JP2019185422A - 故障予知方法、故障予知装置および故障予知プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】機械設備の故障予知精度を向上させる故障予知システムを提供する。【解決手段】抽出部11bは、機械機械100の複数のセンサSのセンサデータのうち、正常状態分、異常状態分、および、任意の評価時における評価分を抽出する。第1生成部11cは、正常状態分を用いた機械学習によってセンサ間の相関性をモデル化した正常モデルを生成する。第2生成部11dは、正常モデルを基に、異常状態分を用いた転移学習によって異常パターンをモデル化した異常分類モデルを生成する。評価部11eは、評価分を正常モデルへ入力することによって機械設備の正常状態からの乖離度を評価する。判定部11fは、乖離度に基づいて機械設備に故障予兆ありと判定される場合に、上記評価分を異常分類モデルへ入力することによって得られる出力値に基づいて異常パターンを判定する。報知部11gは、異常パターンを含む判定工程の判定結果を報知する。【選択図】図2
Description
開示の実施形態は、故障予知方法、故障予知装置および故障予知プログラムに関する。
従来、機械設備につき、機械設備に設けられたセンサのセンサ値を監視することで故障予兆を検出することにより、故障の発生を予知する技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
また、従来、機械設備につき、過去の介入操作実績に基づく機械学習を実行することで介入操作を行う条件を含むルール情報を生成し、かかるルール情報と現在の機械設備の状況とに基づいて行うべき介入操作を決定して、指示する技術が知られている(たとえば、特許文献2参照)。前述のルール情報は、いわゆる予測モデルに対応する。
ここで、特許文献2に開示の技術を特許文献1に開示の技術に応用し、たとえば故障発生時においてセンサが示すセンサ値を機械学習することで、予測モデルによる故障予知が可能になると考えられる。
しかしながら、上述した従来技術には、機械設備の故障予知精度を向上させるうえで、さらなる改善の余地がある。
具体的には、予測モデルを生成する最初の段階で、すべての故障の状況を示す機械学習用データを収集し、網羅することは事実上困難である。特に、機械設備が、たとえば大型冷凍機やプラントといった大型メカトロニクス機械である場合には、設けられているセンサの数は膨大であるため、より困難と言える。
また、仮にデータが収集できて機械学習を実行し、予測モデルが生成できたとしても、実際の運用データにやはり未知のパターンが存在してしまえば、かかる未知のパターンにより誤検知が生じ、故障の真因に対しての対策を打てなくなるおそれがある。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、機械設備の故障予知精度を向上させることができる故障予知方法、故障予知装置および故障予知プログラムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る故障予知方法は、抽出工程と、第1生成工程と、第2生成工程と、評価工程と、判定工程と、報知工程とを含む。前記抽出工程は、機械設備に設けられた複数のセンサのセンサデータのうち、前記機械設備の正常稼働時における正常状態分、異常発生時における異常状態分、および、任意の評価時における評価分を抽出する。前記第1生成工程は、前記正常状態分を用いた機械学習を実行することによって、前記正常稼働時における前記センサ間の相関性をモデル化した正常モデルを生成する。前記第2生成工程は、前記正常モデルを基に、前記異常状態分を用いた転移学習を実行することによって、前記異常発生時における異常パターンをモデル化した異常分類モデルを生成する。前記評価工程は、前記評価分を前記正常モデルへ入力することによって得られる該正常モデルの出力値に基づいて前記機械設備の正常状態からの乖離度を評価する。前記判定工程は、前記乖離度に基づいて前記機械設備に故障予兆ありと判定される場合に、前記評価分を前記異常分類モデルへ入力することによって得られる該異常分類モデルの出力値に基づいて前記異常パターンを判定する。前記報知工程は、前記異常パターンを含む前記判定工程の判定結果を報知する。
実施形態の一態様によれば、機械設備の故障予知精度を向上させることができる。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する故障予知方法、故障予知装置および故障予知プログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、故障予兆判定の対象となる機械設備を「対象機械100」と記載する。なお、対象機械100は、発電所プラントなどの大型メカトロニクス機械であるものとする。
