JP2016162945A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents
半導体装置の製造方法および半導体装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016162945A JP2016162945A JP2015042039A JP2015042039A JP2016162945A JP 2016162945 A JP2016162945 A JP 2016162945A JP 2015042039 A JP2015042039 A JP 2015042039A JP 2015042039 A JP2015042039 A JP 2015042039A JP 2016162945 A JP2016162945 A JP 2016162945A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor device
- semiconductor layer
- type semiconductor
- type
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
Description
A1.半導体装置10の構成:
図1は、第1実施形態における半導体装置10の構成を模式的に示す断面図である。半導体装置10は、六方晶の半導体を用いて形成されたGaN系の半導体装置である。本実施形態では、半導体装置10は、トレンチゲート型MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)であり、電力制御に用いられ、パワーデバイスとも呼ばれる。本実施形態においては、六方晶の半導体として窒化ガリウム(GaN)を用いる。
図4は、半導体装置10の製造方法を示す工程図である。半導体装置10を製造する際には、製造者は、まず、基板110上に、N型半導体層120と、P型半導体層130と、N型半導体層140とを順に形成する(工程P100)。これによって、製造者は、基板110上に各半導体層を形成した半導体装置10の中間製品を得る。つまり、製造者は、工程P100により、半導体装置10の中間製品を準備する。なお、中間製品とは、製造過程における半導体装置のことを示す。工程P100は、工程P105から工程P150を備える。
図16は、凸部122の側面を{1−100}面(等価な面を含む)(以下、「m面」とも呼ぶ)とした半導体装置と、凸部122の側面をa面とした半導体装置との断面SCM(Scanning Capacitance Microscopy)像を示す図である。凸部122の側面をa面とした半導体装置は、上記製造方法により製造した。凸部122の側面をm面とした半導体装置は、凸部122の側面をm面としたこと以外は、上記製造方法と同じ製造方法により製造した。
この発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
本実施形態において、基板とN型半導体層との少なくとも一方に含まれるドナーとして、ケイ素(Si)を用いているが、本発明はこれに限られない。ドナーとして、ゲルマニウム(Ge)や、酸素(O)を用いてもよい。
本実施形態において、P型半導体層に含まれるアクセプタとして、マグネシウム(Mg)を用いているが、本発明はこれに限られない。アクセプタとして、亜鉛(Zn)や、炭素(C)を用いてもよい。
本実施形態において、半導体は六方晶の半導体である窒化ガリウムを用いている。しかし、本発明はこれに限らない。半導体としては、他の六方晶の半導体を用いてもよい。
本実施形態において、ボディ電極である電極230は、パラジウム(Pd)から形成される。しかし、本発明はこれに限られない。電極230は、他の材料により形成されていてもよく、複数層の構成であってもよい。例えば、電極230は、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、コバルト(Co)等の導電性材料の少なくとも1つを含む電極であってもよく、ニッケル(Ni)/パラジウム(Pd)構成や、白金(Pt)/パラジウム(Pd)構成(パラジウムが半導体基板側)のような2層構成であってもよい。
本実施形態において、ゲート電極である電極250は、アルミニウム(Al)から形成される。しかし、本発明はこれに限られない。電極250は、ポリシリコンを用いてもよい。また、電極250は、他の材料により形成されていてもよく、複数層の構成であってもよい。例えば、電極250は、金(Au)/ニッケル(Ni)構成や、アルミニウム(Al)/チタン(Ti)構成、アルミニウム(Al)/窒化チタン(TiN)構成(それぞれ、ニッケル、チタン、窒化チタンがゲート絶縁膜側)のような2層構成であってもよいし、窒化チタン(TiN)/アルミニウム(Al)/窒化チタン(TiN)構成のような3層構成であってもよい。
本実施形態において、半導体装置10はMOSFETを用いている。しかし、本発明はこれに限られない。つまり、半導体装置10は半導体を用いればよい。MOSFET以外の半導体としては、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのトレンチゲートを有する半導体を挙げることができる。
10b…半導体装置
10c…半導体装置
110…基板
120…N型半導体層
122…凸部
125…突起部
130…P型半導体層
140…N型半導体層
182…凹部
184…溝部
186…凹部
210…電極
230…電極
240…電極
250…電極
300…絶縁膜
400…フォトレジスト
810…保護層
820…レジストパターン
830…保護層
s…領域
t…領域
Claims (16)
- 半導体装置の製造方法であって、
六方晶の半導体により形成された第1のN型半導体層に、{11−20}面(等価な面を含む)を側面とする凸部を形成する第1の工程と、
前記第1のN型半導体層の上に、六方晶の半導体によりP型半導体層を形成する第2の工程と、を備える製造方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、
前記第1の工程と、前記第2の工程とは、異なる装置によって行われる、半導体装置の製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載の半導体装置の製造方法であって、
前記第2の工程は、MOCVD法により行われる、半導体装置の製造方法。 - 半導体装置であって、
六方晶の半導体により形成された第1のN型半導体層と、
前記第1のN型半導体層の上に積層され、六方晶の半導体により形成されたP型半導体層と、
前記P型半導体層を貫通して前記第1のN型半導体層に至る溝部と、を備え、
前記第1のN型半導体層は、前記溝部の周囲を覆うように形成された凸部を備え、
前記凸部の側面は{11−20}面(等価な面を含む)であって、
前記凸部は側面下方に突起部を備える、半導体装置。 - 請求項4に記載の半導体装置であって、
前記P型半導体層は、主に、ガリウムを含む窒化物半導体により形成されている、半導体装置。 - 請求項4または請求項5に記載の半導体装置であって、
前記P型半導体層は、主に、窒化ガリウムにより形成されている、半導体装置。 - 請求項4から請求項6までのいずれか一項に記載の半導体装置であって、
前記P型半導体層は、マグネシウム(Mg)をP型不純物として含有する、半導体装置。 - 請求項4から請求項7までのいずれか一項に記載の半導体装置であって、
前記P型半導体層は、前記凸部の上面を覆っている、半導体装置。 - 請求項4から請求項8までのいずれか一項に記載の半導体装置であって、さらに、
前記P型半導体層の上に積層され、六方晶の半導体により形成された第2のN型半導体層を備える、半導体装置。 - 請求項9に記載の半導体装置であって、
前記第2のN型半導体層の不純物濃度は、前記第1のN型半導体層の不純物濃度よりも高い、半導体装置。 - 請求項9または請求項10に記載の半導体装置であって、
