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JP2020182279A - プロテクタ及びワイヤハーネス - Google Patents

プロテクタ及びワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】嵌合ガタによる位置ズレ及びこの位置ズレに起因した干渉を防止することが可能なプロテクタ及びワイヤハーネスを提供する。【解決手段】ワイヤハーネス1は、ハーネス本体2、3とプロテクタ4とを備えて構成される。プロテクタ4は、内部に所定の配索経路を有するプロテクタ本体5と、このプロテクタ本体5における本体側壁の突出端がある側の開口を覆うプロテクタカバー6、7とを備えて構成される。プロテクタ4には、嵌め合いにて互いに嵌合し合う本体側ロック部15及びカバー側ロック部20が複数箇所に形成される。本体側ロック部15及びカバー側ロック部20の嵌合にて形成されたロック部24の位置には、巻き付け固定部33が設けられる。巻き付け固定部33は、ロック部24の上から配索経路に合わせてのびるプロテクタ軸の軸回りに巻き付けてプロテクタ本体5及びプロテクタカバー6、7を固定状態にするように形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、ハーネス本体を保護する外装部材としてのプロテクタと、このプロテクタが組み付けられるワイヤハーネスとに関する。
プロテクタは、内部に所定の配索経路を有するプロテクタ本体と、このプロテクタ本体における本体側壁の突出端がある側の開口を覆うプロテクタカバーとを備えて構成される。プロテクタ本体の本体側壁には、本体側ロック部が複数箇所形成される。また、プロテクタカバーのカバー側壁(又はカバー側部)にもカバー側ロック部が複数箇所形成される。本体側ロック部及びカバー側ロック部は、嵌め合いにて互いに嵌合し合い、この嵌合によりロック部が形成される(例えば下記特許文献1参照)。
特開2005−160222号公報
上記従来技術にあっては、ロック部が本体側ロック部及びカバー側ロック部の嵌め合いにより形成されることから、このような構造では所謂嵌合ガタ(嵌合のためのクリアランス)を有する。嵌合ガタを有することでプロテクタ本体とプロテクタカバーとの間には位置ズレが生じ易くなり(別な言い方をすれば、位置ズレによるプロテクタの変形が生じ易くなり)、例えばプロテクタカバーの開き方向に位置ズレが生じたとすれば、これがワイヤハーネスにおける経路のバラツキの一種となって、プロテクタ周辺に配設された他の部品等にプロテクタカバーが干渉してしまうという虞がある(走行時の振動等が加わると干渉してしまう虞がある)。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、嵌合ガタによる位置ズレ及びこの位置ズレに起因した干渉を防止することが可能なプロテクタを提供することを課題とする。また、このプロテクタを備えるワイヤハーネスを提供することも課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明のプロテクタは、内部に所定の配索経路を有するプロテクタ本体と、該プロテクタ本体における本体側壁の突出端がある側の開口を覆うプロテクタカバーとを備え、且つ、嵌め合いにて互いに嵌合し合う本体側ロック部及びカバー側ロック部を前記プロテクタ本体の前記本体側壁及び前記プロテクタカバーのカバー側壁に複数箇所有し、さらに、前記本体側ロック部及び前記カバー側ロック部の嵌合にて形成されたロック部の位置には、該ロック部の上から前記配索経路に合わせてのびるプロテクタ軸の軸回りに巻き付けて前記プロテクタ本体及び前記プロテクタカバーを固定状態にする巻き付け固定部を設けることを特徴とする。