まず、本実施形態に係る故障予知方法の概要について、図1A〜図1Eを参照して説明する。図1A〜図1Eは、実施形態に係る故障予知方法の概要説明図(その1)〜(その5)である。
図1Aに示すように、対象機械100は、センサS−1〜S−nのセンサ群を備える。そして、本実施形態に係る故障予知方法は、かかるセンサ群からのセンサデータに基づき、センサS−1〜S−n間の相関性を把握し、かかる相関性の変化に基づいて対象機械100全体の挙動の変化を把握するものである。
具体的には、図1Bに示すように、本実施形態に係る故障予知方法では、「正常状態分」の相関性を示す各センサS−1〜S−nのセンサデータを用いて機械学習を実行し(ステップS1)、正常モデル12dを生成する。なお、本実施形態では、図1Bに正常モデル12dをオートエンコーダとして図示するように、機械学習のアルゴリズムとしてディープラーニングを用いる。ディープラーニングについては公知のため、詳細な説明は省略する。
ここで、「正常状態分」とは、対象機械100が運用初期段階などにおいて正常状態にあった所定期間(以下、「正常期間」と言う場合がある)の各センサデータに基づく分を指す。かかる正常状態分のセンサデータ間の相関性に基づいて生成される正常モデル12dにより、言わば対象機械100の正常状態をモデル化することができる。
そして、本実施形態に係る故障予知方法では、図1Bに示すように、かかる正常モデル12dに対し、「評価分」の相関性を示す各センサS−1〜S−nのセンサデータを入力し、その結果得られる正常モデル12dの出力値(回帰値)から相関のズレ量を算出する。そして、かかる相関のズレ量に基づき、正常状態からの乖離度を評価する(ステップS2)。
かかる正常状態からの乖離度が大きければ、故障予兆を示すとして、対象機械100の故障を予知することができる。なお、ここで「評価分」とは、たとえば対象機械100から出力されるリアルタイムデータに基づく分を指す。
このように、本実施形態に係る故障予知方法では、対象機械100全体の挙動をセンサS−1〜S−n間の相関性によって把握し、その挙動の変化は、正常状態の相関性をモデル化した正常モデル12dの出力値により得ることができる。そして、かかる出力値に基づく正常状態からの乖離度の大きさにより、対象機械100の故障を予知する。たとえば、正常状態からの乖離度が故障予兆ありを示す所定の判定閾値以上であれば、管理者に対し異常を通知する。
したがって、本実施形態に係る故障予知方法によれば、たとえば故障発生時のセンサデータに基づく機械学習により生成される予測モデルを用いた故障予知方法であれば必要となってくる、すべての故障現象のモデル化の実施などといった煩雑な工程は不要となる。すなわち、本実施形態に係る故障予知方法によれば、対象機械100の故障予兆を簡便に捉えることが可能となる。
なお、本実施形態に係る故障予知方法では、図1Aに示すように、各センサデータの時間変動、すなわち時系列の相関性を特徴ベクトル(以下、単に「ベクトル」と言う)に含めた機械学習を行い、センサデータの時間変動に現れる故障の予兆を把握可能にしている。これにより、対象機械100の故障予兆を精度よく捉えることができる。
そしてさらに、本実施形態に係る故障予知方法では、正常状態の相関性をモデル化した正常モデル12dだけでなく、過去の異常発生時のセンサデータに基づいて、異常発生時における異常パターンをモデル化した異常分類モデル12eをあわせて用いることによって、異常の種類まで判別することとした。
具体的には、図1Cに示すように、本実施形態に係る故障予知方法では、「異常状態分」の相関性を示す各センサS−1〜S−nのセンサデータに基づいて、異常分類モデル12eを生成する。
ここで、「異常状態分」とは、過去の各種の異常発生時における各センサデータに基づく分を指し、図中に示すように、たとえば「○○の異常」や「○×の異常」といった過去の異常記録のパターンごとでラベル付けされ、分類クラスが設定されている(図中の「カテゴリID」参照)。かかる異常状態分のセンサデータに基づいて生成される異常分類モデル12eにより、言わば対象機械100の異常発生時における異常パターンをモデル化することができる。
また、本実施形態に係る故障予知方法では、かかる異常分類モデル12eを、学習済みの正常モデル12dを用いた転移学習を実行することによって生成する(ステップS3)。転移学習、すなわち、正常モデル12dにおける隠れ層を転用した機械学習を実行することによって、異常分類モデル12eを高速かつ高精度に生成することが可能となる。
そして、このように生成された異常分類モデル12eに対し、本実施形態に係る故障予知方法では、図1Dに示すように、たとえば正常モデル12dに基づいて故障予兆を示すとして判定された高乖離度の「評価分」のセンサデータを入力する。
