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JP2018062396A - エレベーター群管理制御装置 - Google Patents

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JP2018062396A
JP2018062396A JP2016200344A JP2016200344A JP2018062396A JP 2018062396 A JP2018062396 A JP 2018062396A JP 2016200344 A JP2016200344 A JP 2016200344A JP 2016200344 A JP2016200344 A JP 2016200344A JP 2018062396 A JP2018062396 A JP 2018062396A
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みどり 椎名
Midori Shiina
みどり 椎名
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Abstract

【課題】エレベーターのかご内での犯罪の発生を抑制する技術を提供する。【解決手段】エレベーター群管理制御装置2は、複数台のエレベーター1(1−1〜1−3)であるエレベーター群の管理、及び各エレベーター1の制御を行う。そのために、前記エレベーター群のうちの1台以上のエレベーターを女性専用のエレベーターに割り当てて設定する割当設定部27と、前記割当設定部の設定に従って、前記エレベーター群の運転を制御する運転制御部28と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベーター群管理制御装置に関する。
エレベーターのかご内は、密室状態を形成するため、そのかご内で犯罪が発生することがある。このかご内での犯罪の発生を抑制可能なエレベーターとしては、例えば特許文献1に開示のものがある。
この特許文献1に開示のエレベーターは、「あらかじめ各フロアごとに当該フロアの利用が特定された利用者の生体情報を辞書情報として記憶する辞書記憶手段と、各フロアにおいてエレベーターを利用しようとする利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、前記エレベーターを利用しようとする利用者の利用が特定されたフロアである行先フロア情報を取得する行先フロア情報取得手段と、前記生体情報取得手段により取得された生体情報と前記辞書記憶手段に記憶された辞書情報とを照合することにより当該利用者はあらかじめ登録された人物であるか否かを判定する照合手段と、この照合手段により当該利用者はあらかじめ登録された人物であると判定された場合、エレベーターかごを呼出しフロアである当該照合を行なったフロアまで移動させる第1の制御手段と、この第1 の制御手段の制御によりエレベーターかごが呼出しフロアに到着したのに基づき当該エレベーターかご内に進入する利用者を検知する進入検知手段と、この進入検知手段の検知結果に基づき、当該エレベーターかご内に進入した利用者の数が前記照合手段により当該利用者はあらかじめ登録された人物であると判定された人数以下であるか否かを判定する第1の判定手段と、この第1の判定手段により当該エレベーターかご内に進入した利用者の数が前記照合手段により当該利用者はあらかじめ登録された人物であると判定された人数以下であると判定された場合、当該エレベーターかごの扉を閉じ、前記行先フロア情報取得手段により取得された行先フロア情報に基づき、生体照合された利用者をその行先フロアまで運ぶよう当該エレベーターかごを制御する第2の制御手段と、前記第1 の判定手段により当該エレベーターかご内に進入した利用者の数が前記照合手段により当該利用者はあらかじめ登録された人物であると判定された人数以上であると判定された場合、生体照合を行なっていない人物が乗っている旨を案内するとともに、当該人物に対し生体照合の必要性を案内し、かつ、当該エレベーターかごの扉を開けた状態に保持するよう制御する第3の制御手段と、を具備したことを特徴とする」という構成のエレベーターの制御装置を備えている。それにより、乗場での照合により登録された人物と確認された人の人数とかご内の人数とは異なる場合に、エレベーターの運転を行わないようにして、犯罪の発生を抑制している。
特開2005−132549号公報