このような請求項1の特徴を有する本発明によれば、ロック部の上から巻き付けてプロテクタ本体及びプロテクタカバーを固定状態にする巻き付け固定部を設けることから、ロック部の位置やこの周辺でのガタツキをなくすことができる。すなわち、巻き付け固定部を設けることにより嵌合ガタの影響を最小の状態にしてプロテクタ本体及びプロテクタカバーを固定することができる。これによりプロテクタ本体及びプロテクタカバーの間の相対的な位置ズレを防止することができる。そしてワイヤハーネスにおける経路のバラツキを抑えて位置ズレに起因した干渉を防止することもできる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のプロテクタにおいて、前記巻き付け固定部としてテープ又はバンドを採用することを特徴とする。
このような請求項2の特徴を有する本発明によれば、テープ又はバンドを巻き付けてロック部の位置を固定状態にすることができる。すなわち、テープ又はバンドにて巻き付け固定部を設けることができる。巻き付け固定部としてのより良い形態を提供することができる。
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載のプロテクタにおいて、前記テープである前記巻き付け固定部として、テープ長手方向に伸びの生じないものを採用することを特徴とする。
このような請求項3の特徴を有する本発明によれば、伸びの生じないテープを採用することから、巻き付け固定部の緩みを防止することができる。
また、上記課題を解決するためになされた請求項4に記載の本発明のワイヤハーネスは、一又は複数本の電線を含むハーネス本体と、該ハーネス本体の長手方向の所定範囲を覆う請求項1、2又は3に記載のプロテクタとを備えて自動車に配索されることを特徴とする。
このような請求項4の特徴を有する本発明によれば、請求項1、2又は3に記載のプロテクタを構成に含むことから、より良いワイヤハーネスを提供することができる。
本発明のプロテクタによれば、嵌合ガタによる位置ズレ及びこの位置ズレに起因した干渉を防止することができるという効果を奏する。また、本発明のワイヤハーネスによれば、プロテクタ周辺に配設された他の部品等との干渉を防止したより良いものを提供することができるという効果を奏する。
本発明のプロテクタ及びワイヤハーネスの一実施形態を示す図であり、(a)はプロテクタをこの側面側から見た図、(b)はプロテクタをこの正面側から見た図である。 巻き付け固定部を設ける前のプロテクタをこの側面側から見た図である。 巻き付け固定部を設ける前のプロテクタをこの正面側から見た図である。 ロック部の正面図である。 巻き付け固定部を設けた状態のロック部の正面図である。
自動車に配索されるワイヤハーネスは、一又は複数本の電線を含むハーネス本体と、このハーネス本体の長手方向所定範囲を覆うように組み付けられるプロテクタとを備えて構成される。プロテクタは、内部に所定の配索経路を有するプロテクタ本体と、このプロテクタ本体における本体側壁の突出端がある側の開口を覆うプロテクタカバーとを備えて構成される。プロテクタには、嵌め合いにて互いに嵌合し合う本体側ロック部及びカバー側ロック部がプロテクタ本体の本体側壁及びプロテクタカバーのカバー側壁に複数箇所形成される。本体側ロック部及びカバー側ロック部の嵌合にて形成されたロック部の位置には、巻き付け固定部が設けられる。巻き付け固定部は、ロック部の上から配索経路に合わせてのびるプロテクタ軸の軸回りに巻き付けてプロテクタ本体及びプロテクタカバーを固定状態にするように形成される。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明のプロテクタ及びワイヤハーネスの一実施形態を示す図であり、(a)はプロテクタをこの側面側から見た図、(b)はプロテクタをこの正面側から見た図である。また、図2及び図3は巻き付け固定部を設ける前のプロテクタをこの側面側及び正面側から見た図である。また、図4はロック部の正面図、図5は巻き付け固定部を設けた状態のロック部の正面図である。
<ワイヤハーネス1について>
図1において、ワイヤハーネス1は、自動車の所定位置に配索されて電気的な接続に用いられる。本実施例のワイヤハーネス1は、二本のハーネス本体2、3と、この二本のハーネス本体2、3の各端末に設けられる図示しないコネクタと、二本のハーネス本体2、3の中間に設けられるハーネス保持用の図示しないクリップと、このクリップとは別に二本のハーネス本体2、3の中間に設けられるハーネス保持・保護用のプロテクタ4とを備えて構成される(構成は一例であるものとする)。ワイヤハーネス1は、一般的に自動車の狭い箇所をくぐり抜けるように配索される。このような配索のため、ワイヤハーネス1のプロテクタ4には、以下で説明をする特徴部分(巻き付け固定部33)が複数箇所設けられる。
