JP2017511775A - シガレットパック - Google Patents

Abstract

シガレットパックは、特にリジッドソフトな材料でできた外側のパック（１２）と銀紙、紙あるいはそのようなものでできた内側のパック（１３）から成る。全ての面で閉じられたパックは開口補助部を備えており、この開口補助部は、少なくとも外側のパック（１２）の開口タブ（４１）と開口タブ（４１）の領域にある、内側のパック（１３）の切離しタブ（４６）から成る。切離しタブ（４６）は、永続的に、特に接着点（４８）により開放タブ（４１）と接続されており、従って外側のパック（１２）と内側のパック（１３）の両開口部は共同で開いた位置あるいは閉じた位置に動かされる。

Description

本発明は請求項１あるいは請求項１６の上位概念の特徴を備えた直方体状のシガレットパックに関する。

上記の特徴を備えたシガレットパックは特許文献１から知られている。この従来技術は、基本的な構成の面で、グラス状に構成された上側が開いた外側のパックと銀紙でできたシガレットグループを取囲む内側のブランクを備えた内側のパックに関する。パックは数回にわたり使用可能な蓋を備えており、この蓋は接着ラベルから成り、この接着ラベルはパックの端面にわたり延在しておりかつ平面で分離可能な接着剤を用いて一方では外側のパックに他方では内側のパックに固定されている。内側のパックは、外側のパックの前壁の凹部の領域に破線により規定された引離しタブを備えている。この引離しタブは、接着ラベルとの接続のために、パックを開ける際に、取り出し開口部を形成しながら、内側のパックとの接続部から切り離される。内側のブランクの折畳みフラップは、パックを開ける際に折畳み面、すなわち端部壁の面に留まったままである。その上さらに、パックは開口部の領域で複雑に入り組んで構成されておりかつ十分には頑丈ではない。

国際特許出願公開第２０１２／００７０８１号公報

本発明の根底を成す課題は、高められた形状安定性と簡単でかつ信頼性のある開封機構を備えた（シガレット）パックを提案することである。さらにパックは（従来の）パッカー上で効率的に生産されることができる。

この課題を解決するために、本発明によるパックは請求項１あるいは請求項１６の特徴により構成されている。

外側のパックは、閉じられた壁部の領域では、特に端部と外側の前壁の接続している部分において、場合によっては外側の後壁において、規定された開口タブを備えている。この開口タブは直接（手で）操作され、例えば完全な切り剥がしにより開いた位置に移されることができる。代替え的に開口タブは操作ラベルあるいは蓋ラベルにより覆われている。外側のパック蓋ラベルを取去る際に、接着接続のために、開口タブはブランクとの接続部から切り裂かれかつ開いた位置に案内され、従って内側のパックの領域はあいている。

独自性は、内側のパックが取出し開口部の領域に、外側のパックの開口タブに対して対応する、全体あるいは一部が切離し可能に対をなす物を備えており、特に内側のパックの切離しタブを備えていることにある。これは、常に外側のブランクと内側のブランクの対応する部分から成るユニットが、開いた位置に動かされるように取付けられているか或いは開口タブと接続されている。特に内側のブランクの切離しタブは、効果的に、永続的に開口タブの（内側）と、例えば接着により接続されている。内側のパックの切離しタブは、大きさおよび／または輪郭に関して外側のパックの開口タブに合わせられている。

一方では開口タブと他方では切離しタブが閉じた壁部の領域に形成されているのが好ましい。外側の端壁が角隅フラップを除外することにより折畳みフラップから解除されている外側のパックのブランクは特に適している。内側のパックのブランクは便宜上似て構成されている。すなわち好ましくはこの領域折畳みフラップの無い閉じた内側の端壁でもって構成されており、シガレットブロックの製造は、シガレットグループがそのフィルタと共に搬送方向で前方にあるブランクに供給されるように行われる。

パックは代替え的に、外側のパックの開口タブが直接（手で）摘まれかつ外側のブランクとの接続部から切り剥がされ、特に完全に除去されるようにも構成されていてもよい。内側で開口タブと接続される内側のパックの切離しタブは切り剥がされ、従ってこの構成によればシガレットを取出すための永続的な開口部が生じる。

（独自の）代替案によれば、外側のパックのための開口部は、内側のパック、すなわち銀紙ブロックが外側のパックの開口タブを操作した後に無傷なままであるように構成されている。内側のパックは分離される動作により開けられねばならず、折畳みフラップおよび／またはミシン目は内側のパックを手で開けるための補助として設けられていてもよい。

外側のパックは引き剥がし可能な包装材料、すなわち特に薄いボール紙、紙あるいは好ましくはリジッドソフトな（Ｒｉｇｉｄ−Ｓｏｆｔ）包装材料から成る（１３５ｇ／ｍ^２〜１５０ｇ／Ｍ^２の重量を備えた紙）。内側のパックは従来の材料、すなわち特に紙、銀紙あるいは（引き剥がし可能な）薄片から成っていてもよい。

