JP2020198037A - 制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部装置の異常状態の原因究明のために、外部装置の異常状態より軽度の変調を知らせることができるようにする。【解決手段】制御装置は、撮像装置が外部装置を撮影して得られた映像のうち、前記外部装置の状態を示す検出値が第1範囲外になった時刻に対応する所定期間の映像を記録手段に記録させる記録制御手段と、前記記録された映像を表示手段に表示させる表示制御手段とを有し、前記表示制御手段は、前記検出値が前記第1範囲より狭い第2範囲外であるか否かを示す情報を前記表示手段に表示させる。【選択図】図8
Description
本発明は、制御装置、制御システム、制御方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
特許文献1には、工場の生産ラインにおける工程を監視するための工程監視装置が開示されている。撮影手段は、工程の稼働状態を撮影する。メモリは、撮影手段により撮影された映像データを格納する。外部入力手段は、生産ラインに設置された検出装置からの信号をトリガー信号として入力する。保存処理手段は、トリガー信号が入力された場合に、メモリに記録された映像データのうち、トリガー信号が入力された時点から設定時間以上過去に遡った映像データを、上書き不可の映像データとして保存する。
しかし、特許文献1は、工場の生産ラインにおいて、異常状態より軽度の変調を知らせることができない。
本発明の目的は、外部装置の異常状態の原因究明のために、外部装置の異常状態より軽度の変調を知らせることができるようにすることである。
本発明の一観点によれば、制御装置は、撮像装置が外部装置を撮影して得られた映像のうち、前記外部装置の状態を示す検出値が第1範囲外になった時刻に対応する所定期間の映像を記録手段に記録させる記録制御手段と、前記記録された映像を表示手段に表示させる表示制御手段とを有し、前記表示制御手段は、前記検出値が前記第1範囲より狭い第2範囲外であるか否かを示す情報を前記表示手段に表示させる。
本発明によれば、外部装置の異常状態の原因究明のために、外部装置の異常状態より軽度の変調を知らせることができる。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本実施形態による制御システム130の機能構成例を示す図である。制御システム130は、監視装置100と、制御装置102と、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)105とを有する。制御システム130は、複数の監視カメラ103と、複数の機器104と、記録装置101と、を制御する。
本実施形態の制御システム130は、記録装置101、監視カメラ103、機器104を制御する。機器104は、制御システム130から出力された指示に対応するコマンドにより、動作が制御される機器である。制御システム130は1以上の機器104を制御可能である。監視カメラ103は、機器104を撮影して映像信号を取得する撮像装置である。制御システム130は1以上の監視カメラ103を制御可能である。記録装置101は、監視カメラ103が取得した映像信号および機器104の状態を示す信号を記録する記録装置である。
制御システム130は、機器104の状態をモニタし、機器104が定常状態から異常状態に遷移したか否かを判定する。制御システム130は、機器104が定常状態から異常状態に遷移したと判定されたことに応じて、当該機器104を撮影した監視カメラ103の映像信号を、当該遷移が発生したタイミングを含む所定期間にわたって記録装置101に記録するように制御を行う。制御システム130は、定常状態から異常状態への遷移が発生したタイミングから、あらかじめ定められた期間(プレ期間)だけさかのぼった時点から取得された映像信号を記録するプレ記録を行う。また、制御システム130は、定常状態から異常状態への遷移が発生したタイミングから、あらかじめ定められた期間(ポスト期間)だけ、経過した時点までの映像信号を記録するポスト記録を行う。制御システム130が記録する映像信号の期間は、プレ期間とポスト期間のいずれかでもよいし、両方であってもよい。
機器104が異常状態に遷移したことに応じて、対応する所定期間の映像信号の記録を行う場合、異常状態のきっかけとなった軽微な変調を見落としてしまう場合がある。しかし、映像信号の記録のトリガーとして軽微な変調の発生を用いると、異常状態への遷移につながらない場合でも映像信号が記録される。軽微な変調は、異常状態への遷移に比べて頻度が高く、映像信号の記録量が増え、記録装置101の容量を圧迫してしまうことが懸念される。
本実施形態の制御システム130は、機器104が定常状態から異常状態に遷移したと判定されたことに応じて、当該機器104を撮影した監視カメラ103の映像信号を、当該遷移が発生したタイミングを含む所定期間にわたって記録装置101に記録する。さらに、制御システム130は、機器104に軽微な変調が発生しているか否かを示す情報を記録装置101に記録する。制御システム130は、記録装置101に記録された映像信号を再生して、表示装置に表示させる表示制御を実行可能である。制御システム130は、記録装置101に記録された映像信号を再生して表示装置に表示させる場合に、当該映像信号の記録時に軽微な変調が発生したか否かを示す情報を合わせて表示する。
例えば、制御システム130は、機器104が定常状態であるか異常状態であるか、および軽微な変調が発生しているか否かについて、機器104の状態信号(温度、駆動電流値、負荷レベル等)に基づいて判定を行う。制御システム130は、機器104の状態信号がイベント検知範囲に含まれる状態から、イベント検知範囲に含まれない状態に遷移した場合に、定常状態から異常状態への遷移が発生した(イベントが発生した)と判定する。また、制御システム130は、機器104の状態信号がイベント検知範囲に含まれる状態ではあるが、イベント検知範囲に含まれる変調検知範囲に含まれない状態に遷移した場合に、軽微な変調が発生していると判定する。
以下で、制御システム130の詳細な動作について説明を行う。
以下で、制御システム130の詳細な動作について説明を行う。
PLC105は、管理部であり、機器104の動作を制御する。機器104は、外部装置であり、例えばロボットである。監視装置100は、工場やプラントにおける監視制御対象である機器104の状態を、直接またはPLC105を介して監視する。なお、機器104とPLC105は、同一の装置であってもよい。また、監視装置100は、必要に応じて、機器104に対し、制御を行う。
