JP2015041071A - 画像記録装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】当該装置は、カートリッジ装着部に装着されたカートリッジの使用済状態を検知する検知手段(S15)と、使用済状態が検知されたカートリッジが交換されたことを条件として(S11:Yes)、当該カートリッジの交換時刻を含む交換実績情報を記憶部に記憶させる交換実績管理手段(S12)と、使用済状態が検知されたことを条件として(S15:Yes)、ユーザに対して購入を推奨するカートリッジの個数である推奨個数を算出する手段であって、記憶部に記憶された交換実績情報に基づいて算出される当該カートリッジの交換頻度が高いほど推奨個数を多くする算出手段(S16)と、算出手段によって算出された推奨個数を含む報知情報を出力する出力手段(S17)とを含む。
【選択図】図2
Description
複合機10は、図1に示されるように、プリンタ部11と、表示部13と、操作部14と、通信部16と、CPU17と、記憶部18とを主に備える。また、複合機10を構成する各構成要素は、通信バス19を介して相互に接続されている。プリンタ部11は、画像データによって示される画像を記録媒体に記録するプリント処理を実行する。本実施形態ではインクジェット方式のプリンタ部11の例を説明するが、本発明はこれに限定されず、電子写真方式などの公知の方式を採用することができる。また、複合機10は、原稿に記録されている画像を読み取って画像データを生成するスキャナ機能、スキャナ機能で生成された画像データによって示される画像をプリンタ部11で記録媒体に記録するプリント機能、或いはFAXの送受信を行うFAX機能等をさらに有してもよい。
プリンタ部11は、記録部30と、カートリッジ装着部31とを備える。記録部30は、カートリッジ装着部31に装着されたインクカートリッジに収容されたインクを用いて記録媒体に画像を記録する。カートリッジ装着部31には、インクを収容したインクカートリッジが着脱可能に装着される。なお、インクは着色剤の一例であって、トナー等も着色剤に含まれる。すなわち、インクカートリッジは、着色剤を収容したカートリッジの一例である。
表示部13は、各種情報を表示する表示画面を備える。表示部13の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。
操作部14は、表示部13の表示画面に表示されたオブジェクトを選択するユーザの操作を検知する。具体的には、操作部14は、例えば、複数の押ボタンを有する。操作部14は、押下された押ボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU17へ出力する。さらに、操作部14は、表示部13の表示画面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。すなわち、表示部13がタッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。タッチセンサには、静電容量方式、抵抗膜方式等の周知の方式を採用することができる。その場合、押ボタンは必ずしも必須の構成ではなく、タッチセンサによって押ボタンの機能が代替されてもよい。
通信部16は、LAN103を通じて外部装置と通信を行うためのインタフェースである。例えば、複合機10は、通信部16を通じて端末40から各種指示を受信し、或いは通信部16を通じて端末40に各種情報を送信する。なお、通信部16をLAN103に接続するための通信方式は、有線であってもよいし、無線であってもよい。
CPU(Central Processing Unitの略)17は、複合機10の全体動作を制御するものである。CPU17は、カートリッジ装着部31が備える各種センサ32、33から出力される検知信号、或いは操作部14から出力される操作信号に基づいて、後述する各種プログラムを記憶部18から取得して実行する。すなわち、CPU17及び記憶部18は、制御部の一例を構成する。
記憶部18は、プログラム記憶領域18Aと、データ記憶領域18Bとを有する。プログラム記憶領域18Aには、OS(Operating Systemの略)20と、制御プログラム21とが格納される。なお、制御プログラム21は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。データ記憶領域18Bには、制御プログラム21の実行に必要なデータが記憶される。例えば、データ記憶領域18Bには、図4に示される交換実績テーブルが記憶されている。
端末40は、図1に示されるように、表示部41と、操作部42とを備える。具体的には、端末40は、PC(Personal Computerの略)であってもよいし、携帯電話やタブレット端末等の携帯機器であってもよい。表示部41は、複合機10或いはサービス提供装置101から取得した画像データによって示される画像を表示する。操作部42は、表示部41に表示されたオブジェクトを選択するユーザの操作を検知する。表示部41は、複合機10に接続された表示装置の一例である。
サービス提供装置101は、インクカートリッジのオンライン購入が可能なWebサイトを公開するWebサーバである。すなわち、複合機10のユーザは、端末40を通じてサービス提供装置101で公開されているWebサーバにアクセスし、所定の操作を行うことによって所望のインクカートリッジを購入することができる。インクカートリッジのオンライン購入のフローは公知であるので、本明細書中での詳しい説明は省略する。
図2(A)及び図4を参照して、本実施形態における交換実績管理処理を説明する。交換実績管理処理は、カートリッジ装着部31のインクカートリッジが交換されたことを検知し、交換日時、インク色、型番等を含む交換実績情報を図4に示される交換実績テーブルに記憶させる処理である。交換実績管理処理を実行する複合機10のCPU17は、交換実績管理手段の一例である。
次に、図2(B)及び図3〜図5を参照して、本実施形態における報知情報出力処理を説明する。報知情報出力処理は、複合機10の制御プログラム21は、残量センサ33から出力される検知信号と、図4に示される交換実績テーブルに蓄積された交換実績情報とに基づいて、インクカートリッジを購入すべきことをユーザに対して報知するための報知情報を出力する処理である。報知情報出力処理を実行する複合機10のCPU17は、出力手段の一例である。
本実施形態によれば、インクカートリッジが交換される度に蓄積された交換実績情報に基づいて当該インクカートリッジの交換個数、すなわち交換頻度を算出し、交換頻度が高いほど推奨個数を多くする。これにより、短期間における使用頻度の変動によって推奨個数が不適切な値となるのを抑制することができる。
図3(B)及び図4を参照して、変形例1に係る推奨個数算出処理を説明する。なお、上記の実施形態と同様に、以下の説明では、Bカートリッジの使用済状態がステップS15で検知されたものとし、検知日時が2013年7月12日であったものとする。
図4、図6、及び図7を参照して、変形例2に係る推奨個数算出処理を説明する。なお、上記の実施形態と同様に、以下の説明では、Bカートリッジの使用済状態がステップS15で検知されたものとし、検知日時が2013年7月12日であったものとする。
図4、図7、及び図8を参照して、変形例3に係る推奨個数算出処理を説明する。なお、以下の説明では、Bカートリッジ及びMカートリッジの使用済状態がステップS15で検知されたものとし、検知日時が2013年7月12日であったものとする。
なお、複合機10から端末40に出力される情報は報知情報に限定されない。図4、図9、及び図10を参照して、複合機10から端末40に出力される通知情報の例を説明する。図9に示される通知情報出力処理は、過去に交換されたインクカートリッジの個数をユーザに通知するための通知情報を出力する処理である。通知情報出力処理を実行する複合機10のCPU17は、出力手段の他の例である。
11・・・プリンタ部
17・・・CPU
18・・・記憶部
21・・・制御プログラム
30・・・記録部
31・・・カートリッジ装着部
41・・・表示部
Claims (14)
- 着色剤を収容したカートリッジが着脱可能に装着されるカートリッジ装着部と、
前記カートリッジ装着部に装着されたカートリッジに収容された着色剤を用いて記録媒体に画像を記録する記録部と、
制御部と、を備えており、
前記制御部は、
前記カートリッジ装着部に装着されたカートリッジに収容された着色剤の量が予め定められた閾値量を下回った状態である使用済状態を検知する検知手段と、
前記検知手段によって前記使用済状態が検知されたカートリッジが交換されたことを条件として、当該カートリッジの交換時刻を含む交換実績情報を記憶部に記憶させる交換実績管理手段と、
