JP2017111721A - クリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイ、クリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイの制御方法、およびクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイの制御プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載の高速画像生成表示方法においては、立体構造をもつ対象を2次元画面に投影して表示する高速画像生成表示方法であって、対象の構成面は、対象座標系において、領域の大きさを少なくとも1つの要素として階層的に記述され、任意の視点から見た時の該対象の構成面を2次元画面へ投影するに際して、表示基準座標系原点または視点から対象座標系で表される該対象の任意の点までの距離を少なくとも1つのパラメータとして階層度を設定することを特徴とする。
特許文献2に記載の立体視画像生成方法は、三次元座標を有するポリゴンで構成されるオブジェクトのうち、平面視表示させるオブジェクトデータを基準カメラを原点とする基準カメラ座標系データに、立体視表示させるオブジェクトのデータを所定の視差角を有する右眼用及び左眼用視差カメラをそれぞれ原点とする右眼用及び左眼用視差カメラ座標系データに変換し、基準カメラ座標系のオブジェクトのデータと、右眼用視差カメラ座標系のオブジェクトのデータを右眼用画像データとして、ビデオメモリに描画し、基準カメラ座標系のオブジェクトのデータと、左眼用視差カメラ座標系のオブジェクトのデータを左眼用画像データとして、ビデオメモリに描画し、ビデオメモリに描画された右眼用画像データと左眼用画像データを合成して、立体視オブジェクトと平面視オブジェクトの混在する画像を立体視表示装置に表示することを特徴とする。
特許文献3に記載の方法は、ユーザの気質を示す属性を視覚表示に適用するための方法であって、ユーザの視覚表示をレンダリングするステップと、物理的な空間のデータを受信するステップであって、データが、物理的な空間内のユーザを代表しているものと、ユーザの気質を推論するために、少なくとも1つの検出可能な特徴を解析するステップと、ユーザの気質を示す属性を視覚表示に適用するステップと、を含む。
特許文献4に記載のシステムは、入力デバイスと、プロセッサに結合され、入力デバイスの方位を検出する検出器と、を備えているシステムであって、入力デバイスが、方位に対応する複数のモード方位を有し、複数のモード方位が、ジェスチャ制御システムの複数の入力モードに対応し、検出器が、ジェスチャ制御システムに結合され、方位に応答して、複数の入力モードからの入力モードの選択を自動的に制御する。
また、特許文献1乃至6に記載されたものは、クリーンルーム用に適していない。
一局面に従うクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイは、立体視像を生成可能な表示装置と、手までの距離を測定する深度センサと、深度センサによる手の動作に応じて表示装置の表示を制御する制御部と、を含み、制御部は、クリーンルーム内の機器情報に基づいて点検または確認項目を表示装置に表示させるとともに、表示装置に表示された機器情報の点検または確認項目に深度センサで測定した手の動作に応じて選択印への入力表示を可能にするものである。
なお、手は、手だけでなく、手袋を装着した手、グローブを装着した手も含まれる。
第2の発明にかかるクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイは、一局面に従うクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイにおいて、情報取得装置をさらに含み、情報取得装置は、クリーンルーム内の機器情報を取得してもよい。
第3の発明にかかるクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイは、一局面に従うクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイにおいて、制御部は、記録部をさらに含み、記録部は、予めクリーンルーム内の機器情報を記録してもよい。
第4の発明にかかるクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイは、一局面から第3の発明に従うクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイにおいて、制御部は、記録部をさらに含み、制御部は、表示部に表示された機器情報の点検または確認項目に選択印への入力表示の結果を記録部に記録してもよい。
第5の発明にかかるクリーンルーム用のヘッドマウントディスプレイは、一局面から第4発明にかかるクリーンルーム用のヘッドマウントディスプレイにおいて、制御部は、クリーンルームの外部に備えられた記録装置へ通信可能な通信部をさらに含み、制御部は、表示部に表示された機器情報の点検または確認項目に選択印の入力表示の結果を通信部から記録装置へ送信してもよい。