監視装置100は、蓄積部110を有する。蓄積部110は、機器104に対して、直接の通信またはPLC105を介しての通信により、機器104の状態信号を取得し、取得した状態信号をログとして蓄積する。また、蓄積部110は、機器104の状態信号が予め設定された範囲(イベント検知範囲)に含まれる状態から、イベント検知範囲外になった場合、その状態信号と関連付けられたイベントデータを蓄積する。イベントデータは、事前に定義された機器104のイベント情報(機器名およびイベント名)と、状態信号がイベント検知範囲外である時刻情報(イベント発生時刻およびイベント終了時刻)を含む。ここで、機器名は、監視制御対象である複数の機器104のそれぞれを一意に特定するための機器情報である。また、イベント名は、監視装置100において検知される、監視対象の機器104で発生する複数のイベントのそれぞれを一意に特定するためのイベント識別情報である。
さらに、蓄積部110は、制御装置102に対して、ログ要求またはイベントデータ要求により、ログまたはイベントデータを転送することができる。また、蓄積部110は、制御装置102に対して、イベントデータの更新の有無の通知や、その通知に応じた要求により更新メタ情報を含むイベントデータ更新情報(以下、更新イベントデータという)の送信を行うことができる。
また、監視装置100は、表示部111を有する。表示部111は、蓄積部110が取得した機器104の状態信号に応じて、機器104と機器104の状態を示すアイコンが設置されたグラフィカルなアニメーションによるライブ状態図を表示する。また、表示部111は、アイコンに対するクリックイベントを受け付け、予め決められたプログラムやスクリプトを開始させることができる。
複数の監視カメラ103は、工場やプラントにおいて、機器104および製造ラインなどの監視用に設置され、機器104および製造ラインの映像を撮影する撮影装置である。記録装置101は、複数の監視カメラ103により撮影された映像を取得して記録する。
記録装置101は、制御装置102に対して、カメラ情報(複数の監視カメラ103のうちの1つを特定する情報(例えば、カメラ名))と録画開始および録画停止の録画情報を受け付け、監視カメラ103の映像の記録を行う。このカメラ情報や録画情報は、XML(Extensible Markup Language)などのフォーマットにより構成される。記録装置101は、制御装置102に対して、XMLなどのフォーマットによりカメラ情報、再生時刻情報および再生制御信号(例えば、再生、停止、コマ送り、早送り、コマ戻しおよび巻き戻し)を受け付け、監視カメラ103の映像を送信する。
複数の監視カメラ103の各々は、例えば、パン、チルトおよびズーム対応のカメラである。この場合、記録装置101は、制御装置102からカメラ情報とカメラ制御信号を受け付け、そのカメラ制御信号により、カメラ情報で特定される監視カメラ103を制御する。
記録装置101と制御装置102は、ネットワークを介して接続されてもよいし、同一のコンピュータにより構成してもよい。
制御装置102は、監視装置100と記録装置101とを連携する装置である。制御装置102は、コンピュータがプログラムを実行することにより、イベントデータ表示部120と取得部121と関連付け部122と取得部123と表示部124の機能を実現する。
監視装置100と制御装置102は、ネットワークを介して接続されてもよいし、同一のコンピュータにより構成してもよい。また、監視装置100と記録装置101と制御装置102は、同一のコンピュータにより構成してもよい。
制御装置102は、イベントデータ表示部120、取得部121、関連付け部122、取得部123、映像表示部124および状態信号蓄積部125を有する。
イベントデータ表示部120は、表示制御部である。イベントデータ表示部120は、監視装置100の蓄積部110へイベントデータの転送要求を例えばSQL文で出力し、蓄積部110からイベントデータを取得し、取得したイベントデータをリスト化し、イベントリストを表示装置211に表示する。ユーザは、表示されたイベントリストから過去に発生したイベントの1つを選択することができる。イベントデータ表示部120は、ユーザ入力を受け付け、選択されたイベントのイベントデータを取得部121へ出力する。また、イベントデータ表示部120は、監視装置100におけるイベントデータの更新の有無を、上記の取得したイベントデータの数で判断してもよいし、蓄積部110のイベント更新情報を入力して判断してもよい。さらに、イベントデータ表示部120は、更新があったと判断した場合、監視装置100に更新イベントデータを要求し、監視装置100から更新イベントデータを取得し、更新イベントデータを取得部123へ出力する。
関連付け部122は、取得部121または取得部123から入力するイベント情報に関連付けられた監視カメラ103のカメラ名を抽出し、抽出したカメラ名を取得部121または取得部123へ出力する。関連付け部122は、上記の監視カメラ103のカメラ名の抽出を、後述するように、図5の対応表500と図6のスクリプトプログラム600を用いて行う。
また、関連付け部122は、外部からイベント情報(機器名およびイベント名)を入力し、そのイベント情報に関連付けられた監視カメラ103のカメラ名を抽出し、そのカメラ名を外部に出力することができる。
取得部123は、イベントデータ表示部120からイベントデータを入力する。そして、取得部123は、関連付け部122へイベント情報(機器名およびイベント名)を出力し、そのイベント情報に関連付けられたカメラ情報を関連付け部122から取得する。その後、取得部123は、そのカメラ情報とイベントデータに含まれるイベント時刻情報に基づき、記録装置101に対して、監視カメラ103の録画開始指示と録画終了指示を行う。
また、取得部123は、外部からカメラ情報と録画開始と録画終了の情報を入力し、記録装置101に対して、監視カメラ103の録画開始指示と録画終了指示を行うことができる。
取得部123は、録画終了指示を行った後、状態信号蓄積部125に対して、イベントデータを出力する。状態信号蓄積部125は、イベントデータに含まれるイベント開始時刻とイベント終了時刻に基づくログの要求を蓄積部110に出力する。すると、蓄積部110は、イベント開始時刻の所定時間前からイベント終了時刻の所定時間後までに記録されたログを状態信号蓄積部125に出力する。状態信号蓄積部125は、イベント開始時刻の所定時間前からイベント終了時刻の所定時間後までに記録されたログの中から、イベントデータに含まれる機器名に関連する状態信号を抽出して蓄積する。
取得部121は、イベントデータ表示部120からイベントデータを取得する。そして、取得部121は、関連付け部122へイベント情報(例えば、機器名およびイベント名)を出力し、そのイベント情報に関連付けられたカメラ情報を関連付け部122から取得する。その後、取得部121は、そのカメラ情報とイベントデータに含まれる時刻情報(例えば、イベント開始時刻とイベント終了時刻)を映像表示部124へ出力する。取得部121は、イベントデータ表示部120からに限らず、外部からイベントデータを入力することができる。
