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JP2015154434A - 分波器 - Google Patents

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JP2015154434A
JP2015154434A JP2014029111A JP2014029111A JP2015154434A JP 2015154434 A JP2015154434 A JP 2015154434A JP 2014029111 A JP2014029111 A JP 2014029111A JP 2014029111 A JP2014029111 A JP 2014029111A JP 2015154434 A JP2015154434 A JP 2015154434A
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和寛 塚本
Kazuhiro Tsukamoto
和寛 塚本
壯氏 木島
Takeshi Kijima
壯氏 木島
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Abstract

【課題】第1の周波数帯域と第2の周波数帯域が比較的近い場合において、第1の周波数帯域内の周波数の第1の信号と第2の周波数帯域内の周波数の第2の信号を分離するのに適した分波器であって、低損失化および小型化が可能な分波器を実現する。
【解決手段】分波器1は、共通ポート2と第1の信号ポート3との間に設けられた移相器10と、共通ポート2と第2の信号ポート4との間に設けられ、第1の周波数帯域内の周波数の第1の信号の通過を阻止するノッチフィルタ20と、第1の信号ポート3に接続されたバンドパスフィルタ40を備えている。バンドパスフィルタ40は、弾性波共振器を用いて構成されている。移相器10は、共通ポート2と第1の信号ポート3とを接続する直列のキャパシタC11,C12と、キャパシタC11,C12の接続点とグランドを接続するインダクタL11とによって構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに周波数帯域が異なる複数の信号を分離する分波器に関する。
近年、携帯電話機やスマートフォンに代表される小型移動体通信機器では、多機能化、マルチシステム(マルチバンド)化が進んでいる。また、この小型移動体通信機器では、小型化、省スペース化、低コスト化の観点から、システムおよび使用周波数帯域が異なる複数のアプリケーションで共通に使用されるアンテナを設け、このアンテナが送受信する複数の信号を、分波器を用いて分離する構成が広く用いられている。
従来、互いに周波数帯域が異なる2つの信号を分離する分波器としては、第1および第2のフィルタを備えたダイプレクサが知られている。このダイプレクサは、共通ポートと、第1の信号ポートと、第2の信号ポートとを備えている。第1のフィルタは共通ポートと第1の信号ポートとの間に設けられ、第2のフィルタは共通ポートと第2の信号ポートとの間に設けられている。第1のフィルタは例えばローパスフィルタまたはバンドパスフィルタであり、第2のフィルタは例えばハイパスフィルタまたはバンドパスフィルタである。
小型移動体通信機器では、比較的近い2つの周波数帯域の2つの信号を、分波器を用いて分離する必要が生じる場合がある。比較的近い2つの周波数帯域の組み合わせの例としては、GPS、GLONASS等の全地球測位システムで使用されている1.6GHz近傍の周波数帯域と、携帯電話機や無線LAN(ローカルエリアネットワーク)等で使用されている約1.8〜2.7GHzの周波数帯域の組み合わせがある。
全地球測位システムでは、狭い周波数帯域が使用される。全地球測位システムの信号を含む複数の信号を分離する分波器において、全地球測位システムの信号を選択的に通過させるフィルタには、通過帯域が狭く、且つ阻止帯域における減衰量が大きいことが要求される。このような要求を満たすフィルタを、インダクタとキャパシタを用いて構成されたLCフィルタで実現することは困難である。そのため、従来は、LCフィルタの後段に、弾性表面波共振器を用いて構成されたバンドパスフィルタ(以下、SAWフィルタと記す。)を設けて、全地球測位システムの信号を選択的に通過させる信号経路を形成することが行われていた。
特許文献1には、周波数の最も低い第1の信号と、中間の周波数の第2の信号と、周波数の最も高い第3の信号とを分離するトリプレクサが記載されている。このトリプレクサは、第1の信号を通過させるローパスフィルタと、第2の信号と第3の信号を通過させるハイパスフィルタと、ハイパスフィルタを通過した信号から第3の信号を分離するノッチフィルタと、ハイパスフィルタを通過した信号から第2の信号を分離するバンドパスフィルタとを備えている。バンドパスフィルタは、SAWフィルタによって構成されている。SAWフィルタの前段には、インダクタのみによって構成された位相シフタが設けられている。