そして、その結果得られる異常分類モデル12eの出力値、たとえば図中に示す「カテゴリID」および「相関スコア」に基づいて、異常の種類を判別するとともに(ステップS4)、新たな事象を追加学習する(ステップS5)。
新たな事象は、たとえば相関スコアが低い、言い換えれば、学習済みの異常パターンに対する類似度が小さいものに対応し、かかる新たな事象に新たな異常の分類クラスを設定した追加学習を行うことによって、異常分類モデル12eの精度をより向上させることができる。
なお、追加学習が必要か否かは、たとえば相関スコアなどに応じてシステムが自動的に判定してもよいし、対象機械100の管理者やオペレータなど、人の知見により判断されてもよい。ステップS4,S5に関する具体的な内容については、図3A〜図4Fを用いた説明で後述する。
これにより、本実施形態に係る故障予知方法によれば、単に正常か異常かだけでなく、異常、すなわち対象機械100に故障予兆があるとして判定される場合に、何が要因かまでを推定することができる。
そして、本実施形態に係る故障予知方法では、かかる推定結果を含む内容を、図1Eに示すように、たとえば対象機械100の管理者に対するメールサービス等により通知する。かかる通知には、今回の異常に類似する「過去事例」や、「相関スコア」を含むことができる。
対象機械100の管理者は、かかる通知の内容を確認することによって、対象機械100の故障予兆を事前に把握できるにとどまらず、必要となるメンテナンスの内容や、人員および部品の手配、修理、交換などを迅速に施すことが可能となり、対象機械100が突発的に故障したり、異常停止したりするのを防止することができる。すなわち、本実施形態に係る故障予知方法によれば、対象機械100の保守性ひいては信頼性を向上させることができる。
以下、上述した故障予知方法を適用した故障予知システム1の構成について、さらに具体的に説明する。
図2は、本実施形態に係る故障予知システム1のブロック図である。なお、図2では、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素を機能ブロックで表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。たとえば、各機能ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
なお、図2を用いた説明では、これまでに既に述べた構成要素については、説明を簡略化するか、省略する場合がある。
図2に示すように、故障予知システム1は、故障予知装置10と、対象機械100とを備える。故障予知装置10と、対象機械100とは、ネットワーク接続されて通信可能に設けられ、故障予知装置10は、対象機械100からのセンサデータを適宜収集可能に設けられている。
故障予知装置10は、制御部11と、記憶部12とを備える。制御部11は、収集部11aと、抽出部11bと、第1生成部11cと、第2生成部11dと、評価部11eと、判定部11fと、報知部11gと、更新部11hとを備える。
記憶部12は、ハードディスクドライブやデータフラッシュ、不揮発性メモリ、レジスタといった記憶デバイスであって、収集データ12aと、正常学習用データセット12bと、異常学習用データセット12cと、正常モデル12dと、異常分類モデル12eと、評価用データセット12fと、評価情報12gと、過去履歴データ12hと、追加学習用データセット12iとを記憶する。
制御部11は、故障予知装置10の全体制御を行う。収集部11aは、対象機械100のセンサ群からのセンサデータを所定の周期で収集して、収集データ12aへ格納する。収集する所定の周期は、経年変化等による故障予兆を示す緩やかな挙動の変化を検知するうえでは、15分〜1時間程度であってもよい。
抽出部11bは、運用初回時に設定される正常期間に基づき、収集データ12aから正常状態分のデータセットを抽出し、正常学習用データセット12bへ格納する。また、抽出部11bは、収集データ12aから過去の異常状態分のデータセットを抽出し、異常学習用データセット12cへ格納する。
また、抽出部11bは、収集データ12aから評価分のデータセットを抽出し、評価用データセット12fへ格納する。
第1生成部11cは、正常学習用データセット12bを用いた機械学習を実行して、正常モデル12dを生成する。第2生成部11dは、正常モデル12dおよび異常学習用データセット12cを用いた転移学習を実行して、異常分類モデル12eを生成する。
評価部11eは、抽出部11bによって抽出された評価用データセット12fを正常モデル12dへ入力し、正常モデル12dによる出力結果を受け取る。そして、評価部11eは、受け取った出力結果に基づいて故障予兆を判定するための各種評価値を算出し、評価情報12gへ格納する。評価値は、正常状態からの乖離度や、寄与率を含む。
