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JP2013236750A - 画像処理装置、撮像システム、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像システム、およびプログラム Download PDF

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達也 池上
Toshihiko Koyama
俊彦 小山
Yoshiji Bando
誉司 坂東
Kazuhito Takenaka
一仁 竹中
Hideki Okuda
英樹 奥田
Makoto Hashizume
誠 橋爪
Riichi Ouchida
理一 大内田
Kazutaka Toyoda
和孝 豊田
Shigeyuki Suzuki
薫之 鈴木
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Abstract

【課題】 ノイズを低減したボリュームデータ、またはノイズのボリュームデータを得ることができる画像処理装置、撮像システム、およびプログラムを提供する。
【解決手段】 第1データ処理部21は、DICOMデータセットを入力してボリュームデータを再構築し(S3)、3次元表面モデルを作成し(S5)、3次元表面モデルをポリゴンデータへエクスポートする(S7)。第2データ処理部23は、3次元カメラシステム5から3次元画像データを入力して3次元可視画像モデルを作成する(S9)。マッチング処理部25は、S7およびS9にて作成した3次元ポリゴンモデルの位置合わせを行い(S11〜S13)、両方の3次元ポリゴンモデルが存在する領域を算出する(S14)。そして、S3にて作成したボリュームデータから、S14にて算出した領域に対応する部分を抽出してボリュームデータを再構成する(S15)。
【選択図】図3

Description

本発明は、歯列およびその周囲の画像の撮像画像を処理する画像処理装置に関する。
歯科治療,特にインプラント手術やクラウン・ブリッジなどの補綴物を設計する際には,正確な歯の形状や場合によっては神経管などが走査する位置を把握した上での術前計画の立案が重要となる。
従来、CT装置により撮像したCT画像のデータセットから3次元モデルを形成し、歯科治療等に利用する技術がある(引用文献1参照)。
特表2009−501036号公報
CT装置において、口腔内に金属物を含んだ治療処置をしている場合には、金属部はX線吸収率が非常に高いため、乱反射が起こったような画像、いわゆるメタルアーチファクト(アーチファクト)が現れた画像として構成されてしまう。また、X線の通過距離が大幅に異なる場合などにもアーチファクトが発生してしまう。
アーチファクトが発生すると、本来CT画像として撮像されているべき歯や骨の形態学的かつ解剖学的情報が観察することができなくなり、画像診断の効率と精度を大いに低下させてしまう。また、アーチファクトが発生したCT画像に基づいてボリュームレンダリングを行うと、図4に示すようにアーチファクト45によって歯列43の形状が明確に示されない頭部モデル41の3次元形状モデルが作成されてしまい、歯科治療における精度の高い術前計画の立案が困難になってしまう。
そのため、現状の画像処理装置では、CT画像のDICOMデータセットからアーチファクトがあるスライス画像を除いて表示したり、あるいはソフトウェア上で手動にてノイズとなる領域を塗りつぶしたりすることによってアーチファクトの削減を行っている。また、咬合採得データから歯列の模型を患者ごとに製作し、模型上で実際に歯を切削するなどとしてシミュレーションを行っている場合もある。
このように、現状ではアーチファクトのようなノイズの除去に大きな労力を要する場合があった。
本発明の目的は、ノイズを低減したボリュームデータ、またはノイズのボリュームデータを得ることができる画像処理装置、撮像システム、およびプログラムを提供することである。
上述した問題を解決するためになされた請求項1に記載の画像処理装置は、第1データ処理部(21、S3〜S5、S7)、第2データ処理部(23、S9)、マッチング処理部(25、S11〜S14)および再構成部(27、S15)を備える。
第1データ処理部は、CT撮像装置(3)が撮像したCT画像データに基づく、被験者の少なくとも歯列および顎骨を含む頭部の3次元形状データである第1データを作成する。
第2データ処理部は、撮影対象物の撮像画像および3次元形状を取得可能な3次元カメラシステム(5)にて取得された上記被験者の歯列の3次元形状に基づいて、3次元形状データである第2データを作成する。