前記検知手段によって前記使用済状態が検知されたことを条件として、ユーザに対して購入を推奨するカートリッジの個数である推奨個数を算出する手段であって、前記記憶部に記憶された前記交換実績情報に基づいて算出される当該カートリッジの交換頻度が高いほど前記推奨個数を多くする算出手段と、
カートリッジを購入すべきことをユーザに対して報知するための報知情報であって、前記算出手段によって算出された前記推奨個数を含む前記報知情報を出力する出力手段と、を含む画像記録装置。 - 前記算出手段は、前記検知手段によって前記使用済状態が検知された時点から過去に向かう予め定められた閾値期間内に交換されたカートリッジの個数が多い程、前記推奨個数を多くする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記算出手段は、前記記憶部に記憶されている直前の前記交換時刻から前記検知手段によって前記使用済状態が検知されるまでの経過時間が短い程、前記推奨個数を多くする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記カートリッジ装着部は、
第1色の着色剤を収容した第1カートリッジが装着される第1装着部と、
第2色の着色剤を収容した第2カートリッジが装着される第2装着部と、
第3色の着色剤を収容した第3カートリッジが装着される第3装着部と、を備えており、
前記算出手段は、前記交換時刻が前記閾値期間に含まれる前記交換実績情報のうち、
前記第1カートリッジの前記交換実績情報の数である第1交換個数と、
前記第2カートリッジの前記交換実績情報の数である第2交換個数と、
前記第3カートリッジの前記交換実績情報の数である第3交換個数と、を算出し、
前記検知手段によって前記第1カートリッジの前記使用済状態が検知されたことを条件として、前記第1交換個数を、前記第1交換個数、前記第2交換個数、及び前記第3交換個数の最小値で除した値を前記推奨個数とする請求項2に記載の画像記録装置。 - 前記カートリッジ装着部は、
第1色の着色剤を収容した第1カートリッジが装着される第1装着部と、
第2色の着色剤を収容した第2カートリッジが装着される第2装着部と、
第3色の着色剤を収容した第3カートリッジが装着される第3装着部と、を備えており、
前記算出手段は、前記交換時刻が前記閾値期間に含まれる前記交換実績情報のうち、
前記第1カートリッジの前記交換実績情報の数である第1交換個数と、
前記第2カートリッジの前記交換実績情報の数である第2交換個数と、
前記第3カートリッジの前記交換実績情報の数である第3交換個数と、を算出し、
前記検知手段によって前記第1カートリッジの前記使用済状態が検知されたことを条件として、前記第1交換個数を、前記第1交換個数、前記第2交換個数、及び前記第3交換個数の平均値で除した値を前記推奨個数とする請求項2に記載の画像記録装置。 - 前記カートリッジ装着部は、
第1色の着色剤を収容した第1カートリッジが装着される第1装着部と、
第2色の着色剤を収容した第2カートリッジが装着される第2装着部と、
第3色の着色剤を収容した第3カートリッジが装着される第3装着部と、を備えており、
前記算出手段は、前記交換時刻が前記閾値期間に含まれる前記交換実績情報のうち、
前記第1カートリッジの前記交換実績情報の数である第1交換個数と、
前記第2カートリッジの前記交換実績情報の数である第2交換個数と、
前記第3カートリッジの前記交換実績情報の数である第3交換個数と、を算出し、
前記検知手段によって前記第1カートリッジの前記使用済状態が検知されたことを条件として、前記第1交換個数を、前記第1交換個数、前記第2交換個数、及び前記第3交換個数の中央値で除した値を前記推奨個数とする請求項2に記載の画像記録装置。 - 前記カートリッジ装着部は、
第1色の着色剤を収容した第1カートリッジが装着される第1装着部と、
第2色の着色剤を収容した第2カートリッジが装着される第2装着部と、
第3色の着色剤を収容した第3カートリッジが装着される第3装着部と、を備えており、
前記算出手段は、前記交換時刻が前記閾値期間に含まれる前記交換実績情報のうち、
前記第1カートリッジの前記交換実績情報の数である第1交換個数と、
前記第2カートリッジの前記交換実績情報の数である第2交換個数と、
前記第3カートリッジの前記交換実績情報の数である第3交換個数と、を算出し、