本発明によるパックの他の詳細を以下に図に示された実施例を基に詳しく説明する。

閉じた（シガレット）パックの斜視図を示す。 開封された姿勢での図１によるパックの端面側（上）の領域の同じく斜視図を示す。 図１、図２によるパックのための広げられたブランク、すなわち外側のパックを示す。 変えられた詳細を備えた図３によるブランクの部分図を拡大された縮尺で示す。 図４によるブランクの図２に相当する図を示す。 部分図としての外側のパックのためのブランクの他の代替え案を示す。 図６によるブランクを使ったパックの端面側の領域を示す。 パックの別の実施例のための図４、図６に類似した詳細を示す。 図８によるブランクから成るパックの端面側の領域を斜視図で示す。 別の実施例のための図８に類似した詳細を示す。 図１０によるブランクに基づいたパックの端面側の領域を斜視図で示す。 図３に対する、すなわち外側のパックのためのブランクの代替え案を示す。 内側のパックのための展開されたブランクを示す。 取出し開口部の領域の内側のパックのためのブランクの詳細を拡大された尺度で示す。 別の実施例のための図１４に相当する詳細を示す。 図１の断面平面ＸＶＩ−ＸＶＩに相当するパックの横断面を示す。 開いた状態の図１１によるパックを切離した部分をずらして見せた状態で示す。 図７の横断面ＸＶＩＩＩ−ＸＶＩＩＩを示す。 取出し開口部の領域の外側のパックのためのブランクの詳細を示す。 閉じた（シガレット）パックの別の変更された構成を斜視図で示す。 図２０によるパックの端面側の領域を開けた位置で示す。 図２０あるいは２１のための外側のパックのための展開されたブランクを示す。 パックのさらに変更された構成を図２０に類似した図で示す。 図２３によるパックを開いた位置で示す。 図２３、図２４に適した外側のパックのためのブランクを示す。 パックの別の構成の端面側の領域を開いた位置で示す。

図に記載された本質的に直方体状のパックはシガレット１０のグループを収容するために使用される。パックの寸法は、収容するための３列で配置されたシガレット１０を備えたシガレットグループ１１が見られるように選択されている（図１６，図１８）。パックは少なくとも外側のパック１２と内側のパック１３から成る。さらにパックはチェロあるいはプラスチックフィルムから成る（従来の）外装を備えていてもよい（図示されていない）。

外側のパック１２は、折畳み可能な包装材料、特に薄いボール紙、紙あるいはリジッドソフトな包装材料からできた外側のブランク１４から成る。外側のブランク１４は、パックの容積、すなわち内側のパック１３が完全にかつあらゆる方向にわたり取囲まれているように構成されている。従って外側のブランク１４は、外側の前壁１５、外側の後壁１６、外側の底壁１７および外側の端壁１８を形成している。さらに前壁１５と後壁１６の領域には、側方フラップが配置されている。すなわち外側の側方フラップ１９が前壁１５に配置されており、内側の側方フラップ２０が後壁１６に配置されている。側方フラップ１９と２０は、完成したパックにあっては接着剤−接着剤点２１により外側の側方フラップ１９に互いに接続されておりかつ完成したパックの外側の側壁２２，２３を形成している。

独自性は、直立したパック縁部が丸い縁部２４として形成されていることにある。すなわち横断面が四分円形状に、シガレット１０の寸法にほぼ相当するように構成されていることにある。丸い縁部２４は外側のブランク１４の平行な刻み目２５のグループにより規定されている。外側の底壁１７と外側の端壁１８は、対応するように構成された丸い角隅部２６を備えている。

外側のブランク１４は縦折りの原理に従って組立てられているが、壁部の特殊な順序により組立てられている。外側の前壁１５と外側の後壁１６の間には、外側の端壁１８がある。従ってこれは接続フラップが無い。外側の底壁１７は外側の後壁１６の自由端に接続している。外側の底壁１７の自由縁部には台形の接続フラップ２７が取付けられている。この接続フラップは完成したパックの場合、外側の前壁１５の内側に当接しかつここでは（３個の列に配置された）接着点２８によりこの内側と接続されている。角隅フラップ２９，３０は、外側の側壁２２，２３を底壁１７あるいは１８と接続するために使用される。角隅フラップ２９，３０は、底壁１７と端壁１８の内側に当接しかつそこで各々接着剤（二つの接着点３１）を用いて固定されている。」

内側のブランク３２から成る内側のパック１３（図１３）は、形態に関しては外側のパックに合わせられている。内側のブランク３２は薄い折畳み可能な包装用品、特殊な紙、金属箔あるいは箔から成る。折目により、内側の前壁３３、内側の後壁３４およびこれらの間に配置された内側の端壁３５は、縦折りの原理に従い連続するように規定されている。前壁３３と後壁３４の両端には底フラップ３６，３７があり、これらの底壁は、対応する折目により及び互いの重なり部において内側の底フラップを形成する。内側の側壁も側方の壁フラップ３８，３９から形成されかつ互いに相手の一部を折り位置で覆い隠す（図１６，１８）。この内側のブランク３２から形成される内側のパック１３は、折目無しで構成され、閉じられた内側の端壁３５でもって外側の端壁１８に当接する。

パックの独自性は開封の補助にある。これは度重なる開封操作および閉鎖操作のために或いは一回限りの開封操作のために構成されていてもよい。さらに開封補助部は代替え的に、開封補助部の操作において、取出し開口部４０が外側のパック１２と内側のパック１３の領域で同時に作られるかあるいは外側のパック１２の領域の開口部だけが作られるように構成されていてもよい。後者の場合、内側のパック１３は消費者により（手で）開けられる必要がある。

図１３と併せて図１から図３による実施例の場合、開封補助部は外側の端面１８の領域においてこの外側の端面に対して横方向に配置されている。従って（縦長の、長方形の）取出し開口部４０が出来上がり、この取出し開口部は端壁１８の幅一杯あるいは深さにわたり延在しておりかつ脚部により前壁１５の領域内に延ばされている。取出し開口部１４は外側のパック１２と内側のパック１３の特殊な相互作用により作られる。外側のブランク１４は取出し開口部４０に対応する開口タブ４１を備えている。この開口接合部は外側のブランク１４の一部として構成されておりかつ破線４２により区画されており、この破線はミシン目線であるのが好ましい。このミシン目線は実質的にＵ字状に形成されており、すなわち開いた側でもって外側の後壁１６の領域に形成されている。パックを開封する際に、開口タブ４１は破線４２に沿った外側のブランク１４との接続部から切り剥がされる。しかし破線４２を構成することにより、開口タブ４１は外部のブランク１４としかも後壁１６脚部と接続されたままである。