マッチング処理部は、第1データに基づく3次元形状モデルと、第2データに基づく3次元形状モデルと、の位置合わせを行い、当該2つの3次元形状モデルの両方が存在する領域、および当該2つの3次元形状モデルのいずれか一方が存在する領域から他方が存在する領域を除いた領域、のうち少なくともいずれか一方の領域を算出する。
そして再構成部は、CT撮像装置が撮像したCT画像データに基づいて作成されるボリュームデータから、マッチング処理部において算出された上記領域に対応する部分を抽出し、ボリュームデータを再構成することを特徴とする。
このように構成された画像処理装置は、第1データに基づく3次元形状モデルと第2データに基づく3次元形状モデルとの両方が存在する領域(加算領域)と、一方のみが存在する領域(減算領域)と、を算出する。
第1データはCT画像データに基づくものであるため、通常では視認できない歯列の奥や顎骨についても3次元形状を取得できるが、アーチファクト等のノイズが生じている場合がある。一方、第2データはCT撮像装置とは撮像の手法が全く異なるため、アーチファクト等のCT画像において生じるノイズが発生しない。即ち、上述した加算領域とはノイズではない領域であり、減算領域とはノイズである領域である。
従って、ボリュームデータから上記加算領域に対応する部分を抽出することで、ノイズが低減されたボリュームデータを得ることができ、また上記減算領域に対応する部分を抽出することで、ノイズ部分のみのボリュームデータを得ることができる。
その結果、精度の高い3次元形状モデルの表示が可能となり、画像診断の効率と精度の向上を図ることができ、歯科治療における精度の高い術前計画の立案が容易となる。
請求項6に記載の撮像システムは、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置と、CT撮像装置と、3次元カメラシステムと、を備えることを特徴とするものであり、このような撮像システムは、上述した情報処理装置の作用効果を奏するものとなる。
また、請求項7に記載のプログラムは、コンピュータに第1〜第4の機能を実現させるためのプログラムである。
第1の機能(S3〜S5、S7)は、CT撮像装置が撮像したCT画像データに基づく、被験者の少なくとも歯列および顎骨を含む頭部の3次元形状データである第1データを作成する。
第2の機能(S9)は、撮影対象物の撮像画像および3次元形状を取得可能な3次元カメラシステムにて取得された上記被験者の歯列の3次元形状に基づいて、3次元形状データである第2データを作成する。
第3の機能(S11〜S14)は、第1データに基づく3次元形状モデルと、第2データに基づく3次元形状モデルと、の位置合わせを行い、当該2つの3次元形状モデルの両方が存在する領域、および当該2つの3次元形状モデルのいずれか一方が存在する領域から他方が存在する領域を除いた領域、のうち少なくともいずれか一方の領域を算出する。
第4の機能(S15)は、CT撮像装置が撮像したCT画像データに基づいて作成されるボリュームデータから、第3の機能において算出された上記領域に対応する部分を抽出し、ボリュームデータを再構成する。
このようなプログラムにより制御されるコンピュータは、請求項1に記載の画像処理装置と同様の作用・効果を奏することができる。
なお上記プログラムは、コンピュータによる処理に適した命令の順番付けられた列からなるものであって、コンピュータに組み込まれるROMやRAMなどに記憶され、これらからコンピュータにロードされて用いられてもよいし、各種記録媒体や通信回線を介してコンピュータにロードされ用いられるものであってもよい。
記録媒体としては、CD−ROMやDVD−ROM等の光ディスク、磁気ディスク、半導体製メモリ等が挙げられる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を
限定するものではない。
画像表示システムの構成を示すブロック図である。 画像処理装置の機能を示す機能ブロック図である。 画像処理装置の機能説明図である。 アーチファクトが発生したCT画像に基づいて作成された3次元表面モデルを模式的に示す図である。 加算処理を模式的に説明する図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[実施例]
(1)全体構成
本実施例の画像表示システム1は、例えばインプラント手術などの歯科治療に用いられるシステムであって、被験者の歯列および顎骨を中心とした頭部の3次元形状を表示するものである。画像表示システム1は、図1に示すように、CT撮像装置3、3次元カメラシステム5、画像処理装置7、および表示入力装置9を備える。CT撮像装置3、3次元カメラシステム5、および画像処理装置7が、本発明における撮像システムの一例である。
CT撮像装置3は、被験者の歯列および顎骨を含む頭部をX線を利用して断層撮影し、それらスライス画像のデータ(CT画像データ)を出力する一般的なCT撮像装置である。そして微小区間ずつ移動して撮像した複数のCT画像データを、DICOM規格に則るDICOMデータセットとして画像処理装置7に出力する。
3次元カメラシステム5は、撮影対象物を異なる視点でステレオ撮影して撮影された可視画像の視差に基づいて対象物の3次元形状のデータを算出して取得するカメラシステムである。この3次元カメラシステム5は、被験者の歯列が明瞭に移るように口腔内を撮像し、算出した歯列の3次元形状を示す3次元画像データを画像処理装置7に出力する。
なお、3次元カメラシステム5としては上述したようなステレオカメラの構成に限定されず、3次元形状を取得できる様々なカメラシステムを用いることができる。例えば、画像を撮像するカメラと距離を計測する計測装置とを一体に備え、3次元形状を示す3次元画像データを出力するカメラシステムを採用してもよい。
画像処理装置7は、CPU11と、CPU11が実行するプログラム等を記憶するROM13と、CPU11によるプログラム実行時に作業領域として使用されるRAM15と、電気的にデータを書換可能なフラッシュメモリやEEPROM等の不揮発性メモリとしてのNVRAM17などを備えるコンピュータシステムとして構成されており、プログラムの実行により所定の処理を実行する。
また画像処理装置7は、図2に示すように、第1データ処理部21、第2データ処理部23、マッチング処理部25、および再構成部27として機能する。
なお、画像処理装置7は1つのCPU,ROM,RAM,NVRAM等を備える構成に限定されるものではない。例えば、上記各機能部それぞれに対応するCPU,ROM,RAM等を備える構成であってもよい。
説明を図1に戻る。表示入力装置9は、画像を出力する液晶ディスプレイ等の一般的な表示装置の表面に入力装置であるタッチパネルが配置されてなるものであり、ユーザに対しての画像の表示出力と、ユーザからの入力操作の受け付けと、を実行することができる。なお画像処理装置7にて作成された各種画像はこの表示入力装置9にて表示される。また表示入力装置9に対するユーザの入力操作を示す信号は画像処理装置7に出力される。
(2)画像表示システムの処理
図3に示す機能説明図に基づいて、画像表示システム1の処理を説明する。画像表示システム1は、CT撮像装置3および3次元カメラシステム5によって1人の被験者の歯列を中心とした頭部を撮影し、画像処理装置7にてアーチファクト等のノイズを除去したボリュームデータ、またはノイズ部分を抽出したボリュームデータを再構成し、表示入力装置9にてその3次元画像を表示する。
CT撮像装置3および3次元カメラシステム5にて取得されたデータはまず画像処理装置7の第1データ処理部21および第2データ処理部23にて個別に処理され、マッチング処理部25にて統合される。
第1データ処理部21側の処理について説明する。まず、CT撮像装置3にて被験者のCT画像を撮像する(S1)。ここでは、撮像位置および撮像方向を変えてスライス画像を撮像し、得られたCT画像データ(DICOMデータセット)を第1データ処理部21に出力する(S2)。
続くS3〜S7は画像処理装置7の第1データ処理部21が実行する、あるいは第1データ処理部21が入力を受け付ける処理である。第1データ処理部21は、DICOMデータセットを入力して、ボクセルデータ内にX線の吸収量を蓄えたデータであるボリュームデータを再構築する(S3)。
次に、ユーザは、ボリュームデータの濃度の閾値指定を行う(S4)。ここでは、ユーザが表示入力装置9に対して閾値の入力を行う。
次に、ボリュームデータにおけるS4にて入力された閾値以上の部分の塊の表面を示す3次元表面モデル(サーフェースレンダリングモデル)を作成する(S5)。このとき、例えば被験者が金属材料を用いた歯科治療をしている場合など、CT画像にアーチファクトが含まれることがある。そのようなCT画像から3次元表面モデルを作成すると、図4に示す頭部モデル41のように、歯列43部分にアーチファクト45(CT画像のアーチファクトに対応するノイズ形状)を含む3次元形状の画像が作成される。