特開2006−108824号公報
ここで、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域が比較的近い場合において、第1の周波数帯域内の周波数の第1の信号と第2の周波数帯域内の周波数の第2の信号を分離するための分波器の第1および第2の構成について考える。第1の周波数帯域と第2の周波数帯域の組み合わせの例としては、前述の1.6GHz近傍の周波数帯域と約1.8〜2.7GHzの周波数帯域の組み合わせがある。
第1の構成は、第1の信号を通過させる第1の信号経路に、第1のLCフィルタと、その後段に位置するSAWフィルタとを設け、第2の信号を通過させる第2の信号経路に第2のLCフィルタを設けた構成である。第1のLCフィルタは例えばローパスフィルタまたはバンドパスフィルタであり、第2のLCフィルタは例えばハイパスフィルタまたはバンドパスフィルタである。
第2の構成は、特許文献1に記載された技術を用いて、第1の信号を通過させる第1の信号経路に、SAWフィルタと、その前段に位置するインダクタのみによって構成された位相シフタとを設け、第2の信号を通過させる第2の信号経路にノッチフィルタを設けた構成である。
第1の構成では、以下のような問題点がある。一般的に、それぞれLCフィルタからなるローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、バンドパスフィルタでは、通過帯域のうちの遮断周波数に近い周波数領域における減衰量が比較的大きくなる。この減衰量が小さくなるようなLCフィルタを実現しようとすると、LCフィルタが大型化する。第1の構成では、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域が比較的近いと、第1のLCフィルタの通過帯域のうちの遮断周波数に近い周波数領域と第1の周波数帯域がオーバーラップし、第2のLCフィルタの通過帯域のうちの遮断周波数に近い周波数領域と第2の周波数帯域がオーバーラップする。そのため、第1の構成では、第1の周波数帯域における第1の信号経路の挿入損失と、第2の周波数帯域における第2の信号経路の挿入損失が共に大きくなるか、これらの挿入損失を小さくしようとすると第1および第2のLCフィルタが大型化するという問題点がある。
第2の構成では、位相シフタを構成するインダクタとして、大きなインダクタンスを有するものが必要になる。そのため、第2の構成では、第1の周波数帯域における第1の信号経路の挿入損失が大きくなるという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域が比較的近い場合において、第1の周波数帯域内の周波数の第1の信号と第2の周波数帯域内の周波数の第2の信号を分離するのに適した分波器であって、低損失化および小型化が可能な分波器を提供することにある。
本発明の分波器は、共通ポートと、第1の信号ポートと、第2の信号ポートと、共通ポートと第1の信号ポートとの間に設けられた移相器と、共通ポートと第2の信号ポートとの間に設けられ、第1の周波数帯域内の周波数の第1の信号の通過を阻止するノッチフィルタとを備えている。移相器は、共通ポートと第1の信号ポートとを接続する第1の経路と、第1の経路とグランドとを接続する第2の経路とを有している。第1の経路は、1つ以上のキャパシタを含むがインダクタを含まない。第2の経路は、インダクタを含むがキャパシタを含まない。
本発明の分波器では、共通ポートと第1の信号ポートとの間の信号経路を第1の信号経路と呼び、共通ポートと第2の信号ポートとの間の信号経路を第2の信号経路と呼ぶと、第2の信号経路に設けられたノッチフィルタが第1の信号の通過を阻止するため、第1の信号は、第1および第2の信号経路のうち、第1の信号経路を選択的に通過する。また、本発明の分波器では、弾性波共振器を用いて構成されて第1の信号を選択的に通過させるバンドパスフィルタを、第1の信号ポートに接続することにより、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域内の周波数の第2の信号を、第1および第2の信号経路のうち、第2の信号経路を選択的に通過させることが可能になる。
本発明の分波器において、第1の経路は、直列に接続された第1のキャパシタと第2のキャパシタを含んでいてもよく、第2の経路は、第1のキャパシタと第2のキャパシタの接続点とグランドとの間に設けられたインダクタを含んでいてもよい。
