JP2591702Y2 - 壁面用パネル - Google Patents
壁面用パネルInfo
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、壁面用パネルに関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、木質素材、無機質素材、ある
いはこれらの素材に化粧板を接着剤を介して複合化した
パネルは、内装用の化粧材として使用されている。とこ
ろで、このパネルを壁面に長い幅に渡って施工する場合
には、1枚毎に突き合わせて施工され、この際、目地部
の段差や隙間を判別しずらく、外観を損なわないような
手段、例えば、側面の隅を斜めに切削加工する方法、あ
るいは、隣合うパネルの間に一定の間隔を設けて、隙間
の部分を樹脂でシ−リングする方法などが一般的に用い
られている。
いはこれらの素材に化粧板を接着剤を介して複合化した
パネルは、内装用の化粧材として使用されている。とこ
ろで、このパネルを壁面に長い幅に渡って施工する場合
には、1枚毎に突き合わせて施工され、この際、目地部
の段差や隙間を判別しずらく、外観を損なわないような
手段、例えば、側面の隅を斜めに切削加工する方法、あ
るいは、隣合うパネルの間に一定の間隔を設けて、隙間
の部分を樹脂でシ−リングする方法などが一般的に用い
られている。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】しかしながら、かよ
うな方法によって施工された壁面は、施工時の条件、及
びパネルを構成する素材が温度、湿度等によって経時的
に収縮し、その結果、目地部に段差や、隙間を生ずる場
合があり、外観上見苦しいものとなっていた。また、間
隔を設けて、間を樹脂でシ−リングする方法において
は、一定の間隔を設けることが技術的に難しく、施工中
にパネルの隅が欠けることもあり、施工作業が煩雑にな
るとともに、施工作業そのものがかなりの熟練度を要す
るものとなっていた。
うな方法によって施工された壁面は、施工時の条件、及
びパネルを構成する素材が温度、湿度等によって経時的
に収縮し、その結果、目地部に段差や、隙間を生ずる場
合があり、外観上見苦しいものとなっていた。また、間
隔を設けて、間を樹脂でシ−リングする方法において
は、一定の間隔を設けることが技術的に難しく、施工中
にパネルの隅が欠けることもあり、施工作業が煩雑にな
るとともに、施工作業そのものがかなりの熟練度を要す
るものとなっていた。
【0004】本考案はかかる状況に鑑み、検討されたも
ので、本考案の目的とするところは、施工作業が容易
で、壁面に突き合わせて施工する際に生ずる目地部が美
しく、経時的に、あるには施工時に生ずる段差や、隙間
が判別しずらい壁面用のパネルを提供することである。
ので、本考案の目的とするところは、施工作業が容易
で、壁面に突き合わせて施工する際に生ずる目地部が美
しく、経時的に、あるには施工時に生ずる段差や、隙間
が判別しずらい壁面用のパネルを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、前記の課題
は、直方形の基材の対向する一対の側面の上下の辺を凸
型の曲面に切削加工する際に、側面に直線部が残るよう
に、かつ、上曲面の曲率半径が下曲面の曲率半径より大
きくなるように切削加工して基材層とし、しかる後、元
の直方形の基材の側面を基準として上曲面の曲率半径よ
り大きい長さの該基材層の裏面直線部の一部、下曲面、
直線部、上曲面、及び表面に、接着剤を介してジアリル
フタレート樹脂系化粧シートを連続的に被覆することに
よって解決することができる。以下、本考案の実施例を
図面に基づいて、より詳細に説明する。
は、直方形の基材の対向する一対の側面の上下の辺を凸
型の曲面に切削加工する際に、側面に直線部が残るよう
に、かつ、上曲面の曲率半径が下曲面の曲率半径より大
きくなるように切削加工して基材層とし、しかる後、元
の直方形の基材の側面を基準として上曲面の曲率半径よ
り大きい長さの該基材層の裏面直線部の一部、下曲面、
直線部、上曲面、及び表面に、接着剤を介してジアリル
フタレート樹脂系化粧シートを連続的に被覆することに
よって解決することができる。以下、本考案の実施例を
図面に基づいて、より詳細に説明する。
【0006】本考案に用いる基材としては、合板、パ−
ティクルボ−ド、MDF(中密度繊維板)、集成材、あ
るいは、これらを複合化した複合材等の木質系素材や、
けい酸カルシウム板、セメントけい酸カルシウム板、石
綿セメントけい酸カルシウム板、石綿スレ−ト等の無機
質系素材が挙げられるが、望ましくは、木質系素材に比