映像表示部124は、表示制御部であり、取得部121からのカメラ情報と時刻情報に基づき特定される映像を記録装置101から取得し、その取得した映像を再生して、図2の表示装置211に表示させる。また、映像表示部124は、外部からカメラ情報と時刻情報を入力し、入力したカメラ情報と時刻情報に基づき特定される映像を記録装置101から取得し、取得した映像を表示することができる。また、映像表示部124は、複数の監視カメラ103のうちのユーザが選択した監視カメラ103に対する再生制御信号またはカメラ制御信号を、記録装置101に出力する。
制御装置102は、監視装置100と記録装置101とを連携することにより、監視装置100により収集されるイベントデータと、記録装置101により制御される監視カメラ103とを関連付ける。記録装置101は、監視カメラ103で撮影された映像を記録媒体に記録する。制御装置102は、ユーザが表示されるイベントリストを用いて過去のイベントの1つを選択した際、そのイベントのイベントデータに関連付けられた監視カメラ103の映像を記録装置101から取得し、その取得した映像を再生する。
図2は、図1の制御装置102のハードウェア構成例を示すブロック図である。制御装置102は、コンピュータであり、ネットワーク回線210と表示装置211と入力装置212に接続される。制御装置102は、制御部201、ROM202、RAM203、外部記憶装置204、入力インターフェース205、ビットムーブユニット(BMU)206、VRAM207、ネットワークインターフェース209およびシステムバス212を有する。
制御部201は、ROM202、RAM203または外部記憶装置204に記憶されたプログラムを実行することにより、図2の制御装置102の機能を実現する。また、制御装置102は、図1の監視装置100と制御装置102の機能を実現してもよいし、図1の監視装置100と記録装置101と制御装置102との機能を実現してもよい。
すなわち、図1の監視装置100と記録装置101と制御装置102は、単一のコンピュータで実現してもよいし、複数のコンピュータに分散して実現してもよい。複数のコンピュータで実現する場合、複数のコンピュータは、互いに通信可能なローカルエリアネットワーク(LAN)などのネットワークで接続される。
制御部201は、例えば中央処理ユニット(CPU)であり、制御装置102を制御する。ROM(Read Only Memory)202は、プログラムやパラメータを格納する。RAM(Random Access Memory)203は、外部記憶装置204などから供給されるプログラムやデータを記憶する。外部記憶装置204は、例えばハードディスクドライブ(HDD)である。なお、外部記憶装置204は、フラッシュメモリで構成されるソリッドステートドライブ(SSD)、またはハードディスクとフラッシュメモリを併用したハイブリッドドライブやメモリカードなどでもよい。外部記憶装置204は、OS(Operating System)などのプログラムを記憶する。
入力インターフェース205は、データを入力するポインティングデバイスやキーボードなどの入力装置212に接続される。BMU206は、メモリ間(例えば、VRAM207と他のメモリとの間)や、メモリと各I/Oデバイス(例えば、ネットワークインターフェース209)間のデータ転送を制御する。VRAM(Video RAM)207は、表示装置211に表示するための画像を記憶する。VRAM207は、画像を所定の規定に従って表示装置211に出力する。表示装置211は、表示部であり、その画像を表示する。ネットワークインターフェース209は、ネットワーク回線210に接続される。システムバス212は、制御装置102の各構成要素を接続する。
図3は、制御システム130の制御方法を示すフローチャートである。制御システム130は、監視装置100、記録装置101および制御装置102を有する。
ステップS200では、制御装置102の関連付け部122は、複数の機器104での発生が想定されるイベントと、複数の監視カメラ103のうちのそのイベントの機器104を撮影する監視カメラ103との関連付けを事前登録する。この関連付けについては、図5および図6を参照しながら後述する。また、制御装置102と監視装置100は、この事前登録された関連付けを共有する。なお、監視装置100が事前登録を行い、その後、制御装置102がその事前登録された関連付けを共有してもよい。
次に、ステップS101では、監視装置100の蓄積部110は、直接又はPLC105を介して、監視制御対象である機器104の状態信号を取得する。次に、ステップS102では、蓄積部110は、機器104の状態信号のログを蓄積する。
次に、ステップS103では、監視装置100の蓄積部110は、取得した状態信号に関連付けられ事前に定義された図4(a)のイベントデータ400を生成し、イベントデータ400を蓄積する。このステップS103の詳細は、図4(a)を参照しながら後述する。
次に、ステップS104では、監視装置100の表示部111は、蓄積部110が取得した状態信号に基づき、機器104と機器104の状態を後述する図7のライブ状態図720として表示する。なお、このライブ状態図は、記録装置101を介して取得される監視カメラ103の映像ではないため、グラフィカルなアニメーションで表される。
次に、ステップS105では、監視装置100の蓄積部110は、制御装置102のイベントデータ表示部120に対して、イベントデータの更新有りの情報を出力する。この出力は、イベントが発生した時点、およびイベントが終了した時点において行われる。具体的には、蓄積部110は、PLC105等からイベント発生を示す状態信号を入力したときに、イベント名と機器名とイベント発生時刻からなるイベントデータを生成し、ステップS105の出力を行う。その後、蓄積部110は、PLC105等からイベント終了を示す状態信号を受信したときに、上記のイベントデータに対してイベント終了時刻を追加し、ステップS105の出力を行う。
ステップS201では、イベントデータ表示部120は、ステップS105の出力があった場合に、イベントデータの更新が有ったと判定し、ステップS202に進む。なお、イベントデータ表示部120は、ステップS200の事前登録がされた後、一定のタイミングで監視装置100にイベントデータの更新の有無を問い合わせるようにしてもよい。
ステップS202では、イベントデータ表示部120は、蓄積部110に対して、ステップS103にて新たに蓄積又は更新されたイベントデータ(以下、更新イベントデータという)の要求を行う。ステップS203では、蓄積部110は、その要求に応じて、更新イベントデータをイベントデータ表示部120に出力する。イベントデータ表示部120は、その更新イベントデータを入力し、その更新イベントデータを取得部123へ出力する。