第6の発明にかかるクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイは、一局面から第5の発明にかかるクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイにおいて、クリーンルーム内の機器情報は、情報記録装置からなり、情報取得装置は、情報記録装置を読取る読取装置からなってもよい。
なお、機器情報には、点検項目、検査項目、確認項目等、任意の項目を含む。
また、情報記録装置は、バーコード等、任意の情報シート、情報マークであってもよい。
第7の発明にかかるクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイは、一局面から第6の発明にかかるクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイにおいて、制御部は、表示装置にクリーンルーム内の機器情報の点検または確認項目のルートを表示させてもよい。
他の局面に従うクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイの制御方法は、立体視像を生成可能な表示工程と、手までの距離を測定する深度センサ工程と、クリーンルーム内の機器情報を取得する情報取得工程と、深度センサ工程による手の動作に応じて表示工程の表示を制御する制御工程と、を含み、制御工程は、情報取得工程からクリーンルーム内の機器情報を取得し、機器情報の点検または確認項目を表示させるとともに、表示工程で表示された機器情報の点検または確認項目に深度センサ工程の入力で選択印の入力表示を可能にするものである。
さらに他の局面に従うクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイの制御プログラムは、立体視像を生成可能な表示処理と、手までの距離を測定する深度センサ処理と、クリーンルーム内の機器情報を取得する情報取得処理と、深度センサ処理による手の動作に応じて表示処理の表示を制御する制御処理と、を含み、制御処理は、情報取得処理からクリーンルーム内の機器情報を取得し、機器情報の点検または確認項目を表示させるとともに、表示処理で表示された機器情報の点検または確認項目に深度センサ処理の入力で選択印の入力表示を可能にするものである。
また、本発明は、以下に説明する眼鏡表示装置に限定されるものではなく、他の入出力装置、表示装置、テレビジョン、モニタ、プロジェクタ等にも適用することができる。
図1は、一実施の形態にかかる眼鏡表示装置100の基本構成の一例を示す模式的外観正面図であり、図2は、眼鏡表示装置100の一例を示す模式的外観斜視図である。
図1および図2に示すように、眼鏡ユニット200は、眼鏡フレーム210、一対の半透過ディスプレイ220および一対の表示調整機構600からなる。眼鏡フレーム210は、主にリムユニット211、テンプルユニット212を含む。
眼鏡フレーム210のリムユニット211により一対の半透過ディスプレイ220が支持される。また、リムユニット211には、一対の表示調整機構600が設けられる。さらに、リムユニット211には、赤外線検知ユニット410およびユニット調整機構500が設けられる。ユニット調整機構500の詳細については後述する。
一対の表示調整機構600は、後述するように一対の半透過ディスプレイ220の角度および位置を調整することができる。一対の表示調整機構600の詳細については、後述する。
また、当該レンズ類の一部に、半透過ディスプレイ220を埋め込んで設けてもよい。
また、一対の表示調整機構600を半透過ディスプレイ220の側部に設けているが、これに限定されず、半透過ディスプレイ220の周囲または内部に設けてもよい。
次に、通信システム300について説明を行なう。
通信システム300は、バッテリーユニット301、アンテナモジュール302、カメラユニット303、スピーカユニット304、GPS(Global Positioning System)ユニット307、マイクユニット308、SIM(Subscriber Identity Module Card)ユニット309およびメインユニット310を含む。
なお、カメラユニット303にはCCDセンサが備えられてもよい。スピーカユニット304は、ノーマルイヤホンであってもよいし、骨伝導イヤホンであってもよい。SIMユニット309には、NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)ユニットおよび他の接触式ICカードユニット、ならびに非接触式ICカードユニットを含んでもよい。
したがって、ユーザは、眼鏡表示装置100を用いて、通信装置、スピーカおよびマイクにより、携帯電話と同様の通話機能を使用することができる。また、眼鏡型であるので、両手を利用せず、通話を行なうことができる。
続いて、操作システム400は、赤外線検知ユニット410、ジャイロセンサユニット420、加速度検知ユニット430および制御ユニット450からなる。赤外線検知ユニット410は、主に赤外線照射素子411および赤外線検知カメラ412からなる。
図2に示すように、ユニット調整機構500は、赤外線検知ユニット410の角度を調整することができる。具体的には、ユニット調整機構500は、矢印V5の水平軸周り、および、矢印H5の垂直軸周り、に赤外線検知ユニット410の角度を調整可能な構造である。