具体的には、評価部11eは、評価用データセット12fを正常モデル12dへ入力したときの入力と出力の誤差、すなわち相関のズレ量に基づいて正常状態からの乖離度を算出し、評価情報12gへ格納する。
また、評価部11eは、正常モデル12dから各センサS−1〜S−nの寄与度を取得し、たとえば、式「寄与率i=寄与度i/Σ寄与度i」によって各センサS−1〜S−nごとの寄与率を算出する。また、評価部11eは、算出した寄与率を評価情報12gへ格納する。
判定部11fは、評価情報12gを参照して、正常状態からの乖離度が所定の判定閾値以上である場合に、故障予兆ありと判定し、かかる判定結果を評価部11eへ通知する。評価部11eは、判定部11fから故障予兆ありとの判定結果を受け取った場合に、故障予兆ありの該当データを異常分類モデル12eへ入力して、異常分類モデル12eによる出力結果、すなわち前述のカテゴリIDおよび相関スコアを受け取り、評価情報12gへ格納する。
そして、判定部11fは、評価情報12gを参照し、該当データの乖離度、寄与率、カテゴリIDおよび相関スコアを報知部11gへ通知して、報知部11gに報知させる。また、判定部11fは、かかる該当データに関する履歴情報を過去履歴データ12hへ格納する。
また、判定部11fは、該当データの相関スコアに基づいて、前述の追加学習の要否を判定し、追加学習が必要であると判定される場合に、該当データにラベル付けして新たな分類クラスを設定し、追加学習用データセット12iへ格納する。
ここで、図3Aおよび図3Bを用いて、追加学習の要否の判定の指標となる相関スコアについて説明する。図3Aおよび図3Bは、相関スコアの説明図(その1)および(その2)である。
図3Aに示すように、過去の異常記録から、事象#1,#2が機械学習され、異常分類モデル12eが生成されたものとする。かかる場合、異常分類モデル12eは、特徴量A,Bに基づく2次元の特徴量のベクトル空間において、事象#1,#2を識別することとなるが、ここに未知の事象#3が入力された場合、同図に示すように、かかる「未学習の事象#3について、異常分類モデル12eは、事象#1か事象#2かを出力する」こととなる。仮に、事象#3は、事象#1に識別されるものとする。
このとき、図3Bに示すように、異常分類モデル12eが、事象#1の標本点群と事象#3の標本点との距離に相当する相関スコアを出力することによって、事象#3の事象#1との類似度を推し量ることができる。相関スコアは、0〜1の値をとり、値が小さいほど類似度は低く、値が大きいほど類似度は高い。
したがって、たとえば未知の事象#3について、異常分類モデル12eにより、事象#1に対応するカテゴリID「001」が出力されたものの、その相関スコアがきわめて低い(たとえば0である)場合、判定部11fは、新たな異常を示す新しい事象であるとして、追加学習要と判定することができる。一方、相関スコアが高い(たとえば0.8以上である)場合、判定部11fは、既知の事象であるとして、追加学習不要と判定することができる。
なお、相関スコアが、きわめて低くもなく高くもないグレーゾーンにある場合、追加学習の要否を人の知見による判断に委ねてもよい。かかる場合、判定部11fは、報知部11gを介して、管理者やオペレータ等が携帯する携帯情報端末などの外部装置へ、故障予兆ありである旨と、その異常分類結果および相関スコアを報知させ、その応答操作に基づいて追加学習の要否を判定してもよい。応答操作は、外部装置の表示部に、たとえば「未知の事象の可能性があります(相関スコア:0.5)。追加学習しますか?」とのガイダンスを表示させ、それに対する「はい」または「いいえ」を入力させるものであってもよい。
また、相関スコアがグレーゾーンにある場合であっても、かかるグレーゾーンに予め細かく閾値を設定しておき、かかる閾値に基づいて自動的に、判定部11fが追加学習の要否を判定してもよい。
図2の説明に戻り、つづいて報知部11gについて説明する。報知部11gは、判定部11fから該当データの乖離度、寄与率、カテゴリIDおよび相関スコアの通知を受け付けた場合に、かかる通知および過去履歴データ12hに基づき、たとえば図1Eに示したような報知情報を生成し、外部装置へ報知する。
更新部11hは、追加学習用データセット12iを用いて異常分類モデル12eを更新する。
次に、本実施形態に係る故障予知装置10による異常判別結果の具体例について、図4A〜図4Fを用いて説明する。図4A〜図4Fは、本実施形態に係る故障予知装置10による異常判別結果の具体例を示す図(その1)〜(その6)である。
まず、図4Aに示すように、故障予知装置10の過去の運用期間中において、正常状態からの乖離度が所定の判定閾値Th1を超える、「事象#1」〜「事象#5」が発生していたものとする。そして、かかる「事象#1」〜「事象#5」それぞれの異常が順にカテゴリID「001」〜「005」で分類されたうえで、異常状態分として機械学習が実行され、異常分類モデル12eが生成されたものとする。