前記第1のN型半導体層および前記第2のN型半導体層に含まれる不純物は、ケイ素である、半導体装置。 - 請求項4から請求項11までのいずれか一項に記載の半導体装置であって、
前記凸部の厚みは、前記凸部の上面における前記P型半導体層の厚みより大きい、半導体装置。 - 請求項4から請求項12までのいずれか一項に記載の半導体装置であって、
前記P型半導体層の不純物濃度は、前記第1のN型半導体層の不純物濃度よりも高い、半導体装置。 - 請求項4から請求項13までのいずれか一項に記載の半導体装置であって、
前記凸部を除く前記第1のN型半導体層の厚みは、10μm以上であり20μm未満である、半導体装置。 - 請求項4から請求項14までのいずれか一項に記載の半導体装置であって、さらに、
前記第1のN型半導体層の下に、六方晶の半導体により形成された第3のN型半導体層を備える、半導体装置。 - 請求項4から請求項15までのいずれか一項に記載の半導体装置であって、
前記第1のN型半導体層は、主に、ガリウムを含む窒化物半導体により形成されている、半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015042039A JP6319141B2 (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015042039A JP6319141B2 (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016162945A true JP2016162945A (ja) | 2016-09-05 |
JP6319141B2 JP6319141B2 (ja) | 2018-05-09 |
Family
ID=56845750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015042039A Active JP6319141B2 (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6319141B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009117593A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Denso Corp | 炭化珪素半導体装置およびその製造方法 |
JP2011044513A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | 炭化珪素半導体装置 |
JP2014209540A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-11-06 | 豊田合成株式会社 | 半導体装置およびその製造方法 |
-
2015
- 2015-03-04 JP JP2015042039A patent/JP6319141B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009117593A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Denso Corp | 炭化珪素半導体装置およびその製造方法 |
JP2011044513A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | 炭化珪素半導体装置 |
JP2014209540A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-11-06 | 豊田合成株式会社 | 半導体装置およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6319141B2 (ja) | 2018-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8592878B2 (en) | Semiconductor devices with low leakage Schottky contacts | |
JP6394545B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法ならびに電力変換装置 | |
US9559218B2 (en) | Semiconductor device and method of manufacturing the same | |
JP2010157602A (ja) | 化合物半導体装置及びその製造方法 | |
JP2011198837A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
US9548204B2 (en) | Semiconductor device, manufacturing method of the same and method of suppressing decrease of flat band voltage | |
CN107275397B (zh) | 半导体器件以及半导体器件的制造方法 | |
JP6107597B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2009059912A (ja) | ショットキーバリアダイオード | |
JP6319151B2 (ja) | 半導体装置および半導体装置の製造方法 | |
JP6149786B2 (ja) | 半導体装置および半導体装置の製造方法 | |
JP6544252B2 (ja) | 半導体装置、電力変換装置及び半導体装置の製造方法 | |
JP5158470B2 (ja) | 窒化物半導体デバイスの作製方法 | |
JP6319141B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP6070526B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
US10153352B2 (en) | Semiconductor device | |
US11876120B2 (en) | Semiconductor device and method of manufacturing semiconductor device | |
JP6344264B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP6176131B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2019067847A (ja) | 半導体装置 | |
JP6327139B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2015159138A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP6048103B2 (ja) | 半導体素子の製造方法 | |
CN105448694B (zh) | 半导体装置及其制造方法 | |
KR102113253B1 (ko) | 질화물계 반도체 소자 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170419 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171219 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180306 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180319 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6319141 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |