18,19中に設定された搬送車停止位置A,Bに
は、当該停止位置A,Bに搬送車15を経路方向に対し
て直交する正常姿勢に停止させたとき、当該搬送車15
の前記検出器22a,22bに対向する位置と検出器2
3a,23bに対向する位置とに、夫々各対の検出器間
の間隔より若干長い被検出具(反射板)14,15が配
設される。
【0011】縦走行経路17から右行き横行経路18に
進入して横向き状態で前進走行する搬送車15の行き先
が停止位置Aであるときは、図5に示すように、一つ手
前の停止位置(図示省略)を通過したことにより両駆動
用モータ7a,7bが減速され、両操向用車輪1,2は
低速正回転状態に切り換えられ、搬送車15は低速で前
進走行する。同時に、一つ手前の停止位置を通過したこ
とにより、次に検出器22a,22bが両方共ONした
とき前部操向用車輪1を駆動するモータ7aが停止せし
められ、且つ検出器23a,23bが両方共ONしたと
き後部操向用車輪2を駆動するモータ7bが停止せしめ
られるように準備される。かかる状態で搬送車15の前
部15aが、検出器22a,22bが被検出具24の前
後両端部を同時に検出して両方共にONとなる位置に到
達すると、駆動用モータ7aに制動が働き、前部操向用
車輪1が停止する。同様に、搬送車15の後部15b
が、検出器23a,23bが被検出具25の前後両端部
を同時に検出して両方共ONとなる位置に到達したと
き、駆動用モータ7bに制動が働き、後部操向車輪2が
停止する。
進入して横向き状態で前進走行する搬送車15の行き先
が停止位置Aであるときは、図5に示すように、一つ手
前の停止位置(図示省略)を通過したことにより両駆動
用モータ7a,7bが減速され、両操向用車輪1,2は
低速正回転状態に切り換えられ、搬送車15は低速で前
進走行する。同時に、一つ手前の停止位置を通過したこ
とにより、次に検出器22a,22bが両方共ONした
とき前部操向用車輪1を駆動するモータ7aが停止せし
められ、且つ検出器23a,23bが両方共ONしたと
き後部操向用車輪2を駆動するモータ7bが停止せしめ
られるように準備される。かかる状態で搬送車15の前
部15aが、検出器22a,22bが被検出具24の前
後両端部を同時に検出して両方共にONとなる位置に到
達すると、駆動用モータ7aに制動が働き、前部操向用
車輪1が停止する。同様に、搬送車15の後部15b
が、検出器23a,23bが被検出具25の前後両端部
を同時に検出して両方共ONとなる位置に到達したと
き、駆動用モータ7bに制動が働き、後部操向車輪2が
停止する。
【0012】従って前記両操向用車輪1,2の停止時期
は、横行する搬送車15が横行経路方向に対して直交す
る正常姿勢にあるときは同時であり、片側が遅れるよう
に傾いているときは、先行している側の操向用車輪1又
は2が先に停止する。このようにして搬送車15は、停
止位置Aに到達するまでの姿勢に関係なく、当該停止位
置Aに於いて横行経路方向に対し直交する正常姿勢で自
動的に停止することになる。
は、横行する搬送車15が横行経路方向に対して直交す
る正常姿勢にあるときは同時であり、片側が遅れるよう
に傾いているときは、先行している側の操向用車輪1又
は2が先に停止する。このようにして搬送車15は、停
止位置Aに到達するまでの姿勢に関係なく、当該停止位
置Aに於いて横行経路方向に対し直交する正常姿勢で自
動的に停止することになる。
【0013】尚、上記のタイミングで各操向用車輪1,
2を停止させても、惰性による搬送車15の若干の移動
や、片側が先に停止した後の反対側の移動によって、最
終的に停止位置Aで停止した搬送車15の姿勢が前記正
常姿勢にならず傾く恐れも考えられる。このような場合
には、図6及び図7のフローチャートに示すセンタリン
グ制御を行うことが出来る。図6のフローチャートと図
7のフローチャートとは、A,Bの接続端で互いに接続
する。
2を停止させても、惰性による搬送車15の若干の移動
や、片側が先に停止した後の反対側の移動によって、最
終的に停止位置Aで停止した搬送車15の姿勢が前記正
常姿勢にならず傾く恐れも考えられる。このような場合
には、図6及び図7のフローチャートに示すセンタリン
グ制御を行うことが出来る。図6のフローチャートと図
7のフローチャートとは、A,Bの接続端で互いに接続
する。
【0014】即ち、両駆動用モータ7a,7bに上記の
タイミングで制動がかけられた後に、検出器22a,2
2bが両方向ON状態であるか否かをチェックし、検出
器22aのみがON状態であれば、搬送車前部15aが
定位置に対してアンダーラン状態であるから駆動用モー
タ7aにより前部操向用車輪1を正転駆動し、検出器2
2bのみがON状態であれば、搬送車前部15aが定位
置に対してオーバーラン状態であるから駆動用モータ7
aにより前部操向用車輪1を逆転駆動して、搬送車前部
15aを、検出器22a,22bが両方共ON状態とな
るまで前後移動させる。
タイミングで制動がかけられた後に、検出器22a,2
2bが両方向ON状態であるか否かをチェックし、検出