このような異常分類モデル12eに対し、「事象#1」〜「事象#5」それぞれの異常データを評価分として入力した場合、異常分類モデル12eが出力する「カテゴリID」および「相関スコア」は、図4Bに示すようなものになる。
すなわち、図4Bに示すように、異常分類モデル12eは、「事象#1」にはカテゴリID「001」を、「事象#2」にはカテゴリID「002」を、「事象#3」にはカテゴリID「003」を、「事象#4」にはカテゴリID「004」を、「事象#5」にはカテゴリID「005」を、それぞれ出力する。
また、異常分類モデル12eは、「相関スコア」については、「事象#1」〜「事象#5」のいずれにおいても概ね「0.8」以上の高い値を出力することとなる。
ここで、図4Cに示すように、図4Aよりも時系列的に後である運用期間中において、正常状態からの乖離度が判定閾値Th1を超える、「事象#6」〜「事象#10」が発生したものとする。なお、これら「事象#6」〜「事象#10」は、正常状態からの乖離度から見ればそれぞれ異なる態様で観察されるが、すべて同じ分類クラス(たとえば、カテゴリID「003」)に分類される異常であったものとする。このように、実際の運用上では、同じ異常が、同じような正常状態からの解離度で観察されるとは限らないことがよくある。
かかる「事象#6」〜「事象#10」それぞれの異常データを、図4Aの異常分類モデル12eに対して評価分として入力し、異常分類モデル12eが、図4Dに示す「カテゴリID」および「相関スコア」を出力したものとする。
すなわち、図4Dに示すように、異常分類モデル12eは、「事象#6」〜「事象#10」のそれぞれにつき、カテゴリID「003」を出力し、かかる内容が報知されることによって、管理者やオペレータは、これらがいずれもカテゴリID「003」で分類される異常であることを確認することができる。
ただし、「相関スコア」は、「事象#6」および「事象#10」については、概ね「0.8」以上の高い値であるが、「事象#7」〜「事象#9」については、「0.6」〜「0.8」の間の値であり、「事象#6」および「事象#10」に比べて相対的にやや低い。
したがって、このような場合、前述したように同じ異常が同じような正常状態からの解離度で観察されるとは限らない、といった点を踏まえれば、異なる異常が似たような振る舞いの相関スコアで観察される可能性もあることから、人の知見により追加学習の要否を判断させてもよい。
すなわち、図4Dに示す例の場合、「事象#7」〜「事象#9」についての報知時には、前述したように、外部装置の表示部に「未知の事象の可能性があります(相関スコア:0.6〜0.8)。追加学習しますか?」とのガイダンスを表示させ、その内容を確認した管理者やオペレータからの応答操作に基づいて、判定部11fが追加学習の要否を判定してもよい。
次に、図4Eに示すように、図4Aの「事象#1」〜「事象#5」に基づいて、まず「事象#1を学習」した異常分類モデル12eで「事象#1,#2を評価」し、つづいて「事象#2を追加学習」した異常分類モデル12eで「事象#3を評価」し、…の順で事象#4まで追加学習を繰り返し、「事象#5を評価」まで行ったものとする。
この場合に、「事象#1」〜「事象#5」それぞれの異常データを順に評価分として入力した際に、異常分類モデル12eがそれぞれ出力する「カテゴリID」および「相関スコア」は、図4Fに示すようなものになる。
すなわち、図4Fに示すように、「事象#1」については、学習済みの既知のデータであるため、異常分類モデル12eは、カテゴリID「001」および「0.8」以上の高い「相関スコア」を出力する。
これに対し、「事象#2」〜「事象#5」それぞれの評価時には、「事象#2」〜「事象#5」はそれぞれ未知のデータであるため、異常分類モデル12eは、それぞれ既知のカテゴリIDを出力する。
このとき、「事象#2」〜「事象#4」の場合のように、相関スコアが明らかに低ければ、判定部11fは、それぞれ「事象#2」〜「事象#4」を追加学習要と判定することができる。一方、「事象#5」の場合のように、相関スコアがほぼ「0.6」〜「0.8」と、既知のデータ(ここでは、カテゴリID「004」)とある程度の類似性を示しているようであれば、前述のようにガイダンス等を表示させることによって、人の知見に判断を委ねることが好ましい。
次に、故障予知装置10が実行する処理手順について、図5Aおよび図5Bを用いて説明する。図5Aおよび図5Bは、故障予知装置10が実行する処理手順を示すフローチャート(その1)および(その2)である。
図5Aに示すように、まず制御部11が、運用初回であるか否かを判定する(ステップS101)。ここで、運用初回である場合(ステップS101,Yes)、つづいて制御部11は、正常期間を設定する(ステップS102)。正常期間は、たとえば「○月×日から30日間」などがシステム上設定される。