べて温度、湿度等によって経時的な収縮が少ない、無機
質系素材を用いるの好ましく、とりわけ、加工性、強度
的に優れるけい酸カルシウム板、セメントけい酸カルシ
ウム板が好ましい。基材の厚みは、強度、取扱い性等を
考慮して、適宜定められる。
ティクルボ−ド、MDF(中密度繊維板)、集成材、あ
るいは、これらを複合化した複合材等の木質系素材や、
けい酸カルシウム板、セメントけい酸カルシウム板、石
綿セメントけい酸カルシウム板、石綿スレ−ト等の無機
質系素材が挙げられるが、望ましくは、木質系素材に比
べて温度、湿度等によって経時的な収縮が少ない、無機
質系素材を用いるの好ましく、とりわけ、加工性、強度
的に優れるけい酸カルシウム板、セメントけい酸カルシ
ウム板が好ましい。基材の厚みは、強度、取扱い性等を
考慮して、適宜定められる。
【0007】直方形の基材の対向する一対の側面の上下
の辺は、壁面用パネルの側面を突き合わせて施工した
際、目地部の段差や、施工後の基材の収縮によって隙間
が生じても隙間を視覚として捉え難くするために、上曲
面(2)の曲率半径が下曲面(3)の曲率半径より大き
くなるように凸型の曲面に切削加工して、上曲面
(2)、及び下曲面(3)を形成し、かつ、壁面用パネ
ルを突き合わせて施工する際の基準面となるように、直
線部(5)を残して基材層(1)とするのが望ましい。
の辺は、壁面用パネルの側面を突き合わせて施工した
際、目地部の段差や、施工後の基材の収縮によって隙間
が生じても隙間を視覚として捉え難くするために、上曲
面(2)の曲率半径が下曲面(3)の曲率半径より大き
くなるように凸型の曲面に切削加工して、上曲面
(2)、及び下曲面(3)を形成し、かつ、壁面用パネ
ルを突き合わせて施工する際の基準面となるように、直
線部(5)を残して基材層(1)とするのが望ましい。
【0008】上曲面(2)の曲率半径を下曲面(3)の
曲率半径より小さくすると、壁面用パネルの側面を突き
合わせた際の目地部が鋭角的な溝状になるため、平面的
なつながりに見え、段差を視覚として捉えやすくなる。
また、上曲面(2)の曲率半径を下曲面(3)の曲率半
径より小さくすると、壁面用パネルを突き合わせること
によって壁面と下曲面(3)との間に生じる空隙が大き
くなるため、目地部に経時的な隙間を生じた場合、壁面
の地肌を視覚として捉えやすくなるため、余り好ましく
ない。さらに、直線部(5)がないと、壁面用パネルの
側面がすべて曲面となり、突き合わせ施工する際の作業
性が悪くなる。
曲率半径より小さくすると、壁面用パネルの側面を突き
合わせた際の目地部が鋭角的な溝状になるため、平面的
なつながりに見え、段差を視覚として捉えやすくなる。
また、上曲面(2)の曲率半径を下曲面(3)の曲率半
径より小さくすると、壁面用パネルを突き合わせること
によって壁面と下曲面(3)との間に生じる空隙が大き
くなるため、目地部に経時的な隙間を生じた場合、壁面
の地肌を視覚として捉えやすくなるため、余り好ましく
ない。さらに、直線部(5)がないと、壁面用パネルの
側面がすべて曲面となり、突き合わせ施工する際の作業
性が悪くなる。
【0009】下曲面(3)については、前述の空隙を形
成するため有効に作用するばかりでなく、施工時の欠け
を防止し、ジアリルフタレ−ト樹脂系化粧シ−ト(4)
を屈曲しやすくし、かつ割れを防止することも兼ねてお
り、本考案の重要な構成要件の一つである。ただし、下
曲面(3)において、ジアリルフタレ−ト樹脂系化粧シ
−ト(4)が屈折するようなことはあってはならない。
成するため有効に作用するばかりでなく、施工時の欠け
を防止し、ジアリルフタレ−ト樹脂系化粧シ−ト(4)
を屈曲しやすくし、かつ割れを防止することも兼ねてお
り、本考案の重要な構成要件の一つである。ただし、下
曲面(3)において、ジアリルフタレ−ト樹脂系化粧シ
−ト(4)が屈折するようなことはあってはならない。
【0010】直方形の基材の厚みとしては、強度、取扱
い性を考慮すれば、5〜30mmのものを選択するのが
望ましく、下限に満たないと強度的に劣り破損しやすく
なり、上限を超えると重量も重くなり取扱い性が劣る。
基材の厚みが5〜30mmの場合、これまで述べた要件
を満たす具体的な一例として、基材の上の隅を3〜6m
mR、下の隅を1〜2mmRの曲率半径で凸型の曲面に
切削加工して上曲面(2)、下曲面(3)を形成したも
のが挙げられる。
い性を考慮すれば、5〜30mmのものを選択するのが
望ましく、下限に満たないと強度的に劣り破損しやすく
なり、上限を超えると重量も重くなり取扱い性が劣る。
基材の厚みが5〜30mmの場合、これまで述べた要件