この特許文献1に開示のエレベーターの制御装置に制御されるエレベーターは、生体情報を登録した人にのみ、エレベーターの利用を可能にすることを想定している。しかし、生体情報を登録した人であっても犯罪をする恐れがある。また、生体情報の登録をエレベーターの利用の条件とすることは、不特定の人の利用を想定した施設では不可能である。このようなことから、犯罪をすることが困難なようにエレベーターを運転することも重要と考えられる。
本発明は、上述したような課題に鑑みてなされたもので、その目的は、エレベーターのかご内での犯罪の発生を抑制する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、代表的な本発明は、複数台のエレベーターであるエレベーター群の管理、及び各エレベーターの制御を行うエレベーター群管理制御装置であって、前記エレベーター群のうちの1台以上のエレベーターを女性専用のエレベーターに割り当てて設定する割当設定部と、前記割当設定部の設定に従って、前記エレベーター群の運転を制御する運転制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、エレベーターのかご内での犯罪の発生を抑制することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本実施形態によるエレベーター群管理制御装置が管理、及び制御の対象とするエレベーター群を説明する図である。 乗り場の設備の例を説明する図である。 かご内に設置されたスピーカー、及びカメラの設置箇所を説明する図である。 女性専用エレベーター設定処理を示すフローチャートである。 乗り場用呼び登録処理を示すフローチャートである。 乗車監視処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係るエレベーター群管理制御装置の実施形態を、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態によるエレベーター群管理制御装置が管理、及び制御の対象とするエレベーター群を説明する図である。始めに、図1を参照し、本実施形態によるエレベーター群管理制御装置2、及びそれが管理対象とするエレベーター群について具体的に説明する。
図1では、エレベーター群として、3台のエレベーター1(1−1〜1−3)を示している。各エレベーター1は、図1に示すように、乗客が乗るかご11とつり合い錘(カウンターウェイト。図1中「C.WT」と表記)12とが主ロープ13により連結されている。主ロープ13には、シーブ14により動力が伝達される。それにより、かご11は、釣瓶式に昇降する。シーブ14は、不図示の駆動装置により回動される。
この駆動装置は、エレベーター1毎に設けられている。エレベーター群管理制御装置(以降「管理制御装置」と略記)2は、各エレベーター1の駆動装置を個別に駆動し、各エレベーター1の運転を個別に制御する。
図3は、かご内に設置されたスピーカー、及びカメラの設置箇所を説明する図である。図3は、各かご11を上方向から見た場合の上面図でスピーカー302、及びカメラ303の設置箇所(配置)を示している。
各かご11には、乗客の乗り降りのために開閉するかごドア301、及びそのかごドア301を開閉するためのドア駆動装置(不図示)が設けられている。かご11内のかごドア301側には、不図示のかご内操作盤が設けられている。スピーカー302、及びカメラ303は、例えばかご内操作盤に搭載されるか、或いは接続された機器であり、かご11内のかご内操作盤が設置された側に設けられている。
そのかご内操作盤は、一つの情報処理装置であり、行き先を指示するための複数の行き先階釦、ドア開閉用のドア開釦、及びドア閉釦、外部との通話を可能にするインターホン、等が設けられている。そのかご内操作盤は、信号線15を介して管理制御装置2と接続されている。それにより、管理制御装置2は、かご内操作盤を介して、スピーカー302による音声出力、及びカメラ303の撮影による画像(画像データ)の取得を行うことができる。
スピーカー302は、かご11内の乗客に対し、提供すべき情報を音声により提供するアナウンス(利用案内等)のための出力装置であり、本実施形態における広義の出力装置に相当する。カメラ303は、かご11内の乗客を撮影するための装置である。カメラ303の撮影による画像は、かご11内の乗客の判別に用いられる。
図2は、乗り場の設備の例を説明する図である。図2に示すように、各乗り場には、エレベーター1毎に、乗り場ドア201、乗り場操作盤202、及びランタン204が設けられている。乗り場ドア201は、かごドア301の開閉に連動して開閉するようになっている。
乗り場操作盤202には、1つ、或いは2つの呼び登録用の呼び釦203が設けられている。図2では、呼び釦203として、アップ呼び釦203−1、及びダウン呼び釦203−2を示している。呼び釦203は、最上階の乗り場ではダウン呼び釦203−2のみであり、最下階の乗り場ではアップ呼び釦203−1のみである。
乗り場には、他に、2つのカメラ205、及び1つのスピーカー206が設置されている。このカメラ205、及びスピーカー206は、直接、管理制御装置2に接続されているか、或いは管理制御装置2と通信可能な情報処理装置と接続されている。それにより、管理制御装置2は、かご11内のスピーカー302、及びカメラ303と同様に、スピーカー206による音声出力、及びカメラ205の撮影による画像(画像データ)の取得を行うことができる。
スピーカー206は、エレベーター1を利用しようとする人に対し、提供すべき情報を音声により提供するアナウンスのための出力装置である。カメラ205は、エレベーター1を利用しようとする人を撮影するための装置である。カメラ205の撮影による画像は、エレベーター1を利用しようとする人の判別に用いられる。
エレベーター1の利用を希望している人は乗り場ドア201の前、及びその近傍にのみ居るとは限らない。このこともあり、カメラ205は、エレベーター1の利用を希望している可能性が考えられる人が居る範囲を撮影できるように配置している。そのような撮影が可能であれば良いことから、カメラ205の台数、及び配置等は特に限定されない。
犯罪は、人目が無い、或いは少ない状況、つまり目撃者が現れにくい状況で発生する場合が多い。人目が無い、或いは少ない状況であることを認識し、人が犯罪をする場合もある。人への犯罪は、力の強弱が明確、或いは明確と認識することで行われる場合が多い。
このようなことから、本実施形態では、かご11内に女性が一人、男性が一人以上となる状況を、犯罪が発生し易い危険な状況と想定し、その危険な状況となるのを抑制するようにしている。その危険な状況となるのを抑制し、犯罪が露見し易い状況で各エレベーター1を運行させることにより、不特定の人の利用を想定した施設にエレベーター群が設置されていたとしても、犯罪の発生を回避、或いは抑制することができる。
管理制御装置2は、犯罪の発生の抑制に係わる機能構成例として、図1に示すように、入出力部21、案内制御部22、ランタン制御部23、操作認識部24、記憶部25、性別判別部26、割当設定部27、及び運転制御部28を備える。入出力部21、及び記憶部25を除く各部22〜24、及び26〜28は、管理制御装置2に搭載されたCPU(Central Processing Unit)が対応するプログラム、或いはサブプログラムを実行し、CPUの制御で管理制御装置2の資源を使用することで実現される。
入出力部21は、外部との信号(データ等を含む)の入出力のための機能である。実際には、複種類のインターフェイス・コントローラの集合体である。それにより、信号線15を介した信号の送受信を含む通信は、この入出力部21を介して行われる。
案内制御部22は、かご11内のスピーカー302、及び乗り場のスピーカー206による音声出力のための制御を行う機能である。その音声出力は、主に運転制御部28の指示に従って行われる。
ランタン制御部23は、乗り場に設けられたランタン204の点灯制御を行う機能である。本実施形態では、複数色で点灯可能なランタン204を採用することにより、乗車を想定する人によって点灯色を異ならせるようにしている。ここでは、その点灯色として、白色、青色、及び赤色の3つを便宜的に想定する。ランタン204を点灯すべきエレベーター1、乗り場の階、点灯色は、主に運転制御部28に指示される。
このように、ランタン204は、乗車を想定する人を点灯色により示すことに用いられる。このことから、ランタン204、及びスピーカー206は、共に本実施形態における狭義の出力装置に相当する。
操作認識部24は、各かご11内に設置されたかご内操作盤、及び各乗り場にエレベーター1毎に設置された乗り場操作盤への操作、及びその操作内容を認識する機能である。その認識に必要なデータは、入出力部21によって入力され、操作認識部24に出力される。
記憶部25は、管理制御装置2に搭載、或いは/及び、接続された不揮発性の記憶装置である。具体的には、例えばフラッシュメモリである。この記憶部25には、管理制御装置2が実行する各種プログラムの他に、エレベーター群の管理用、及び制御用の設定データが保存される。
性別判別部26は、かご11内に設置されたカメラ303の撮影画像、及び乗り場に設置されたカメラ205の撮影画像を対象に、その撮影画像に存在する人の性別を判別する機能である。人の全ての性別を判別できるとは限らない。本実施形態では、安全面から、性別を判別できなかった人は男性と見なすようにしている。
危険な状況は、エレベーター1を利用する人が少ない時間帯(以降「閑散期」と表記)に発生し易い。このことから、本実施形態では、閑散期には女性専用エレベーター1を3台のエレベーター1のなかから割り当てて設定するようにしている。割当設定部27は、女性専用エレベーター1の設定、及びその解除を行う機能である。
運転制御部28は、各エレベーター1の運転を制御する機能である。その運転制御部28は、呼び登録部28a、及び乗車監視部28bを含む。
呼び登録部28aは、かご内操作盤、或いは乗り場操作盤への操作により、かご11を停止させるべき階、そのかご11を停止させるべきエレベーター1を決定する。本実施形態では、女性専用エレベーター1が設定されていない状況時、臨時的に女性専用エレベーター1を設定可能にしている。その臨時的な女性専用エレベーター1の設定は、呼び登録部28aによって行われる。臨時的に設定される女性専用エレベーター1は、以降「臨時女性専用エレベーター1」と表記する。
女性専用エレベーター1、及び臨時女性専用エレベーター1は、共に男性の乗車は想定していないエレベーター1である。乗車監視部28bは、女性専用エレベーター1、或いは臨時女性専用エレベーター1に男性が乗車しないように制御するための機能である。本実施形態では、この乗車監視部28bを用意することにより、危険な状況の発生をより確実に抑制して、女性の安全性をより確保するようにしている。
図4は、女性専用エレベーター設定処理を示すフローチャートである。この女性専用エレベーター設定処理は、記憶部25に格納されているプログラムを上記CPUが実行することにより実現されるタイマインタラプト処理である。次に図4を参照して、女性専用エレベーター設定処理について詳細に説明する。
上記割当設定部27は、そのプログラム、つまり女性専用エレベーター設定処理をCPUが実行することで実現される。このことから、処理を実行する主体として割当設定部27を想定する。女性専用エレベーター1を設定する閑散期、及び女性専用エレベーター1を設定すべきエレベーター1等は、設定データとして記憶部25に保存されている。
先ず、割当設定部27は、現在がその閑散期(図4中「対象期間」と表記)内か否か判定する(S401)。例えばCPUに搭載のハードタイマがその閑散期内の時刻を示していない場合、S401の判定はNOとなってS405に移行する。そのハードタイマが閑散期内の時刻を示している場合、S401の判定はYESとなってS402に移行する。
S402では、割当設定部27は、女性専用エレベーター1を既に設定しているか否か判定する。その女性専用エレベーター1を既に設定していた場合、S402の判定はYESとなり、ここで女性専用エレベーター設定処理が終了する。女性専用エレベーター1を設定していない場合、S402の判定はNOとなってS403に移行する。
S403では、割当設定部27は、女性専用エレベーター1を設定すべきエレベーター1が利用中か否か判定する。その設定すべきエレベーター1が利用中であった場合、S403の判定はYESとなり、ここで女性専用エレベーター設定処理が終了する。その設定すべきエレベーター1が利用中でない場合、つまりその設定すべきエレベーター1が待機状態であった場合、S403の判定はNOとなってS404に移行する。
S404では、割当設定部27は、待機状態の設定すべきエレベーター1を女性専用エレベーター1に設定する。その設定後、この女性専用エレベーター設定処理が終了する。
女性専用エレベーター1の設定状態を示すデータは記憶部25に保存される。それにより、運転制御部28は、女性専用エレベーター1の設定状態を認識することができる。対象となるエレベーター1の利用中、女性専用エレベーター1を設定しないのは、既に乗客して乗っている男性の降車を求めるのは望ましくないとの考えからである。
本実施形態では、女性専用エレベーター1として、端に位置しているエレベーター1(図1に示すエレベーター1−1、或いは1−3)を設定するようにしている。これは、女性専用エレベーター1に乗車させない男性は,隣に位置しないエレベーター1への乗車を優先的に行わせるようにしているからである。そのような乗車を優先的に行わせるのは、エレベーター1への乗車に位置の移動を必要なものとするためである。必要な移動を行わない男性は、犯罪をしようとする意思を持っている可能性の高い人物と考えることができる。従い、隣に位置しないエレベーター1への乗車を優先的に行わせることにより、女性にとっての安全性をより確保できるようになる。
なお、移動を求める距離を長くするほど、移動を求める男性は迅速な行動をとる必要がある。このことから、安全面を考慮した場合、男性に乗車を求めるエレベーター1は女性専用エレベーター1からより離すことが望ましい。しかし、移動のための行動により、犯罪をする意思の可能性を推測することができる。女性専用エレベーター1から1台以上、離れたエレベーター1では、移動する必要がある。
このことから、男性に乗車を求めるエレベーター1は女性専用エレベーター1からより離すことが望ましい。しかし、移動のための行動により、犯罪をする意思の可能性を推測することができる。それにより、男性を誘導するエレベーター1は、女性専用エレベーター1から1台以上、離れた位置関係のエレベーター1とするのが望ましい。
上記S401の判定がNOとなって移行するS405では、割当設定部27は、女性専用エレベーター1が設定中か否か判定する。女性専用エレベーター1が設定中の場合、S405の判定はYESとなってS406に移行する。女性専用エレベーター1が設定されていない場合、S405の判定はNOとなり、ここで女性専用エレベーター設定処理が終了する。
S406では、割当設定部27は、女性専用エレベーター1の設定を解除する。その後、この女性専用エレベーター設定処理が終了する。女性専用エレベーター1が利用中か否かを考慮しないのは、これから利用しようとする人が増加する、昇降中のかご11が目的の階に到着するまでの時間は比較的に短い、といった理由からである。
図5は、乗り場用呼び登録処理を示すフローチャートである。この乗り場用呼び登録処理は、乗り場操作盤202の呼び釦203への操作に対応して、呼び登録を行うための処理である。この処理は、記憶部25に格納されているプログラムを上記CPUが実行することにより実現される。次に図5を参照して、この乗り場用呼び登録処理について詳細に説明する。
運転制御部28の呼び登録部28aの一部は、そのプログラム、つまり乗り場用呼び登録処理をCPUが実行することで実現される。このことから、処理を実行する主体として呼び登録部28aを想定する。乗り場操作盤202上の呼び釦203への操作は、操作認識部24から通知され、その通知を契機に、この乗り場用呼び登録処理は実行される。
先ず、呼び登録部28aは、乗り場操作盤202上の呼び釦203への操作が行われた乗り場(以降「呼び乗り場」と表記)のカメラ205の撮影画像を対象にした人物の性別の判別結果を性別判別部26から取得する(S501)。次に呼び登録部28aは、その判別結果が男女の混在を示しているか否か判定する(S502)。呼び乗り場の撮影画像に一人以上の女性、及び一人以上の男性が写っていた場合、S502の判定はYESとなってS503に移行する。その撮影画像に女性のみ、或いは男性のみが写っていた場合、S502の判定はNOとなってS508に移行する。
S503では、呼び登録部28aは、女性専用エレベーター1が設定中か否か判定する。女性専用エレベーター1が設定中の場合、S503の判定はYESとなってS504に移行する。女性専用エレベーター1が設定されていない場合、S503の判定はNOとなってS505に移行する。
S504では、呼び登録部28aは、女性用に女性専用エレベーター1を割り当て、男性用に別のエレベーター1を割り当てる呼び登録を行い、その登録結果に応じて、男女別に案内を行う。その案内により、ランタン制御部23を介して、呼び乗り場の女性専用エレベーター1のランタン204は女性用である赤色で点灯され、男性用に割り当てたエレベーター1のランタン204は青色で点灯される。例えば図2において、右端に位置するエレベーター1のランタン204は赤色、左端に位置するエレベーター1のランタン204は青色でそれぞれ点灯させていることを示している。また、案内制御部22を介して、ランタン204の点灯色で男女別を表すエレベーター1への移動を促すアナウンスを行わせる。そのような呼び登録、及び案内を行った後、この乗り場用呼び登録処理が終了する。
一方、S505では、呼び登録部28aは、女性一人の混合か否か判定する。撮影画像に一人の女性、及び一人以上の男性が写っていた場合、S505の判定はYESとなってS506に移行する。そうでない場合、つまり撮影画像に二人以上の女性、及び一人以上の男性が写っていた場合、S505の判定はNOとなってS507に移行する。
S506では、呼び登録部28aは、各かご11の撮影画像を対象にした人物の性別の判別結果を性別判別部26から取得し、無人、或いは女性のみが乗客のかご11が存在するか否か判定する。そのようなかご11が存在する場合、S506の判定結果はYESとなってS504に移行する。そのようなかご11が存在しない場合、S506の判定はNOとなってS507に移行する。
S506からS504に移行した場合、呼び登録部28aは、無人、或いは女性のみが乗客のかご11を有するエレベーター1を女性用、他のエレベーター1を男性用として、呼び登録、及び案内を行う。女性用とするエレベーター1は事前に特定できないことから、本実施形態では、他のエレベーター1は、待ち時間を考慮して決定している。
S507では、呼び登録部28aは、男性、女性の区別をしない通常の呼び登録、及び案内を行う。この場合、案内は、ランタン制御部23を介して、登録したエレベーター1のランタンを白色で点灯させることで行われる。その後、この乗り場用呼び登録処理が終了する。
上記S502の判定がNOとなって移行するS508では、呼び登録部28aは、女性一人のみか否か判定する。撮影画像に一人の女性のみが写っていた場合、S508の判定はYESとなってS509に移行する。撮影画像に二人以上の女性、或いは一人以上の男性が写っていた場合、S508の判定はNOとなって上記S507に移行する。
S509では、呼び登録部28aは、各かご11の撮影画像を対象にした人物の性別の判別結果を性別判別部26から取得し、無人、或いは女性のみが乗客のかご11が存在するか否か判定する。そのようなかご11が存在する場合、S509の判定結果はYESとなってS510に移行する。そのようなかご11が存在しない場合、S509の判定はNOとなって上記S507に移行する。
S510では、呼び登録部28aは、無人、或いは女性のみが乗客のかご11を有するエレベーター1を臨時女性専用エレベーター1に設定する。次に、呼び登録部28aは、設定した臨時女性専用エレベーター1を呼び登録し、一人の女性の案内を行う(S511)。その後、この乗り場用呼び登録処理が終了する。一人の女性の案内としては、例えば臨時女性専用エレベーター1のランタン204が赤色で点灯される。
本実施形態では、臨時女性専用エレベーター1は、乗客である女性がかご内操作盤の行き先階釦を操作して指定した階(乗り場)のみに停止させる運転(直行運転)とさせるようにしている。これは、乗車している女性が一人のみの状況で目的の階以外で停止させ、かごドア301(及び乗り場ドア201)の戸開によって発生する犯罪を回避させるためである。そのような犯罪の発生は、直行運転により回避することができる。臨時女性専用エレベーター1の設定は、乗客である女性が全て降車することにより解除される。
図6は、乗車監視処理を示すフローチャートである。この乗車監視処理は、登録された階に停止させたかご11内に乗車する乗客を監視し、かごドア301を戸閉するために実行される処理である。この処理も、記憶部25に格納されているプログラムを上記CPUが実行することにより実現される。次に図6を参照して、この乗車監視処理について詳細に説明する。
運転制御部28の乗車監視部28bは、そのプログラム、つまり乗車監視処理をCPUが実行することで実現される。このことから、処理を実行する主体として乗車監視部28bを想定する。
かご11の停止により、運転制御部28はそのかご11のかごドア301を戸開させる。その戸開を契機に、乗車監視処理は実行される。乗り場用呼び登録処理の実行による呼び登録の結果は、この乗車監視処理の実行時に参照される。
先ず、乗車監視部28bは、かごドア301を戸開させたエレベーター1は女性のみを乗客として対象にしているか否か判定する(S601)。女性のみが乗客の対象であった場合、S601の判定はYESとなってS602に移行する。女性のみが乗客の対象ではない場合、S601の判定はNOとなってS605に移行する。
S602では、乗車監視部28bは、戸開されたかご11の撮影画像を対象にした人物の性別の判別結果を性別判別部26から取得する。次に乗車監視部28bは、かご11内の乗客は女性のみか否か判定する(S603)。撮影画像に女性のみが写っていた場合、S603の判定はYESとなってS605に移行する。撮影画像に一人以上の男性が写っていた場合、S603の判定はNOとなってS604に移行する。
S604では、乗車監視部28bは、乗車している男性に降車を促すアナウンスを行わせる。そのアナウンスは、案内制御部22に指示して、かご11内のスピーカー302から、例えば「大変、申し訳ありませんが、男性の方はお降りいただきますようお願いいたします。」といった音声を出力させることで行われる。そのようなアナウンスを行わせた後、上記S602に戻る。