ステップS204では、取得部123は、更新イベントデータを解析する。取得部123は、この解析結果に基づき、更新イベントデータから、機器名、イベント名、イベント発生時刻および/またはイベント終了時刻を抽出する。なお、更新イベントデータの項目順は、例えば、機器名、イベント名、イベント発生時刻、およびイベント終了時刻の順番であり、ユーザによって予め設定されている。その後、取得部123は、抽出した機器名とイベント名を関連付け部122へ出力する。
ステップS205では、関連付け部122は、取得部123から入力した装置名とイベント名に関連付けられた監視カメラ103のカメラ名を特定する。この特定には、図5の対応表500または図6のスクリプトプログラム600が用いられる。その後、関連付け部122は、その特定した監視カメラ103のカメラ名を取得部123へ出力する。
ステップS206では、取得部123は、イベントデータの更新に応答して、ステップS204で抽出したイベント発生時刻またはイベント終了時刻に基づき、録画開始命令または録画終了命令を生成する。例えば、取得部123は、イベント発生時刻を含む録画開始命令を生成する。また、取得部123は、イベント終了時刻を含む録画開始命令を生成する。その後、取得部123は、関連付け部122から入力した監視カメラ103のカメラ名を含むカメラ情報と、生成された録画開始命令または録画終了命令を記録装置101に出力する。すなわち、取得部123は、記録制御部であり、イベント発生時刻とイベント終了時刻に対応する所定期間の映像を記録装置101に記録させるための録画開始命令または録画終了命令を出力する。
ステップS301では、記録装置101は、録画開始命令に含まれるイベント発生時刻より所定時間前の録画開始時刻から、入力したカメラ情報により特定される監視カメラ103の映像の録画を開始する。また、記録装置101は、録画終了命令に含まれるイベント終了時刻より所定時間後の録画終了時刻で、入力したカメラ情報により特定される監視カメラ103の映像の録画を終了する。このようにして、記録装置101は、録画開始時刻から録画終了時刻まで、監視カメラ103により撮影された映像を記録媒体に記録し、蓄積する。
記録装置101は、常に一定時間の監視カメラ103からのライブ映像をバッファに一時記録している。これにより、記録装置101は、イベント発生時刻の所定時間前の録画開始時刻からイベント終了時刻の所定時間後の録画終了時刻までに撮影された映像をバッファから取得して記録媒体に記録するプレ・ポスト録画を行う。記録装置101の記録方式は、プレ・ポスト録画に限定されない。例えば、記録装置101は、イベント発生時刻を含む録画開始命令の入力の後に、バッファへの映像の一時記録を開始し、イベント終了時刻を含む録画終了命令の入力の後に、バッファの映像を記録媒体に記録するポスト録画を行うようにしてもよい。記録装置101が少なくともイベント発生時刻からの映像を記録することにより、ユーザが過去のイベント発生中の状態を確認できればよい。記録装置101は、少なくともイベント発生時刻からイベント終了時刻までに撮影された映像を含む映像を記録することが好ましい。すなわち、録画開始時刻は、イベント発生時刻より前が好ましく、録画終了時刻は、イベント終了時刻より後が好ましい。なお、映像が一時記録されるバッファと、映像が記録される記録媒体(例えば、ハードディスクドライブ)は異なる。バッファに一時記録された映像は、一定時間が経過すると、自動的に、他の映像で上書きされたり、消去されたりする。記録媒体に記録された映像は、一定時間が経過しても自動的に消去されることはない。記録媒体に録画された映像は、例えば、ユーザの操作にしたがって消去される。
ステップS207では、取得部123は、録画終了命令を出力した後、状態信号蓄積部125に対して、イベントデータを出力する。状態信号蓄積部125は、イベントデータに含まれるイベント開始時刻とイベント終了時刻に基づくログの要求を蓄積部110に出力する。
ステップS208では、蓄積部110は、イベント開始時刻の所定時間前からイベント終了時刻の所定時間後までに記録されたログを状態信号蓄積部125に出力する。
ステップS209では、状態信号蓄積部125は、イベント開始時刻の所定時間前からイベント終了時刻の所定時間後までに記録されたログの中から、イベントデータに含まれる機器名に関連する状態信号を抽出して蓄積する。
上記のステップS101〜S105、S200〜S209およびS301は、一定サイクルで繰り返し処理される。なお、ステップS201では、イベントデータ表示部120は、後述のステップS210でイベントリストを生成する際に、蓄積部110から入力するイベントデータの数に基づき、イベントデータの更新の有無を判定してもよい。具体的には、イベントデータ表示部120は、前回のイベントリスト生成の際に入力したイベントデータ数より、今回のイベントリスト生成の際に入力したイベントデータ数の方が多い場合に、イベントデータの更新が有ったと判定する。
次に、ステップS210〜S217を参照しながら、制御システム130の映像の再生処理を説明する。
ステップS210では、制御装置102のイベントデータ表示部120は、蓄積部110に蓄積されている図4(a)に示すイベントデータ400に基づき、図4(b)に示すイベントリスト401を生成する。
次に、ステップS211では、イベントデータ表示部120は、イベントリスト401を基に、表示装置211に図7のイベントリスト702を表示する。なお、ステップS210で生成されるイベントリスト401の更新は、予め設定された所定のタイミング毎に行ってもよいし、蓄積部110がイベントデータ表示部120にステップS203で更新イベントデータを出力するタイミング毎に行ってもよい。
次に、ステップS212では、ユーザは、入力装置212を用いて、イベントリスト702内の複数のイベントデータの中から1つのイベントデータを選択する。イベントデータ表示部120は、その選択されたイベントデータを取得部121へ出力する。以下、イベントデータ表示部120が取得部121へ出力するイベントデータを指定イベントデータという。例えば、ユーザは、図7のイベントリスト702の各行に表示される複数のイベントデータの中から1つのイベントデータ730を選択する。すると、イベントデータ表示部120は、図7のように、選択されたイベントデータ730の行の表示を反転させる。
次に、ステップS213では、取得部121は、指定イベントデータを解析し、指定イベントデータから、機器名、イベント名、イベント発生時刻および/またはイベント終了時刻の抽出を行う。その後、取得部121は、その抽出した機器名とイベント名を関連付け部122へ出力する。なお、指定イベントデータの項目順は、例えば、機器名、イベント名、イベント発生時刻、およびイベント終了時刻の順番であり、ユーザによって予め設定されている。なお、取得部121は、イベントデータから、イベント発生時刻とイベント終了時刻を抽出しているが、イベント発生時刻のみを抽出してもよい。