<ハーネス本体2、3について>
図1ないし図3において、ハーネス本体2、3は線状部材であって、ここでは大径及び小径のものに形成される。また、ハーネス本体2、3は、上記図示しないコネクタの接続先の配置や配索経路に合わせた長さのものに形成される。ハーネス本体2、3は、それぞれ一又は複数本の電線と、この電線を収容する外装部材(コルゲートチューブ等)とを備えて構成される。ハーネス本体2、3は柔軟性を有し、配索経路に合わせて二次元、三次元的に曲げられる。尚、電線には太物や細物など様々な太さのものがあるが、ここでは特に限定されないものとする。また、電線を構成する導体も銅や銅合金、アルミニウムやアルミニウム合金など様々な金属があるが、特に限定されないものとする。この他、ハーネス本体2、3は、上記外装部材を用いない構成であってもよいものとする。
<プロテクタ4について>
図1ないし図3において、プロテクタ4は、上記の如くハーネス保持・保護用のものとして備えられる。プロテクタ4は、内部に所定の配索経路(ハーネス本体2、3を配索する経路)を有するプロテクタ本体5と、このプロテクタ本体5の開口を覆うプロテクタカバー6、7と、本発明の特徴部分(後述する巻き付け固定部33)とを備えて構成される。尚、プロテクタ4は、偏平な筒部分に形成される胴部8と、この胴部8に連続して突出する首部9と、本発明の特徴部分(巻き付け固定部33)とを備えて構成される、という見方をしてもよいものとする。胴部8は、本実施例において正面視略L字状に形成されるが、この略L字となる形状は一例であるものとする。
プロテクタ本体5は、上記胴部8に対応する位置に形成されるベース部10及び本体側壁11と、上記首部9に対応する位置に形成されるベース部12及び本体側壁13とを有する。本体側壁11には、固定脚部14が複数箇所形成される。また、本体側壁11、13には、本体側ロック部15が複数箇所形成される。この本体側ロック部15は、後述するカバー側ロック部20と嵌合し合う位置に形成される。本体側ロック部15とカバー側ロック部20とが嵌合し合うと、後述するロック部24が形成される。ロック部24は、複数箇所形成される。固定脚部14は、図示しない車体やパネル等に対しボルト締めにて固定される部分として形成される。固定脚部14は、図示のような脚状の部分に形成される。尚、固定脚部14の数や形状は一例であって、本実施例に限らないものとする。
プロテクタカバー6、7のうち、前者のプロテクタカバー6は、プロテクタ本体5に対し別体のものに形成される。プロテクタカバー6は、プロテクタ本体5と同様に上記胴部8に対応する位置に形成されるベース部16及びカバー側壁17と、上記首部9に対応する位置に形成されるベース部18及びカバー側壁19とを有する。ベース部16、18は、プロテクタ本体5の本体側壁11、13の突出端がある側の開口を覆う蓋形状の部材として形成される。カバー側壁17、19には、カバー側ロック部20が複数箇所形成される。このカバー側ロック部20は、本体側ロック部15と嵌合し合う位置に形成される。一方、後者のプロテクタカバー7は、プロテクタ本体5に連成される。具体的には、首部9に対応する位置の本体側壁13にヒンジ21を介して連成される。プロテクタカバー7は、ベース部22及びカバー側壁23を有する。カバー側壁23にもカバー側ロック部20が形成される。
<ロック部24について>
図4において、ロック部24は、上記の如く本体側ロック部15とカバー側ロック部20とが嵌合し合うことで形成される(尚、特に図示しないが、本体側ロック部15の下記構造をプロテクタカバー6(7)側に採用し、逆にカバー側ロック部20の下記構造をプロテクタ本体5側に採用してもよいものとする)。本体側ロック部15は、略ブリッジ状となる形状に形成される。具体的には、本体側壁11(13)から突出する一対の橋脚部25と、この一対の橋脚部25の突出端の間を橋渡しするような橋部26とを有して図示の略ブリッジ形状に形成される。橋部26は、本体側壁11(13)に対し所定の間隔をあけて平行な板状に形成される。このような橋部26の一方の側部には、カバー側ロック部20に対する係止部27が形成される。係止部27は、真っ直ぐな側部にカバー側ロック部20を引っ掛けることができるように形成される。