また、本発明の分波器は、更に、第1の信号ポートに接続されたバンドパスフィルタを備えていてもよい。バンドパスフィルタは、弾性波共振器を用いて構成され、第1の信号を選択的に通過させる。この場合、ノッチフィルタにおける最も減衰量が大きい周波数は、バンドパスフィルタの通過帯域内に存在していてもよい。また、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域において、第1の信号ポートからバンドパスフィルタを見たときの反射係数の虚数部は負の値であってもよい。また、移相器は、第2の周波数帯域において、第1の信号ポートからバンドパスフィルタを見たときの反射係数に比べて、共通ポートからバンドパスフィルタを見たときの反射係数の実数部を1に近づけ、共通ポートからバンドパスフィルタを見たときの反射係数の虚数部を0に近づけるものであってもよい。また、第2の周波数帯域は、第1の周波数帯域よりも高い周波数帯域であってもよい。
本発明の分波器では、前述のように、第1の信号ポートにバンドパスフィルタを接続することにより、第1の周波数帯域内の周波数の第1の信号を、第1および第2の信号経路のうち、第1の信号経路を選択的に通過させ、第2の周波数帯域内の周波数の第2の信号を、第1および第2の信号経路のうち、第2の信号経路を選択的に通過させることが可能になる。本発明では、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域が比較的近い場合であっても、分波器を大型化することなく、第1の周波数帯域における第1の信号経路の挿入損失と、第2の周波数帯域における第2の信号経路の挿入損失のいずれをも小さくすることが可能になる。従って、本発明によれば、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域が比較的近い場合において、第1の周波数帯域内の周波数の第1の信号と第2の周波数帯域内の周波数の第2の信号を分離するのに適した分波器であって、低損失化および小型化が可能な分波器を実現することが可能になるという効果を奏する。
本発明の一実施の形態に係る分波器の構成を示す回路図である。 図1に示した分波器の特性の一例を示す特性図である。 図2に示した特性の一部を拡大して示す特性図である。 比較例の分波器の構成を示す回路図である。 図4に示した分波器の特性の一例を示す特性図である。 図5に示した特性の一部を拡大して示す特性図である。 バンドパスフィルタを含まない場合における本発明の一実施の形態に係る分波器の特性の一例を示す特性図である。 本発明の一実施の形態に係る分波器の第1の変形例の構成を示す回路図である。 本発明の一実施の形態に係る分波器の第2の変形例の構成を示す回路図である。 本発明の一実施の形態に係る分波器の第3の変形例の構成を示す回路図である。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。始めに、図1を参照して、本発明の一実施の形態に係る分波器の構成について説明する。本実施の形態に係る分波器1は、第1の周波数帯域内の周波数の第1の信号と、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域内の周波数の第2の信号を分離するものである。分波器1は、共通ポート2と、第1の信号ポート3と、第2の信号ポート4とを備えている。
分波器1は、更に、共通ポート2と第1の信号ポート3との間に設けられた移相器10と、共通ポート2と第2の信号ポート4との間に設けられたノッチフィルタ20と、共通ポート2とノッチフィルタ20との間に設けられた整合回路30と、第1の信号ポート3に接続されたバンドパスフィルタ40とを備えている。ノッチフィルタ20は、第1の信号の通過を阻止する。
バンドパスフィルタ40は、弾性波共振器を用いて構成され、第1の信号を選択的に通過させ、第2の信号の通過を阻止する。すなわち、バンドパスフィルタ40は、第1の周波数帯域と一致するか、第1の周波数帯域よりもわずかに広い通過帯域を有している。弾性波共振器とは、弾性波素子を用いて構成された共振器である。弾性波素子とは、弾性波を利用した素子である。弾性波素子は、弾性表面波を利用する弾性表面波素子でもよいし、バルク弾性波を利用するバルク弾性波素子でもよい。弾性表面波素子が圧電体の表面を伝播する音波(弾性表面波)を利用しているのに対し、バルク弾性波素子は、圧電体の内部を伝播する音波(バルク弾性波)を利用するものである。一般的に、弾性波共振器は、インダクタとキャパシタを用いて構成されたLC共振器に比べて、急峻な周波数特性、すなわち大きなQ値を実現するのに適している。
