JP2019176637A - 充電制御装置、蓄電装置、蓄電素子の充電制御方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、Liの引抜き量を多くした層状酸化物を用いた蓄電素子は、低SOC(State of Charge)側及び高SOC側において、正極に起因して蓄電素子の抵抗が増加する傾向がある。
本実施形態に係る充電制御装置は、Lix NiaMnbCoc Md )O2 (MはLi,Ni,Mn,Co以外の金属元素、0≦a<1、0≦b<1、0<c<1、a+b+c+d=1、0<x≦1.1、a,cは同時に0でない)で表される正極活物質を有する蓄電素子に一定の電流で充電を行うCC充電部と、SOCを算出する第1算出部と、前記SOCが、正極の抵抗が所定値以上になるときのSOCの値に基づいて設定される閾値以上になった場合に、一定の電圧で充電を行うCV充電部とを備える。
図1及び図2において、
V:充電器電圧、
V0 :電池起電力(OCV)
Rp :正極抵抗
Rn :負極抵抗
ηp :正極の過電圧
ηn :負極の過電圧
I:電流
である。
キルヒホッフの法則により、常にV−V0 =IRp +IRn が成立する。
I=I1 で一定とする。このとき、正極、負極の過電圧は夫々
ηp =I1 Rp 、
ηn =I1 Rn となり、抵抗に比例して大きくなる。
V=V1 で一定とする。このとき、V1 −V0 =IRp +IRn より、I=(V1 −V0 )/(Rp +Rn)であるから、
ηp =(V1 −V0 )×Rp /(Rp +Rn)、
ηn =(V1 −V0 )×Rn /(Rp +Rn)である。即ち負極の過電圧ηn は、Rp 、Rnの両方の大きさに依存する。
そこで、SOCが正極の抵抗が所定値以上になるときのSOCの値に基づいて設定される閾値以上になった場合にCV充電に切り替えることができ、総充電時間を短くできる。即ち、急速充電性が良好である。
CC充電の電流をCV充電のそれよりも小さくすることによって、それまでの充電による蓄電素子の温度上昇を避け、かつ、CV充電時において、電流が徐々に減少して発熱が緩やかになるため、蓄電素子の劣化は抑制される。しかも、上述したように、負極電位が0を下回ることはないので、金属Liの析出は生じず、寿命特性が良好である。
上限電圧に到達していない時点でCV充電に切り替えた場合においても、負極の抵抗Rnが小さく、充電末期に電流が徐々に減少することと相まって、負極の過電圧ηn が小さい。従って、負極電位(En0−ηn )が0を下回ることはない。
上記構成によれば、SOCが閾値以上になり、上限電圧に到達する前にCV充電に切り替えるので、総充電時間を短くでき、急速充電性が良好である。
CC充電での蓄電素子の温度上昇が限定的であり、かつ、CV充電においては、電流が徐々に減少するため、抵抗の増加に伴う蓄電素子の温度上昇が抑制され、蓄電素子の劣化が抑制される。しかも、負極電位が0を下回ることはないので、金属Liの析出は生じず、寿命特性が良好である。
以下、蓄電素子が自動車用に用いられるリチウムイオン二次電池である場合を説明するが、蓄電素子はこのような用途のリチウムイオン二次電池には限定されない。
図3は、第1実施形態に係る車両1及びサーバ12の構成を示すブロック図である。
車両1は、蓄電素子モジュール(以下、電池モジュールという)3と、BMU(Battery Management Unit)4と、負荷5と、統括ECU6と、通信部7と、電圧センサ8と、電流センサ9とを備える。
電池モジュール3は、複数の蓄電素子としてのリチウムイオン二次電池(以下、電池という)2が直列に接続されている。統括ECU6は、車両1の電源装置全体を制御する。統括ECU6は車両1がHEV車又はガソリン車である場合、エンジンも制御する。
サーバ12は、通信部13、及び制御部14を備える。
統括ECU6は、通信部7、ネットワーク11、及び通信部13を介し、制御部14と接続されている。統括ECU6は、ネットワーク11を介して制御部14との間でデータの送受信を行う。