を満たす具体的な一例として、基材の上の隅を3〜6m
mR、下の隅を1〜2mmRの曲率半径で凸型の曲面に
切削加工して上曲面(2)、下曲面(3)を形成したも
のが挙げられる。
【0011】ジアリルフタレ−ト樹脂系化粧シ−ト
(4)としては、化粧板用の原紙をジアリルフタレ−ト
樹脂や、あるいは、さらに、メラミン樹脂、不飽和ポリ
エステル樹脂、グアナミン樹脂などで変性した樹脂で含
浸処理し、しかる後、熱圧成形したものであって、とり
わけ、可とう性に優れ、常温、もしくは加熱の条件下で
1〜6mmRの曲げ性を有するものが望ましく、好まし
くは、経済的に有利な長尺製品、例えば、市販品とし
て、アイカフレキ、アイカダプレックス、アイカエクシ
−(いづれもアイカ工業社製)が推奨される。
(4)としては、化粧板用の原紙をジアリルフタレ−ト
樹脂や、あるいは、さらに、メラミン樹脂、不飽和ポリ
エステル樹脂、グアナミン樹脂などで変性した樹脂で含
浸処理し、しかる後、熱圧成形したものであって、とり
わけ、可とう性に優れ、常温、もしくは加熱の条件下で
1〜6mmRの曲げ性を有するものが望ましく、好まし
くは、経済的に有利な長尺製品、例えば、市販品とし
て、アイカフレキ、アイカダプレックス、アイカエクシ
−(いづれもアイカ工業社製)が推奨される。
【0012】基材層(1)にジアリルフタレ−ト樹脂系
化粧シ−ト(4)を被覆するには、両材料に適する、従
来より公知の接着剤を用いて貼り合わせ加工すればよ
く、例えば、水性ビニ−ルウレタン系接着剤、ウレタン
系接着剤、ユリア系接着剤、酢酸ビニ−ル系接着剤、エ
ポキシ系接着剤、合成ゴム系接着剤などが挙げられる。
特に、基材層(1)の表面には、水性ビニ−ルウレタン
系接着剤、酢酸ビニ−ル系接着剤を使用し、ジアリルフ
タレ−ト樹脂系化粧シ−ト(4)の曲げ接着部分、すな
わち、基材層(1)の裏面直線部の一部(6)、下曲面
(3)、直線部(5)、上曲面(2)には、初期接着力
の強い合成ゴム系接着剤を使用すれば、接着品質に優れ
た壁面用パネルを得ることができる。
化粧シ−ト(4)を被覆するには、両材料に適する、従
来より公知の接着剤を用いて貼り合わせ加工すればよ
く、例えば、水性ビニ−ルウレタン系接着剤、ウレタン
系接着剤、ユリア系接着剤、酢酸ビニ−ル系接着剤、エ
ポキシ系接着剤、合成ゴム系接着剤などが挙げられる。
特に、基材層(1)の表面には、水性ビニ−ルウレタン
系接着剤、酢酸ビニ−ル系接着剤を使用し、ジアリルフ
タレ−ト樹脂系化粧シ−ト(4)の曲げ接着部分、すな
わち、基材層(1)の裏面直線部の一部(6)、下曲面
(3)、直線部(5)、上曲面(2)には、初期接着力
の強い合成ゴム系接着剤を使用すれば、接着品質に優れ
た壁面用パネルを得ることができる。
【0013】基材層(1)の全周囲にジアリルフタレー
ト樹朋系化粧シート(4)を被覆してもさしつかえない
が、裏面が見えない壁面用であるため、全周囲を被覆す
る必要はなく、下曲面(3)を保護し、かつ、表面を上
にして積み重ねて保管する際、元の直方形の基材の側面
を基準として上曲面(2)の曲率半径より大きい長さの
該基材層(1)の裏面直線部の一部(6)を被覆するこ
とが望ましい。これは、壁面用パネルが上積みの状態で
保管される場合、裏面直線部の一部(6)を被覆するジ
アリルフタレート樹朋系化粧シート(4)が、壁面用パ
ネル、もしくは保護材により押圧されることによって、
経時的に剥離しないようするためのもので、これも本考
案の重要な構成要件である。この要件を満たす具体的な
一例として、基材の厚みが5〜30mmの場合、裏面直
線部の一部(6)を4〜20mmの範囲としたものが拳
げられる。
ト樹朋系化粧シート(4)を被覆してもさしつかえない
が、裏面が見えない壁面用であるため、全周囲を被覆す
る必要はなく、下曲面(3)を保護し、かつ、表面を上
にして積み重ねて保管する際、元の直方形の基材の側面
を基準として上曲面(2)の曲率半径より大きい長さの
該基材層(1)の裏面直線部の一部(6)を被覆するこ
とが望ましい。これは、壁面用パネルが上積みの状態で
保管される場合、裏面直線部の一部(6)を被覆するジ
アリルフタレート樹朋系化粧シート(4)が、壁面用パ
ネル、もしくは保護材により押圧されることによって、
経時的に剥離しないようするためのもので、これも本考
案の重要な構成要件である。この要件を満たす具体的な
一例として、基材の厚みが5〜30mmの場合、裏面直
線部の一部(6)を4〜20mmの範囲としたものが拳
げられる。
【0014】
【考案の効果】本考案の壁面用パネルは、側面に直線部
を有するために、突き合わせて施工する作業も容易で、
側面に上下の曲面があるために目地部の段差や経時的に