例えば、制御ユニット450により所定のジェスチャを認識した場合に、ユニット調整機構500を所定の角度で動作させてもよい。その場合、ユーザは、所定のジェスチャを行うことにより赤外線検知ユニット410の角度の調整を行うことができる。
ジェスチャ識別ユニット456は、ジェスチャデータ記録ユニット455に記録されたジェスチャデータを参照し、解剖学的特徴が識別された外形からジェスチャの識別を行なう。なお、ジェスチャ識別ユニット456は、ジェスチャデータ記録ユニット455からのジェスチャデータを参照することとしているが、参照することに限定されず、他の任意のデータを参照してもよく、全く参照することなく処理してもよい。
以上により、図5(a)に示すように、手のジェスチャを認識する。
これによって、図5(b)に示すように、たとえば写真アプリによる画像が表示される。この際、当該画面には、カメラユニット303からの撮像データが表示されてよい。
次に、操作システム400の赤外線検知ユニット410の検知領域と、一対の半透過ディスプレイ220の仮想表示領域との関係について説明を行なう。
図6は、赤外線検知ユニット410の検知領域と、一対の半透過ディスプレイ220の仮想表示領域とを説明するための模式的斜視図であり、図7は図6の上面図であり、図8は、図6の側面図である。
三次元空間検知領域4103Dは、赤外線検知ユニット410からの円錐状または角錐状の三次元空間からなる。
また、本実施の形態においては、赤外線検知ユニット410を1個設けることとしているが、これに限定されず、赤外線検知ユニット410を複数個設けてもよいし、赤外線照射素子411を1個、赤外線検知カメラ412を複数個設けてもよい。
すなわち、実際には眼鏡表示装置100の半透過ディスプレイ220に表示されるものの、ユーザは、右目のイメージは右目側の半透過ディスプレイ220を透過し三次元空間領域2203DRで認識し、左目のイメージは左目側の半透過ディスプレイ220を透過し三次元空間領域2203DLで認識する。その結果、認識された両イメージがユーザの脳内で合成されることにより、仮想イメージ表示領域2203Dで仮想イメージとして認識することができる。
また、図8に示すように、一対の半透過ディスプレイ220よりも赤外線検知ユニット410が上方(y軸正方向)に配設されている場合について説明しているが、鉛直方向(y軸方向)に対して、赤外線検知ユニット410の配設位置が半透過ディスプレイ220よりも下方(y軸負方向)または半透過ディスプレイ220と同位置であっても、同様に、仮想イメージ表示領域2203Dは、三次元空間検知領域4103Dと共有する空間領域を有する。
続いて、図9から図11は、図6から図8において示した検知領域と仮想表示領域との他の例を示す模式図である。
この場合、入出力装置900による仮想イメージ表示領域2203Dが、三次元空間検知領域4103Dと共有の空間領域として生じる。
この場合でも、入出力装置900による仮想イメージ表示領域2203Dが、三次元空間検知領域4103Dと共有の空間領域として生じる。
続いて、検知領域における操作領域とジェスチャ領域とについて説明する。図12および図13は、検知領域における操作領域と、ジェスチャ領域との一例を示す模式図である。
また、三次元空間検知領域4103D内における操作領域410c以外の部分で、かつ腕の移動領域Lおよび移動領域Rを合わせた領域と重なる部分をジェスチャ領域410gとして設定する。
次いで、キャリブレーション処理について説明を行なう。図14は、キャリブレーション処理の説明を行なうためのフローチャートである。
また、キャリブレーション処理には、ユーザの個々で異なる指の長さ、手の長さ、腕の長さの調整も行なう。
すなわち、ユーザによりユーザの個々で異なる指の長さ、手の長さ、腕の長さが異なるので、操作領域410cの調整を行なうものである。
なお、ジェスチャ領域410gは、仮想イメージ表示領域2203Dと重ならないように配置しかつ深さ方向(z軸正方向)に厚みを持たせることが好ましい。
そのため、赤外線検知ユニット410からの信号を無処理のまま使用すると、ユーザは、手先が仮想イメージ表示領域2203Dから外れたとしても、そのような状態であることを体感しにくい。
その結果、ユーザは、両腕を最大限に伸ばした状態、または少し曲げた状態で、奥行きのある平面状の仮想イメージ表示領域2203D内の中央部から端部まで操作することができる。
続いて、半透過ディスプレイ220に、像の周囲を指で囲んでくださいと、表示を行なう(ステップS16)。ここで、像の近傍に指の形の像を薄く表示してもよいし、半透過ディスプレイ220に表示を行なう代わりにスピーカから音声により指示をユーザに伝えてもよい。
なお、上記においては、指で矩形を形作り、そのように定められた矩形と、像の外縁の矩形にあわせる。このことによって、指により定められた矩形の視認サイズおよび位置と像の外縁の矩形の視認サイズ及び位置とを合わせることとした。しかしながら、指によって形状を定める手法はこれに限定されず、表示された像の外縁を指でなぞる手法、表示された像の外縁上の複数の点を指で指し示す手法等、他の任意の手法であってもよい。また、これらの手法を複数のサイズの像について行ってもよい。
次いで、指認識について説明を行い、その後掌認識、腕認識の順で説明を行なう。図15は、指認識の一例を示す模式図である。図15において、(A)は指の先端付近の拡大図であり、(B)は指の根元付近の拡大図である。図16は、指認識の処理の一例を示すフローチャートである。