前記検知手段によって前記第1カートリッジ及び前記第2カートリッジの前記使用済状態が検知されたことを条件として、前記第1交換個数を前記第1交換個数及び前記第2交換個数の最小値で除した第1推奨個数と、前記第2交換個数を前記最小値で除した第2推奨個数と、前記第3交換個数を前記最小値で除した第3推奨個数とを、前記推奨個数とする請求項2に記載の画像記録装置。 - 前記第1カートリッジ、前記第2カートリッジ、及び前記第3カートリッジは、それぞれが個別に販売されていると共に、前記第1カートリッジ、前記第2カートリッジ、及び前記第3カートリッジそれぞれがi(iは1以上の整数)個ずつ含まれたカートリッジセットとしても販売されており、
前記算出手段は、前記第1交換個数、前記第2交換個数、及び前記第3交換個数が全てi×j(jは1以上の整数)以上であることを条件として、前記第1交換個数、前記第2交換個数、及び前記第3交換個数それぞれからi×jを減じた各値と、前記カートリッジセットの推奨個数であるjとを、前記推奨個数とする請求項7に記載の画像記録装置。 - 前記算出手段は、前記交換時刻が古いほど小さくなる重み係数を用いて前記交換実績情報の数を重み付け加算することによって、前記第1交換個数、前記第2交換個数、及び前記第3交換個数を算出する請求項4から8のいずれかに記載の画像記録装置。
- 前記カートリッジ装着部は、小容量カートリッジと、前記小容量カートリッジより着色剤の容量が大きい大容量カートリッジとを選択的に装着可能であり、
前記小容量カートリッジと前記大容量カートリッジとの交換比率をm(mは2以上の整数):n(nは1以上で且つmより小さい整数)とすると、
前記算出手段は、前記推奨個数がm×α(αは1以上の整数)以上であることを条件として、前記小容量カートリッジの推奨個数である前記推奨個数からm×αを減じた値と、前記大容量カートリッジの推奨個数であるn×αとを、前記推奨個数とする請求項1から9のいずれかに記載の画像記録装置。 - 前記カートリッジ装着部は、
第1色の着色剤を収容した第1カートリッジが装着される第1装着部と、
第2色の着色剤を収容した第2カートリッジが装着される第2装着部と、
第3色の着色剤を収容した第3カートリッジが装着される第3装着部と、を備えており、
前記算出手段は、前記記憶部に記憶されている前記交換実績情報のうち、
前記第1カートリッジの前記交換実績情報の数である第1交換個数と、
前記第2カートリッジの前記交換実績情報の数である第2交換個数と、
前記第3カートリッジの前記交換実績情報の数である第3交換個数と、を算出し、
前記出力手段は、過去に交換されたカートリッジの個数をユーザに通知するための通知情報であって、前記第1交換個数、前記第2交換個数、及び前記第3交換個数を含む前記通知情報をさらに出力する請求項1から10のいずれかに記載の画像記録装置。 - 該画像記録装置は、表示部をさらに備えており、
前記出力手段は、前記表示部に前記報知情報を表示させる請求項1から11のいずれかに記載の画像記録装置。 - 前記出力手段は、該画像記録装置に接続された表示装置に前記報知情報を出力する請求項1から11のいずれかに記載の画像記録装置。
- 着色剤を収容したカートリッジが着脱可能に装着されるカートリッジ装着部と、前記カートリッジ装着部に装着されたカートリッジに収容された着色剤を用いて記録媒体に画像を記録する記録部と、を備える画像記録装置に接続されたコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記カートリッジ装着部に装着されたカートリッジに収容された着色剤の量が予め定められた閾値量を下回った使用済状態を検知する検知ステップと、
前記検知ステップで前記使用済状態が検知されたカートリッジが交換されたことを条件として、当該カートリッジの交換時刻を含む交換実績情報を記憶部に記憶させる交換実績管理ステップと、
前記検知ステップで前記使用済状態が検知されたことを条件として、ユーザに対して購入を推奨するカートリッジの個数である推奨個数を算出するステップであって、前記記憶部に記憶された前記交換実績情報に基づいて算出される当該カートリッジの交換頻度が高いほど前記推奨個数を多くする算出ステップと、
カートリッジを購入すべきことをユーザに対して報知するための報知情報であって、前記算出ステップで算出された前記推奨個数を含む前記報知情報を出力する出力ステップと、を前記コンピュータに実行させるプログラム。
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