次に、ステップS214では、関連付け部122は、取得部121から入力した機器名とイベント名に関連付けられた監視カメラ103のカメラ名を特定する。その後、関連付け部122は、その特定した監視カメラ103のカメラ名を取得部121へ出力する。関連付け部122は、図5の対応表500または図6のスクリプトプログラム600を用いて、監視カメラ103のカメラ名を特定する。
次に、ステップS215では、取得部121は、関連付け部122から入力したカメラ名を基に、ステップS213で抽出したイベント発生時刻からイベント終了時刻までの映像を含む録画開始時刻から録画終了時刻までの映像の取得命令を生成する。その後、映像表示部124は、この映像の取得命令を記録装置101に出力する。
次に、ステップS216では、記録装置101は、映像の取得命令に応答して、イベント発生時刻からイベント終了時刻までの映像を含む録画開始時刻から録画終了時刻までの映像を映像表示部124に出力する。
次に、ステップS217では、映像表示部124は、状態信号蓄積部125に蓄積されている状態信号を取得する。映像表示部124は、入力した映像を再生し、図8の映像800を表示装置211の図7および図8のウィンドウ701に表示すると共に、状態信号が予め設定された範囲(変調範囲)外になった場合には、図8のワーニング812を表示する。この表示は、図7および図8を参照しながら後述する。
図4(a)は、イベントデータ400の例を示す図である。ステップS103では、蓄積部110は、イベントデータ400を蓄積する。図4(b)は、イベントリスト401の例を示す図である。ステップS210では、イベントデータ表示部120は、蓄積部110に蓄積されている図4(a)に示すイベントデータ400に基づき、図4(b)に示すイベントリスト401を生成する。
次に、イベントデータ表示部120がイベントリスト401を生成する方法を説明する。図4(a)に示すように、監視装置100の蓄積部110は、機器104の状態信号に関連付けられた図4(a)のイベントデータ400を生成し、イベントデータ400を蓄積する。
イベントデータ400は、機器名D410,D418,D480と、イベント名D412,D420,D482と、イベント発生時刻D414,D422,D484と、イベント終了時刻D416,D424,D486とを有する。
イベントデータ表示部120は、蓄積部110にイベントデータ400の要求を送信する。すると、蓄積部110は、その要求に応答して、イベントデータ400をイベントデータ表示部120に出力する。イベントデータ表示部120は、イベントデータ400を基に、予めユーザによって設定された項目順(例えば、機器名4100、イベント名4101、イベント発生時刻4102およびイベント終了時刻4103の順番)に格納し、イベントリスト401を生成する。
イベント発生時刻4102は、例えば、異常発生時刻である。イベント終了時刻4103は、例えば、異常終了時刻である。
イベントリスト401は、機器名4100、イベント名4101、イベント発生時刻4102、イベント終了時刻(イベント復帰時刻)4103の項目順にイベントデータが並ぶ。イベントデータ表示部120は、イベントリスト401を、図7のイベントリスト702として表示装置211に表示する。
なお、イベントデータ400のイベント名D412およびD440は、機器104の異常を示す異常名を示すが、ユーザが予め記録しておきたいイベント名として登録されているイベント名であれば、異常イベントでなくてもよい。例えば、イベント名D412およびD440は、機器104により所定個数の製品が製造される毎にその旨を知らせるイベント名でもよい。この場合、イベント終了時刻は、イベント開始時刻と同一時刻である。
図5は、制御装置102の関連付け部122が登録する対応表500の例を示す図である。関連付け部122は、対応表500を用いて、取得部123が更新イベントデータから抽出した機器名とイベント名から、監視カメラ103のカメラ名を特定する。
対応表500は、ユーザによって予め決められたものであり、機器名とイベント名に関連付けられた監視カメラ103のカメラ名を表す。例えば、機器名が「第1の機器」であり、イベント名が「搬送異常」である場合、監視カメラ103のカメラ名は、「第1のカメラ」と「第2のカメラ」の2つのカメラ名が特定される場合がある。
ステップS205の監視カメラ103のカメラ名の特定と、ステップS214の監視カメラ103のカメラ名の特定は、以下のように行われる。
ステップS204では、取得部123は、更新イベントデータから機器名とイベント名を抽出する。ステップS205では、関連付け部122は、対応表500を用いて、取得部123により抽出された機器名とイベント名に関連付けられた監視カメラ103のカメラ名を特定する。
ステップS213では、取得部121は、指定イベントデータから機器名とイベント名を抽出する。ステップS214では、関連付け部122は、対応表500を用いて、取得部121により抽出された機器名とイベント名に関連付けられた監視カメラ103のカメラ名を特定する。
なお、関連付け部122は、機器名とイベント名の組み合わせから、監視カメラ103のカメラ名を特定したが、これに限定されない。例えば、関連付け部122は、機器名とイベント名のいずれか一方のみから、監視カメラ103のカメラ名を特定するようにしてもよい。また、関連付け部122は、例えば、ソートまたはSQLサーバのSELECTなどにより、監視カメラ103のカメラ名を特定することができる。
カメラ名は、例えば、複数の監視カメラ103のそれぞれのIPアドレスである。なお、カメラ名は、複数の監視カメラ103のそれぞれを認識するためのカメラ情報であれば、これに限定されない。
関連付け部122は、図5の対応表500の代わりに、図6のスクリプトプログラム600を用いて、監視カメラ103のカメラ名を特定してもよい。
図6は、関連付け部122が用いるスクリプトプログラム600の例を示す図である。スクリプトプログラム600は、プログラミング言語のC言語で書かれた条件分岐のswitch文で、機器名とイベント名に関連付けられた監視カメラ103のカメラ名を表す。例えば、機器名が「第1の機器」であり、イベント名が「組み付け異常」である場合、監視カメラ103のカメラ名は、「第1のカメラ」である。なお、スクリプトプログラム600は、プログラムコードを記述する言語およびその記述方法が限定されない。
図10は、蓄積部110および状態信号蓄積部125に蓄積される状態信号1000の例を示す図である。状態信号1000は、機器名D1001と、状態信号種別D1002と、状態信号値D1003と、時刻D1004とを有する。
機器名D1001は、例えば、第1の状態信号が「第1の機器」の状態信号であることを示す。状態信号種別D1002は、例えば、第1の状態信号が「電流値」の状態信号であることを示す。状態信号値D1003は、機器104の状態を示す検出値であり、例えば、第1の状態信号の値が「7.5(A)」であることを示す。時刻D1004は、例えば、第1の状態信号の時刻であり、蓄積部110が第1の状態信号を取得した時刻を示す。