生ずる隙間を視覚で捉えることが極めて難しく、裏面直
線部の一部を含むようにジアリルフタレート樹脂系化粧
シートを被覆しているため、下の隅が欠けることもな
く、ジアリルフタレート樹脂系化粧シートが剥離するこ
ともない。
を有するために、突き合わせて施工する作業も容易で、
側面に上下の曲面があるために目地部の段差や経時的に
生ずる隙間を視覚で捉えることが極めて難しく、裏面直
線部の一部を含むようにジアリルフタレート樹脂系化粧
シートを被覆しているため、下の隅が欠けることもな
く、ジアリルフタレート樹脂系化粧シートが剥離するこ
ともない。
【0015】さらに、基材として無機質系素材、とりわ
け、けい酸カルシウム板、セメントけい酸カルシウム
板、石綿セメントけい酸カルシウム板を用いれば、基材
層の収縮が極めて少なく、強度的に優れるものとなり、
より、段差や隙間を視覚で捉えることが難しいものとな
る。
け、けい酸カルシウム板、セメントけい酸カルシウム
板、石綿セメントけい酸カルシウム板を用いれば、基材
層の収縮が極めて少なく、強度的に優れるものとなり、
より、段差や隙間を視覚で捉えることが難しいものとな
る。
【0016】
【図1】図1は、本考案の壁面用パネルの要部を拡大し
た断面図を示す。
た断面図を示す。
【図2】図2は、本考案の壁面用パネルの斜視図を示
す。
す。
1 基材層 2 上曲面 3 下曲面 4 ジアリルフタレ−ト系化粧シ−ト 5 直線部 6 裏面直線部の一部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 井上 博之 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 13/08 E04F 13/14
Claims (2)
- 【請求項1】 直方形の基材の対向する一対の側面の
上下の辺を凸型の曲面に切削加工する際に、側面に直線
部が残るように、かつ、上曲面の曲率半径が下曲面の曲
率半径より大きくなるように切削加工して基材層とし、
しかる後、元の直方形の基材の側面を基準として上曲面
の曲率半径より大きい長さの該基材層の裏面直線部の一
部、下曲面、直線部、上曲面、及び表面に、接着剤を介
してジアリルフタレート樹脂系化粧シートを連続的に被
覆してなることを特徴とする壁面用パネル。 - 【請求項2】 基材が無機質素材であることを特徴とす
る請求項1記載の壁面用パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992059640U JP2591702Y2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 壁面用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992059640U JP2591702Y2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 壁面用パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0616584U JPH0616584U (ja) | 1994-03-04 |
JP2591702Y2 true JP2591702Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=13119027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992059640U Expired - Fee Related JP2591702Y2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 壁面用パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591702Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4706126B2 (ja) * | 2001-05-30 | 2011-06-22 | 凸版印刷株式会社 | 化粧板 |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP1992059640U patent/JP2591702Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0616584U (ja) | 1994-03-04 |
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