それにより、男性全ての降車が確認されるまで、つまりS603の判定がYESとなるまで、S602〜S604で形成される処理ループが繰り返し実行される。このため、上記危険な状況でのかごドア301の戸閉は回避される。従い、女性の安全性を確保することができる。
S603の判定がYESとなって移行するS605では、乗車監視部28bは、予め定められた設定に従ってかごドア301を戸閉させる戸閉制御を行う。その後、この乗車監視処理が終了する。
なお、かご11への乗車では、女性用に案内したエレベーター1ではなく、男性用に案内したエレベーター1に女性が乗車する可能性がある。このことから、S601でのNOの判定によりS605に移行させるのではなく、女性を対象にした監視を行い、乗車した女性の降車を促すようにしても良い。
また、本実施形態では、性別判別部26を備えているが、この性別判別部26は、管理制御装置2以外の情報処理装置(コンピュータ)上に実現させても良い。つまり、管理制御装置2は、他の情報処理装置上に実現されている性別判別部26による性別の判別結果を取得するものであっても良い。その場合、外部との信号の送受信は入出力部21が行うことから、入出力部21が取得部に相当することになる。
本発明は、上述した実施形態、或いは変形例に限定するものではなく、他にも様々な変形が可能である。例えば、上述した実施形態は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。動作も同様に限定するものではない。例えば、女性専用エレベーター1の設定方法(ここでは台数、等を含む)、乗車時の監視、等も様々な変形が可能である。エレベーター群を構成するエレベーター1の台数は2台以上であれば良い。女性専用エレベーター1の設定では、利用頻度が小さい状況を認識し、一定時間、有効とする女性専用エレベーター1の設定を行うようにしても良い。
1、1−1〜1−3 エレベーター
2 エレベーター群管理制御装置
11 かご
21 入出力部
22 案内制御部
23 ランタン制御部
24 操作認識部
25 記憶部
26 性別判別部
27 割当設定部
28 運転制御部
28a 四便登録部
28b 乗車監視部
201 乗り場ドア
202 乗り場操作盤
203 呼び釦
203−1 アップ呼び釦
203−2 ダウン呼び釦
204 ランタン
205、303 カメラ
206、302 スピーカー
301 かごドア

Claims (4)

  1. 複数台のエレベーターであるエレベーター群の管理、及び各エレベーターの制御を行うエレベーター群管理制御装置であって、
    前記エレベーター群のうちの1台以上のエレベーターを女性専用のエレベーターに割り当てて設定する割当設定部と、
    前記割当設定部の設定に従って、前記エレベーター群の運転を制御する運転制御部と、
    を備えることを特徴とするエレベーター群管理制御装置。
  2. 請求項1記載のエレベーター群管理制御装置において、
    エレベーターの乗り場に居る人の性別を判別する性別判別部による判別結果を取得する取得部、を更に備え、
    前記運転制御部は、前記乗り場別に設けられた乗り場操作盤への操作を認識する操作認識部が該乗り場操作盤への呼び登録用の操作を認識した状況時に、前記操作が行われた乗り場で前記性別判別部が男性、及び女性を共に判別し、且つ前記割当設定部が前記女性専用のエレベーターを設定していた場合、前記男性用に前記女性専用のエレベーターとは異なるエレベーターで呼び登録を行うことを特徴とするエレベーター群管理制御装置。
  3. 請求項2記載のエレベーター群管理制御装置において、
    前記乗り場に設けられている利用案内用の出力装置を動作させて、該乗り場に居る人に情報を提供する案内制御部、を更に備え、
    前記運転制御部は、前記男性用に前記女性専用のエレベーターとは異なるエレベーターに呼び登録を行う場合、前記案内制御部を制御して、前記男性用に呼び登録を行った前記異なるエレベーターへの乗車を案内する情報を前記出力装置に出力させることを特徴とするエレベーター群管理制御装置。
  4. 請求項2または3記載のエレベーター群管理制御装置において、
    前記エレベーター群が3台以上のエレベーターであった場合、前記運転制御部は、前記女性専用のエレベーターと1台以上のエレベーターを間に挟む位置関係のエレベーターを前記異なるエレベーターとして選択することを特徴とするエレベーター群管理制御装置。
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