器22aのみがON状態であれば、搬送車前部15aが
定位置に対してアンダーラン状態であるから駆動用モー
タ7aにより前部操向用車輪1を正転駆動し、検出器2
2bのみがON状態であれば、搬送車前部15aが定位
置に対してオーバーラン状態であるから駆動用モータ7
aにより前部操向用車輪1を逆転駆動して、搬送車前部
15aを、検出器22a,22bが両方共ON状態とな
るまで前後移動させる。
【0015】この搬送車前部15aの位置調整の終了
後、又は位置調整するまでもなく検出器22a,22b
が両方共ON状態であるときは、検出器23a,23b
が両方共ON状態であるか否かをチェックし、検出器2
3aのみがON状態であれば、搬送車後部15bが定位
置に対してアンダーラン状態であるから駆動用モータ7
bにより後部操向用車輪2を正転駆動し、検出器23b
のみがON状態であれば、搬送車後部15bが定位置に
対してオーバーラン状態であるから駆動用モータ7bに
より後部操向用車輪2を逆転駆動して、搬送車後部15
bを、検出器23a,23bが両方共ON状態となるま
で前後移動させる。
後、又は位置調整するまでもなく検出器22a,22b
が両方共ON状態であるときは、検出器23a,23b
が両方共ON状態であるか否かをチェックし、検出器2
3aのみがON状態であれば、搬送車後部15bが定位
置に対してアンダーラン状態であるから駆動用モータ7
bにより後部操向用車輪2を正転駆動し、検出器23b
のみがON状態であれば、搬送車後部15bが定位置に
対してオーバーラン状態であるから駆動用モータ7bに
より後部操向用車輪2を逆転駆動して、搬送車後部15
bを、検出器23a,23bが両方共ON状態となるま
で前後移動させる。
【0016】図6及び図7に示すように、搬送車前部1
5aと搬送車後部15bの停止位置チェック及び停止位
置調整が上記のように終了したならば、再度、同様の停
止位置チェックと停止位置調整を繰り返す。この結果、
例えば所定位置に停止している状態の搬送車前部15a
(又は搬送車後部15b)が、続いて行われる搬送車後
部15b(又は搬送車前部15a)に対する停止位置調
整のために搬送車15が略中央部を中心に回動すること
により定位置からずれることになっても、2回目の調整
により停止位置を再び定位置に修正することが出来る。
5aと搬送車後部15bの停止位置チェック及び停止位
置調整が上記のように終了したならば、再度、同様の停
止位置チェックと停止位置調整を繰り返す。この結果、
例えば所定位置に停止している状態の搬送車前部15a
(又は搬送車後部15b)が、続いて行われる搬送車後
部15b(又は搬送車前部15a)に対する停止位置調
整のために搬送車15が略中央部を中心に回動すること
により定位置からずれることになっても、2回目の調整
により停止位置を再び定位置に修正することが出来る。
【0017】然し乍ら、図6及び図7に示すように、搬
送車前部15a及び搬送車後部15bの各々について停
止位置調整は設定回数まで、例えば2回までとし、各2
回の停止位置調整によって搬送車前部15a及び搬送車
後部15bが定位置、即ち各対の検出器22a,22b
又は23a,23bが両方共ON状態となる位置に調整
出来ないときは、検出器22a,22b又は23a,2
3bが両方共OFF状態となった場合と共に、異常表示
を行ってセンタリング制御を中止せしめるのが望まし
い。
送車前部15a及び搬送車後部15bの各々について停
止位置調整は設定回数まで、例えば2回までとし、各2
回の停止位置調整によって搬送車前部15a及び搬送車
後部15bが定位置、即ち各対の検出器22a,22b
又は23a,23bが両方共ON状態となる位置に調整
出来ないときは、検出器22a,22b又は23a,2
3bが両方共OFF状態となった場合と共に、異常表示
を行ってセンタリング制御を中止せしめるのが望まし
い。
【0018】尚、以上の搬送車停止制御及びセンタリン
グ制御は、図4に示す左行き横行経路19の停止位置B
に搬送車15を停止させる場合にも同様に行うことが出
来る。しかしここで注意しなければならない点は、セン
タリング制御に際して、各対の検出器22a,22b又
は23a,23bのON,OFF状態から判別されるオ
ーバーラン又はアンダーランが、前記右行き横行経路1
8の停止位置Aに於いて実施した停止位置チェック時と
は逆になるため、各対の検出器22a,22b又は23
a,23bのON,OFF状態から決定される駆動用モ
ータ7a又は7bの回転方向を逆にしなければならない
ことである。
グ制御は、図4に示す左行き横行経路19の停止位置B
に搬送車15を停止させる場合にも同様に行うことが出
来る。しかしここで注意しなければならない点は、セン
タリング制御に際して、各対の検出器22a,22b又
は23a,23bのON,OFF状態から判別されるオ
ーバーラン又はアンダーランが、前記右行き横行経路1
8の停止位置Aに於いて実施した停止位置チェック時と
は逆になるため、各対の検出器22a,22b又は23
a,23bのON,OFF状態から決定される駆動用モ