開口タブ４１は補助手段により、特に蓋ラベル４３と共に開封位置に動かされる。この蓋ラベルは薄片から成りかつ接着により外側のブランク１４の外側と接続されている。蓋ラベル４３は、独立したブランクとして、開封タブ４１が環状にぐるりと延びる縁帯状部４４を構成することにより完全に覆われているように構成されている。この縁帯状部は破線４２と隣接した外側のブランク１４の領域と接続されている。パックが最初に開封された後蓋ラベル４３が破線４２に沿ってブランクから切り剥がされた場合、蓋ラベル４３の接着された縁帯状部４４はパックを再度閉じる際に丈夫な閉じた位置を形成する。自由縁部において蓋ラベルは接着剤の無い摘みタブ４５を備えている。

開封補助部あるいは蓋ラベル４３は、端壁１８の想定された中央の横断面に対して側方にずらされた状態で配置されている。この側にある角隅フラップ１３は相応して縮められており、従って折畳められた位置で角隅フラップは取出し開口部４０の領域の外側にある（図２）。

内側のパック１３あるいはその内側のブランク３２は、取出し開口部４０を形成するために引き剥がし可能なブランク領域、特に切離しタブ４６を備えている。この切離しタブは内側のブランク３２の内側の位置あるいは相対位置に対して、大きさおよび／または輪郭に対して外側のブランク１４の開口タブ４１に合わせられている。開口補助部を動かす際に、切離しタブ４６が同時に全体あるいは一部が内側のブランク３２との接続部から切り剥がされるように、切離しタブ４６は破線４７により、特に内側のブランクの材料のミシン目線により規定されている。

図１３による（完全に図示されている）内側のブランク３２は、実質的に長方形の切離しタブ４６を備えており、この切離しタブは内側の端面３５にわたり横方向に延在しており、すなわち外側のブランク１４の開口タブ４１上に合わせられた相対位置で合わせられている。切離しタブ４６が寸法の点で開口タブ４１よりもほんの少しだけ小さいように配置が選定されており、従って製造公差がわずかな場合でも、切離しタブ４６は完全に開口タブ４１の領域内にある。図１３の例の場合に、切離しタブ４６は環状にぐるりと延びる閉じられた破線４７により区画されている。

独自性は、内側のパック１３の一部としての切離しタブ４６が（永続的に）外側のパック１２開口タブ４１と接続されていることにある。少なくとも内側の前壁３３ならびに内側の端壁３５の領域内の切離しタブ４６の主たる面は、接着により開口タブ４１の内側と接続されている。現在の実施例の場合、複数の接着点４８が分散されて、特に切離しタブ４６あるいは切離しタブの切離し可能な脚部の角隅領域に配置されている。

開口タブ４１と切離しタブ４６の機能部により、開口タブ４１を動かす際に、蓋ラベル４３による図１〜図３による実施例の場合に、材料部分は外側のパック１２からそして内側のパック１３から同時に取出し開口部１４の形成により切り剥がされる。前述の実施例の場合、これらのブランク４１，４６は蓋ラベル４３の補助により閉じた位置に戻されることができる。

図４と図５は開口補助部の代替え案を開示している。開口タブ４１と切離しタブ４６を備えた、好ましくは蓋ラベル４３を備えた原側的構造は、記載された実施例に相当する。外側のパック１２の開口タブ４１は、今あるように外側の端壁１８の領域内にだけ置かれておりかつ切片あるいは脚部でもって外側の後壁１６内に延在している（図４）。開口タブ４１の（前側の）切離し縁部４９は外側の前壁１５と外側の端壁１８の間の折畳み縁部５０に沿って走る。破線４２はこの領域内では図３の実施例の場合のように横方向を向いた縦長のパンチカットでもって構成されており、従って最初の開封の際の蓋ラベル４３による開口タブ４１の帯行が保証されている。開口タブ４１の効果的領域は、外側の端壁１８の幅あるいは奥行にわたり延在している。蓋ラベル４３は（縦長の）脚部でもって外側の前壁１５内に延在している。ここにはつまみタブ４５がある。

内側のパック１３あるいは内側のブランク３２は、開口補助部の形態に合わせられている。内側のブランク３２は開口補助部の領域で図１４に対応するように構成されているのが好ましい。切離しタブ４６は内側の端壁では横方向を向いたミシン目５１でもって内側の端壁３５を区画する折畳み線５２に沿って延在している。切離しタブ４６の脚部４６は内側の後壁３４内にある。

このように構成された切離しタブ４６はその位置で実質的に中心で図４、図５による開口タブ４１に合わせられておりかつこの開口タブと（四つの）接着点４８により堅牢に接続されている。開口タブ４１と切離しタブ４６のユニットは、蓋ラベル４３により共同して開口位置に案内される。開口タブ４１と切離しタブ４６は、反対方向への操作により閉じた位置に戻されることができる。

開口補助部は代替え的に蓋ラベル無しでも構成されていてもよい。その際に、開口タブ４１の一部あるいは縁部領域が直接摘まれ、その後、開口タブ４１と切離しタブ４６のユニットが開口位置にもたらせられることができるように、開口タブ４１は構成されており及び／又は配置されている。

図６、図７による実施例の場合、好ましくは閉じた破線４２あるいはミシン目線により、（長方形の）領域が外側の端壁１８の開口タブ４１として配置されている。横側で、外側の前壁１５に向けられた側にあるように、連続したパンチカット６７が配置されているように線４２の摘み舌状部が構成されている。摘み舌状部６７の円弧状の端部により、開口タブ４１の幅の狭い摘み舌状部５３が生じる。摘み舌状部５３あるいはこの摘み舌状部に割当てられた摘み舌状部６７が外側のブランク１４の隣接した壁部の領で、この場合外側の前壁１５の領域に配置されているように配設は行われている。端面側の折畳み縁部５０に沿ってブランク１４を折畳むことにより、材料の復元力により摘み舌状部５３は前壁１５に対してある角度位置あるいは傾斜位置に置かれる（図７）。それにより摘み舌状部５３は容易に摘み可能である。さらに開口タブ４１は開口位置で、好ましくは外側の端壁１８から引き剥がされることにより動かされることができる。

内側のブランク３２は切離しタブ４６の配設および形態に関しては図１４に対応するように構成されていてもよい。貼付けにより開口タブ４１と切離しタブ４６から成るユニットは作られ、このユニットは内側のパック１３と外側のパック１２から完全に除去され、しかも開口タブ４１の交差したミシン目５４により、摘み舌状部５３に対して対向するように、この場合外側の後壁１６の上側の縁部で除去される。このようにして再度閉じていない自由な開いている取出し開口部が生じる。

外側のブランク１４は代替え的に、開口タブ４１に対して空間的な近隣にあるブランク部分が、（特殊な）構成および／または折畳み位置により、（最初の）開封の際の開口タブの摘みを可能にするように構成されていてもよい。図８、図９による構成の場合、外側のパック１２の壁の外縁部は、操作手段として開口タブのために使用される。この開口タブは相当する破線により縁部領域内あるいは外側の端壁１８の側に配置されている。外側の端壁１８の空いた横方向縁部５５は、外側のブランクの相当する形態のために開口タブ４１を操作するための摘み可能な自由な突出部を形成する。横方向縁部５５の外側の端壁１８は、外側のブランク１４の相当する形態のために、わずかに外側のパック１２の輪郭を越えてあるいは外側の側壁を越えて突出している。従って、開口タブ４１は直接摘ままれかつ外側の端壁１８の部分としての破線４２に沿って切り剥がされる。

記載された方法で開口タブ４１と接続された切離しタブ４６は同時に一緒に持上げられる。端壁１８のこの側にある角隅フラップ３０は、開口タブ４１を開ける際に一緒に持上げられる。この目的で角隅フラップ３０は、割当てられた側方フラップ２０から切離し可能である。切離し線５６は、特に摘み舌状部と残った接続部を備えた破線として構成されている。

開口タブ４１は図８、図９の実施例の場合、特殊な方法で構成されている。実質的に長方形の中央部分５７は外側の端壁１８内に延在している。従ってこれは開口タブ４１の部分である。一方の側に、この場合は両方の側に、側方部分５８，５９が相当するように輪郭を与えられた破線４２により配置されており、これらの側方部分は一方では前壁１５の部分として他方では後壁１６の部分として構成されている。斜めに延びているミシン目部分６０により、前壁１５と後壁１６の領域での分離操作が可能になり、従って側方部分５８，５９は台形の輪郭を備えている。相応するように（永続的な）取出し開口部が構成されている。シガレット１０の上端は前壁１５および／または後壁１６の領域内に曝されている。

内側のブランク３２は（示されていない）切離しタブの形態に関して、図８、図９の開口タブ４１の輪郭に合わせられている。接着点４８の数と位置決めは、開口タブ４１に割当てられた切離しタブの領域の側方部５８，５９を考慮している。

蓋ラベルの無い図１０，図１１の実施例の場合、外側のブランク１４の一部は開口タブ４１を操作するための手段として使用される。これは例えば端壁１８の（長方形の）端部部分あるいは側方部分として構成されている。閉じられた破線あるいはミシン目４２により開口タブ４１が規定され、この開口タブの幅は外側の端壁１８の対応する寸法に相当し、この開口タブの長さは端壁１８のほぼ半分に相当する。切離しタブ４６を備えた開口タブ４１は、最初の操作の際に除去される。

パックを使用する際の開口タブ４１の操作は、摘み片６１を介して行われ、この摘み片は端壁１８の輪郭を越えて、すなわち横方向縁部を越えて突出している。摘み片６１は相応するように構成された角隅フラップ３０の部分である。この角隅フラップは円弧状の端部を有する横方向の摘み舌状部６２を備えている。角隅フラップ３０が端壁１８の内側に当接する折畳み位置で、摘み片６１は横方向の摘み舌状部６２のために外へ向けられる。摘み片６１が外へむけられた突出部を形成するように寸法は選定されている。舌状の摘み片６１は切抜き部６６の領域にあり、この切抜き部は外側の側方フラップ１９（図１０）の相応する短縮により作られている。

破線４２は横方向縁部５５の端部にあるいは端壁１８の丸い角隅部２６に接続しており、従って壁縁部の延長部を形成し、従って開口タブ４１の切離しは容易にされている。

内側のパック１３あるいはその内側のブランク３２は、切離しタブ４６の領域で図１５の描写に好ましくは相当するように構成されている。破線４７あるいはミシン目により取囲まれた切離しタブ４６は、少なくとも内側の前壁３３と内側の後壁３４の領域で、すなわち破線４７のずれた配置により、蓋ラベル４３よりも大きく構成されている。蓋ラベルの切り剥がしの際に、開口タブ４１と接続された切り剥がしタブ４６はフード形状の構造体として切り剥がされ、従って取出し開口部４０の領域で、内側のブランク３２の分離縁部は開口タブ４１の分離縁部に対して元の場所に戻されている（図１７）。

図１２は図３に対する代替え案としての拡張された外側のブランク１４を示す。最後に述べた構成の場合、外側の底壁１２は一層であるが、図１２によれば底壁は外側の後壁１６と接続されている内フラップ６３と外側の前壁１５と接続した外フラップ６４から成る。フラップ６３，６４はほぼ同じ大きさであり、従って底壁は全部で二層で構成されている。

パックの別の独自性は図１６と図１８においてみることができる。それはパックの横断面であり、すなわち一方では図１（図１６の横断面）と他方では図７（図１８の横断面）である。偏心的に、すなわちずらされている開口補助部は、各々四つの自由に置いてあるシガレット１０（ハッチングで特徴付けられている）を備えた取出し開口部４０を形成している。さらに切離しタブ４６を開口タブ４１と接続するための接着点４８の位置が重要である。当該接着点４８は実質的にシガレットの領域に配置されており、従ってこれら接着点は、切離しタブ４６の当該接着点４８に開口タブ４１を押付ける際の確実な支持部を形成する。

最後に図１９による独自性が強調される必要がある。蓋ラベル４３を備えたパックの構成の場合、蓋ラベル４３と開口タブ４１の間には、パックの使用の期間のために維持できる接続部が、特に前面の接着により与えられていることが考慮されているが、再度閉じる際に有効な接続は縁部ストリップ４４の領域で比較的小さい堅牢性を備えなければならない。すなわち蓋ラベル４３を開ける際に、パックの壁部から蓋ラベルを容易に剥がすことが可能でなければならない。

ブランク１４は外側の全面に被膜（ワニス層）を備えている。この外側は高い剛性を備えた蓋ラベル４３の（接着剤）接続部の領域に凹部６５を備えている。従ってこの領域において、好ましくは全面の接着剤層を備えた蓋ラベル４３は直接梱包材料に当接している。図１９においてこの領域はハッチングされた面として示されている。ここで外側のブランク１４と蓋ラベル４３の永続的に強力な接続部が作られる。凹部１５の外側で、すなわち縁部ストリップ４４の領域で、梱包材料の被膜と蓋ラベル４３の（容易に着脱可能な）接着剤接続が与えられている。代替え的に、面６５に他の方法で例えば効果的な被覆により、蓋ラベル４３の永続的（平面の）粘着の準備をすることができる。

先に記載された実施例は全て、外側のパック１２と内側のパック１３の間の接続を止めて、開口タブ４１と切離しタブ４６の接続部が、単に外側のパック１２だけが開けられ、すなわち取出し開口部４０を得るようにして構成されていてもよい。さらに内側のブランク３２は、シガレット１０を収容するために、形成された取り出し開口部４０の領域では手で開けられる必要がある。

図２０〜図２５は、もっぱら外側の端壁１８の領域におけるこの開口補助部の特殊な構成のための実例を示す。図２６は図２に相当する開口補助部の代替え的構成を示す。同様に別の記載された実例にも採用できるこの実施例の場合、開口タブ４１だけが蓋ラベル４３と（全面で）接着により接続されている。従って蓋ラベル４３を操作することにより、開口タブ４１は外側のパック１２との結合部から切り剥がされる。内側のパック１３はこの開放操作において無傷なままでありかつ分離される処理により開けられる必要がある。

開口タブ４１は図２の実例のように、一方では外側の端壁１８と他方では外側の前壁１５あるいは外側の後壁１６の間の横方向を向いたパック縁部５０の領域で、開口タブ４１の横方向を向いた線ヒンジ６８，６９が形成されているように構成されている。これにより外側のパック１２の輪郭に合わせながら、特に開口タブ４１を閉じた位置へ戻すことが容易になる。背面のパック縁部の領域での線ヒンジ６９により開口タブ４１の旋回運動が可能になる。

図２０〜図２５による実施例の場合、開口補助部あるいは開口タブ４１はもっぱら外側の端壁１８の領域に、しかも図１０，図１１ならびに図１７による実施例に似て、側方に偏心的に配置されている。丸い角隅部２６のために自由な縁部に舌状に構成された開口タブ４１は、幅に関しては外側の端壁１８の対応する寸法に相当している。パックの端面側の横方向縁部５０に沿って、ミシン目７０は形成されており、このミシン目により、最初の開口操作の際の開口タブ４１の引き剥がしが可能になる。外側の端壁１８の舌状の端部輪郭により、パックを開ける際の分離操作の開始が容易になる。横方向を向いた線ヒンジ６９により、図２６に似て、閉じた位置と開いた位置の間の開口タブ４１の旋回運動が可能になる。

外側には蓋ラベル４３が取付けられており、この蓋ラベルはストリップ形状の構造体として、好ましくは外側の端壁１８の幅においてこの構造体を、開口タブ４１の対応する寸法よりも大きい部分領域で、開口タブ４１と永続的に接続しながらカバーする。蓋ラベル４３は外側の端壁１８の輪郭に対応するように円形部７１を備えている。操作脚部７２は割当てられた外側の側壁２３に延在しており、しかも側壁の幅で、すなわち丸い縁部２４の間の（平坦な）幅ないでだけ、従ってもしそうでなければ蓋ラベル４３よりも小さい幅で延在している。自由端において、（舌状で接着剤の無い）摘みタブ４５が形成されている。摘みタブを把持することにより、蓋ラベル４３は図２１による開口位置に動かされることができる。内側のパック１３はこの構成の場合閉じられたままである。

ここで独自性は外側のパック１２のためのブランクの構成である（図２２）。この構成の場合、開口タブ４１の側に角隅フラップが欠けている。すなわち例えば図３に示された角隅フラップ３０が欠けている。それにより、外側の側壁２３と接続することなく外側の端壁１８の横方向縁部の領域は残っている。カバーは蓋ラベル４３により作られ、この蓋ラベルは外側の端壁１８と外側の側壁２３の間に生じる間隙を閉じた位置で覆う。それはさておき、ブランク（図２２）は同様にして図３によるブランクのように構成されている。図１２に相当するような形態も可能である。

図２３〜図２５による開口補助部の場合、外側のパック１２の開口タブ４１は、同様にもっぱら外側の端壁１８の領域に配置されており、しかも外側の端壁の領域内でかつその輪郭でもって配置されている。外側のパック１２の横の横方向縁部に沿って、先の実例に似て、開口タグ４１を（側方で）区画するためのミシン目７０が配置されている。横方向を向いたパンチカット７３は開口タブ４１を外側の端壁１８のその他の部分から区画する。それにより、開口タブ４１は蓋ラベル４３の補助により最初の開口の際に外側のパック１２から完全に切り剥がされることができ、しかも蓋ラベル４３の操作により、外側の端壁１８の中央領域から出発して縁部まであるいは側壁２３に向かう方向に切り剥がされることができる。蓋ラベル４３は摘みタブ４５を形成する突出部と共に開口タブ４１の全面にわたり延在する。従って蓋ラベル４３を操作する際に、この蓋ラベルはまず外側の端壁１８から剥がされる。次いで、開口タブ４１がつままれかつミシン目７０に沿って外側のパック１２すなわち外側の前壁と外側の後壁から切り剥がされる。