閾値は、歯列、特に前歯の形態的情報が明瞭にできるような閾値を選択する。また閾値は予め定められているものであってもよいし、ボリュームデータの濃度分布等に基づいて自動的に定められるものであってもよい。
次に、S5にて作成された3次元表面モデルから、特徴点を抽出する(S6)。ここでいう特徴点とは、例えば、前歯、犬歯などの歯や顎の先端のように特徴的な形状(例えば鋭角部分)を有する箇所や、輪郭等である。特徴点は1箇所以上抽出される。
特徴点を抽出する方法は特に限定されないが、例えば、3次元表面モデルを表示入力装置9に表示させ、ユーザの入力操作により指定された表示画像上の箇所を特徴点として抽出するように構成してもよい。
また、画像処理によって予め定められた条件を満たす箇所を検出し、その箇所を特徴点として自動的に特徴点を抽出するように構成してもよい。画像処理を行う場合、例えばデータのクリア度等をパラメータ化して特徴点の候補を作り、歯の人体モデルと対比させて特徴点を決定してもよい。
なお、このS6の処理が、本発明における第1抽出部の処理の一例である。即ち、第1データ処理部21は第1抽出部としての機能を有している。
次に、S5にて作成された3次元表面モデルをポリゴンデータへエクスポートする(S7)。ここでは、サーフェースレンダリングモデルから、マーチングキューブ法などを取り入れて3次元形状データであるポリゴンモデルへの変換を行う。この3次元ポリゴンモデルのデータが本発明における第1データの一例である。
なお作成された3次元ポリゴンモデルはベースとなる3次元表面モデルと高い精度で一致するものであるため、S6にて抽出した特徴点は上記3次元ポリゴンモデルの特徴点となる。また、S6に先行してS7の処理を行い、作成した3次元ポリゴンモデルから特徴点を抽出してもよい。
続いて、第2データ処理部23側の処理について説明する。まず、3次元カメラシステム5によって歯列を含む頭部の可視画像を撮像する(S8)。撮像した画像に基づいて算出された3次元画像データは第2データ処理部23に出力される。
次に、第2データ処理部23は、3次元カメラシステム5から3次元画像データを入力して3次元可視画像モデルを作成する(S9)。3次元可視画像モデルとは3次元形状を示す3次元ポリゴンモデルである。図5に、作成された3次元ポリゴンモデルを表す頭部モデル51を示す。頭部モデル51は、撮影対象物である被験者の表面の情報のみを示すものであり、図4に示す頭部モデル41のようなアーチファクトは発生しない。
なお、この3次元ポリゴンモデルのデータが本発明における第2データの一例である。
次に、作成した3次元可視画像モデルから、特徴点を抽出する(S10)。ここで抽出する特徴点は、S6において抽出した特徴点と同じ特徴点である。特徴点を抽出する方法もS6と同様の手法が考えられ、例えば、3次元可視画像モデルを表示入力装置9に表示させ、ユーザの入力操作により指定された表示画像上の箇所を特徴点として抽出するように構成してもよいし、画像処理により自動的に特徴点を抽出するように構成してもよい。
なお、このS10の処理が、本発明における第2抽出部の処理の一例である。即ち、第2データ処理部23は第2抽出部としての機能を有している。
続いて、マッチング処理部25による処理について説明する。S11〜S14がマッチング処理部25による処理である。
まず、S7およびS9にて作成した3次元ポリゴンモデルについて、サーフェースベースレジストレーション(Surface−based registration)により位置合わせを行う(S11)。ここでは、S6およびS10にて抽出した特徴点を参照しつつ、サーフェースベースレジストレーション法を基本として、Head and Hat法やICP法などを適用して、倍率、位置と姿勢を考慮した変換行列を算出する。
次に、再レジストレーションが必要か否か、即ち位置合わせが成功したか否かを判断する(S12)。再レジストレーションが必要でなければ(S12:NO)、S14に移行する。一方、再レジストレーションが必要であれば(S12:YES)、S6およびS10にて抽出した特徴点を用いてポイントベースレジストレーション(Point−based registration)を行い(S13)、精度の高いレジストレーションを行った後、S14に移行する。
次に、加算処理または減算処理を行う(S14)。
加算処理とは、S11〜S13にてレジストレーションを行った2つの3次元ポリゴンモデルについて、両方の3次元ポリゴンモデルが存在する領域を算出する処理である。ここでいう領域とは3次元空間における範囲である。加算処理を行った場合に算出される領域は、アーチファクトなどのノイズが存在しない範囲である。