つづいて、第1生成部11cが、抽出部11bによって抽出された正常学習用データセット12b、すなわち正常期間分の正常データから機械学習により正常モデル12dを生成する(ステップS103)。
つづいて、第2生成部11dが、抽出部11bによって抽出された異常学習用データセット12c、すなわち過去の異常データにラベルを付け、分類クラスを設定する(ステップS104)。そして、第2生成部11dは、分類クラスを設定した過去の異常データから、正常モデル12dを基にした転移学習により、異常分類モデル12eを生成する(ステップS105)。
なお、ステップS101で運用初回でない場合(ステップS101,No)、ステップS106へ制御を移す。
つづいて、図5Bに示すように、評価部11eが、抽出部11bによって抽出された評価用データセット12f、すなわち評価データを入力とした正常モデル12dの出力値に基づいて正常状態からの乖離度を算出する(ステップS106)。
そして、判定部11fが、評価部11eにより算出された乖離度が所定の判定閾値Th1以上であるか否かを判定する(ステップS107)。ここで、乖離度が判定閾値Th1以上である場合(ステップS107,Yes)、報知部11gが、故障予兆ありを報知する(ステップS108)。
一方、乖離度が判定閾値Th1未満である場合(ステップS107,No)、判定部11fが、故障予兆なしと判定し(ステップS109)、処理を終了する。
また、ステップS108につづいては、評価部11eが、該当データを異常分類モデル12eへ入力し、異常分類結果および相関スコアを導出する(ステップS110)。そして、判定部11fが、評価部11eにより導出された相関スコアが所定の判定閾値以上であるか否かを判定する(ステップS111)。
ここで、相関スコアが判定閾値以上である場合(ステップS111,Yes)、報知部11gが、異常分類結果および相関スコアを報知して(ステップS112)、処理を終了する。
一方、相関スコアが判定閾値未満である場合(ステップS111,No)、判定部11fが、追加学習の要否を判定する(ステップS113)。ここで、追加学習要と判定される場合(ステップS113,Yes)、判定部11fは、該当データにラベル付けして新たな分類クラスを追加する(ステップS114)。
そして、更新部11hが、判定部11fによって追加学習用データセット12iへ格納された該当データから異常分類モデル12eを更新して(ステップS115)、処理を終了する。なお、追加学習不要と判定される場合は(ステップS113,No)、そのまま処理を終了する。
ところで、上述してきた実施形態に係る故障予知装置10は、たとえば図6に示すような構成のコンピュータ60によって実現される。図6は、故障予知装置10の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ60は、CPU(Central Processing Unit)61、RAM(Random Access Memory)62、ROM(Read Only Memory)63、HDD(Hard Disk Drive)64、通信インタフェース(I/F)65、入出力インタフェース(I/F)66、およびメディアインタフェース(I/F)67を備える。
CPU61は、ROM63またはHDD64に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM63は、コンピュータ60の起動時にCPU61によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ60のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD64は、CPU61によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インタフェース65は、通信ネットワークを介して他の機器からデータを受信してCPU61へ送り、CPU61が生成したデータを、通信ネットワークを介して他の機器へ送信する。
CPU61は、入出力インタフェース66を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU61は、入出力インタフェース66を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU61は、生成したデータを、入出力インタフェース66を介して出力装置へ出力する。
メディアインタフェース67は、記録媒体68に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM62を介してCPU61に提供する。CPU61は、当該プログラムを、メディアインタフェース67を介して記録媒体68からRAM62上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体68は、たとえばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