示された実施例の場合、開口タブ４１は外側の端壁１８の縁部側の部分として角隅フラップ３０と接続されており、この角隅フラップは対向する角隅フラップ２９と同様に構成されていてもよい。角隅フラップ３０は外側の端壁１８の内側あるいは下側と接続されており、しかも特に（三つの）接着点３１により（もっぱら）開口タブ４１の領域と接続されている。これらの接着点はパックを製造する際にブランクの内側（図２５）に配置されており、従って外側のパック１２を折畳む際に角隅フラップ３０は外側の端壁１８あるいは開放タブ４１と接続される。従って、蓋ラベル４３を操作する際に、開口タブ４１は角隅フラップ３０との接続を維持しながら共通な折畳みヒンジ７４を中心に旋回される。この実例の場合、それに従い、開口タブ４１と外側の側壁２３の間の関節式接続部が作られている。

内側のパック１３はこれらの実施例の場合、異なる方法で構成されているか或いは折畳まれていてもよい。内側のブランクが従来通りの方法でシガレットグループ１１の周りで、例えば標準的なソフトカップ包装の場合のような、台形の端部フラップ７５を備えた普通の端部折畳みが行われるように折畳まれている構成が有利である。開けられた外側のパック１２（図２１，図２４）により、内側のパック１３への接触が可能になり、端部フラップ７５を使って手で内側のパック１３は開けられ得る。この場合、内側のブランク３２の材料は引き剥がし可能に構成されている。

代替え案によれば、すなわち図１３に似て、内側のブランク３２を構成あるいは配置する際に、従って閉じた折畳みフラップの無い内側の端壁３５でもって、この内側の端壁そして好ましくは内側の前壁３３の隣接領域は破線７６（ミシン目）を備えている。この破線により、手によって取り出し開口部４０の領域で内側のパック１３を開けることが容易になる。従って破線７６は図１３におけるように或いは図１４に従って構成されている。すなわち各々横方向を向いたミシン目の切り取り線５１により、すなわち連続した穿孔線により、内側のパック１３の手で開けるべき切離しタブを容易に摘まむために構成されている。

図２０〜図２６によるシガレットパックの実例は、外側のパック１２の領域の相応した摘み舌状部により、蓋ラベル４３をやめながら、開口タブ４１が対応して形成された摘み縁部の領域で直接手で操作されかつ開いた位置に動かされるように構成されていてもよい。

１０ シガレット
１１ シガレットグループ
１２ 外側のパック
１３ 内側のパック
１４ 外側のブランク
１５ 外側の前壁
１６ 外側の後壁
１７ 外側の底壁
１８ 外側の端壁
１９ 外側の側方フラップ
２０ 内側の側方フラップ
２１ 接着点
２２ 外側の側壁
２３ 外側の側壁
２４ 縁部
２５ 刻み目
２６ 丸い角隅部
２７ 接続フラップ
２８ 接着点
２９ 角隅フラップ
３０ 角隅フラップ
３１ 接着点
３２ 内側のブランク
３３ 内側の前壁
３４ 内側の後壁
３５ 内側の端壁
３６ 底部フラップ
３７ 底部フラップ
３８ 壁フラップ
３９ 壁フラップ
４０ 取出し開口部
４１ 開口タブ
４２ 破線
４３ 蓋ラベル
４４ 縁部ストリップ
４５ 摘みタブ
４６ 切離しタブ
４７ 破線
４８ 接着点
４９ 切離し縁部
５０ 折畳み縁部
５１ ミシン目
５２ 折畳み線
５３ 摘み舌状部
５４ 横方向ミシン目
５５ 横方向縁部
５６ 切離し線
５７ 中央部分
５８ 側方部分
５９ 側方部分
６０ ミシン目部分
６１ 摘み部分
６２ 横方向の摘み舌状部
６３ 内フラップ
６４ 外フラップ
６５ 凹部
６６ 切抜き部
６７ 摘み舌状部
６８ 線ヒンジ
６９ 線ヒンジ
７０ ミシン目
７１ 円形部
７２ 操作脚部
７３ 摘み舌状部
７４ 折畳みヒンジ
７５ 端部フラップ
７６ 破線

Claims (21)