第1の機器の電流値が通常7.0Aを超えない場合には、上記の変調範囲は、7.0A以下の範囲に設定される。なお、時刻D1004は、第1の機器104がPLC105に第1の状態信号を記録した時刻でもよい。この場合、PLC105は、状態信号が書き込まれた時刻を蓄積し、蓄積部110は、その時刻を取得する。時刻D1004は、第1の状態信号がPLC105に書き込まれた正確な時刻である。そのため、第1の状態信号がPLC105に書き込まれてから、蓄積部110がPLC105から第1の状態情報を取得するまでにタイムラグが発生しても、悪影響がないというメリットがある。
図4(b)のイベント発生時刻D414,D422,D484は、状態信号値D1003がイベント検知範囲内からイベント検知範囲外になった時刻である。図4(b)のイベント終了時刻D416,D424,D486は、状態信号値D1003がイベント検知範囲外からイベント検知範囲内になった時刻である。イベント検知範囲は、変調範囲より広く、例えば、10.0A以下の範囲である。イベント発生時刻からイベント終了時刻までの期間は、状態信号値D1003がイベント検知範囲外である期間である。
図7は、表示装置211に表示されるウィンドウ700とウィンドウ701とイベントリスト702の例を示す図である。ウィンドウ700は、制御ボタン710とライブ状態図720とを有する。
ステップS104では、表示部111は、ウィンドウ700を表示装置211に表示する。ステップS211では、イベントデータ表示部120は、イベントリスト702を表示装置211に表示する。ステップS217では、映像表示部124は、ウィンドウ701を表示装置211に表示する。
以下、イベントリスト702を用いたウィンドウ701の表示方法について説明する。イベントデータ表示部120は、イベントリスト702を表示する。ユーザは、イベントリスト702内の複数のイベントデータのうちからイベントデータ730を選択する。複数のイベントデータの各々は、イベント発生時刻からイベント終了時刻までの期間を示す。すると、イベントデータ表示部120は、選択されたイベントデータ730の行の表示を反転させる。関連付け部122は、例えば、選択されたイベントデータ730に関連付けられた監視カメラ7201のカメラ名を特定する。監視カメラ7201は、複数の監視カメラ103の中の1つを表すライブ状態図である。
イベントリスト702の表示タイミングにおいて、まだ終了していないイベントについては、イベントリスト702内のイベントデータのイベント終了時刻が空欄になる。また、イベントリスト702の表示タイミングにおいて、現在も継続中のイベントについては、イベントリスト702内のイベントデータの行が点滅表示される。
映像表示部124は、特定された監視カメラ7201がイベントデータ730内のイベント発生時刻からイベント終了時刻までの期間において撮影した映像を含む録画開始時刻から録画終了時刻までの映像を再生し、その映像をウィンドウ701に表示する。
ウィンドウ701は、ウィンドウ700とは別のウィンドウにより表示されるが、これに限定されない。例えば、ウィンドウ700は、ライブ状態図720からウィンドウ701の映像に表示を切り替えてもよい。また、ウィンドウ701は、ウィンドウ700内の一部の領域(ピクチャインピクチャ)に表示されてもよい。
また、関連付け部122が複数の監視カメラ103のカメラ名を特定した場合、映像表示部124は、特定された複数の監視カメラ103が撮影した複数の映像を再生して表示する。その場合、映像表示部124は、複数のウィンドウ701に複数の映像をそれぞれ表示してもよいし、1つのウィンドウ701内の複数の分割領域に複数の映像をそれぞれ表示してもよい。
表示部111は、ウィンドウ700を表示する。ウィンドウ700は、制御ボタン710とライブ状態図720を有する。制御ボタン710は、稼働開始ボタン7100と稼働停止ボタン7101を有する。
稼働開始ボタン7100は、監視装置100の処理を開始させるためのボタンである。稼働停止ボタン7101は、監視装置100の処理を停止させるためのボタンである。ユーザは、マウスのクリックにより、稼働開始ボタン7100または稼働停止ボタン7101を押すことができる。稼働開始ボタン7100と稼働停止ボタン7101のうち、稼働開始ボタン7100のような模様が付されたボタンは、ユーザによりマウスでクリックされたボタンである。稼働停止ボタン7101のような模様が付されたボタンは、ユーザによりマウスでクリックされていないボタンである。図7の例では、制御ボタン710の表示により、監視装置100が処理中であることがわかる。
表示部111は、ライブ状態図720を表示する。ライブ状態図720は、蓄積部110が収集した機器104の状態信号に応じて表示が変化するアイコン7203〜7208を有し、機器104および製造ラインの監視を行うための図である。
また、ライブ状態図720は、アイコン7200〜7202を有する。アイコン7200〜7202は、複数の監視カメラ103を表すアイコンである。複数の監視カメラ103は、複数の機器104と製造ラインを撮影する。複数の監視カメラ103は、例えば、第1の監視カメラ103と第2の監視カメラ103を含む。複数の機器104は、例えば、第1の機器104と第2の機器104を含む。
アイコン7203は、検査カメラ7205が搭載された第1の機器104を表すアイコンである。アイコン7204は、検査カメラが搭載された第2の機器104を表すアイコンである。アイコン7206は、製造ラインのうち、ベース部品740と完成品760を搬送するメイン搬送部を表すアイコンである。アイコン7207は、製造ラインのうち、ベース部品740を供給するためのベース部品供給部を表すアイコンである。アイコン7208は、製造ラインのうち、組み付け部品750を供給するための組み付け部品供給部を表すアイコンである。
ユーザは、複数の監視カメラ103を表す複数のアイコン7200〜7202のうちの1つの選択等により、選択した監視カメラ103のカメラ情報を指定することができる。その場合、表示部111は、その指定されたカメラ情報を映像表示部124に出力する。映像表示部124は、そのカメラ情報に対応する監視カメラ103が撮影したライブ映像を記録装置101から取得し、そのライブ映像を表示する。これにより、ユーザは、機器104の状態を容易に把握することができる。
図8は、図7のウィンドウ701の拡大図である。映像表示部124は、ウィンドウ701内に、映像800、再生バー801、イベント開始時刻802、イベント終了時刻803、および再生日時804を表示する。また、映像表示部124は、ウィンドウ701内に、再生つまみ805、巻き戻しボタン806、コマ戻しボタン807、再生/一時停止ボタン808、コマ送りボタン809、および早送りボタン810を表示する。映像800は、録画開始時刻から録画終了時刻までの映像であり、イベント発生時刻からイベント終了時刻までの映像を含む。