一方、減算処理とは、2つの3次元ポリゴンモデルのいずれか一方が存在する領域から他方が存在する領域を除いた領域を算出する処理である。減算処理を行った場合に算出される領域は、アーチファクトなどのノイズが存在する範囲である。加算処理および減算処理の処理を行うかは、ユーザが任意で決定することができる。
図5を用いて加算処理のイメージを説明する。頭部モデル61はS7にて作成された3次元ポリゴンモデルであり、歯列63にアーチファクト65(CT画像のアーチファクトに対応するノイズ形状)が存在する。頭部モデル51は上述したようにS9にて作成されたモデルである。これら2つの頭部モデルを加算処理して両方が存在する領域を算出すると、頭部モデル71のように歯列73にノイズのない骨部分のみとなる。頭部モデル61に存在する骨周りの皮膚や肉、および頭部モデル61に存在するアーチファクト65は、両方に存在しないため除去される。なお、頭部モデル61から頭部モデル51を減算する減算処理を行った場合には、アーチファクト65のみが残ることとなる。
なお、アーチファクトが発生しうる範囲が限られたものであることが予め判明している場合には、加算処理や減算処理を行う範囲をその範囲に限定してもよい。例えば頭部モデル51における口腔近傍領域53のみを処理の対象とすることが考えられる。
また、予め標準形状の人体モデル(3次元形状モデル)を準備しておき、その人体モデルと比較して形状が大きく異なる部分は除去するように構成してもよい。
続いて、再構成部27により、ボリュームデータを再構成する(S15)。ここでは、S3にて作成したボリュームデータから、S14にて算出した領域に対応する部分を抽出してボリュームデータを再構成する。そして、ボリュームレンダリングやサーフェースレンダリングを行って視覚可能とし、得られた画像データを表示入力装置9に出力する。
次に、表示入力装置9によって、S15にて再構成し視覚可能とされたボリュームデータを表示する(S16)。その後、処理を終了する。
ところで、表示入力装置9が表示する情報はボリュームデータに限られず、他の情報を出力してもよい。例えば、図5に示す頭部モデル71を表示してもよいし、S5にて作成した3次元表面モデルをベースに、その一部(例えば口腔近傍)のみをS9にて作成した3次元可視画像モデルに置き換えた画像を作成して表示してもよい。
(3)効果
本実施例の画像表示システム1は、CT撮像装置3により撮像されたデータに基づく3次元表面モデルと、3次元カメラシステム5により撮像されたデータに基づく3次元可視画像モデルと、をS14にて加算処理または減算処理することによって、アーチファクトなどのノイズを低減したボリュームデータ、あるいはノイズ部分のみを取り出したボリュームデータを作成することができる。
また、S11〜S13による位置合わせは、3次元表面モデルおよび3次元可視画像モデルの特徴点を抽出した上で、それらの特徴点を用いて(例えば特徴点同士を一致させることで)位置合わせを行い、さらに、3次元表面モデルを3次元ポリゴンモデルに変換して3次元可視画像モデルと同様のデータ形式とした上で位置合わせを行うため、高い精度で位置合わせを行うことができる。
また、S6またはS10において、特徴点はユーザの入力指示に基づいて、あるいは画像処理によって抽出される。ユーザの入力指示に基づいて特徴点を抽出する場合は、3次元ポリゴンモデルごとに抽出される特徴点の位置が異なることが抑制されるため、特徴点自体の共通性が高まり高い精度で位置合わせを行うことができる。一方画像処理によって抽出する場合は、ユーザの操作負担を低減することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施例においては、S7およびS9にて3次元ポリゴンモデルを作成する構成を例示したが、位置合わせ(S11〜S13)および加算処理・減算処理(S14)が可能であれば、ポリゴンモデルのデータ以外のデータ形式であってもよいし、S7,S9にて作成されるモデル同士のデータ形式が異なっていてもよい。
また、例えばS5において、必要に応じて、「アーチファクトの発生したスライス(CT画像)を手動で除く」、「3次元空間的に不要な部位を塗りつぶす」、「手動でROI(Region of Interest)部分を抽出する」といった処理を行ってもよい。このような処理を行うことによって、高精度の半自動特徴点抽出処理が実現できる。
また、S14において、2つの3次元ポリゴンモデルが被験者の同一範囲を示していないとき、例えば一方は頭部全体の3次元形状であり、他方は口腔付近の3次元形状のモデルである場合などは、狭いモデルの範囲において、加算処理または減算処理を行ってもよい。このように構成すると処理負担が軽減されるうえ、所望のデータを適切に取得することができる。