カバー側ロック部20は、片持ちで短いアーム形状に形成される。カバー側ロック部20は、カバー側壁17(19)からのびるアーム部28と、このアーム部の先端位置から外側に小さく突出する係止突起部29とを有して図示形状に形成される。カバー側ロック部20は、略ブリッジ形状の本体側ロック部15の内側に差し込まれ、この後に係止部27に係止されるような部分に形成される。アーム部28は、この幅が本体側ロック部15の一対の橋脚部25の間隔よりも若干狭く形成される。アーム部28の先端側には、上記差し込みの際の案内用としてテーパ30が形成される。係止突起部29には、上記差し込みの際に本体側ロック部15の橋部26における他方の側部に対し摺接して橋部26を若干外側に撓み変形させるテーパ31が形成される。また、係止突起部29には、本体側ロック部15の橋部26を通過した後に抜き方向に力が加わると、本体側ロック部15の係止部27に引っ掛かる係止面32が形成される。係止面32は、係止部27(橋部26の一方の側部)に対し平行な面に形成される。
ロック部24は、嵌め合いにより図4に示す如くの嵌合状態に形成される。図示の嵌合状態において、本体側ロック部15とカバー側ロック部20との間には、幾つかの嵌合ガタ(嵌合クリアランスや結合クリアランスなどと言われる嵌合構造上、必要となるクリアランス)が生じる。具体的には、本体側ロック部15における一対の橋脚部25と、カバー側ロック部20におけるアーム部28の両側部との間に嵌合ガタG1、G2が生じる。また、本体側ロック部15の係止部27とアーム部28の係止面32との間に嵌合ガタG3が生じる。
ロック部24の嵌合状態に関し、例えば嵌合ガタG1が図示の間隔よりも狭くなり、その狭くなった分だけ嵌合ガタG2の図示間隔が広くなるような場合、プロテクタ本体5とプロテクタカバー6は矢印X1で示す方向に位置ズレする。また、逆に嵌合ガタG2が図示の間隔よりも狭くなり、その狭くなった分だけ嵌合ガタG1の図示間隔が広くなるような場合には、プロテクタ本体5とプロテクタカバー6は矢印X2で示す方向に位置ズレする。すなわち、プロテクタ本体5とプロテクタカバー6との間で小さな変形が起こる。さらに、嵌合ガタG3が図示の間隔の状態であれば、プロテクタ本体5に対しプロテクタカバー6が完全に閉じていると言えるが、アーム部28の係止面32が本体側ロック部15の係止部27に引っ掛かる(当接する)状態であれば、嵌合ガタG3はゼロになり、その分、プロテクタカバー6がプロテクタ本体5に対し矢印Yで示す方向に位置ズレする。すなわち、プロテクタ本体5とプロテクタカバー6との間に嵌合ガタG4が生じ、プロテクタカバー6が浮き上がってしまうような若干開いた状態になる。プロテクタカバー6が浮き上がり、矢印Yで示す方向に位置ズレが生じれば、これがワイヤハーネス1(図1参照)における経路のバラツキの一種となって、プロテクタ4周辺に配設された他の部品等にプロテクタカバー6が干渉してしまうという虞がある(走行時の振動等が加わると干渉してしまう虞がある)。尚、本実施例においては、便宜上、他の部品等に干渉してしまうような図にはしていないものとする。
<巻き付け固定部33について>
図1及び図5において、ロック部24の嵌合状態に関しては、上記の如く位置ズレが生じてしまう虞がある。そのためプロテクタ4には、巻き付け固定部33がロック部24の位置に合わせて複数箇所設けられる。巻き付け固定部33は、ロック部24の上から上記配索経路に合わせてのびるプロテクタ軸の軸回りに巻き付けてプロテクタ本体5及びプロテクタカバー6を固定状態にするためのものとして設けられる。本実施例の巻き付け固定部33は5箇所設けられる。尚、図2及び図3においては、矢印Pが指し示す5つの位置のロック部24が配設対象になる。巻き付け固定部33は、上記位置ズレが生じる虞のある箇所(若しくはその箇所に近い)のロック部24に設けられる。