次に、赤外線検知ユニット410により画像データをピクセル単位で距離に置き換える(ステップS23)。この場合、赤外線の明るさは、距離の三乗に反比例する。これを利用し、デプスマップを作成する(ステップS24)。
続いて、二値化した画像データから約100個の頂点を持つポリゴンを作成する(ステップS26)。そして、頂点が滑らかになるようにローパスフィルタ(LPF)により、より多くの頂点pnを有する新たな多角形を作成することによって、図15に示す手の外形OFを抽出する(ステップS27)。
なお、本実施の形態においては、ステップS26において二値化したデータからポリゴンを作成するために抽出する頂点の数を約100個としているが、これに限定されず、1000個、その他の任意の個数であってもよい。
その後、ステップS27で作成された新たな多角形と、ステップS28で作成された凸包との共有の頂点p0を抽出する(ステップS29)。このように抽出された共有の頂点p0自体を指の先端点として用いることができる。
さらに、頂点p0の位置に基づいて算出される他の点を指の先端点として用いてもよい。例えば、図15(A)に示すように頂点p0における外形OFの内接円の中心を先端点P0として算出することもできる。
全ての指について同様の処理を行なうことで、全ての指のスケルトンを得る。これにより、手のポーズを認識することができる。すなわち、親指、人差し指、中指、薬指、小指のいずれの指が広げられ、いずれの指が握られているかを認識することができる。
グラフィック演算ユニット463は、キャリブレーションサービスユニット461を用いてキャリブレーションデータ記録ユニット457を参照し、表示の補正を行なう(ステップS36)。
最後に、ディスプレイ演算ユニット464により半透過ディスプレイ220に表示を行なう(ステップS37)。
次いで、図17は、掌認識の一例を示す模式図である。
次いで、腕認識について説明を行なう。本実施の形態において、腕認識は、指、掌および親指のいずれかを認識した後に実施する。なお、腕認識は、指、掌および親指のいずれかを認識する前、またはそれらの少なくともいずれかと同時に実施してもよい。
その後、抽出した外形に外接する四角枠を選定する。本実施の形態においては、当該四角枠は、平行四辺形または長方形からなる。
この場合、平行四辺形または長方形は、対向する長辺を有するので、長辺の延在方向から腕の延在方向を認識することができ、長辺の向きから腕の向きを判定することが出来る。なお、ステップS32の処理と同様に、直前の数フレームの画像データと比較して、腕の動きを検知させてもよい。
次に、図19は、眼鏡表示装置100の半透過ディスプレイ220の表示の一例を示す模式図である。
図20から図23は、図12から図14において説明した操作領域410cの他の例を示す模式図である。
図20および図21は、ユーザを上方から視認した状態を示す模式図であり、図22および図23は、ユーザを側方から視認した状態を示す模式図である。
すなわち、図21においては、ユーザが水平方向に手H1を移動させようとしているが、直線に近い移動軌跡RL2を通ることとなる。この場合、移動軌跡RL2の曲率半径はrad2である。ここで、人間工学に基づいて、当然のことながら、曲率半径rad1は、曲率半径rad2よりも小さい値となる。
すなわち、図23においては、ユーザが鉛直方向に手H1を移動させようとしているが、直線に近い移動軌跡RL4を通ることとなる。この場合、移動軌跡RL4の曲率半径はrad4である。ここで、人間工学に基づいて、当然のことながら、曲率半径rad3は、曲率半径rad4よりも小さい値となる。
続いて、眼鏡表示装置100をクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイとして用いた場合について説明を行う。
図24は、眼鏡表示装置100をクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイとして用いた場合のシステム構成を示す模式図であり、図25は、クリーンルーム800内における眼鏡表示装置100の制御ユニット450の処理の一例を示すフローチャートである。
作業者は、眼鏡表示装置100を装着する。次いで、作業者は、エアシャワー801を通過する。この場合、作業者は、ペンまたは紙等の持ち運び媒体を持たずにエアシャワー801を通過することができる。
図26は、ステップS71の処理における、半透過ディスプレイ220の表示の一例を示す模式図である。
作業者は、その指示に従って点検、検査を行うことができる。なお、本実施の形態においては、作業者は、当該指示に従うこととしているが、これに限定されず、自ら機器を選択し、移動してもよい。
眼鏡表示装置100のカメラユニット303は、機器810に取り付けられているICタグ811を撮像し、制御ユニット450は、機器810の情報を読み取る(ステップS72)。
この場合、検査項目を確認しつつ、例えば、順序4の場合、機器810に矢印No4が表示される。その結果、作業者は、容易に部品Dの取り付け部分を確認することができる。
次に、制御ユニット450は、機器810の点検、検査および確認項目の全てのチェック印が確認できた場合、機器810の点検、検査および確認項目のチェック印の結果をコンピューター850に送信する(ステップS75)。
最後に、制御部450は、全ての機器810,〜,830の点検、検査および確認項目のチェック印の結果をコンピューター850に送信したか否かを判定する(ステップS76)。
一方、制御部450が、ステップS76の判定において、送信終了と判定した場合、処理を終了する。
その結果、工場監督者等は、容易に機器810,〜,830の確認をすることができる。また、作業者が確実に機器810,〜,830の確認を行っていることを容易に認識することができる。
その結果、クリーンルーム800においては、手H1を動かして点検、検査、確認の項目に入力を行うことができるので、クリーンルーム800内の粉塵の持ち込み問題を防止することができる。
220 半透過ディスプレイ
2203D 仮想イメージ表示領域(共有領域)
300 通信システム
303 カメラユニット
410 赤外線検知ユニット
410c 操作領域
420 ジャイロセンサユニット
430 加速度検知ユニット
4103D 三次元空間検知領域
450 制御ユニット
454 解剖学的認識ユニット
456 ジェスチャ識別ユニット
460 イベントサービスユニット
461 キャリブレーションサービスユニット
800 クリーンルーム
801 エアシャワー
810,820,830 機器
850 コンピューター
860 印刷装置
811 ICタグ
900 入出力装置
arm2 腕
H1 手
RP 右肩関節
LP 左肩関節
Claims (9)
- 立体視像を生成可能な表示装置と、
手までの距離を測定する深度センサと、
前記深度センサによる前記手の動作に応じて前記表示装置の表示を制御する制御部と、を含み、
前記制御部は、クリーンルーム内の機器情報に基づいて点検または確認項目を前記表示装置に表示させるとともに、前記表示装置に表示された前記機器情報の点検または確認項目に前記深度センサで測定した手の動作に応じて選択印への入力表示を可能にする、クリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイ。 - 情報取得装置をさらに含み、
前記情報取得装置は、前記クリーンルーム内の機器情報を取得する、請求項1記載のクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイ。 - 前記制御部は、記録部をさらに含み、
前記記録部は、予め前記クリーンルーム内の機器情報を記録した、請求項1記載のクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイ。 - 前記制御部は、記録部をさらに含み、
前記制御部は、前記表示装置に表示された前記機器情報の点検または確認項目に選択印への入力表示の結果を前記記録部に記録する、請求項1から3のいずれか1項に記載のクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイ。 - 前記制御部は、クリーンルームの外部に備えられた記録装置へ通信可能な通信部をさらに含み、
前記制御部は、前記表示装置に表示された前記機器情報の点検または確認項目に選択印への入力表示の結果を前記通信部から前記記録装置へ送信する、請求項1から4のいずれか1項に記載のクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイ。 - 前記クリーンルーム内の機器情報は、情報記録装置からなり、
前記情報取得装置は、前記情報記録装置を読取る読取装置からなる、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイ。 - 前記制御部は、前記表示装置にクリーンルーム内の前記機器情報の点検または確認項目のルートを表示させる、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のクリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイ。
- 立体視像を生成可能な表示工程と、
手までの距離を測定する深度センサ工程と、
クリーンルーム内の機器情報を取得する情報取得工程と、
前記深度センサ工程による前記手の動作に応じて前記表示工程の表示を制御する制御工程と、を含み、
前記制御工程は、前記情報取得工程から前記クリーンルーム内の機器情報を取得し、前記機器情報の点検または確認項目を表示させるとともに、前記表示工程で表示された前記機器情報の点検または確認項目に前記深度センサ工程の入力で選択印の入力表示を可能にする、クリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイの制御方法。 - 立体視像を生成可能な表示処理と、
手までの距離を測定する深度センサ処理と、
クリーンルーム内の機器情報を取得する情報取得処理と、
前記深度センサ処理による前記手の動作に応じて前記表示処理の表示を制御する制御処理と、を含み、
前記制御処理は、前記情報取得処理から前記クリーンルーム内の機器情報を取得し、前記機器情報の点検または確認項目を表示させるとともに、前記表示処理で表示された前記機器情報の点検または確認項目に前記深度センサ処理の入力で選択印の入力表示を可能にする、クリーンルーム用ヘッドマウントディスプレイの制御プログラム。
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