1. 折畳み可能な包装材料、特に薄いボール紙（“リジッドソフトな”）から成る外側のパック（１２）と内側のパック（１３）、すなわち紙、銀紙、薄片あるいはそのような物から成る内側のブランク（３２）により取囲まれるシガレットグループ（１１）を備えたシガレットパックであって、
   外側のパック（１２）が、少なくとも端壁（１８）の部分領域でもって延在する取出し開口部（４０）を備え、この取出し開口部が外側のパック（１２）の少なくとも一つの壁部の一部として、破線（４２）により区画された開口タブ（４１）により、閉鎖されるかあるいは閉鎖可能であり、かつ取出し開口部（４０）を形成しながら外側のパック（１２）の壁部から切り剥がされているシガレットパックにおいて、
   以下の特徴、すなわち
   ａ）内側のパック（１３）の内側のブランク（３２）が、取出し開口部（４０）の領域で、好ましくは内側のブランク（３２）の破線（４２）により切離しタブ（４６）を形成すること、
   ｂ）内側のパック（１３）の切離しタブ（４６）が、好ましくは接着により、外側のパック（１２）の開口タブ（４１）と接続されており、開口タブ（４１）を操作する際に、この開口タブと接続された切離しタブ（４６）が、内側のブランク（３２）から少なくとも一部が切り剥がし可能であることを特徴とするシガレットパック。
2. 以下の特徴、すなわち
   ａ）外側のパック（１２）に、開口タブ（４１）を覆う蓋ラベル（４３）が取付けられていること、
   ｂ）蓋ラベル（４３）が、開口タブ（４１）と接着により、好ましくは全面接着により接続されていること、
   ｃ）開口タブ（４１）を覆って突出する蓋ラベル（４３）の好ましくは少なくとも三つの側に、閉じた位置で外側のパック（１２）の取出し開口部（４０）を取囲む縁部領域と蓋ラベル（４３）を接続するための縁部ストリップ（４４）が、
   パックを開ける際に、切離しタブ（４６）を備えた開口タブ（４１）が、蓋ラベル（４３）により取出し開口部（４０）を形成しながら開いた位置に移動可能であることを特徴とする請求項１に記載のシガレットパック。
3. 外側のパック（１２）の開口タブ（４１）が、直接摘み可能でありかつ内側に固定されている内側のパック（１３）の切離しタブ（４６）と共に開いた位置に移動可能であることを特徴とする請求項１に記載のシガレットパック。
4. 外側のパック（１２）の開口タブ（４１）が、開口タブ（４１）を取囲む破線（４２）の対応する構成と配置に基づいて、外側のパック（１２）あるいはその壁部から、好ましくは開口タブ（４１）を直接摘んでかつ操作することにより及び永続的に曝される取出し開口部（４０）を形成しながら、この開口タブと接続された内側のパック（１３）の切離しタブ（４６）を帯行することにより切り裂き可能であることを特徴とする請求項１〜３のいずれか一つに記載のシガレットパック。
5. 開口補助部、すなわち開口タブ（４１）、切離しタブ（４６）および場合によっては蓋ラベル（４３）が、好ましくは折畳みフラップの無しで構成された端壁の領域、すなわち外側の端壁（１８）、内側の端壁（３５）に端壁（１８，３５）に対して横方向に延在することにより配置されておりかつ好ましくは端壁（１８，３５）の（想定された）中央平面に対してずらされていることを特徴とする請求項１〜４のいずれか一つに記載のシガレットパック。
6. 外側のブランク（１４）および／または内側のブランク（３２）が、縦折りの原理に従って構成されており、好ましくは一方では外側の端壁（１８）が、他方では内側の端壁（３５）が一層で、すなわち折畳みフラップ無しで構成されており、特に一方では外側の前壁（１５）と外側の後壁（１６）の間に、他方では内側の前壁（３３）と内側の後壁（３４）の間に配置されていることを特徴とする請求項１〜５のいずれか一つに記載のシガレットパック。
7. 特に外側のパック（１２）の直接摘み可能な開口タブ（４１）を用いて開口補助部を構成する際に、開口タブ（４１）を規定する破線（４２）により（少しだけ）突出しているか或いは斜めに向いた摘み舌状部（５３）が、開口タブ（４１）の一部として、好ましくは外側のパック（１２）の端面側の折畳み縁部（５０）に隣接した状態で、外側の前壁（１５）の領域の丸められた端部を備えた、閉じられ連続した穿孔線（６７）により構成されていることを特徴とする請求項１〜６のいずれか一つに記載のシガレットパック。
8. 好ましくは蓋ラベル（４３）無しで外側のパック（１２）の開口タブ（４１）を摘むために、外側のブランク（１４）の一部により開口タブ（４１）のための摘みタブあるいは摘み片（６１）が、好ましくは外側の端壁（１８）の内側に当接する角隅フラップ（３０）により形成されており、この角隅フラップが丸められた端部を有する横方向のパンチング（６２）を備えており、横方向のパンチング（６２）により規定される摘み片（６１）が、角隅フラップ（３０）をパックに適合した位置へ折畳むことにより開口タブ（４１）を摘むための位置に達することを特徴とする請求項１〜７のいずれか一つに記載のシガレットパック。
9. 好ましくは蓋ラベル（４３）無しで開口タブ（４１）を摘むために、開口タブ（４１）が突出部を備えており、特に外側の側壁（２３）を越えて突出する、開口タブ（４１）を切り剥がすための横方向縁部（５５）を備えていることを特徴とする請求項１〜８のいずれか一つに記載のシガレットパック。
10. 開口タブ（４１）が好ましくは蓋ラベル（４３）無しで、外側の端壁（１８）の一部として、特に外側の端壁（１８）の一方の側に、開口タブ（４１）が端壁（１８）の自由縁部、すなわち横方向縁部（５５）から、外側の端壁（１８）の全幅にわたりほぼ端壁（１８）の中央まで延在しており、開口タブ（４１）を区画する破線（４２）が、横方向縁部（５５）の側方端部から、特に端壁（１８）の丸い角隅部（２６）から出発して、端壁（１８）を側方で区画する折畳み縁部（５０）に沿って延びていることを特徴とする請求項１〜９のいずれか一つに記載のシガレットパック。
11. 内側のブランク（３２）から切り剥がされる切離しタブ（４６）が、好ましくは環状にぐるりと走る閉じられた破線により区画されており、この好ましくは切離しタブ（４６）が、破線（４７）の対応する配置に基づいて、側方で内側の前壁（３３）および／または内側の後壁（３４）まで、開口タブ（４１）を切り剥がす際に、大きな、特に側方で開口タブ（４１）を越えて突出する切離しタブ（４６）が切り剥がし可能であるように延長されていることを特徴とする請求項１〜１０のいずれか一つに記載のシガレットパック。
12. 開口タブ（４１）が、外側の端壁（１８）の部分領域においてかつ隣接したパックの壁部の区画された領域において、すなわち外側の前壁（１５），外側の後壁（１６）において、好ましくは閉じられた破線（６２）の対応する延び具合により、好ましくは外側の端壁（１８）の側方領域の実質的に長方形の中央部分と前壁（１５）と後壁（１６）の領域の隣接した側方部分により形成されており、好ましくは破線（４２）が斜めに向けられたミシン目部分を側方部分（５８，５９）の領域に、切り剥がし方向に延びるように備えていることを特徴とする請求項１〜１１のいずれか一つに記載のシガレットパック。
13. 外側のブランクの端部壁部が、特に外側の端壁（１８）が一層で構成されており、好ましくは外側の底壁（１７）が自由縁部に外側の前壁（１５）を内側と接続するためのフラップ（２７）を備えていることを特徴とする請求項１〜１２のいずれか一つに記載のシガレットパック。
14. 開口タブ（４１）を切離しタブ（４６）と接続するための接着点（４８）が、シガレット（１０）の支持作用を作るために、対応するように整列されたシガレットグループ（１１）の各々一つのシガレット（１０）に対して実質的に中心に配置されていることを特徴とする請求項１〜１３のいずれか一つに記載のシガレットパック。
    