ータ7a又は7bの回転方向を逆にしなければならない
ことである。
【0019】又、図3及び図4は、前進走行する搬送車
15を縦走行経路17から横行経路18又は19へ進入
させるようにしたレイアウトを示しているが、前進用ピ
ックアップコイル12a,12b及び13a,13bを
使用して後進走行する搬送車15を縦走行経路から横行
経路へ進入させるレイアウトも同様に構成し得る。
15を縦走行経路17から横行経路18又は19へ進入
させるようにしたレイアウトを示しているが、前進用ピ
ックアップコイル12a,12b及び13a,13bを
使用して後進走行する搬送車15を縦走行経路から横行
経路へ進入させるレイアウトも同様に構成し得る。
【0020】尚、実施例では前後2つの操向用車輪1,
2を搬送車の左右横方向に位置をずらして配置したが、
前後2つの操向用車輪1,2の両方を搬送車の左右何れ
か片側に配置することも出来る。又、トーパスワイヤー
とピックアップコイルとを使用する電磁誘導方式により
自動操向制御される搬送車を利用したが、光線反射テー
プと反射式光電スイッチとを使用する光電誘導方式によ
り自動操向制御される搬送車を利用して本発明を実施す
ることも可能である。更に、搬送車の前後両端部に設け
られる定位置検出用検出器として夫々左右一対の光電ス
イッチ22a,22b及び23a,23bを使用し、横
行経路の搬送車停止位置には、被検出具として反射板2
4,25を配設したが、これに限定されない。例えばリ
ードスイッチと永久磁石、永久磁石で付勢したリードス
イッチと磁性板、投光器及び受光器のセットと遮光板、
其の他適当な組合せを採用することが出来る。又、検出
器は搬送車の前後両端面に付設しないで搬送車底部に下
向きに付設することま出来る。
2を搬送車の左右横方向に位置をずらして配置したが、
前後2つの操向用車輪1,2の両方を搬送車の左右何れ
か片側に配置することも出来る。又、トーパスワイヤー
とピックアップコイルとを使用する電磁誘導方式により
自動操向制御される搬送車を利用したが、光線反射テー
プと反射式光電スイッチとを使用する光電誘導方式によ
り自動操向制御される搬送車を利用して本発明を実施す
ることも可能である。更に、搬送車の前後両端部に設け
られる定位置検出用検出器として夫々左右一対の光電ス
イッチ22a,22b及び23a,23bを使用し、横
行経路の搬送車停止位置には、被検出具として反射板2
4,25を配設したが、これに限定されない。例えばリ
ードスイッチと永久磁石、永久磁石で付勢したリードス
イッチと磁性板、投光器及び受光器のセットと遮光板、
其の他適当な組合せを採用することが出来る。又、検出
器は搬送車の前後両端面に付設しないで搬送車底部に下
向きに付設することま出来る。
【0021】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の無人搬送
車の停止位置決め装置によれば、荷積み卸しステーショ
ンなどの停止位置に向かって走行する搬送車が当該停止
位置に対して傾いている場合でも、その停止位置に当該
搬送車が到着するとき、先行している側の検出器が被検
出具を検出したときに当該検出器に対応する側の駆動車
輪(先行している側の駆動車輪)が先ず停止制御される
ので、遅れている側の駆動車輪により搬送車は傾きを修
正する方向に操向され、そして遅れていた側の検出器が
被検出具を検出したときに当該検出器に対応する側の駆
動車輪(遅れていた側の駆動車輪)が停止制御されるの
で、停止位置では、搬送車は傾きを修正された正常な姿
勢で停止することになる。勿論、正常な姿勢で荷積み卸
しステーションなどの停止位置に向かって搬送車が走行
しているときは、停止位置に到着したときに各検出器が
各々対応する被検出具を同時に検出し、各駆動車輪が同
時に停止制御されるので、搬送車はその停止位置に対す
る正常な姿勢で停止することになる。
車の停止位置決め装置によれば、荷積み卸しステーショ
ンなどの停止位置に向かって走行する搬送車が当該停止
位置に対して傾いている場合でも、その停止位置に当該
搬送車が到着するとき、先行している側の検出器が被検
出具を検出したときに当該検出器に対応する側の駆動車
輪(先行している側の駆動車輪)が先ず停止制御される
ので、遅れている側の駆動車輪により搬送車は傾きを修
正する方向に操向され、そして遅れていた側の検出器が
被検出具を検出したときに当該検出器に対応する側の駆
動車輪(遅れていた側の駆動車輪)が停止制御されるの
で、停止位置では、搬送車は傾きを修正された正常な姿
勢で停止することになる。勿論、正常な姿勢で荷積み卸
しステーションなどの停止位置に向かって搬送車が走行
しているときは、停止位置に到着したときに各検出器が
各々対応する被検出具を同時に検出し、各駆動車輪が同
時に停止制御されるので、搬送車はその停止位置に対す
る正常な姿勢で停止することになる。
【0022】従って、搬送車を荷積み卸しステーション
などの停止位置に自動停止させる際の位置決め(姿勢決
め)を正確に行わせて、当該停止位置での荷の積み卸し