図3のステップS216では、映像表示部124は、記録装置101から映像800を取得する。そして、映像表示部124は、状態信号蓄積部125から図10の状態信号1000を取得する。
また、映像表示部124は、再生バー801のうち、図10の状態信号1000の状態信号値D1002が変調範囲外である時刻の領域811を強調表示し、ユーザが識別できるようにする。領域811は、映像800の再生バー801のうちの状態信号値D1003が変調範囲外である時刻領域である。映像表示部124は、映像800の再生バー801のうちの状態信号値D1003が変調範囲外である時刻領域が識別可能になるように、領域811を表示装置211に表示させる。
図3のステップS217では、映像表示部124は、映像800を表示する。また、映像表示部124は、表示している映像800のフレームの撮影時刻を取得し、その撮影時刻の状態信号値D1003が変調範囲外であるか否かを判定する。変調範囲は、例えば、7.0A以下の範囲である。映像表示部124は、その撮影時刻の状態信号値D1003が変調範囲外である場合には、その撮影時刻の第1の状態信号を基に、文字列のワーニング812を生成し、ワーニング812を映像800と共に表示する。ワーニング812は、映像800に対して重畳表示してもよいし、映像800を表示する領域とは別の領域に表示してもよい。ワーニング812は、状態信号値D1003が変調範囲外であるか否かを識別可能な情報である。映像表示部124は、ワーニング812として、状態信号値D1103である「7.5A」の文字を表示する。
なお、映像表示部124は、ウィンドウ701において、再生中の映像800に対して、デジタルでパンとチルトとズームのうちのいずれかをユーザによる指定時に開始し、再指定時には元の映像800の表示に戻す再生表示切替ボタンを表示してもよい。
また、映像表示部124は、再生中の上記のライブ映像に対して、監視カメラ103で光学パンとチルトとズームのうちのいずれかをユーザによる指定時に開始し、再指定時には元の映像800の表示に戻すライブ表示切替ボタンを表示してもよい。
映像表示部124は、状態信号値D1002が変調範囲外である場合には、ワーニング812を表示し、状態信号値D1002が変調範囲外である時刻の領域811を強調表示する。これにより、ユーザは、映像800の再生中に、機器104の状態信号値が変調を起こしていることを容易に理解することができる。
以上のように、蓄積部110は、機器104の状態信号値D1013がイベント検知範囲外になった場合には、その状態信号値に関連付けられたイベントデータ400を蓄積し、イベントリスト401を生成する。映像表示部124は、イベントリスト702内で選択されたイベントデータ730に対応する映像800を表示する。また、映像表示部124は、機器104の状態信号値D1002が変調範囲外である場合には、ワーニング812を表示し、状態信号値D1002が変調範囲外である時刻の領域811を強調表示する。変調範囲は、イベント検知範囲より狭い範囲である。
状態信号値D1013がイベント検知範囲外になると、イベント(異常)が発生し、ユーザは、映像800を再生して機器104の異常の原因を調査する。映像表示部124は、状態信号値D1013が変調範囲外になる場合には、ワーニング812を映像800と共に表示する。これにより、異常の原因究明に役立つ。
イベント検知範囲は、異常を判定するための範囲である。変調範囲は、ワーニング(警告)を判定するための範囲である。状態信号値D1002がイベント検知範囲外になると、機器104が「異常状態」であると判断される。「異常状態」の近傍では、「異常状態」の兆しとして、状態信号値D1002が変調範囲外であり、かつイベント検知範囲内である「軽度の変調」が発生する。状態信号値D1002が変調範囲外になると、ワーニング812が表示される。これにより、ユーザは、「軽度の変調」がどのように発生しているかを認識することが可能となる。「軽度の変調」が起こっている状態は、頻度が高く、「異常状態」と関連しない場合もある。そのため、制御システム130は、状態信号値D1002が変調範囲外である期間をすべて含む映像を記録してしまうと、不必要な映像を記録してしまう。そこで、制御システム130は、状態信号D1002がイベント検知範囲外である期間を含む映像を記録することにより、不必要な映像の記録を抑制する。また、制御システム130は、状態信号D1002が変調範囲外である場合には、ワーニング812を表示する。これにより、ユーザは、「異常状態」に関連する可能性が高い「軽度の変調」の発生の様子を容易に認識することが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態のように、制御装置102が監視装置100から更新イベントデータを取得するのではなく、制御装置102が記録装置101から録画イベントデータを取得する。関連付け部122は、映像表示部124およびイベントデータ表示部120に対して、直接データの入出力を行うことができる。以下、第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。第2の実施形態では、監視装置100がなくてもよい。その場合、記録装置101は、PLC105のレジスタ情報を基に、監視カメラ103が撮影した映像を記録することができる。
第2の実施形態は、第1の実施形態のように、制御装置102が監視装置100から更新イベントデータを取得するのではなく、制御装置102が記録装置101から録画イベントデータを取得する。関連付け部122は、映像表示部124およびイベントデータ表示部120に対して、直接データの入出力を行うことができる。以下、第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。第2の実施形態では、監視装置100がなくてもよい。その場合、記録装置101は、PLC105のレジスタ情報を基に、監視カメラ103が撮影した映像を記録することができる。
図9(a)は、録画イベントデータ900の例を示す図である。録画イベントデータ900は、監視カメラ103のカメラ情報D910,D916,D960と、撮影開始時刻D912,D918,D962と、撮影終了時刻D914,D920,D964とを有する。
記録装置101は、イベントが発生する毎に、複数の監視カメラ103のうち、そのイベントが発生した監視カメラ103の映像を記録し、録画イベントデータ900を生成または更新する。取得部123は、一定の周期で、または録画イベントデータ900が更新される毎に、記録装置101から録画イベントデータ900を取得する。状態信号蓄積部125は、蓄積部110から状態信号を取得し、状態信号を蓄積する。
図9(b)は、イベントリスト901の例を示す図である。映像表示部124は、録画イベントデータ900を基に、イベントリスト901を生成する。
記録装置101は、機器104のイベントが発生する毎に、録画イベントデータ900の生成または更新を行う。また、記録装置101は、XMLフォーマットによる録画イベントデータ900の送信要求に応じて、録画イベントデータ900を取得部123に出力する。