ここで、共通ポート2と第1の信号ポート3との間の信号経路を第1の信号経路と呼び、共通ポート2と第2の信号ポート4との間の信号経路を第2の信号経路と呼ぶ。第1の信号は、第1および第2の信号経路のうち、第1の信号経路を選択的に通過する。第2の信号は、第1および第2の信号経路のうち、第2の信号経路を選択的に通過する。
第1の周波数帯域は、例えば、全地球測位システムで使用されている1.6GHz近傍の狭い周波数帯域である。第2の周波数帯域は、例えば、携帯電話機や無線LAN等で使用されている約1.8〜2.7GHzの周波数帯域である。
移相器10は、共通ポート2と第1の信号ポート3とを接続する第1の経路と、第1の経路とグランドとを接続する第2の経路とを有している。第1の経路は、1つ以上のキャパシタを含むがインダクタを含まない。第2の経路は、インダクタを含むがキャパシタを含まない。本実施の形態では特に、第1の経路は、直列に接続された第1のキャパシタC11と第2のキャパシタC12を含み、第2の経路は、第1のキャパシタC11と第2のキャパシタC12の接続点とグランドとの間に設けられたインダクタL11のみを含んでいる。
移相器10は、第1の信号ポート3にバンドパスフィルタ40が接続された状態で、第1の周波数帯域に関しては、共通ポート2から見た第1の信号経路の反射係数の絶対値が0またはその近傍の値になり、第2の周波数帯域に関しては、共通ポート2から見た第1の信号経路の反射係数が1またはその近傍の値になるように、第1の信号経路のインピーダンス特性を調整する。
本実施の形態では特に、第2の周波数帯域は、第1の周波数帯域よりも高い周波数帯域であり、第2の周波数帯域において、第1の信号ポート3からバンドパスフィルタ40を見たときの反射係数の虚数部は負の値である。移相器10は、第2の周波数帯域において、第1の信号ポート3からバンドパスフィルタ40を見たときの反射係数に比べて、共通ポート2からバンドパスフィルタ40を見たときの反射係数の実数部を1に近づけ、共通ポート2からバンドパスフィルタ40を見たときの反射係数の虚数部を0に近づける。
ノッチフィルタ20は、例えば、並列に接続されたインダクタL21とキャパシタC21によって構成されている。整合回路30は、例えば、インダクタL31とキャパシタC31によって構成されている。インダクタL31の一端は、共通ポート2に接続されている。キャパシタC31の一端は、インダクタL31の他端に接続されている。キャパシタC31の他端は、グランドに接続されている。インダクタL21の一端とキャパシタC21の一端は、インダクタL31の他端に接続されている。インダクタL21の他端とキャパシタC21の他端は、第2の信号ポート4に接続されている。
ノッチフィルタ20における最も減衰量が大きい周波数は、バンドパスフィルタ40の通過帯域内に存在する。バンドパスフィルタ40の通過帯域は、バンドパスフィルタ40の通過減衰特性において、減衰量の最小値に比べて減衰量が3dBだけ増加するときの2つの周波数の間の帯域である。整合回路30は、第2の周波数帯域に関しては、共通ポート2から見た第2の信号経路の反射係数の絶対値が0またはその近傍の値になり、第1の周波数帯域に関しては、共通ポート2から見た第2の信号経路の反射係数が1またはその近傍の値になるように、第2の信号経路のインピーダンス特性を調整する。
分波器1は、積層された複数の誘電体層と複数の導体層とを含む積層体を用いて構成されていてもよい。この場合、共通ポート2、第1の信号ポート3および第2の信号ポート4は、積層体の外周部に配置されていてもよい。また、積層体の外周部には、グランドに接続される端子が設けられていてもよい。バンドパスフィルタ40は、積層体に搭載されていてもよいし、積層体とは別体にされていてもよい。
なお、本実施の形態に係る分波器1は、バンドパスフィルタ40を含んでいなくてもよい。すなわち、分波器1は、バンドパスフィルタ40を含まない態様でも使用することが可能である。これについては、後で詳しく説明する。
次に、本実施の形態に係る分波器1の作用について説明する。この分波器1では、第1の信号ポート3に接続されたバンドパスフィルタ40が第1の信号を選択的に通過させ、第2の信号経路に設けられたノッチフィルタ20が第1の信号の通過を阻止するため、第1の信号は、第1および第2の信号経路のうち、第1の信号経路を選択的に通過する。第1の信号経路を通過する第1の信号は、バンドパスフィルタ40も通過する。また、バンドパスフィルタ40を第1の信号ポート3に接続した状態では、第2の信号は、第1および第2の信号経路のうち、第2の信号経路を選択的に通過する。
図2に、第1の信号ポート3にバンドパスフィルタ40が接続された状態における分波器1の特性の一例を示す。図3は、図2に示した特性の一部を拡大して示している。図2および図3において、横軸は周波数、縦軸は減衰量である。図2および図3において、符号51を付した曲線は、第1の信号経路の通過減衰特性を示している。また、符号52を付した曲線は第2の信号経路の通過減衰特性を示している。
次に、第1および第2の比較例の分波器と比較しながら、本実施の形態に係る分波器1の効果について説明する。初めに、図4を参照して、第1の比較例の分波器101の構成について説明する。分波器101は、本実施の形態に係る分波器1における移相器10の代わりに、インダクタL120およびローパスフィルタ110を備えている。また、分波器101は、本実施の形態に係る分波器1における整合回路30およびノッチフィルタ20に代わりに、ハイパスフィルタ130を備えている。
インダクタL120の一端は、共通ポート2に接続されている。ローパスフィルタ110は、インダクタL111とキャパシタC111,112によって構成されている。インダクタL111とキャパシタC111,112の各一端は、インダクタL120の他端に接続されている。インダクタL111とキャパシタC111の各他端は、第1の信号ポート3に接続されている。キャパシタC112の他端は、グランドに接続されている。
ローパスフィルタ110は、第1の信号を通過させ、第2の信号の通過を阻止する。インダクタL120は、第1の信号ポート3にバンドパスフィルタ40が接続された状態で、第1の周波数帯域に関しては、共通ポート2から見た第1の信号経路の反射係数の絶対値が0またはその近傍の値になり、第2の周波数帯域に関しては、共通ポート2から見た第1の信号経路の反射係数が1またはその近傍の値になるように、第1の信号経路のインピーダンス特性を調整する。
ハイパスフィルタ130は、キャパシタC131,C132,C133とインダクタL131によって構成されている。キャパシタC131の一端は、共通ポート2に接続されている。キャパシタC132,C133の各一端は、キャパシタC131の他端に接続されている。キャパシタC132の他端は、第2の信号ポート4に接続されている。インダクタL131の一端は、キャパシタC133の他端に接続されている。インダクタL131の他端は、グランドに接続されている。ハイパスフィルタ130は、第2の信号を通過させ、第1の信号の通過を阻止する。
図5に、第1の信号ポート3にバンドパスフィルタ40が接続された状態における分波器101の特性の一例を示す。図6は、図5に示した特性の一部を拡大して示している。図5および図6において、横軸は周波数、縦軸は減衰量である。図5および図6において、符号151を付した曲線は、第1の信号経路の通過減衰特性を示している。また、符号152を付した曲線は第2の信号経路の通過減衰特性を示している。
次に、第1の比較例の分波器101の問題点について説明する。ローパスフィルタ110とハイパスフィルタ130では、通過帯域のうちの遮断周波数に近い周波数領域における減衰量が比較的大きくなる。この減衰量が小さくなるようなフィルタ110,130を実現しようとすると、フィルタ110,130が大型化する。第1の周波数帯域と第2の周波数帯域が比較的近い場合、ローパスフィルタ110の通過帯域のうちの遮断周波数に近い周波数領域と第1の周波数帯域がオーバーラップし、ハイパスフィルタ130の通過帯域のうちの遮断周波数に近い周波数領域と第2の周波数帯域がオーバーラップする。そのため、分波器101では、第1の周波数帯域における第1の信号経路の挿入損失と、第2の周波数帯域における第2の信号経路の挿入損失が共に大きくなるか、これらの挿入損失を小さくしようとするとフィルタ110,130が大型化するという問題点がある。
図5および図6に示した分波器101の特性の例では、第1の周波数帯域内の1.575GHzと1.61GHzにおける第1の信号経路の挿入損失は、それぞれ1.79dBと2.67GHzである。また、この例では、第2の周波数帯域内の1.805GHzにおける第2の信号経路の挿入損失は、1.32GHzである。
次に、分波器101と比較したときの本実施の形態に係る分波器1の効果について説明する。分波器1における第1の信号経路は、LCフィルタからなるローパスフィルタを含まず、移相器10を含んでいる。また、分波器1における第2の信号経路は、LCフィルタからなるハイパスフィルタを含まず、整合回路30およびノッチフィルタ20を含んでいる。分波器1では、このようにローパスフィルタおよびハイパスフィルタを含んでいないが、前述のように、第1の信号ポート2にバンドパスフィルタ40を接続することにより、第1の周波数帯域内の周波数の第1の信号を、第1および第2の信号経路のうち、第1の信号経路を選択的に通過させ、第2の周波数帯域内の周波数の第2の信号を、第1および第2の信号経路のうち、第2の信号経路を選択的に通過させることが可能になる。