たとえば、コンピュータ60が実施形態に係る故障予知装置10として機能する場合、コンピュータ60のCPU61は、RAM62上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部11の各機能を実現する。また、HDD64には、記憶部12内のデータが記憶される。コンピュータ60のCPU61は、これらのプログラムを、記録媒体68から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信ネットワークを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
上述してきたように、実施形態に係る故障予知装置10は、抽出部11bと、第1生成部11cと、第2生成部11dと、評価部11eと、判定部11fと、報知部11gとを備える。
抽出部11bは、対象機械100(「機械設備」の一例に相当)に設けられた複数のセンサS−1〜S−nのセンサデータのうち、対象機械100の正常稼働時における正常状態分、異常発生時における異常状態分、および、任意の評価時における評価分を抽出する。
第1生成部11cは、正常状態分を用いた機械学習を実行することによって、正常稼働時におけるセンサS−1〜S−n間の相関性をモデル化した正常モデル12dを生成する。第2生成部11dは、正常モデル12dを基に、異常状態分を用いた転移学習を実行することによって、異常発生時における異常パターンをモデル化した異常分類モデル12eを生成する。
評価部11eは、評価分を正常モデル12dへ入力することによって得られる正常モデル12dの出力値に基づいて対象機械100の正常状態からの乖離度を評価する。
判定部11fは、上記乖離度に基づいて対象機械100に故障予兆ありと判定される場合に、評価分を異常分類モデル12eへ入力することによって得られる異常分類モデル12eの出力値に基づいて異常パターンを判定する。報知部11gは、異常パターンを含む判定部11fの判定結果を報知する。
したがって、本実施形態に係る故障予知装置10によれば、対象機械100の故障予知精度を向上させることができる。
ところで、上述した実施形態では、故障予兆ありと判定された場合に、少なくとも外部装置へ報知する場合を例に挙げたが、これに限らなくともよい。たとえば、判定部11fが、故障予兆ありと判定されたもののうち、重要であるか否かによって報知の要否を判定することとしてもよい。重要であるか否かは、たとえば異常パターンを示すカテゴリIDによって区別されてもよい。また、予め重要でない異常パターンを判別する判別モデルを機械学習によって生成しておき、故障予兆ありと判定された評価分をかかる判別モデルへ入力することによって、出力値として、報知が必要な重要な異常パターンであるか/報知が不要な重要でない異常パターンであるかを得ることとしてもよい。
また、上述した実施形態では、機械学習のアルゴリズムとしてディープラーニングを用いるものとしたが、用いるアルゴリズムを限定するものではない。したがって、SVM(Support Vector Machine)のようなパターン識別器を用いたサポートベクタ回帰等の回帰分析手法により機械学習を実行し、正常モデル12dや異常分類モデル12eを生成してもよい。また、ここで、パターン識別器はSVMに限らず、たとえばアダブースト(AdaBoost)などであってもよい。また、ランダムフォレストなどを用いてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 故障予知システム
10 故障予知装置
11 制御部
11a 収集部
11b 抽出部
11c 第1生成部
11d 第2生成部
11e 評価部
11f 判定部
11g 報知部
11h 更新部
12 記憶部
12a 収集データ
12b 正常学習用データセット
12c 異常学習用データセット
12d 正常モデル
12e 異常分類モデル
12f 評価用データセット
12g 評価情報
12h 過去履歴データ
12i 追加学習用データセット
100 対象機械
S−1〜S−n センサ
10 故障予知装置
11 制御部
11a 収集部
11b 抽出部
11c 第1生成部
11d 第2生成部
11e 評価部
11f 判定部
11g 報知部
11h 更新部
12 記憶部
12a 収集データ
12b 正常学習用データセット
12c 異常学習用データセット
12d 正常モデル
12e 異常分類モデル
12f 評価用データセット
12g 評価情報
12h 過去履歴データ
12i 追加学習用データセット
100 対象機械
S−1〜S−n センサ
Claims (8)