イベントリスト901の生成は、以下のように行われる。まず、取得部123は、記録装置101から録画イベントデータ900を取得し、取得した録画イベントデータ900を関連付け部122に出力する。関連付け部122は、録画イベントデータ900に含まれる各カメラ情報D910,D916,D960に関連付けられた機器名およびイベント名を取得する。その後、関連付け部122は、その取得した機器名およびイベント名とともに録画イベントデータ900を、イベントデータ表示部120にリスト生成情報として出力する。イベントデータ表示部120は、そのリスト生成情報に基づき、イベントリスト901を生成し、イベントリスト901を表示する。
イベントリスト901は、図4(b)のイベントリスト401に対して、カメラ名9100を追加したものである。イベントリスト901は、カメラ名9100、機器名9101、イベント名9103、イベント発生時刻9104、イベント終了時刻9105の項目順のイベントデータが並ぶ。
ユーザは、イベントリスト901の中から1つのイベントデータを選択することができる。イベントデータ表示部120は、その選択されたイベントデータ(指定イベントデータ)を取得部121に出力する。取得部121は、指定イベントデータに含まれるカメラ名、イベント発生時刻およびイベント終了時刻から特定される映像の表示命令を生成し、その表示命令を映像表示部124に出力する。映像表示部124は、その表示命令に応じて、記録装置101に対して映像の要求を行い、記録装置101から映像800を取得し、その映像800を再生して表示する。
また、映像表示部124は、状態信号蓄積部125から、指定イベントデータに含まれる機器名の機器104の状態信号を取得し、状態信号が変調範囲外である場合には、ワーニング812を表示する。
以上のように、関連付け部122は、記録装置101から取得した録画イベントデータ900に含まれるカメラ名に関連付けられた機器名およびイベント名を取得する。その後、イベントデータ表示部120は、その取得された機器名およびイベント名と録画イベントデータ900に含まれるイベント開始時刻およびイベント終了時刻に基づき、イベントリスト901を生成する。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。記録媒体は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。記録媒体は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 監視装置、101 記録装置、102 制御装置、103 監視カメラ、104 機器、120 イベントデータ表示部、121 取得部、122 関連付け部、123 取得部、124 映像表示部、125 状態信号蓄積部
Claims (11)
- 撮像装置が外部装置を撮影して得られた映像のうち、前記外部装置の状態を示す検出値が第1範囲外になった時刻に対応する所定期間の映像を記録手段に記録させる記録制御手段と、
前記記録された映像を表示手段に表示させる表示制御手段とを有し、
前記表示制御手段は、前記検出値が前記第1範囲より狭い第2範囲外であるか否かを示す情報を前記表示手段に表示させることを特徴とする制御装置。 - 前記表示制御手段は、前記検出値が前記第2範囲外である場合には、前記検出値を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
- 前記表示制御手段は、前記映像の再生バーのうちの前記検出値が前記第2範囲外である時刻領域が識別可能になるように前記時刻領域を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
- 前記検出値を、前記検出値が取得された時刻と関連付けて蓄積する蓄積手段をさらに有し、
前記表示制御手段は、前記蓄積手段に蓄積された前記検出値に基づいて、前記情報を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記記録制御手段は、前記検出値が前記第1範囲外であることを検出したタイミングから、所定のプレ期間だけさかのぼったタイミングまでの期間に前記撮像装置が取得した映像を前記記録手段に記録させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記記録制御手段は、前記検出値が前記第1範囲外であることを検出したタイミングから、所定のポスト期間が経過したタイミングまでの期間に前記撮像装置が取得した映像を前記記録手段に記録させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記表示制御手段は、前記外部装置を撮影した映像のうちの前記検出値が前記第1範囲外である複数の期間のうちから選択された期間に対応する所定期間の映像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御装置。
- 外部装置を含む領域を撮像して映像を取得する撮像装置と、
記録装置と、
表示装置と、
制御装置と、を有する制御システムであって、
前記撮像装置が取得した映像のうち、前記外部装置の状態を示す検出値が第1範囲外になった時刻に対応する所定期間の映像を前記記録装置に記録させる記録制御手段と、
前記記録された映像を前記表示装置に表示させる表示制御手段と、を有し、
前記表示制御手段は、前記検出値が前記第1範囲より狭い第2範囲外であるか否かを示す情報を前記表示装置に表示させることを特徴とする制御システム。 - 撮像装置が外部装置を撮影して得られた映像のうち、前記外部装置の状態を示す検出値が第1範囲外になった時刻に対応する所定期間の映像を記録手段に記録させる記録制御工程と、
前記記録された映像を表示手段に表示させる表示制御工程と、を有し、
前記表示制御工程は、前記検出値が前記第1範囲より狭い第2範囲外であるか否かを示す情報を前記表示手段に表示させることを特徴とする制御方法。 - コンピュータを、請求項1〜7のいずれか1項に記載された制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
- 請求項10に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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WO2024062541A1 (ja) * | 2022-09-20 | 2024-03-28 | ファナック株式会社 | 画像生成システム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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