本実施形態においては、BMU4、統括ECU6、及び制御部14のいずれかが、本発明の充電制御装置として機能する。BMU4、統括ECU6、及び制御部15のいずれかと、電池モジュール3とが本発明の蓄電装置として機能する。なお、制御部14が前記充電制御装置として機能しない場合、車両1がサーバ12に接続されなくてもよい。
電池モジュール3は、複数組備えてもよい。
BMU4は、電池ECUであってもよい。
電流センサ9は、電池モジュール3に直列に接続されており、電池モジュール3に流れる電流を検出する。
電池モジュール3は、直方体状のケース31と、ケース31に収容された複数の前記電池2とを備える。
電極体25は、正極板と負極板とをセパレータを介して扁平状に巻回して得られるものであってもよい。
正極活物質層に用いられる正極活物質として、Lix (NiaM’1-a )O2 (M’はLi,Ni以外の金属元素、0.5≦a≦1、0<x≦1.1)で表される層状酸化物を用いた場合につき説明する。正極活物質は層状岩塩型の結晶構造を有し、遷移金属サイトにNiを多く含有する。このため、高SOC領域で、正極の抵抗が大きくなる。
正極活物質は、M’がCo、Mnであり、Lix (Nia Cob Mnc )O2 で表されるNCMであるのが好ましい(a+b+c=1、a≧0.5、b≧0、c≧0、0<x<1.1)。aは0.6以上であるのがより好ましく、0.8以上であるのがさらに好ましい。
正極活物質は、M’がCo、Alであり、Lix (Nia Cob Ald )O2 で表されるNCAであってもよい(a+b+c=1、a≧0.5、b≧0、c≧0、0<x<1.1)。
なお、M’は2種類の金属からなる場合に限定されず、3種類以上の金属からなるものでもよい。例えば、少量のTi、Nb、B、W、Zr、Ti、Mg等が含まれてもよい。
電池モジュール3の両端の電池2の、互いに極性が異なる端子23,23には、電力を取り出すためのリード33,33が設けられている。
記憶部49には、予め実験により求めたSOC−OCVデータ(SOC−OCV特性)51も記憶されている。このデータは、適宜、定法により更新されてもよい。
BMU4の制御部41は、電池モジュール3に一定の電流でCC充電を行い、SOCを算出し、SOCが閾値以上になった場合に、一定の電圧でCV充電を行う。
閾値は、正極の抵抗が所定値以上にあるときのSOCの値に基づいて設定される。
図6より、SOCが80%になったときに抵抗が上昇し始めるので、閾値を80%にすることができる。閾値は85%、又は90%にすることもできる。
電流取得部43は、充電中に、電流センサ9から電流Iを取得する。
電池容量算出部44は、充電開始前後の電圧Vの差分をOCVの差分であるΔOCVとし、SOC−OCVデータ54を参照してΔOCVに対応するΔSOCを求める。電池容量算出部44は、ΔSOCに対応する時間につき電流積算を行ってΔqを求める。電池容量算出部44は、ΔSOC及びΔqに基づいて、電池容量を算出する。なお、電池容量の算出方法は、この場合に限定されない。
SOC算出部45は、所定の間隔又は随意の間隔で、電流取得部43から電流Iを取得し、通電電流を時間積分して電気量qを求め、電気量qを電池容量で除してSOCを算出する。
判定部46が、SOCが閾値以上でないと判定した場合、CC充電部47が、一定の電流で充電を行う。
この正極を有する蓄電素子にCV充電を実施した場合、充電の末期に正極の抵抗のみが大きくなる。上限電圧に到達する前に、SOCが閾値を超えたときにCV充電に切り替える場合、負極の抵抗が正極の抵抗に比べて小さいため、充電末期に電流が徐々に減少することもあり、負極の過電圧ηn は小さい。従って、負極側で金属Liの析出が生じることはない。総充電時間が短くなるものの、それまでの充電では電流が小さく抑えられているため、蓄電素子の温度上昇は限定的であり、充電末期の蓄電素子の温度上昇による劣化が抑制される。
SOCが80%になった時点で、一度に電流を上げ、電圧を上限電圧まで上げる。電圧は上限電圧より小さい値、又は大きい値であってもよい。SOCが80%になった時点の電圧より大きくする。電圧を上限電圧より大きくする場合、CV充電の時間を規定する。又は電流積算し、充電電気量が所定値を超えないようにする。
図8Bに示すようにSOCが80%になるまでの電流は小さいので、図8Cに示すように、発熱量は小さい。放熱されるので蓄熱量は小さく、CV充電に切り替えた時点の蓄電素子の温度上昇は限定的である。その後、発熱量は減少する。
まず、電池容量の更新処理について説明する。図9は、制御部41の電池容量の更新処理の手順を示すフローチャートである。
制御部41は、所定の間隔又は随意の間隔で電池容量の更新処理を行う。制御部41は、無負荷状態であり、開放電圧が安定している状態において、充電が開始される場合に、電池容量の更新処理を行う。
制御部41は、SOC−OCVデータ51を参照し、充電開始前後の電圧Vの差分(ΔOCV)に対応するΔSOCを読み取る。制御部41は、ΔSOCに対応する時間Δtの通電電流を積分してΔqを算出する。制御部41は、Δq及びΔSOCに基づいて電池容量を算出する(S2)。
制御部41は、電池容量を記憶部49に記憶し、電池容量が更新される(S3)。
図10は、制御部41の充電制御処理の手順を示すフローチャートである。
制御部41は、一定の電流IでCC充電を行う(S11)。
制御部41は、所定の間隔又は随意の間隔で、電流センサ9から電流Iを取得する(S12)。
制御部41は、電流を時間積分して電気量を求め、これを記憶部49から読み出した電池容量で除して、SOCを算出する(S13)。
制御部41はSOCが閾値以上でないと判定した場合(S14:NO)、処理をS11へ戻す。
制御部41はSOCが閾値以上であると判定した場合(S14:YES)、所定の電圧に到達するように電流を上げ、前記電圧でCV充電を行う(S15)。
例えば上記図6及び図7の場合、SOCが80%に到達した時点で電池モジュール3の電圧Vが4.15Vであったとき、4.35Vまで電圧を上げてCV充電を行い、充電制御処理を終了する。
CC充電での電池モジュール3の温度上昇は限定的であり、かつ、CV充電においては、電流が徐々に減少するため、抵抗の増加に伴う電池モジュール3の温度上昇が抑制され、電池モジュール3の劣化が抑制される。しかも、負極電位が0を下回ることはないので、金属Liの析出は生じず、寿命特性が良好である。
変形例1においては、SOCの閾値として第1閾値、第2閾値を設定し(第1閾値<第2閾値)、判定部46がSOCが第1閾値以上であると判定した場合、CC充電部47は電流を下げてCC充電を継続する。判定部46がSOCが第2閾値以上であると判定した場合、CV充電部48は電流を上げて電圧を上げ、CV充電を行う。
図11Aは、変形例1の充電制御処理を行う場合のSOCと電圧との関係を示すグラフ、図11BはSOCと電流との関係を示すグラフである。図11Aの横軸はSOC(%)、縦軸は電圧(V)である。図11Bの横軸はSOC(%)、縦軸は電流(mA)である。ここで、SOCが80%になったときに正極の抵抗が上昇し、SOCが90%になったとき、さらに上昇するとする。
SOCが80%に到達したとき、CC充電の電流を下げて充電を継続する。SOCが90%に到達したとき、電流を上げて、電圧を上限電圧付近の値まで上げてCV充電を行う。
なお、CC充電は1段階で行う場合に限定されず、2段階以上で行ってもよい。
変形例2においては、SOCの閾値として第1閾値、第2閾値を設定し(第1閾値<第2閾値)、複数段階でCV充電を行う。
図12Aは、変形例2の充電制御処理を行う場合のSOCと電圧との関係を示すグラフ、図12BはSOCと電流との関係を示すグラフである。図12Aの横軸はSOC(%)、縦軸は電圧(V)である。図12Bの横軸はSOC(%)、縦軸は電流(mA)である。ここで、SOCが80%になったときに正極の抵抗が上昇し、SOCが90%になったとき、さらに上昇するとする。
SOCが80%に到達したとき、電流を上げて電圧を上げ、CV充電に切り替えて充電を行い、SOCが90%に到達したとき、さらに電流を上げて上限電圧付近の値まで上げてCV充電を継続する。
なお、CV充電は2段階で行う場合に限定されず、3段階以上で行ってもよい。
変形例3においては、S判定部46がSOCが閾値以上であると判定した場合、CC充電部47は電流を上げてCC充電を継続する。判定部46がCV充電に切り替えると判定した場合、CV充電部48がCV充電を行う。判定部46は、例えば電圧が閾値以上になったか否か、又はSOCが第2の閾値以上になったか否か等により判定する。
図13Aは、変形例3の充電制御処理を行う場合のSOCと電圧との関係を示すグラフ、図13BはSOCと電流との関係を示すグラフである。図13Aの横軸はSOC(%)、縦軸は電圧(V)である。図13Bの横軸はSOC(%)、縦軸は電流(mA)である。ここで、SOCが80%になったときに正極の抵抗が上昇するとする。
SOCが80%に到達したとき、CC充電の電流を上げて充電を継続する。電圧が閾値以上になったとき、CV充電を行う。
なお、CC充電は1段階で行う場合に限定されず、2段階以上で行ってもよい。
急速充電性は充電に要した時間の長短と、充電電気量とにより評価した。
寿命特性は、負極に金属Liの析出が生じて寿命が低下したか否かにより評価した。
正極活物質としてNCM811(上記NCMのNi:Co:Mn(モル比)が8:1:1である)を用いた。1CでCC充電を行い、SOCが80%に到達したときにCV充電に切り替えた。
実施例1において、充電時間は最も短く、充電電気量も十分であり、急速充電性は最良であった。負極に金属Liの析出は生じず、寿命特性は良好である。
正極活物質としてNCM811を用いた。1CでCC充電を行い、SOCが80%に到達したときに0.2Cに切り替えてCC充電を継続し、SOCが90%に到達したときにCV充電に切り替えた。
充電時間は、実施例1より長くなったが、後述する比較例より大きく向上している。負極に金属Liの析出は生じず、寿命特性は良好である。
正極活物質としてNCM811を用いた。1CでCC充電を行い、SOCが90%に到達したときにCV充電に切り替えた。
充電時間は、実施例1より長くなったが、比較例より大きく向上している。負極に金属Liの析出は生じず、寿命特性は良好である。
正極活物質としてNCM901005(上記NCMのNi:Co:Mn(モル比)が90:10:5である)を用いた。1CでCC充電を行い、SOCが80%に到達したときにCV充電に切り替えた。
充電時間は、実施例1より長くなったが、比較例より大きく向上している。負極に金属Liの析出は生じず、寿命特性は良好である。
キルヒホッフの法則よりV−V0 =Iconst (Rp +Rn )である。
また、電池の起電力V0 (OCV)はSOCの関数であり、SOCが高い程、V0は大きくなる。
V=Vmaxで充電を打ち切るので、V0 =Vmax −Iconst(Rp +Rn )となる。
即ちRp 又はRn が大きい程、また、Iconstが大きい程、V0 は小さくなる。
従って、SOCが十分に高まるまでに充電が終了し、十分な充電電気量を得ることができない。
多段充電を行うことにした場合、充電終了までに時間を要する。
上限電圧Vmaxまで電流Iconst でCC充電を行い、V=VmaxでCV充電を行う。このとき、I=(Vmax−V0 )/(Rp +Rn )である。充電を続けると、SOCが高まっていくのでVmaxは徐々にV0 に近づき、充電終了電流Icut以下になると充電終止となる。但し、充電終止時点では、V0 =Vmax −Icut(Rp +Rn )となるため、Rp 又はRn が大きい程、V0 は小さくなる。即ち、十分な電気量を得るように充電することができない。Icutを小さく設定し、同じSOCまで充電することにした場合、Rp 又はRn が大きい程、Iが小さくなるため、充電完了までの時間が長くなる。
大電流IA で端子間電圧がVmaxになるまで充電すると、相対的に低いSOCでCV充電に切り替わる。そのため、相対的に短時間で充電することが可能になる。しかしながら、CC充電において熱として消費される電力Pは、P=IA 2 ・Rとなり、電流の2乗に比例して大きくなる。他方、電池の放熱は電池表面温度と環境温度との差に比例して徐々にしか生じないため、CC充電の間に電池温度が著しく上昇し、電池の劣化が加速される。
充電時に、充電器で検知可能な電池端子間電圧V、通電電流I、通電時間tのみにより、En0−ηn <0とならないように電流を制御することは非常に困難であり、金属Liの析出を避けるのは難しい。金属Liの析出を避けることができたとしても、熱として消費される電力PはP=I2(Rp +Rn )より、発熱量QはQ=∫P・dtとなる。Niを多く含むNCMを正極活物質として用いた場合、充電末期にRp が大きくなり、電池の劣化が生じる。