15. 外側のブランク（１４）が少なくとも外側に連続した平坦な被膜、すなわちワニスを備えており、被膜が外側のパック（１２）の開口タブ（４１）の領域で、少なくともおおよそ開口タブ（４１）の領域に、すなわち蓋ラベル（４３）の固定の領域に被覆の無い凹部（６５）を形成しながら遮断されており、蓋ラベル（４３）が凹部（６５）の領域で好ましくは平坦に被膜の無い外側のブランク（１４）と接着剤で固着されていることを特徴とする請求項１〜１４のいずれか一つに記載のシガレットパック。
16. 折畳み可能な包装材料、特に薄いボール紙（“リジッドソフト”）から成る外側のパック（１２）と内側のパック（１３）、すなわち紙、銀紙、薄片あるいはそのような物から成る内側のブランク（３２）により取囲まれるシガレットグループ（１１）を備えたシガレットパックであって、
    外側のパック（１２）が、少なくとも端壁（１８）の部分領域でもって延在する取出し開口部（４０）を備え、この取出し開口部が破線（４２）により区画された開口タブ（４１）により、外側のパック（１２）の少なくとも一つの壁部の一部として閉鎖されるかあるいは閉鎖可能であり、かつ取出し開口部（４０）を形成しながら外側のパック（１２）の壁部から切り剥がされているシガレットパックにおいて、
    以下の特徴、すなわち
    ａ）開口タブ（４１）の一部が破線により、開口タブ（４１）が開いた位置で外側のパック（１２）と接続されているように取囲まれていること、
    ｂ）開口タブ（４１）が線ヒンジ（６９，７４）により閉じた位置と開いた位置の間で移動可能であること、
    ｃ）内側のパック（１３）が、開口タブ（４１）が開いた場合に分離された開口作用により、すなわち切離しタブ（４６）を手で切り剥がすことにより開けられ、
    内側のブランク（１３）が引き剥がし可能な包装材料から成るかあるいは切離しタブ（４６）を形成するために破線（４７，５１）を備えていることを特徴とするシガレットパック。
17. 開口タブ（４１）が外側に、開口タブ（４１）の少なくとも一部を覆う蓋ラベル（４３）を備えており、この蓋ラベルが開口タブ（４１）と接着により接続されており、かつこの蓋ラベルが好ましくは開口タブ（４１）の領域の外側に、蓋ラベル（４３）を操作するための接着剤の無い摘みタブ（４５）を、蓋ラベルの補助により開口タブ（４１）が占めた位置と開いた位置の間で移動可能であるように備えていることを特徴とする請求項１６に記載のシガレットパック。
18. 外側のパック（１２）の切離しタブ（４６）が、特にもっぱら外側の端壁（１８）の領域に、好ましくは切離しタブ（４６）が外側の端壁（１８）の全幅あるいは奥行にわたり端壁の縁部領域あるいは側方領域において、外側の端壁（１８）の側方領域が切離しタブ（４６）を形成し、特に横方向で外側の端壁（１８）にわたり延在する線ヒンジ（６９）まで形成するように延在するように形成されていることを特徴とする請求項１６または１７に記載のシガレットパック。
19. 切離しタブ（４６）が、好ましくは丸い角隅部（２６）を備えた外側の端壁（１８）の自由な横方向縁部から延在しておりかつ側方で破線あるいはミシン目（７０）により、好ましくは外側の端壁（１８）を側方で区画する折畳み縁部（５０）の領域で区画されていることを特徴とする請求項１６〜１８のいずれか一つに記載のシガレットパック。
20. 蓋ラベル（４３）が外側の端壁（１８）の領域で端壁の幅方向に延在しておりかつ不慮な丸い縁部（２４）の場合に合う円形部（７１）を備えており、蓋ラベル（４３）の操作脚部（７２）が、向けられた外側の側壁（２３）に当接しておりかつ丸い縁部（２４）がある場合、幅に関しては隣接した丸い縁部（２４）の間の幅に対応していることを特徴とする請求項１６〜１９のいずれか一つに記載のシガレットパック。
21. 外側のパック（１２）の開口タブ（４１）が、外側の端壁（１８）の端部側の部分あるいは縁部側の部分として、外側の端壁（１８）の領域で形成される、横方向を向いた破線、特に外側の端壁（１８）の自由な側方縁部あるいは横方向縁部まで開口タブ（４１）を側方に区画するためのミシン目（７０）により形成されており、好ましくは完全に外側の端壁（１８）から切り剥がし可能な開口タブ（４１）が向けられた外側の側壁（２３）と、特に開口タブ（４１）と接続されている角隅フラップ（３０）を介して、好ましくは接着により旋回可能に接続されていることを特徴とする請求項１６〜２０のいずれか一つに記載のシガレットパック。

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