などの作業を安全確実に行わせることが出来る。
などの停止位置に自動停止させる際の位置決め(姿勢決
め)を正確に行わせて、当該停止位置での荷の積み卸し
などの作業を安全確実に行わせることが出来る。
【図1】 搬送車の構成を説明する概略平面図である。
【図2】 搬送車の側面図である。
【図3】 右行き横行経路を説明する平面図である。
【図4】 左行き横行経路を説明する平面図である。
【図5】 停止制御方法を説明するフローチャートであ
る。
る。
【図6】 センタリング制御の手順を説明するフローチ
ャートの前半部である。
ャートの前半部である。
【図7】 センタリング制御の手順を説明するフローチ
ャートの後半部である。
ャートの後半部である。
1,2 駆動及び操向用車輪 3,4 自在遊転車輪 5 垂直軸 6 回転フレーム 7a 駆動用モータ 7b 駆動用モータ 8 操向用モータ 10a 前進用ピックアップコイル 10b 前進用ピックアップコイル 11a 前進用ピックアップコイル 11b 前進用ピックアップコイル 12a 後進用ピックアップコイル 12b 後進用ピックアップコイル 13a 後進用ピックアップコイル 13b 後進用ピックアップコイル 15 搬送車 16 トーパスワイヤー 20 トーパスワイヤー 21 トーパスワイヤー 17 走行経路 18 右行き横行経路 19 左行き横行経路 22a 検出器(反射式光電スイッチ) 22b 検出器(反射式光電スイッチ) 23a 検出器(反射式光電スイッチ) 23b 検出器(反射式光電スイッチ) 24 被検出具(反射板) 25 被検出具(反射板)
Claims (1)
- 【請求項1】複数の駆動車輪を備えた無人搬送車には各
駆動車輪に対応して停止用検出器を設け、地上側の無人
搬送車停止位置には前記各検出器と対応する位置に被検
出具を配設し、当該各検出器が夫々対応する被検出具を
検出すると、当該検出器に対応する駆動車輪の回転を独
立して停止するようにしたことを特徴とする無人走行車
の停止位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4100049A JP2519151B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 無人搬送車の停止位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4100049A JP2519151B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 無人搬送車の停止位置決め装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59002289A Division JPH0792696B2 (ja) | 1984-01-09 | 1984-01-09 | 横行自走台車利用の搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05274033A JPH05274033A (ja) | 1993-10-22 |
JP2519151B2 true JP2519151B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=14263649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4100049A Expired - Lifetime JP2519151B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 無人搬送車の停止位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519151B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5130086B2 (ja) * | 2008-03-14 | 2013-01-30 | 日産自動車株式会社 | 無人搬送車の横行姿勢補正装置及び横行姿勢補正方法 |
JP5280076B2 (ja) * | 2008-03-19 | 2013-09-04 | 日産自動車株式会社 | 無人搬送車の横行姿勢制御装置及び横行姿勢制御方法 |
CN102139699A (zh) * | 2010-02-02 | 2011-08-03 | 神技保寿美株式会社 | 自动搬运车 |
JP5721980B2 (ja) | 2010-09-03 | 2015-05-20 | 株式会社日立製作所 | 無人搬送車および走行制御方法 |
-
1992
- 1992-04-21 JP JP4100049A patent/JP2519151B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05274033A (ja) | 1993-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960206 |