本実施の形態における移相器10は、共通ポート2と第1の信号ポート3とを接続する第1の経路と、第1の経路とグランドとを接続する第2の経路とを有し、第1の経路は、1つ以上のキャパシタを含むがインダクタを含んでいない。この移相器10では、広い周波数範囲にわたって減衰量が小さい。そのため、移相器10は、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域が比較的近い場合でも、第1の比較例の分波器101におけるローパスフィルタ110に比べて、第1の周波数帯域における減衰量を小さくすることができる。そのため、分波器1では、分波器101に比べて、第1の周波数帯域における第1の信号経路の挿入損失を小さくすることが可能になる。
また、ノッチフィルタ20では、ノッチフィルタ20の狭い阻止帯域以外における減衰量が小さい。そのため、ノッチフィルタ20は、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域が比較的近い場合でも、第1の比較例の分波器101におけるハイパスフィルタ130に比べて、第2の周波数帯域における減衰量を小さくすることができる。そのため、分波器1では、分波器101に比べて、第2の周波数帯域における第2の信号経路の挿入損失を小さくすることが可能になる。
図2および図3に示した例では、第1の周波数帯域内の1.575GHzと1.61GHzにおける第1の信号経路の挿入損失は、それぞれ1.42dBと2.23GHzである。また、この例では、第2の周波数帯域内の1.804GHzにおける第2の信号経路の挿入損失は、0.84GHzである。このように、分波器1では、分波器101に比べて、第1の周波数帯域における第1の信号経路の挿入損失と、第2の周波数帯域における第2の信号経路の挿入損失のいずれをも小さくすることが可能になる。
次に、第2の比較例の分波器の構成と問題点について説明する。第2の比較例の分波器は、特許文献1に記載された技術を用いて、本実施の形態における移相器10の代わりに、インダクタのみによって構成された移相器を設けた構成としたものである。
一般的に、弾性波共振器を用いて構成されたバンドパスフィルタ40では、その通過帯域よりも高く、且つ通過帯域に近い第2の周波数帯域において、第1の信号ポート3からバンドパスフィルタ40を見たときの反射係数の虚数部は負の値となる。言い換えると、第2の周波数帯域において第1の信号ポート3からバンドパスフィルタ40を見たときのインピーダンスは、スミスチャートにおいて下半分の領域(反射係数の虚数部が負の値である領域)に存在する。これは、本実施の形態および第2の比較例にも当てはまる。
第2の比較例では、インダクタのみによって構成された移相器は、第2の周波数帯域において、第1の信号ポート3からバンドパスフィルタ40を見たときの反射係数に比べて、共通ポート2からバンドパスフィルタ40を見たときの反射係数の実数部を1に近づけ、共通ポート2からバンドパスフィルタ40を見たときの反射係数の虚数部を0に近づける。信号経路に直列に設けられたインダクタは、スミスチャート上で、インピーダンスを時計回り方向に回転させる。従って、第2の比較例における移相器は、スミスチャート上で、第2の周波数帯域において第1の信号ポート3からバンドパスフィルタ40を見たときのインピーダンスに比べて、第2の周波数帯域において共通ポート2からバンドパスフィルタ40を見たときのインピーダンスを、時計回り方向に180°よりも大きい角度だけ回転させる必要がある。そのため、移相器を構成するインダクタとして、大きなインダクタンスを有するものが必要になる。第2の比較例では、このようなインダクタが、共通ポート2と第1の信号ポート3とを接続する第1の経路に挿入されているため、第1の周波数帯域における第1の信号経路の挿入損失が大きくなるという問題点がある。
本実施の形態における移相器10では、キャパシタC11,C12とインダクタL11は、いずれも、スミスチャート上で、インピーダンスを反時計回り方向に回転させる。従って、本実施の形態における移相器10は、スミスチャート上で、第2の周波数帯域において第1の信号ポート3からバンドパスフィルタ40を見たときのインピーダンスに比べて、第2の周波数帯域において共通ポート2からバンドパスフィルタ40を見たときのインピーダンスを、反時計回り方向に180°よりも小さい角度だけ回転させればよい。移相器10では、第2の比較例における移相器のように第1の経路に挿入されたインダクタを含んでいない。そのため、本実施の形態における移相器10は、第2の比較例における移相器に比べて、第1の周波数帯域における第1の信号経路の挿入損失の増加を抑制することができる。