- 機械設備に設けられた複数のセンサのセンサデータのうち、前記機械設備の正常稼働時における正常状態分、異常発生時における異常状態分、および、任意の評価時における評価分を抽出する抽出工程と、
前記正常状態分を用いた機械学習を実行することによって、前記正常稼働時における前記センサ間の相関性をモデル化した正常モデルを生成する第1生成工程と、
前記正常モデルを基に、前記異常状態分を用いた転移学習を実行することによって、前記異常発生時における異常パターンをモデル化した異常分類モデルを生成する第2生成工程と、
前記評価分を前記正常モデルへ入力することによって得られる該正常モデルの出力値に基づいて前記機械設備の正常状態からの乖離度を評価する評価工程と、
前記乖離度に基づいて前記機械設備に故障予兆ありと判定される場合に、前記評価分を前記異常分類モデルへ入力することによって得られる該異常分類モデルの出力値に基づいて前記異常パターンを判定する判定工程と、
前記異常パターンを含む前記判定工程の判定結果を報知する報知工程と
を含むことを特徴とする故障予知方法。 - 前記異常分類モデルの出力値に基づいて新たな前記異常パターンを示すと推定される前記評価分を追加学習分とした機械学習を実行することによって、前記異常分類モデルを更新する更新工程
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の故障予知方法。 - 前記第2生成工程は、
前記評価分が入力された場合に、前記異常パターンの識別子および該異常パターンに対する前記評価分の類似度が出力されるように前記異常分類モデルを生成し、
前記判定工程は、
前記報知工程に、前記類似度を含む前記判定結果を報知させる
ことを特徴とする請求項2に記載の故障予知方法。 - 前記判定工程は、
前記類似度が所定の判定閾値未満である場合に、当該類似度に対応する前記評価分を前記追加学習分として、前記更新工程に前記異常分類モデルを更新させる
ことを特徴とする請求項3に記載の故障予知方法。 - 前記判定工程は、
前記追加学習分により前記更新工程に前記異常分類モデルを更新させる前に、該更新させるか否かの応答操作を外部から受け付け可能となるように前記報知工程に報知させる
ことを特徴とする請求項4に記載の故障予知方法。 - 前記判定工程は、
前記異常パターンに応じて前記報知工程による報知の要否を判定する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の故障予知方法。 - 機械設備に設けられた複数のセンサのセンサデータのうち、前記機械設備の正常稼働時における正常状態分、異常発生時における異常状態分、および、任意の評価時における評価分を抽出する抽出部と、
前記正常状態分を用いた機械学習を実行することによって、前記正常稼働時における前記センサ間の相関性をモデル化した正常モデルを生成する第1生成部と、
前記正常モデルを基に、前記異常状態分を用いた転移学習を実行することによって、前記異常発生時における異常パターンをモデル化した異常分類モデルを生成する第2生成部と、
前記評価分を前記正常モデルへ入力することによって得られる該正常モデルの出力値に基づいて前記機械設備の正常状態からの乖離度を評価する評価部と、
前記乖離度に基づいて前記機械設備に故障予兆ありと判定される場合に、前記評価分を前記異常分類モデルへ入力することによって得られる該異常分類モデルの出力値に基づいて前記異常パターンを判定する判定部と、
前記異常パターンを含む前記判定部の判定結果を報知する報知部と
を備えることを特徴とする故障予知装置。 - 機械設備に設けられた複数のセンサのセンサデータのうち、前記機械設備の正常稼働時における正常状態分、異常発生時における異常状態分、および、任意の評価時における評価分を抽出する抽出手順と、
前記正常状態分を用いた機械学習を実行することによって、前記正常稼働時における前記センサ間の相関性をモデル化した正常モデルを生成する第1生成手順と、
前記正常モデルを基に、前記異常状態分を用いた転移学習を実行することによって、前記異常発生時における異常パターンをモデル化した異常分類モデルを生成する第2生成手順と、
前記評価分を前記正常モデルへ入力することによって得られる該正常モデルの出力値に基づいて前記機械設備の正常状態からの乖離度を評価する評価手順と、
前記乖離度に基づいて前記機械設備に故障予兆ありと判定される場合に、前記評価分を前記異常分類モデルへ入力することによって得られる該異常分類モデルの出力値に基づいて前記異常パターンを判定する判定手順と、
前記異常パターンを含む前記判定手順の判定結果を報知する報知手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする故障予知プログラム。
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