そして、蓄電素子はリチウムイオン二次電池には限定されない。蓄電素子は、他の二次電池であってもよいし、一次電池であってもよいし、キャパシタ等の電気化学セルであってもよい。
2 電池(蓄電素子)
3 電池モジュール(蓄電素子)
4 BMU(充電制御装置)
41 制御部
42 電圧取得部(第2取得部)
43 電流取得部(第1取得部)
44 電池容量算出部(第2算出部)
45 SOC算出部(第1算出部)
46 判定部
47 CC充電部
48 CV充電部
49 記憶部
50 充電制御プログラム
51 SOC−OCVデータ
60 記録媒体
6 統合ECU
7、13 通信部
12 サーバ
14 制御部
Claims (10)
- Lix (NiaMnbCoc Md )O2 (MはLi,Ni,Mn,Co以外の金属元素、0≦a≦1、0≦b<1、0≦c<1、a+b+c+d=1、0<x≦1.1、a,cは同時に0でない)で表される正極活物質を有する蓄電素子に一定の電流で充電を行うCC充電部と、
SOCを算出する第1算出部と、
前記SOCが、正極の抵抗が所定値以上になるときのSOCの値に基づいて設定される閾値以上になった場合に、一定の電圧で充電を行うCV充電部と
を備える、充電制御装置。 - Lix (NiaM’1-a )O2 (M’はLi,Ni以外の金属元素、0.5≦a≦1、0<x≦1.1)で表される正極活物質を有する蓄電素子に一定の電流で充電を行うCC充電部と、
SOCを算出する第1算出部と、
前記SOCが閾値以上になった場合に、一定の電圧で充電を行うCV充電部と
を備える、充電制御装置。 - 前記閾値は、正極の抵抗が所定値以上になるときのSOCの値に基づいて設定されている、請求項2に記載の充電制御装置。
- 前記CV充電部は、前記SOCが前記閾値以上になったときの電圧より一段階的又は多段階的に大きくした電圧で充電を行う、請求項1から3までのいずれか1項に記載の充電制御装置。
- 前記CC充電部は、前記SOCが第1の閾値以上になった場合に前記一定の電流より低い電流で充電を継続し、
前記CV充電部は、前記SOCが第2の閾値以上になった場合に一定の電圧で充電を行う、請求項1から3までのいずれか1項に記載の充電制御装置。 - 前記SOCが前記閾値以上になった場合に、前記CC充電部が前記一定の電流より高い電流で充電を継続した後、前記CV充電部が充電を行う、請求項1から3までのいずれか1項に記載の充電制御装置。
- 前記蓄電素子の電流を取得する第1取得部と、
前記蓄電素子の電圧を取得する第2取得部と、
前記電流、前記電圧、及びSOC−OCV特性に基づいて前記蓄電素子の容量を算出する第2算出部と
を備え、
前記第1算出部は、前記容量に基づいて前記SOCを算出する、請求項1から6までのいずれか1項に記載の充電制御装置。 - 前記蓄電素子と、
請求項1から7までのいずれか1項に記載の充電制御装置と
を備える、蓄電装置。 - Lix (NiaMnbCoc Md )O2 (MはLi,Ni,Mn,Co以外の金属元素、0≦a<1、0≦b<1、0≦c<1、a+b+c+d=1、0<x≦1.1、a,cは同時に0でない)で表される正極活物質を有する蓄電素子に一定の電流で充電を行い、
SOCを算出し、
前記SOCが、正極の抵抗が所定値以上になるときのSOCの値に基づいて設定される閾値以上になった場合に、一定の電圧で充電を行う、蓄電素子の充電制御方法。 - コンピュータに、
Lix (NiaMnbCoc Md )O2 (MはLi,Ni,Mn,Co以外の金属元素、0≦a<1、0≦b<1、0≦c<1、a+b+c+d=1、0<x≦1.1、a,cは同時に0でない)で表される正極活物質を有する蓄電素子に一定の電流で充電を行い、
SOCを算出し、
前記SOCが、正極の抵抗が所定値以上になるときのSOCの値に基づいて設定される閾値以上になった場合に、一定の電圧で充電を行う
処理を実行させる、コンピュータプログラム。
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