また、S15において、アーチファクト等のノイズが残っている場合には、手動で除去部分を指定して削除するように構成してもよい。
1…画像表示システム、3…CT撮像装置、5…3次元カメラシステム、7…画像処理装置、9…表示入力装置、21…第1データ処理部、23…第2データ処理部、25…マッチング処理部、27…再構成部、41…頭部モデル、43…歯列、45…アーチファクト、51…頭部モデル、53…口腔近傍領域、61…頭部モデル、63…歯列、65…アーチファクト、71…頭部モデル、73…歯列

Claims (7)

  1. CT撮像装置(3)が撮像したCT画像データに基づく、被験者の少なくとも歯列および顎骨を含む頭部の3次元形状データである第1データを作成する第1データ処理部(21、S3〜S5、S7)と、
    撮影対象物の3次元形状を取得可能な3次元カメラシステム(5)にて取得された前記被験者の歯列の3次元形状に基づいて、3次元形状データである第2データを作成する第2データ処理部(23、S9)と、
    前記第1データに基づく3次元形状モデルと、前記第2データに基づく3次元形状モデルと、の位置合わせを行い、当該2つの3次元形状モデルの両方が存在する領域、および当該2つの3次元形状モデルのいずれか一方が存在する領域から他方が存在する領域を除いた領域、のうち少なくともいずれか一方の領域を算出するマッチング処理部(25、S11〜S14)と、
    前記CT撮像装置が撮像したCT画像データに基づいて作成されるボリュームデータから、前記マッチング処理部において算出された前記領域に対応する部分を抽出し、ボリュームデータを再構成する再構成部(27、S15)と、を備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1データに基づく3次元形状モデルの特徴点を抽出する第1抽出部(S6)と、
    前記第2データに基づく3次元形状モデルの特徴点を抽出する第2抽出部(S10)と、を備え、
    前記マッチング処理部は、前記第1抽出部および前記第2抽出部により抽出された特徴点の位置を参照して前記位置合わせを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1データ処理部および/または前記第2データ処理部は、ユーザの入力操作により指定された箇所を前記特徴点として抽出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1データ処理部および/または前記第2データ処理部は、前記第1データに基づく3次元形状モデルまたは前記第2データに基づく3次元形状モデルから、予め定められた条件を満たす箇所を画像処理により検出し、当該検出された箇所を前記特徴点として抽出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1データおよび前記第2データは、3次元ポリゴンモデルデータである
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    CT撮像装置と、
    3次元カメラシステムと、を備える
    ことを特徴とする撮像システム。
  7. CT撮像装置が撮像したCT画像データに基づく、被験者の少なくとも歯列および顎骨を含む頭部の3次元形状データである第1データを作成する第1の機能(S3〜S5、S7)と、
    撮影対象物の3次元形状を取得可能な3次元カメラシステムにて取得された前記被験者の歯列の3次元形状に基づいて、3次元形状データである第2データを作成する第2の機能(S9)と、
    前記第1データに基づく3次元形状モデルと、前記第2データに基づく3次元形状モデルと、の位置合わせを行い、当該2つの3次元形状モデルの両方が存在する領域、および当該2つの3次元形状モデルのいずれか一方が存在する領域から他方が存在する領域を除いた領域、のうち少なくともいずれか一方の領域を算出する第3の機能(S11〜S14)と、
    前記CT撮像装置が撮像したCT画像データに基づいて作成されるボリュームデータから、前記第3の機能において算出された前記領域に対応する部分を抽出し、ボリュームデータを再構成する第4の機能(S15)と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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