巻き付け固定部33としては、テープ又はバンドが採用される。尚、巻き付け固定部33は、テープ又はバンドでなくても上記位置ズレを防止し固定状態にすることができれば、特に限定されないものとする。テープは、アセテート製のクロスにアクリル系やゴム系の粘着材を塗布したものが一例として挙げられるものとする。テープは、この長手方向に伸びの生じないものが好ましいものとする。また、ロック部24よりも幅広のテープが好ましいものとする。本実施例で採用されるテープは、絶縁性を有する。巻き付け固定部33は、テープを2〜3周、強く巻き付けることにより形成される(巻き付けの回数は一例であるものとする。但し、テープを緩く巻き付けてしまうのはいけないものとする)。巻き付け固定部33は、一つのロック部24のみや、二つのロック部24に跨るような状態に設けられる。巻き付け固定部33は、上記胴部8のみならず上記首部9のロック部24に対しても設けられる。
<プロテクタ4及びワイヤハーネス1の効果について>
以上、図1ないし図5を参照しながら説明してきたように、本発明の一実施形態であるプロテクタ4によれば、ロック部24の上からテープを巻き付けてプロテクタ本体5及びプロテクタカバー6、7を固定状態にする巻き付け固定部33を設けることから、ロック部24の位置やこの周辺でのガタツキをなくすことができる。すなわち、巻き付け固定部33を設けることにより嵌合ガタG1〜G4の影響を最小の状態にしてプロテクタ本体5及びプロテクタカバー6、7を固定することができる。これによりプロテクタ本体5及びプロテクタカバー6、7の間の相対的な位置ズレを防止することができる。そしてワイヤハーネス1における経路のバラツキを抑えて位置ズレに起因した干渉を防止することもできる。
この他、本発明の一実施形態であるワイヤハーネス1によれば、巻き付け固定部33を設けたプロテクタ4を構成に含むことから、より良いものを提供することができる。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…ワイヤハーネス、 2、3…ハーネス本体、 4…プロテクタ、 5…プロテクタ本体、 6、7…プロテクタカバー、 8…胴部、 9…首部、 10、12…ベース部、 11、13…本体側壁、 14…固定脚部、 15…本体側ロック部、 16、18…ベース部、 17、19…カバー側壁、 20…カバー側ロック部、 21…ヒンジ、 22…ベース部、 23…カバー側壁、 24…ロック部、 25…橋脚部、 26…橋部、 27…係止部、 28…アーム部、 29…係止突起部、 30、31…テーパ、 32…係止面、 33…巻き付け固定部、 G1〜G4…嵌合ガタ

Claims (4)

  1. 内部に所定の配索経路を有するプロテクタ本体と、該プロテクタ本体における本体側壁の突出端がある側の開口を覆うプロテクタカバーとを備え、且つ、嵌め合いにて互いに嵌合し合う本体側ロック部及びカバー側ロック部を前記プロテクタ本体の前記本体側壁及び前記プロテクタカバーのカバー側壁に複数箇所有し、さらに、前記本体側ロック部及び前記カバー側ロック部の嵌合にて形成されたロック部の位置には、該ロック部の上から前記配索経路に合わせてのびるプロテクタ軸の軸回りに巻き付けて前記プロテクタ本体及び前記プロテクタカバーを固定状態にする巻き付け固定部を設ける
    ことを特徴とするプロテクタ。
  2. 請求項1に記載のプロテクタにおいて、
    前記巻き付け固定部としてテープ又はバンドを採用する
    ことを特徴とするプロテクタ。
  3. 請求項2に記載のプロテクタにおいて、
    前記テープである前記巻き付け固定部として、テープ長手方向に伸びの生じないものを採用する
    ことを特徴とするプロテクタ。
  4. 一又は複数本の電線を含むハーネス本体と、該ハーネス本体の長手方向の所定範囲を覆う請求項1、2又は3に記載のプロテクタとを備えて自動車に配索される
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
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