以上のことから、本実施の形態によれば、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域が比較的近い場合において、第1の周波数帯域内の周波数の第1の信号と第2の周波数帯域内の周波数の第2の信号を分離するのに適した分波器1であって、低損失化および小型化が可能な分波器1を実現することが可能になる。
なお、ここまでは、第2の周波数帯域が第1の周波数帯域よりも高い周波数帯域である場合について説明してきた。しかし、本実施の形態に係る分波器1は、第2の周波数帯域が第1の周波数帯域よりも低い周波数帯域である場合にも適用することができる。以下、これについて、図2を参照して説明する。図2に示した例では、第2の信号経路の通過減衰特性において、減衰量の最小値と比べたときの減衰量の増加量が3dB以下となり、且つ第1の信号経路の通過減衰特性において、減衰量の最小値と比べたときの減衰量の増加量が3dBよりも十分に大きい周波数帯域が、1.6GHz近傍の第1の周波数帯域に対して高周波数側のみならず、低周波数側にも存在する。そのため、分波器1は、例えば、第1の周波数帯域を1.6GHz近傍の周波数帯域とし、第2の周波数帯域を第1の周波数帯域よりも低い周波数帯域として、第1の周波数帯域内の周波数の第1の信号と、第2の周波数帯域内の周波数の第2の信号とを分離する分波器として使用することが可能である。この場合、第1の信号は、第1および第2の信号経路のうち、第1の信号経路を選択的に通過し、第2の信号は、第1および第2の信号経路のうち、第2の信号経路を選択的に通過する。図2に示した例では、第2の信号経路は、約0.5〜1.0GHzの周波数帯域内の周波数の信号を通過させる。この場合、第2の周波数帯域を、例えば、携帯電話機等で使用される約0.7〜1.0GHzの周波数帯域とすることができる。
また、本実施の形態に係る分波器1は、バンドパスフィルタ40を含まない態様で、第2の周波数帯域が第1の周波数帯域よりも低い周波数帯域である場合に適用することができる。以下、これについて、図7を参照して説明する。図7は、バンドパスフィルタ40を含まない場合における分波器1の特性の一例を示す特性図である。図7において、横軸は周波数、縦軸は減衰量である。図7において、符号61を付した曲線は、第1の信号経路の通過減衰特性を示している。また、符号62を付した曲線は第2の信号経路の通過減衰特性を示している。
図7に示した例では、第1の信号経路の通過減衰特性において、減衰量の最小値と比べたときの減衰量の増加量が3dB以下となり、且つ第2の信号経路の通過減衰特性において、減衰量の最小値と比べたときの減衰量の増加量が3dBよりも十分に大きい周波数帯域が1.6GHz近傍に存在する。また、図7に示した例では、第2の信号経路の通過減衰特性において、減衰量の最小値と比べたときの減衰量の増加量が3dB以下となり、且つ第1の信号経路の通過減衰特性において、減衰量の最小値と比べたときの減衰量の増加量が3dBよりも十分に大きい周波数帯域が約0.5〜1.0GHzに存在する。そのため、バンドパスフィルタ40を含まない態様の分波器1は、例えば、第1の周波数帯域を1.6GHz近傍の周波数帯域とし、第2の周波数帯域を約0.7〜1.0GHzの周波数帯域として、第1の周波数帯域内の周波数の第1の信号と、第2の周波数帯域内の周波数の第2の信号とを分離する分波器として使用することが可能である。この場合、第1の信号は、第1および第2の信号経路のうち、第1の信号経路を選択的に通過し、第2の信号は、第1および第2の信号経路のうち、第2の信号経路を選択的に通過する。
以下、本実施の形態に係る分波器1の第1ないし第3の変形例について説明する。始めに、図8を参照して、分波器1の第1の変形例について説明する。図8は、分波器1の第1の変形例の構成を示す回路図である。第1の変形例に係る分波器1は、移相器10の構成が、図1に示した分波器1と異なっている。第1の変形例に係る分波器1における移相器10は、共通ポート2と第1の信号ポート3とを接続する第1の経路と、第1の経路とグランドとを接続する第2の経路とを有している。第1の経路は、1つのキャパシタC12のみを含んでいる。キャパシタC12の一端は共通ポート2に接続され、キャパシタC12の他端は第1の信号ポート3に接続されている。第2の経路は、キャパシタC12の一端とグランドとの間に設けられたインダクタL11のみを含んでいる。第1の変形例における移相器10の作用は、図1に示した移相器10と同様である。
なお、第1の変形例に係る分波器1は、第2の周波数帯域が第1の周波数帯域よりも低い周波数帯域である場合に適用することはできない。それは、第1の変形例における移相器10が図1に示したキャパシタC11を含んでいないため、第1の周波数帯域よりも低い周波数帯域内の周波数の信号の一部が、インダクタL11を経由してグランドに流れるためである。第1の変形例に係る分波器1におけるその他の構成、作用および効果は、図1に示した分波器1と同様である。
次に、図9を参照して、分波器1の第2の変形例について説明する。図9は、分波器1の第2の変形例の構成を示す回路図である。第2の変形例に係る分波器1は、整合回路30の構成が、図1に示した分波器1と異なっている。第2の変形例に係る分波器1における整合回路30は、図1に示したキャパシタC31を含まず、図1に示したインダクタL31のみを含んでいる。第2の変形例における整合回路30の作用は、図1に示した整合回路30と同様である。第2の変形例に係る分波器1におけるその他の構成、作用および効果は、図1に示した分波器1と同様である。
次に、図10を参照して、分波器1の第3の変形例について説明する。図10は、分波器1の第3の変形例の構成を示す回路図である。第3の変形例に係る分波器1は、整合回路30の構成とノッチフィルタ20の構成が、図1に示した分波器1と異なっている。第3の変形例における整合回路30は、第2の変形例における整合回路30と同様に、図1に示したキャパシタC31を含まず、図1に示したインダクタL31のみを含んでいる。インダクタL31の一端は、共通ポート2に接続されている。インダクタL31の他端は、第2の信号ポート4に接続されている。
また、第3の変形例におけるノッチフィルタ20は、キャパシタC22とインダクタL22によって構成されている。キャパシタC22の一端は、第2の信号ポート4に接続されている。インダクタL22の一端は、キャパシタC22の他端に接続されている。インダクタL22の他端は、グランドに接続されている。第3変形例に係る分波器1におけるノッチフィルタ20の作用は、図1に示したノッチフィルタ20と同様である。第3の変形例に係る分波器1におけるその他の構成、作用および効果は、図1に示した分波器1と同様である。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、本発明の分波器は、互いに周波数帯域が異なる3つ以上の信号を分離する構成であってもよい。この場合、分波器は、上記実施の形態における第1および第2の信号経路の他に、1つ以上の追加の信号経路を備え、各追加の信号経路にフィルタが設けられていてもよい。
1…分波器、2…共通ポート、3…第1の信号ポート、4…第2の信号ポート、10…移相器、20…ノッチフィルタ、30…整合回路、40…バンドパスフィルタ。

Claims (6)

  1. 共通ポートと、
    第1の信号ポートと、
    第2の信号ポートと、
    前記共通ポートと前記第1の信号ポートとの間に設けられた移相器と、
    前記共通ポートと前記第2の信号ポートとの間に設けられ、第1の周波数帯域内の周波数の第1の信号の通過を阻止するノッチフィルタとを備え、
    前記移相器は、前記共通ポートと前記第1の信号ポートとを接続する第1の経路と、前記第1の経路とグランドとを接続する第2の経路とを有し、
    前記第1の経路は、1つ以上のキャパシタを含むがインダクタを含まず、
    前記第2の経路は、インダクタを含むがキャパシタを含まないことを特徴とする分波器。
  2. 前記第1の経路は、直列に接続された第1のキャパシタと第2のキャパシタを含み、前記第2の経路は、前記第1のキャパシタと前記第2のキャパシタの接続点とグランドとの間に設けられたインダクタを含むことを特徴とする請求項1記載の分波器。
  3. 更に、前記第1の信号ポートに接続されたバンドパスフィルタを備え、
    前記バンドパスフィルタは、弾性波共振器を用いて構成され、前記第1の信号を選択的に通過させることを特徴とする請求項1または2記載の分波器。
  4. 前記ノッチフィルタにおける最も減衰量が大きい周波数は、前記バンドパスフィルタの通過帯域内に存在することを特徴とする請求項3記載の分波器。
  5. 前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域において、前記第1の信号ポートから前記バンドパスフィルタを見たときの反射係数の虚数部は負の値であり、
    前記移相器は、前記第2の周波数帯域において、前記第1の信号ポートから前記バンドパスフィルタを見たときの反射係数に比べて、前記共通ポートから前記バンドパスフィルタを見たときの反射係数の実数部を1に近づけ、前記共通ポートから前記バンドパスフィルタを見たときの反射係数の虚数部を0に近づけることを特徴とする請求項3または4記載の分波器。
  6. 前記第2の周波数帯域は、前記第1の周波数帯域よりも高い周波数帯域であることを特徴とする請求項5記載の分波器。
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